JPH0789585A - ディスクストック装置 - Google Patents
ディスクストック装置Info
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- JPH0789585A JPH0789585A JP22711893A JP22711893A JPH0789585A JP H0789585 A JPH0789585 A JP H0789585A JP 22711893 A JP22711893 A JP 22711893A JP 22711893 A JP22711893 A JP 22711893A JP H0789585 A JPH0789585 A JP H0789585A
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- mandrel
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- disk
- disc
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 心棒の鉛直度及び心出しを正確にかつ容易に
行え、安価でかつ生産ラインの自動化にも容易に対応で
きるディスクストック装置を提供すること。 【構成】 ディスクストック装置1の心棒10及びベース
板20の嵌合部である下端部11と嵌合孔24とをテーパ状に
形成する。テーパ状の孔24等は、加工が容易で高精度に
形成でき、接触面が広く十分な面圧が確保できるため、
ベース板20に対する心棒10の鉛直度及び心出しを正確に
かつ容易に行える。このため、ストック装置1を生産ラ
インの各機器にセッティングする際に、正確に位置決め
でき、ラインの自動化に容易に対応することができる。
行え、安価でかつ生産ラインの自動化にも容易に対応で
きるディスクストック装置を提供すること。 【構成】 ディスクストック装置1の心棒10及びベース
板20の嵌合部である下端部11と嵌合孔24とをテーパ状に
形成する。テーパ状の孔24等は、加工が容易で高精度に
形成でき、接触面が広く十分な面圧が確保できるため、
ベース板20に対する心棒10の鉛直度及び心出しを正確に
かつ容易に行える。このため、ストック装置1を生産ラ
インの各機器にセッティングする際に、正確に位置決め
でき、ラインの自動化に容易に対応することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等のデ
ィスクをストックするディスクストック装置に関する。
ィスクをストックするディスクストック装置に関する。
【0002】
【背景技術】情報記録等に用いられる光磁気ディスク、
コンパクトディスク、磁気ディスクや、これらのディス
クの製造工程における基板等を保管、搬送する際には、
ディスク相互の接触等で表面が損傷することを防止し、
ディスクに直接触れずに取り扱うことができるように、
ディスクや基板をストックするディスクストック装置を
用いている。
コンパクトディスク、磁気ディスクや、これらのディス
クの製造工程における基板等を保管、搬送する際には、
ディスク相互の接触等で表面が損傷することを防止し、
ディスクに直接触れずに取り扱うことができるように、
ディスクや基板をストックするディスクストック装置を
用いている。
【0003】従来のディスクストック装置は、図4に示
すように、アルミ鋳造で製造された略四角板状のベース
板40の中心孔41に、ステンレス製の嵌合部材42を
ボルト止めし、この嵌合部材42の上面に形成された凹
部43に、ステンレス製の心棒44の下端部を嵌合し、
凹部43の底面と心棒44の下端面とを密着させた状態
で心棒44と嵌合部材42とをボルト止めし、ベース板
40に対して心棒44を鉛直方向に立設することで形成
されていた。
すように、アルミ鋳造で製造された略四角板状のベース
板40の中心孔41に、ステンレス製の嵌合部材42を
ボルト止めし、この嵌合部材42の上面に形成された凹
部43に、ステンレス製の心棒44の下端部を嵌合し、
凹部43の底面と心棒44の下端面とを密着させた状態
で心棒44と嵌合部材42とをボルト止めし、ベース板
40に対して心棒44を鉛直方向に立設することで形成
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディスクストック装置を用いた場合、心棒44の鉛直度
や心出しを正確に行わないと、ストック装置へのディス
