JPH0788788B2 - エンジンのスロツトル弁制御装置 - Google Patents

エンジンのスロツトル弁制御装置

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JPH0788788B2
JPH0788788B2 JP11506985A JP11506985A JPH0788788B2 JP H0788788 B2 JPH0788788 B2 JP H0788788B2 JP 11506985 A JP11506985 A JP 11506985A JP 11506985 A JP11506985 A JP 11506985A JP H0788788 B2 JPH0788788 B2 JP H0788788B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、混合気の通路を開閉してエンジンに供給す
る混合気量を増減制御するスロットル弁を備えたエンジ
ンのスロットル弁制御装置に関する。
(従来技術) 従来、エンジン始端信号に基づいてスロットル弁を第6
図に点線Cで示す如くアイドル開度に開成すると、クラ
ンキング中のポンピングロスが大となり同図に点線dで
示す如くエンジン回転数の上昇が遅く、完爆の早期達成
が困難で、バッテリの消費電力が大となる欠点があっ
た。
このような欠点を解消するために、従来たとえば、特開
昭59−160049号公報に記載の如く、エンジン始動時にス
ロットル弁を所定開度に開き、完爆後において上述のス
ロットル弁をアクセルペダル踏込位置の開度にする燃料
供給制御装置が既に発明されている。
しかし、この従来装置においては、着火後にスロットル
弁を閉めるように構成されているため、作動遅れに起因
してエンジン回転数に吹き上がりが生じレーシング(ra
cing)状態になる問題点を有していた。
(発明の目的) この発明は、クランキング中のポンピングロスが小さ
く、エンジン回転数の上昇が速く、完爆の早期達成がで
きて、バッテリの消費電力を低減させることができるの
は勿論のこと、エンジン回転数の吹き上がりを防止する
ことができるエンジンのスロットル弁制御装置の提供を
目的とする。
(発明の構成) この発明は、エンジン始動信号の出力に基づいてスロッ
トル弁をアイドル開度より大なる初期開度に制御するス
ロットル開弁手段と、エンジン回転数に相関するファク
タが予め設定した着火可能値直前の設定値に達した時、
上述のスロットル弁を上記初期開度より小さい開度に制
御するスロットル開弁手段とを備えたエンジンのスロッ
トル弁制御装置であることを特徴とする。
(発明の効果) この発明によれば、上述のスロットル開弁手段によりエ
ンジン始動と同時にスロットル弁をアイドル開度より大
なる初期開度に制御し、エンジン回転数に相関するファ
クタが着火可能値直前の設定値に達した時点でスロット
ル閉弁手段により上述のスロットル弁を初爆用開度に絞
り制御することができる。
この結果、クランキング中のポンピングロスが小さくな
り、エンジン回転数の上昇が速く、完爆の早期達成がで
きると共に、バッテリ消費電力の低減を図ることができ
る効果がある。
しかも、作動遅れを見込んでエンジン回転数に相関する
ファクタ(たとえば、エンジン回転数、あるいは気筒内
圧力)が着火可能値直前の設定値に達した時、スロット
ル弁を初爆用開度に絞り制御するので、前述の吹き上が
り現象を防止することができる効果がある。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンのスロットル弁制御装置を示し、第1図
において、エンジン1のシリンダ2内にはピストン3を
配設し、このピストン3とクランク4とをコンロッド5
で連結している。
また燃焼室6内には、気筒内の圧力を検出するセンサ7
と点火プラグ8とを臨ませると共に、この燃焼室6に連
通する吸気ポート9には該ポート9を適宜開閉する吸気
弁10を、また上述の燃焼室6に連通する排気ポート11に
は該ポート11を適宜開閉する排気弁12をそれぞれ配設し
ている。
さらに、エアクリーナ13から上述の吸気ポート9に至る
吸気通路14には、吸気温センサ15と、エアフローメータ
