JPH0792091A - 封印テープ検査方法及び装置 - Google Patents

封印テープ検査方法及び装置

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JPH0792091A
JPH0792091A JP6063641A JP6364194A JPH0792091A JP H0792091 A JPH0792091 A JP H0792091A JP 6063641 A JP6063641 A JP 6063641A JP 6364194 A JP6364194 A JP 6364194A JP H0792091 A JPH0792091 A JP H0792091A
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sealing
sealing tape
inspection
inspecting
light
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JP6063641A
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English (en)
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Nobuyuki Soga
信之 曽我
Tokuo Iwasa
徳夫 岩佐
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SUTABITSUKU KK
Original Assignee
SUTABITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器又は被包の封印領域が色付されていた
り、模様が印刷されていたりしても、封印テープの封印
状態を精度よく検査することができる封印テープ検査方
法及び装置を提供する。 【構成】 個装箱10を封印する封印テープ12の封印
状態を検査する。照射手段20、22、26が封印テー
プ12の封印領域にスリット状の検査光を照射する。照
射されたスリット状の検査光による封印テープ12表面
の反射光はCCDカメラ30により撮像される。CCD
カメラ30により撮像された撮像画像は、画像処理部3
2により2値化された後、所定の画像処理が施され、封
印テープ12表面の反射光に基づいて封印テープ12が
正しく貼付されているかどうか判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器又は被包を封印する
封印テープの封印状態を検査する封印テープ検査方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造又は輸入販売業者の医薬品に対する
責任を明確にし、品質の確保を図るために、医薬品の容
器又は被包には封を施さなければならない旨の規定が薬
事法に定められている。具体的な封の方法としては、王
冠シール、かん詰め、ジプテープ、セロハンテープ、箱
のり展着、ビニールチューブ、アンプル等が薬事法に例
示されているが、個装箱等の容器又は被包に対しては封
印テープを貼付して封を施すことが広く行われている。
【0003】医薬品の場合、封を施す目的は、医薬品が
その容器又は被包に記載されているものと同一のもので
あることを確保することにあるので、封の方法として
は、「封を開かなければ医薬品を取り出すことができ
ず、かつ、封を開いた後には容易に現状に復することが
できないように施さなければならない」と厳格に規定さ
れている。このため、医薬品の包装工程において、封印
テープが正しく貼付されているか否か、すなわち、封印
テープの有無、封印テープの貼り具合、封印テープの貼
りつけ位置、封印テープの長さ等の封印状態を厳格に検
査する必要がある。
【0004】従来、包装工程における封印テープの封印
状態は、検査員の目視により検査されていた。しかも、
薬事法に定められた重要な検査であるため、全数検査を
行っている。しかしながら、目視による全数検査は検査
員に対する負担が大きく、しかも、長時間にわたると高
い検査精度を維持することが困難であるという問題があ
った。
【0005】このような目視検査による問題を解決する
ため、封印テープの模様を利用した検査装置が開発され
ている。この検査装置は、封印テープに医薬品メーカの
名前等が印刷されていることに着目し、封印テープに印
刷された模様を読み取ることにより、封印テープの封印
状態を検査しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
封印テープは透明なテープに模様が印刷されているた
め、容器又は被包の封印領域が白色で無地の場合には検
査することができるが、封印領域が色付されていたり、
模様が印刷されていたりすると、容器又は被包の下地と
