JPH079116B2 - 平板スレ−ト瓦工事用足場金具 - Google Patents

平板スレ−ト瓦工事用足場金具

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JPH079116B2
JPH079116B2 JP63314766A JP31476688A JPH079116B2 JP H079116 B2 JPH079116 B2 JP H079116B2 JP 63314766 A JP63314766 A JP 63314766A JP 31476688 A JP31476688 A JP 31476688A JP H079116 B2 JPH079116 B2 JP H079116B2
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JP
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flat plate
roof
slate
scaffolding
flat
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Inventor
洋行 宮原
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洋行 宮原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平板スレート瓦工事用の足場金具に関する。
〔従来の技術〕
屋根葺材として、旧来からの粘土瓦、磁器瓦の他に、不
燃材である石綿とセメントとを原料として平板状に成形
した平板スレート瓦が使用されている。この平板スレー
ト瓦は、軽量で施工性に富み、又安価であるという反
面、可撓性に欠け割れたり滑り易いという欠点がある。
このため、平板スレート瓦を屋根に施工する場合、特に
屋根勾配が5/10以上では屋根全体に足場を組んで作業を
行う必要がある。
この足場を組む作業は非常に手間が掛るとともに、足場
の材料も多くを必要とし、工事費の増加と工期の長期化
を招いている。しかしながら、安全な作業を行うために
は、これを省くわけにはいかない。
一方、粘土瓦、磁器瓦等の一般の瓦屋根においては、簡
単に足場を組むことのできる足場固定具について従来よ
り数多くの提案がなされ、また実用化されている。
例えば、実開昭58−148132号公報には、屋根に設けられ
た釘等の係止金具へ掛合させる掛合部を止着片の一端付
近に設け、他端には支持片の一端を連設し、更に一端を
支持片の他端近傍に他端を止着片の中央付近にそれぞれ
連設した足場板受を備えた屋根用足場板の支持装置が記
載されている。
この装置によると、屋根面の所定個所に仮止めした掛止
め金具に掛合部を掛合するだけで、屋根面上に装置を設
定することができ、工事用の足場を簡単に組み立てるこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この屋根用足場板の支持装置を、平板ス
レート瓦屋根に使用する場合、次のような問題点があ
る。
先ず第1に、止着片の両側部を折り曲げ補強用のビート
部を厚みをもって形成していため、割れやすく且つ隙間
なく設置されている平板スレート瓦の間には挿入するこ
とは困難であり、無理をして挿入すると平板スレート瓦
そのものを破損させてしまう。
また第2点として、止着片の先端端部は、直線的に切断
されたものであるために、2枚の平板スレート瓦の間に
挿入する際に、この先端部が平板スレート瓦に引っ掛か
り易く、挿入が困難である。
更に、第3点として、掛合部の切欠形成幅を釘の直径と
略同じ幅に形成しており、このため、2枚の平板スレー
ト瓦の間に挿入して目視できない状態で掛合部に釘が係
合させるのが困難である。
このように、上記した従来の屋根用足場板の支持装置
は、粘土瓦、磁器瓦等、瓦そのものを持ち上げることが
できる一般の瓦に使用する際には、充分にその機能を発
揮するが、屋根に釘で固定され可撓性が殆どない平板ス
レート瓦には、上記したような問題点を有し全く使用す
ることはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであ
り、屋根に固定された平板スレート瓦を破損することな
く取付けることができ、また釘への係止が容易な平板ス
レート瓦工事用足場金具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、以下に記載する実施例を示す添付図を参照し
て、鋼板等の薄板によって形成され、スレート瓦のサイ
ズに応じてスライドし、且つ、切欠(1b)において固定
されるストッパー(3)を設けた扁平状挿入板部(1)
を有し、同扁平状挿入板部(1)の基端部にはL字状の
受け部(2)が連設され、また、同扁平状挿入板部
(1)の先端部には、その端縁が略半円形の曲線状に形
成されて、釘(4)係止用の鉤部(1a)が形成され、さ
らに、同鉤部(1a)の挿入口は外側に向かって拡がるよ
うに形成されていることを特徴とする平板スレート瓦工
事用足場金具である。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は本発明の実施例の斜視図である。挿入板部1は
ステンレス鋼板等の薄くて強靭な、可撓性を有する材質
で形成する。挿入板部1の先端部には、瓦を止める釘に
引っ掛けるための鉤部1aを形成し、先端端部は略半円形
の曲線状に形成する。この鉤部1aは、挿入口を外側に向
かって拡がるように形成する。また、挿入板部1の基端
部には、足場となる角材等を止めるためのL字状の受け
部2がリベット等で固定されている。
ストッパー3は平板スレート瓦のサイズに応じて挿入板
