JPH0789320A - 流体圧式アクティブサスペンション - Google Patents
流体圧式アクティブサスペンションInfo
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- JPH0789320A JPH0789320A JP26162793A JP26162793A JPH0789320A JP H0789320 A JPH0789320 A JP H0789320A JP 26162793 A JP26162793 A JP 26162793A JP 26162793 A JP26162793 A JP 26162793A JP H0789320 A JPH0789320 A JP H0789320A
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- Japan
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- working fluid
- vehicle
- gain
- control
- acceleration
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に比して車輌の乗り心地性を向上させ、
しかも車体の姿勢変化速度を低減する。 【構成】 作動流体室に対し作動流体が給排されること
により対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエー
タM1と、作動流体室に対する作動流体の給排を制御す
る作動流体給排装置M2と、走行状態検出装置M3によ
り検出される車輌の走行状態量に応じて作動流体給排手
段を制御する制御装置M4とを有する。制御装置は走行
状態量に応じて作動流体給排装置に対する制御量を演算
する制御量演算装置M5と、車輌の加減速時若しくは旋
回時にダンピングゲインを増大するゲイン補正装置M6
とを有する。
しかも車体の姿勢変化速度を低減する。 【構成】 作動流体室に対し作動流体が給排されること
により対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエー
タM1と、作動流体室に対する作動流体の給排を制御す
る作動流体給排装置M2と、走行状態検出装置M3によ
り検出される車輌の走行状態量に応じて作動流体給排手
段を制御する制御装置M4とを有する。制御装置は走行
状態量に応じて作動流体給排装置に対する制御量を演算
する制御量演算装置M5と、車輌の加減速時若しくは旋
回時にダンピングゲインを増大するゲイン補正装置M6
とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細には流体圧式アクティブサ
スペンションに係る。
ペンションに係り、更に詳細には流体圧式アクティブサ
スペンションに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の流体圧式アクティブサ
スペンションの一つとして、例えば特開平2−1754
04号公報に記載されている如く、各車輪に対応して設
けられ作動流体室に対し作動流体が給排されることによ
り対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエータ
と、作動流体室に対する作動流体の給排を制御する作動
流体給排手段と、車輌の走行状態量を検出する走行状態
量検出手段と、車輌の走行状態量に応じて作動流体給排
手段を制御する制御手段とを有する流体圧式アクティブ
サスペンションは既に知られている。
スペンションの一つとして、例えば特開平2−1754
04号公報に記載されている如く、各車輪に対応して設
けられ作動流体室に対し作動流体が給排されることによ
り対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエータ
と、作動流体室に対する作動流体の給排を制御する作動
流体給排手段と、車輌の走行状態量を検出する走行状態
量検出手段と、車輌の走行状態量に応じて作動流体給排
手段を制御する制御手段とを有する流体圧式アクティブ
サスペンションは既に知られている。
【0003】かかるアクティブサスペンションによれ
ば、車輌の旋回時や加減速時等に於ては車体の横加速度
や前後加速度の如き車輌の走行状態量に応じた制御量に
て作動流体給排手段が制御されることにより、車体の荷
重移動等に起因する各車輪の接地荷重の変動量に応じて
各アクチュエータの作動流体室内の圧力が増減されるの
で、パッシブサスペンションの場合に比して車体の姿勢
変化を効果的に抑制し車輌の操縦安定性を向上させるこ
とができる。
ば、車輌の旋回時や加減速時等に於ては車体の横加速度
や前後加速度の如き車輌の走行状態量に応じた制御量に
て作動流体給排手段が制御されることにより、車体の荷
重移動等に起因する各車輪の接地荷重の変動量に応じて
各アクチュエータの作動流体室内の圧力が増減されるの
で、パッシブサスペンションの場合に比して車体の姿勢
変化を効果的に抑制し車輌の操縦安定性を向上させるこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
の流体圧式アクティブサスペンションに於ては、車体に
対する外乱入力の周波数がアクティブサスペンションの
応答可能な周波数よりも高いときにはアクティブサスペ
ンションの応答遅れに起因して車輌の乗り心地性が悪化
するという問題があり、かかる問題の発生を回避すべく
車高フィードバック制御ゲインの如きゲインを低く設定
すると、車体の姿勢制御性能が悪化し、特に車体の姿勢
変化速度が増大するという問題がある。
の流体圧式アクティブサスペンションに於ては、車体に
対する外乱入力の周波数がアクティブサスペンションの
応答可能な周波数よりも高いときにはアクティブサスペ
ンションの応答遅れに起因して車輌の乗り心地性が悪化
するという問題があり、かかる問題の発生を回避すべく
車高フィードバック制御ゲインの如きゲインを低く設定
すると、車体の姿勢制御性能が悪化し、特に車体の姿勢
変化速度が増大するという問題がある。
【0005】本発明は、従来のアクティブサスペンショ
ンに於ける上述の如き問題に鑑み、従来のアクティブサ
スペンションに比して車輌の乗り心地性を向上させるこ
とができ、しかも車体の姿勢変化速度を低減することが
できるよう改良された流体圧式アクティブサスペンショ
ンを提供することを目的としている。
ンに於ける上述の如き問題に鑑み、従来のアクティブサ
スペンションに比して車輌の乗り心地性を向上させるこ
とができ、しかも車体の姿勢変化速度を低減することが
できるよう改良された流体圧式アクティブサスペンショ
ンを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、各車輪に対応し
て設けられ作動流体室に対し作動流体が給排されること
により対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエー
タM1と、前記作動流体室に対する作動流体の給排を制
御する作動流体給排手段M2と、車輌の走行状態量を検
出する走行状態量検出手段M3と、車輌の走行状態量に
応じて前記作動流体給排手段を制御する制御手段M4と
を有し、前記制御手段は走行状態量に応じて前記作動流
体給排手段に対する制御量を演算する制御量演算手段M
5と、車輌の加減速時若しくは旋回時にはダンピングゲ
インを増大するゲイン補正手段M6とを有する流体圧式
アクティブサスペンションによって達成される。
明によれば、図1に示されている如く、各車輪に対応し
て設けられ作動流体室に対し作動流体が給排されること
により対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエー
タM1と、前記作動流体室に対する作動流体の給排を制
御する作動流体給排手段M2と、車輌の走行状態量を検
出する走行状態量検出手段M3と、車輌の走行状態量に