クのストックや取り出しを自動化することができず、生
産効率が低下することになってしまう。このため、心棒
44の鉛直度や心出しを正確にかつ容易に行えることが
望まれていた。
ディスクストック装置を用いた場合、心棒44の鉛直度
や心出しを正確に行わないと、ストック装置へのディス
クのストックや取り出しを自動化することができず、生
産効率が低下することになってしまう。このため、心棒
44の鉛直度や心出しを正確にかつ容易に行えることが
望まれていた。
【0005】しかしながら、心棒44の下端面と凹部4
3の底面とで心棒44の鉛直度を確保する構造では、凹
部43の底面加工を精度良く行わなければならず、加工
が困難であった。また、心棒44の直径は10mm程度で
あって心棒44の長さに比べて小さく、かつ下端面には
雌ねじが形成されることから、心棒44の下端面がベー
ス板40の凹部43の底面に密着する面積は僅かであ
り、十分な面圧が確保できないために心棒44の鉛直度
を確保することが難しかった。
3の底面とで心棒44の鉛直度を確保する構造では、凹
部43の底面加工を精度良く行わなければならず、加工
が困難であった。また、心棒44の直径は10mm程度で
あって心棒44の長さに比べて小さく、かつ下端面には
雌ねじが形成されることから、心棒44の下端面がベー
ス板40の凹部43の底面に密着する面積は僅かであ
り、十分な面圧が確保できないために心棒44の鉛直度
を確保することが難しかった。
【0006】さらに、心棒44の心出しは、心棒44を
ベース板40に取付けているボルトを緩め、ベース板4
0の直交する2側面を基準にして心棒44の位置を微調
整し、正しい位置に調整したところでボルトを締めて行
っており、作業が煩雑であった。
ベース板40に取付けているボルトを緩め、ベース板4
0の直交する2側面を基準にして心棒44の位置を微調
整し、正しい位置に調整したところでボルトを締めて行
っており、作業が煩雑であった。
【0007】また、従来のディスクストック装置では、
凹部43の加工精度とステンレス製の心棒44との面圧
を向上させるために、アルミ製のベース板40の中心
に、ステンレス製の嵌合部材42をボルト止めしていた
ため、部品点数や組立工程が多くなり、コストが向上す
るという問題もあった。
凹部43の加工精度とステンレス製の心棒44との面圧
を向上させるために、アルミ製のベース板40の中心
に、ステンレス製の嵌合部材42をボルト止めしていた
ため、部品点数や組立工程が多くなり、コストが向上す
るという問題もあった。
【0008】本発明の目的は、心棒の鉛直度および心出
しを正確にかつ容易に行え、安価でかつ生産ラインの自
動化にも容易に対応できるディスクストック装置を提供
することにある。
しを正確にかつ容易に行え、安価でかつ生産ラインの自
動化にも容易に対応できるディスクストック装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクストッ
ク装置は、ディスクが嵌挿される心棒と、この心棒の下
端部が嵌合される嵌合孔を有するベース板とを備えて構
成され、前記心棒の下端部とベース板の嵌合孔とがテー
パ状に形成されてベース板に対して心棒が鉛直方向に立
設されていることを特徴とするものである。
ク装置は、ディスクが嵌挿される心棒と、この心棒の下
端部が嵌合される嵌合孔を有するベース板とを備えて構
成され、前記心棒の下端部とベース板の嵌合孔とがテー
パ状に形成されてベース板に対して心棒が鉛直方向に立
設されていることを特徴とするものである。
【0010】この際、前記ベース板の側面には、搬送用
等に用いられるフランジが形成されていることが好まし
い。また、前記ベース板の側面には、バーコード貼付用
の凹部が形成されていることが好ましい。さらに、前記
ベース板の側面には、少なくとも直交する2面を有し、
心出しや機械への位置決め用に用いられる基準面が、ベ
ース板の最外周面よりも内側に形成されていることが好
ましい。
等に用いられるフランジが形成されていることが好まし
い。また、前記ベース板の側面には、バーコード貼付用
の凹部が形成されていることが好ましい。さらに、前記
ベース板の側面には、少なくとも直交する2面を有し、
心出しや機械への位置決め用に用いられる基準面が、ベ
ース板の最外周面よりも内側に形成されていることが好
ましい。
【0011】
【作用】このような本発明においては、ベース板の嵌合
