JPH079222Y2 - テープ駆動装置 - Google Patents
テープ駆動装置Info
- Publication number
- JPH079222Y2 JPH079222Y2 JP1988145844U JP14584488U JPH079222Y2 JP H079222 Y2 JPH079222 Y2 JP H079222Y2 JP 1988145844 U JP1988145844 U JP 1988145844U JP 14584488 U JP14584488 U JP 14584488U JP H079222 Y2 JPH079222 Y2 JP H079222Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- data cartridge
- drive roller
- tape
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープ駆動装置に係り、特にデータカートリッ
ジ前面部に磁気テープを駆動する駆動ローラを有してな
るデータカートリッジを用いるテープレコーダ等に適用
されるテープ駆動装置に関する。
ジ前面部に磁気テープを駆動する駆動ローラを有してな
るデータカートリッジを用いるテープレコーダ等に適用
されるテープ駆動装置に関する。
従来の技術 一般に、データカートリッジ内に磁気テープが巻回され
た一対のリールを配設すると共に、データカートリッジ
前面部に駆動ローラを有し、この駆動ローラと上記一対
のリールを駆動ベルトで連結した構成のデータカートリ
ッジが知られている。このデータカートリッジは、テー
プ駆動装置により駆動ローラが回転付勢され、これによ
り駆動ベルトを介してリールが駆動して磁気テープが走
行する構成とされている。
た一対のリールを配設すると共に、データカートリッジ
前面部に駆動ローラを有し、この駆動ローラと上記一対
のリールを駆動ベルトで連結した構成のデータカートリ
ッジが知られている。このデータカートリッジは、テー
プ駆動装置により駆動ローラが回転付勢され、これによ
り駆動ベルトを介してリールが駆動して磁気テープが走
行する構成とされている。
この種のデータカートリッジ及び従来におけるテープ駆
動装置は、例えば特公昭52-14976号公報(特開昭48-155
17号公報)に示されている。同公報にも示されるよう
に、従来におけるテープ駆動装置は、駆動モータをシャ
ーシ下部に配設すると共に、シャーシ上部に位置するデ
ータカートリッジの駆動ローラに上記駆動モータの駆動
力を伝達するためにベルト、プーリ等の種々の部品を用
いていた。
動装置は、例えば特公昭52-14976号公報(特開昭48-155
17号公報)に示されている。同公報にも示されるよう
に、従来におけるテープ駆動装置は、駆動モータをシャ
ーシ下部に配設すると共に、シャーシ上部に位置するデ
ータカートリッジの駆動ローラに上記駆動モータの駆動
力を伝達するためにベルト、プーリ等の種々の部品を用
いていた。
考案が解決しようとする課題 しかるに上記従来のテープ駆動装置では、多くの構成部
品を必要とすると共に大なる配設スペースを要し、この
テープ駆動装置が組み込まれるテープレコーダ、データ
レコーダ等の組立工数が増大し、製品コストも上昇して
しまうという課題があった。
品を必要とすると共に大なる配設スペースを要し、この
テープ駆動装置が組み込まれるテープレコーダ、データ
レコーダ等の組立工数が増大し、製品コストも上昇して
しまうという課題があった。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、構造
の簡単化を図ったテープ駆動装置を提供することを目的
とする。
の簡単化を図ったテープ駆動装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案では、 データカートリッジ前面部に設けられた駆動ローラと係
合し、この駆動ローラを回転付勢することによりリール
を回転させて磁気テープを駆動するテープ駆動装置であ
って、 ステータ部に対しロータ部が外側に配設されると共に、
このロータ部外周に弾性部材が設けられたモータと、 このモータを搭載すると共に、モータをデータカートリ
ッジの装着脱方向に移動しうるようシャーシ上面におい
て移動可能な構成とされたベースと、 このベースを、装着されるデータカートリッジの駆動ロ
