JPH0788584A - 渦巻ばねの製造方法 - Google Patents

渦巻ばねの製造方法

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JPH0788584A
JPH0788584A JP5261929A JP26192993A JPH0788584A JP H0788584 A JPH0788584 A JP H0788584A JP 5261929 A JP5261929 A JP 5261929A JP 26192993 A JP26192993 A JP 26192993A JP H0788584 A JPH0788584 A JP H0788584A
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JP
Japan
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spiral spring
wire
manufacturing
hard
pressure wire
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JP5261929A
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Yoshiaki Furuhata
嘉明 降旗
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TOYO FINE KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
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  • General Induction Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不良品の発生を抑制し、製造の自動化を促進
できる渦巻ばねの製造方法を提供する。 【構成】 断面略一様の細長い板状の硬圧線材30の板
厚が厚い場合には、長さL1の長い加熱コイル31を使
用して硬圧線材30の端部焼入長さを長くし、この硬圧
線材30を芯金32に巻付け、芯金32近傍のインナー
焼入部分と焼入れしてない部分との境目を比較的曲率半
径の大きな部位に位置させて、渦巻状のばねを製造す
る。 【効果】 芯金部近傍のインナー焼入部分と焼入れして
ない部分との境目に亀裂が殆ど生じないので、不良品の
発生を抑制でき、材料を無駄なく効率よく使用できるだ
けでなく、渦巻ばねの製造の自動化を促進できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦巻ばねの製造方法に
関するものであり、特に、断面略一様の細長い板状の硬
圧線材を芯金に巻付けて渦巻状のばねを製造する渦巻ば
ねの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、自動車のシートの背
凭機構や、自動車の扉のウインド開閉機構には、比較的
弾性の強い渦巻ばねが採用されており、しかも、この種
の渦巻ばねは極めて多くの繰返荷重に耐え得る必要があ
り、製品として高い信頼性が要求されている。
【0003】図4は渦巻ばねの製造方法の概略手順を示
す説明図であり、(a)及び(b)は斜視図、(c)は
平面図である。従来、この種の渦巻ばねは図4の(a)
から(c)に示す各段階を経て製造されている。つま
り、(a)のような細長い丸棒1を、(b)のような断
面略一様の細長い平板2に圧延し、この細長い板状の材
料を渦巻状に巻上げて、最終的に(c)のような形状の
渦巻ばね3を製造している。
【0004】このような渦巻ばねを製造する方法には、
大別して二種類の方法がある。一の方法として、断面略
一様の細長い板状材料全体を焼きなまし処理し、材料自
体の硬度を下げ(以下、なまし線材という)、このなま
し線材から渦巻ばね3を製造する方法がある。
【0005】図5はなまし線材から渦巻ばねを製造する
方法を示す説明図である。図5に示すように、なまし線
材10の先端部に芯金等(図示せず)で渦巻ばね3のイ
ンナーフック部3aを形成した後、このなまし線材10
を送りローラ11a,11bで強制的に順次送出すこと
により、なまし線材10を当圧可動ローラ12a,12
bに当接させながら、図の二点鎖線で示すような渦巻ば
ね3を巻上げる。即ち、当圧可動ローラ12a,12b
が矢印の如く回動しつつ、二点鎖線で示すように可動
し、渦巻ばね3が形成される。こうして、なまし線材1
0から渦巻ばね3を製造する場合には、渦巻ばね3の各
隙間は巻上時に予め確保されている。なお、図5ではな
まし線材10を切断する装置及びアウターフック部3b
を形成する装置は省略してある。