応じて前記作動流体給排手段を制御する制御手段M4と
を有し、前記制御手段は走行状態量に応じて前記作動流
体給排手段に対する制御量を演算する制御量演算手段M
5と、車輌の加減速時若しくは旋回時にはダンピングゲ
インを増大するゲイン補正手段M6とを有する流体圧式
アクティブサスペンションによって達成される。
【0007】
【作用】図16はアクティブサスペンション搭載車が実
際に走行することにより生じたばね上の上下加速度Gz
を周波数分析した結果の一例をダンピングゲインが比較
的高い通常値に設定された場合(実線)及び通常値より
も低減された場合(破線)について示すグラフである。
この図16より、ダンピングゲインが通常値に設定され
ると、人間が振動を感じ易く車輌の乗り心地性にとって
重要な5Hz 近傍の比較的高い周波数領域に於けるばね
上の上下加速度が比較的高い値になり(制御の位相遅れ
に起因するものと考えられる)、従って車輌の良好な乗
り心地性を確保することができず、逆にダンピングゲイ
ンが低減されると、ばね上共振点近傍の低周波領域に於
ける車輌の乗り心地性は若干低下するが、5Hz 近傍の
比較的高い周波数領域に於けるばね上の上下加速度が小
さくなり車輌の乗り心地性が向上することが解る。
際に走行することにより生じたばね上の上下加速度Gz
を周波数分析した結果の一例をダンピングゲインが比較
的高い通常値に設定された場合(実線)及び通常値より
も低減された場合(破線)について示すグラフである。
この図16より、ダンピングゲインが通常値に設定され
ると、人間が振動を感じ易く車輌の乗り心地性にとって
重要な5Hz 近傍の比較的高い周波数領域に於けるばね
上の上下加速度が比較的高い値になり(制御の位相遅れ
に起因するものと考えられる)、従って車輌の良好な乗
り心地性を確保することができず、逆にダンピングゲイ
ンが低減されると、ばね上共振点近傍の低周波領域に於
ける車輌の乗り心地性は若干低下するが、5Hz 近傍の
比較的高い周波数領域に於けるばね上の上下加速度が小
さくなり車輌の乗り心地性が向上することが解る。
【0008】上述の如き構成によれば、走行状態量検出
手段M3により検出される車輌の走行状態量に応じて制
御手段M4の制御量演算手段M5により作動流体給排手
段M2に対する制御量が演算され、これによりアクチュ
エータM1の作動流体室に対する作動流体の給排が制御
されるが、車輌の加減速時若しくは旋回時にはゲイン補
正手段M6によりダンピングゲインが増大される。
手段M3により検出される車輌の走行状態量に応じて制
御手段M4の制御量演算手段M5により作動流体給排手
段M2に対する制御量が演算され、これによりアクチュ
エータM1の作動流体室に対する作動流体の給排が制御
されるが、車輌の加減速時若しくは旋回時にはゲイン補
正手段M6によりダンピングゲインが増大される。
【0009】従って加減速時や旋回時以外の通常走行時
にはダンピングゲインが低い値に維持されることにより
車輌の乗り心地性が向上され、加減速時や旋回時にはダ
ンピングゲインが増大されることによって車体のピッチ
ングやロールの如き車体の姿勢変化、特にその姿勢変化
速度が効果的に低減される。
にはダンピングゲインが低い値に維持されることにより
車輌の乗り心地性が向上され、加減速時や旋回時にはダ
ンピングゲインが増大されることによって車体のピッチ
ングやロールの如き車体の姿勢変化、特にその姿勢変化
速度が効果的に低減される。
【0010】尚本明細書に於て、「ダンピングゲイン」
とはばね上(車体)の上下速度に対するゲイン、又はば
ね上とばね下(車輪)との間の相対速度に対するゲイ
ン、又はこれらの両者を意味する。
とはばね上(車体)の上下速度に対するゲイン、又はば
ね上とばね下(車輪)との間の相対速度に対するゲイ
ン、又はこれらの両者を意味する。
【0011】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0012】図2は本発明による流体圧式アクティブサ
スペンションの一つの実施例の流体回路を示す概略構成
図である。
スペンションの一つの実施例の流体回路を示す概略構成
図である。
【0013】図2に於て、10は作動流体としてのオイ
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動流体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。
ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動流体供給通路20の一端が接続
されている。作動流体供給通路20の他端及び作動流体
排出通路14の他端は圧力制御弁22のパイロット操作
型の3ポート3位置切換式の切換制御弁24のPポート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。各作動流
体排出通路14の途中には他の車輪よりの作動流体排出
通路との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に
逆止弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁
22よりリザーバ10へ向かう作動流体の流れのみを許
すようになっている。
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動流体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。
ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動流体供給通路20の一端が接続
されている。作動流体供給通路20の他端及び作動流体
排出通路14の他端は圧力制御弁22のパイロット操作
型の3ポート3位置切換式の切換制御弁24のPポート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。各作動流
体排出通路14の途中には他の車輪よりの作動流体排出
通路との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に
逆止弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁
22よりリザーバ10へ向かう作動流体の流れのみを許
すようになっている。
【0014】圧力制御弁22は切換制御弁24と、作動
流体供給通路20とリザーバ10とを連通接続する接続
通路26と、該通路の途中に設けられた固定絞り28及
び可変絞り30とよりなっている。切換制御弁24のA
ポートには接続通路32が接続されている。切換制御弁
24は固定絞り28と可変絞り30との間の通路26内
の圧力Pp 及び接続通路32内のPa をパイロット圧力
として取込むスプール弁であり、圧力Pp が圧力Pa よ
り高いときにはポートPとポートAとを連通接続する切
換位置24a に切換わり、圧力Pp 及びPa が互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置2
4b に切換わり、Pp が圧力Pa より低いときにはポー
トRとポートAとを連通接続する切換位置24cに切換
わるようになっている。また可変絞り30はそのソレノ
イドへ通電される電流を制御されることにより絞りの実
効通路断面積を変化し、これにより固定絞り28と共働
して圧力Pp を変化させるようになっている。尚パイロ
ット圧力を導く通路の途中には絞り34が設けられてい
る。
流体供給通路20とリザーバ10とを連通接続する接続
通路26と、該通路の途中に設けられた固定絞り28及
び可変絞り30とよりなっている。切換制御弁24のA
ポートには接続通路32が接続されている。切換制御弁
24は固定絞り28と可変絞り30との間の通路26内
の圧力Pp 及び接続通路32内のPa をパイロット圧力
として取込むスプール弁であり、圧力Pp が圧力Pa よ
