JPH0790574A - スパッタ方法およびスパッタ装置 - Google Patents

スパッタ方法およびスパッタ装置

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JPH0790574A
JPH0790574A JP25256193A JP25256193A JPH0790574A JP H0790574 A JPH0790574 A JP H0790574A JP 25256193 A JP25256193 A JP 25256193A JP 25256193 A JP25256193 A JP 25256193A JP H0790574 A JPH0790574 A JP H0790574A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プラズマの制御とスパッタ粒子の
制御とを別々に行うことで、スパッタ効率を高めるとと
もに段差部におけるカバリッジの向上を図る。 【構成】 スパッタ方法としては、所定の真空度に保持
した反応室11内に不活性ガスを導入し、反応室11内
に空間18を介してほぼ対向した状態に設けた基板電極
19とターゲット電極14との間に、プラズマ発生器3
1でプラズマを発生させて、不活性ガスのプラズマイオ
ンをターゲット電極14に高エネルギーで当ててスパッ
タ粒子を放出させるとともに、基板電極19側にスパッ
タ粒子とともにプラズマイオンを低バイアスで入射させ
ることによって、基板電極19に載置した基板71に薄
膜(図示せず)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置またはその
他の製品における薄膜の製造プロセスで用いられるスパ
ッタ方法およびスパッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】素子の微細化にともない、半導体装置の
配線の信頼性を向上させることは困難になっている。デ
バイスの高速動作および高集積化にともない微細な配線
に流れる電流密度は大きくなり、特にエレクトロマイグ
レーション(以下EMと略記する)耐性を確保する必要
が生じている。現在、配線材料としてはアルミニウム−
シリコン−銅合金、アルミニウム−シリコン合金等のア
ルミニウム系合金が多く用いられている。
【0003】しかし、上記のようなアルミニウム系合金
からなる配線では、EM耐性を十分に確保することがで
きない。例えば、0.3μm程度の配線において、配線
形成後、通常の製造プロセスで、上記配線上に絶縁膜が
被覆されることと、さらにその後の製造プロセスで熱が
加わることによって、当該配線にはストレスが加わる。
この結果、配線にボイドが発生する。ボイドが発生して
いる状態で当該配線に高電流が印加されると、ボイドに
電流が集中して、その部分で断線が発生する。すなわ
ち、ストレスマイグレーション(以下SMと略記する)
が発生する。
【0004】一般には、EMとSMとの複合モードで配
線の信頼性は低下する。このように、配線材料としての
アルミニウム系合金には、限界が見えてきた。
【0005】そこで、上記アルミニウム系合金からなる
配線よりも信頼性を向上させた配線材料として、銅配線
が提案されている。銅の抵抗率は1.72μΩcmであ
り、アルミニウムの抵抗率(2.47μΩcm)よりも
低い。このため、銅配線は優れたEM耐性を有する。通
常、銅の成膜方法としては、従来スパッタ法、MOCV
D法等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記MOCVD法で
は、ソース源に例えばビスヘキサフルオロアセチルアセ
トネート銅(Bishexafluoro acetylacetonate copp
er)を用いて、成膜を行う。しかしながら、上記ソース
源は、室温では固体でかつ安定性が低いため、量産に用
いることには向かない。上記従来スパッタ法では、微細
デバイスの段差を十分に覆うことが困難である。すなわ
ち、段差部で十分なカバリッジが得られない。
【0007】本発明は、段差部におけるカバリッジに優
れたスパッタ法およびスパッタ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたスパッタ法およびスパッタ装置で
ある。すなわち、スパッタ方法としては、所定の真空度
に保持した反応室内に不活性ガスを導入し、反応室内に
空間を介してほぼ対向した状態に設けられている基板電
極とターゲット電極との間にプラズマ発生器でプラズマ