孔と、この嵌合孔に嵌合される心棒の下端部とをテーパ
状に形成したので、高精度にかつ容易に加工でき、接触
面も広くなるため十分な面圧も確保され、ベース板に対
する心棒の鉛直度と心出しとが正確にかつ容易に行え
る。
孔と、この嵌合孔に嵌合される心棒の下端部とをテーパ
状に形成したので、高精度にかつ容易に加工でき、接触
面も広くなるため十分な面圧も確保され、ベース板に対
する心棒の鉛直度と心出しとが正確にかつ容易に行え
る。
【0012】また、ベース板の側面にフランジを設けれ
ば、搬送用のロボットアームがベース板をつかみ易くな
り、自動運転が容易となる。さらに、ベース板の側面に
バーコード貼付用の凹部を形成すれば、バーコードを利
用した制御管理が行え、かつバーコード部分をロボット
アーム等が傷つけることがなく、確実に情報が読み出せ
る。また、ベース板の位置決め用の基準面を、ベース板
の最外周面よりも内側に配置すれば、基準面が傷つくこ
とが防止され、正確な位置決めが可能となる。
ば、搬送用のロボットアームがベース板をつかみ易くな
り、自動運転が容易となる。さらに、ベース板の側面に
バーコード貼付用の凹部を形成すれば、バーコードを利
用した制御管理が行え、かつバーコード部分をロボット
アーム等が傷つけることがなく、確実に情報が読み出せ
る。また、ベース板の位置決め用の基準面を、ベース板
の最外周面よりも内側に配置すれば、基準面が傷つくこ
とが防止され、正確な位置決めが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、本実施例のディスクストッ
ク装置1は、心棒10と、ベース板20と、心棒10に
嵌挿されて上下動可能なリフター板30とを備えて構成
されている。
明する。図1に示すように、本実施例のディスクストッ
ク装置1は、心棒10と、ベース板20と、心棒10に
嵌挿されて上下動可能なリフター板30とを備えて構成
されている。
【0014】心棒10は、ステンレス製の丸棒で構成さ
れ、図2に示すように、その下端部11は約4度の傾斜
角を有するテーパ状に形成されている。また、心棒2の
下端面にはねじ止め用のタップ溝12が形成されてい
る。
れ、図2に示すように、その下端部11は約4度の傾斜
角を有するテーパ状に形成されている。また、心棒2の
下端面にはねじ止め用のタップ溝12が形成されてい
る。
【0015】ベース板20は、アルミ鋳造によって製造
され、図3の底面図にも示すように、略四角枠状のリム
21と、中心部に設けられるボス22と、このボス22
およびリム21間に架け渡された4本のアーム23とが
一体成型されている。ボス22には、図2に示すよう
に、心棒10のテーパ状の下端部11が嵌合するテーパ
状の嵌合孔24が形成されている。
され、図3の底面図にも示すように、略四角枠状のリム
21と、中心部に設けられるボス22と、このボス22
およびリム21間に架け渡された4本のアーム23とが
一体成型されている。ボス22には、図2に示すよう
に、心棒10のテーパ状の下端部11が嵌合するテーパ
状の嵌合孔24が形成されている。
【0016】リム21の4側面には、それぞれ搬送用の
フランジ25が形成されるとともに、略正方形状の4つ
の基準面26が形成されている。この基準面26は、フ
ランジ25つまりベース板20の最外周面よりも内側に
配置されている。また、各フランジ25には、図1にも
示すように、ストックされるディスク等の情報が記録さ
れたバーコード27が貼付される凹部28がそれぞれ形
成されている。なお、心棒10には、図2に示すよう
に、円板状のリフター板30の中心に形成された貫通孔
31が嵌挿されている。
フランジ25が形成されるとともに、略正方形状の4つ
の基準面26が形成されている。この基準面26は、フ
ランジ25つまりベース板20の最外周面よりも内側に
配置されている。また、各フランジ25には、図1にも
示すように、ストックされるディスク等の情報が記録さ
れたバーコード27が貼付される凹部28がそれぞれ形
成されている。なお、心棒10には、図2に示すよう
に、円板状のリフター板30の中心に形成された貫通孔
31が嵌挿されている。
【0017】このような本実施例においては、ベース板
20のテーパ状の嵌合孔24に、心棒10のテーパ状の
下端部11を嵌合し、ボルトで固定する。テーパ状の嵌
合孔24や下端部11は、加工が容易で高精度に形成で
き、接触面が広くなって十分な面圧も確保できるため、
心棒10のベース板20に対する鉛直度および心出しは
