JP2001001094A - ボール球面の加工装置 - Google Patents
ボール球面の加工装置Info
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- JP2001001094A JP2001001094A JP11172570A JP17257099A JP2001001094A JP 2001001094 A JP2001001094 A JP 2001001094A JP 11172570 A JP11172570 A JP 11172570A JP 17257099 A JP17257099 A JP 17257099A JP 2001001094 A JP2001001094 A JP 2001001094A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バリの発生を抑制し、加工に係わる時間を短
縮するボール球面の加工装置を提供する。 【構成】 軸心を中心に、荒ボール球面を有する荒球頭
部と荒球頭部から突出する柄部とからなる荒スタッドを
回転可能に保持するホルダと、ホルダと同軸上に位置
し、ホルダに対して進退可能な支持軸と、軸心に対して
直交する方向に延び、荒球頭部に沿って軸線方向に移動
可能な押圧軸を有する押圧治具とからなる。
縮するボール球面の加工装置を提供する。 【構成】 軸心を中心に、荒ボール球面を有する荒球頭
部と荒球頭部から突出する柄部とからなる荒スタッドを
回転可能に保持するホルダと、ホルダと同軸上に位置
し、ホルダに対して進退可能な支持軸と、軸心に対して
直交する方向に延び、荒球頭部に沿って軸線方向に移動
可能な押圧軸を有する押圧治具とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装
置及び操舵装置に使用されるボールジョイント等のボー
ルスタッドに代表されるボール球面の加工装置に関す
る。
置及び操舵装置に使用されるボールジョイント等のボー
ルスタッドに代表されるボール球面の加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の懸架装置及び操舵装置の連結部
には、以前よりボールジョイントが頻繁に使用されてい
た。このようなボールジョイントは、図1に示す如く、
一般に球状の球頭部24とその球頭部24から突出する
柄部23を有するボールスタッド22と、ボールスタッ
ド22の球頭部24を包持するベアリング25と、ベア
リング25を保持するハウジング27とを備えている。
には、以前よりボールジョイントが頻繁に使用されてい
た。このようなボールジョイントは、図1に示す如く、
一般に球状の球頭部24とその球頭部24から突出する
柄部23を有するボールスタッド22と、ボールスタッ
ド22の球頭部24を包持するベアリング25と、ベア
リング25を保持するハウジング27とを備えている。
【0003】ここで、上記ボールジョイント21のボー
ルスタッド22を製造する工程を図2を基に説明する
と、まず鍛造加工により、円柱状の棒状素材1(図2の
(ア))から大径部6と小径部7を有する段付素材2
(図2の(イ))を形成し、続いて段付素材2の大径部
6を若干外周側に膨らませて予備頭部8を有する予備成
形品3(図2の(ウ))を成形後、更に予備成形品3の
予備頭部8を球状に膨らませて予備球頭部9を有する中
間成形品4(図2の(エ))を連続的に形成する。次
に、中間成形品4の小径部7の予備球頭部側端部付近に切
削加工で首部29を成形するとともに、予備球頭部9の
外周面に切削加工を施して荒球頭部11を成形して、荒
スタッド5(図2の(オ))を形成する。そして最後
に、荒スタッド5の荒球頭部11に転造加工を施して、
球頭部24のボール球面24aが所定の面粗度を有する
ボールスタッド22を形成していた。
ルスタッド22を製造する工程を図2を基に説明する
と、まず鍛造加工により、円柱状の棒状素材1(図2の
(ア))から大径部6と小径部7を有する段付素材2
(図2の(イ))を形成し、続いて段付素材2の大径部
6を若干外周側に膨らませて予備頭部8を有する予備成
形品3(図2の(ウ))を成形後、更に予備成形品3の
予備頭部8を球状に膨らませて予備球頭部9を有する中
間成形品4(図2の(エ))を連続的に形成する。次
に、中間成形品4の小径部7の予備球頭部側端部付近に切
削加工で首部29を成形するとともに、予備球頭部9の
外周面に切削加工を施して荒球頭部11を成形して、荒
スタッド5(図2の(オ))を形成する。そして最後
に、荒スタッド5の荒球頭部11に転造加工を施して、
球頭部24のボール球面24aが所定の面粗度を有する
ボールスタッド22を形成していた。
【0004】上述の製造工程で、特に荒スタッド5の荒
球頭部11に転造加工を施す工程を図7に基づいて説明
