JPH079099Y2 - 回転体の速度検出装置 - Google Patents
回転体の速度検出装置Info
- Publication number
- JPH079099Y2 JPH079099Y2 JP1987027787U JP2778787U JPH079099Y2 JP H079099 Y2 JPH079099 Y2 JP H079099Y2 JP 1987027787 U JP1987027787 U JP 1987027787U JP 2778787 U JP2778787 U JP 2778787U JP H079099 Y2 JPH079099 Y2 JP H079099Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- speed
- rotation
- pulse
- rotating body
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は回転体の速度制御装置に係り、特に回転体の速
度を検出し、この検出信号により速度を制御するための
速度検出装置に関するものである。
度を検出し、この検出信号により速度を制御するための
速度検出装置に関するものである。
B.考案の概要 本考案は、回転体の回転を回転検出部によつて検出し、
該検出信号に基づいて回転体の回転速度を検出する速度
検出装置において、 前記回転検出部の検出信号を逓倍した信号を回転数計測
のトリガとして用い、該逓倍した信号をさらに所定分周
した信号を実際の回転数算出に用いることにより、 高速で、且つ高精度にて回転を検出できる速度検出装置
を得るものである。
該検出信号に基づいて回転体の回転速度を検出する速度
検出装置において、 前記回転検出部の検出信号を逓倍した信号を回転数計測
のトリガとして用い、該逓倍した信号をさらに所定分周
した信号を実際の回転数算出に用いることにより、 高速で、且つ高精度にて回転を検出できる速度検出装置
を得るものである。
C.従来の技術 コンピュータを用いて回転機の正逆回転象現速度制御を
行う場合の速度検出には通常2相出力のパルスピツクア
ツプを用いる。
行う場合の速度検出には通常2相出力のパルスピツクア
ツプを用いる。
低速度の制御を行う場合は特にパルスピツクアツプの出
力パルスレート(P/R)が大きくないと安定制御を行う
ことが困難であり、極力パルス数の多いものが用いられ
るが、パルス数を極端に多くなるようにすることは、パ
ルスピツクアツプの製作が困難となるとともに、一定数
以上になると極端に高価なものとなり、極低速回転数を
制御する場合の重要な問題点となつている。
力パルスレート(P/R)が大きくないと安定制御を行う
ことが困難であり、極力パルス数の多いものが用いられ
るが、パルス数を極端に多くなるようにすることは、パ
ルスピツクアツプの製作が困難となるとともに、一定数
以上になると極端に高価なものとなり、極低速回転数を
制御する場合の重要な問題点となつている。
また、コンピュータを用いてデイジタル的に速度制御を
行う場合の速度の検出手段としてはパルスピツクアツプ
からの出力パルスの時間間隔Tから逆算する方法を用い
るのが普通である。
行う場合の速度の検出手段としてはパルスピツクアツプ
からの出力パルスの時間間隔Tから逆算する方法を用い
るのが普通である。
したがって、回転数 K=P/R(レート)となり、Tは回転数に応じて変化す
るため、通常Tが長い場合は2パルス間の時間を計測
し、Tが制御上必要とする検出遅れ時間より短くなつた
場合は計測パルス数を順次増してゆき前記と逆にほぼ一
定時間幅内のパルス数となる数を指定して平均のTを求
めて精度の高い速度を求める。
るため、通常Tが長い場合は2パルス間の時間を計測
し、Tが制御上必要とする検出遅れ時間より短くなつた
場合は計測パルス数を順次増してゆき前記と逆にほぼ一
定時間幅内のパルス数となる数を指定して平均のTを求
めて精度の高い速度を求める。
2相出力付きのパルスピツクアツプを用いる場合に、見
掛上のパルス数を増加する手段としては2相の位相関係
から4倍周波数を求めることは簡単に行え、アナログ的
に制御を行つている回路では一般的に用いている。
