JPH0792015A - 振動検出システム - Google Patents

振動検出システム

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Publication number
JPH0792015A
JPH0792015A JP5241169A JP24116993A JPH0792015A JP H0792015 A JPH0792015 A JP H0792015A JP 5241169 A JP5241169 A JP 5241169A JP 24116993 A JP24116993 A JP 24116993A JP H0792015 A JPH0792015 A JP H0792015A
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JP
Japan
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vibration
signal
circuit
disconnection
disconnection detection
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JP5241169A
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English (en)
Inventor
Chiaki Okamura
千秋 岡村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of Turbines (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は振動サーキットボードで行われるバ
ンドパスフィルタ処理の中心周波数のずれに起因する振
動信号の変化や振動検出器の温度上昇に起因する断線検
出回路の誤動作を防止する。 【構成】 振動検出器1から出力される振動速度信号を
取り込み、これを高増幅率で増幅した後、全波整流、平
滑して直流の複合信号に変換し、さらにこれを直流の断
線検出用電圧信号に変換するとともに、この断線検出用
電圧信号の値と予め設定されている断線検出基準電圧の
値とを比較し、前記断線検出用電圧信号の値が前記断線
検出基準電圧の値より低いとき、前記振動検出器1のコ
イル6が断線していると判断して整流平滑回路24の出
力端子を接地して前記振動検出器1が断線状態であるこ
とを外部に知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電所などに設けられた
タービンの状態を監視するタービン監視装置に係わり、
特にタービン発電機の振動を測定する振動検出システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所などに設けられたタービン発電機
では、蒸気によってタービンを高速回転させて、このタ
ービンに接続された発電機を回転させることにより、発
電を行なっている。
【0003】この場合、タービンが停止している状態か
ら、このタービンを定格回転数まで上昇させるとき、ま
ずタービンを低速で回転させてロータの一時的な曲がり
(偏心量)を小さくするターニングと呼ばれる作業を行
なった後、各軸受台の振動監視を行ないながら、タービ
ンの回転数を定格回転数まで上昇させる。
【0004】図3はこのようなタービン発電機の振動監
視を行なう振動検出システムの一例を示すブロック図で
ある。
【0005】この図に示す振動検出システムは振動検出
器101と、ケーブル102と、振動サーキットボード
103とを備えており、振動検出器101によって振動
監視対象となっているタービンの振動を検出し、この検
出動作によって得られた振動速度信号をケーブル102
を介して振動サーキットボード103に導くとともに、
この振動サーキットボード103によって前記振動速度
信号を変位比例信号に変換した後、前記タービンの振動
振幅に比例した電気信号に変換し、この電気信号に基づ
いて警報信号を発信したり、前記タービンをトリップさ
せたりするときに必要な判断用の信号を出力する。
【0006】振動検出器101はタービンの振動に応じ
て往復運動する永久磁石(図示は省略する)や一端が前
記ケーブル102を構成する一方の電線を介して前記振
動サーキットボード103の接地端子104に接続さ
れ、他端が前記ケーブル102を構成する他方の電線を
介して前記振動サーキットボード103の信号入力端子
105に接続され、前記永久磁石の往復運動によって起
電圧を発生するコイル106などを有する動電形検出器
であり、タービンの振動を検出し、この検出動作によっ
