JP4449201B2 - 操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法並びに操舵装置 - Google Patents

操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法並びに操舵装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法並びに操舵装置に関し、詳しくは、車両に搭載された操舵装置におけるハンドルの操舵トルクを推定する操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法並びにハンドルの操作に応じた操舵反力を出力する車載用の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の操舵装置としては、ハンドルの回転軸に作用するトルクとモータの回転速度とに基づいてハンドルフリー状態を判定するものが提案されている(例えば、特開2000−62634号公報など)。この装置では、ハンドルの回転軸に取り付けたトルクセンサからの出力が値0でモータの回転速度が検出されたときに、ハンドルを手から放したハンドルフリー状態と判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした操舵装置では、適切なハンドルフリー状態を判定できない場合がある。ハンドル保舵状態から急にハンドルを放したときには、ハンドルはフリー状態となるにも拘わらず、ハンドル慣性などの影響により、トルクセンサからの出力は値0とならない状況が一定時間存在する。こうした場合には、上述の操舵装置では、ハンドルフリー状態の判定が遅れてなされることになる。ハンドルフリー状態の判定の遅れは、ステアリング制御則の切り換えの遅れとして現われるから、ステアリング制御を適正に行なうことができなくなってしまう。また、ステアリング制御などによりハンドルの回転軸に積極的にトルクを作用させている場合には、ハンドルから手を放してもハンドルの回転軸にはトルクが生じているから、ハンドルフリー状態の判定は行なわれない。
【0004】
さらに、低速で十分なセルフアライニングトルクが得られないときには、モータなどの摩擦の影響により一定舵角を保ったままハンドルが停止する場合がある。この場合には、積極的な制御によりハンドルを戻すことが望まれるが、上述の操舵装置では、ハンドルの回転軸のトルクは値0となってもモータの回転速度が検出されないからハンドルフリー状態として判定できず、ハンドルは一定舵角を保った状態で止まってしまう。
【0005】
本発明の操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法は、ハンドルに作用するトルクをより正確に推定することを目的とする。また、本発明の操舵装置は、ハンドルフリー状態をより適切に判定することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の操舵トルク推定装置および操舵トルク推定方法並びに操舵装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の操舵トルク推定装置は、
車両に搭載された操舵装置におけるハンドルの操舵トルクを推定する操舵トルク推定装置であって、
操舵角を検出する操舵角検出手段と、
操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段と、
ハンドルの回転軸の軸トルクを検出する軸トルク検出手段と、
該検出された軸トルクと前記検出された操舵角と前記検出された操舵角速度とに基づいて前記操舵トルクを推定する操舵トルク推定手段と
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の操舵トルク推定装置では、ハンドルの回転軸の軸トルクと操舵角と操舵角速度とを検出し、検出した軸トルクと操舵角と操舵角速度とに基づいてハンドルの操舵トルクを推定する。操舵トルクの推定を、軸トルクと操舵角と操舵角速度とに基づいて行なうことにより、より正確に推定することができる。
【0009】
こうした本発明の操舵トルク推定装置において、前記操舵トルク推定手段は、前記検出された操舵角と前記検出された操舵角速度とに基づいて外部から入力されるトルクとしての外乱トルクを推定する外乱トルク推定手段と、該推定された外乱トルクと前記検出された軸トルクとを加算演算して前記操舵トルクを推定する加算推定手段とを備えるものとすることもできる。これは、操舵トルクが外乱トルクと軸トルクとの和に相当することに基づく。こうすれば、積極的にハンドルの回転軸にトルクを作用している状態でも、より適正な操舵トルクを推定することができる。この態様の本発明の操舵トルク推定装置において、前記外乱トルク推定手段は、操舵角と操舵角速度と外乱トルクとを状態変数として前記検出された操舵角と操舵角速度とを用いてオブザーバ手法により前記外乱トルクを推定する手段であるものとすることもできる。この場合、前記外乱トルク推定手段は、次式(1)により表わされる状態式を用いて前記外乱トルクを演算する手段であるものとすることもできる。ここで、式(1)中、θhは操舵角,ωhは操舵角速度,θh*は操舵角の推定値、ωh*は操舵角速度の推定値、Td*は外乱トルクの推定値、Jhはハンドル慣性、Ccはハンドル粘性、Gはオブザーバゲインである。
