JPH0788839B2 - 多翼ファン - Google Patents
多翼ファンInfo
- Publication number
- JPH0788839B2 JPH0788839B2 JP4602989A JP4602989A JPH0788839B2 JP H0788839 B2 JPH0788839 B2 JP H0788839B2 JP 4602989 A JP4602989 A JP 4602989A JP 4602989 A JP4602989 A JP 4602989A JP H0788839 B2 JPH0788839 B2 JP H0788839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- impeller
- suction
- discharge port
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空調機器および換気送風機器に使用される多
翼ファンに関するものである。
翼ファンに関するものである。
従来の技術 従来、この種の多翼ファンは、第5図に示すように羽根
車101と、この羽根車101の周囲を囲む渦巻ケーシング10
2と吸込口104を有する吸込ケーシング105とよりなるケ
ーシング106を備えた構成であった。
車101と、この羽根車101の周囲を囲む渦巻ケーシング10
2と吸込口104を有する吸込ケーシング105とよりなるケ
ーシング106を備えた構成であった。
発明が解決しようとする課題 上記従来の多翼ファンは、第6図に示すように、運転時
には羽根車101により吸込空気が昇圧されるので、羽根
車101の吸込側Aと、ケーシング106の内部Bとで圧力差
を生じ、羽根車101を通る順流aと圧力差で吸込側へ戻
ろうとする逆流bとが衝突するときに、バサバサという
騒音が発生する欠点があった。
には羽根車101により吸込空気が昇圧されるので、羽根
車101の吸込側Aと、ケーシング106の内部Bとで圧力差
を生じ、羽根車101を通る順流aと圧力差で吸込側へ戻
ろうとする逆流bとが衝突するときに、バサバサという
騒音が発生する欠点があった。
本発明は上記従来の課題に留意し、騒音の低い多翼ファ
ンを提供することを目的とするものである。
ンを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、ブレードを有する
羽根車と、前記羽根車の周囲を渦巻ケーシングと吸込口
を有する吸込ケーシングよりなるケーシングで囲み、か
つケーシングに吐出口を有する構成において、前記吸込
ケーシングの吐出口部分に、前記渦巻ケーシングの舌部
先端より前記羽根車の回転方向と逆方向に、0゜〜60゜
の範囲に位置し、内径および外径が前記羽根車の外径に
対し、110%〜120%および120%〜140%であり、周方向
の長さが40%〜50%である長孔を設けた多翼ファンの構
成としたものである。
羽根車と、前記羽根車の周囲を渦巻ケーシングと吸込口
を有する吸込ケーシングよりなるケーシングで囲み、か
つケーシングに吐出口を有する構成において、前記吸込
ケーシングの吐出口部分に、前記渦巻ケーシングの舌部
先端より前記羽根車の回転方向と逆方向に、0゜〜60゜
の範囲に位置し、内径および外径が前記羽根車の外径に
対し、110%〜120%および120%〜140%であり、周方向
の長さが40%〜50%である長孔を設けた多翼ファンの構
成としたものである。
作用 この構成により、ケーシング内部での大きい圧力部分の
空気が長孔より吸込側へ流れ、羽根車のブレードから吸
込側への逆流が押えられ騒音が小さくて済むこととな
る。
空気が長孔より吸込側へ流れ、羽根車のブレードから吸
込側への逆流が押えられ騒音が小さくて済むこととな
る。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図にもとづき説
明する。なお従来例と同一箇所には同一番号を付し詳細
な説明は省略する。図において、101は羽根車で、その
周囲を渦巻ケーシング102と、吸込口104を備えた吸込ケ
ーシング1よりなるケーシング3で被われている。前記
ケーシング3は吐出口4を有し、吸込ケーシング1は、
吐出口4部分に渦巻ケーシング102の舌部先端6より羽
根車101の回転方向と逆方向に0゜〜60゜の範囲に位置
し、内径D1および外径D2が羽根車101の外径D0に対し110
%〜120%および120%〜140%であり、周方向流さlが4
0%〜50%である長孔5が設けられている。
明する。なお従来例と同一箇所には同一番号を付し詳細
な説明は省略する。図において、101は羽根車で、その
周囲を渦巻ケーシング102と、吸込口104を備えた吸込ケ
ーシング1よりなるケーシング3で被われている。前記
ケーシング3は吐出口4を有し、吸込ケーシング1は、
吐出口4部分に渦巻ケーシング102の舌部先端6より羽
根車101の回転方向と逆方向に0゜〜60゜の範囲に位置
し、内径D1および外径D2が羽根車101の外径D0に対し110
%〜120%および120%〜140%であり、周方向流さlが4
0%〜50%である長孔5が設けられている。
上記構成において、羽根車101が回転すると、吸入口104
より空気を吸引し、羽根車101により昇圧し、ケーシン
グ3の内部Dを通り吐出口4より吐出する。前記ケーシ
ング3の内部Dの空気は、羽根車101の昇圧作用により
羽根車101の吸込部C′より圧力が高くなっており、上
記羽根車101の外周や吸込口104と羽根車101とのすきま1
04Aから、上記吸込部C′へ戻ろうとする。しかし、上
記吸込ケーシング1には長孔5が開いているので、前記
ケーシング3の内部Dの圧力に応じて、空気が吸込ケー
シング1の外側の吸込部Cへ戻り、羽根車101やすきま1
04Aからの逆流が減少し騒音の発生が小さくて済む。ま
た上部長孔5から吸込部Cへ戻った空気は再び吸込口10
4より吸引されるので、風量が減少することはない。な
お、第4図に長孔5の大きさおよび位置を変えたときの
風量および騒音の変化を示す。これにより長孔5の最適
値を決定した。すなわち、長孔の内径D1が羽根車外径D0