を発生させて基板電極上の基板に薄膜を形成する際に、
プラズマ発生器で空間に発生させた不活性ガスのプラズ
マイオンをターゲット電極に高エネルギーで当ててスパ
ッタ粒子を放出させるとともに、基板電極側にスパッタ
粒子とともにプラズマイオンを低バイアスで入射させる
ことによって、基板電極上に載置した基板に薄膜を形成
する。
【0009】第1のスパッタ装置としては、所定の真空
度に保持される反応室が備えられている。この反応室内
には、空間を介してターゲット電極と基板電極とがほぼ
対向した状態に設置されている。またターゲット電極に
はターゲット用電源が接続されていて、基板電極には基
板電極用電源が接続されている。さらにターゲット電極
と基板電極間の側方における反応室の外側周にはプラズ
マ発生器が設けられている。このプラズマ発生器には高
周波電源が接続されている。上記プラズマ発生器は、例
えばICPコイルで形成されている。
【0010】第2のスパッタ装置としては、所定の真空
度に保持される反応室が備えられている。この反応室内
には、空間を介してターゲット電極と基板電極とがほぼ
対向した状態に設置されている。またターゲット電極に
はターゲット用電源が接続されていて、基板電極には基
板電極用電源が接続されている。さらにターゲット電極
とは反対側の基板電極近傍にはプラズマ発生器が設けら
れている。このプラズマ発生器には高周波電源が接続さ
れている。上記プラズマ発生器は、例えば渦巻き状コイ
ルで形成されている。
【0011】
【作用】上記スパッタ方法では、プラズマ発生器で空間
に発生させた不活性ガスのプラズマイオンをターゲット
電極に高エネルギーで当ててスパッタ粒子を放出させる
とともに、基板電極側にスパッタ粒子とともにプラズマ
イオンを低バイアスで入射させて、基板電極上に載置し
た基板に薄膜を形成する。このため、プラズマの制御と
スパッタエネルギーの制御を個々に行うことで、プラズ
マイオンの発生効率が高くなるとともに、基板側を低バ
イアスにして入射エネルギーが低くなる。その結果、成
膜される薄膜の内部に取り込まれるプラズマイオンが少
なくなるので薄膜の密度が高まる。それとともに、薄膜
のカバリッジ性が高まる。
【0012】第1のスパッタ装置では、ターゲット電極
と基板電極間の側方における反応室の外側周にはプラズ
マ発生器が設けられていることから、プラズマ発生器で
プラズマの制御が行える。そして基板電極に印加するバ
イアスを制御することでスパッタエネルギーの制御が行
える。上記プラズマ発生器はICPコイルとそれに接続
した高周波電源とで構成されていることから、装置構成
が簡単な構成になる。
【0013】第2のスパッタ装置では、ターゲット電極
とは反対側の基板電極近傍にはプラズマ発生器が設けら
れていることから、プラズマ発生器でプラズマの制御が
行える。そして基板電極に印加するバイアスを制御する
ことでスパッタエネルギーの制御が行える。上記プラズ
マ発生器は渦巻き状コイルとそれに接続した高周波電源
とで構成されているとから、上記同様に、装置構成が簡
単な構成になる。
【0014】
【実施例】本発明のスパッタ方法は、一例として、図1
の概略構成図に示すスパッタ装置1で実現される。ま
ず、スパッタ装置1を説明する。
【0015】図に示すように、スパッタ装置1には反応
室11が備えられている。この反応室11内は所定の真
空度に保持されるように、スパッタガスの導入部12と
排気部13が設けられている。上記排気部13には図示
しない排気装置が接続される。
【0016】上記反応室11の内部にはターゲット電極
14が設置されている。このターゲット電極14の裏面
側には、通常の対向電極型スパッタ装置と同様に、中央
部にN極を配設しその側周側にS極を配設した磁石15
が設けられている。この磁石15の配置は一例であっ
て、図示した配置に限定されない。そして、上記ターゲ
ット電極14にはターゲット用電源16が接続されてい
る。またターゲット電極14と磁石15との間には、冷
媒(例えば冷却水)を流す流路17が形成されている。
【0017】上記反応室11の内部には、空間18を介
して上記ターゲット電極14に対してほぼ対向した状態
に基板電極19が設けられている。上記基板電極19に
は基板電極用電源20が接続されている。
【0018】上記ターゲット電極14,上記基板電極1
9間の空間18の側方における上記反応室11の側周側
にはプラズマ発生器31が設けられている。このプラズ
マ発生器31は、例えば、反応室11の外側周に巻かれ
たICP(Inductivery coupled plasma)コイル3
