JPH0790700A - 冷延鋼帯の電解洗浄装置 - Google Patents
冷延鋼帯の電解洗浄装置Info
- Publication number
- JPH0790700A JPH0790700A JP25503393A JP25503393A JPH0790700A JP H0790700 A JPH0790700 A JP H0790700A JP 25503393 A JP25503393 A JP 25503393A JP 25503393 A JP25503393 A JP 25503393A JP H0790700 A JPH0790700 A JP H0790700A
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- Japan
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- steel strip
- rolled steel
- edges
- electrolytic
- cleaning
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電解洗浄後の鋼帯の箱焼鈍での耳付きを防
ぐ。 【構成】 主電極ユニット４の下流側に副電極ユニット
５Ｌ，５Ｒを配置する。副電極ユニット５Ｌ，５Ｒは、
鋼帯３の両エッジ部にのみＳｉＯ2 を付着させ、両エッ
ジ部の付着量を他の部分より多くする。
ぐ。 【構成】 主電極ユニット４の下流側に副電極ユニット
５Ｌ，５Ｒを配置する。副電極ユニット５Ｌ，５Ｒは、
鋼帯３の両エッジ部にのみＳｉＯ2 を付着させ、両エッ
ジ部の付着量を他の部分より多くする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間圧延後の鋼帯を硅
酸ソーダベースの洗浄液中で電解洗浄する冷延鋼帯の電
解洗浄装置に関する。
酸ソーダベースの洗浄液中で電解洗浄する冷延鋼帯の電
解洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】冷間圧延後の鋼帯は、通常は圧延油等の
汚れを除くために、電解洗浄装置を通して洗浄した後、
コイルに巻かれて箱焼鈍を施される。しかし、そのコイ
ルに巻き取った鋼帯を箱焼鈍すると、焼付きという鋼帯
同士の密着現象がしばしば発生し、不良品の原因とな
る。そのため、電解洗浄に使用する洗浄液を硅酸ソーダ
ベースにして、鋼帯表面の洗浄と合わせて、その表面に
ＳｉＯ2 を付着させることが一般に行われている（特公
昭６１−５７９１７号公報、特公昭６２−２３７号公
報）。
汚れを除くために、電解洗浄装置を通して洗浄した後、
コイルに巻かれて箱焼鈍を施される。しかし、そのコイ
ルに巻き取った鋼帯を箱焼鈍すると、焼付きという鋼帯
同士の密着現象がしばしば発生し、不良品の原因とな
る。そのため、電解洗浄に使用する洗浄液を硅酸ソーダ
ベースにして、鋼帯表面の洗浄と合わせて、その表面に
ＳｉＯ2 を付着させることが一般に行われている（特公
昭６１−５７９１７号公報、特公昭６２−２３７号公
報）。
【０００３】冷間圧延後の鋼帯を硅酸ソーダベースの洗
浄液中で電解洗浄する従来の電解洗浄装置を図１に示
す。硅酸ソーダベースの洗浄液１を収容する洗浄槽２の
内部には、洗浄槽２を通過する鋼帯３の幅方向全域を挟
んで対向する主電極４ａ，４ｂが、鋼帯３の進行方向に
間隔をあけて複数組配置されている。複数組の主電極４
ａ，４ｂの間を鋼帯３が洗浄液１に浸漬して順番に通過
することにより、鋼帯３の両表面が洗浄されると共に、
その両表面にＳｉＯ2 が付着される。
浄液中で電解洗浄する従来の電解洗浄装置を図１に示
す。硅酸ソーダベースの洗浄液１を収容する洗浄槽２の
内部には、洗浄槽２を通過する鋼帯３の幅方向全域を挟
んで対向する主電極４ａ，４ｂが、鋼帯３の進行方向に
間隔をあけて複数組配置されている。複数組の主電極４
ａ，４ｂの間を鋼帯３が洗浄液１に浸漬して順番に通過
することにより、鋼帯３の両表面が洗浄されると共に、
その両表面にＳｉＯ2 が付着される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電解
洗浄装置によれば、ＳｉＯ2 の付着量は鋼帯の幅方向で
大概同じとなる。すなわち、ＳｉＯ2 の板幅方向におけ
る付着量分布はほぼ均一となる。一方、ＳｉＯ2 の絶対
的な付着量は、鋼帯の仕様によって異なるものの、傾向
としては、過剰なＳｉＯ2 が調質圧延時の伸び不良や焼
鈍時のテンパーカラーと称する着色欠陥等の二次弊害を
招くため、その付着量を極力抑えることが行われてい