する。
球頭部11に転造加工を施す工程を図7に基づいて説明
する。
【0005】図7に示す如く荒ボール球面11aの転造
装置131は、荒スタッド5を固定するホルダ132
と、荒スタッド5の荒球頭部11を押圧する加圧面13
5,137を有する二つのダイス134,136からな
る。そしてこの転造装置131で転造加工する場合、ダ
イス134,136を各々外周側へ退避させた状態で、
荒スタッド5の柄部23をホルダ132に挿嵌して、固
定する。その後、荒スタッド5を軸心Gを中心に回転さ
せた状態で、ダイス134,136を荒球頭部側へ移動
し加圧面135,137で荒球頭部11を押圧すること
により、ボール球面24aを所定の面粗度に仕上げてい
た。
装置131は、荒スタッド5を固定するホルダ132
と、荒スタッド5の荒球頭部11を押圧する加圧面13
5,137を有する二つのダイス134,136からな
る。そしてこの転造装置131で転造加工する場合、ダ
イス134,136を各々外周側へ退避させた状態で、
荒スタッド5の柄部23をホルダ132に挿嵌して、固
定する。その後、荒スタッド5を軸心Gを中心に回転さ
せた状態で、ダイス134,136を荒球頭部側へ移動
し加圧面135,137で荒球頭部11を押圧すること
により、ボール球面24aを所定の面粗度に仕上げてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く転造装置1
31を使用してボール球面24aを仕上げると、高い面
粗度を得ることができる。また、短い加工時間でボール
球面24aの成形ができるという利点もある。しかし、
上記転造装置131はダイス134,136の加圧面1
35,137でボール球面24a全体を同時に押圧する
ため、図8に示す如く、余肉が流動しボール球面24a
の端部にバリ112が発生するということがある。この
バリ112は、図1に示す如き組付いたボールジョイン
ト21が揺動する際、ベアリング25の内球面25aに
接触して内球面25aに傷をつけ、ボールジョイント2
1の揺動トルクの低下、ガタツキの発生等の不具合が発
生する。よって、このバリ112を除去するため、別工
程で工作機械等による切削工程を設ける必要があり、加
工コストが増加するということがある。
31を使用してボール球面24aを仕上げると、高い面
粗度を得ることができる。また、短い加工時間でボール
球面24aの成形ができるという利点もある。しかし、
上記転造装置131はダイス134,136の加圧面1
35,137でボール球面24a全体を同時に押圧する
ため、図8に示す如く、余肉が流動しボール球面24a
の端部にバリ112が発生するということがある。この
バリ112は、図1に示す如き組付いたボールジョイン
ト21が揺動する際、ベアリング25の内球面25aに
接触して内球面25aに傷をつけ、ボールジョイント2
1の揺動トルクの低下、ガタツキの発生等の不具合が発
生する。よって、このバリ112を除去するため、別工
程で工作機械等による切削工程を設ける必要があり、加
工コストが増加するということがある。
【0007】そこで出願人はこのバリ112の発生を抑
制するため、特公昭56−4316号に示す如く、ボー
ル球面の端部に予め面取りを施し、転造の際、余肉が流
動してもバリとならないような発明を提案した。これに
より、転造でボール球面を成形してもバリを除去する工
程を追加する必要がなく、加工コストを抑制することが
できる。しかし、この製造方法によりバリの発生はなく
なったが、逆に余肉の流動が少なく欠肉が発生すること
がある。このボール球面の端部の欠肉はボールジョイン
トの機能上の問題はないが、ボールスタッドの品質上、
不良が発生するという問題がある。
制するため、特公昭56−4316号に示す如く、ボー
ル球面の端部に予め面取りを施し、転造の際、余肉が流
動してもバリとならないような発明を提案した。これに
より、転造でボール球面を成形してもバリを除去する工
程を追加する必要がなく、加工コストを抑制することが
できる。しかし、この製造方法によりバリの発生はなく
なったが、逆に余肉の流動が少なく欠肉が発生すること
がある。このボール球面の端部の欠肉はボールジョイン
トの機能上の問題はないが、ボールスタッドの品質上、
不良が発生するという問題がある。
【0008】更に、転造加工はダイス134,136の
加圧面135,137がボール球面24aの曲率に合わ
せて形成されているため、ボールスタッド22の球頭部
24の径、つまりボール球面24aの曲率が異なるボー
ルスタッド22を成形する際、毎回ダイス134,13
6を交換しなくてはならず、ダイス134,136交換
に時間がかかるという問題がある。
加圧面135,137がボール球面24aの曲率に合わ
せて形成されているため、ボールスタッド22の球頭部
24の径、つまりボール球面24aの曲率が異なるボー