2と当該ICPコイル32に接続された高周波電源33
とで構成されている。
【0019】上記スパッタ装置1では、ターゲット電極
14,基板電極19間の側方における反応室11の外側
周にプラズマ発生器31が設けられていることから、プ
ラズマ発生器31でプラズマの制御が行える。そして基
板電極19に印加するバイアス電力を制御することでス
パッタエネルギーの制御が行える。またプラズマ発生器
31はICPコイル32とそれに接続した高周波電源3
3とで構成されていることから、装置構成が複雑になら
ない。
【0020】次に、上記スパッタ装置1を用いて基板7
1に例えば銅を成膜する方法を以下に説明する。
【0021】まず反応室11の内部にスパッタガスの導
入部12を通して不活性ガス〔例えば流量が40scc
mのアルゴン(Ar)〕を導入するとともに、排気部1
3より排気して、当該反応室11の内部を所定の真空度
(例えば0.47Pa)に保持する。またターゲット電
極14の温度を例えば200℃に設定する。
【0022】その後、高周波電源33からICPコイル
32に高周波電力(例えば1kW)を印加することによ
り、反応室11内の空間18に高密度プラズマ(例えば
プラズマ密度が1012/cm3 )を発生させる。それと
ともにターゲット電極14に直流電力(例えば10k
W)を印加し、基板電極19にバイアス電力(例えば1
00W)を印加する。
【0023】すると上記プラズマ発生器31によって、
上記空間18にアルゴンのプラズマイオン(図示せず)
が生成される、そしてアルゴンのプラズマイオンは高エ
ネルギーで上記ターゲット電極14に当たり、ターゲッ
ト電極14より銅のスパッタ粒子(図示せず)を放出さ
せる。このとき、基板電極19には、スパッタ粒子とと
もにアルゴンのプラズマイオンが入射されるが、基板電
極19に印加されるバイアスが小さいため、アルゴンの
プラズマイオンは堆積される銅に取り込まれることがほ
とんどない。このようにして、基板電極19上に載置し
た基板71に銅の薄膜(図示せず)が形成される。
【0024】上記スパッタ方法では、プラズマ発生器3
1で空間18に発生させたアルゴンのプラズマイオン
(図示せず)をターゲット電極14に高エネルギーで当
てて、銅のスパッタ粒子(図示せず)を放出させるとと
もに、基板電極19側に銅のスパッタ粒子とともにアル
ゴンのプラズマイオンを低バイアスで入射させて、基板
電極19に取りつけた基板71に薄膜(図示せず)を形
成する。
【0025】このため、アルゴンのプラズマイオンの制
御とスパッタエネルギーの制御とを個々に行うことがで
きるので、アルゴンのプラズマイオンの発生効率が高く
なるとともに、基板71側を低バイアスにすることで入
射エネルギーが低くなる。
【0026】その結果、成膜される薄膜(図示せず)の
内部に取り込まれるアルゴンのプラズマイオンが少なく
なるので銅の薄膜の密度は高まる。そして、銅の薄膜の
抵抗値は低くなるので、その銅の薄膜で形成した配線の
EM耐性は向上する。したがって、配線の信頼性が向上
する。またシリコン基板上では銅はエピタキシャル成長
するので、結晶性に銅の薄膜が得られる。さらに、銅の
薄膜のカバリッジ性は高くなる。
【0027】次に別のスパッタ装置を、図2の概略構成
図で説明する。なお図では、上記図1で説明したと同様
の構成部品には同一符号を付す。
【0028】図に示すように、スパッタ装置2には反応
室11が備えられている。この反応室11内は所定の真
空度に保持されるように、スパッタガスの導入部12と
排気部13が設けられている。上記排気部13には図示
しない排気装置が接続される。
【0029】上記反応室11の内部にはターゲット電極
14が設置されている。このターゲット電極14の裏面
側には、通常の対向電極型スパッタ装置と同様に、中央
部にN極を配設しその側周側にS極を配設した磁石15
が設けられている。この磁石15の配置は一例であっ
て、図示した配置に限定されない。そして、上記ターゲ
ット電極14にはターゲット用電源16が接続されてい
る。またターゲット電極14と磁石15との間には、冷
媒(例えば冷却水)を流す流路17が形成されている。
【0030】上記反応室11の内部には、空間18を介
して上記ターゲット電極14に対してほぼ対向した状態
に基板電極19が設けられている。上記基板電極19に
は基板電極用電源20が接続されている。
【0031】上記ターゲット電極14とは反対側の上記
基板電極19の近傍には、プラズマ発生器41を構成す