ーラに向け押圧付勢するバネ部材とを設け、 上記ベースがバネ部材に付勢されて移動することによ
り、上記モータに設けられた弾性部材が駆動ローラに直
接係合するよう構成したことを特徴とするものである。
合し、この駆動ローラを回転付勢することによりリール
を回転させて磁気テープを駆動するテープ駆動装置であ
って、 ステータ部に対しロータ部が外側に配設されると共に、
このロータ部外周に弾性部材が設けられたモータと、 このモータを搭載すると共に、モータをデータカートリ
ッジの装着脱方向に移動しうるようシャーシ上面におい
て移動可能な構成とされたベースと、 このベースを、装着されるデータカートリッジの駆動ロ
ーラに向け押圧付勢するバネ部材とを設け、 上記ベースがバネ部材に付勢されて移動することによ
り、上記モータに設けられた弾性部材が駆動ローラに直
接係合するよう構成したことを特徴とするものである。
作用 上記構成とされたテープ駆動装置では、ロータ部外周に
弾性部材が設けられたモータをベースに搭載し、このベ
ースがバネ部材の弾性力によりシャーシの上面において
移動することにより弾性部材を駆動ローラに直接係合す
る構成とされているため、弾性部材と駆動ローラとの係
合を確実に行うことができる。
弾性部材が設けられたモータをベースに搭載し、このベ
ースがバネ部材の弾性力によりシャーシの上面において
移動することにより弾性部材を駆動ローラに直接係合す
る構成とされているため、弾性部材と駆動ローラとの係
合を確実に行うことができる。
即ち、仮にモータがシャーシに固定されている構成を想
定すると、弾性部材を駆動ローラに確実に係合させるた
めには、データカートリッジのローディング精度を向上
させる必要がある。一般に、データカートリッジのロー
ディング機構は複雑な構成であり、ローディング機構に
よるローディング精度を向上させるには、ローディング
機構を構成する多数の部品の製造精度を向上させると共
に組立精度を向上させる必要がある。
定すると、弾性部材を駆動ローラに確実に係合させるた
めには、データカートリッジのローディング精度を向上
させる必要がある。一般に、データカートリッジのロー
ディング機構は複雑な構成であり、ローディング機構に
よるローディング精度を向上させるには、ローディング
機構を構成する多数の部品の製造精度を向上させると共
に組立精度を向上させる必要がある。
これに対して本発明の如く、モータを移動可能な構成と
し、弾性部材が駆動ローラに向け移動することにより弾
性部材と駆動ローラとを直接係合する構成とすることに
より、ローディング精度を向上させることなく弾性部材
と駆動ローラとの係合を確実に行うことができる。
し、弾性部材が駆動ローラに向け移動することにより弾
性部材と駆動ローラとを直接係合する構成とすることに
より、ローディング精度を向上させることなく弾性部材
と駆動ローラとの係合を確実に行うことができる。
また、モータの構成をステータ部に対しロータ部が外側
に配設された、所謂アウターロータ型のモータとし、デ
ータカートリッジの駆動ローラをロータ部外周に配設さ
れた弾性部材を介して直接駆動する構成としたことによ
り、従来必要とされたモータから駆動ローラまでモータ
の駆動力を伝達する部品が不要となり、部品点数の削減
及び組立工数の低減を図ることができる。
に配設された、所謂アウターロータ型のモータとし、デ
ータカートリッジの駆動ローラをロータ部外周に配設さ
れた弾性部材を介して直接駆動する構成としたことによ
り、従来必要とされたモータから駆動ローラまでモータ
の駆動力を伝達する部品が不要となり、部品点数の削減
及び組立工数の低減を図ることができる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図は本考案の一実施例であるテープ駆動装置1を用いて
なるテープレコーダ2の平面図である。このテープレコ
ーダ2は、大略すると、テープ駆動装置1,磁気ヘッド3,
及び図示しないデータカートリッジ装着脱機構等から構
成されており、データカートリッジ5を装着し磁気記録
再生を行なうものである。
図は本考案の一実施例であるテープ駆動装置1を用いて
なるテープレコーダ2の平面図である。このテープレコ
ーダ2は、大略すると、テープ駆動装置1,磁気ヘッド3,
及び図示しないデータカートリッジ装着脱機構等から構
成されており、データカートリッジ5を装着し磁気記録
再生を行なうものである。
まず、テープレコーダ2に装着されるデータカートリッ
ジ5について説明する。第2図はデータカートリッジ5