て得られた振動速度信号をケーブル102を介して前記
振動サーキットボード103の信号入力端子105に供
給する。
【0007】ケーブル102は前記振動検出器101と
前記振動サーキットボード103とを接続する2本の電
線と、一端が前記振動サーキットボード103の前記接
地端子104に接続され、前記各電線をシールドする外
側導体とを備えており、一方の電線によって前記接地端
子104と前記振動検出器101に設けられたコイル1
06の一端とを接続し、これによってこのコイル106
の一端を接地するとともに、他方の電線によって前記信
号入力端子105と前記コイル106の他端とを接続
し、前記コイル106の他端から出力される振動速度信
号を取り込んでこれを前記振動サーキットボード103
の前記信号入力端子105に導く。
【0008】振動サーキットボード103は断線検出用
交流電源回路110と、抵抗111と、信号分離回路1
12と、信号変換回路113と、断線検出回路114と
を備えており、断線検出用の交流電圧を生成して前記振
動検出器101の断線有無を検出しながら、前記振動検
出器101から出力される振動速度信号を取り込み、こ
れを変位比例信号に変換した後、前記タービンの振動振
幅に比例した電気信号に変換し、この電気信号に基づい
て警報信号を発信したり、前記タービンをトリップさせ
るときに必要な判断用の信号を出力する。
【0009】断線検出用交流電源回路110は前記振動
検出器101のコイル106から出力される振動速度信
号の周波数(例えば、数十〜数百Hz)より高い周波数
(例えば、1kHz)の断線検出用交流電圧信号を発生
する断線検出用交流電圧電源115と、この断線検出用
交流電圧電源115と前記抵抗111を含む信号ライン
116とを直流的に絶縁しながら、前記断線検出用交流
電圧電源115から出力される断線検出用交流電圧信号
を取り込んで前記抵抗111に供給するトランス117
とを備えており、断線検出用交流電圧電源115によっ
て断線検出用交流電圧信号を生成するとともに、トラン
ス117によって断線検出用交流電圧電源115と前記
信号ライン116とを直流的に絶縁しながら、前記断線
検出用交流電圧電源115から出力される断線検出用交
流電圧信号を取り込んで前記抵抗111に供給する。
【0010】抵抗111は前記断線検出用交流電源回路
110から出力される断線検出用交流電圧信号を取り込
み、これを前記信号入力端子105、ケーブル102を
介して前記振動検出器101に供給するとともに、前記
ケーブル102、信号入力端子105を介して前記振動
検出器101から出力される振動速度信号を取り込んで
これを信号分離回路112に供給する。
【0011】信号分離回路112は非反転入力端子が接
地された2入力型の演算増幅器118およびこの演算増
幅器118の増幅率を決定する入力抵抗119、帰還抵
抗120によって構成され、前記抵抗111によって取
り込まれた振動速度信号を増幅するゲイン付きバッファ
回路121と、このゲイン付きバッファ回路121から
出力される振動速度信号を取り込んでバンドパスフィル
タリング処理を行ない、振動信号成分に前記断線検出用
交流電圧信号成分が重畳した信号を抽出してこれを第1
出力端子122aから出力するとともに、振動速度信号
に重畳されている断線検出用交流電圧信号を抽出してこ
れを第2出力端子122bから出力するバンドパスフィ
ルタ回路122と、このバンドパスフィルタ回路122
の第1出力端子122aから出力される信号と前記第2
出力端子122bから出力される信号との差信号を演算
して振動信号を抽出する加算回路123とを備えてい
る。
【0012】そして、前記抵抗111を介して前記振動
検出器101から出力される振動速度信号を取り込み、
予め設定されている増幅率で増幅した後、バンドパスフ
ィルタリング処理を行なって断線検出用交流電圧信号を
抽出し、これを断線検出回路114に供給するととも
に、振動信号を抽出し、これを信号変換回路113に供
給する。
【0013】信号変換回路113は前記信号分離回路1
12から出力される振動信号を取り込んで変位比例信号
に変換する変位比例信号変換回路124と、この変位比
例信号変換回路124から出力される変位比例信号を取
り込んで地震などによって生じる低周波信号成分をカッ
トする低周波カットフィルタ回路125と、この低周波
カットフィルタ回路125から出力される低周波信号成
分カット済みの変位比例信号を取り込んで整流平滑し、
直流の変位比例信号(前記タービンの振動振幅に比例し
た電気信号)を生成する整流平滑回路126とを備えて
おり、前記信号分離回路112から出力される振動信号
を取り込むとともに、これを変位比例信号に変換した
後、低周波信号成分をカットするとともに、整流平滑し