正確にかつ容易に行われる。そして、このようなディス
クストック装置1を基準面26を基準として生産ライン
に配置された各機器にセッティングし、ストック装置1
の心棒10に、射出成形機で成形された樹脂基板や、こ
の樹脂基板上に記録膜や反射膜などが蒸着されたディス
クを嵌挿し、重ねてストックして保管、搬送などを行
う。
20のテーパ状の嵌合孔24に、心棒10のテーパ状の
下端部11を嵌合し、ボルトで固定する。テーパ状の嵌
合孔24や下端部11は、加工が容易で高精度に形成で
き、接触面が広くなって十分な面圧も確保できるため、
心棒10のベース板20に対する鉛直度および心出しは
正確にかつ容易に行われる。そして、このようなディス
クストック装置1を基準面26を基準として生産ライン
に配置された各機器にセッティングし、ストック装置1
の心棒10に、射出成形機で成形された樹脂基板や、こ
の樹脂基板上に記録膜や反射膜などが蒸着されたディス
クを嵌挿し、重ねてストックして保管、搬送などを行
う。
【0018】このような本実施例によれば、ディスクス
トック装置1の心棒10とベース板20とを固定する際
に、テーパ状に形成された嵌合孔24にテーパ状の下端
部11を嵌合しているため、ベース板20に対する心棒
10の鉛直度および心出しを正確にでき、かつ容易に組
み立てることができる。このため、ストック装置1へデ
ィスクを出し入れする際に、それらの機械との位置合せ
なども正確に行え、生産ラインをロボット等をもちいて
自動化しても、位置ずれなどによる運転中止などが起こ
らず、運転効率を向上できて生産性も向上できる。
トック装置1の心棒10とベース板20とを固定する際
に、テーパ状に形成された嵌合孔24にテーパ状の下端
部11を嵌合しているため、ベース板20に対する心棒
10の鉛直度および心出しを正確にでき、かつ容易に組
み立てることができる。このため、ストック装置1へデ
ィスクを出し入れする際に、それらの機械との位置合せ
なども正確に行え、生産ラインをロボット等をもちいて
自動化しても、位置ずれなどによる運転中止などが起こ
らず、運転効率を向上できて生産性も向上できる。
【0019】また、心棒10とベース板20とは、テー
パ状の下端部11と嵌合孔24との嵌合のみでも十分に
固着されるが、本実施例ではさらにボルトを用いて固定
しているので、心棒10とベース板20とを強固に固着
できて使用時に心棒10がベース板20から外れること
を確実に防止できる。
パ状の下端部11と嵌合孔24との嵌合のみでも十分に
固着されるが、本実施例ではさらにボルトを用いて固定
しているので、心棒10とベース板20とを強固に固着
できて使用時に心棒10がベース板20から外れること
を確実に防止できる。
【0020】さらに、ベース板20の側面にフランジ2
5を形成したので、ストック装置1自体を持ち上げたり
移動する際に、ロボットのアームや人間の手でフランジ
25を掴んだり、係止することができてディスクストッ
ク装置1を容易に取り扱うことができる。
5を形成したので、ストック装置1自体を持ち上げたり
移動する際に、ロボットのアームや人間の手でフランジ
25を掴んだり、係止することができてディスクストッ
ク装置1を容易に取り扱うことができる。
【0021】また、ストック装置1の位置決め用の基準
面26をベース板20の最外周面つまりフランジ25よ
りも内側に位置させたので、基準面26がロボットアー
ムや各機械等に接触して傷つくことがなく、またごみな
ども付着しにくいので、基準面26の傷やごみによって
ストック装置1の位置決めが不正確になることがなく、
常に正確に位置決めすることができる。特に、本実施例
ではロボット等が移動用に用いるフランジ25を基準面
26とは別に設けたので、ロボットアーム等が基準面2
6に接触して傷付けることが無く、ストック装置1を正
確に位置決めすることができる。
面26をベース板20の最外周面つまりフランジ25よ
りも内側に位置させたので、基準面26がロボットアー
ムや各機械等に接触して傷つくことがなく、またごみな
ども付着しにくいので、基準面26の傷やごみによって
ストック装置1の位置決めが不正確になることがなく、
常に正確に位置決めすることができる。特に、本実施例
ではロボット等が移動用に用いるフランジ25を基準面
26とは別に設けたので、ロボットアーム等が基準面2
6に接触して傷付けることが無く、ストック装置1を正
確に位置決めすることができる。
【0022】また、フランジ25や基準面26は、略四