の外観図である。データカートリッジ5は筐体状のカセ
ット本体6の両側部に案内溝6a,6bを有すると共に、下
面前方位置にロック溝7a,7bが形成されている。また、
データカートリッジ5の前面部にはドア8,駆動ローラ9
が配設されている。ドア8はカセット本体6に回動可能
に取り付けられており、通常時は閉められて埃塵の侵入
を防止している。しかるにテープレコーダ2へ装着され
る時、ドア8の左端部8aが案内レール10b(第1図参
照)と係合することにより開蓋し磁気テープ11が露出さ
れる構成とされている(第3図にドア8が開蓋した状態
を示す)。
ジ5について説明する。第2図はデータカートリッジ5
の外観図である。データカートリッジ5は筐体状のカセ
ット本体6の両側部に案内溝6a,6bを有すると共に、下
面前方位置にロック溝7a,7bが形成されている。また、
データカートリッジ5の前面部にはドア8,駆動ローラ9
が配設されている。ドア8はカセット本体6に回動可能
に取り付けられており、通常時は閉められて埃塵の侵入
を防止している。しかるにテープレコーダ2へ装着され
る時、ドア8の左端部8aが案内レール10b(第1図参
照)と係合することにより開蓋し磁気テープ11が露出さ
れる構成とされている(第3図にドア8が開蓋した状態
を示す)。
データカートリッジ5の内部構造を第4図に示す。デー
タカートリッジ5内には磁気テープ11が巻回された一対
のリール12,13が配設されている。またデータカートリ
ッジ5内には、駆動ローラ9及び案内ローラ14,15に張
架された駆動ベルト16が設けられている。この駆動ベル
ト16は、リール12,13に巻回された磁気テープ11a,11bの
外周部と添接している。従って、駆動ローラ9が回転し
駆動ベルト16が移動すると、この駆動ベルト16は巻回さ
れた磁気テープ11a,11bを回転付勢し、これによりリー
ル12,13は駆動し、磁気テープ11は走行する構成とされ
ている。このように磁気テープ11を駆動(走行)する駆
動ローラ9は、データカートリッジ5の前面部に形成さ
れた窓部6cに配設されている。
タカートリッジ5内には磁気テープ11が巻回された一対
のリール12,13が配設されている。またデータカートリ
ッジ5内には、駆動ローラ9及び案内ローラ14,15に張
架された駆動ベルト16が設けられている。この駆動ベル
ト16は、リール12,13に巻回された磁気テープ11a,11bの
外周部と添接している。従って、駆動ローラ9が回転し
駆動ベルト16が移動すると、この駆動ベルト16は巻回さ
れた磁気テープ11a,11bを回転付勢し、これによりリー
ル12,13は駆動し、磁気テープ11は走行する構成とされ
ている。このように磁気テープ11を駆動(走行)する駆
動ローラ9は、データカートリッジ5の前面部に形成さ
れた窓部6cに配設されている。
次に、第1図に戻ってテープレコーダ2の各構成につい
て説明する。
て説明する。
磁気ヘッド3はヘッドホルダ17に取り付けられている。
このヘッドホルダ17はベース18に植設された支軸19,20
に上下方向移動自在に軸承されている。ヘッドホルダ17
及びベース18はコイルスプリング21,22に夫々付勢され
ており、磁気ヘッド3は安定して位置決めされている。
このヘッドホルダ17はベース18に植設された支軸19,20
に上下方向移動自在に軸承されている。ヘッドホルダ17
及びベース18はコイルスプリング21,22に夫々付勢され
ており、磁気ヘッド3は安定して位置決めされている。
次に、本考案の要部となるテープ駆動装置1について説
明する。テープ駆動装置1は、モータ23,ベース24,トー
ションバネ25等からなる、極めて簡単な構成の装置であ
る。
明する。テープ駆動装置1は、モータ23,ベース24,トー
ションバネ25等からなる、極めて簡単な構成の装置であ
る。
モータ23の構造を第5図に示す。モータ23は大略してス
テータ部26とロータ部27とにより構成されている。ステ
ータ部26は、ステータ基材28にコイル29,ベアリング30,
31を配設してなる。またロータ部27はロータ基材32,シ
ャフト33,マグネット34及び弾性部材35等より構成され
ている。シャフト33はロータ基材32に植設されており、
前記したベアリング30,31に軸承されている。マグネッ
ト34は筒形状をなし、同じく有底筒形状のロータ基材32
の内側に取り付けられている。また、ロータ基材32の外
周所定位置には環状の弾性部材35(例えばゴム等よりな