16と、スロットルバルブ17と、燃料噴射弁18とをそれぞ
配設し、上述のエアフローメータ16にはエアフローセン
サ19を、またスロットルバルブ17にはパルスモータ20を
それぞれ連結している。
一方、クランク軸21には外周にスタータギヤ22を備えた
フライホイール23を直結すると共に、上述のクランク軸
21に小径ギヤ24を嵌合し、この小径ギヤ24に噛合する歯
部25を備えたセンシング円板26を設けている。
上述のセンシング円板26には、第2図の計測ポイント
(例えば上死点TDCの10度前)の位置に対応して計測ポ
イント孔27をクランク角720度毎に穿設すると共に、こ
のセンシング円板26の周縁部には合計360個の透孔28…
を1度毎の等間隔で同一円周上に穿設している。
そして上述の計測ポイント孔27に対応してセンシング円
板26の表裏に一対の光センサ29を対向させると共に、前
述の透孔28…のうちの1つの透孔28に対応してセンシン
グ円板26の表裏に別の一対の光センサ30を対向させ、こ
れら各光センサ29,30とセンシング円板26とでクランク
角センサ31を構成している。
一方、前述のスタータギヤ22にエンジン始動時に噛合す
るピニオン32をもったスタータモータ33は、マグネット
スイッチ34への通電により上述のピニオン32を噛合状態
に突出させる。
ところで、CPU40はROM35に格納されたプログラムに沿っ
て、燃料噴射弁18、パルスモータ20およびマグネットス
イッチ34を駆動制御し、またRAM36は第3図に示す記憶
テーブルの情報、着火可能値直前の設定値Ns(第6図参
照)およびスロットル開度指令値TVO1,TVO2(第4図参
照)などの必要なデータを記憶する。
さらに上述のCPU40には、スタータスイッチ、イグニッ
ションスイッチもしくは始動時に降圧するバッテリの電
圧を検出する電圧センサなどからのエンジン始動信号、
アクセル信号Acc、吸気温センサ15からの吸気温信号T
i、エアフローセンサ19からの吸入空気の体積流量に相
当するエアフローセンサ信号U、気筒内圧センサ7から
の気筒内圧力信号P、光センサ29からの計測ポイント信
号、光センサ30からの1度毎信号、F/Vコンバータ(周
波数−電圧変換器)37からのエンジン回転数信号Neがそ
れぞれ入力される。
この実施例では、スロットル弁17を初期開度TVO1′(第
4図参照)に開弁する制御並びに同スロットル弁17を初
爆用開度TVO2′(第4図参照)に絞り操作する制御は上
述のCPU40で行なう。
このように構成したエンジンのスロットル弁制御装置の
動作を第5図のフローチャートを参照して説明する。
キースイッチのオン操作により第1ステップ41で、エン
ジン始動信号がCPU40に入力されると、次に第2ステッ
プ42で、CPU40はエンジン始動信号が入力されたか否か
を判定し、入力されていると判定した際には、マグネッ
トスイッチ34をオンにし、スタータモータ33のピニオン
32をフライホイール23外周のスタータギヤ22に噛合して
フライホイール23を回転させる。
また次の第3ステップ43で、CPU40はスロットル開度指
令値TVOをアイドル開度TVO2′より大なるほぼ全開の初
期開度TVO1′に対応する指令値TVO1に設定し、この指令
値TVO1に応じてパルスモータ20を駆動制御し、スロット
ル弁17を第6図に実線bで示す如く上述の初期開度TVO
1′に開弁制御する。
次に第4ステップ44で、CPU40にF/Vコンバータ37からの
エンジン回転数信号Neが入力されると、次の第5ステッ
プ45で、CPU40は予め設定した着火可能値直前のエンジ
ン回転数設定値Nsと現時点における実際のエンジン回転
数Neとを比較し、Ns>Neの時には第4ステップ44にリタ
ーンし、Ns=Neでエンジン回転数Neが上述の設定値Nsに
達した時には次の第6ステップ46に移行する。
この第6ステップ46で、CPU40はスロットル開度指令値T
VOをアイドル開度と同等の初爆用開度TVO2′に対応する
指令値TVO2に設定し、この指令値TVO2に応じてパルスモ
ータ20を駆動制御し、スロットル弁17を上述の初爆用開
度TVO2′に絞り制御する。
次に第7ステップ47で、CPU40に計測ポイント信号が入