掛上のパルス数を増加する手段としては2相の位相関係
から4倍周波数を求めることは簡単に行え、アナログ的
に制御を行つている回路では一般的に用いている。
D.考案が解決しようとする問題点 2相間の位相関係や出力の高(H),低(L)の時間比
は一般に正確ではなく相当な誤差があり、パルス間隔か
ら直接回転数を計算で求めるデイジタル方式においては
4倍周波方式を用いると、サンプリングのタイミング毎
に速度が大幅に異る結果となり安定制御が困難である。
したがつて、正確な制御を要する用途では一般に1倍周
波のまま使用しており、そのためそれだけパルス数の多
いパルスピツクアツプを必要としていた。
は一般に正確ではなく相当な誤差があり、パルス間隔か
ら直接回転数を計算で求めるデイジタル方式においては
4倍周波方式を用いると、サンプリングのタイミング毎
に速度が大幅に異る結果となり安定制御が困難である。
したがつて、正確な制御を要する用途では一般に1倍周
波のまま使用しており、そのためそれだけパルス数の多
いパルスピツクアツプを必要としていた。
特に、速度変化率はあまり大きくないが、極力零に近い
点まで速度制御を行いたい用途では回転体が回転してい
るか否かを判定できる最低回転数レベルは制御の遅れか
ら許容される遅れ時間とパルスピツクアツプの数とで定
まるためパルスピツクアツプのパルスレートが重要な要
素となつている。
点まで速度制御を行いたい用途では回転体が回転してい
るか否かを判定できる最低回転数レベルは制御の遅れか
ら許容される遅れ時間とパルスピツクアツプの数とで定
まるためパルスピツクアツプのパルスレートが重要な要
素となつている。
本考案は上述の諸問題点を解決したものである。
E.問題点を解決するための手段 本考案は、上述の問題点に鑑みて、回転体の回転を検出
し回転検出信号を発生する回転検出部と、該回転検出部
の回転検出信号を所定倍周波信号に逓倍する逓倍回路
と、該逓倍回路により逓倍された信号を回転数計測トリ
ガ信号とするとともに前記逓倍された信号を所定分周し
た信号によつて回転数演算を行う演算処理部とを備えた
ものである。
し回転検出信号を発生する回転検出部と、該回転検出部
の回転検出信号を所定倍周波信号に逓倍する逓倍回路
と、該逓倍回路により逓倍された信号を回転数計測トリ
ガ信号とするとともに前記逓倍された信号を所定分周し
た信号によつて回転数演算を行う演算処理部とを備えた
ものである。
F.作用 回転検出部によつて検出された回転信号は、逓倍回路に
よつて逓倍されることにより、回転体が回転しているか
否かの判定を逓倍の速さで検出する。また、速度の計算
は、逓倍された信号を分周して再度もとの検出信号に戻
した信号によつて行う。
よつて逓倍されることにより、回転体が回転しているか
否かの判定を逓倍の速さで検出する。また、速度の計算
は、逓倍された信号を分周して再度もとの検出信号に戻
した信号によつて行う。
G.実施例 以下に本考案を第1図、第2図に示す実施例によつて具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は本実施例による回転体の速度検出装置を示し、
1は回転体、2は回転体1の速度を検出するパルスピツ
クアツプ、3はパルスピツクアツプ2の検出信号を入力
とする4倍周波逓倍回路である。逓倍回路3はパルスピ
ツクアツプのA相出力信号S1AとB相出力信号S1Bを入力
とする第1の不一致検出回路3aと、該不一致検出回路3a
の検出信号S2と遅延回路3cの遅延信号S3を入力とする第
2の不一致検出回路3bとで構成される。
1は回転体、2は回転体1の速度を検出するパルスピツ
クアツプ、3はパルスピツクアツプ2の検出信号を入力
とする4倍周波逓倍回路である。逓倍回路3はパルスピ
ツクアツプのA相出力信号S1AとB相出力信号S1Bを入力
とする第1の不一致検出回路3aと、該不一致検出回路3a
の検出信号S2と遅延回路3cの遅延信号S3を入力とする第
2の不一致検出回路3bとで構成される。
4は逓降回路で、第2の不一致検出回路3bの出力信号S4
を入力とし、該信号S4を逓降する。5は演算処理部(以
下CPUと称する)で、逓倍回路3の出力信号S4と逓降回
路4の出力信号S5を入力として演算処理する。