部1をスライドし、所定の位置に設けた切欠1bにおいて
固定できるように構成されている。すなわち、第2図に
示すようにストッパー3には、つまみ3aが挿入板部1の
長手方向とは直交する方向に移動自在に設けられてお
り、板ばね3bにより、つまみ3aの先端部が切欠1bに嵌合
するように構成されている。
ストッパー3の位置を変更するには、つまみ3aを引っ張
ると先端部が切欠1bから離脱するので、その状態でスト
ッパー3の現在の位置から目的の方向に移動させる。次
いで、つまみ3aを解放した状態で挿入板部1をスライド
させると、目的の位置で板ばね3bのばね力でつまみ3aの
先端が切欠1bに嵌まり込む。これにより、つまみ3aを引
っ張らない限り、ストッパー3の位置は動かない。
第3図は平板スレート瓦で葺いた屋根の一例を示してい
る。この例では、第4図(a)に示すように、引っ張け
ようとしている釘4で止められている平板スレート瓦5
とその下の平板スレート瓦との隙間に足場金具の挿入板
部1の先端を差し込み、鉤部1aが釘4の軸部に引っ張か
るようにし、第4図(b)に示す状態で手前に引っ張
る。これにより、足場金具な確実に係止される。このと
き、ストッパー3が下の平板スレート瓦5の端面の段差
部にくるように調節しておくと、誤って足場金具を蹴る
などして上方に移動させる力が働いたとしても、足場金
具が釘4から外れることはない。このときの断面図を第
5図に示す。
第6図は、2本の足場金具の受け部2間の角材6を掛け
渡して足場とした状態を示している。この足場で体重を
支えたり、また部材を乗せておくことができる。
この足場金具を他の固定場所に移したり取り外すときた
は、まず受け部2を平板スレート瓦の面とは垂直な方向
に持ち上げる。そうするとストッパー3が平板スレート
瓦の段差吹から外れる。次いで挿入板部1を一旦押し込
んで鉤部1aを釘から外し、引き抜けば、容易に外すこと
ができる。
本実施例の足場金具は、一本の釘に引っ掛けて固定して
いるため、体重に近い荷重を支持することの安全性が問
題とされるが、平板スレート瓦は通常の4本の釘で固定
されているため、引っ掛けられている一本の釘がその荷
重によって下方に曲がろうとしても、その力は平板スレ
ート瓦に伝わり、他の3本の釘にも分散されるため、安
全性に問題はない。
なお、本実施例のストッパー3は、平板スレート瓦のサ
イズに応じて長さl(第5図参照)を調整して使用する
ことができるので、サイズが異なる数種類の平板スレー
ト瓦の工事に際して、一種類の足場金具を用意しておけ
ばよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の平板スレート瓦屋根に
使用する足場用金具においては、鋼板等の薄板になる挿
入板部と、この挿入板部の先端部に形成された釘係止用
の鉤部と、前記挿入板部の基端部に連設されたL字状の
受け部とを備えている。このため、一々瓦を持ち上げて
取り付ける必要もなく、薄板挿入部を平板スレート瓦の
間に押し込むだけで簡単に挿入することができ、破損し
易く設置が困難であった平板スレート瓦にも使用するこ
とができる。また、挿入板部の先端端部を略半円形の曲
線状に形成しているため、引っ掛けることなく固定され
た2枚の平板スレート瓦の間にスムーズに挿入すること
ができる。さらに、鉤部の挿入口を外側に向かって拡が
るように形成しているため、目視不可能な状態でも、係
止用釘を鉤部に容易に係止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図はストッ
パー部分拡大図、第3図は平板スレート瓦屋根の例を示
す説明図、第4図は本発明の足場金具の使用方法の説明
図、第5図はその断面図、第6図は本発明の足場金具を
使用した足場の例を示す斜視図である。 1:挿入板部、1a:鉤部 2:受け部、3:ストッパー 4:釘、5:平板スレート瓦 6:角材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板等の薄板によって形成され、スレート
    瓦のサイズに応じてスライドし、且つ、切欠(1b)にお
    いて固定されるストッパー(3)を設けた扁平状挿入板
    部(1)を有し、 同扁平状挿入板部(1)の基端部にはL字状の受け部
    (2)が連設され、また、 同扁平状挿入板部(1)の先端部には、その端縁が略半
    円形の曲線状に形成されて、釘(4)係止用の鉤部(1
    a)が形成され、 さらに、同鉤部(1a)の挿入口は外側に向かって拡がる
    ように形成されていることを特徴とする平板スレート瓦
    工事用足場金具。
JP63314766A 1988-12-12 1988-12-12 平板スレ−ト瓦工事用足場金具 Expired - Lifetime JPH079116B2 (ja)

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JPH02161066A JPH02161066A (ja) 1990-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0482150U (ja) * 1990-11-27 1992-07-16
JPH04107329U (ja) * 1991-02-25 1992-09-16 ニイガタ製販株式会社 コロニアル等の足場構築金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58148132U (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 ホリ−株式会社 屋根用足場板の支持装置

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