る。
洗浄装置によれば、ＳｉＯ2 の付着量は鋼帯の幅方向で
大概同じとなる。すなわち、ＳｉＯ2 の板幅方向におけ
る付着量分布はほぼ均一となる。一方、ＳｉＯ2 の絶対
的な付着量は、鋼帯の仕様によって異なるものの、傾向
としては、過剰なＳｉＯ2 が調質圧延時の伸び不良や焼
鈍時のテンパーカラーと称する着色欠陥等の二次弊害を
招くため、その付着量を極力抑えることが行われてい
る。
【０００５】しかし、コイルに巻き取った冷間圧延鋼帯
は、冷間圧延時に生じる耳伸びによりエッジ部での鋼帯
面圧が大きくなっており、その結果、箱焼鈍において、
鋼帯の特にエッジ部が焼付くいわゆる耳焼付きがしばし
ば発生している。
は、冷間圧延時に生じる耳伸びによりエッジ部での鋼帯
面圧が大きくなっており、その結果、箱焼鈍において、
鋼帯の特にエッジ部が焼付くいわゆる耳焼付きがしばし
ば発生している。
【０００６】本発明の目的は、調質圧延での伸び不良や
焼鈍でのテンパーカラー等の二次弊害を生じることな
く、箱焼鈍での耳焼付きを防止できる冷延鋼帯の電解洗
浄装置を提供することにある。
焼鈍でのテンパーカラー等の二次弊害を生じることな
く、箱焼鈍での耳焼付きを防止できる冷延鋼帯の電解洗
浄装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の冷延鋼帯の電解
洗浄装置は、冷間圧延後の鋼帯を硅酸ソーダベースの洗
浄液中で電解洗浄する冷延鋼帯の電解洗浄装置におい
て、前記洗浄液を収容する洗浄槽の内部に、該洗浄槽を
通過する鋼帯の幅方向全域を挟んで対向する主電極対
と、前記鋼帯の両エッジ部を挟んで対向し、且つ鋼帯の
幅変更に伴ってその幅方向に位置調節される副電極対と
を配設したことを特徴とする。
洗浄装置は、冷間圧延後の鋼帯を硅酸ソーダベースの洗
浄液中で電解洗浄する冷延鋼帯の電解洗浄装置におい
て、前記洗浄液を収容する洗浄槽の内部に、該洗浄槽を
通過する鋼帯の幅方向全域を挟んで対向する主電極対
と、前記鋼帯の両エッジ部を挟んで対向し、且つ鋼帯の
幅変更に伴ってその幅方向に位置調節される副電極対と
を配設したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】電解槽内の洗浄液に浸漬してその電解槽内を通
過する鋼帯は、主電極対により幅方向均一にＳｉＯ2 が
付着されると共に、鋼帯の幅変更に伴ってその幅方向に
位置調節される副電極対により、両エッジ部の一定領域
にＳｉＯ2 が局部付着される。従って、鋼帯はその幅寸
法にかかわらず、常に両エッジ部の一定領域に他の領域
より多量のＳｉＯ2 が付着される。両エッジ部でのＳｉ
Ｏ2 の増量は、耳焼付きの防止を可能とするが、調質圧
延での伸びには大きな影響を及ぼさない。両エッジ部の
付着量をテンパーカラーが発生しない程度に制限すれ
ば、伸び不良やテンパーカラー等の二次弊害を発生させ
ることなく、耳焼付きを防止できる。
過する鋼帯は、主電極対により幅方向均一にＳｉＯ2 が
付着されると共に、鋼帯の幅変更に伴ってその幅方向に
位置調節される副電極対により、両エッジ部の一定領域
にＳｉＯ2 が局部付着される。従って、鋼帯はその幅寸
法にかかわらず、常に両エッジ部の一定領域に他の領域
より多量のＳｉＯ2 が付着される。両エッジ部でのＳｉ
Ｏ2 の増量は、耳焼付きの防止を可能とするが、調質圧
延での伸びには大きな影響を及ぼさない。両エッジ部の
付着量をテンパーカラーが発生しない程度に制限すれ
ば、伸び不良やテンパーカラー等の二次弊害を発生させ
ることなく、耳焼付きを防止できる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２は本発明を実施した電解洗浄装置の一例につ
いてその構成を示す平面図、側面図および縦断正面図で
ある。
する。図２は本発明を実施した電解洗浄装置の一例につ
いてその構成を示す平面図、側面図および縦断正面図で
ある。
【００１０】本電解洗浄措置は、硅酸ソーダベースの洗
浄液１を収容する洗浄槽２を有する。冷間圧延を終えた
鋼帯３は、洗浄液１に浸漬した状態で洗浄槽２内を水平
方向に通過する。洗浄槽２内には、所定数の主電極ユニ
ット４が鋼帯３の進行方向に間隔をあけて配置されると
共に、最下流の主電極ユニット４の下流側に位置して、
左右一組の副電極ユニット５Ｌ，５Ｒが、鋼帯３の進行
方向に間隔をあけて複数段に配置されている。
浄液１を収容する洗浄槽２を有する。冷間圧延を終えた
鋼帯３は、洗浄液１に浸漬した状態で洗浄槽２内を水平
方向に通過する。洗浄槽２内には、所定数の主電極ユニ
ット４が鋼帯３の進行方向に間隔をあけて配置されると