り高いときにはポートPとポートAとを連通接続する切
換位置24a に切換わり、圧力Pp 及びPa が互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置2
4b に切換わり、Pp が圧力Pa より低いときにはポー
トRとポートAとを連通接続する切換位置24cに切換
わるようになっている。また可変絞り30はそのソレノ
イドへ通電される電流を制御されることにより絞りの実
効通路断面積を変化し、これにより固定絞り28と共働
して圧力Pp を変化させるようになっている。尚パイロ
ット圧力を導く通路の途中には絞り34が設けられてい
る。
【0015】接続通路32の他端は車輪に対応して設け
られたアクチュエータ36の作動流体室38に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ36は一種のシ
リンダーピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動流体室38に対し作動流体が給排されること
により対応する部位の車高を増減するようになってい
る。作動流体室38には通路40により気液ばね装置4
2が接続されており、通路40の途中には絞り44が設
けられている。かくして気液ばね装置42はサスペンシ
ョンスプリングサスペンションスプリングとして作用
し、絞り44は減衰力を発生するようになっている。
られたアクチュエータ36の作動流体室38に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ36は一種のシ
リンダーピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動流体室38に対し作動流体が給排されること
により対応する部位の車高を増減するようになってい
る。作動流体室38には通路40により気液ばね装置4
2が接続されており、通路40の途中には絞り44が設
けられている。かくして気液ばね装置42はサスペンシ
ョンスプリングサスペンションスプリングとして作用
し、絞り44は減衰力を発生するようになっている。
【0016】接続通路32の途中には遮断弁46が設け
られている。遮断弁46はパイロット圧力制御装置48
により制御されたパイロット圧力Pc を取込み、パイロ
ット圧力Pc が開弁所定値を越えると開弁し、パイロッ
ト圧力が閉弁所定値以下になると閉弁するよう構成され
ている。パイロット圧力制御装置48は作動流体供給通
路20とリザーバ10とを連通接続する接続通路50
と、該通路の途中に設けられた固定絞り52及び可変絞
り54とを含み、固定絞りと可変絞りとの間の圧力をパ
イロット圧力Pc として遮断弁46へ供給するようにな
っている。
られている。遮断弁46はパイロット圧力制御装置48
により制御されたパイロット圧力Pc を取込み、パイロ
ット圧力Pc が開弁所定値を越えると開弁し、パイロッ
ト圧力が閉弁所定値以下になると閉弁するよう構成され
ている。パイロット圧力制御装置48は作動流体供給通
路20とリザーバ10とを連通接続する接続通路50
と、該通路の途中に設けられた固定絞り52及び可変絞
り54とを含み、固定絞りと可変絞りとの間の圧力をパ
イロット圧力Pc として遮断弁46へ供給するようにな
っている。
【0017】作動流体供給通路20の途中にはフィルタ
56及びポンプ18より圧力制御弁22へ向う作動流体
の流れのみを許す逆止弁58が設けられている。また逆
止弁58より下流側の作動流体供給通路20にはアキュ
ームレータ60が連通接続されている。
56及びポンプ18より圧力制御弁22へ向う作動流体
の流れのみを許す逆止弁58が設けられている。また逆
止弁58より下流側の作動流体供給通路20にはアキュ
ームレータ60が連通接続されている。
【0018】尚圧力制御弁22、接続通路32、絞り4
4、遮断弁46、アクチュエータ36、気液ばね装置4
2等は各車輪に対応して設けられており、図3に於ては
左前輪、右前輪、左後輪、右後輪に対応する圧力制御弁
22は符号22FL、22FR、22RL、22RRにて示され
ている。
4、遮断弁46、アクチュエータ36、気液ばね装置4
2等は各車輪に対応して設けられており、図3に於ては
左前輪、右前輪、左後輪、右後輪に対応する圧力制御弁
22は符号22FL、22FR、22RL、22RRにて示され
ている。
【0019】パイロット圧力制御装置48及び圧力制御
弁22FL〜22RRは図3に示された電子制御装置100
により制御されるようになっている。電子制御装置10
0はマイクロコンピュータ102を含んでいる。マイク
ロコンピュータ102は図3に示されている如き一般的
な構成のものであってよく、中央処理ユニット(CP
U)104と、リードオンリメモリ(ROM)106
と、ランダムアクセスメモリ(RAM)108と、入力
ポート装置110と、出力ポート装置112とを有し、
これらは双方向性のコモンバス114により互いに接続
されている。
弁22FL〜22RRは図3に示された電子制御装置100
により制御されるようになっている。電子制御装置10
0はマイクロコンピュータ102を含んでいる。マイク
ロコンピュータ102は図3に示されている如き一般的
な構成のものであってよく、中央処理ユニット(CP
U)104と、リードオンリメモリ(ROM)106
と、ランダムアクセスメモリ(RAM)108と、入力
ポート装置110と、出力ポート装置112とを有し、
これらは双方向性のコモンバス114により互いに接続
されている。
【0020】入力ポート装置110にはイグニッション
スイッチ(IGSW)116よりイグニッションスイッ
チがオン状態にあるか否かを示す信号、車高センサ11
8FL、118FR、118RL、118RRよりそれぞれ左前
輪、右前輪、左後輪、右後輪に対応する部位の車高Xj
(j =1、2、3、4)を示す信号、車速センサ120
より車速Vを示す信号、前後G(加速度)センサ122
より前後加速度Gx を示す信号、横Gセンサ124より
横加速度Gy を示す信号、操舵角センサ126より操舵
角θを示す信号、車高設定スイッチ128により設定さ
れた車高制御のモードがハイモードであるかローモード
であるかを示す信号、それぞれ左前輪、左後輪、右後輪
に対応して設けられた上下Gセンサ130〜134より
それぞれ上下加速度Gza、Gzb、Gzcを示す信号が入力
されるようになっている。
スイッチ(IGSW)116よりイグニッションスイッ
チがオン状態にあるか否かを示す信号、車高センサ11
8FL、118FR、118RL、118RRよりそれぞれ左前
輪、右前輪、左後輪、右後輪に対応する部位の車高Xj
(j =1、2、3、4)を示す信号、車速センサ120
より車速Vを示す信号、前後G(加速度)センサ122
より前後加速度Gx を示す信号、横Gセンサ124より
横加速度Gy を示す信号、操舵角センサ126より操舵
角θを示す信号、車高設定スイッチ128により設定さ
れた車高制御のモードがハイモードであるかローモード
であるかを示す信号、それぞれ左前輪、左後輪、右後輪
に対応して設けられた上下Gセンサ130〜134より
それぞれ上下加速度Gza、Gzb、Gzcを示す信号が入力
されるようになっている。
【0021】入力ポート装置110はそれに入力された
信号を適宜に処理し、ROM106に記憶されているプ
ログラムに基くCPU104の指示に従いCPU及びR
AM108へ処理された信号を出力するようになってい
る。ROM106は図4〜図7に示された制御フロー及
び図8〜図12に示されたマップを記憶しており、CP
Uは各制御フローに基く信号の処理を行うようになって
いる。出力ポート装置112はCPU104の指示に従
い、駆動回路130を経てパイロット圧力制御装置48
の可変絞り54へ制御信号を出力し、また駆動回路13
6FL〜136RRを経て圧力制御弁22FL〜22RRへ制御
信号を出力するようになっている。
信号を適宜に処理し、ROM106に記憶されているプ