力されると、次の第8ステップ48で、CPU40は計測ポイ
ント信号入力の有無を判定し、信号非入力時には第7ス
テップ47にリターンし、信号入力時には次の第9ステッ
プ49に移行する。
この第9ステップ49で、CPU40は気筒内圧センサ7から
の計測ポイントに対応した気筒内圧力信号PをRAM36の
所定エリヤに記憶させる。
次に第10ステップ50で、CPU40に吸気温センサ15からの
吸気温信号Tiが入力されると、次の第11ステップ51でCP
U40は第3図に示す記憶テーブルから吸気温Tiに応じた
着火判断基準圧力Pcを設定し、この設定された着火判断
基準圧力PcをRAM36の所定エリヤに記憶させる。
次に第12ステップ52で、CPU40は着火判断基準圧力Pcと
実際の圧力PTDCとを比較し、Pc>PTDCの時には未だ着火
されていないと判定して第7ステップ47にリターンし、
Pc≦PTDCの時には着火したと判定して次の第13ステップ
53に移行する。
この第13ステップ53で、CPU40にアクセル信号Accが入力
されると、次の第14ステップ54で、CPU40はスロットル
開度指令値TVOをアクセル信号Accに対応する指令値に設
定し、以下この指令値に応じてパルスモータ20を駆動制
御し、スロットル弁17をアクセル信号Accに応じた開度
に制御する。
以上要するに、CPU40は、エンジン始動時と同時にスロ
ットル弁17をアイドル開度より大なるほぼ全開の初期開
度TVO1′に開弁制御し、エンジン回転数に相関するファ
クタ(実施例ではエンジン回転数)が着火可能値直前の
設定値Nsに達した時点でスロットル弁17を初期用開度TV
O2′に絞り制御することができる。
この結果、エンジン始動時のクランキング中のポンピン
グロスが小さくなり、第6図に実線aで示す如くエンジ
ン回転数の上昇が速く、完爆の早期達成ができると共
に、バッテリ消費電力の低減を図ることができる効果が
ある。
しかも、作動遅れを見込んでエンジン回転数に相関する
ファクタが着火可能値直前の設定値Nsに達した時、スロ
ットル弁17を初爆用開度TVO2′に絞り制御するので、吹
き上がり現象を防止することができる効果がある。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のスロットル開弁手段は、実施例の処理フロー
における第1ステップ41乃至第3ステップ43に対応し、 以下同様に、 スロットル閉弁手段は、処理フローにおける第4ステッ
プ44乃至第5ステップ45に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構造のみに限定されるもの
ではない。
たとえば、エンジン回転数に相関するファクタとして
は、気筒内圧力であってもよく、この場合、気筒内圧力
が予め設定された着火可能な圧力になると、スロットル
弁を初爆用開度に制御する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はエンジンのスロットル弁制御装置を示す系統
図、 第2図はクランク角に対する気筒内圧力の特性図、 第3図は記憶テーブルの説明図、 第4図は指令値とスロットル開度との関係を示す説明
図、 第5図はフローチャート、 第6図は時間に対するスロットル開度およびエンジン回
転数の関係を示す複合説明図である。 1……エンジン、17……スロットル弁 40……CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン始端信号の出力に基づいてスロッ
    トル弁をアイドル開度より大なる初期開度に制御するス
    ロットル開弁手段と、 エンジン回転数に相関するファクタが予め設定した着火
    可能値直前の設定値に達した時、上述のスロットル弁を
    上記初期開度より小さい開度に制御するスロットル閉弁
    手段とを備えた エンジンのスロットル弁制御装置。
JP11506985A 1985-05-27 1985-05-27 エンジンのスロツトル弁制御装置 Expired - Fee Related JPH0788788B2 (ja)

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