ルスタッド22を成形する際、毎回ダイス134,13
6を交換しなくてはならず、ダイス134,136交換
に時間がかかるという問題がある。
【0009】従って本発明は上述の如き課題を解決し、
バリの発生を抑制し、加工に係わる時間を短縮するボー
ル球面の加工装置を提供することを目的とする。
バリの発生を抑制し、加工に係わる時間を短縮するボー
ル球面の加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通
りである。
りである。
【0011】軸心を中心に、荒ボール球面を有する荒球
頭部と荒球頭部から突出する柄部とからなる荒スタッド
を回転可能に保持するホルダと、ホルダと同軸上に位置
し、ホルダに対して進退可能な支持軸と、軸心に対して
直交する方向に延び、荒球頭部に沿って軸線方向に移動
可能な押圧軸を有する押圧治具とからなる。
頭部と荒球頭部から突出する柄部とからなる荒スタッド
を回転可能に保持するホルダと、ホルダと同軸上に位置
し、ホルダに対して進退可能な支持軸と、軸心に対して
直交する方向に延び、荒球頭部に沿って軸線方向に移動
可能な押圧軸を有する押圧治具とからなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0013】図1はボールジョイント21で、球状の球
頭部24とその球頭部24から突出する柄部23を有
し、柄部23の球頭部側端部付近に柄部23より小径の
首部29が形成されるボールスタッド22と、ボールス
タッド22の球頭部24を包持し、球頭部24のボール
球面24aの曲率と略同一曲率の内球面25aを有する
合成樹脂製のベアリング25と、ベアリング25を保持
する金属製のハウジング27とを備えている。
頭部24とその球頭部24から突出する柄部23を有
し、柄部23の球頭部側端部付近に柄部23より小径の
首部29が形成されるボールスタッド22と、ボールス
タッド22の球頭部24を包持し、球頭部24のボール
球面24aの曲率と略同一曲率の内球面25aを有する
合成樹脂製のベアリング25と、ベアリング25を保持
する金属製のハウジング27とを備えている。
【0014】ここで、上記ボールジョイント21のボー
ルスタッド22を製造する工程を図2を基に説明する
と、まず鍛造加工により、円柱状の棒状素材1(図2の
(ア))から大径部6と小径部7を有する段付素材2
(図2の(イ))を形成し、続いて段付素材2の大径部
6を若干外周側に膨らませて予備頭部8を有する予備成
形品3(図2の(ウ))を成形後、更に予備成形品3の
予備頭部8を球状に膨らませて予備球頭部9を有する中
間成形品4(図2の(エ))を連続的に形成する。次
に、中間成形品4の小径部7の予備球頭部側端部付近に
切削加工で首部29を成形するとともに、予備球頭部9
の外周面に切削加工を施して荒球頭部11を成形して、
荒スタッド5(図2の(オ))を形成する。そして最後
に、荒スタッド5の荒球頭部11を所定の面粗度のボー
ル球面24aに成形する。
ルスタッド22を製造する工程を図2を基に説明する
と、まず鍛造加工により、円柱状の棒状素材1(図2の
(ア))から大径部6と小径部7を有する段付素材2
(図2の(イ))を形成し、続いて段付素材2の大径部
6を若干外周側に膨らませて予備頭部8を有する予備成
形品3(図2の(ウ))を成形後、更に予備成形品3の
予備頭部8を球状に膨らませて予備球頭部9を有する中
間成形品4(図2の(エ))を連続的に形成する。次
に、中間成形品4の小径部7の予備球頭部側端部付近に
切削加工で首部29を成形するとともに、予備球頭部9
の外周面に切削加工を施して荒球頭部11を成形して、
荒スタッド5(図2の(オ))を形成する。そして最後
に、荒スタッド5の荒球頭部11を所定の面粗度のボー
ル球面24aに成形する。
【0015】このボール球面24aを成形する加工装置
31及び加工工程を図3乃至図6に基づいて説明する。
31及び加工工程を図3乃至図6に基づいて説明する。
【0016】図3において、31はボール球面の加工装
置で、荒スタッド5の柄部23を嵌挿するチャック孔3
3を有するホルダ32と、ホルダ32と同軸上に位置し
ホルダ32に対して進退可能な支持軸51と、ホルダ3
2に保持される荒スタッド5の荒球頭部11に当接する
押圧軸43を有する押圧治具41とからなる。ホルダ3
2は、チャック孔33に挿嵌された荒スタッド5を固定
する締付機構を備え、ホルダ32の軸心Gを中心に回転
可能である。また押圧治具41は、図4に示す如く、ホ
ルダ32の軸心Gに対して直交する押圧軸43と、押圧
軸43の両端を支持するコの字状のケース46と、ケー
ス46の反押圧軸側端部から突出する凸体47とからな
る治具本体42と、治具本体42の凸体47を嵌挿保持
する保持孔48を設けたキャリア49とからなる。押圧
軸43は、端部がナット45により固定され、ベアリン