ログラムに基くCPU104の指示に従いCPU及びR
AM108へ処理された信号を出力するようになってい
る。ROM106は図4〜図7に示された制御フロー及
び図8〜図12に示されたマップを記憶しており、CP
Uは各制御フローに基く信号の処理を行うようになって
いる。出力ポート装置112はCPU104の指示に従
い、駆動回路130を経てパイロット圧力制御装置48
の可変絞り54へ制御信号を出力し、また駆動回路13
6FL〜136RRを経て圧力制御弁22FL〜22RRへ制御
信号を出力するようになっている。
【0022】次に図4に示されたゼネラルフローチャー
トを参照して図示の実施例の作動について説明する。尚
図4に示されたフロチャートによる制御はイグニッショ
ンスイッチ116が閉成されることにより開始され、イ
グニッションスイッチの閉成後しばらくして終了され
る。
トを参照して図示の実施例の作動について説明する。尚
図4に示されたフロチャートによる制御はイグニッショ
ンスイッチ116が閉成されることにより開始され、イ
グニッションスイッチの閉成後しばらくして終了され
る。
【0023】まず最初のステップ50に於ては、RAM
108の初期化が行われ、特に図5のフローチャートを
参照して後に詳細に説明する各ゲインKzif 、Kzir 、
Kdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ最小値Kzi
fe、Kzire、Kdxhe、Kdxbe、Kdxre、Kdxweに設定さ
れる。
108の初期化が行われ、特に図5のフローチャートを
参照して後に詳細に説明する各ゲインKzif 、Kzir 、
Kdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ最小値Kzi
fe、Kzire、Kdxhe、Kdxbe、Kdxre、Kdxweに設定さ
れる。
【0024】ステップ100に於ては、パイロット圧力
制御装置48の可変絞り54のソレノイドへ制御信号が
出力されることにより可変絞りの実効通路断面積が漸次
低減され、これによりパイロット圧力Pc が漸次増大さ
れ、これにより遮断弁46が開弁されると共に作動流体
供給通路20内の作動流体の圧力が所定の圧力にされ
る。
制御装置48の可変絞り54のソレノイドへ制御信号が
出力されることにより可変絞りの実効通路断面積が漸次
低減され、これによりパイロット圧力Pc が漸次増大さ
れ、これにより遮断弁46が開弁されると共に作動流体
供給通路20内の作動流体の圧力が所定の圧力にされ
る。
【0025】ステップ150に於ては車高センサ118
FL〜118RRにより検出された車高Xj 等の読み込みが
行われ、ステップ200に於ては図5に示されたフロー
チャートに従って車輌の走行状態が判断され、ステップ
250に於ては図5に示されたフローチャートに従って
ダンピングゲインの決定及びスムージングが行われ、ス
テップ300に於ては、図6に示されたフローチャート
に従ってアクティブ制御量(目標圧力Puj)が演算さ
れ、ステップ350に於てはアクティブ制御量に対応す
る制御信号が駆動回路136FL〜136RRへ出力され、
これにより圧力制御弁22FL〜22RRが制御され、しか
る後ステップ150へ戻る。
FL〜118RRにより検出された車高Xj 等の読み込みが
行われ、ステップ200に於ては図5に示されたフロー
チャートに従って車輌の走行状態が判断され、ステップ
250に於ては図5に示されたフローチャートに従って
ダンピングゲインの決定及びスムージングが行われ、ス
テップ300に於ては、図6に示されたフローチャート
に従ってアクティブ制御量(目標圧力Puj)が演算さ
れ、ステップ350に於てはアクティブ制御量に対応す
る制御信号が駆動回路136FL〜136RRへ出力され、
これにより圧力制御弁22FL〜22RRが制御され、しか
る後ステップ150へ戻る。
【0026】次に図5に示されたフロチャートを参照し
て図4のステップ200に於ける走行状態判断のルーチ
ン及び図4のステップ250に於けるゲイン決定及びス
ムージングのルーチンについて説明する。尚図5に示さ
れたフロチャートに於て、フラグFはゲイン制御の段階
に関するものであり、図13に示されている如く、1は
ダンピングゲインを漸次増大する第一段階にあることを
示しており、2はダンピングゲインゲインを一定に維持
する第二段階にあることを示しており、3はダンピング
ゲインを漸次低減する第三段階にあることを示してい
る。
て図4のステップ200に於ける走行状態判断のルーチ
ン及び図4のステップ250に於けるゲイン決定及びス
ムージングのルーチンについて説明する。尚図5に示さ
れたフロチャートに於て、フラグFはゲイン制御の段階
に関するものであり、図13に示されている如く、1は
ダンピングゲインを漸次増大する第一段階にあることを
示しており、2はダンピングゲインゲインを一定に維持
する第二段階にあることを示しており、3はダンピング
ゲインを漸次低減する第三段階にあることを示してい
る。
【0027】ステップ202に於ては、図8に示された
グラフに対応するマップより前輪側の車体の上下加速度
Gz の積分項のゲインKzifeが演算され、ステップ20
4に於ては操舵角θの時間微分値θd として操舵角速度
が演算されると共に、図9に示されたグラフに対応する
マップより推定横加速度の変化率Gypr が演算され、ス
テップ206に於ては推定横加速度の変化率Gypr の絶
対値が基準値Gypre(定数)以上であるか否かの判別が
行われ、|Gypr |≧Gypreである旨の判別が行われた
ときにはステップ210へ進み、|Gypr |≧Gypreで
はない旨の判別が行われたときにはステップ208へ進
む。
グラフに対応するマップより前輪側の車体の上下加速度
Gz の積分項のゲインKzifeが演算され、ステップ20
4に於ては操舵角θの時間微分値θd として操舵角速度
が演算されると共に、図9に示されたグラフに対応する
マップより推定横加速度の変化率Gypr が演算され、ス
テップ206に於ては推定横加速度の変化率Gypr の絶
対値が基準値Gypre(定数)以上であるか否かの判別が
行われ、|Gypr |≧Gypreである旨の判別が行われた
ときにはステップ210へ進み、|Gypr |≧Gypreで
はない旨の判別が行われたときにはステップ208へ進
む。
【0028】ステップ208に於ては車体の前後加速度
Gx の時間微分値Gxdが演算されると共に、車体の前後
加速度の時間微分値Gxdの絶対値が基準値Gxde (定
数)以上であるか否かの判別が行われ、|Gxd|≧Gxd
e である旨の判別が行われたときにはステップ210に
於てフラグFが1にセットされた後ステップ214へ進
み、|Gxd|≧Gxde ではない旨の判別が行われたとき
にはステップ212へ進む。ステップ212に於てはフ
ラグFが1であるか否かの判別が行われ、F=1ではな
い旨の判別が行われたときにはステップ220へ進み、
F=1である旨の判別が行われたときにはステップ21
4へ進む。
Gx の時間微分値Gxdが演算されると共に、車体の前後
加速度の時間微分値Gxdの絶対値が基準値Gxde (定
数)以上であるか否かの判別が行われ、|Gxd|≧Gxd
e である旨の判別が行われたときにはステップ210に
於てフラグFが1にセットされた後ステップ214へ進
み、|Gxd|≧Gxde ではない旨の判別が行われたとき
にはステップ212へ進む。ステップ212に於てはフ
ラグFが1であるか否かの判別が行われ、F=1ではな
い旨の判別が行われたときにはステップ220へ進み、
F=1である旨の判別が行われたときにはステップ21
4へ進む。
【0029】ステップ214に於ては下記の数1に従っ
て前輪側及び後輪側の車体の上下加速度の積分項のゲイ
ンKzif 、Kzir 及び後述の図6に示されたフローチャ
ートのステップ308に於ける微分項のゲインKdxh 、
Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ対応する微小値イン