角枠状に形成されたベース板20のリム23の4つの側
面にそれぞれ設けられているので、4つの側面の何れの
部分を用いても同様に位置合わせやストック装置1の移
動を行うことができる。このため、ストック装置1の向
きをある特定の1側面を基準に合わせる必要がなく、ス
トック装置1を容易に取り扱うことができる。
角枠状に形成されたベース板20のリム23の4つの側
面にそれぞれ設けられているので、4つの側面の何れの
部分を用いても同様に位置合わせやストック装置1の移
動を行うことができる。このため、ストック装置1の向
きをある特定の1側面を基準に合わせる必要がなく、ス
トック装置1を容易に取り扱うことができる。
【0023】さらに、4側面の各フランジ25に形成さ
れた各凹部28にそれぞれバーコード27を貼付してい
るので、バーコード27の情報を読み取る際の読み取り
機械に対する位置合わせも容易に行える。また、バーコ
ード27は凹部28内に貼付されているため、フランジ
25部分をロボットアーム等が把持してもバーコード2
7が傷つくことがなく、バーコード27の情報が読み出
せなくなったり、間違った情報を読み出してしまうよう
な不都合を防止でき、常に正確な情報を確実に読み出す
ことができる。
れた各凹部28にそれぞれバーコード27を貼付してい
るので、バーコード27の情報を読み取る際の読み取り
機械に対する位置合わせも容易に行える。また、バーコ
ード27は凹部28内に貼付されているため、フランジ
25部分をロボットアーム等が把持してもバーコード2
7が傷つくことがなく、バーコード27の情報が読み出
せなくなったり、間違った情報を読み出してしまうよう
な不都合を防止でき、常に正確な情報を確実に読み出す
ことができる。
【0024】また、ベース板20は、嵌合孔24をテー
パ状に形成することで、アルミ製であっても十分な面圧
を確保できるようにしているため、従来のように面圧確
保のためのステンレス製の嵌合部材を用いる必要がな
く、ベース板20を一体成形することができる。このた
め、部品点数や組立工数が少なくなるため、低コストで
生産することができ、ストック装置1を安価に提供する
ことができる。さらに、ベース板20は、リム21とボ
ス22とを4本のアーム23で接続する構造となってい
るため、十分な軽量化が図れる。その上、リフター板3
0をベース板20の下方から突出するピン等で上下させ
る場合には、ピン等に対して十分に広いリム21、ボス
22間の空間を通してピンを突出でき、ピンがベース板
20に衝突して止まってしまうようなことがないため、
ピン等によってリフター板30を上下させてディスクの
出し入れを確実に行うことができる。
パ状に形成することで、アルミ製であっても十分な面圧
を確保できるようにしているため、従来のように面圧確
保のためのステンレス製の嵌合部材を用いる必要がな
く、ベース板20を一体成形することができる。このた
め、部品点数や組立工数が少なくなるため、低コストで
生産することができ、ストック装置1を安価に提供する
ことができる。さらに、ベース板20は、リム21とボ
ス22とを4本のアーム23で接続する構造となってい
るため、十分な軽量化が図れる。その上、リフター板3
0をベース板20の下方から突出するピン等で上下させ
る場合には、ピン等に対して十分に広いリム21、ボス
22間の空間を通してピンを突出でき、ピンがベース板
20に衝突して止まってしまうようなことがないため、
ピン等によってリフター板30を上下させてディスクの
出し入れを確実に行うことができる。
【0025】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、ベース板20の外周にフランジ25を形
成していたが、このフランジ25は無くてもよい。但
し、フランジ25を設けたほうが、ディスク装置1を容
易に取り扱うことができるという利点がある。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、ベース板20の外周にフランジ25を形
成していたが、このフランジ25は無くてもよい。但
し、フランジ25を設けたほうが、ディスク装置1を容
易に取り扱うことができるという利点がある。
【0026】また、前記実施例では、ストック装置1に
ストックするディスクの種類等の情報としてバーコード
27を用いていたが、バーコード27の代わりに数字、
文字、記号等の他の形式の情報を用いてもよい。さら