を入力とし、該信号S4を逓降する。5は演算処理部(以
下CPUと称する)で、逓倍回路3の出力信号S4と逓降回
路4の出力信号S5を入力として演算処理する。
次に上記構成に係る回転体の速度検出装置の動作につい
て説明する。
て説明する。
回転体が回転しているか否かの判定は、一定時間内のパ
ルスの有無によつて行い、その時間間隔が前記回転体を
制御可能な最低速度を定める。
ルスの有無によつて行い、その時間間隔が前記回転体を
制御可能な最低速度を定める。
許容される一定時間は速度制御系の応答性で定まり無限
に長くすることはできないため、回転検出部のパルスレ
ートと前記一定時間とによつて最低検出速度が定まる。
に長くすることはできないため、回転検出部のパルスレ
ートと前記一定時間とによつて最低検出速度が定まる。
特に、超低速を安定に制御しようとする場合は回転制御
部が出力を出した後に実際に回転を初めたか否かを知る
ことが重要である。
部が出力を出した後に実際に回転を初めたか否かを知る
ことが重要である。
本考案は次のように上記条件が満足される。
回転体1の回転速度はパルスピツクアツプ2によって検
出される。パルスピツクアツプ2の検出信号は、第3図
(A),(B)に示すように、二相出力である。A相検
出信号S1AとB相検出信号S1Bを発生する検出信号S1AとS
1Bは逓倍回路3の第1の不一致検出回路3aに入力され、
第3図(C)に示すように2倍周波の信号S2となる。信
号S2は第2の不一致検出回路3bに入力され、第2の不一
致検出回路3bは該信号S2と遅延回路3cの遅延信号S3をも
とに、第3図(D)に示すように、さらに信号S2の2倍
周波の信号S4を出力する。したがつて、信号S4はA相検
出信号S1A又はB相検出信号S1Bの4倍周波信号となる。
出される。パルスピツクアツプ2の検出信号は、第3図
(A),(B)に示すように、二相出力である。A相検
出信号S1AとB相検出信号S1Bを発生する検出信号S1AとS
1Bは逓倍回路3の第1の不一致検出回路3aに入力され、
第3図(C)に示すように2倍周波の信号S2となる。信
号S2は第2の不一致検出回路3bに入力され、第2の不一
致検出回路3bは該信号S2と遅延回路3cの遅延信号S3をも
とに、第3図(D)に示すように、さらに信号S2の2倍
周波の信号S4を出力する。したがつて、信号S4はA相検
出信号S1A又はB相検出信号S1Bの4倍周波信号となる。
逓倍回路3の出力信号S4は、該信号S4を4倍分周する逓
降回路4に入力されるとともに演算処理部5に入力され
る。
降回路4に入力されるとともに演算処理部5に入力され
る。
演算処理部5においては、パルスピツクアツプの信号を
4倍周波としたパルス信号を係数信号として用い、回転
体1の回転の有無の確認は4倍周波されたパルス信号
(S4)の有無で行う。また、実際の速度計算は前記パル
ス信号(S4)をトリガとし、該パルス信号(S4)を逆に
4倍分周することによつて1倍周波パルス信号(基本パ
ルス信号)を求め、それにより時間間隔を求める。
4倍周波としたパルス信号を係数信号として用い、回転
体1の回転の有無の確認は4倍周波されたパルス信号
(S4)の有無で行う。また、実際の速度計算は前記パル
ス信号(S4)をトリガとし、該パルス信号(S4)を逆に
4倍分周することによつて1倍周波パルス信号(基本パ
ルス信号)を求め、それにより時間間隔を求める。
第2図は演算処理部5の動作フローを示す。ステツプST
1に示すように零速判断時間タイマー部(T0)を始動さ
せる。次に、ステツプST2に示す如く、パルスピツクア
ツプ2からの入力の存否を判断し、入力信号があればス
テツプST3の如く零速判断基準時間タイマー部(T0)を
リセツトする。
1に示すように零速判断時間タイマー部(T0)を始動さ
せる。次に、ステツプST2に示す如く、パルスピツクア
ツプ2からの入力の存否を判断し、入力信号があればス
テツプST3の如く零速判断基準時間タイマー部(T0)を
リセツトする。
パルスピツクアツプからの入力信号がなければ、ステツ
プST8に示すようにT0がタイムアツプしているか否かを
判断する。T0がタイムアツプしていなければ、再びステ