クリメントされることにより演算される。
て前輪側及び後輪側の車体の上下加速度の積分項のゲイ
ンKzif 、Kzir 及び後述の図6に示されたフローチャ
ートのステップ308に於ける微分項のゲインKdxh 、
Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ対応する微小値イン
クリメントされることにより演算される。
【数1】Kzif =Kzif +ΔKzif Kzir =Kzir +ΔKzir Kdxh =Kdxh +ΔKdxh Kdxp =Kdxp +ΔKdxp Kdxr =Kdxr +ΔKdxr Kdxw =Kdxw +ΔKdxw
【0030】ステップ216に於てはゲインKzif がそ
の上限値Kzifu(定数)以上であるか否かの判別が行わ
れ、Kzif ≧Kzifuではない旨の判別が行われたときに
は図4のステップ300へ進み、Kzif ≧Kzifuである
旨の判別が行われたときにはステップ218に於てタイ
マのカウント値Tc が0にリセットされると共にフラグ
Fが2にセットされる。
の上限値Kzifu(定数)以上であるか否かの判別が行わ
れ、Kzif ≧Kzifuではない旨の判別が行われたときに
は図4のステップ300へ進み、Kzif ≧Kzifuである
旨の判別が行われたときにはステップ218に於てタイ
マのカウント値Tc が0にリセットされると共にフラグ
Fが2にセットされる。
【0031】ステップ220に於てはフラグFが2であ
るか否かの判別が行われ、F=2ではない旨の判別が行
われたときにはステップ230へ進み、F=2である旨
の判別が行われたときにはステップ222に於て各ゲイ
ンKzif 、Kzir 、Kdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw が
それぞれ最大値Kzifu、Kziru、Kdxhu、Kdxpu、Kdx
ru、Kdxwuに設定され、ステップ224に於てはタイマ
のカウント値Tc が1インクリメントされる。
るか否かの判別が行われ、F=2ではない旨の判別が行
われたときにはステップ230へ進み、F=2である旨
の判別が行われたときにはステップ222に於て各ゲイ
ンKzif 、Kzir 、Kdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw が
それぞれ最大値Kzifu、Kziru、Kdxhu、Kdxpu、Kdx
ru、Kdxwuに設定され、ステップ224に於てはタイマ
のカウント値Tc が1インクリメントされる。
【0032】ステップ226に於てはタイマのカウント
値Tc が基準値Tce(定数)以上であるか否かの判別が
行われ、Tc ≧Tceではない旨の判別が行われたときに
は図4のステップ300へ進み、Tc ≧Tceである旨の
判別が行われたときにはステップ228に於てフラグF
が3にセットされる。ステップ230に於てはフラグF
が3であるか否かの判別が行われ、F=3ではない旨の
判別が行われたときにはステップ238へ進み、F=3
である旨の判別が行われたときにはステップ232へ進
む。
値Tc が基準値Tce(定数)以上であるか否かの判別が
行われ、Tc ≧Tceではない旨の判別が行われたときに
は図4のステップ300へ進み、Tc ≧Tceである旨の
判別が行われたときにはステップ228に於てフラグF
が3にセットされる。ステップ230に於てはフラグF
が3であるか否かの判別が行われ、F=3ではない旨の
判別が行われたときにはステップ238へ進み、F=3
である旨の判別が行われたときにはステップ232へ進
む。
【0033】ステップ232に於ては下記の数2に従っ
て各ゲインがそれぞれ対応する微小値デクリメントさ
れ、ステップ234に於てはゲインKzif が基準値Kzi
fe以下であるか否かの判別が行われ、Kzif ≦Kzifeで
はない旨の判別が行われたときには図4のステップ30
0へ進み、Kzif ≦Kzifeである旨の判別が行われたと
きにはステップ236に於てフラグFが0にリセットさ
れ、ステップ238に於て各ゲインKzif 、Kzir 、K
dxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ最小値Kzif
e、Kzire、Kdxhe、Kdxbe、Kdxre、Kdxweにセット
され、しかる後図4のステップ300へ進む。
て各ゲインがそれぞれ対応する微小値デクリメントさ
れ、ステップ234に於てはゲインKzif が基準値Kzi
fe以下であるか否かの判別が行われ、Kzif ≦Kzifeで
はない旨の判別が行われたときには図4のステップ30
0へ進み、Kzif ≦Kzifeである旨の判別が行われたと
きにはステップ236に於てフラグFが0にリセットさ
れ、ステップ238に於て各ゲインKzif 、Kzir 、K
dxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw がそれぞれ最小値Kzif
e、Kzire、Kdxhe、Kdxbe、Kdxre、Kdxweにセット
され、しかる後図4のステップ300へ進む。
【数2】Kzif =Kzif −ΔKzifd Kzir =Kzir −ΔKzird Kdxh =Kdxh −ΔKdxhd Kdxp =Kdxp −ΔKdxpd Kdxr =Kdxr −ΔKdxrd Kdxw =Kdxw −ΔKdxwd
【0034】以上の説明より解る如く、ステップ202
〜208は図4のゼネラルフローチャートのステップ2
00に対応する車輌の走行状態判断ルーチンであり、ス
テップ210〜238は車輌の走行状態に応じて各ダン
ピングゲインが決定されると共にそれらがスムーシング
される図4のゼネラルフローチャートのステップ250
に対応している。また図13より解る如くステップ21
4及び230に於ける各微小値はそれぞれ下記の関係を
有しており、これによりダンピングゲインの増大時には
ダンピングゲインが比較的速かに増大され、ダンピング
ゲインの低減時には各ダンピングゲインが比較的穏やか
に低減されるようになっている。 ΔKzif >ΔKzifd ΔKzir >ΔKzird ΔKdxh >ΔKdxhd ΔKdxp >ΔKdxpd ΔKdxr >ΔKdxrd ΔKdxw >ΔKdxwd
〜208は図4のゼネラルフローチャートのステップ2
00に対応する車輌の走行状態判断ルーチンであり、ス
テップ210〜238は車輌の走行状態に応じて各ダン
ピングゲインが決定されると共にそれらがスムーシング
される図4のゼネラルフローチャートのステップ250
に対応している。また図13より解る如くステップ21
4及び230に於ける各微小値はそれぞれ下記の関係を
有しており、これによりダンピングゲインの増大時には
ダンピングゲインが比較的速かに増大され、ダンピング
ゲインの低減時には各ダンピングゲインが比較的穏やか
に低減されるようになっている。 ΔKzif >ΔKzifd ΔKzir >ΔKzird ΔKdxh >ΔKdxhd ΔKdxp >ΔKdxpd ΔKdxr >ΔKdxrd ΔKdxw >ΔKdxwd
【0035】次に図6及び図7を参照してステップ30
0に於て行われるアクティブ制御量演算ルーチンの一例
について説明する。
0に於て行われるアクティブ制御量演算ルーチンの一例
について説明する。
【0036】ステップ302に於ては、車体の目標姿勢
に基くヒーブ目標値Rxhが図10に示されたグラフに対
応するマップより演算される。尚図10に於て、実線及
び破線はそれぞれ車高設定スイッチ128により設定さ
れた車高制御モードがノーマルモード及びハイモードで
ある場合のパターンを示している。
に基くヒーブ目標値Rxhが図10に示されたグラフに対
応するマップより演算される。尚図10に於て、実線及
び破線はそれぞれ車高設定スイッチ128により設定さ
れた車高制御モードがノーマルモード及びハイモードで
ある場合のパターンを示している。
【0037】ステップ304に於ては、下記の数3に従