に、これらの情報は前記実施例と同様に凹部28内に設
けることが好ましいが、バーコード27やその他の形式
の情報をフランジ25や基準面26の表面に設けたり、
基準面26に凹部を形成してその凹部内に設けてもよ
い。さらに、バーコード27等は、接着剤や粘着テープ
等を用いてベース板20に貼付してもよいし、ボルトや
ビス等を用いて取付けてもよく、その取付方法は任意で
ある。
ストックするディスクの種類等の情報としてバーコード
27を用いていたが、バーコード27の代わりに数字、
文字、記号等の他の形式の情報を用いてもよい。さら
に、これらの情報は前記実施例と同様に凹部28内に設
けることが好ましいが、バーコード27やその他の形式
の情報をフランジ25や基準面26の表面に設けたり、
基準面26に凹部を形成してその凹部内に設けてもよ
い。さらに、バーコード27等は、接着剤や粘着テープ
等を用いてベース板20に貼付してもよいし、ボルトや
ビス等を用いて取付けてもよく、その取付方法は任意で
ある。
【0027】また、前記実施例では、搬送用のフランジ
25や位置決め用の基準面26を、ベース板20の4側
面にそれぞれ形成していたが、搬送や位置決めに必要な
1面あるいは2面のみに形成してもよい。但し、4側面
のすべてに形成したほうが、ストック装置1の向きを直
さなくてよいため、容易に取り扱うことができるという
利点がある。
25や位置決め用の基準面26を、ベース板20の4側
面にそれぞれ形成していたが、搬送や位置決めに必要な
1面あるいは2面のみに形成してもよい。但し、4側面
のすべてに形成したほうが、ストック装置1の向きを直
さなくてよいため、容易に取り扱うことができるという
利点がある。
【0028】さらに、基準面26は、ベース板20の最
外周面よりも内側に形成していたが、最外周面上に形成
してもよい。但し、最外周面よりも内側に形成すれば、
ストック装置1を搬送する際などに他のストック装置1
や機器などにぶつかって基準面26が傷つくことがない
という利点がある。
外周面よりも内側に形成していたが、最外周面上に形成
してもよい。但し、最外周面よりも内側に形成すれば、
ストック装置1を搬送する際などに他のストック装置1
や機器などにぶつかって基準面26が傷つくことがない
という利点がある。
【0029】また、前記実施例では、心棒10とベース
板20とをボルトも用いて固定していたが、テーパ状の
下端部11および嵌合孔24の嵌合のみで十分強固に固
定できるならば、ボルトを用いなくてもよい。さらに、
ボルトの代わりに接着剤等を用いてもよい。さらに、ベ
ース板20の構造は、前記実施例に限らず、例えば、リ
ム21間に補強用のプレート等を取付けてもよい。ま
た、前記実施例のように、リム21及びボス22をアー
ム23で連結して大きな空間を形成するものではなく、
従来と同様に板状に形成してテーパ状の嵌合孔24と、
リフター板30を上下動するためのピンを通過させるた
めの孔とを設けたものなどでもよく、その具体的構造は
実施にあたって適宜設定すればよい。
板20とをボルトも用いて固定していたが、テーパ状の
下端部11および嵌合孔24の嵌合のみで十分強固に固
定できるならば、ボルトを用いなくてもよい。さらに、
ボルトの代わりに接着剤等を用いてもよい。さらに、ベ
ース板20の構造は、前記実施例に限らず、例えば、リ
ム21間に補強用のプレート等を取付けてもよい。ま
た、前記実施例のように、リム21及びボス22をアー
ム23で連結して大きな空間を形成するものではなく、
従来と同様に板状に形成してテーパ状の嵌合孔24と、
リフター板30を上下動するためのピンを通過させるた
めの孔とを設けたものなどでもよく、その具体的構造は
実施にあたって適宜設定すればよい。
【0030】
【発明の効果】このような本発明のディスクストック装
置によれば、心棒とベース板の嵌合部をテーパ状に形成
することで、心棒の鉛直度および心出しを正確にかつ容
易に行え、安価でかつ生産ラインの自動化にも容易に対
応できるという効果がある。
置によれば、心棒とベース板の嵌合部をテーパ状に形成
することで、心棒の鉛直度および心出しを正確にかつ容
易に行え、安価でかつ生産ラインの自動化にも容易に対
応できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す側面図であ
る。
る。
【図2】本実施例の要部を示す縦断面図である。
【図3】本実施例のベース板を示す底面図である。