共に、最下流の主電極ユニット４の下流側に位置して、
左右一組の副電極ユニット５Ｌ，５Ｒが、鋼帯３の進行
方向に間隔をあけて複数段に配置されている。
【００１１】主電極ユニット４は、鋼帯３を挟んで対向
する上下一組の主電極４ａ、４ｂを有する。主電極４
ａ，４ｂは従来より使用されている電解セルであり、そ
の幅Ｗは鋼帯３の最大幅より広く設定されている。副電
極ユニット５Ｌ，５Ｒは、本電解洗浄装置に特有のもの
で、いずれも、鋼帯３のエッジ部を挟んで対向する上下
一組の副電極５ａ，５ｂを有する。副電極５ａ，５ｂ
は、絶縁材からなるコ字形の支持部材６の上下対向面に
接合保持されている。支持部材６は、洗浄槽２の外側に
設けたシリンダー等のアクチュエータ７により鋼帯３の
板幅方向に往復駆動される。アクチュエータ７は、鋼帯
３の板幅情報に基づき、副電極５ａ，５ｂが、鋼帯３の
板幅にかかわらず、鋼帯３のエッジから一定距離の領域
に対向するように制御される。
する上下一組の主電極４ａ、４ｂを有する。主電極４
ａ，４ｂは従来より使用されている電解セルであり、そ
の幅Ｗは鋼帯３の最大幅より広く設定されている。副電
極ユニット５Ｌ，５Ｒは、本電解洗浄装置に特有のもの
で、いずれも、鋼帯３のエッジ部を挟んで対向する上下
一組の副電極５ａ，５ｂを有する。副電極５ａ，５ｂ
は、絶縁材からなるコ字形の支持部材６の上下対向面に
接合保持されている。支持部材６は、洗浄槽２の外側に
設けたシリンダー等のアクチュエータ７により鋼帯３の
板幅方向に往復駆動される。アクチュエータ７は、鋼帯
３の板幅情報に基づき、副電極５ａ，５ｂが、鋼帯３の
板幅にかかわらず、鋼帯３のエッジから一定距離の領域
に対向するように制御される。
【００１２】本電解洗浄装置においては、複数の主電極
ユニット４を鋼帯３が通過することにより、鋼帯３の表
面が電解洗浄されると共に、その表面に所定量のＳｉＯ
2 が付着される。鋼帯３が主電極ユニット４を通過し終
わると、その両エッジ部が副電極ユニット５Ｌ，５Ｒを
通過する。これにより、両エッジ部に更にＳｉＯ2 が付
着され、両エッジ部の付着量が他の部分の付着量より多
くなる。鋼帯３の板幅が変更されても、その板幅に応じ
て副電極５ａ，５ｂが位置調節されることにより、鋼帯
３のエッジから一定距離の領域に多量のＳｉＯ2 が付着
される。また、そのオーバーコート部の広さを調節する
こともできる。
ユニット４を鋼帯３が通過することにより、鋼帯３の表
面が電解洗浄されると共に、その表面に所定量のＳｉＯ
2 が付着される。鋼帯３が主電極ユニット４を通過し終
わると、その両エッジ部が副電極ユニット５Ｌ，５Ｒを
通過する。これにより、両エッジ部に更にＳｉＯ2 が付
着され、両エッジ部の付着量が他の部分の付着量より多
くなる。鋼帯３の板幅が変更されても、その板幅に応じ
て副電極５ａ，５ｂが位置調節されることにより、鋼帯
３のエッジから一定距離の領域に多量のＳｉＯ2 が付着
される。また、そのオーバーコート部の広さを調節する
こともできる。
【００１３】主電極ユニット４による電解条件は、従来
どおりであって、鋼帯３の両表面が充分に脱脂洗浄さ
れ、且つ、調質圧延での伸び不良が生じない程度のＳｉ
Ｏ2 が、その両表面に付着されるように選択される。一
般に、調質圧延での伸び不良が防止できれば、焼鈍での
テンパーカラーは防止される。
どおりであって、鋼帯３の両表面が充分に脱脂洗浄さ
れ、且つ、調質圧延での伸び不良が生じない程度のＳｉ
Ｏ2 が、その両表面に付着されるように選択される。一
般に、調質圧延での伸び不良が防止できれば、焼鈍での
テンパーカラーは防止される。
【００１４】副電極ユニット５Ｌ，５Ｒによる電解条件
は、最終的に鋼帯３の両エッジ部に、箱焼鈍で耳焼付き
が生じないＳｉＯ2 量が確保されるように選択され、具
体的には、両エッジ部の付着量が他の部分の付着量の２
０〜５０％増となるように決めるのがよい。２０％未満
では箱焼鈍での耳焼付きの防止が困難となり、５０％超
では焼鈍時にテンパーカラーが発生する。また、副電極
５ａ，５ｂに挟まれるエッジ部の幅、すなわちオーバー
コート部の広さは、鋼帯３の全幅Ｗ0 の１０〜２０％が
よい。１０％未満ではオーバーコート領域の不足により
耳焼付きを発生しやすい。２０％超では調質圧延時に伸
び不良を生じる懸念が出ると共に、電力が増大しコスト
面で不利になる。
は、最終的に鋼帯３の両エッジ部に、箱焼鈍で耳焼付き
が生じないＳｉＯ2 量が確保されるように選択され、具
体的には、両エッジ部の付着量が他の部分の付着量の２
０〜５０％増となるように決めるのがよい。２０％未満
