JPH0789116A - 記録ヘッドの駆動装置 - Google Patents

記録ヘッドの駆動装置

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JPH0789116A
JPH0789116A JP5291629A JP29162993A JPH0789116A JP H0789116 A JPH0789116 A JP H0789116A JP 5291629 A JP5291629 A JP 5291629A JP 29162993 A JP29162993 A JP 29162993A JP H0789116 A JPH0789116 A JP H0789116A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1ライン分の記録素子を一括駆動する記録ヘ
ッドを用いて、数千ビットの記録素子を各々独立して
できるようにする。 【構成】 複数の記録素子Hを有し、1ライン分の画情
報を複数回繰返してシフトレジスタ12に転送しラッチ
13させ、該シフトレジスタにラッチした画情報を転送
毎に一括して記録させる。前記シフトレジスタ12に対
して画情報を転送する際には、各転送毎に各記録素子に
対する印字及び非印字を決定し、印字と決定された場合
には、転送すべき画情報は有効としてそのまま前記シフ
トレジスタ12に転送する一方、非印字と決定された場
合には、転送すべき画情報を無効にして前記シフトレジ
スタに転送させ、各記録素子毎に印字制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録ヘッドの駆動
装置に関し、特に、一定しない時間間隔で且つ高速で一
括記録する感熱記録ヘッドにおいて、各記録素子毎に印
字エネルギを制御し得るようにした感熱記録ヘッドの駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録における記録濃度は、種々の要
因に基づいて変動するが、これらの要因の中で、特に高
速記録においては、記録間隔の時間による影響が大き
い。即ち、記録ヘッドの記録素子(発熱要素)は、駆動
された場合、所定時間後には基底温度レベルに復帰する
が、それ迄は蓄熱状態にあり、高蓄熱状態で駆動すると
濃い記録となってしまう。その為、発熱要素が基底温度
レベルへ落ちるのを待って次の記録を行なうか、或い
は、急速に基底温度レベルへ落とす工夫を行なってきた
が、高速記録が要求される場合には、対処できなくな
り、蓄熱状態で次の記録を行なわざるを得なくなってき
ていた。そこで、従来、記録ヘッドの各発熱要素毎に記
録間隔時間を測定し、その記録間隔時間に応じて選択し
たパルス幅の記録電力パルスで各発熱要素を熱駆動する
方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は、従来の記録ヘ
ッドの駆動方法を示す図で、各ビット毎に、測定した記
録間隔時間に応じて選択したパルス幅φ1,φ2,φ3
でデータ1,2,3…をゲートして発熱要素H1,H2
3…を駆動するものであるが、例えば、1ラインのビ
ット数(発明要素数)を2048とすると、各発熱要素
毎に印加エネルギーを制御しようとすると、各発熱素子
1,H2…H2048に対するリード線(φ1,φ2
φ2048)が2048本となり、回路、装置が大がかりに
なり、また、パルス幅規定信号を複数ビット(複数発熱
要素)共通とすると、リード線の数を減らすことができ
るが、その反面、各ビット毎(各発熱要素毎)の駆動制
御ができないという欠点があった。
【0004】また、記録ヘッド内に、各ビット(各発熱
要素)毎にパルス幅を制御できるシフトレジスタ、デコ
ーダ、ラッチ回路を備え、転送は、画情報と平行してパ
ルス幅を規定するコードを転送し、画情報と同様にシフ
ト、デコード、ラッチを行ない、そのビットの長さを駆
動パルス幅とするものが提案されているが、記録ヘッド
内部のパルス幅情報用のシフトレジスタ等が必要である
こと、各ビットパルス幅を制御する必要のない低速用に
はこの機能がむだとなり、コスト的に共用化に問題があ
ること、そのため、パルス幅情報用のシフトレジスタ等
をヘッド外部に設けるのは装置が大がかりになること、
またデコーダのみを外部に設けた場合、シフトレジスタ
の列が増し、ヘッド内部の回路の軽減があまり望めない
こと等の欠点があった。