封印テープの模様とを区別することができないという問
題があった。また、従来の検査装置では封印テープの有
無については検査することはできるが、封印テープの貼
り具合、封印テープの貼りつけ位置、封印テープの長さ
等の封印状態の詳細については検査することができない
という問題があった。
【0007】本発明の目的は、容器又は被包の封印領域
が色付されていたり、模様が印刷されていたりしても、
封印テープの封印状態を精度よく検査することができる
封印テープ検査方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、容器又は被
包を封印する封印テープの封印状態を検査する封印テー
プ検査方法において、前記容器又は被包の封印領域にス
リット状の検査光を照射し、前記スリット状の検査光に
よる封印テープ表面の反射光を検出し、検出された前記
反射光に基づいて前記封印テープの封印状態を判定する
ことを特徴とする封印テープ検査方法によって達成され
る。
【0009】また、上記目的は、容器又は被包を封印す
る封印テープの封印状態を検査する封印テープ検査装置
において、前記容器又は被包の封印領域にスリット状の
検査光を照射する照射手段と、前記照明手段により照射
された前記スリット状の検査光による封印テープ表面の
反射光を検出する検出手段と、前記検出手段により検出
された前記反射光に基づいて前記封印テープの封印状態
を判定する判定手段とを有することを特徴とする封印テ
ープ検査装置によっても達成される。
【0010】さらに、上記目的は、容器又は被包を封印
する封印テープの封印状態を検査する封印テープ検査方
法において、前記容器又は被包の封印領域にピーク性の
ある強力な強度の検査光を照射し、前記検査光による封
印テープ表面の反射光を検出し、検出された前記反射光
に基づいて前記封印テープの封印状態を判定することを
特徴とする封印テープ検査方法によっても達成される。
【0011】さらにまた、上記目的は、容器又は被包を
封印する封印テープの封印状態を検査する封印テープ検
査装置において、前記容器又は被包の封印領域にピーク
性のある強力な強度の検査光を照射する照射手段と、前
記照射手段により照射された前記検査光による封印テー
プ表面の反射光を検出する検出手段と、前記検出手段に
より検出された前記反射光に基づいて前記封印テープの
封印状態を判定する判定手段とを有することを特徴とす
る封印テープ検査装置によっても達成される。
【0012】さらに、上記目的は、容器又は被包を封印
する封印テープの封印状態を検査する封印テープ検査方
法において、前記容器又は被包の封印領域に、ピーク性
のある強力な強度の点光源を平面状に複数個配置して形
成された面光源から発した検査光を垂直に照射し、前記
検査光による封印テープ表面の反射光を、前記検査光の
照射方向と同軸方向に設置した検出器により検出し、検
出された前記反射光に基づいて前記封印テープの封印状
態を判定することを特徴とする封印テープ検査方法によ
っても達成される。
【0013】さらにまた、上記目的は、容器又は被包を
封印する封印テープの封印状態を検査する封印テープ検
査装置において、前記容器又は被包の封印領域に、ピー
ク性のある強力な強度の点光源を平面状に複数個配置し
て形成された面光源から発した検査光を垂直に照射する
照射手段と、前記照射手段により照射された前記検査光
による封印テープ表面の反射光を、前記検出光の照射方
向と同軸方向に設置した検出器により検出する手段と、
前記検出手段により検出された前記反射光に基づいて前
記封印テープの封印状態を判定する判定手段とを有する
ことを特徴とする封印テープ検査装置によっても達成さ
れる。
【0014】
【作用】本発明によれば、容器又は被包の封印領域にス
リット状の検査光又はピーク性のある強力な強度の検査
光を照射し、検査光による封印テープ表面の反射光を検
出し、検出された反射光に基づいて封印テープの封印状
態を判定するようにしたので、容器又は被包の封印領域
が色付けされていたり、模様が印刷されていたりして
も、封印テープの封印状態を精度よく検査することがで
きる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例による封印テープ検査装置
について図1乃至図10を用いて説明する。本実施例の
検査対象は、図1に示すように、例えば、医薬品が収納
された個装箱10の封印領域に、透明な封印テープ12
が貼付されている。図1(a)に示すように、所定長の
封印テープ12が個装箱10の上面と側面にバランスよ
く貼付されていれば、封印状態は正常であるとされ、図
1(b)に示すように、個装箱10の上面と側面とで封
印テープ12の長さが極端に異なっていたり、図1
(c)に示すように、封印テープ12が斜めに貼付され
ていたりすると、封印状態は不良であるとされる。本実
施例の封印テープ検査装置では上述した封印状態の良否
を検査する。
【0016】本実施例の封印テープ検査装置を図2に示