グ44を介して回転自在にケースに支持される。
置で、荒スタッド5の柄部23を嵌挿するチャック孔3
3を有するホルダ32と、ホルダ32と同軸上に位置し
ホルダ32に対して進退可能な支持軸51と、ホルダ3
2に保持される荒スタッド5の荒球頭部11に当接する
押圧軸43を有する押圧治具41とからなる。ホルダ3
2は、チャック孔33に挿嵌された荒スタッド5を固定
する締付機構を備え、ホルダ32の軸心Gを中心に回転
可能である。また押圧治具41は、図4に示す如く、ホ
ルダ32の軸心Gに対して直交する押圧軸43と、押圧
軸43の両端を支持するコの字状のケース46と、ケー
ス46の反押圧軸側端部から突出する凸体47とからな
る治具本体42と、治具本体42の凸体47を嵌挿保持
する保持孔48を設けたキャリア49とからなる。押圧
軸43は、端部がナット45により固定され、ベアリン
グ44を介して回転自在にケースに支持される。
【0017】次に、上記加工装置31でボール球面24
aを加工する工程を説明する。
aを加工する工程を説明する。
【0018】まず、図3に示す如く、予め支持軸51及
び押圧治具41を外側に退避させた状態で、荒スタッド
5の柄部23をホルダ32のチャック孔33に挿嵌し
て、締付機構により固定すると同時に支持軸51を荒ス
タッド5に向けて前進させ、荒球頭部側を支持する。そ
して、軸心Gを中心にホルダ32を回転させて、荒スタ
ッド5を一体的に回転させる。続いて、押圧軸43がホ
ルダ32の軸心Gに対して直交するように配置された押
圧治具41を荒スタッド5の荒球頭部11球心に向って
径方向に前進させ、図5に示す如く、押圧治具41の押
圧軸43中央付近を荒球頭部11の一端柄部側端部に当
接させる。このとき押圧治具41は、所定の荷重で荒球
頭部11を押圧する。この状態で押圧治具41は荒球頭
部11の球心を中心に、荒ボール球面11aに沿って軸
線方向に移動し、荒ボール球面11aを押圧加工する。
その後、図6に示す如く、押圧軸43が他端反柄部側端
部まで移動し、ボール球面24aの加工が完了する。
び押圧治具41を外側に退避させた状態で、荒スタッド
5の柄部23をホルダ32のチャック孔33に挿嵌し
て、締付機構により固定すると同時に支持軸51を荒ス
タッド5に向けて前進させ、荒球頭部側を支持する。そ
して、軸心Gを中心にホルダ32を回転させて、荒スタ
ッド5を一体的に回転させる。続いて、押圧軸43がホ
ルダ32の軸心Gに対して直交するように配置された押
圧治具41を荒スタッド5の荒球頭部11球心に向って
径方向に前進させ、図5に示す如く、押圧治具41の押
圧軸43中央付近を荒球頭部11の一端柄部側端部に当
接させる。このとき押圧治具41は、所定の荷重で荒球
頭部11を押圧する。この状態で押圧治具41は荒球頭
部11の球心を中心に、荒ボール球面11aに沿って軸
線方向に移動し、荒ボール球面11aを押圧加工する。
その後、図6に示す如く、押圧軸43が他端反柄部側端
部まで移動し、ボール球面24aの加工が完了する。
【0019】よって、ボール球面24aを加工する際、
押圧治具41の押圧軸43で一端端部から他端端部まで
順次押圧加工されるため、ボール球面24aとその端部
を連続的に加工できるので、余肉の流動が無く、端部に
バリが発生しない。また、押圧治具41を進退させるだ
けで、曲率の異なるボール球面24aを加工できる。
押圧治具41の押圧軸43で一端端部から他端端部まで
順次押圧加工されるため、ボール球面24aとその端部
を連続的に加工できるので、余肉の流動が無く、端部に
バリが発生しない。また、押圧治具41を進退させるだ
けで、曲率の異なるボール球面24aを加工できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によると、軸心を中
心に、荒ボール球面を有する荒球頭部と荒球頭部から突
出する柄部とからなる荒スタッドを回転可能に保持する
ホルダと、ホルダと同軸上に位置し、ホルダに対して進
退可能な支持軸と、軸心に対して直交する方向に延び、
荒球頭部に沿って軸線方向に移動可能な押圧軸を有する
押圧治具とからなるため、ボール球面を加工する際、ボ
ール球面とその端部を連続的に加工できるので、余肉の
流動か無く、端部にバリが発生しない。また、押圧治具
を進退させるだけで、曲率の異なるボール球面を加工で
きるため、ボール球面の変更にともなう設定が容易にで
き、時間短縮を計ることができる。
心に、荒ボール球面を有する荒球頭部と荒球頭部から突
出する柄部とからなる荒スタッドを回転可能に保持する
ホルダと、ホルダと同軸上に位置し、ホルダに対して進
退可能な支持軸と、軸心に対して直交する方向に延び、
荒球頭部に沿って軸線方向に移動可能な押圧軸を有する
押圧治具とからなるため、ボール球面を加工する際、ボ
ール球面とその端部を連続的に加工できるので、余肉の