では箱焼鈍での耳焼付きの防止が困難となり、５０％超
では焼鈍時にテンパーカラーが発生する。また、副電極
５ａ，５ｂに挟まれるエッジ部の幅、すなわちオーバー
コート部の広さは、鋼帯３の全幅Ｗ0 の１０〜２０％が
よい。１０％未満ではオーバーコート領域の不足により
耳焼付きを発生しやすい。２０％超では調質圧延時に伸
び不良を生じる懸念が出ると共に、電力が増大しコスト
面で不利になる。
【００１５】硅酸ソーダとしては、例えばオルソ硅酸ソ
ーダ（２Ｎａ2 ＯＳｉＯ2 ）、メタ硅酸ソーダ（Ｎａ2
ＳｉＯ3 ）、二硅酸ソーダ（Ｎａ2 Ｓｉ2 Ｏ3 ）、四硅
酸ソーダ（Ｎａ2 Ｓｉ4 Ｏ9 ）のいずれも使用可能であ
る。
ーダ（２Ｎａ2 ＯＳｉＯ2 ）、メタ硅酸ソーダ（Ｎａ2
ＳｉＯ3 ）、二硅酸ソーダ（Ｎａ2 Ｓｉ2 Ｏ3 ）、四硅
酸ソーダ（Ｎａ2 Ｓｉ4 Ｏ9 ）のいずれも使用可能であ
る。
【００１６】表１の条件で冷間圧延後の鋼帯を実際に電
解洗浄した。電極の極性はＳｉＯ2を残すため図２
（Ａ）に示すように主電極副電極とも最終電極が＋とな
るようにした。
解洗浄した。電極の極性はＳｉＯ2を残すため図２
（Ａ）に示すように主電極副電極とも最終電極が＋とな
るようにした。
【００１７】
【表１】
【００１８】鋼帯の両エッジから１００ｍｍの領域に１
５ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ2 が付着し、他の領域における付
着量は１０ｍｇ／ｍ2 に抑制された。その鋼帯をコイル
に巻いて箱焼鈍に供したが、耳焼付きは生じなかった。
しかし、鋼帯の全幅にわたって１０ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ
2 を付着させた場合は、箱焼鈍で耳焼付きが生じた。ま
た、鋼帯の全幅にわたって１５ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ2 を
付着させた場合は、箱焼鈍での焼付きは生じなかった
が、調質圧延時に伸び不良が生じた。なお、１５ｍｇ／
ｍ2 ではテンパーカラーは生じない。
５ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ2 が付着し、他の領域における付
着量は１０ｍｇ／ｍ2 に抑制された。その鋼帯をコイル
に巻いて箱焼鈍に供したが、耳焼付きは生じなかった。
しかし、鋼帯の全幅にわたって１０ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ
2 を付着させた場合は、箱焼鈍で耳焼付きが生じた。ま
た、鋼帯の全幅にわたって１５ｍｇ／ｍ2 のＳｉＯ2 を
付着させた場合は、箱焼鈍での焼付きは生じなかった
が、調質圧延時に伸び不良が生じた。なお、１５ｍｇ／
ｍ2 ではテンパーカラーは生じない。
【００１９】なお、上記実施例では、主電極の下流側に
副電極を配置したが、主電極の上流側や主電極の間に副
電極を配置してもよい。また、電極の数や極性は適宜変
更することができる。望ましい副電極の配置段数は４〜
８段である。４段未満ではＳｉＯ2 付着量のコントロー
ルが難しく、８段を超えると設備的に大がかりなものと
なるといった不具合が生じる。
副電極を配置したが、主電極の上流側や主電極の間に副
電極を配置してもよい。また、電極の数や極性は適宜変
更することができる。望ましい副電極の配置段数は４〜
８段である。４段未満ではＳｉＯ2 付着量のコントロー
ルが難しく、８段を超えると設備的に大がかりなものと
なるといった不具合が生じる。
【００２０】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の冷延鋼帯
の電解洗浄装置は、洗浄槽を通過する鋼帯の両エッジ部
に他の部分より多量のＳｉＯ2 を付着させるので、他の
部分の付着量を増加させることなく、両エッジ部に耳焼
付きの防止に必要な付着量を確保できる。従って、調質
圧延時の伸び不良テンパーカラーの発生等の二次弊害を
生じることなく、箱焼鈍での耳焼付きを防止できる。
の電解洗浄装置は、洗浄槽を通過する鋼帯の両エッジ部
に他の部分より多量のＳｉＯ2 を付着させるので、他の
部分の付着量を増加させることなく、両エッジ部に耳焼
付きの防止に必要な付着量を確保できる。従って、調質
圧延時の伸び不良テンパーカラーの発生等の二次弊害を
生じることなく、箱焼鈍での耳焼付きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の電解洗浄装置の構成を示す平面図および
側面図である。
側面図である。