【0006】しかし、上記のような、なまし線材10か
ら渦巻ばね3を製造する方法では、断面略一様の細長い
板状の材料全体を焼きなましする必要があり、製造工程
が多くなる。しかも、渦巻ばね3の巻上精度が一定でな
く、製造誤差が生じ易い。また、このようにして製造し
た渦巻ばね3は、長期間に亘る使用による繰返荷重によ
り、後述する硬圧線材から製造した渦巻ばねよりも耐久
寿命が短いという欠点がある。
【0007】そこで、近年においては、他の方法として
硬圧線材をそのまま使用して渦巻ばねを製造する方法が
採用されている。この硬圧線材から渦巻ばねを製造する
方法においては、渦巻ばね3の中心部であるインナーフ
ック部3a及び渦巻ばね3の最外端部であるアウターフ
ック部3bの曲率半径の小さい加工が要求される部分の
み、部分的に加熱をしている。
【0008】図6は従来の硬圧線材から渦巻ばねを製造
する方法を示す説明図であり、図7はその要部を示す説
明図である。図6に示すように、加熱コイル21で高周
波焼入れした硬圧線材20の先端部分を芯金28の切欠
部28aで挟み、芯金28を矢印のように回動して硬圧
線材20を順次巻込み、図7に示すような渦巻状にした
後、切断下口金24及び切断刃25で切断する。この切
断位置は加熱コイル21で焼入れした焼入部分中の所定
の位置であり、切断によって焼入部分は図7の斜線で示
すようなアウター焼入部20bと焼入部20cとに分割
される。切断時は押えローラ23によって硬圧線材20
を押圧固定し、硬圧線材20が移動しないようにしてい
る。この切断後、図7に示すようにアウター焼入部20
bに曲下型26及び曲上型27でアウターフックを形成
する。この後、芯金28を抜き取り、次の渦巻ばね3の
製造を行なう。既に、次の渦巻ばね3用の硬圧線材20
の先端部分(図7の焼入部20c)は加熱コイル21に
よって加熱済みであり、硬圧線材20を送りローラ22
a,22bで送出した後、上記と同様にして硬圧線材2
0の先端部分を芯金28の切欠部28aで挟み、芯金2
8を回動して硬圧線材20を順次巻込んで渦巻状にす
る。なお、こうして硬圧線材20から渦巻ばね3を製造
する場合には、芯金28に硬圧線材20を隙間なく巻付
けるが、渦巻ばね3の各隙間は硬圧線材20が有する弾
性によって適性に確保される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
硬圧線材20から渦巻ばねを製造する方法では、加熱コ
イル21の長さL0部分しか加熱できないために、高周
波焼入れする寸法が常に一定であった。つまり、従来の
渦巻ばねの製造方法においては、インナー焼入部20a
及びアウター焼入部20bは図7の斜線で示す範囲であ
った。
【0010】したがって、板厚の薄い硬圧線材20から
渦巻ばね3を製造したり、幅の狭い硬圧線材20から渦
巻ばね3を製造する場合には特に問題とならないが、硬
圧線材20の板厚が厚い場合や硬圧線材20の幅が広い
場合、即ち、硬圧線材20の断面積の大きい場合には、
硬圧線材20の断面剛性が大きく、芯金28近傍のイン
ナー焼入部分と焼入れしてない部分との境目(図7のX
点)の硬度も増すために、かかる部位に亀裂等が発生し
易く、不良品が多数出るという問題があった。このた
め、材料が無駄になり、不経済であるとともに、渦巻ば
ねの製造を自動化するための障害にもなっていた。
【0011】そこで、本発明は、不良品の発生を抑制
し、製造の自動化を促進できる渦巻ばねの製造方法の提
供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
渦巻ばねの製造方法は、断面略一様の細長い板状の硬圧
線材の板厚に応じて前記硬圧線材の端部焼入長さを調整
し、前記硬圧線材を芯金に巻付けて前記渦巻状のばねを
製造するものである。ここで、硬圧線材の端部焼入れ
は、加熱コイルによる高周波焼入れを採用し、この焼入
長さの調整は、加熱コイルの長さを変える等して行なう
ことができる。
【0013】請求項2の発明にかかる渦巻ばねの製造方
法は、断面略一様の細長い板状の硬圧線材の幅に応じて
前記硬圧線材の端部焼入長さを調整し、前記硬圧線材を
芯金に巻付けて渦巻状のばねを製造するものである。な
お、硬圧線材の端部焼入れ、及びこの焼入長さの調整
は、請求項1と同様に加熱コイルを使用して行なうこと
ができる。
【0014】請求項3の発明にかかる渦巻ばねの製造方
法は、断面略一様の細長い板状の硬圧線材の板厚及び幅
に応じて前記硬圧線材の端部焼入長さを調整し、前記硬
圧線材を芯金に巻付けて渦巻状のばねを製造するもので
ある。なお、硬圧線材の端部焼入れ、及びこの焼入長さ
の調整は、請求項1と同様に加熱コイルを使用して行な
うことができる。
【0015】
【作用】請求項1の発明の渦巻ばねの製造方法によれ
ば、板厚が厚い断面略一様の細長い板状の硬圧線材から