る。図中、梨地で示す)が配設されている。同図に示す
ように、ロータ部27はステータ部26に対して外側に配設
されており、モータ23は所謂アウターロータモータの構
造とされている。
テータ部26とロータ部27とにより構成されている。ステ
ータ部26は、ステータ基材28にコイル29,ベアリング30,
31を配設してなる。またロータ部27はロータ基材32,シ
ャフト33,マグネット34及び弾性部材35等より構成され
ている。シャフト33はロータ基材32に植設されており、
前記したベアリング30,31に軸承されている。マグネッ
ト34は筒形状をなし、同じく有底筒形状のロータ基材32
の内側に取り付けられている。また、ロータ基材32の外
周所定位置には環状の弾性部材35(例えばゴム等よりな
る。図中、梨地で示す)が配設されている。同図に示す
ように、ロータ部27はステータ部26に対して外側に配設
されており、モータ23は所謂アウターロータモータの構
造とされている。
上記構造を有するモータ23は、ベース24に取り付けられ
ている。ベース24は、第1図に示すようにシャーシ38に
植設された支軸36に回動可能に軸承されている。またト
ーションバネ25も支軸36に取り付けられており、その一
端はピン37に係合すると共に他端部はベース24に係合し
ている。このトーションバネ25によりベース24は支軸36
を中心に時計方向へ回動付勢されている。
ている。ベース24は、第1図に示すようにシャーシ38に
植設された支軸36に回動可能に軸承されている。またト
ーションバネ25も支軸36に取り付けられており、その一
端はピン37に係合すると共に他端部はベース24に係合し
ている。このトーションバネ25によりベース24は支軸36
を中心に時計方向へ回動付勢されている。
第6図にデータカートリッジ5がテープレコーダ2の所
定装着位置に装着された状態におけるデータカートリッ
ジ5とテープ駆動装置1の位置関係を示す。同図に示す
ように装着状態にあるデータカートリッジ5は、モータ
23の極めて近接位置に係止されており、モータ23の外周
に配設された弾性部材35は直接データカートリッジ5の
前面部に設けられた駆動ローラ9と係合している。従っ
て、駆動ローラ9はモータ23により直接駆動される。ま
たこの時、モータ23はトーションバネ25によりベース24
を介してデータカートリッジ5に向け付勢されるため、
弾性部材35は適宜な押圧力で駆動ローラ9に押圧され
る。このため、モータ23の回転は駆動ローラ9に適宜に
伝達され、またモータ23のトルク変動が小となるため速
度変動の発生を防止することができる。
定装着位置に装着された状態におけるデータカートリッ
ジ5とテープ駆動装置1の位置関係を示す。同図に示す
ように装着状態にあるデータカートリッジ5は、モータ
23の極めて近接位置に係止されており、モータ23の外周
に配設された弾性部材35は直接データカートリッジ5の
前面部に設けられた駆動ローラ9と係合している。従っ
て、駆動ローラ9はモータ23により直接駆動される。ま
たこの時、モータ23はトーションバネ25によりベース24
を介してデータカートリッジ5に向け付勢されるため、
弾性部材35は適宜な押圧力で駆動ローラ9に押圧され
る。このため、モータ23の回転は駆動ローラ9に適宜に
伝達され、またモータ23のトルク変動が小となるため速
度変動の発生を防止することができる。
また、ベース24にはロータ部27の外周に弾性部材35が設
けられたモータ23が搭載されており、このベース24がト
ーションバネ25の弾性力によりシャーシ38の上面におい
て回動することにより弾性部材35は駆動ローラ9に直接
係合するため、弾性部材35と駆動ローラ9との係合を確
実に行うことができる。
けられたモータ23が搭載されており、このベース24がト
ーションバネ25の弾性力によりシャーシ38の上面におい
て回動することにより弾性部材35は駆動ローラ9に直接
係合するため、弾性部材35と駆動ローラ9との係合を確
実に行うことができる。
即ち、仮にモータがシャーシに固定されている構成を想
定すると、弾性部材を駆動ローラに確実に係合させるた
めには、データカートリッジのローディング精度を向上
させる必要がある。一般に、データカートリッジのロー
ディング機構は複雑な構成であり、このローディング機
構によるローディング精度を向上させるには、ローディ
ング機構を構成する多数の部品の製造精度を向上させる
と共に組立精度を向上させる必要がある。
