JPH07912U

JPH07912U - 着脱および傾斜機能付き生ゴミ容器

Info

Publication number: JPH07912U
Application number: JP3842393U
Authority: JP
Inventors: 松生園田
Original assignee: 株式会社マーベルコンピューターサービス
Priority date: 1993-06-07
Filing date: 1993-06-07
Publication date: 1995-01-06

Abstract

(57)【要約】【目的】設置場所を自由に選択でき生ゴミの収納およ
び廃棄が容易にでき、かつ生ゴミの収納時にも視覚的に
嫌悪感を持たない着脱および傾斜機能付き生ゴミ容器を
提供する。【構成】背板（１）の下部に傾斜止め具（８）を備え
た接合子（７）を装着し、この接合子（７）に生ゴミ水
切り（３）を内蔵した生ゴミ容器（４）を設けることを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、生ゴミの容器に背板を装着し、背板と生ゴミ容器間の着脱および生ゴミ容器の傾斜機能を持たせた着脱および傾斜機能付き生ゴミ容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、生ゴミは台所のシンクに三角コーナーを設置しこの中に収納していた。あるいは、台所のシンクに水切り穴の付いたゴミ袋を設置しこの中に収納していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。（１）下部のみに水切りが付いた三角コーナーの場合、生ゴミにより水切りが塞がれ水はけが悪くなる。（２）側面にも水切りが付いた三角コーナーの場合、水切り穴が小さいと生ゴミにより水切りが塞がれる。また、水切り穴が大きいと生ゴミがはみ出す。（３）三角コーナーの中に、水切り穴の付いたゴミ袋を設置して生ゴミを収納しても、水切り穴の大きさは生ゴミの流出に、水切り穴間の間隔はゴミ袋の強度に制限されるため、上記同様に水切りが塞がれ水はけが悪くなる。（４）ゴミ袋を直接設置した場合、ゴミ袋の色により生ゴミ全体が見えたりあるいはいびつな形となり、視覚的に嫌悪感を持つ。（５）三角コーナーおよびゴミ袋をシンクに設置することにより、三角コーナーを倒したりあるいはゴミ袋を破いたり等、シンクの使用に支障をきたす。本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記欠点を解消するため本考案は、背板（１）の下部に傾斜止め具（８）を備えた接合子（７）を装着し、この接合子（７）に生ゴミ水切り（３）を内蔵した生ゴミ容器（４）を装着する。