【0005】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、1ライン分の記録素子(発熱要素)を一括
駆動する感熱記録ヘッドを用いて、数千ビットの発熱要
素を各々独立してエネルギ制御できるようにすることを
目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の記録素子を有し、1ライン分の画
情報を複数回繰返してシフトレジスタに転送しラッチさ
せ、該シフトレジスタにラッチした画情報を転送毎に一
括して記録させる感熱記録ヘッドの駆動装置において、
前記シフトレジスタに対して画情報を転送する際には、
各転送毎に各記録素子に対する印字及び非印字を決定
し、印字と決定された場合には、転送すべき画情報は有
効としてそのまま前記シフトレジスタに転送する一方、
非印字と決定された場合には、転送すべき画情報を無効
にして前記シフトレジスタに転送させ、各記録素子毎に
印字エネルギの制御を行なうことを特徴としたものであ
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明が適用された感熱記録装置の
一実施例を示す回路構成図、図2及び図3は、その動作
説明をするためのタイムチャートで、本実施例は、1ラ
インのデータを2Kビット(2048ビット)とし、1
ラインを8回転送し、各発熱要素の駆動パルス幅を 、各ビットの8ライン分相当の時間までの駆動前歴
(3ビット) 、各ビットの左右の情報(2ビット) 、サーマルヘッドの蓄熱状態(3ビット) の3つの情報8ビットから演算して決定する場合の例を
示すものであるが、本発明がこれら3つの情報の演算方
法、或いは演算回路に特徴を有するものではなく、ヘッ
ドの駆動方法、特に、ヘッドの各ビット毎(各発熱要素
毎)に独立して駆動する駆動方法に特徴を有するもので
あることは、以下の説明から容易に理解できよう。
【0008】図1において、入力データIDATAは、
RAM1又はRAM2にトグル的に入力され、この制御
は、トグルバッファコントロール3によって行なわれ
る。そして、図2に示すように、一方のRAMが“Fu
ll”になると、そのデータは、1ラインの8倍の速度
で出力され、シフトレジスタ4に入力される。このレジ
スタ4への出力は、1ラインの記録時間に8回行なわれ
る。本実施例の場合、各ドットを最高8回パルスを印加
して記録するようにしているため、8倍の速度で8回転
送するようにしているが、これは、RAMの転送能力、
記録精度、記録速度等によって決定されるものであり、
任意である。なお、IADDは入力時のアドレス、OA
DDは出力時のアドレスである。そして、DINに対し
て、シフトレジスタ4の3ビット遅れの出力Qc(図3
において、DINに対してQAは1ビット遅れ、QBは2
ビット遅れ、Qcは3ビット遅れとなる)は、今画こう
としているデータとして、ゲート5の一方に入力され
る。ゲート5の他方の入力は、各ビットに対して印字、
非印字を決定するデータで、この値が“True”の場
合は、サーマルヘッドへの転送データは有効(印字)で、
“False”の場合は無効(非印字)になる。なお、W
ENA(ライトエネィブル)は、8回転送の第1回転送
のみ有効であり、黒でリセットされ、後は、カウンタ7
のカウント値が前歴データのコードとなり、これが、2
048の各ビット毎にRAM6に格納される。
【0009】次に、駆動パルス決定のためのデータ処理
の説明をする。RAM6は2K×4ビットの容量を持
ち、トグルバッファからの出力速度と同期してアドレッ
シングされる。このRAM6の入力は、図2に示すよう
に、8回データ転送の最初の1回の時間に行なわれる。
そして、このRAM6の入力の4ビット目(4pin)
に、図3に示すように、シフトレジスタ4のQAのデー
タ(今、画こうとしているデータQcに対して2ビット
前のデータ)が入力される。この2ビット前のデータ
(QA)をRAM6に入力するのは、サーマルヘッドへ
のデータは、DINに対しては、前述のように、3ビッ
ト遅れのデータとなるが、マルチプレクサ9の出力まで
に2ビットの遅れが生ずるので(なお、マルチプレクサ
9の出力は(該マルチプレクサ9で1ビット遅れるの
で)DINに対して3ビット遅れとなる)、これと同期
をとるためである。
【0010】今、RAM6(4pin)への入力データ