る渦巻き状コイル42が設けられている。この渦巻き状
コイル42には高周波電源43が接続されている。
【0032】上記スパッタ装置2では、プラズマ発生器
41が設けられていることから、プラズマ発生器41で
プラズマの制御が行える。そして基板電極19に印加す
るバイアス電力を制御することでスパッタエネルギーの
制御が行える。またプラズマ発生器41は渦巻き状コイ
ル42とそれに接続した高周波電源43とで構成されて
いることから、装置構成が複雑にならない。
【0033】上記スパッタ装置2を用いて基板71に例
えば銅の薄膜を成膜する場合には、上記スパッタ装置1
を用いて銅の薄膜を成膜する場合とほぼ同様に、諸条件
を設定すればよい。
【0034】例えば、スパッタガスには流量が40sc
cmのアルゴン(Ar)を用いる。スパッタ雰囲気の圧
力は、例えば0.47Paに設定する。またターゲット
電極14の温度は例えば200℃に設定する。
【0035】渦巻き状コイル42に印加する高周波電力
は例えば1kW程度に設定して、反応室11内の空間1
8に例えばプラズマ密度が1012/cm3 程度の高密度
プラズマを発生させる。それとともに、ターゲット電極
14に例えば10kW程度の直流電力を印加し、基板電
極19に例えば100W程度バイアス電力を印加する。
【0036】すると上記プラズマ発生器41によって、
上記空間18にアルゴンのプラズマイオン(図示せず)
が生成される、そしてアルゴンのプラズマイオンは高エ
ネルギーで上記ターゲット電極14に当たり、ターゲッ
ト電極14より銅のスパッタ粒子(図示せず)を放出さ
せる。このとき、基板電極19には、スパッタ粒子とと
もにアルゴンのプラズマイオンが入射されるが、基板電
極19に印加されるバイアスが小さいため、アルゴンの
プラズマイオンは堆積される銅に取り込まれることがほ
とんどない。このようにして、基板電極19上に載置し
た基板71に銅の薄膜(図示せず)が形成される。
【0037】上記スパッタ装置2を用いたスパッタ方法
でも、スパッタ装置1で成膜したと同様の作用効果が得
られる。したがって、ここでの詳細な説明は省略する。
【0038】上記説明では、銅の薄膜を成膜する場合に
ついて説明したが、例えばアルミニウム系金属膜を成膜
する場合にも適用することが可能である。この場合に
は、通常のバイアススパッタ装置で成膜する場合より、
形成されるアルミニウム系金属膜の内部に取り込まれる
アルゴンの量が1/10程度になる。すなわち、アルゴ
ンの量が0.数%程度になる。したがって、EM耐性の
向上が図れるので、上記実施例で説明したスパッタ装置
1,2は、アルミニウム系金属膜の成膜にも大変有効な
スパッタ装置である。
【0039】次に上記スパッタ装置1またはスパッタ装
置2を用いて段差部を覆う状態に銅膜を成膜した場合
を、図3で説明する。図に示すように、基板101上に
は、パターン102,103が形成されている。このパ
ターン102,103を覆う状態に、上記図1または図
2で説明したスパッタ装置1またはスパッタ装置2を用
いて、銅膜104を成膜する。その結果、成膜された銅
膜104は、カバリッジ性に優れていて、その表面はな
だらかな面に形成される。
【0040】上記スパッタ装置1,2は、マルチチャン
バ形式の装置に組み込むことも可能である。
【0041】上記実施例の説明で用いた数値は一例であ
って、その値に限定されることはない。また上記各実施
例の説明では、銅の薄膜の成膜する場合、アルミニウム
系金属膜を成膜する場合等について説明したが、他の金
属膜、絶縁膜、半導体膜等を成膜することも可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
プラズマ発生器で空間に発生させた不活性ガスのプラズ
マイオンをターゲット電極に高エネルギーで当ててスパ
ッタ粒子を放出させるとともに、基板電極側にスパッタ
粒子とともにプラズマイオンを低バイアスで入射させ
て、基板電極上に載置した基板に薄膜を形成するので、
プラズマの制御とスパッタエネルギーの制御を個々に行
うことができる。このため、プラズマイオンの発生効率
を高くできるとともに、基板側を低バイアスにして入射
エネルギーを低くすることができる。したがって、成膜
される薄膜の内部に取り込まれるプラズマイオンが少な
くなるので薄膜の密度が高まるので、膜質の向上を図る
ことができる。それとともに、薄膜のカバリッジ性の向
上を図ることができる。
【0043】第1のスパッタ装置では、ターゲット電極
と基板電極間の側方における反応室の外側周にはプラズ