てこれを警報回路やトリップ判断回路などに供給する。
【0014】また、断線検出回路114は前記信号分離
回路112から出力される断線検出用交流電圧信号を取
り込んで直流の断線検出用電圧信号に変換する断線検出
電圧生成回路127と、この断線検出電圧生成回路12
7から出力される直流の断線検出用電圧信号を取り込む
とともに、この断線検出用電圧信号の値と予め設定され
ている断線検出基準電圧の値とを比較し、断線検出用電
圧信号の値が断線検出基準電圧の値より低くなったと
き、前記振動検出器101のコイル106が断線したと
判定する比較回路128とを備えており、前記信号分離
回路112から出力される断線検出用交流電圧信号を取
り込んでこれを直流の断線検出用電圧信号に変換すると
ともに、この断線検出用電圧信号の値と予め設定されて
いる断線検出基準電圧の値とを比較し、前記断線検出用
電圧信号の値が前記断線検出基準電圧の値より低いと
き、前記振動検出器101のコイル106が断線してい
ると判断して前記整流平滑回路126の出力端子を接地
して前記振動検出器101が断線状態であることを外部
に知らせる。
【0015】このように、タービンの振動測定はタービ
ン監視上で重要な監視項目であるため、振動サーキット
ボード103によって振動検出器101の接触不良や断
線などの異常を早期に検出し、これによって誤った警報
信号やトリップ判断用の信号が出力されないようにして
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の振動検出システムにおいては、次に述べるよう
な問題があった。
【0017】すなわち、振動検出器101が正常に動作
しているとき、信号分離回路112から出力される断線
検出用交流電圧信号の値と、前記振動検出器101が断
線しているとき、信号分離回路112から出力される断
線検出用交流電圧信号の値との比が次式に示す値にな
る。
【0018】
【数1】 但し、eON :正常時における断線検出用交流電圧信号
の値 eOFF :断線時における断線検出用交流電圧信号の値 Ri :振動サーキットボード103の入力抵抗 R :振動検出器101の直流抵抗 XC :ケーブル102のリアクタンス この(1)式から分かるように、振動検出器101のコ
イル106が断線していないときにおける断線検出用交
流電圧信号の値と、前記コイル106が断線していると
きにおける断線検出用交流電圧信号の値との比がケーブ
ル長により左右されるため、安定した断線検出用交流電
圧信号を得るために、断線検出用交流電圧電源から出力
される断線検出用交流電圧信号の電圧値を150mVR
MS程度の高い値に設定し、さらにゲイン付きバッファ
回路121の増幅率を10倍程度に設定しているので、
バンドパスフィルタ回路122に入力される振動速度信
号の値が約1.5VRMSになる。
【0019】このため、このバンドパスフィルタ回路1
22におけるバンドパスフィルタ処理の中心周波数がず
れたとき、信号分離回路112から出力される振動信号
に断線検出用交流電圧信号の一部が重畳されてしまい、
変位比例信号変換回路124に入力される振動信号の値
が実際の値より大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0020】また、前記(1)式から分かるように、振
動検出器101の温度が上昇してこの振動検出器101
の直流抵抗Rが上昇したとき、この振動検出器101が
正常であっても、断線検出用交流電圧信号の値が低下
し、これに伴って断線検出電圧生成回路127から出力
される断線検出用電圧信号の値が低下して比較回路12
8の断線検出基準電圧の値より低くなり、この比較回路
128が誤動作してしまうという問題があった。
【0021】本発明は上記の事情に鑑み、振動サーキッ
トボードで行われるバンドパスフィルタ処理の中心周波
数のずれに起因する振動信号の変化や振動検出器の温度
上昇に起因する断線検出回路の誤動作を防止することが
できる振動検出システムを提供することを目的としてい
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、振動サーキットボードによって振動検出
器に断線検出用の交流電圧を印加しながら、この振動検
出器によって振動測定対象機器の振動を検出するととも
に、前記振動サーキットボードによって前記振動検出器
から出力される振動速度信号の処理を行なう振動検出シ
ステムにおいて、前記振動サーキットボードは前記振動
検出器から出力される振動速度信号を低い増幅率で増幅
した後、ローパスフィルタ処理によって前記振動速度信
号中に含まれる振動信号を抽出するとともに、前記振動
検出器から出力される振動速度信号の値が予め設定され