Aが、“True”で1ライン前のデータがTrue
の場合、ゲート11の出力によってカウンタ7がリセッ
トされる。データが“False”であるとカウンタ7
がインクレメントされる。カウンタ7が8カウントする
とカウンタ7のQA,QB,QCの値は全て“True”
となり、ゲート10の出力によりカウンタ7の動作は停
止する。また、カウンタ7の出力はRAM6に入力さ
れ、これが各ビットの駆動前歴のデータとなる(なお、
ここで、前歴データとは、各ビットにおける8ライン前
までの駆動前歴データである)、すなわち、RAM6の
後ラッチ出力には(図3のRAM6の後ラッチ出力(カ
ウンタ7の入力)を参照)、データ“True”が生じ
た時、その8ライン前までのどの位置でそのビットが駆
動されたかが記憶されており、これがROM8の入力
0,1,2に入力される(図3のROM8の入力参
照)。なお、図示実施例は連続記録の場合について記述
しているが、ファクシミリにおける間欠動作がある場合
は、カウンタ7のインクレメント動作をライン単位では
なく単位時間で行なうことにより、駆動前歴を時間で記
憶することができる。
【0011】ROM8のpin3,4にはシフトレジス
タ4のQA,QCの出力が入力される。これは各ビットの
左右の情報であり、実際には、今画こうとしている画デ
ータQCの左右のQB,QDのデータであるが、マルチプ
レクサ9へのラッチ動作で1ビット遅れるため、QA
左のデータとして、QCが右のデータとしてROM8に
入力される。ROM8のpin5,6,7にはヘッド基
板温度の情報THERMが入力される。
【0012】以上、ROM8への8つの入力によって各
ビットに対する印字又は非印字が、ROM8のテーブル
によって決定される。この動作は8回転送の第1回目に
行なわれる(WENAが“True”の間)。したがっ
て、第1回目転送の間はデータをすべてTrueにする
(ROM8の出力Q0は常に“True”)。マルチプ
レクサ9の出力(図3のマルチプレクサ9の出力参照)
はMPXCLKにより、転送回数(第何回目か)によっ
てROM8の出力(図3のROM8の出力参照)の8ビ
ットのうち1ビットが選ばれ、ゲート5に入力され、そ
の出力がシフトレジスタ12(2048ビット)に入力
される。第n回目の転送データは、転送終了後LOAD
(ラッチ)信号によってヘッドにラッチされ、次のLO
AD信号が入力されるまでその信号を記録する。第8回
目のラッチが終了すると、1回転送分の時間経過時点で
RESET信号によってラッチデータがリセットされ1
ラインの記録が終了する。なお、データ転送速度が素子
等の制限で追従しない場合はデータを並列に入力し、各
データラインにおいて同様の制御をすることにより、速
度に追従させることが可能である。
【0013】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、1ライ
ン分の記録素子を一括して駆動する感熱記録ヘッドの駆
動において、1ライン中画情報をn回(図示実施例の場
合、8回)転送し、その転送周期をτとし、各ビットご
とにデータ“True”の回数をmとした時、駆動エネ
ルギはm×τとなるので、サーマルヘッド内部に各ビッ
ト単位で印加エネルギを制御する手段を設けることな
く、各ビット単位(各発熱要素ごと)のエネルギ制御を
行なうことができ、しかも低速記録用ヘッドを用いて記
録素子毎の印字エネルギを制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された感熱記録装置の一実施例
を示す回路構成図である。
【図2】 本発明の動作説明をするためのタイムチャー
トである。
【図3】 本発明の動作説明をするためのタイムチャー
トである。
【図4】 従来の記録ヘッド駆動装置を示す図である。
1…RAM,2…RAM,3…トグルバッファコントロ
ール,4…シフトレジスタ,5…ゲート,6…RAM,
7…カウンタ,8…RAM,9…マルチプレクサ,10
…ゲート,11…ゲート,12…シフトレジスタ,13
…ラッチ回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録ヘッドの駆動装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの駆動装置
に関し、特に、一定しない時間間隔で且つ高速で一括記
録する記録ヘッドにおいて、各記録素子毎に印字を制御