【0010】
【数2】
Figure 0004449201
【0011】
本発明の操舵トルク推定方法は、
車両に搭載された操舵装置におけるハンドルの操舵トルクを推定する操舵トルク推定方法であって、
(a)入力された操舵角と操舵角速度とに基づいて外部から入力されるトルクとしての外乱トルクを推定し、
(b)該推定された外乱トルクと入力されたハンドルの回転軸のトルクとを加算演算して前記操舵トルクを推定する
ことを要旨とする。
【0012】
この本発明の操舵トルク推定方法によれば、積極的にハンドルの回転軸にトルクを作用している状態でも、より適正な操舵トルクを推定することができる。
【0013】
こうした本発明の操舵トルク推定方法において、前記ステップ(a)は、操舵角と操舵角速度と外乱トルクとを状態変数として前記入力された操舵角と操舵角速度とを用いてオブザーバ手法により前記外乱トルクを推定するステップであるものとすることもできる。この場合、状態式として上述の式(1)を用いることができる。
【0014】
本発明の操舵装置は、
ハンドルの操作に応じた操舵反力を出力する車載用の操舵装置であって、
前述の各態様のいずれかの本発明の操舵トルク推定装置と、
該操舵トルク推定装置により推定された操舵トルクに基づいてハンドルフリー状態を判定するハンドルフリー状態判定手段と
を備えることを要旨とする。
【0015】
この本発明の操舵装置では、本発明の操舵トルク推定装置によるより正確な操舵トルクの推定に基づいてハンドルフリー状態を判定するから、より適切にハンドルフリー状態を判定することができる。
【0016】
こうした本発明の操舵装置において、前記ハンドルフリー状態判定手段は、前記推定された操舵トルクの絶対値が第1の所定値より大きな値から該第1の所定値以下になったときにハンドル非フリー状態からハンドルフリー状態に至ったと判定し、前記推定された操舵トルクの絶対値が前記第1の所定値より大きな第2の所定値より小さな値から該第2の所定値以上になったときにハンドルフリー状態からハンドル非フリー状態に至ったと判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ハンドルフリー状態の判定とハンドル非フリー状態との判定が頻繁に行なわれるのを抑止することができる。この態様の本発明の操舵装置において、前記ハンドルフリー状態判定手段は、前記推定された操舵トルクの絶対値が前記第1の所定値より大きな値から該第1の所定値以下になって所定時間経過したときにハンドル非フリー状態からハンドルフリー状態に至ったと判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ハンドルを右から左へ、左から右へと連続して操舵する場合に生じる瞬時的な操舵トルクの値0の状態をハンドルフリー状態と誤判定するのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である車両に搭載された操舵装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の操舵装置20は、図示するように、ハンドル22と、ハンドル22の操舵トルクをピニオンギヤ26を介してラック28に伝達して操舵輪30,32の切り角を変更するステアリングシャフト24と、出力トルクを減速機36とピニオンギヤ38とを介してラック28に出力するモータ34と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット50とを備える。
【0018】
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM54と、一時的にデータを記憶するRAM56と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユニット50には、ステアリングシャフト24に取り付けられたトルクセンサ40からの軸トルクTpやステアリングシャフト24に取り付けられた操舵角センサ42からの操舵角θh,車速センサ58からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット50からは、モータ34への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。
【0019】
図2は、実施例の操舵装置20の電子制御ユニット50がハンドル22を放した状態であるハンドルフリー状態を判定するハンドルフリー状態判定ブロック60として動作するときの制御ブロックを例示する説明図である。ハンドルフリー状態判定ブロック60は、図示するように、入力された操舵角θhと操舵角速度ωhと軸トルクTpに基づいてハンドル22の操舵トルクThを推定する操舵トルク推定部62と、この操舵トルク推定部62により推定された操舵トルクThに基づいてハンドルフリー状態を判定する状態判定部68とを備える。操舵トルク推定部62は、入力された操舵角θhと操舵角速度ωhとに基づいて外部からステアリングシャフト24に作用するトルクとしての外乱トルクTdを推定する外乱トルク推定部64と、外乱トルク推定部64により推定された外乱トルクTdと軸トルクTpとを加算演算する加算器66とを備える。なお、実施例では、操舵角速度ωhを、2回に亘ってサンプリングされた操舵角θhの差分(θh−前回θh)をサンプリング時間で割って演算により求めるものとした。