ツプST2を実行する。T0がタイムアツプしていればステ
ツプST9に移行し、パルス間隔測定タイマー部(T1)を
リセツトしその後ステツプST10において零処理を実行し
て、ステツプST1のT0スタートに戻る。
プST8に示すようにT0がタイムアツプしているか否かを
判断する。T0がタイムアツプしていなければ、再びステ
ツプST2を実行する。T0がタイムアツプしていればステ
ツプST9に移行し、パルス間隔測定タイマー部(T1)を
リセツトしその後ステツプST10において零処理を実行し
て、ステツプST1のT0スタートに戻る。
ステツプST3においてT0がリセツトされると、T1が作動
しているか否かを判断し、オンしていなければT1を始動
させ逓倍回路3の出力が基本パルスの4倍周波になつて
いるか否かを判断する。4倍周波でなければステツプST
1に戻りT0を始動させ、4倍周波であればステツプST7に
示す如くT1をストツプさせる。
しているか否かを判断し、オンしていなければT1を始動
させ逓倍回路3の出力が基本パルスの4倍周波になつて
いるか否かを判断する。4倍周波でなければステツプST
1に戻りT0を始動させ、4倍周波であればステツプST7に
示す如くT1をストツプさせる。
T1がストツプするとステツプST11に移行して回転体1の
回転速度 を演算して回転速度を検出し、該回転速度Nに応じてス
テツプST12に示す如く自動的に速度を調整し、ステツプ
ST1に戻る。
回転速度 を演算して回転速度を検出し、該回転速度Nに応じてス
テツプST12に示す如く自動的に速度を調整し、ステツプ
ST1に戻る。
本実施例の回転体の速度検出装置によれば次の利点があ
る。
る。
(1)同一のパルスピツクアツプ2を用いて基本周波パ
ルス信号の場合に比べて、4倍周波の速さで回転体の回
転の有無を検出することができる。
ルス信号の場合に比べて、4倍周波の速さで回転体の回
転の有無を検出することができる。
(2)速度の計算は4分周した元の基本周波パルス信号
を用いているため、2相間の位相差や高(H)−低
(L)のデユテイ比の誤差を受けない。
を用いているため、2相間の位相差や高(H)−低
(L)のデユテイ比の誤差を受けない。
(3)基本周波パルス信号のみで制御する場合は、第1
回目の計測と第2回目の計測との間に必ず1パルス以上
の遅れを要し、低速での制御の安定性に大きな影響を与
える。
回目の計測と第2回目の計測との間に必ず1パルス以上
の遅れを要し、低速での制御の安定性に大きな影響を与
える。
すなわち第4図は、この状態を説明するための波形図で
ある。同図において(A)はパルスピツクアツプにより
検出された1倍周波の波形であり、(B)は本考案によ
る4倍周波の波形である。計測にあたつては、1回目と
2回目との間に、必ず1パルス以上を必要とするが、例
えば1パルスのムダ時間をとつたとすると、波形(B)
で示す本考案では(A)に比して1/4の遅れですみ応答
が速くなる。このことは低速での回転体の制御の安定性
に大きな影響を与える。
ある。同図において(A)はパルスピツクアツプにより
検出された1倍周波の波形であり、(B)は本考案によ
る4倍周波の波形である。計測にあたつては、1回目と
2回目との間に、必ず1パルス以上を必要とするが、例
えば1パルスのムダ時間をとつたとすると、波形(B)
で示す本考案では(A)に比して1/4の遅れですみ応答
が速くなる。このことは低速での回転体の制御の安定性
に大きな影響を与える。
すなわち、本考案は極低速で何如に速く回転検出するか
の手段を得るものである。定格回転数の時に例えば10KH
zで速度検出する装置において、1/1000回転数の時には
1秒に1回の割合でしか速度検出することが出来なくな
る。一方、2秒/100%速度までの加速制御を考えた場
合、トルク指令の立ち上がりは0.1秒/100秒程度の変化
は必要であり、速度検出で0.1秒遅れは過大なトルク指
令を発生することになり、加速時に大きな衝撃を発生す
る。特にエレベータの如き用途では1〜2秒/100%速度
の加速制御は極く通常の事である。同時に、検出コスト
を上げることなく、始動時のシヨツクを無くし、乗心地
を良くする制御手段が重要な研究テーマである。