に対し、1.1〜1.2で、外径D2が1.2〜1.4、そして長さl
が0.4〜0.5の範囲にあれば、従来の長孔なしの場合より
も低騒音化できることが明らかである。
より空気を吸引し、羽根車101により昇圧し、ケーシン
グ3の内部Dを通り吐出口4より吐出する。前記ケーシ
ング3の内部Dの空気は、羽根車101の昇圧作用により
羽根車101の吸込部C′より圧力が高くなっており、上
記羽根車101の外周や吸込口104と羽根車101とのすきま1
04Aから、上記吸込部C′へ戻ろうとする。しかし、上
記吸込ケーシング1には長孔5が開いているので、前記
ケーシング3の内部Dの圧力に応じて、空気が吸込ケー
シング1の外側の吸込部Cへ戻り、羽根車101やすきま1
04Aからの逆流が減少し騒音の発生が小さくて済む。ま
た上部長孔5から吸込部Cへ戻った空気は再び吸込口10
4より吸引されるので、風量が減少することはない。な
お、第4図に長孔5の大きさおよび位置を変えたときの
風量および騒音の変化を示す。これにより長孔5の最適
値を決定した。すなわち、長孔の内径D1が羽根車外径D0
に対し、1.1〜1.2で、外径D2が1.2〜1.4、そして長さl
が0.4〜0.5の範囲にあれば、従来の長孔なしの場合より
も低騒音化できることが明らかである。
発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、ケーシング内部での羽根車の内側である吸込部と、
羽根車の外周部であるケーシング内部との圧力差を、ケ
ーシングの吸込ケーシングの吐出口部分に長孔を設ける
ことにより均等にするものであるから、羽根車内部への
気流の逆流がなくなり、気流の乱れによる逆流音が防止
され、送風量を低減することなく簡単な構造で低騒音化
を図るものである。
ば、ケーシング内部での羽根車の内側である吸込部と、
羽根車の外周部であるケーシング内部との圧力差を、ケ
ーシングの吸込ケーシングの吐出口部分に長孔を設ける
ことにより均等にするものであるから、羽根車内部への
気流の逆流がなくなり、気流の乱れによる逆流音が防止
され、送風量を低減することなく簡単な構造で低騒音化
を図るものである。
第1図は本発明の一実施例の多翼ファンの側面図、第2
図は同多翼ファンの斜視図、第3図は同多翼ファンの断
面図、第4図は同多翼ファンの長孔の形状と性能との関
連図、第5図は従来の多翼ファンの斜視図、第6図は同
多翼ファンの断面図である。 1……吸込ケーシング、3……ケーシング、4……吐出
口、5……長孔、6……舌部、101……羽根車、102……
渦巻ケーシング、104……吸込口。
図は同多翼ファンの斜視図、第3図は同多翼ファンの断
面図、第4図は同多翼ファンの長孔の形状と性能との関
連図、第5図は従来の多翼ファンの斜視図、第6図は同
多翼ファンの断面図である。 1……吸込ケーシング、3……ケーシング、4……吐出
口、5……長孔、6……舌部、101……羽根車、102……
渦巻ケーシング、104……吸込口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 潔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 創三 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−52826(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ブレードを有する羽根車を、渦巻ケーシン
グと吸込口を有する吸込ケーシングよりなるケーシング
で囲み、前記ケーシングには吐出口を設け、前記吸込ケ
ーシングの吐出口部分に、前記渦巻ケーシングの舌部先
端より前記羽根車の回転方向と逆方向に、0゜〜60゜の
範囲に位置し、内径および外径が前記羽根車の外径に対
し、110%〜120%および120%〜140%であり、周方向の
長さが40%〜50%である長孔を設けた多翼ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4602989A JPH0788839B2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 多翼ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4602989A JPH0788839B2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 多翼ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02223697A JPH02223697A (ja) | 1990-09-06 |
JPH0788839B2 true JPH0788839B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=12735619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4602989A Expired - Lifetime JPH0788839B2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 多翼ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788839B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100420516B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2004-03-02 | 엘지전자 주식회사 | 송풍장치 |
-
1989
- 1989-02-27 JP JP4602989A patent/JPH0788839B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02223697A (ja) | 1990-09-06 |
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