【0020】
外乱トルク推定部64では、上述の式(1)の状態式を用いて推定値としての操舵角θh*や操舵角速度ωh*,外乱トルクTd*を求め、推定値としての外乱トルクTd*を外乱トルクTdとして出力する。ここで、オブザーバゲインGは、種々の手法により定めることができるが、実施例では極配置手法により求めた値を用いた。
【0021】
式(1)を状態式として用いることができるのは、次の理由による。ハンドル22の動特性は、次式(2)のモデルとして表わすことができる。ここで、aは操舵角加速度である。
【0022】
【数3】
Figure 0004449201
【0023】
ここで、ハンドル22のステアリングシャフト24に加えられる外部入力としての外乱トルクTdは、操舵トルクThと軸トルクTpとの差分(Td=Th−Tp)として表わされる。そして、推定速度に比して外乱トルクTdの変化が遅いと仮定し、外乱トルクTdを状態の一つとみなした拡大系(次式(3),式(4))を設定し、状態量としての外乱トルクTdを推定するものとすれば上述の式(1)が導き出される。
【0024】
【数4】
Figure 0004449201
【0025】
状態判定部68は、操舵トルク推定部62により推定された操舵トルクThの絶対値が閾値T1より大きな状態から小さくなって所定時間経過したときにハンドルフリー状態に至ったと判定し、推定された操舵トルクThの絶対値が閾値T1より大きな閾値T2より小さな状態から大きな状態に至ったときにハンドル非フリー状態に至ったと判定する。閾値T1と閾値T2とを用いてハンドルフリー状態の判定とハンドル非フリー状態の判定とにヒステリシスを持たせることにより、判定が頻繁に変化するのを抑止している。また、推定された操舵トルクThの絶対値が閾値T1より大きな状態から小さくなって所定時間経過するのを待ってハンドルフリー状態を判定することにより、ハンドルを右から左へ、左から右へと連続して操舵する場合に生じる瞬時的な操舵トルクThの値0の状態をハンドルフリー状態と誤判定するのを防止することができる。
【0026】
図3は、実施例の操舵装置20においてハンドル22から手を放したときの状態を例示する説明図である。図3(a)は操舵角θhの計測値と推定値および操舵角速度ωhの計測値と推定値の変化を示し、図3(b)は推定された操舵トルクThと軸トルクTpの変化を示す。図3(a)に示されるように、操舵角θhの計測値と推定値および操舵角速度ωhの計測値と推定値はそれぞれ同じ曲線上にあり、推定値と計測値とがよく一致していることから、式(1)を用いて外乱トルクTdを推定する外乱トルク推定部64による推定がハンドル22の変化に十分追従できていることがわかる。また、図3(b)に示されるように、ハンドル22から手が放された後は、アクティブ制御によりステアリングシャフト24には正弦波状のトルクが作用しているが、操舵トルクThは値0近傍に落ち着いているのが解る。即ち、実施例の操舵装置20では、アクティブ制御によりステアリングシャフト24にトルクが作用していても、より的確に操舵トルクThを推定することができるから、操舵トルクThに基づいてハンドルフリー状態を判定することができる。
【0027】
図4は、実施例の操舵装置20においてドライバがハンドル22を握ったままでハンドル22を戻したときの状態を例示する説明図である。図4(a)は操舵角θhの計測値と推定値および操舵角速度ωhの計測値と推定値の変化を示し、図4(b)は推定された操舵トルクThと軸トルクTpの変化を示す。図4(b)に示されるように、推定された操舵トルクThはゆっくり小さくなることから、ドライバがハンドル22を握ってゆっくりとハンドル22を戻している状況が推定できていることが解る。そして、ドライバがハンドル22を戻し終わるまでハンドルフリー状態が判定されない。
【0028】
以上説明した実施例の操舵装置20によれば、操舵角θhと操舵角速度ωhに基づいてステアリングシャフト24に外部から作用するトルクとしての外乱トルクTdを推定し、これにステアリングシャフト24に作用している軸トルクTpを加算演算することにより操舵トルクThを推定することができる。しかも、外乱トルクTdの推定をオブザーバ手法を用いたから、追従よく高精度に外乱トルクTdを推定することができる。この結果、追従よく高精度に操舵トルクThを推定することができる。
【0029】
また、実施例の操舵装置20によれば、追従よく高精度に推定された操舵トルクThに基づいてハンドルフリー状態を判定するから、より的確にハンドルフリー状態を判定することができる。しかも、閾値T1と閾値T2とを用いてハンドルフリー状態の判定とハンドル非フリー状態の判定とにヒステリシスを持たせたから、判定が頻繁に変化するのを抑止することができる。また、推定された操舵トルクThの絶対値が閾値T1より大きな状態から小さくなっても所定時間経過するまでハンドルフリー状態と判定しないから、ハンドルを右から左へ、左から右へと連続して操舵する場合に生じる瞬時的な操舵トルクThの値0の状態をハンドルフリー状態と誤判定するのを防止することができる。
【0030】
実施例の操舵装置20では、2回に亘ってサンプリングされた操舵角θhの差分(θh−前回θh)をサンプリング時間で割って操舵角速度ωhを演算するものとしたが、操舵角速度ωhを直接センシングするものとしてもよい。
【0031】