の手段を得るものである。定格回転数の時に例えば10KH
zで速度検出する装置において、1/1000回転数の時には
1秒に1回の割合でしか速度検出することが出来なくな
る。一方、2秒/100%速度までの加速制御を考えた場
合、トルク指令の立ち上がりは0.1秒/100秒程度の変化
は必要であり、速度検出で0.1秒遅れは過大なトルク指
令を発生することになり、加速時に大きな衝撃を発生す
る。特にエレベータの如き用途では1〜2秒/100%速度
の加速制御は極く通常の事である。同時に、検出コスト
を上げることなく、始動時のシヨツクを無くし、乗心地
を良くする制御手段が重要な研究テーマである。
エレベータ制御の如き用途では、トルク指令を立ち上
げ、モータが回転を始めた事を検出して、それ以上のト
ルク指令の立ち上がりを抑える事が非常に重要であり、
本考案はかかる課題を解決したものである。
げ、モータが回転を始めた事を検出して、それ以上のト
ルク指令の立ち上がりを抑える事が非常に重要であり、
本考案はかかる課題を解決したものである。
このような課題を解決するために本考案は次の手段を採
っている。
っている。
(a)2相差パルスピツクアツプの出力を4逓倍した周
波数を用いる。
波数を用いる。
(b)パルスピツクアツプ出力は完全な90°位相差とは
なっていないのが一般的であり、4逓倍したパルス間隔
は速度が一定でも異なるものである。従ってそのまま回
転制御に用いれば回転リツプルを生じさせることにな
る。そのために回転数制御に対しては再び4分周してむ
らの無い回転検出を行う。
なっていないのが一般的であり、4逓倍したパルス間隔
は速度が一定でも異なるものである。従ってそのまま回
転制御に用いれば回転リツプルを生じさせることにな
る。そのために回転数制御に対しては再び4分周してむ
らの無い回転検出を行う。
(c)速度制御アンプのトルク指令の立ち上がりに対し
ては4逓倍したパルスの最初の立ち上がりを検出してト
ルク指令のそれ以上の立ち上がりを抑える。
ては4逓倍したパルスの最初の立ち上がりを検出してト
ルク指令のそれ以上の立ち上がりを抑える。
(d)回転数制御に対して、単純に元の1倍パルスを用
いればパルスピツクアツプの持っている波形誤差の影響
は無くなるが、同時にムダ時間を生じて、回転検出が不
連続となってしまう。これは高速では問題とはならない
が、極く低速運転時には始動時と同じ問題を生じ、大き
なトルクリツプルを生じ、回転むらとなる。その対策と
して4逓倍した各パルス間を基準に次の回転検出を始め
ればむだ時間を元の1/4に減ずることができ、その分低
い回転数迄安定制御ができることになる。
いればパルスピツクアツプの持っている波形誤差の影響
は無くなるが、同時にムダ時間を生じて、回転検出が不
連続となってしまう。これは高速では問題とはならない
が、極く低速運転時には始動時と同じ問題を生じ、大き
なトルクリツプルを生じ、回転むらとなる。その対策と
して4逓倍した各パルス間を基準に次の回転検出を始め
ればむだ時間を元の1/4に減ずることができ、その分低
い回転数迄安定制御ができることになる。
H.考案の効果 本考案は以上の如くであつて、パルスピツクアツプの出
力のパルス間隔を測定してデイジタル的に回転体の回転
数を求めるものにおいて、前記パルスピツクアツプの出
力を所定倍周波に逓倍する逓倍回路の出力信号を回転数
計測のトリガ信号として用い、実際の回転数計算には前
記トリガ信号を基準にして所定分周した基本要素によつ
て求めるものである。
力のパルス間隔を測定してデイジタル的に回転体の回転
数を求めるものにおいて、前記パルスピツクアツプの出
力を所定倍周波に逓倍する逓倍回路の出力信号を回転数
計測のトリガ信号として用い、実際の回転数計算には前
記トリガ信号を基準にして所定分周した基本要素によつ
て求めるものである。
したがつて、本考案によれば、応答性に優れたしかも測
定誤差が小さく高性能な回転体の速度検出装置を得るこ
とができる。
定誤差が小さく高性能な回転体の速度検出装置を得るこ
とができる。
第1図は本考案の実施例に係る回転体の速度検出装置の
ブロツク結線図、第2図は第1図の速度検出装置の動作
フロー図、第3図は第1図の装置の動作波形図、第4図