ている断線検出基準電圧の値より低いとき、前記振動検
出器の断線と判断することを特徴としている。
【0023】
【作用】上記の構成において、前記振動サーキットボー
ドによって振動検出器から出力される振動速度信号を低
い増幅率で増幅した後、ローパスフィルタ処理によって
前記振動速度信号中に含まれる振動信号を抽出するとと
もに、前記振動検出器から出力される振動速度信号の値
が予め設定されている断線検出基準電圧の値より低いと
き、前記振動検出器の断線と判断することにより、振動
サーキットボードのバンドパスフィルタ処理を無くし
て、このバンドパスフィルタ処理の中心周波数のずれに
起因する振動信号の変化や振動検出器の温度上昇に起因
する断線検出回路の誤動作を防止する。
【0024】
【実施例】図1は本発明による振動検出システムの一実
施例を示すブロック図である。
【0025】この図に示す振動検出システムは振動検出
器1と、ケーブル2と、振動サーキットボード3とを備
えており、振動検出器1によって振動監視対象となって
いるタービンの振動を検出し、この検出動作によって得
られた振動速度信号をケーブル2を介して振動サーキッ
トボード3に導くとともに、この振動サーキットボード
3によって前記振動速度信号を変位比例信号に変換した
後、前記タービンの振動振幅に比例した電気信号に変換
し、この電気信号に基づいて警報信号を発信したり、前
記タービンをトリップさせときに必要な判断用の信号を
出力する。
【0026】振動検出器1はタービンの振動に応じて往
復運動する永久磁石(図示は省略する)や一端が前記ケ
ーブル2を構成する一方の電線を介して前記振動サーキ
ットボード3の接地端子4に接続され、他端が前記ケー
ブル2を構成する他方の電線を介して前記振動サーキッ
トボード3の信号入力端子5に接続され、前記永久磁石
の往復運動によって起電圧を発生するコイル6などを有
する動電形検出器であり、タービンの振動を検出し、こ
の検出動作によって得られた振動速度信号をケーブル2
を介して前記振動サーキットボード3の信号入力端子5
に供給する。
【0027】ケーブル2は前記振動検出器1と前記振動
サーキットボード3とを接続する2本の電線と、一端が
前記振動サーキットボード3の前記接地端子4に接続さ
れ、前記各電線をシールドする外側導体とを備えてお
り、一方の電線によって前記接地端子4と前記振動検出
器1に設けられたコイル6の一端とを接続し、これによ
ってこのコイル6の一端を接地するとともに、他方の電
線によって前記信号入力端子5と前記コイル6の他端と
を接続し、前記コイル6の他端から出力される振動速度
信号を取り込んでこれを前記振動サーキットボード3の
前記信号入力端子5に導く。
【0028】振動サーキットボード3は断線検出用交流
電源回路10と、抵抗11と、ゲイン付きバッファ回路
12と、信号変換回路13と、断線検出回路14とを備
えており、断線検出用の交流電圧を生成して前記振動検
出器1の断線有無を検出しながら、前記振動検出器1か
ら出力される振動速度信号を取り込み、これを変位比例
信号に変換した後、前記タービンの振動振幅に比例した
電気信号に変換し、この電気信号に基づいて警報信号を
発信したり、前記タービンをトリップさせときに必要な
判断用の信号を出力する。
【0029】断線検出用交流電源回路10は前記振動検
出器1のコイル6から出力される振動速度信号の周波数
(例えば、数十〜数百Hz)より高い周波数(例えば、
1kHz)の断線検出用交流電圧信号を発生する断線検
出用交流電圧電源15と、この断線検出用交流電圧電源
15と前記抵抗11を含む信号ライン16とを直流的に
絶縁しながら、前記断線検出用交流電圧電源15から出
力される断線検出用交流電圧信号を取り込んで前記抵抗
11に供給するトランス17とを備えており、断線検出
用交流電圧電源15によって断線検出用交流電圧信号を
生成するとともに、トランス17によって断線検出用交
流電圧電源15と前記信号ライン16とを直流的に絶縁
しながら、前記断線検出用交流電圧電源15から出力さ
れる断線検出用交流電圧信号を取り込んで前記抵抗11
に供給する。
【0030】抵抗11は前記断線検出用交流電源回路1
0から出力される断線検出用交流電圧信号を取り込み、
これを前記信号入力端子5、ケーブル2を介して前記振
動検出器1に供給するとともに、前記ケーブル2、信号
入力端子5を介して前記振動検出器1から出力される振
動速度信号を取り込んでこれをゲイン付きバッファ回路
12と、断線検出回路14とに供給する。
【0031】ゲイン付きバッファ回路12は非反転入力
端子が接地された2入力型の演算増幅器18と、一端が
前記抵抗11に接続され、他端が前記演算増幅器18の
反転入力端子に接続される入力抵抗19と、一端が前記