実施例の操舵装置20では、推定された操舵トルクThをハンドルフリー状態の判定に用いたが、推定された操舵トルクThをハンドルフリー状態の判定以外の種々の制御に用いるものとしても差し支えない。
【0032】
実施例の操舵装置20では、閾値T1と閾値T2とを用いてハンドルフリー状態の判定とハンドル非フリー状態の判定とにヒステリシスを持たせたが、ヒステリシスを持たせないものとしても差し支えない。また、推定された操舵トルクThの絶対値が閾値T1より大きな状態から小さくなっても所定時間経過するまでハンドルフリー状態と判定しないものとしたが、所定時間の経過を待たずにハンドルフリー状態を判定するものとしてもかまわない。
【0033】
また、実施例の操舵装置20では、低速で十分なセルフアライニングトルクが得られないとき、モータなどの摩擦の影響により一定角を保ったままハンドルが停止するような場合には、式(2)から操舵トルクThがゼロとなってハンドルフリー状態を判定することもできる。
【0034】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である車両に搭載された操舵装置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 実施例の操舵装置20の電子制御ユニット50がハンドル22を放した状態であるハンドルフリー状態を判定するハンドルフリー状態判定ブロック60として動作するときの制御ブロックを例示する説明図である。
【図3】 実施例の操舵装置20においてハンドル22から手を放したときの状態を例示する説明図である。
【図4】 実施例の操舵装置20においてドライバがハンドル22を握ったままでハンドル22を戻したときの状態を例示する説明図である。
【符号の説明】
20 操舵装置、22 ハンドル、24 ステアリングシャフト、26 ピニオンギヤ、28 ラック、30,32 操舵輪、34 モータ、36 減速機、38 ピニオンギヤ、40 トルクセンサ、42 操舵角センサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 車速センサ、60 ハンドルフリー状態判定ブロック、62 操舵トルク推定部、64 外乱トルク推定部、66 加算器、68 状態判定部。

Claims (9)

  1. 車両に搭載された操舵装置におけるハンドルの操舵トルクを推定する操舵トルク推定装置であって、
    操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段と、
    ハンドルの回転軸の軸トルクを検出する軸トルク検出手段と、
    該検出された軸トルクと前記検出された操舵角と前記検出された操舵角速度とに基づいて前記操舵トルクを推定する操舵トルク推定手段と
    を備える操舵トルク推定装置。
  2. 前記操舵トルク推定手段は、前記検出された操舵角と前記検出された操舵角速度とに基づいて外部から入力されるトルクとしての外乱トルクを推定する外乱トルク推定手段と、該推定された外乱トルクと前記検出された軸トルクとを加算演算して前記操舵トルクを推定する加算推定手段とを備える請求項1記載の操舵トルク推定装置。
  3. 前記外乱トルク推定手段は、操舵角と操舵角速度と外乱トルクとを状態変数として前記検出された操舵角と操舵角速度とを用いてオブザーバ手法により前記外乱トルクを推定する手段である請求項2記載の操舵トルク推定装置。
  4. 前記外乱トルク推定手段は、次式により表わされる状態式を用いて前記外乱トルクを演算する手段である請求項3記載の操舵トルク推定装置。
    Figure 0004449201
  5. 車両に搭載された操舵装置におけるハンドルの操舵トルクを推定する操舵トルク推定方法であって、
    (a)入力された操舵角と操舵角速度とに基づいて外部から入力されるトルクとしての外乱トルクを推定し、
    (b)該推定された外乱トルクと入力されたハンドルの回転軸のトルクとを加算演算して前記操舵トルクを推定する
    操舵トルク推定方法。
  6. 前記ステップ(a)は、操舵角と操舵角速度と外乱トルクとを状態変数として前記入力された操舵角と操舵角速度とを用いてオブザーバ手法により前記外乱トルクを推定するステップである請求項5記載の操舵トルク推定方法。
  7. ハンドルの操作に応じた操舵反力を出力する車載用の操舵装置であって、
    請求項1ないし4いずれか記載の操舵トルク推定装置と、
    該操舵トルク推定装置により推定された操舵トルクに基づいてハンドルフリー状態を判定するハンドルフリー状態判定手段と
    を備える操舵装置。
  8. 前記ハンドルフリー状態判定手段は、前記推定された操舵トルクの絶対値が第1の所定値より大きな値から該第1の所定値以下になったときにハンドル非フリー状態からハンドルフリー状態に至ったと判定し、前記推定された操舵トルクの絶対値が前記第1の所定値より大きな第2の所定値より小さな値から該第2の所定値以上になったときにハンドルフリー状態からハンドル非フリー状態に至ったと判定する手段である請求項7記載の操舵装置。
  9. 前記ハンドルフリー状態判定手段は、前記推定された操舵トルクの絶対値が前記第1の所定値より大きな値から該第1の所定値以下になって所定時間経過したときにハンドル非フリー状態からハンドルフリー状態に至ったと判定する手段である請求項8記載の操舵装置。
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