JPH0791377A - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

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Publication number
JPH0791377A
JPH0791377A JP5233924A JP23392493A JPH0791377A JP H0791377 A JPH0791377 A JP H0791377A JP 5233924 A JP5233924 A JP 5233924A JP 23392493 A JP23392493 A JP 23392493A JP H0791377 A JPH0791377 A JP H0791377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosion
proof case
diaphragm
core
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP5233924A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Takahashi
徳次 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPH0791377A publication Critical patent/JPH0791377A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は防爆ケースの小型化及びフィルタを
削除できるよう構成した往復動ポンプを提供することを
目的とする。 【構成】 ダイヤフラムポンプ11は、空気を加圧して
送出するダイヤフラム部12,13と、ダイヤフラム部
12を駆動するソレノイド14とよりなる。ソレノイド
14は密閉された防爆ケース15内の収納室16に設け
られ、ダイヤフラム部12,13は防爆ケース15の上
部に設けられている。防爆ケース15は絶縁性を有する
アルミニウム製であり、鋳造により製作される過程で磁
気回路を形成するコア部材20〜22が一体的にインサ
ートされる。ソレノイド14は、E字状に形成されたコ
ア本体23の中央コア23aにコイル24が嵌合されて
いる。コア本体23は中央コア23a及び左右コア23
b,23cの端部が防爆ケース15に埋設されたコア部
材20〜22に当接する位置に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復動ポンプに係り、特
に流体加圧部を電磁力により駆動するよう構成した往復
動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、給油装置においては、給油ノズ
ルを燃料タンクの給油口に挿入して給油する際、給油ノ
ズルを介して燃料タンク内のベーパを吸引し、このベー
パを半導体式の油種検出センサに供給して油種判定を行
っている。そのため、ベーパ吸引系路には、ベーパを吸
引し、油種判定後ベーパを排気するための吸排ポンプが
設けられている。
【0003】この種のポンプには、主にダイヤフラムポ
ンプなどの往復動ポンプが使用されている。従来の往復
動ポンプとしては、図3に示すようなダイヤフラムポン
プがある。尚、図3は蓋を外して内部が見えるようにし
た状態の図である。
【0004】同図中、ダイヤフラムポンプ1は、ゴム製
のダイヤフラム部2(内部に吸気用のリーフ弁と排気用
のリーフ弁とを有する)と、ダイヤフラム部2に連結さ
れたレバー3と、レバー3の下端に設けられた磁石4
と、電流が流れることにより励磁され、磁石4に対して
の電磁力が発生するソレノイド5とよりなる。レバー3
は上端が揺動自在に軸承されているため、ソレノイド5
からの磁界の方向が切り替わることにより磁石4が矢印
で示すように左右方向に駆動されるとともに揺動する。
【0005】従って、ダイヤフラム部2はレバー3の揺
動により変位し、空気を吸排する。ダイヤフラムポンプ
1は、油液を扱う可燃性雰囲気中に設置されるので、ア
ルミニウム製の防爆ケース6内に収納されている。その
ため、防爆ケース6の両側には、ダイヤフラム部2から
引き出された空気の管路7と外部からの管路(図示せ
ず)とを接続するための継手8が設けられている。
【0006】又、継手8と防爆ケース6との間には、フ
ィルタ部9が設けられており、このフィルタ部9内には
焼結金属よりなるフィルタ9aが収納されている。この
フィルタ9aは、ダイヤフラムポンプ1を作動させたと
きにソレノイド5に流れる電流により火花が発生した場
合でも、火花を防爆ケース6及び継手8の外部に漏れな
いようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記給油装置において
は、内部に給液配管,給液用のポンプ,ポンプモータ,
流量計,流量表示部などの機器が密集しており、各機器
の小型化が要望されている。しかるに、従来は図3に示
すように、ダイヤフラムポンプ1全体が防爆ケース6内
に収納される構成のため、防爆ケース6がかなり大型化
されている。
【0008】さらに、防爆ケース6の両側にフィルタ部
9が設けられるため、圧力損失が発生し、ベーパの吸排
気量が減少するといった課題がある。又、防爆ケース6
の構成が複雑化しており、管路の接続等で製作に多くの
手間を要することになり、製造コストが高価になるとい
った課題もある。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決した往復
動ポンプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁力により往
復可能な移動体により画成され、吸引口及び吐出口を有
する室を備えた流体加圧部と、磁極を有し、電気を流す
ことにより該移動体を往復させるための磁力を当該磁極