演算増幅器18の出力端子に接続され、他端が前記演算
増幅器18の反転入力端子に接続される帰還抵抗20と
を備えており、前記抵抗11から出力される振動速度信
号を取り込むとともに、予め設定されている増幅率で増
幅して信号変換回路13に供給する。
【0032】信号変換回路13は前記ゲイン付きバッフ
ァ回路12から出力される振動速度信号を取り込むとと
もに、これを積分して変位比例信号に変換する積分回路
21と、この積分回路21から出力される変位比例信号
を取り込むとともに、地震などによって生じる低周波信
号成分をカットする低周波カットフィルタ回路22と、
この低周波カットフィルタ回路22から出力される低周
波信号成分カット済みの変位比例信号を取り込むととも
に、ローパスフィルタリング処理を行なって断線検出交
流電圧信号成分を除去するローパスフィルタ回路23
と、このローパスフィルタ回路23から出力されるロー
パスフィルタリング済みの変位比例信号を取り込むとと
もに、これを整流平滑し、直流の変位比例信号(前記タ
ービンの振動振幅に比例した電気信号)を生成する整流
平滑回路24とを備えており、前記ゲイン付きバッファ
回路12から出力される振動速度信号を取り込むととも
に、これを変位比例信号に変換した後、低周波信号成分
および断線検出交流電圧信号成分をカットするととも
に、整流平滑してこれを警報回路やトリップ判断回路な
どに供給する。
【0033】また、断線検出回路14は前記抵抗11を
介して供給される振動速度信号を取り込んで予め設定さ
れている高い増幅率で増幅する高ゲインバッファ回路2
5と、この高ゲインバッファ回路25から出力される振
動速度信号を取り込んで全波整流した後、平滑して断線
検出用交流電圧信号と振動信号とを加算した複合信号を
生成する全波整流平滑回路26と、この全波整流平滑回
路26から出力される複合信号を取り込んで直流の断線
検出用電圧信号に変換する断線検出電圧生成回路27
と、この断線検出電圧生成回路27から出力される直流
の断線検出用電圧信号を取り込むとともに、この断線検
出用電圧信号の値と予め設定されている断線検出基準電
圧の値とを比較し、断線検出用電圧信号の値が断線検出
基準電圧の値より低くなったとき、前記振動検出器1の
コイル6が断線したと判定する比較回路28とを備えて
いる。
【0034】そして、この断線検出回路14は前記抵抗
11を介して供給される振動速度信号を取り込み、これ
を高増幅率で増幅した後、全波整流、平滑して直流の複
合信号に変換し、さらにこれを直流の断線検出用交流電
圧信号に変換するとともに、この断線検出用電圧信号の
値と予め設定されている断線検出基準電圧の値とを比較
し、前記断線検出用電圧信号の値が前記断線検出基準電
圧の値より低いとき、すなわち前記振動検出器1から出
力される振動速度信号中の振動信号成分が無くなるとと
もに、前記振動速度信号中の断線検出用交流電圧信号成
分の値が低下したとき、前記振動検出器1のコイル6が
断線していると判断して前記整流平滑回路24の出力端
子を接地して前記振動検出器1が断線状態であることを
外部に知らせる。
【0035】この場合、前記断線検出回路14に入力さ
れる振動速度信号が振動検出器1のコイル6から出力さ
れる振動信号成分と、前記断線検出用交流電源15から
出力される断線検出用交流電圧信号成分とを含み、前記
コイル6が断線していないときには、前記振動信号成分
と前記断線検出用交流電圧信号成分とを加算した信号に
なるので、コイル6が断線していないときには、断線検
出用交流電圧信号が断線検出基準電圧より低くならない
ようにすることができ、これによって振動検出器1の温
度上昇などに起因するコイル断線検出時の誤動作を無く
すことができる。
【0036】さらに、振動検出対象となっているタービ
ン等の振動が停止し、振動検出器1のコイル6から振動
信号成分が出力されなくなっても、前記コイル6が断線
していない限り、断線検出回路14に入力される振動速
度信号中の断線検出用交流電圧信号成分が断線検出基準
電圧より小さくならないので、この場合にも、振動検出
器1の温度上昇などに起因するコイル断線検出時の誤動
作を無くすことができる。
【0037】これによって、断線検出用交流電源回路1
0から出力される断線検出用交流電圧の値を小さくしす
ることができ、これによってゲイン付きバッファ回路1
2で振動速度信号を増幅しても、増幅後における振動速
度信号中に含まれる断線検出用交流電圧信号成分の値を
小さくすることができ、バンドパスフィルタ回路などで
断線検出用交流電圧信号成分の除去処理を行なわなくて
も、ローパスフィルタ回路23のみで、断線検出用交流
電圧信号成分を十分に除去することができる。
【0038】このようにこの実施例においては、振動検
出器1から出力される振動速度信号を取り込み、これを