す。本実施例では、検査対象である個装箱10の封印領
域にスリット状の検査光を照射する。光源駆動部20
に、例えばキセノンランプのストロボ光源22が接続さ
れ、ストロボ光源22にはファイバライトガイド24を
介してスリット型ファイバヘッド26が接続されてい
る。本実施例のスリット型ファイバヘッド26はスリッ
ト状の検査光を出力する。スリット型ファイバヘッド2
6から、図2(b)に示すように、封印テープ12に長
手方向に延びるスリット状の検査光Pが照射される。
【0017】CCDカメラ30は、図2(a)に示すよ
うに、封印テープ12によるスリット状の検査光による
封印テープ表面の反射光が直接的に撮像することができ
る位置に設けられている。CCDカメラ30により撮像
された撮像画像は、画像処理部32により2値化された
後、所定の画像処理が施され、封印テープ12が正しく
貼付されているかどうか判定される。画像処理部32に
よる画像処理の詳細については後述する。
【0018】画像処理部32にはビデオプリンタ36と
モニタ34が設けられている。CCDカメラ30による
撮像画像や、画像処理部32による処理画像は、モニタ
34に画像表示されると共にビデオプリンタ36により
紙にプリントアウトされる。本実施例の封印テープ検査
装置による撮像画像の具体例を図3及び図4に示す。
【0019】図3は、個装箱10の下地が白の封印領域
に赤い文字が印刷された封印テープ12が貼付された場
合の撮像画像である。図3(a)はCCDカメラ30に
よる2値化前の生の撮像画像である。図3(b)は画像
処理して2値化した後の撮像画像である。図3(c)は
封印テープがない場合のCCDカメラ30による2値化
前の生の撮像画像である。
【0020】図3から明らかなように、封印テープ12
が貼付されてない場合には白の領域が全く存在ない(図
3(c))が、封印テープ12が貼付されている場合に
は検査光による封印テープ表面の反射光によりライン状
の白領域が存在する(図3(a)、(b))。図4は、
個装箱10の下地が赤の封印領域に赤い文字が印刷され
た封印テープ12が貼付された場合の撮像画像である。
図4(a)はCCDカメラ30による2値化前の生の撮
像画像である。図4(b)は2値化した後の撮像画像で
ある。図4(c)は封印テープがない場合のCCDカメ
ラ30による2値化前の生の撮像画像である。
【0021】図4から明らかなように、封印テープ12
が貼付されてない場合には白の領域が全く存在ない(図
4(c))が、封印テープ12が貼付されている場合に
は検査光による封印テープ表面の反射光によりライン状
の白領域が存在する(図4(a)、(b))。しかも、
個装箱10の下地が白である場合と同じであり、特に輝
度に有為な差はかった。
【0022】次に、本実施例による封印テープ検査装置
の検査光について説明する。図2に示す封印テープ検査
装置では、封印テープ12に長手方向に延びるスリット
状の検査光Pを照射したが、図5(a)に示すように、
スリット状の検査光Pに加えて、これに直交するスリッ
ト状の検査光Qを加え、十字型の検査光を照射してもよ
い。また、図5(b)に示すように、封印テープ12に
長手方向に延びるスリット状の2本の検査光P1、P2
と、封印テープ12に短手方向に延びるスリット状の2
本の検査光Q1、Q2による井字型の検査光を照射して
もよい。さらに、スリット状の検査光P、Qの本数を多
くして、直交する多数本のストライプ状の検査光として
もよいし、封印テープ12全面に照射してもよい。
【0023】なお、図5(a)、(b)に示すような直
交する検査光を照射する場合には、図2(a)に示すス
リット型ファイバヘッド26を複数個設け、それぞれが
スリット状の検査光P、P1、P2、Q、Q1、Q2を
照射するようにしてもよいし、ひとつのスリット型ファ
イバヘッド26により直交する検査光を照射するように
してもよい。
【0024】また、図5(a)、(b)に示すような直
交する検査光を照射する場合、ひとつのCCDカメラ3
0により封印領域を撮像してもよいし、直交する検査光
による封印テープ表面の反射光をそれぞれを直接的に撮
像できる位置に2台のCCDカメラ30を配置して封印
領域を撮像してもよい。また、本実施例は封印テープ1
2の個装箱10の上面部及び側面部のいずれか又は両方
の封印領域を撮像して検査するようにしてもよい。
【0025】次に、画像処理部32による画像処理の詳
細について説明する。ここでの説明では、図5(a)に
示す十字型の検査光を照射した場合を例として説明す
る。CCDカメラ30による撮像画像を図6を示す。こ
の撮像画像は個装箱10の封印領域を上方から撮像した
ものである。個装箱10の封印領域に貼付された封印テ
ープ12は、その反射率が下地に比べて高いので、封印
テープ12上に照射された十字型の検査光は全面的に反
射されるが、個装箱10の下地に照射された検査光は反
射されない。したがって、図6に示すように、スリット