渦巻ばねを製造する場合には、硬圧線材の端部焼入長さ
を長くすることにより、芯金部近傍のインナー焼入部分
と焼入れしてない部分との境目に亀裂が殆ど生じない。
【0016】請求項2の発明の渦巻ばねの製造方法によ
れば、幅が広い断面略一様の細長い板状の硬圧線材から
渦巻ばねを製造する場合には、硬圧線材の端部焼入長さ
を長くすることにより、芯金部近傍のインナー焼入部分
と焼入れしてない部分との境目に亀裂が殆ど生じない。
【0017】請求項3の発明の渦巻ばねの製造方法によ
れば、硬圧線材の板厚及び幅に応じて硬圧線材の端部焼
入長さを調整して渦巻状のばねを製造することにより、
いかなる板厚及び幅の硬圧線材から渦巻ばねを製造する
場合にも、芯金部近傍のインナー焼入部分と焼入れして
ない部分との境目に亀裂が殆ど生じない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である渦巻ばねの製造方法を示
す説明図であり、従来例の図6に相当する図である。こ
の図1の要部は硬圧線材の板厚、端部焼入長さ、及び芯
金を除いて図7と略同様である。図2は本発明の一実施
例である渦巻ばねの製造方法により製造した渦巻ばねを
示す平面図である。なお、図中、上記従来例と同一記号
及び符号は上記従来例と同一または相当する構成部分を
示す。
【0019】図1に示すように、板厚が厚い断面略一様
の細長い板状の硬圧線材30から渦巻ばね40を製造す
る場合には、長さL1の長い(L1>L0)加熱コイル3
1を使用して高周波焼入れをする。そして、この加熱コ
イル31で高周波焼入れした硬圧線材30の先端部分を
芯金32の切欠部32aで挟み、芯金32を矢印のよう
に回動して硬圧線材30を順次巻込み、図7に示すよう
な渦巻状にした後、切断下口金24及び切断刃25で切
断する。この切断位置は加熱コイル31で焼入した焼入
部分中の所定の位置であり、切断によって焼入部分はア
ウター焼入部40bと次の渦巻ばね40のインナー焼入
部40aとに分割されるが、通常、アウター焼入部40
bの長さは従来と同一長さであり、インナー焼入部40
aの長さのみが従来に比べて長くなるように設定されて
いる。この切断後、アウター焼入部40bに曲下型26
及び曲上型27でアウターフックを形成する。この後、
芯金32を抜き取り、次の渦巻ばね40の製造を行な
う。こうした製造工程を繰り返すことにより、図2に示
すような形状の渦巻ばね40を次々と製造する。
【0020】このように、板厚が厚い断面略一様の細長
い板状の硬圧線材30から渦巻ばね40を製造する場合
には、長さL1の長い(L1>L0)加熱コイル31を使
用して硬圧線材30の端部焼入長さを長くし、渦巻ばね
40を製造することにより、芯金32近傍のインナー焼
入部分と焼入れしてない部分との境目(図2のY点)が
比較的曲率半径の大きな部位に位置することになる。し
たがって、かかる部位に亀裂等が殆ど発生せず、不良品
の発生を抑制でき、材料を無駄なく効率よく使用できる
ので、極めて経済的である。この結果、渦巻ばね40の
製造の自動化を促進できる。特に、インナー焼入部分と
焼入れしてない部分との境目を芯金32の切欠部32a
の両端位置を避け、渦巻ばね40の曲率半径が滑かに変
化する部位にすることにより、製造時の信頼性は一段と
増す。
【0021】ここで、本実施例に使用される芯金32の
詳細について説明する。図3の(a)は本発明の一実施
例である渦巻ばねの製造方法に使用される芯金を示す正
面図であり、(b)はその側面図である。
【0022】図3に示すように、第1巻付部32bと第
2巻付部32cとの間には所定の幅Aの切欠部32aが
形成されており、この芯金32の切欠部32aで硬圧線
材30の先端部分を挟み、芯金32を回動して硬圧線材
30を巻込む。このとき、硬圧線材30の先端部を芯金
32の切欠部32aで確実に挟まないと、所謂筍状のば
ねとなり、渦巻状のばねにならない。したがって、この
切欠部32aの幅Aは少なくとも硬圧線材30の板厚以
上の寸法を確保する必要がある。通常、硬圧線材30の
先端部分は加熱コイル31で加熱されており、その際に
発生する歪等を考慮して、切欠部32aの幅Aは硬圧線
材30の板厚よりも若干大きめの寸法にする必要があ
る。しかし、この幅Aを余り大きくするとインナーフッ
クの形状が所望の形状にならないので、適正な幅Aに設
定する必要がある。このように、切欠部32aの幅A寸
法を適正に設定することにより、硬圧線材30の先端部
を切欠部32aで確実に挟むことができるので、不良品
の発生を抑制でき、渦巻ばね40の製造の自動化を更に
促進できる。また、第1巻付部32bと第2巻付部32
cとの間には硬圧線材30の板厚を考慮して、所定の段
差Bが設けられている。
【0023】ところで、上記実施例では、板厚の厚い硬
圧線材30から渦巻ばね40を製造する場合について説