ってヒーブ(Xxh)、ピッチ(Xxp)、ロール(Xx
r)、ワープ(Xxw)について変位モード変換の演算が
行われ、しかる後ステップ306へ進む。
ってヒーブ(Xxh)、ピッチ(Xxp)、ロール(Xx
r)、ワープ(Xxw)について変位モード変換の演算が
行われ、しかる後ステップ306へ進む。
【数3】Xxh=(X1 +X2 )+(X3 +X4 ) Xxp=−(X1 +X2 )+(X3 +X4 ) Xxr=(X1 −X2 )+(X3 −X4 ) Xxw=(X1 −X2 )−(X3 −X4 )
【0038】ステップ3006於ては、下記の数4に従
って変位モードの偏差の演算が行われ、しかる後ステッ
プ308へ進む。
って変位モードの偏差の演算が行われ、しかる後ステッ
プ308へ進む。
【数4】Exh=Rxh−Xxh Exp=Rxp−Xxp Exr=Rxr−Xxr Exw=Rxw−Xxw
【0039】尚この場合ピッチ目標値Rxp及びロール目
標値Rxrは0であってよい。またワープ目標値Rxwも0
であってよく、或いはアクティブサスペンションの作動
開始直後にステップ304に於て演算されたXxw又は過
去の数サイクルに於て演算されたXxwの平均値であって
よい。また|Exw|≦W1 (正の定数)の場合にはExw
=0とされる。
標値Rxrは0であってよい。またワープ目標値Rxwも0
であってよく、或いはアクティブサスペンションの作動
開始直後にステップ304に於て演算されたXxw又は過
去の数サイクルに於て演算されたXxwの平均値であって
よい。また|Exw|≦W1 (正の定数)の場合にはExw
=0とされる。
【0040】ステップ308に於ては、下記の数5に従
って変位フィードバック制御のPID補償演算が行わ
れ、しかる後ステップ310へ進む。
って変位フィードバック制御のPID補償演算が行わ
れ、しかる後ステップ310へ進む。
【数5】 Cxh=Kpxh ・Exh+Kixh ・Ixh(n) +Kdxh {Exh(n) −Exh(n-n1 )} Cxp=Kpxp ・Exp+Kixp ・Ixp(n) +Kdxp {Exp(n) −Exp(n-n1 )} Cxr=Kpxr ・Exr+Kixr ・Ixr(n) +Kdxr {Exr(n) −Exr(n-n1 )} Cxw=Kpxw ・Exw+Kixw ・Ixw(n) +Kdxw {Exw(n) −Exw(n-n1 )}
【0041】尚上記各式に於て、Ek(n)( k=xh、xp、
xr、xw)は現在のEk であり、Ek(n- n1 )は n1 サイ
クル前のEk である。またIk(n)及びIk(n-1)をそれぞ
れ現在及び1サイクル前のIk とし、Tx を時定数とし
て Ik(n)=Ek(n)+Tx Ik(n-1) であり、Ikmaxを所定値として|Ik |≦Ikmaxであ
る。更に係数Kpk、Kdk及びKik( k=xh、xp、xr、x
w)はそれぞれ比例定数、微分定数及び積分定数であ
る。
xr、xw)は現在のEk であり、Ek(n- n1 )は n1 サイ
クル前のEk である。またIk(n)及びIk(n-1)をそれぞ
れ現在及び1サイクル前のIk とし、Tx を時定数とし
て Ik(n)=Ek(n)+Tx Ik(n-1) であり、Ikmaxを所定値として|Ik |≦Ikmaxであ
る。更に係数Kpk、Kdk及びKik( k=xh、xp、xr、x
w)はそれぞれ比例定数、微分定数及び積分定数であ
る。
【0042】ステップ310に於ては、下記の数6に従
って、変位モードの逆変換の演算が行われることにより
各輪の変位フィードバック制御量Pxjが演算され、しか
る後ステップ312へ進む。
って、変位モードの逆変換の演算が行われることにより
各輪の変位フィードバック制御量Pxjが演算され、しか
る後ステップ312へ進む。
【0043】
【数6】 Px1=1/4・Kx1( Cxh−Cxp+Cxr+Cxw) Px2=1/4・Kx2( Cxh−Cxp−Cxr−Cxw) Px3=1/4・Kx3( Cxh+Cxp+Cxr−Cxw) Px4=1/4・Kx4( Cxh+Cxp−Cxr+Cxw) 尚Kx1、Kx2、Kx3、Kx4は比例定数である。
【0044】ステップ312に於ては、それぞれ車輌の
前後方向及び横方向について図11及び図12に示され
たグラフに対応するマップに基き、目標圧Pgx、Pgyが
演算され、しかる後ステップ314へ進む。
前後方向及び横方向について図11及び図12に示され
たグラフに対応するマップに基き、目標圧Pgx、Pgyが
演算され、しかる後ステップ314へ進む。
【0045】ステップ314に於ては、下記の数7に従
ってピッチ(Cgp)及びロール(Cgr)について水平G
フィードフォワード制御のPD補償の演算が行われ、し
かる後ステップ316へ進む。
ってピッチ(Cgp)及びロール(Cgr)について水平G
フィードフォワード制御のPD補償の演算が行われ、し
かる後ステップ316へ進む。
【0046】
【数7】 Cgp=Kpgp ・Pgx+Kdgp {Pgx(n) −Pgx(n-n1 )} Cgr=Kpgr ・Pgy+Kdgr {Pgy(n) −Pgy(n-n1 )} 尚上記各式に於て、Pgx(n) 及びPgy(n) はそれぞれ現
在のPgx及びPgyであり、Pgx(n-n1 )及びPgy(n-
n1 )はそれぞれ n1 サイクル前のPgx及びPgyであ
る。またKpgp 及びKpgr は比例定数であり、Kdgp 及
びKdgr は微分定数である。
在のPgx及びPgyであり、Pgx(n-n1 )及びPgy(n-
n1 )はそれぞれ n1 サイクル前のPgx及びPgyであ
る。またKpgp 及びKpgr は比例定数であり、Kdgp 及
びKdgr は微分定数である。
【0047】ステップ316に於ては、下記の数8に従
って、水平Gモードの逆変換の演算が行われることによ
り各輪の水平加速度に基づくフィードフォワード制御量
Pgjが演算され、しかる後ステップ318へ進む。
って、水平Gモードの逆変換の演算が行われることによ
り各輪の水平加速度に基づくフィードフォワード制御量
Pgjが演算され、しかる後ステップ318へ進む。
【0048】
【数8】 Pg1=Kg1/4・(−Cgp+K2f・Cgr+K1f・Gypr ) Pg2=Kg2/4・(−Cgp−K2f・Cgr−K1f・Gypr ) Pg3=Kg3/4・(Cgp+K2r・Cgr+K1r・Gypr ) Pg4=Kg4/4・(Cgp−K2r・Cgr−K1r・Gypr ) 尚Kg1、Kg2、Kg3、Kg4はそれぞれ比例定数であり、
K1f及びK1r、K2f及びK2rはそれぞれ前後輪間の分配
ゲインとしての定数である。
K1f及びK1r、K2f及びK2rはそれぞれ前後輪間の分配
ゲインとしての定数である。
【0049】ステップ318に於ては、上下加速度セン
サ130〜134により検出された上下加速度Gza、G
zb、Gzcに基づき下記の数9に従って各輪に対応する部
位の上下加速度Gz1〜Gz4が演算される。
サ130〜134により検出された上下加速度Gza、G
zb、Gzcに基づき下記の数9に従って各輪に対応する部
位の上下加速度Gz1〜Gz4が演算される。
【数9】Gz1=Gza Gz2=Gza−Gzb+Gzc Gz3=Gzb Gz4=Gzc
【0050】ステップ320に於ては各上下加速度Gz1
〜Gz4が積分されることにより積分値Iz1〜Iz4が演算
され、ステップ322に於てはKzpf 及びKzpr をそれ
ぞれ前輪側及び後輪側の上下加速度の比例ゲインとして
下記の数10に従って上下加速度の比例項Czp1 〜Czp
4 が演算される。
〜Gz4が積分されることにより積分値Iz1〜Iz4が演算
され、ステップ322に於てはKzpf 及びKzpr をそれ
ぞれ前輪側及び後輪側の上下加速度の比例ゲインとして
下記の数10に従って上下加速度の比例項Czp1 〜Czp
4 が演算される。
【数10】Czp1 =Kzpf ・Gz1 Czp2 =Kzpf ・Gz2 Czp3 =Kzpr ・Gz3 Czp4 =Kzpr ・Gz4