状の検査光のうち、封印テープ12に照射された部分だ
けが反射し、白くなる。
【0026】画像処理部32は、図6のような撮像画像
を処理して封印テープの封印状態の良否を判定する。以
下、画像処理方法の種々の具体例について説明する。第
1の方法は、2値化した撮像画像中の白の画素数をカウ
ントし、白の領域の面積を求め、その面積に応じて封印
テープの封印状態を検査する方法である。図7(a)に
示すように、封印テープ12が正しい位置に貼付され、
白の領域の面積が所定値以上であれば、封印テープが正
しく貼付されていると判定する。
【0027】図7(b)に示すように、封印テープ12
が全く貼付されていなかったり、図7(c)に示すよう
に、封印テープ12がずれた位置に貼付されていたりし
て、白の領域の面積が所定値未満であれば、封印テープ
が正しく貼付されていないと判定する。第2の方法は、
撮像画像中に予め複数の検査領域を設定し、各検査領域
中の白の画素数をカウントし、各検査領域における白の
面積に応じて封印テープの封印状態を検査する方法であ
る。例えば、図8(a)に示すように、3つの検査領域
A、B、Cを設定し、各検査領域A、B、C中の白の領
域の面積に応じて封印テープの封印状態を検査する。
【0028】図8(a)に示すように、各検査領域A、
B、C中の白の領域の面積が、各検査領域毎に定められ
た所定値以上であれば、封印テープが正しく貼付されて
いると判定する。図8(b)に示すように、検査領域
B、Cでは白の領域の面積が所定値以上であるが、検査
領域Aにおける白の領域の面積が所定値未満であれば、
個装箱10の上面に貼付された封印テープ12の長さが
短すぎると判断され、封印テープが正常に貼付されてい
ないと判定する。
【0029】第3の方法は、2値化した撮像画像を投影
し、その投影分布情報に基づいて封印テープの封印状態
を検査する方法である。例えば、図9(a)に示すよう
に、撮像画像を水平方向に走査して、白の領域の投影分
布曲線を得、その投影分布曲線に基づいて封印テープの
封印状態を検査する。この投影分布曲線から貼付された
封印テープ12の長手方向の長さを測定することができ
る。
【0030】また、図9(b)に示すように、撮像画像
を垂直方向に走査して、白の領域の投影分布曲線を得、
その投影分布曲線に基づいて封印テープの封印状態を検
査する。この投影分布曲線から封印テープ12の貼付位
置を正確に測定することができる。第4の方法は、2値
化する前の撮像画像についての輝度分布を検査し、輝度
分布情報に基づいて封印テープの封印状態を検査する方
法である。
【0031】図10(a)の輝度分布曲線に示すよう
に、封印テープによる反射光と、個装箱の下地による反
射光とでは、その輝度が異なることを利用したものであ
る。輝度分布情報における最大輝度の値や、予め定めた
指定輝度の値、輝度ピークの標準偏差の値等から封印テ
ープの封印状態を検査する。図10(b)の輝度分布曲
線に示すように、個装箱の下地による反射光の輝度ピー
クしか現れない場合には、封印テープが貼付されていな
いか、正しい位置に貼付されていないと判断する。
【0032】なお、画像処理部32による画像処理の方
法としては上述した4つの方法の他の方法で封印状態を
検査してもよい。本発明の他の実施例による封印テープ
検査装置を図11乃至図13を用いて説明する。図11
(a)は本実施例による封印テープ検査装置の概略図
で、図11(b)は封印テープ検査装置に用いるLED
照明42の概略図である。
【0033】本実施例では、検査対象である個装箱10
の封印領域に、平面状に配列したLED照明42から発
した光をハーフミラー40にて反射し、照射する。検査
対象である個装箱10を撮像するためのCCDカメラ3
0は、図11(a)に示すように、同軸落射用ボックス
38に設置され、CCDカメラ30の光軸上に個装箱1
0が設置される。個装箱10に光を照射するLED照明
42は、図11(b)に示すように平面状に配列された
複数のLED46によって構成された面光源で、同軸落
射用ボックス38の側面に設置されている。平面状に配
列する点光源には、ピーク性のある強力な強度をもつ光
源を用いる。
【0034】LED照明42は、LED照明用電源44
により電源が供給される。さらに、同軸落射用ボックス
38の内部には、LED照明42から発した光が反射
し、個装箱10に照射するようにハーフミラー40が設
置されている。CCDカメラ30により撮像された撮像
画像は、画像処理部32により2値化された後、所定の
画像処理が施され、封印テープ12が正しく貼付されて
いるかどうか判定される。
【0035】画像処理部にはビデオプリンタ36とモニ
タ34が設けられている。CCDカメラ30による撮像
画像や画像処理部による処理画像は、モニタ34に画像
表示されると共にビデオプリンタ36により紙にプリン
トアウトされる。次に本実施例による封印テープ検査装