から発生させる駆動部とから構成される往復動ポンプに
おいて、前記駆動部の磁極のみを外部に露出させて前記
駆動部を防爆ケース内に設け、該防爆ケースには、前記
磁極からの磁力が前記移動体に作用するように前記流体
加圧部を設けてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】駆動部の磁極のみを外部に露出させて駆動部を
防爆ケース内に設けることにより、防爆ケースの小型化
が図れるとともに、防爆ケースの構成を簡素化すること
が可能になり、製造工程の手間を削減できる。又、フィ
ルタが不要になってフィルタによる圧力損失を減少させ
られる。
【0012】
【実施例】図1及び図2に本発明になる往復動ポンプの
一実施例を示す。
【0013】両図中、往復動ポンプとしてのダイヤフラ
ムポンプ11は、空気を加圧して送出するダイヤフラム
部(流体加圧部)12,13と、ダイヤフラム部12,
13を駆動するソレノイド(駆動部)14とよりなる。
ソレノイド14は密閉された防爆ケース15内の収納室
16に設けられ、ダイヤフラム部12,13は防爆ケー
ス15の上部に設けられている。
【0014】このように、ソレノイド14が密閉された
防爆ケース15内に設けられ、ダイヤフラム部12,1
3が防爆ケース15の外部に設けられているので、火花
の漏れを防止するためのフィルタを設ける必要がなくな
り、空気の圧力損失を減少させてポンプ効率を高めるこ
とができる。
【0015】防爆ケース15は鋳造により箱状に製作さ
れており、板状の蓋17により開口部分が閉塞されて密
閉状態となる。又、防爆ケース15は絶縁性を有するア
ルミニウム製であり、鋳造により製作される過程で磁気
回路を形成する剛体からなるコア部材20〜22が防爆
ケース15の上板15b内部に一体的にインサートされ
る。尚、各コア部材20〜22は、防爆ケース15を貫
通して上端及び下端が防爆ケース15の上板15bより
突出するように、防爆ケース15に一体化されている。
さらに、コア部材20〜22は、側面中間部に抜け防止
用の突部20a〜22aを有する。
【0016】ソレノイド14は、E字状に形成されたコ
ア本体23の中央コア23aに電流が流れるコイル24
が嵌合されている。又、コア本体23の左右コア23
b,23cには、取り付け用の長孔23d,23eが穿
設されており、この長孔23d,23eには取り付けボ
ルト25が挿通される。即ち、ソレノイド14は取り付
けボルト25により防爆ケース15の内壁より延在する
支持部15cに固定され、コア本体23は防爆ケース1
5のほぼ中間に位置するように支持されるとともに、中
央コア23a及び左右コア23b,23cの端部が防爆
ケース15に埋設されたコア部材20〜22に当接する
位置に保持される。
【0017】従って、コア部材20〜22はソレノイド
14のコア本体23と接合されて磁気回路を形成し、防
爆ケース15の外部に突出する端部間には、コイル24
に通電される電流に応じた磁界が発生する。
【0018】又、コイル24から引き出されたコード2
6は、防爆ケース15の側板15dに穿設された孔15
eに挿通されて外部の電源(図示せず)に接続される。
そして、コード26と孔15eとの間の隙間には、合成
樹脂が注入されており、気密構造となっている。
【0019】このように、防爆ケース15の内部には、
ソレノイド14のみが収納される構成であるので、防爆
ケース15は小型化されるとともに構成の簡素化が図ら
れている。よって、防爆ケース15の製作が容易とな
り、製造コストを安価に抑えられる。又、ポンプ全体を
小型化することができ、ひいては設置スペースを小さく
して組み込まれる装置の小型化にも対応することができ
る。
【0020】27はコ字状のフレームで、両端部27
e,27fが防爆ケース15の上部に固定され、フレー
ム27の内側側面27a,27bにはダイヤフラム部1
2,13が固定されている。尚、ダイヤフラム部12,
13は、夫々同一構成であり、フレーム27に固定され
た円筒状の本体(図示せず)にゴム製のダイヤフラム1
2a,13aがコイル状のバンド12b,13bにより
に締結されている。
【0021】上記フレーム27に固定された円筒状の本
体及びダイヤフラム12a,13aには、吸排のための
室(図示せず)が形成されている。そして、円筒状本体
の内部には、空気の一方向の流れに応じて開く吸気用リ
ーフ弁と排気用リーフ弁(共に図示せず)が設けられて
おり、ダイヤフラム12a,13aの伸縮動作により上
記吸気用リーフ弁と排気用リーフ弁とが交互に開閉して
空気を吸排する。
【0022】尚、ダイヤフラム部12,13より左右方
向に延在する吸気口12c,13c及び排気口12d,
13dは、フレーム27を貫通して外側に突出してい
る。そして、吸気口12c,13cあるいは排気口12
d,13dに接続されたチューブ(図示せず)は、油種
判別センサが配設された管路(共に図示せず)に接続さ
れる。
【0023】又、フレーム27の天板27cには、レバ
ー28,29の上端を回動自在に軸承する軸承部27d
が設けられている。レバー28,29は中間部分がダイ
ヤフラム12a,13aの端部に連結され、下端部に磁
石30,31が固着されている。
【0024】磁石30,31はレバー28,29が垂下
方向に位置するとき、防爆ケース15に一体的に形成さ
れたコア部材20と21との間、コア部材21と22と
の間に対向するように設けられている。即ち、磁石3
0,31は、夫々コア部材20と21との間、コア部材
21と22との間に形成される磁界中に位置する。
【0025】さらに、左側の磁石30はコア部材20に
近接する端部がS極となり、反対側のコア部材21に近
接する端部がN極となる向きに設けられている。又、右
側の磁石31はコア部材21に近接する端部がN極とな
り、反対側のコア部材22に近接する端部がS極となる
向きに設けられている。
【0026】従って、ソレノイド14のコイル24に交
