JPH0792171B2 - ホース用継手金具の製造方法 - Google Patents
ホース用継手金具の製造方法Info
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- JPH0792171B2 JPH0792171B2 JP3174327A JP17432791A JPH0792171B2 JP H0792171 B2 JPH0792171 B2 JP H0792171B2 JP 3174327 A JP3174327 A JP 3174327A JP 17432791 A JP17432791 A JP 17432791A JP H0792171 B2 JPH0792171 B2 JP H0792171B2
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
可撓性供給管として自動車や産業機械等の高圧配管に使
用されるゴムまたは合成樹脂製ホースの端部に固着する
ホース用継手金具の製造方法に関するものである。
が使用される。従来のホース用継手金具は、一般に透孔
を有する基部の一端にメスネジ、オスネジ等の接続部を
設け反対側にニップルとスリーブとを設けてなり、前記
ニップルとスリーブとの間にホースを挿入し、スリーブ
を加締ることによって一体に固着するものである。
継手金具の一例を示すもので、継手金具1はスリーブ本
体3とニップル本体5とからなる。スリーブ本体3は外
周を六角形に形成した基部7の一端側に接続部となるメ
スネジ9を設け、反対側にスリーブ10を設け前記メス
ネジ9とスリーブ10の内部とは透孔11によって連通
している。基部7のスリーブ10側は前記透孔11に対
して直角面をなすニップル突当面13が形成され、この
ニップル突当面13にはプロジェクション溶接用突起1
4が形成されている。一方、ニップル本体5はニップル
15の一端にフランジ状接合部17を設けたものであ
る。そして、前記スリーブ本体3とニップル本体5とを
一体に固着するには、基部7のニップル突当面13とニ
ップル本体5のフランジ状接合部17とを突き合わせて
電流を流し、溶接温度になったときに力を加えて押圧す
るプロジェクション溶接の方法により溶接することがで
きる。
成における従来の継手金具の製造方法には次のような問
題があった。即ち、スリーブ本体3の透孔11はメスネ
ジ9側からドリルによる切削加工によって穿設される
が、第9図に示すように、ドリルの出口側にスリーブ1
0側にバリカエリ20が発生する。バリカエリ20が発
生すると、ニップル突当面13にニップル本体5のフラ
ンジ状接合部17をプロジェクション溶接することがで
きなくなる。そこで、プロジェクション溶接する際には
前記バリカエリ20を除去しなければならない。バリカ
エリ20を除去するためにはスリーブ10側をドリル側
に向けなければならないからチャックでメスネジ9側を
持ち変えなければならない。
が発生するためにバリ取り工程が必要になり、生産性が
悪いとともにそれだけコストアップとなっていた。この
発明はかかる現況に鑑みてなされたもので、透孔を穿設
する際にバリ取り加工を不要にして生産性のアップとコ
ストダウンを図ったホース用継手金具の製造方法を提供
することを目的とする。
達成するため次のような構成とした。即ち、外周を六角
形に形成した基部の一方側にネジ部を形成し、反対側に
スリーブを設け、前記ネジ部とスリーブ内とを基部に穿
設した透孔によって連通してなるスリーブ本体にニップ
ル本体をプロジェクション溶接してなるホース用継手金
具の製造方法において、前記スリーブ本体は、スリーブ
の形成と同時にニップル突当面に透孔よりも大きく、側
面を傾斜面とした凹部を形成し、次いで、反対側にネジ
形成部を形成し、その後、前記スリーブとネジ形成部の
間に圧縮変形によってツバ部を形成し、ツバ部の外周面
を六角形にトリミングした中間部品を冷間鍛造により成
形し、さらに、ネジ形成部にネジを刻設するとともに穿
設を行うことを特徴とする。
設の際にバリカエリの発生を防止し、また、わずかに発
生しても凹部内に保持しニップル突当面へ突き出るのを
防ぐことができる。
の中間部品を示す一部断面側面図であり、図2は要部拡
大図である。スリーブ本体の中間部品30は外周面を六
角形に形成した基部31の片側にスリーブ33を設け、
前記スリーブ33内のニップル突当面35には後に穿設
する透孔よりも大きな凹部37とプロジェクション溶接
用突起38が形成されており、一方、反対側にはメスネ
ジ用凹部39が形成されている。前記凹部37の深さH
は0.15〜0.4mm、好ましくは0.2〜0.3mmと
なし、また、側面の傾斜角度Rは30〜60度、好まし
くは40〜50度に形成されている。これはバリカエリ
の発生を防止し、また、発生したバリカエリを十分吸収
できるようにするためである。そして、前記中間部品3
0は冷間鍛造加工により成形される。中間部品30に
は、さらに、従来と同様にメスネジを刻設し、透孔を穿
設してスリーブ本体を成形する。
り製造する方法について説明する。まず、図3及び図4
に示すように、丸棒40から素材41を切り取り、切り
取った素材41を外型43と中型45によってスリーブ
33を形成する凹部47を成形する。即ち、円筒状外型
43に素材41を入れ、先端面に突部49を形成した中
型45を押圧すれば後方押出によって凹部47が形成さ
れる。このとき、凹部47の形成と同時に中型45の先
端面によって凹部47の底部をニップル突当面35とな
し、突部49によって凹部37と突起38が形成され
る。
型45を取り出してコンテナ51に挿入し、中型45の
反対側から中型53によりメスネジ用凹部39を形成す
る。素材41と中型45をコンテナ51に挿入して固定