マ発生器を設けたので、プラズマ発生器で独立的にプラ
ズマの制御ができる。したがって、プラズマの制御とス
パッタエネルギーの制御とが別々にできる。上記プラズ
マ発生器はICPコイルとそれに接続した高周波電源と
で構成されるので、装置構成が簡単になる。
【0044】第2のスパッタ装置では、ターゲット電極
とは反対側の基板電極近傍にはプラズマ発生器を設けた
ので、上記同様に、プラズマ発生器で独立的にプラズマ
の制御ができる。したがって、プラズマの制御とスパッ
タエネルギーの制御とが別々にできる。上記プラズマ発
生器は渦巻き状コイルとそれに接続した高周波電源とで
構成されるので、上記同様に、装置構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタ装置の概略構成図である。
【図2】本発明のスパッタ装置の概略構成図である。
【図3】成膜例の説明図である。
【符号の説明】
1 スパッタ装置 2 スパッタ装置 11 反応室 14 ターゲット電極 16 ターゲット用電源 18 空間 19 基板電極 20 基板電極用電源 31 プラズマ発生器 32 ICPコイル 33 高周波電源 41 プラズマ発生器 42 渦巻き状コイル 43 高周波電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の真空度に保持した反応室内に不活
    性ガスを導入し、前記反応室内に空間を介してほぼ対向
    した状態に設けられている基板電極とターゲット電極と
    の間にプラズマ発生器でプラズマを発生させて基板電極
    上の基板に薄膜を形成する際に、 前記プラズマ発生器で前記空間に発生させた不活性ガス
    のプラズマイオンを前記ターゲット電極に高エネルギー
    で当ててスパッタ粒子を放出させるとともに、前記基板
    電極側に前記スパッタ粒子とともに前記プラズマイオン
    を低バイアスで入射させることによって、前記基板電極
    上に載置した基板に薄膜を形成することを特徴とするス
    パッタ方法。
  2. 【請求項2】 所定の真空度に保持される反応室と、 前記反応室内に設けたターゲット電極と、 前記ターゲット電極に接続したターゲット用電源と、 前記反応室内にあって前記ターゲット電極に対して空間
    を介してほぼ対向した状態に設けた基板電極と、 前記基板電極に接続した基板電極用電源と、 前記ターゲット電極と基板電極間の側方における前記反
    応室の側周側に設けたプラズマ発生器とからなることを
    特徴とするスパッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスパッタ装置において、 前記プラズマ発生器はICPコイルと当該ICPコイル
    に接続された高周波電源とで構成されていることを特徴
    とするスパッタ装置。
  4. 【請求項4】 所定の真空度に保持される反応室と、 前記反応室内に設けたターゲット電極と、 前記ターゲット電極に接続したターゲット用電源と、 前記反応室内にあって前記ターゲット電極に対して空間
    を介してほぼ対向した状態に設けた基板電極と、 前記基板電極に接続した基板電極用電源と、 前記ターゲット電極とは反対側の前記基板電極近傍に設
    けたプラズマ発生器とからなることを特徴とするスパッ
    タ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスパッタ装置において、 前記プラズマ発生器は渦巻き状コイルと当該渦巻き状コ
    イルに接続された高周波電源とで構成されていることを
    特徴とするスパッタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000513881A (ja) * 1997-05-16 2000-10-17 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド イオン化メタルプラズマ堆積のための中央コイル式デザイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000513881A (ja) * 1997-05-16 2000-10-17 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド イオン化メタルプラズマ堆積のための中央コイル式デザイン

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