【図２】本発明を実施した電解洗浄装置の一例について
その構成を示す平面図、側面図および縦断正面図であ
る。
その構成を示す平面図、側面図および縦断正面図であ
る。
１ 洗浄液 ２ 洗浄槽 ３ 鋼帯 ４ 主電極ユニット ４ａ，４ｂ 主電極 ５Ｌ，５Ｒ 副電極ユニット ５ａ，５ｂ 副電極 ６ 支持部材 ７ アクチュエータ
Claims (1)
- 【請求項１】 冷間圧延後の鋼帯を硅酸ソーダベースの
洗浄液中で電解洗浄する冷延鋼帯の電解洗浄装置におい
て、 前記洗浄液を収容する洗浄槽の内部に、該洗浄槽を通過
する鋼帯の幅方向全域を挟んで対向する主電極対と、前
記鋼帯の両エッジ部を挟んで対向し、且つ鋼帯の幅変更
に伴ってその幅方向に位置調節される副電極対とを配設
したことを特徴とする冷延鋼帯の電解洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25503393A JPH0790700A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 冷延鋼帯の電解洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25503393A JPH0790700A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 冷延鋼帯の電解洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790700A true JPH0790700A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17273246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25503393A Pending JPH0790700A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 冷延鋼帯の電解洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790700A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105019011A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-11-04 | 中冶南方工程技术有限公司 | 酸洗电极板及酸洗电极板系统 |
| CN113684525A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-23 | 聊城大学 | 一种盾构机刀盘用环保型电净除油剂及其除油方法 |
| CN115506002A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-12-23 | 张家港红东设备制造有限公司 | 酸洗电极对、电极组、电极装置及酸洗电极位置调整方法 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP25503393A patent/JPH0790700A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105019011A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-11-04 | 中冶南方工程技术有限公司 | 酸洗电极板及酸洗电极板系统 |
| CN113684525A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-23 | 聊城大学 | 一种盾构机刀盘用环保型电净除油剂及其除油方法 |
| CN113684525B (zh) * | 2021-08-25 | 2024-05-24 | 聊城大学 | 一种盾构机刀盘用环保型电净除油剂及其除油方法 |
| CN115506002A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-12-23 | 张家港红东设备制造有限公司 | 酸洗电极对、电极组、电极装置及酸洗电极位置调整方法 |
| CN115506002B (zh) * | 2022-09-19 | 2023-07-14 | 张家港红东设备制造有限公司 | 酸洗电极对、电极组、电极装置及酸洗电极位置调整方法 |
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