高増幅率で増幅した後、全波整流、平滑して直流の複合
信号に変換し、さらにこれを直流の断線検出用電圧信号
に変換するとともに、この断線検出用電圧信号の値と予
め設定されている断線検出基準電圧の値とを比較し、前
記断線検出用電圧信号の値が前記断線検出基準電圧の値
より低いとき、すなわち前記振動検出器1から出力され
る振動速度信号中の振動信号成分が無くなるとともに、
前記振動速度信号中の断線検出用交流電圧信号成分の値
が低下したとき、前記振動検出器1のコイル6が断線し
ていると判断して前記整流平滑回路24の出力端子を接
地して前記振動検出器1が断線状態であることを外部に
知らせるようにしているので、振動サーキットボード3
において、バンドパスフィルタ処理を無くして、バンド
パスフィルタ処理の中心周波数のずれに起因する振動信
号の変化や振動検出器1の温度上昇に起因する断線検出
回路14の誤動作を防止することができる。
【0039】図2は本発明による振動検出システムの他
の実施例を示すブロック図である。なお、この図におい
て、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してあ
る。
【0040】この図に示す振動検出システムが図1に示
すシステムと異なる点は、ゲイン付きバッファ回路12
から出力される増幅済みの振動速度信号を断線検出回路
14に入力するようにしたことである。
【0041】このようにしても、上述した実施例と同様
に、振動サーキットボード3において、バンドパスフィ
ルタ処理を無くし、バンドパスフィルタ処理の中心周波
数のずれに起因する振動信号の変化や振動検出器1の温
度上昇に起因する断線検出回路14の誤動作を防止する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動サーキットボードで行われるバンドパスフィルタ処理
の中心周波数のずれに起因する振動信号の変化や振動検
出器の温度上昇に起因する断線検出回路の誤動作を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動検出システムの一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明による振動検出システムの他の実施例を
示すブロック図である。
【図3】従来から知られている振動検出システムの一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 振動検出器 2 ケーブル 3 振動サーキットボード 4 接地端子 5 信号入力端子 6 コイル 10 断線検出用交流電源回路 11 抵抗 12 ゲイン付きバッファ回路 13 信号変換回路 14 断線検出回路 15 断線検出用交流電圧電源 16 信号ライン 17 トランス 18 演算増幅器 19 入力抵抗 20 帰還抵抗 21 積分回路 22 低周波カットフィルタ回路 23 ローパスフィルタ回路 24 整流平滑回路 25 高ゲインバッファ回路 26 全波整流平滑回路 27 断線検出電圧生成回路 28 比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動サーキットボードによって振動検出
    器に断線検出用の交流電圧を印加しながら、この振動検
    出器によって振動測定対象機器の振動を検出するととも
    に、前記振動サーキットボードによって前記振動検出器
    から出力される振動速度信号の処理を行なう振動検出シ
    ステムにおいて、 前記振動サーキットボードは前記振動検出器から出力さ
    れる振動速度信号を低い増幅率で増幅した後、ローパス
    フィルタ処理によって前記振動速度信号中に含まれる振
    動信号を抽出するとともに、 前記振動検出器から出力される振動速度信号の値が予め
    設定されている断線検出基準電圧の値より低いとき、前
    記振動検出器の断線と判断する、 ことを特徴とする振動検出システム。
JP5241169A 1993-09-28 1993-09-28 振動検出システム Pending JPH0792015A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101361543B1 (ko) * 2012-10-30 2014-02-13 주식회사 파워엠엔씨 접촉식 형상측정용 하중센서의 신호변환방법
CN103713217A (zh) * 2013-12-25 2014-04-09 国家电网公司 一种直流偏磁条件下电力变压器运行状态的在线监测方法

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