【0051】ステップ324に於てはステップ320に
於て演算された車体の上下加速度の積分値Iz1〜Iz4及
び図5に示されたフローチャートに従って演算された前
輪側及び後輪側の積分項のゲインKzif 及びKzir に基
づき下記の数11に従って上下加速度の積分項、即ちば
ね上速度項Czi1 〜Czi4 が演算される。
於て演算された車体の上下加速度の積分値Iz1〜Iz4及
び図5に示されたフローチャートに従って演算された前
輪側及び後輪側の積分項のゲインKzif 及びKzir に基
づき下記の数11に従って上下加速度の積分項、即ちば
ね上速度項Czi1 〜Czi4 が演算される。
【数11】Czi1 =Kzif ・Iz1 Czi2 =Kzif ・Iz2 Czi3 =Kzir ・Iz3 Czi4 =Kzir ・Iz4
【0052】ステップ326に於てはステップ322に
於て演算された比例項Czpj 及びステップ324に於て
演算された積分項Czij に基づき下記の数12に従って
上下加速度に基づくフィードバック制御量Pzjが演算さ
れる。
於て演算された比例項Czpj 及びステップ324に於て
演算された積分項Czij に基づき下記の数12に従って
上下加速度に基づくフィードバック制御量Pzjが演算さ
れる。
【数12】Pzj=Czpj +Czij ( j=1,2,3,4)
【0053】ステップ328に於ては、ROMに記憶さ
れている各アクチュエータの作動流体室内の標準圧力P
bj(標準積載状態の車輌が停車状態にあるときの作動流
体室内の圧力)、それぞれステップ310及び316に
於て演算された圧力Pxj及びPgj、及びステップ326
に於て演算された圧力Pzjに基き、下記の数13に従っ
て各圧力制御弁の制御目標圧力Pujが演算され、しかる
後図3のステップ350へ進む。
れている各アクチュエータの作動流体室内の標準圧力P
bj(標準積載状態の車輌が停車状態にあるときの作動流
体室内の圧力)、それぞれステップ310及び316に
於て演算された圧力Pxj及びPgj、及びステップ326
に於て演算された圧力Pzjに基き、下記の数13に従っ
て各圧力制御弁の制御目標圧力Pujが演算され、しかる
後図3のステップ350へ進む。
【数13】Puj=Pbj+Pxj+Pgj+Pzj ( j=1、2、3、4)
【0054】かくしてこの実施例によれば、図6及び図
7に示されたアクティブ制御量演算ルーチンのステップ
302〜310に於て変位フィードバック制御量Pxjが
演算され、ステップ312〜316に於て前後加速度及
び横加速度に基づくフィードフォワード制御量Pgjが演
算され、ステップ318〜326に於て上下加速度に基
づくフィードバック制御量Pzjが演算され、ステップ3
28に於て標準圧力Pbjと各制御量との和として制御目
標圧力Pujが演算され、この制御目標圧力に基づきステ
ップ350に於て各圧力制御弁が制御される。
7に示されたアクティブ制御量演算ルーチンのステップ
302〜310に於て変位フィードバック制御量Pxjが
演算され、ステップ312〜316に於て前後加速度及
び横加速度に基づくフィードフォワード制御量Pgjが演
算され、ステップ318〜326に於て上下加速度に基
づくフィードバック制御量Pzjが演算され、ステップ3
28に於て標準圧力Pbjと各制御量との和として制御目
標圧力Pujが演算され、この制御目標圧力に基づきステ
ップ350に於て各圧力制御弁が制御される。
【0055】この場合ダンピングゲイン、即ち変位フィ
ードバック制御量Cxh、Cxp、Czr、Cxwの微分項のゲ
インKdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw 及び上下加速度に
基づくフィードバック制御量Pzjの積分項、即ちばね上
速度項Czij のゲインKzif、Kzir は図5に示された
ルーチンに従って車輌の急旋回時や急加減速時にのみ図
13に示されたパターンにて増大され、それ以外の走行
状態に於ては低い値(最小値)に維持されるので、急操
舵時や急加減速時に於ける車体の姿勢変化、特に車体の
姿勢変化速度を低減することができ、しかも通常走行時
に於ける車輌の乗り心地性を向上させることができる。
ードバック制御量Cxh、Cxp、Czr、Cxwの微分項のゲ
インKdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw 及び上下加速度に
基づくフィードバック制御量Pzjの積分項、即ちばね上
速度項Czij のゲインKzif、Kzir は図5に示された
ルーチンに従って車輌の急旋回時や急加減速時にのみ図
13に示されたパターンにて増大され、それ以外の走行
状態に於ては低い値(最小値)に維持されるので、急操
舵時や急加減速時に於ける車体の姿勢変化、特に車体の
姿勢変化速度を低減することができ、しかも通常走行時
に於ける車輌の乗り心地性を向上させることができる。
【0056】特に図示の実施例によれば、図13に示さ
れている如く、各ダンピングゲインは車輌の急旋回時や
急加減速時には速かに増大され一定値に維持された後比
較的穏やかに低減されるので、急操舵や急加減速が行わ
れる場合に於ける車体の姿勢変化速度を応答遅れなく効
果的に低減することができ、しかも急操舵や急加減速終
了後に於ける車体の姿勢変化速度低減性能が急変するこ
とを確実に防止することができる。
れている如く、各ダンピングゲインは車輌の急旋回時や
急加減速時には速かに増大され一定値に維持された後比
較的穏やかに低減されるので、急操舵や急加減速が行わ
れる場合に於ける車体の姿勢変化速度を応答遅れなく効
果的に低減することができ、しかも急操舵や急加減速終
了後に於ける車体の姿勢変化速度低減性能が急変するこ
とを確実に防止することができる。
【0057】また図示の実施例によれば、図14に示さ
れている如く、例えばダンピングゲイン増減制御の第一
段階又は第二段階に於て再度急旋回や急加減速の判定が
行われた場合、即ち時点t1 と時点t3 との間又は時点
t2 と時点t3 との間の時点t5 に於て再度急旋回や急
加減速が行われ、図5のステップ206又は205に於
てイエスの判別が行われると、ステップ218に於てタ
イマのカウント値Tcが0にリセットされることによ
り、その時点t5 より再度第二段階の時間が管理される
ので、例えば急制動が行われた直後に急旋回が行われる
場合にもダンピングゲインが必要な時間高い値に制御さ
れ、これにより車体の姿勢変化速度を確実に且効果的に
低減することができる。
れている如く、例えばダンピングゲイン増減制御の第一
段階又は第二段階に於て再度急旋回や急加減速の判定が
行われた場合、即ち時点t1 と時点t3 との間又は時点
t2 と時点t3 との間の時点t5 に於て再度急旋回や急
加減速が行われ、図5のステップ206又は205に於
てイエスの判別が行われると、ステップ218に於てタ
イマのカウント値Tcが0にリセットされることによ
り、その時点t5 より再度第二段階の時間が管理される
ので、例えば急制動が行われた直後に急旋回が行われる
場合にもダンピングゲインが必要な時間高い値に制御さ
れ、これにより車体の姿勢変化速度を確実に且効果的に
低減することができる。
【0058】同様に図15に示されている如く、ダンピ
ングゲインの増大制御の第三段階に於て、即ち時点t3
と時点t4 との間の時点t8 に於て再度急旋回や加減速
の判定が行われる場合にも、ダンピングゲインはその時
点の値より再度最大値にまで増大され、その最大値に第
二段階の時間の間一定値に維持され、しかる後漸次低減
されるので、相前後して行われる急旋回や急加減速の間
隔が図14の場合よりも大きい場合にも車輌の走行状態
に合せてダンピングゲインを適正に増大させることがで
き、これにより車体の姿勢変化速度を確実に且効果的に
低減することができる。
ングゲインの増大制御の第三段階に於て、即ち時点t3
と時点t4 との間の時点t8 に於て再度急旋回や加減速
の判定が行われる場合にも、ダンピングゲインはその時
点の値より再度最大値にまで増大され、その最大値に第