【０００５】

【作用】

取っ手（５）を手で掴み生ゴミ容器（４）を上に持ち上げ生ゴミ容器止め具（１１）を生ゴミ容器止め具穴（１２）より引出し前に倒す。すると、傾斜止め具（８）が背板（１）にぶつかり、生ゴミ容器（４）は傾斜状態を保つ。この状態で生ゴミを生ゴミ水切り（３）の中に収納する。生ゴミを収納したら、取っ手（５）を手で掴み生ゴミ容器（４）を背板（１）の位置まで後ろに倒し、さらに上に持ち上げ生ゴミ容器止め具穴（１２）に生ゴミ容器止め具（１１）を差込み背板（１）と接合する。すると、水分は生ゴミ水切り（３）を通り抜け排水口（６）より排出される。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）背板（１）の背面に吸盤支持棒（１４）を挟み込むフック（９）を、下部両端に接合子（７）を差し込む切込みと接合子止め具穴（１３）を、さらに生ゴミ容器止め具穴（１２）を設ける。また、背板（１）の前面にスポンジ台（２）を設ける。（ロ）傾斜止め具（８）を設けた接合子（７）を、背板（１）の下部に差し込む。（ハ）吸盤（１０）を設けた吸盤支持棒（１４）を台所の壁等に吸着する。（ニ）吸盤支持棒（１４）に背板（１）のフック（９）を差し込む。（ホ）生ゴミ容器差込み（１５）、排水口（６）、生ゴミ容器止め具（１１）および取っ手（５）を設けた生ゴミ容器（４）を設ける。このとき、生ゴミ容器（４）本体の低部は、排水を良くするため排水口（６）に向かって下りの傾斜を持つ。また、排水口（６）の先端は斜めに切断され、生ゴミ容器差込み（１５）の低部と排水口（６）の低部は、生ゴミ容器（４）の上端からの長さが同一となる。さらに、取っ手（５）は生ゴミ水切り（３）の取っ手を挟み込むために溝を設ける。（ヘ）生ゴミ容器（４）と接合する淵（１６）および取っ手（５）を設けた編目状の生ゴミ水切り（３）を設ける。淵（１６）は生ゴミ容器（４）の淵より内側に少し広めに取り、編目と生ゴミ容器（４）の内側と接触しないようにする。また、編目の深さは生ゴミ容器（４）の底と接触しないように少し短めとする。（ト）生ゴミ容器（４）の中に生ゴミ水切り（３）を装着し、生ゴミ容器差込み（１５）を、生ゴミ容器差込み口（１６）に差し込む。（チ）取っ手（５）を掴み生ゴミ容器止め具（１１）を、生ゴミ容器止め具穴（１２）に差込み、生ゴミ容器（４）を下に降ろし固定する。本考案は以上のような構造でこれを使用するときは、取っ手（５）を手で掴み生ゴミ容器（４）を上に持ち上げ生ゴミ容器止め具（１１）を生ゴミ容器止め具穴（１２）より引出し前に倒す。すると、傾斜止め具（８）が背板（１）にぶつかり、生ゴミ容器（４）は傾斜状態を保つ。この状態で生ゴミを生ゴミ水切り（３）の中に収納する。生ゴミを収納したら、取っ手（５）を手で掴み生ゴミ容器（４）を背板（１）の位置まで後ろに倒し、さらに上に持ち上げ生ゴミ容器止め具穴（１２）に生ゴミ容器止め具（１１）を差込み背板（１）と接合する。すると、水分は生ゴミ水切り（３）を通り抜け排水口（６）より排出される。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）吸盤（１０）により、自由な位置に設置できるので台所のシンクを有効に使用できる（ロ）生ゴミ容器（４）は着脱可能でかつ排水口（６）が斜めに切断されているので、背板（１）より分離して蛇口の下で使用しても水はけができる。（ハ）生ゴミ容器（４）は着脱可能でかつ取っ手（５）が設けてあるので、溜った生ゴミを手を汚さずに捨てられる。（ニ）生ゴミは生ゴミ容器（４）およびスポンジ台（２）により隠れるので、視覚的に嫌悪感を持つことがない。（ホ）スポンジ台（２）より水が滴り落ちても排水口（６）より、はねることなく排水できる。（ヘ）排水口（６）にホースを接合することにより、シンクと離れた位置に設置しても水はけを容易にできる。（ト）生ゴミ容器（４）と生ゴミ水切り（３）が接着していないので、水はけが良い。（チ）生ゴミ容器（４）の底は傾斜しているので、水はけが良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の組立状態を示す斜視図である。

【図２】本考案の設置状態の側面図である。

【図３】本考案の背板の前面を示す図である。

【図４】本考案の背板の背面を示す図である。

【図５】本考案の生ゴミ容器の前面を示す図である。

【図６】本考案の生ゴミ容器の背面を示す図である。

【図７】本考案の生ゴミ水切りの斜視図である。

【図８】本考案の接合子の斜視図である。

【図９】本考案の吸盤支持棒の斜視図である。

【符号の説明】

１背板２スポンジ台３生ゴミ水切り４生ゴミ容器５取っ手６排水口７接合子８傾斜止め具９フック１０吸盤１１生ゴミ容器止め具１２生ゴミ容器止め具穴１３接合子止め具穴１４吸盤支持棒１５生ゴミ容器差込み１６淵１７編目

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】背板（１）の下部に傾斜止め具（８）を
備えた接合子（７）を装着し、この接合子（７）に生ゴ
ミ水切り（３）を内蔵した生ゴミ容器（４）を装着して
なる着脱および傾斜機能つき生ゴミ容器。