は比較説明のための波形図である。 1…回転体、2…パルスピツクアツプ、3…逓倍回路、
4…逓降回路、5…演算処理部。
ブロツク結線図、第2図は第1図の速度検出装置の動作
フロー図、第3図は第1図の装置の動作波形図、第4図
は比較説明のための波形図である。 1…回転体、2…パルスピツクアツプ、3…逓倍回路、
4…逓降回路、5…演算処理部。
Claims (1)
- 【請求項1】回転体の回転を検出し回転検出信号を発生
する回転検出部と、該回転検出部の回転検出信号を所定
倍周波信号に逓倍する逓倍回路と、該逓倍回路により逓
倍された信号を所定分周する逓降回路と、前記逓倍回路
により逓倍された信号を基に前記回転体の回転の有無を
判別するとともに、逓倍された信号を回転数計測トリガ
信号とし、前記所定分周した信号によつて回転数演算を
行う演算処理部とによつて構成したことを特徴とする回
転体の速度検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027787U JPH079099Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 回転体の速度検出装置 |
DE8888902217T DE3877653T2 (de) | 1987-02-26 | 1988-02-26 | Antriebsregelsystem fuer einen elektrischen motor. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027787U JPH079099Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 回転体の速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63135278U JPS63135278U (ja) | 1988-09-05 |
JPH079099Y2 true JPH079099Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=30830147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987027787U Expired - Lifetime JPH079099Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 回転体の速度検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079099Y2 (ja) |
DE (1) | DE3877653T2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810658A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-21 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 回転体の速度計測方法 |
JPS60195456A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-03 | Sanyo Denki Kk | 回転速度検出器 |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP1987027787U patent/JPH079099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-02-26 DE DE8888902217T patent/DE3877653T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3877653T2 (de) | 1993-08-12 |
DE3877653D1 (de) | 1993-03-04 |
JPS63135278U (ja) | 1988-09-05 |
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