し得るようにした記録ヘッドの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置における記録濃度は、種々の要
因に基づいて変動するが、これらの要因の中で、特に高
速記録においては、記録間隔の時間による影響が大き
い。例えば、感熱記録ヘッドの記録素子(発熱要素)
は、駆動された場合、所定時間後には基底温度レベルに
復帰するが、それ迄は蓄熱状態にあり、高蓄熱状態で駆
動すると濃い記録となってしまう。その為、発熱要素が
基底温度レベルへ落ちるのを待って次の記録を行なう
か、或いは、急速に基底温度レベルへ落とす工夫を行な
ってきたが、高速記録が要求される場合には、対処でき
なくなり、蓄熱状態で次の記録を行なわざるを得なくな
ってきていた。そこで、従来、記録ヘッドの各発熱要素
毎に記録間隔時間を測定し、その記録間隔時間に応じて
選択したパルス幅の記録電力パルスで各発熱要素を熱駆
動する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は、従来の記録ヘ
ッドの駆動方法を示す図で、各ビット毎に、測定した記
録間隔時間に応じて選択したパルス幅φ,φ,φ
…でデータ1,2,3…をゲートして記録素子,H
,H…を駆動するものであるが、例えば、1ライン
ビット数を2048とすると、各記録素子毎に印加エ
ネルギーを制御しようとすると、各記録素子,H
…H2048に対するリード線(φ,φ…φ
2048)が2048本となり、回路、装置が大がかり
になり、また、パルス幅規定信号を複数ビット(複数記
録素子)共通とすると、リード線の数を減らすことがで
きるが、その反面、各ビット毎(各記録素子毎)の駆動
制御ができないという欠点があった。
【0004】また、記録ヘッド内に、各ビット(各記録
素子)毎にパルス幅を制御できるシフトレジスタ、デコ
ーダ、ラッチ回路を備え、転送は、画情報と平行してパ
ルス幅を規定するコードを転送し、画情報と同様にシフ
ト、デコード、ラッチを行ない、そのビットの長さを駆
動パルス幅とするものが提案されているが、記録ヘッド
内部のパルス幅情報用のシフトレジスタ等が必要である
こと、各ビットパルス幅を制御する必要のない低速用に
はこの機能がむだとなり、コスト的に共用化に問題があ
ること、そのため、パルス幅情報用のシフトレジスタ等
をヘッド外部に設けるのは装置が大がかりになること、
またデコーダのみを外部に設けた場合、シフトレジスタ
の列が増し、ヘッド内部の回路の軽減があまり望めない
こと等の欠点があった。
【0005】また、特開昭57−117978号公報に
は、発熱すべき発熱抵抗体の過去、現在、未来の発熱状
態の検出結果に応じて発熱抵抗体に印加する駆動パルス
を決定し、これを出力バッファにビット毎にを書込んだ
後、IOP(入出力制御装置)に送りプリントする旨の
技術が開示されている。しかし、このような構成では別
途出力バッファを設けなくてはならず、特に、1ビット
当たり4ビットのバッファが必要であるため、16ドッ
ト(16×4=64)程度のパターン印字の際にはこの
ような構成でもさほどバッフアの容量は必要とはならな
いが、1ラインのデータを一括駆動するようなものでは
膨大な容量の出力バッファが必要となり、装置が大がか
りになってしまうばかりでなく、コスト的な問題が生じ
る。更に、パルス幅を一々書き込む処理が必要となるた
め、処理が複雑化し無駄な時間がかかってしまうという
不具合も生じる。本発明は、上述のごとき実情に鑑みて
なされたもので、1ライン分の記録素子を一括駆動する
記録ヘッドを用いて、数千ビットの記録素子を各々独立
して制御できるようにすることを目的としてなされたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の記録素子を有し、シフトレジスタ
に転送されてきた画情報をラッチし、ラッチされた画情
報を該記録素子を介して一括して記録する記録ヘッドの
駆動装置において、1ライン分(nビット)の画情報を
前記シフトレジスタに複数回線返して転送させる転送回
路〔トグルバッファコントロール3〕と、前記転送回路
による転送された画情報をラッチするラッチ回路〔ラッ
チ回路13〕と、前記ラッチ回路にてラッチされる毎
に、ラッチされた画情報を前記記録素子を介して一括し
て記録する駆動制御回路〔CPU不図示〕と、所定のテ
ーブルに基づいて各ビット毎の駆動パルス幅を演算する