置の動作を説明する。LED照明42から発した光は、
同軸落射用ボックス38の内部に設置されたハーフミラ
ー40により反射され、検査対象である個装箱10の封
印テープ12の貼付領域を垂直に照射する。個装箱10
に照射して反射された光は、ハーフミラー40を透過
し、個装箱10に照射した検査光の光軸と同軸上に設置
したCCDカメラ30にて撮像される。
【0036】このとき、封印テープ12の貼付された場
所では、封印テープ12により反射された光の強度が強
いため、CCDカメラにより封印テープ12の貼付状態
を正確に撮像することができる。本実施例の封印テープ
検査装置による撮像画像の具体例を図12及び図13に
示す。
【0037】図12は個装箱10の下地が黄色の封印領
域に封印テープ12が貼付された場合の撮像画像であ
る。図12(a)はCCDカメラ30による2値化前の
生の撮像画像である。図12(b)は画像処理して2値
化した後の撮像画像である。図12から明らかなよう
に、CCDカメラ30の撮像画像では、画像中央にある
長方形をした封印テープ12の他に個装箱10の印刷内
容まで確認できる。2値化した後の撮像画像では、封印
テープ12が貼付されている領域においてのみ白い領域
が存在する。また、このときの白い領域は、封印テープ
12が貼付されている形状を正確に反映する2次元画像
であるので、封印テープ12の封印状態を容易に検査す
ることができる。
【0038】図13は個装箱10の下地が銀色の封印領
域に封印テープ12が貼付された場合の撮像画像であ
る。図13(a)はCCDカメラ30による2値化前の
生の撮像画像である。図13(b)は画像処理して2値
化した後の撮像画像である。下地が銀色の場合にも、2
値化した後の撮像画像では封印テープ12が貼付されて
いる領域においてのみ白い領域が存在する。しかも、個
装箱10の下地が黄色である場合と同じであり、特に輝
度に有意差はみられなかった。
【0039】同様に、個装箱10の下地が桃色、水色、
青色、赤色の場合にも同様に検査したが、いずれにおい
ても有意差はみられなかった。なお、このようにして得
られた2値化した後の撮像画像は、上述した画像処理方
法により白の画素数をカウントし、白の領域の面積を求
め、その面積に応じて封印テープ12の封印状態を検査
してもよい。
【0040】このように、本実施例では、面光源を検査
面に照射し、その反射光を撮像した撮像画像を2値化処
理することにより、封印テープの貼付されている領域に
対応した2次元画像を容易に得ることができる。本発明
は上記実施例に限らず種々の変形が可能である。例え
ば、上記実施例では、照明光源としてキセノンランプを
用いてストロボ照明したが、ストロボ照明でなくともよ
く、ハロゲン光、メタルハライドランプ、レーザ光、L
ED光等の強力な強度の光源でもよい。また、反射光検
出部は様々な2次元光電素子でもよく、これを種々の解
析手段を用いて検査してもよい。
【0041】また、上記実施例の場合に限らず、封印テ
ープとしては、照射光を表面で反射するものであれば他
の種類の封印テープでもよい。さらに、上記実施例の場
合に限らず、個装箱以外の容器又は被包を封印する場合
にも本発明を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、容器又は
被包の封印領域にスリット状の検査光又はピーク性のあ
る強力な強度の検査光を照射し、検査光による封印テー
プ表面の反射光を検出し、検出された反射光に基づいて
封印テープの封印状態を判定するようにしたので、容器
又は被包の封印領域が色付けされていたり、模様が印刷
されていたりしても、封印テープの封印状態を精度よく
検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査対象の具体例である医薬品が収納
された個装箱を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による封印テープ検査装置を
示す図である。
【図3】本発明の一実施例の封印テープ検査装置による
撮像画像の具体例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の封印テープ検査装置による
撮像画像の具体例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の封印テープ検査装置におけ
る検査光の他の具体例の説明図である。
【図6】本発明の一実施例の封印テープ検査装置におけ
る撮像画像を示す図である。
【図7】本発明の一実施例の封印テープ検査装置におけ
る第1の画像処理方法の説明図である。
【図8】本発明の一実施例の封印テープ検査装置におけ
る第2の画像処理方法の説明図である。
【図9】本発明の一実施例の封印テープ検査装置におけ
る第3の画像処理方法の説明図である。
【図10】本発明の一実施例の封印テープ検査装置にお
ける第4の画像処理方法の説明図である。
