JPH0789292B2 - 数値制御加工方法 - Google Patents

数値制御加工方法

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JPH0789292B2
JPH0789292B2 JP61203420A JP20342086A JPH0789292B2 JP H0789292 B2 JPH0789292 B2 JP H0789292B2 JP 61203420 A JP61203420 A JP 61203420A JP 20342086 A JP20342086 A JP 20342086A JP H0789292 B2 JPH0789292 B2 JP H0789292B2
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JP
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fillet
curved surface
free
arc
line
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純一 平井
俊夫 山県
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は数値制御加工方法に係り、特に2つの自由曲面
があり、片側の自由曲面の境界が限定されている場合、
2つの自由曲面の間に指定した判径で生成されるフイレ
ツト曲面の加工を可能とする数値制御加工方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、2つの自由曲面の間に発生する半径が一定あるい
は可変のフイレツト曲面の数値制御加工方法は、特開昭
58-160041号に記載のように、2つの自由曲面の両方に
接する円弧を発生させ、曲面上の円弧端を順次滑らかに
接続することによりフイレツト曲面を生成した後、数値
制御指令を計算する方法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では第8図に示すように、片側の自由曲面
1の境界が限定されている場合は、自由曲面1を延長し
た曲面上に延長曲面26を作成し、延長曲面26と自由曲面
1の両方に接する半径rのフイレツト円弧24を発生さ
せ、フイレツト円弧中心21及びフイレツト円弧端点22,2
3を計算し、フイレツト曲面を生成していた。しかし、
この方式では削り残し部分30が発生し本発明が対象とす
るフイレツト曲面の数値制御加工が不可能であつた。
本発明の目的は、2つの自由曲面があり片側の自由曲面
の境界が限定されている場合、上記2自由曲面の間に生
成される指定された半径をもつフイレツト曲面を加工可
能な数値制御加工方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成した本発明は、指定された第1、第2の
二つの自由曲面形状の間に指定された半径をもつフィレ
ット曲面を生成し、これを基に数値指令を求めて数値制
御工作機械を駆動する数値制御加工方法において、曲面
加工精度に従いフィレット円弧の計算点数を求め、次い
で境界が限定された前記第1の自由曲面の境界線上に設
定されたフィレット円弧端点Aにおいて前記第2の自由
曲面と直交する平面Xの方程式を求め、前記第2の自由
曲面をその法線方向に前記フィレット円弧端点Aにおけ
るフィレット円弧半径rだけオフセットした曲面Yと前
記平面Xとの交線Pを求めると共に、該交線Pに対応す
る第2の自由曲面上の交線Qを求め、前記交線P上にお
いてフィレット円弧端点Aとの距離がrとなる点Oを求
め、該点Oをフィレット円弧中心とし、前記点Oから前
記交線Qに下した垂線の足Rを求め、該垂線の足Bを他
のフィレット円弧端点とし、フィレット円弧中心を点
O、フィレット円弧端点をそれぞれ点A、Bとするフィ
レット円弧の方程式を求め、これを上記同じ手順で境界
が限定された前記第1の自由曲面の境界線上に設定され
た全フィレット円弧端点に対応する全フィレット円弧に
ついてその方程式を求め、求められた該全フィレット円
弧に基づいてフィレット曲面を生成し、該フィレット曲
面を構成する各フィレット円弧の両端点位置と中心位置
に基づいて数値制御指令を計算し、その計算結果で数値
制御工作機械を駆動することを特徴とするものである。
〔作用〕
上記円弧は、境界が限定された自由曲面の境界線と直交
し、他方の自由曲面と接する。それによつて、フイレツ
ト曲面の円弧の中心位置と両端点位置が求まるので、こ
の位置座標に基づきフイレツト曲面を加工する工具中心
位置座標が計算でき、数値制御指令が計算可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第2図は全体構成を示しており、cpu50の入力データと
して、フイレツト曲面を付加する2曲面の2曲面データ
1,2を与える。この曲面データは解析曲面の場合にはS1
(x,y,z)=0,S2(x,y,z)=0として与え、自由曲面の
場合には、曲面パラメータU,Vが整数値をとるU,Vの格子