演算回路〔ROM8〕と、前記転送回路と前記シフトレ
ジスタとの間に設けられ、前記演算回路にて演算された
パルス幅に応じて転送中の画情報を有効あるいは無効に
する画情報制御回路〔マルチプレクサ9、ゲート5〕と
を備え、前記転送回路の周期をτとし、前記画情報制御
回路で有効とされた回数をmとした場合、当該ビットに
おける駆動パルス幅がτ×mとなることを特徴としたも
のである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明が適用される一例としての
熱記録装置の一実施例を示す回路構成図、図2及び図3
は、その動作説明をするためのタイムチャートで、本実
施例は、1ラインのデータを2Kビット(2048ビッ
ト)とし、1ラインを8回転送し、各記録素子の駆動パ
ルス幅を 、各ビットの8ライン分相当の時間までの駆動前歴
(3ビット) 、各ビットの左右の情報(2ビット) 、記録ヘッドの蓄熱状態(3ビット) の3つの情報8ビットから演算して決定する場合の例を
示すものであるが、本発明がこれら3つの情報の演算方
法、或いは演算回路に特徴を有するものではなく、ヘッ
ドの駆動方法、特に、ヘッドの各ビット毎(各記録素子
)に独立して駆動する駆動方法に特徴を有するもので
あることは、以下の説明から容易に理解できよう。
【0008】図1において、入力データIDATAは、
RAM1又はRAM2にトグル的に入力され、この制御
は、トグルバッファコントロール3によって行なわれ
る。そして、図2に示すように、一方のRAMが“Fu
ll”になると、そのデータは、1ラインの8倍の速度
で出力され、シフトレジスタ4に入力される。このレジ
スタ4への出力は、1ラインの記録時間に8回行なわれ
る。本実施例の場合、各ドットを最高8回パルスを印加
して記録するようにしているため、8倍の速度で8回転
送するようにしているが、これは、RAMの転送能力、
記録精度、記録速度等によって決定されるものであり、
任意である。なお、IADDは入力時のアドレス、OA
DDは出力時のアドレスである。そして、DINに対し
て、シフトレジスタ4の3ビット遅れの出力Q(図3
において、DINに対してQはビット遅れ、Qは2
ビット遅れ、Qは3ビット遅れとなる)は、今画こう
としているデータとして、ゲート5の一方に入力され
る。ゲート5の他方の入力は、各ビットに対して印字、
非印字を決定するデータで、この値が“True”の場
合は、記録ヘッドへの転送データは有効(印字)で、
“False”の場合は無効(非印字)になる。なお、
WENA(ライトエネイブル)は、8回転送の第1回転
送のみ有効であり、黒でリセットされ、後は、カウンタ
7のカウント値が前歴データのコードとなり、これが、
2048の各ビット毎にRAM6に格納される。
【0009】次に、駆動パルス決定のためのデータ処理
の説明をする。RAM6は2K×4ビットの容量を持
ち、トグルバッファからの出力速度と同期してアドレッ
シングされる。このRAM6の入力は、図2に示すよう
に、8回データ転送の最初の1回の時間に行なわれる。
そして、このRAM6の入力の4ビット目(4pin)
に、図3に示すように、シフトレジスタ4のQのデー
タ(今、画こうとしているデータQに対して2ビット
前のデータ)が入力される。この2ビットの前のデータ
(Q)をRAM6に入力するのは、記録ヘッドへのデ
ータは、DINに対しては、前述のように、3ビット遅
れのデータとなるが、マルチプレクサ9の出力までに2
ビットの遅れが生ずるので(なお、マルチプレクサ9の
出力は(該マルチプレクサ9で1ビット遅れるので)D
INに対して3ビット遅れとなる)、これと同期をとる
ためである。
【0010】今、RAM6(4pin)への入力データ
が“True”で1ライン前のデータがTrueの
場合、ゲート11の出力によってカウンタ7がリセット
される。データが“False”であるとカウンタ7が
インクレメントされる。カウンタ7が8カウントすると
カウンタ7のQ,Q,Qの値は全て“True”
となり、ゲート10の出力によりカウンタ7の動作は停
止する。また、カウンタ7の出力はRAM6に入力さ
れ、これが各ビットの駆動前歴のデータとなる(なお、
ここで、前歴データとは、各ビットにおける8ライン前
までの駆動前歴データである)、すなわち、RAM6の
後ラッチ出力には(図3のRAM6の後ラッチ出力(カ
ウンタ7の入力)を参照)、データ“True”が生じ