二段階の時間の間一定値に維持され、しかる後漸次低減
されるので、相前後して行われる急旋回や急加減速の間
隔が図14の場合よりも大きい場合にも車輌の走行状態
に合せてダンピングゲインを適正に増大させることがで
き、これにより車体の姿勢変化速度を確実に且効果的に
低減することができる。
【0059】尚上述の実施例に於ては、車輌の急旋回時
や急加速時には変位フィードバック制御量の微分項のゲ
インKdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw 及び上下加速度に
基づくフィードバック制御量の積分項のゲインKzif 、
Kzir の両方が増大されるようになっているが、変位フ
ィードバック制御量の微分項のゲイン又は上下加速度に
基づくフィードフォワード制御量の積分項のゲインの一
方のみが増減されてもよい。
や急加速時には変位フィードバック制御量の微分項のゲ
インKdxh 、Kdxp 、Kdxr 、Kdxw 及び上下加速度に
基づくフィードバック制御量の積分項のゲインKzif 、
Kzir の両方が増大されるようになっているが、変位フ
ィードバック制御量の微分項のゲイン又は上下加速度に
基づくフィードフォワード制御量の積分項のゲインの一
方のみが増減されてもよい。
【0060】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0061】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、加減速時や旋回時以外の通常走行時にはダ
ンピングゲインが低い値に維持されるので車輌の乗り心
地性を向上させることができ、加減速時や旋回時にはダ
ンピングゲインが増大されるので車体のピッチングやロ
ールの如き車体の姿勢変化、特にその姿勢変化速度を効
果的に低減することができる。
明によれば、加減速時や旋回時以外の通常走行時にはダ
ンピングゲインが低い値に維持されるので車輌の乗り心
地性を向上させることができ、加減速時や旋回時にはダ
ンピングゲインが増大されるので車体のピッチングやロ
ールの如き車体の姿勢変化、特にその姿勢変化速度を効
果的に低減することができる。
【図1】本発明による流体圧式アクティブサスペンショ
ンの構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明
図である。
ンの構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明
図である。
【図2】本発明による流体圧式アクティブサスペンショ
ンの一つの実施例を示す概略構成図である。
ンの一つの実施例を示す概略構成図である。
【図3】図1に示されたパイロット圧力制御装置及び圧
力制御弁を制御する電子制御装置を示すブロック線図で
ある。
力制御弁を制御する電子制御装置を示すブロック線図で
ある。
【図4】図2に示された電子制御装置により達成される
制御のゼネラルフローを示すフローチャートである。
制御のゼネラルフローを示すフローチャートである。
【図5】図4に示されたフローチャートのステップ20
0及び250に於て行われる車輌の走行状態の判断等の
ルーチンを示すフローチャートである。
0及び250に於て行われる車輌の走行状態の判断等の
ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図4に示されたフローチャートのステップ30
0に於て行われるアクティブ演算のルーチンの一部を示
すフローチャートである。
0に於て行われるアクティブ演算のルーチンの一部を示
すフローチャートである。
【図7】図4に示されたフローチャートのステップ30
0に於て行われるアクティブ演算のルーチンの残りを示
すフローチャートである。
0に於て行われるアクティブ演算のルーチンの残りを示
すフローチャートである。
【図8】車速VとゲインKzifeとの間の関係を示すグラ
フである。
フである。
【図9】車速V及び操舵角速度θd と推定横加速度の変
化率Gypr との間の関係を示すグラフである。
化率Gypr との間の関係を示すグラフである。
【図10】車速Vと目標変位量Rxhとの間の関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図11】前後加速度Gx と目標圧Pgxとの間の関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図12】横加速度Gy と目標圧Pgyとの間の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図13】ゲインKzif の増減パターンを示すタイムチ
ャートてある。
ャートてある。
【図14】急旋回若しくは急加減速が相前後して行われ
た場合に於けるゲインKzif の増減パターンを示すタイ
ムチャートである。
た場合に於けるゲインKzif の増減パターンを示すタイ
ムチャートである。
【図15】急旋回若くしは急加減速が僅かな時間間隔に
て相前後して行われた場合に於けるゲインKzif の増減
パターンを示すタイムチャートである。
て相前後して行われた場合に於けるゲインKzif の増減
パターンを示すタイムチャートである。
【図16】アクティブサスペンション搭載車が実際に走
行することにより生じたばね上の上下加速度Gz を周波
数分析した結果の一例をダンピングゲインが比較的高い
通常値に設定された場合(実線)及び通常値よりも低減
された場合(破線)について示すグラフである。
行することにより生じたばね上の上下加速度Gz を周波
数分析した結果の一例をダンピングゲインが比較的高い
通常値に設定された場合(実線)及び通常値よりも低減
された場合(破線)について示すグラフである。
【符号の説明】 18…ポンプ 22…圧力制御弁 36…アクチュエータ 38…作動流体室 42…気液ばね装置 46…遮断弁 48…パイロット圧力制御装置 60…アキュームレータ 100…電子制御装置 102…マイクロコンピュータ
Claims (1)
- 【請求項1】各車輪に対応して設けられ作動流体室に対
し作動流体が給排されることにより対応する車輪の支持
荷重を増減するアクチュエータと、前記作動流体室に対
する作動流体の給排を制御する作動流体給排手段と、車
輌の走行状態量を検出する走行状態量検出手段と、車輌
の走行状態量に応じて前記作動流体給排手段を制御する
制御手段とを有し、前記制御手段は走行状態量に応じて
前記作動流体給排手段に対する制御量を演算する制御量
演算手段と、車輌の加減速時若しくは旋回時にはダンピ
ングゲインを増大するゲイン補正手段とを有する流体圧
式アクティブサスペンション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26162793A JPH0789320A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26162793A JPH0789320A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789320A true JPH0789320A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17364526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26162793A Pending JPH0789320A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0789320A (ja) |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP26162793A patent/JPH0789320A/ja active Pending
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