点の接線ベクトルで与える。cpu50では、曲面データ1,2
に基づき第1図に示す処理の流れによりフイレツト曲面
データを得る。フイレツト曲面データは上記説明と同一
形式をとる。次にこのフイレツト曲面データに基づき数
値制御工作機械(以下、NCと略す。)51を駆動するため
に、cpu50内ではNCのカツタの動きを制御するデータ52
をNCに掃き出す。
第1図は本発明の全体動作を説明するために示すフロー
チヤートである。最初に指定された2つの を計算する(ステツプ200)。
自由曲面データ はCOONSの式により、曲面の4角の点の位置ベクトル
と、4角の各点における接線ベクトルとをもとにベクト
ル系数が計算され、U,Vをパラメータとして次式により
与えられる。
0≦U≦1,0≦V≦1 一方、境界線データ は、境界線の始点、終点の位置ベクトルと各点での接線
ベクトルをもとにベクトル系数が計算され、Uをパラメ
ータとして次式により与えられる。
0≦U≦1 次に、 と「フイレツト円弧半径データ」をもとに、フイレツト
曲面データを計算する(ステツプ201)。最後に、上記
フイレツト曲面データをもとにフイレツト曲面を加工す
る数値制御指令を作成する(ステツプ202)。
次にフイレツト曲面データの計算方式を第3図と、第4
図のフローチヤートを用いて説明する。まず最初に、曲
面加工精度に従がいフイレツト円弧10の計算点数を計算
する(ステツプ300)。次に自由曲面1の境界線3上で
フイレツト円弧を計算する点を求め、フイレツト円弧端
点8とし、フイレツト円弧端点8で自由曲面1と直交す
る平面4の方程式を求める(ステツプ301)。
次に、自由曲面2を法線方向にフイレツトの円弧端点8
におけるフイレツト円弧半径rだけオフセツトした曲面
を計算し、この曲面と平面4との交線5を求めるととも
に(ステツプ302)、交線5に対応する自由曲面2上の
交線6を計算する(ステツプ303)。次に、交線5上に
おいて、フイレツト円弧端点8との距離がrとなる点7
を収束計算により求め点7をフイレツト円弧中心とする
(ステツプ304)。次に、フイレツト円弧中心7から交
線6に下した垂線の足点9を計算し、点9をフイレツト
円弧端点9とする(ステツプ305)。最後に、フイレツ
ト円弧中心7、フイレツト円弧端点8,9であるフイレツ
ト円弧10の方程式を求める(ステツプ306)。上記、計
算方式を自由曲面1の境界線3上の各点に適用して全フ
イレツト円弧が計算されていなければ、ステツプ301に
移るが、全てのフイレツト円弧の方程式を計算されてい
れば処理を終了し、フイレツト曲面が計算可能となる。
次に、フイレツト円弧中心7を求める収束計算の方式を
第5図を用いて第3図を参照しながら説明する。オフセ
ツト曲面の交線5は、始点31、終点32の位置ベクトルと
各点での接線ベクトルをもとにベクトル系数が計算さ
れ、Uをパラメータとして次式により与えられる。
0≦U≦1 まず、Uの値を任意に設定し、オフセツト曲面の交線5
上の点 を上式により計算する。
次に、 とフイレツト円弧端点8との距離lを計算する。|l−r|
が許容公差ε以下かどうか比較する。ここで、rはフイ
レツト円弧半径である。もし、許容公差以下ならば、 をフイレツト円弧中心7とする。もし、許容公差を越え
るならば、u=u+(l−r)/wなる近似式により新し
いuを計算し、新たなフイレツト曲面の交線5上の点 を求める。ここでwは始点31と終点32との距離である。
次に とフイレツト円弧端点8との距離lを計算し、上記比較
処理を繰返す。この収束計算処理を|l−r|が許容公差以
下になるまで繰返す。
以上の計算方式により求めたフイレツト曲面を加工する
ための数値制御指令を計算する方式を第6図と第7図の
フローチヤートを用いて説明する。
第6図において、フイレツト円弧中心7からフイレツト
円弧端点8に向かう単位方向ベクトルを 、フイレツト円弧中心7からフイレツト円弧端点9に向
かう単位方向ベクトルを とすると、 を含む平面上で に垂直な単位方向ベクトル は次式により与えられる。
ここで||はベクトルの絶対値。
xはベクトル積を表わす。
フイレツト円弧中心ベクトルを とし、フイレツト円弧半径をr、フイレツト円弧中心7
とフイレツト円弧端点9を結ぶ直線に対する角度をθと
すると、フイレツト円弧10上の任意の点 はθをパラメータとして次式で与えられる。
ここで、 はフイレツト円弧方程式、フイレツト円弧10を加工する
たの切削工具の径をtとすると、フイレツト円弧10上の
任意の点を加工するための切削工具の中心位置 は、同様に次式により与えられる。
ここで はフイレツト円弧加工切削工具中心位置の方程式。
第6図において、41はフイレツト円弧端点9を加工する
ための切削工具の中心位置、43はフイレツト円弧端点8
を加工するための切削工具中心位置42は角度θの点を加
工するための切削工具中心位置である。第7図は、フイ
レツト円弧10を第3図における長手方向すなわち、境界
線3に沿つた方向に切削工具を移動させる数値制御動指
令を計算するためのフローチヤートである。