【図4】本発明の従来例の要部を示す縦断面図である。
1 ディスクストック装置 10 心棒 11 下端部 20 ベース板 24 嵌合孔 25 フランジ 26 基準面 27 バーコード 28 凹部 30 リフター板
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスクが嵌挿される心棒と、この心棒
の下端部が嵌合される嵌合孔を有するベース板とを備え
て構成され、前記心棒の下端部とベース板の嵌合孔とが
テーパ状に形成されてベース板に対して心棒が鉛直方向
に立設されていることを特徴とするディスクストック装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスクストック装置に
おいて、前記ベース板の側面には、フランジが形成され
ていることを特徴とするディスクストック装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のディスクストック
装置において、前記ベース板の側面には、バーコード貼
付用の凹部が形成されていることを特徴とするディスク
ストック装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のディスクストック
装置において、前記ベース板の側面には、少なくとも直
交する2面を有する位置決め用の基準面が、ベース板の
最外周面よりも内側に形成されていることを特徴とする
ディスクストック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22711893A JPH0789585A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ディスクストック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22711893A JPH0789585A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ディスクストック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789585A true JPH0789585A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16855764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22711893A Pending JPH0789585A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ディスクストック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0789585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119421A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Osamu Furuichi | 変形スピンドルケース |
CN110254954A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-09-20 | 远东福斯特新能源江苏有限公司 | 一种极片存放用周转架 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP22711893A patent/JPH0789585A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119421A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Osamu Furuichi | 変形スピンドルケース |
CN110254954A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-09-20 | 远东福斯特新能源江苏有限公司 | 一种极片存放用周转架 |
CN110254954B (zh) * | 2019-07-10 | 2024-05-10 | 远东电池江苏有限公司 | 一种极片存放用周转架 |
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