定すると、弾性部材を駆動ローラに確実に係合させるた
めには、データカートリッジのローディング精度を向上
させる必要がある。一般に、データカートリッジのロー
ディング機構は複雑な構成であり、このローディング機
構によるローディング精度を向上させるには、ローディ
ング機構を構成する多数の部品の製造精度を向上させる
と共に組立精度を向上させる必要がある。
しかるに、上記のようにモータ23をシャーシ38の上面に
おいて移動可能な構成とし、弾性部材35がデータカート
りっじ5の駆動ローラ9に向け移動することにより弾性
部材35と駆動ローラ9とを直接係合する構成とすること
により、ローディング精度を向上させることなく弾性部
材35と駆動ローラ9との係合を確実に行うことができ
る。
おいて移動可能な構成とし、弾性部材35がデータカート
りっじ5の駆動ローラ9に向け移動することにより弾性
部材35と駆動ローラ9とを直接係合する構成とすること
により、ローディング精度を向上させることなく弾性部
材35と駆動ローラ9との係合を確実に行うことができ
る。
また、上記テープ駆動装置1では、これを構成する各部
品がシャーシ38の上面に全て配設されており、更に駆動
ローラ9は弾性部材35を介しモータ23により直接駆動さ
れる。このため、テープ駆動装置1の高さを小さくでき
ると共に部品点数の削減、組立工数の低減を図ることが
できる。一方、アウターロータモータでは、モータ23が
データカートリッジ5と近接しているため、モータ23自
体が発生する熱がデータカートリッジ5に影響を及ぼす
ことが考えられるが、モータ23と駆動ローラ9はゴム等
の弾性部材35を介して係合しているため、これが熱伝達
を防止する機能を奏し上記熱が問題となるようなことは
ない。
品がシャーシ38の上面に全て配設されており、更に駆動
ローラ9は弾性部材35を介しモータ23により直接駆動さ
れる。このため、テープ駆動装置1の高さを小さくでき
ると共に部品点数の削減、組立工数の低減を図ることが
できる。一方、アウターロータモータでは、モータ23が
データカートリッジ5と近接しているため、モータ23自
体が発生する熱がデータカートリッジ5に影響を及ぼす
ことが考えられるが、モータ23と駆動ローラ9はゴム等
の弾性部材35を介して係合しているため、これが熱伝達
を防止する機能を奏し上記熱が問題となるようなことは
ない。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、ロータ部外周に弾性部材
が設けられたモータをベースに搭載し、このベースがバ
ネ部材の弾性力によりシャーシの上面において移動する
ことにより弾性部材を駆動ローラに直接係合する構成と
されているため、弾性部材と駆動ローラとの係合を確実
に行うことができ、またモータを所謂アウターロータ型
のモータとし、データカートリッジの駆動ローラをロー
タ部外周に配設された弾性部材を介して直接駆動する構
成としたことにより、従来必要とされたモータから駆動
ローラまでモータの駆動力を伝達する部品が不要とな
り、部品点数の削減及び組立工数の低減を図ることがで
き、製品コストを下げることができ、加えてモータに印
加されるトルク変動が従来に比べて小さくなるため、ワ
ウ・フラッタの発生を防止することができる等の特長を
有する。
が設けられたモータをベースに搭載し、このベースがバ
ネ部材の弾性力によりシャーシの上面において移動する
ことにより弾性部材を駆動ローラに直接係合する構成と
されているため、弾性部材と駆動ローラとの係合を確実
に行うことができ、またモータを所謂アウターロータ型
のモータとし、データカートリッジの駆動ローラをロー
タ部外周に配設された弾性部材を介して直接駆動する構
成としたことにより、従来必要とされたモータから駆動
ローラまでモータの駆動力を伝達する部品が不要とな
り、部品点数の削減及び組立工数の低減を図ることがで
き、製品コストを下げることができ、加えてモータに印
加されるトルク変動が従来に比べて小さくなるため、ワ
ウ・フラッタの発生を防止することができる等の特長を
有する。
第1図は本考案の一実施例であるテープ駆動装置を適用
してなるテープレコーダの平面図、第2図乃至第4図は
第1図に示すテープレコーダに装着されるデータカート
リッジの構造を説明するための図、第5図はモータの構
造を説明するための部分切截図、第6図はデータカート
リッジがテープレコーダに装着された状態におけるデー
タカートリッジとモータの位置関係を説明するための図