への移動指令は、点 に対応する数値制御機械の機械座標を に対応する数値制御機械の機械座標を とすると、X方向移動量(X2−X1)、Y方向移動量
(Y2,Y1)、Z方向移動量(Z2−Z1)により与えられ
る。
以上の手順により数値制御指令を計算することにより、
本発明が対象とするフイレツト曲面の数値制御により加
工が可能となる。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、2つの自由曲面があ
り片側の自由曲面の境界が限定されている場合でも、上
記2自由曲面の間に生成される半径が連続的に変化する
フイレツト曲面が計算できるので、従来削り残しが発生
し手仕上加工となつていた箇所が数値制御により加工可
能となるという効果がある。また、本発明によれば、数
値制御により加工可能となるので、加工時間の短縮及び
加工精度の向上が図られるという効果がある。また、本
発明をタービンブレードや水車ランナーブレードの加工
に適用した場合、加工精度の向上に伴い性能及び効果が
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体動作を説明するために示すフロー
チヤート、第2図は同実施例を実現する装置の構成例を
示すブロツク図、第3図は本発明の実施例の計算方式の
概略を説明するために示す説明図、第4図は第3図の計
算手順を説明するために示すフローチヤート、第5図は
同説明をするために示す説明図、第6図はフイレツト曲
面を加工する切削工具中心の計算法を示す原理図、第7
図は第6図の原理により得た値を基に数値制御指令を求
める動作を示すフローチヤート、第8図は本発明と従来
方式との比較を示す説明図である。 1,2……自由曲面、3……境界線、7……フイレツト円
弧中心、8,9……フイレツト円弧端点、10……フイレツ
ト円弧、50……cpu、51……数値制御工作機械。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−23619(JP,A) 雑誌「オートメーション」第29巻第4 号、昭和59年4月、日刊工業新聞社発行、 第49〜56頁 雑誌「省力と自動化;85CAD/CAM 導入徹底ガイド」昭和60年5月、株式会社 オーム社発行 第12〜18頁 岸甫編著「NCソフトウエア」昭和47 年、株式会社工業調査会発行、第220〜222 頁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定された第1、第2の二つの自由曲面形
    状の間に指定された半径をもつフィレット曲面を生成
    し、これを基に数値指令を求めて数値制御工作機械を駆
    動する数値制御加工方法において、曲面加工精度に従い
    フィレット円弧の計算点数を求め、次いで境界が限定さ
    れた前記第1の自由曲面の境界線上に設定されたフィレ
    ット円弧端点Aにおいて前記第2の自由曲面と直交する
    平面Xの方程式を求め、前記第2の自由曲面をその法線
    方向に前記フィレット円弧端点Aにおけるフィレット円
    弧半径rだけオフセットした曲面Yと前記平面Xとの交
    線Pを求めると共に、該交線Pに対応する第2の自由曲
    面上の交線Qを求め、前記交線P上においてフィレット
    円弧端点Aとの距離がrとなる点Oを求め、該点Oをフ
    ィレット円弧中心とし、前記点Oから前記交線Qに下し
    た垂線の足Rを求め、該垂線の足Bを他のフィレット円
    弧端点とし、フィレット円弧中心を点O、フィレット円
    弧端点をそれぞれ点A、Bとするフィレット円弧の方程
    式を求め、これを上記同じ手順で境界が限定された前記
    第1の自由曲面の境界線上に設定された全フィレット円
    弧端点に対応する全フィレット円弧についてその方程式
    を求め、求められた該全フィレット円弧に基づいてフィ
    レット曲面を生成し、該フィレット曲面を構成する各フ
    ィレット円弧の両端点位置と中心位置に基づいて数値制
    御指令を計算し、その計算結果で数値制御工作機械を駆
    動することを特徴とする数値制御加工方法。
JP61203420A 1986-08-29 1986-08-29 数値制御加工方法 Expired - Lifetime JPH0789292B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0767658B2 (ja) * 1982-03-15 1995-07-26 株式会社日立製作所 曲面生成方法および数値制御加工方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
岸甫編著「NCソフトウエア」昭和47年、株式会社工業調査会発行、第220〜222頁
雑誌「オートメーション」第29巻第4号、昭和59年4月、日刊工業新聞社発行、第49〜56頁
雑誌「省力と自動化;85CAD/CAM導入徹底ガイド」昭和60年5月、株式会社オーム社発行第12〜18頁

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