流電流が通電されると、コア本体23に当接するコア部
材20〜22間に磁界が発生し、コイル24に通電され
た電流の通電方向が切り替わるとともに、コア部材20
〜22がS極あるいはN極に切り替わり磁界の方向(磁
力線の方向)も切り替わる。そのため、コア部材20〜
22に対向する磁石30,31は、コア部材20〜22
間の磁界に方向に応じて左右方向に駆動され、レバー2
8,29をA,B方向に揺動させて往復運動をする。
【0027】その際、磁石30,31のS極とN極とが
逆向きとなるように設けられているので、磁石30がA
方向に移動するときは磁石31がB方向に移動し、磁石
30がB方向に移動するときは磁石31がA方向に移動
する。従って、レバー28,29に連結されたダイヤフ
ラム12a,13aは、上記ソレノイド14の電磁力に
よってA,B方向に揺動するレバー28,29により左
右方向に往復動して変位し、吸気口12c,13cより
吸引した空気を加圧して排気口12d,13dより送出
する。
【0028】給油装置においては、このように作動する
ダイヤフラムポンプ11の吸引力により車両の燃料タン
ク内のベーパが先端が給油ノズルの吐出口に設けられた
油種判別管路を介して油種検出センサに供給されて油種
判別が行われ、給油終了後、ダイヤフラムポンプ11か
ら送出される圧縮空気により油種検出センサに付着した
ベーパ及び油種判別管路に残留するベーパが油種判別管
路の先端から外部にパージされる。
【0029】尚、上記実施例では、給油装置に組み込ま
れたダイヤフラムポンプを一例として挙げたが、これに
限らず、本発明を他の可燃性雰囲気中で使用される装置
に組み込まれたダイヤフラムポンプにも適用しても良
い。
【0030】又、上記実施例では、ダイヤフラムポンプ
を一例として挙げたが、これに限らず、例えばダイヤフ
ラムの代わりにピストンを電磁力により往復動させる構
成の往復動ポンプにも適用できるのは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる往復動ポンプ
は、駆動部の磁極のみを外部に露出させて駆動部を防爆
ケース内に設けたため、ポンプ全体を防爆ケースで覆う
よりも防爆ケースの小型化が図れるので、設置スペース
を大幅に小さくすることができ、さらに、防爆ケースの
構成を簡素化することができるため、防爆ケースの製作
が容易となり、製造コストを安価に抑えることができ
る。しかも、空気の管路途中に防爆ケース内部で火花が
発生した場合、火花を可燃性雰囲気に漏れないように設
けられたフィルタを不要にでき、よって空気の管路途中
のフィルタによる圧力損失を低下させてポンプ効率を高
めることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる往復動ポンプの一実施例の縦断面
図である。
【図2】図1に示すポンプを側方から見た側断面図であ
る。
【図3】従来の往復動ポンプを説明するための正面図で
ある。
【符号の説明】
11 ダイヤフラムポンプ 12,13 ダイヤフラム部 14 ソレノイド 15 防爆ケース 17 蓋 20〜22 コア部材 23 コア本体 28,29 レバー 30,31 磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁力により往復可能な移動体により画成
    され、吸引口及び吐出口を有する室を備えた流体加圧部
    と、 磁極を有し、電気を流すことにより該移動体を往復させ
    るための磁力を当該磁極から発生させる駆動部とから構
    成される往復動ポンプにおいて、 前記駆動部の磁極のみを外部に露出させて前記駆動部を
    防爆ケース内に設け、 該防爆ケースには、前記磁極からの磁力が前記移動体に
    作用するように前記流体加圧部を設けてなることを特徴
    とする往復動ポンプ。
JP5233924A 1993-09-20 1993-09-20 往復動ポンプ Pending JPH0791377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5233924A JPH0791377A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 往復動ポンプ

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JP5233924A JPH0791377A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 往復動ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH0791377A true JPH0791377A (ja) 1995-04-04

Family

ID=16962739

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JP5233924A Pending JPH0791377A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 往復動ポンプ

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JP (1) JPH0791377A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI819657B (zh) * 2022-06-14 2023-10-21 雃博股份有限公司 電磁式空氣泵

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI819657B (zh) * 2022-06-14 2023-10-21 雃博股份有限公司 電磁式空氣泵

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