流動か無く、端部にバリが発生しない。また、押圧治具
を進退させるだけで、曲率の異なるボール球面を加工で
きるため、ボール球面の変更にともなう設定が容易にで
き、時間短縮を計ることができる。
【図1】一般的なボールジョイントを表す部分断面正面
図である。
図である。
【図2】一般的なボールジョイントに使用されるボール
球面を有するボールスタッドを製造する工程を表す説明
図である。
球面を有するボールスタッドを製造する工程を表す説明
図である。
【図3】本発明の実施例によるボール球面の加工装置
で、ボール球面加工前の状態を表す部分断面正面図であ
る。
で、ボール球面加工前の状態を表す部分断面正面図であ
る。
【図4】本発明の実施例によるボール球面の加工装置の
治具本体を表す平面図である。
治具本体を表す平面図である。
【図5】本発明の実施例によるボール球面の加工装置
で、ボール球面加工開始の状態を表す部分断面正面図で
ある。
で、ボール球面加工開始の状態を表す部分断面正面図で
ある。
【図6】本発明の実施例によるボール球面の加工装置
で、ボール球面加工後の状態を表す部分断面正面図であ
る。
で、ボール球面加工後の状態を表す部分断面正面図であ
る。
【図7】従来のボール球面の加工装置で、ボール球面加
工前の状態を表す部分断面正面図である。
工前の状態を表す部分断面正面図である。
【図8】従来のボール球面の加工装置で、ボール球面加
工後の状態を表す要部拡大図である。
工後の状態を表す要部拡大図である。
5 荒スタッド 11 荒球頭部 11a 荒ボール球面 23 柄部 32 ホルダ 41 押圧治具 43 押圧軸 51 支持軸 G 軸心
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心(G)を中心に、荒ボール球面(1
1a)を有する荒球頭部(11)と該荒球頭部(11)
から突出する柄部(23)とからなる荒スタッド(5)
を回転可能に保持するホルダ(32)と、該ホルダ(3
2)と同軸上に位置し、該ホルダ(32)に対して進退
可能な支持軸(51)と、軸心(G)に対して直交する
方向に延び、荒球頭部(11)に沿って軸線方向に移動
可能な押圧軸(43)を有する押圧治具(41)とから
なることを特徴とするボール球面の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172570A JP2001001094A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ボール球面の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172570A JP2001001094A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ボール球面の加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001001094A true JP2001001094A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15944295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11172570A Pending JP2001001094A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ボール球面の加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001001094A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013250093A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Mitsutoyo Corp | 球体試料用ホルダー |
CN103495685A (zh) * | 2013-09-29 | 2014-01-08 | 江苏莱特机电科技有限公司 | 轧钢球机的成球装置 |
CN110883283A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-03-17 | 浙江童氏汽车部件股份有限公司 | 一种球销的制造工艺 |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP11172570A patent/JP2001001094A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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