である。 1……テープ駆動装置、2……テープレコーダ、5……
データカートリッジ、7a,7b……ロック溝、9……駆動
ローラ、11,11a,11b……磁気テープ、16……駆動ベル
ト、23……モータ、24……ベース、25……トーションバ
ネ、26……ステータ部、27……ロータ部、35……弾性部
材、38……シャーシ。
してなるテープレコーダの平面図、第2図乃至第4図は
第1図に示すテープレコーダに装着されるデータカート
リッジの構造を説明するための図、第5図はモータの構
造を説明するための部分切截図、第6図はデータカート
リッジがテープレコーダに装着された状態におけるデー
タカートリッジとモータの位置関係を説明するための図
である。 1……テープ駆動装置、2……テープレコーダ、5……
データカートリッジ、7a,7b……ロック溝、9……駆動
ローラ、11,11a,11b……磁気テープ、16……駆動ベル
ト、23……モータ、24……ベース、25……トーションバ
ネ、26……ステータ部、27……ロータ部、35……弾性部
材、38……シャーシ。
Claims (1)
- 【請求項1】データカートリッジ前面部に設けられた駆
動ローラと係合し、該駆動ローラを回転付勢することに
よりリールを回転させて磁気テープを駆動するテープ駆
動装置であって、 ステータ部に対しロータ部が外側に配設されると共に、
該ロータ部外周に弾性部材が設けられたモータと、 該モータを搭載すると共に、該モータを該データカート
リッジの装着脱方向に移動しうるようシャーシ上面にお
いて移動可能な構成とされたベースと、 該ベースを装着される該データカートリッジに向け押圧
付勢するバネ部材とを設け、 該ベースが該バネ部材に付勢されて移動することによ
り、該モータに設けられた該弾性部材が該駆動ローラに
直接係合するよう構成してなるテープ駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988145844U JPH079222Y2 (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | テープ駆動装置 |
US07/863,366 US5272579A (en) | 1988-11-08 | 1992-04-01 | Mechanism for loading tape cartridge into tape driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988145844U JPH079222Y2 (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | テープ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0268333U JPH0268333U (ja) | 1990-05-23 |
JPH079222Y2 true JPH079222Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31414790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988145844U Expired - Lifetime JPH079222Y2 (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | テープ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079222Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4939705A (ja) * | 1972-08-28 | 1974-04-13 |
-
1988
- 1988-11-08 JP JP1988145844U patent/JPH079222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4939705A (ja) * | 1972-08-28 | 1974-04-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0268333U (ja) | 1990-05-23 |
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