た時、その8ライン前までのどの位置でそのビットが駆
動されたかが記憶されており、これがROM8の入力
0,1,2に入力される(図3のROM8の入力参
照)。なお、図示実施例は連続記録の場合について記述
しているが、ファクシミリにおける間欠動作がある場合
は、カウンタ7のインクレメント動作をライン単位では
なく単位時間で行なうことにより、駆動前歴を時間で記
憶することができる。
【0011】ROM8のpin3,4にはシフトレジス
タ4のQ,Qの出力が入力される。これは各ビット
の左右の情報であり、実際には、今画こうとしている画
データQの左右のQ,Qのデータであるが、マル
チプレクサ9へのラッチ動作で1ビット遅れるため、Q
が左のデータとして、Qが右のデータとしてROM
8に入力される。ROM8のpin5,6,7にはヘッ
ド基板温度の情報THERMが入力される。
【0012】以上、ROM8への8つの入力によって各
ビットに対する印字又は非印字が、ROM8のテーブル
によって決定される。この動作は8回転送の第1回目に
行なわれる(WENAが“True”の間)。したがっ
て、第1回目転送の間はデータをすべてTrueにする
(ROM8の出力Q0は常に“True”)。マルチプ
レクサ9の出力(図3のマルチプレクサ9の出力参照)
はMPXCLKにより、転送回数(第何回目か)によっ
てROM8の出力(図3のROM8の出力参照)の8ビ
ットのうち1ビットが選ばれ、ゲート5に入力され、そ
の出力がシフトレジスタ12(2048ビット)に入力
される。第n回目の転送データは、転送終了後LOAD
(ラッチ)信号によってヘッドにラッチされ、次のLO
AD信号が入力されるまでその信号を記録する。第8回
目のラッチが終了すると、1回転送分の時間経過時点で
RESET信号によってラッチデータがリセットされ1
ラインの記録が終了する。なお、データ転送速度が素子
等の制限で追従しない場合はデータを並列に入力し、各
データラインにおいて同様の制御をすることにより、速
度に追従させることが可能である。
【0013】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、1ライ
ン分の記録素子を一括して駆動する記録ヘッドの駆動に
おいて、1ライン中画情報をn回(図示実施例の場合、
8回)転送し、その転送周期をτとし、各ビットごとに
データ“True”の回数をmとした時、駆動エネルギ
はm×τとなるので、記録ヘッド内部に各ビット単位で
印字を制御する手段を設けることなく、各ビット単位
各記録素子ごと)の制御を行なうことができ、しかも
低速記録用ヘッドを用いて記録素子毎の印字を制御する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された記録装置の一実施例を示
す回路構成図である。
【図2】 本発明の動作説明をするためのタイムチャー
トである。
【図3】 本発明の動作説明をするためのタイムチャー
トである。
【図4】 従来の記録ヘッド駆動装置を示す図である。
【符号の説明】 1…RAM,2…RAM,3…トグルバッファコントロ
ール,4…シフトレジスタ,5…ゲート,6…RAM,
7…カウンタ,8…RAM,9…マルチプレクサ,10
…ゲート,11…ゲート,12…シフトレジスタ,13
…ラッチ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を有し、1ライン分の画
    情報を複数回繰返してシフトレジスタに転送しラッチさ
    せ、該シフトレジスタにラッチした画情報を転送毎に一
    括して記録させる感熱記録ヘッドの駆動装置において、
    前記シフトレジスタに対して画情報を転送する際には、
    各転送毎に各記録素子に対する印字及び非印字を決定
    し、印字と決定された場合には、転送すべき画情報は有
    効としてそのまま前記シフトレジスタに転送する一方、
    非印字と決定された場合には、転送すべき画情報を無効
    にして前記シフトレジスタに転送させ、各記録素子毎に
    印字エネルギの制御を行なうことを特徴とする感熱記録
    ヘッドの駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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