し、中型45の反対側から先端に突部55を有する中型
53を押圧すれば、後方押し出しによりメスネジ用凹部
39が形成される(図5参照)。
型45及び中型53を装着したまま素材41の外周に円
筒枠型57、59を装着する。円筒枠型57は中型45
の内側に当接し、円筒枠型59は中型53の外周面を嵌
合させて固定し、円筒枠型57と59との間には所定の
間隔を設ける。この状態で中型53と円筒枠型59とを
押圧すると、素材41は圧縮され円筒枠型57と59と
の間に膨出したツバ部60が形成される(図6参照)。
7、59を取り外し、凹部39側をソケット61に挿入
してツバ部60を突出させ、内面を六角形に形成したダ
イス型63によって前記ツバ部60の外周面をトリミン
グすることによって外周面を六角形とした基部31が形
成される。このように冷間鍛造加工によってスリーブ本
体の中間部品30を形成する。
に切削加工によってメスネジ部を刻設し、透孔を穿設す
ればよい。これらの加工条件は特に限定されない。この
発明では上述の通り、中間部品30を成形する際に、ニ
ップル突当面35側、即ち、透孔の穿設の際にドリルの
出口側に透孔よりも大きく、側面が傾斜した凹部37を
形成したから、バリカエリの発生を防止することができ
る。また、多少のバリカエリが生じても凹部37内に保
持されるのでニップル突当面に突出することがない。
のニップル突当面に透孔よりも大きな凹部を形成し、そ
の後透孔を穿設するからバリカエリの発生を防止するこ
とができ、従って、スリーブ側を保持したまま多軸旋盤
を使用してネジ部と透孔の加工が可能になる。このため
に、生産性の向上とコストダウンを図ることができる。
る。
ある。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外周を六角形に形成した基部の一方側に
ネジ部を形成し、反対側にスリーブを設け、前記ネジ部
とスリーブ内とを基部に穿設した透孔によって連通して
なるスリーブ本体にニップル本体をプロジェクション溶
接してなるホース用継手金具の製造方法において、前記
スリーブ本体は、スリーブの形成と同時にニップル突当
面に透孔よりも大きく、側面を傾斜面とした凹部を形成
し、次いで、反対側にネジ形成部を形成し、その後、前
記スリーブとネジ形成部の間に圧縮変形によってツバ部
を形成し、ツバ部の外周面を六角形にトリミングした中
間部品を冷間鍛造により成形し、さらに、ネジ形成部に
ネジを刻設するとともに透孔の穿設を行うことを特徴と
するホース用継手金具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174327A JPH0792171B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ホース用継手金具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174327A JPH0792171B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ホース用継手金具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04370486A JPH04370486A (ja) | 1992-12-22 |
JPH0792171B2 true JPH0792171B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=15976704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3174327A Expired - Lifetime JPH0792171B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ホース用継手金具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792171B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218527A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Meiji Flow Systems Co Ltd | アイジョイント口金具の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020043511A (ko) * | 2002-05-10 | 2002-06-10 | 주식회사 세광하이테크 | 닛플의 제조방법 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3174327A patent/JPH0792171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218527A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Meiji Flow Systems Co Ltd | アイジョイント口金具の製造方法 |
JP4577770B2 (ja) * | 2005-02-14 | 2010-11-10 | 株式会社 メイジフローシステム | アイジョイント口金具の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04370486A (ja) | 1992-12-22 |
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