【図11】本発明の他の実施例による封印テープ検査装
置を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例の封印テープ検査装置に
よる撮像画像の具体例を示す図である。
【図13】本発明の他の実施例の封印テープ検査装置に
よる撮像画像の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10…個装箱 12…封印テープ 20…光源駆動部 22…ストロボ光源 24…ファイバライトガイド 26…スリット型ファイバヘッド 30…CCDカメラ 32…画像処理部 34…モニタ 36…ビデオプリンタ 38…同軸落射用ボックス 40…ハーフミラー 42…LED照明 44…LED照明用電源 46…LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査方法において、前記容
    器又は被包の封印領域にスリット状の検査光を照射し、 前記スリット状の検査光による封印テープ表面の反射光
    を検出し、 検出された前記反射光に基づいて前記封印テープの封印
    状態を判定することを特徴とする封印テープ検査方法。
  2. 【請求項2】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査装置において、 前記容器又は被包の封印領域にスリット状の検査光を照
    射する照射手段と、 前記照射手段により照射された前記スリット状の検査光
    による封印テープ表面の反射光を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記反射光に基づいて前
    記封印テープの封印状態を判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする封印テープ検査装置。
  3. 【請求項3】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査方法において、 前記容器又は被包の封印領域にピーク性のある強力な強
    度の検査光を照射し、 前記検査光による封印テープ表面の反射光を検出し、 検出された前記反射光に基づいて前記封印テープの封印
    状態を判定することを特徴とする封印テープ検査方法。
  4. 【請求項4】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査装置において、 前記容器又は被包の封印領域にピーク性のある強力な強
    度の検査光を照射する照射手段と、 前記照射手段により照射された前記検査光による封印テ
    ープ表面の反射光を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記反射光に基づいて前
    記封印テープの封印状態を判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする封印テープ検査装置。
  5. 【請求項5】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査方法において、 前記容器又は被包の封印領域に、ピーク性のある強力な
    強度の点光源を平面状に複数個配置して形成された面光
    源から発した検査光を垂直に照射し、 前記検査光による封印テープ表面の反射光を検出し、 検出された前記反射光に基づいて前記封印テープの封印
    状態を判定することを特徴とする封印テープ検査方法。
  6. 【請求項6】 容器又は被包を封印する封印テープの封
    印状態を検査する封印テープ検査装置において、 前記容器又は被包の封印領域に、ピーク性のある強力な
    強度の点光源を平面状に複数個配置して形成された面光
    源から発した検査光を垂直に照射する照射手段と、 前記照射手段により照射された前記検査光による封印テ
    ープ表面の反射光を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記反射光に基づいて前
    記封印テープの封印状態を判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする封印テープ検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001347038A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Fuji Shoji:Kk 遊技機検査装置
CN110501334A (zh) * 2019-08-08 2019-11-26 福建依客赛客信息技术有限公司 锂电池粘贴胶条时采用线激光配合ccd视觉检测方法和系统

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