明したが、幅の広い硬圧線材30から渦巻ばね40を製
造する場合も、硬圧線材30の幅に応じて硬圧線材30
の端部焼入長さを調整するとよい。つまり、幅が広い硬
圧線材30も断面剛性は大きく、芯金近傍のインナー焼
入部分と焼入れしてない部分との境目の部位に亀裂等が
発生し易いからである。
【0024】そこで、幅の広い断面略一様の細長い板状
の硬圧線材30から渦巻ばね40を製造する場合にも、
長さL1の長い(L1>L0)加熱コイル31を使用して
高周波焼入れをする。そして、この加熱コイル31で高
周波焼入れした硬圧線材30の先端部分を芯金32の切
欠部32aで挟み、芯金32を回動して硬圧線材30を
順次巻込み渦巻状にする。この後、切断下口金24及び
切断刃25で硬圧線材30を切断するが、この切断によ
って上記実施例と同様に、アウター焼入部40bの長さ
は従来と同一長さにし、インナー焼入部40aの長さの
みを従来に比べて長くする。なお、渦巻ばね製造の概略
工程は上記実施例と同様なので、ここでは詳細な説明を
省略する。
【0025】また、幅の広い硬圧線材30から渦巻ばね
40を製造する場合には、図3の芯金32の切欠部32
aの奥行C寸法は、硬圧線材30の幅寸法に合わせて大
きくする必要がある。
【0026】このように、幅の広い断面略一様の細長い
板状の硬圧線材30から渦巻ばね40を製造する場合に
も、長さL1の長い(L1>L0)加熱コイル31を使用
して硬圧線材30の端部焼入長さを長くし、渦巻ばね4
0を製造することにより、芯金32近傍のインナー焼入
部分と焼入れしてない部分との境目が比較的曲率半径の
大きな部位に位置することになる。したがって、かかる
部位に亀裂等が殆ど発生せず、上記実施例と同様に不良
品の発生を抑制でき、材料を無駄なく効率よく使用でき
るので、極めて経済的であるだけでなく、渦巻ばね40
の製造の自動化を促進できる。
【0027】さらに、硬圧線材の板厚及び幅に応じて前
記硬圧線材の端部焼入長さを調整しても上記同様の作用
効果を得ることができる。つまり、断面積が大きい硬圧
線材30も断面剛性は大きく、芯金近傍のインナー焼入
部分と焼入れしてない部分との境目の部位に亀裂等が発
生し易いからである。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の渦巻ば
ねの製造方法は、断面略一様の細長い板状の硬圧線材の
板厚に応じて端部焼入長さを長くし、芯金に巻付けるこ
とにより、芯金部近傍のインナー焼入部分と焼入れして
ない部分との境目に亀裂が殆ど生じないので、不良品の
発生を抑制でき、材料を効率よく使用でき、極めて経済
的であるだけでなく、渦巻ばねの製造の自動化を促進で
きる。
【0029】請求項2の発明の渦巻ばねの製造方法は、
断面略一様の細長い板状の硬圧線材の幅に応じて硬圧線
材の端部焼入長さを長くし、芯金に巻付けることによ
り、芯金部近傍のインナー焼入部分と焼入れしてない部
分との境目に亀裂が殆ど生じないので、不良品の発生を
抑制でき、材料を効率よく使用でき、極めて経済的であ
るだけでなく、渦巻ばねの製造の自動化を促進できる。
【0030】請求項3の発明の渦巻ばねの製造方法は、
断面略一様の細長い板状の硬圧線材の板厚及び幅に応じ
て硬圧線材の端部焼入長さを長くし、芯金に巻付けるこ
とにより、芯金部近傍のインナー焼入部分と焼入れして
ない部分との境目に亀裂が殆ど生じないので、不良品の
発生を抑制でき、材料を効率よく使用でき、極めて経済
的であるだけでなく、渦巻ばねの製造の自動化を促進で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である渦巻ばねの製造方法を
示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例である渦巻ばねの製造方法に
より製造した渦巻ばねを示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例である渦巻ばねの製造方法に
使用される芯金を示す正面図及び側面図である。
【図4】渦巻ばねの製造方法の概略手順を示す説明図で
ある。
【図5】なまし線材から渦巻ばねを製造する方法を示す
説明図である。
【図6】従来の硬圧線材から渦巻ばねを製造する方法を
示す説明図である。
【図7】図6に示した渦巻ばねの製造方法による要部を
示す説明図である。
【符号の説明】
22a,22b 送りローラ 23 押えローラ 24 切断下口金 25 切断刃 26 曲下型 27 曲上型 30 硬圧線材 31 加熱コイル 32 芯金 32a 切欠部 32b 第1巻付部 32c 第2巻付部 40 渦巻ばね 40a インナー焼入部 40b アウター焼入部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略一様の細長い板状の硬圧線材を芯
    金に巻付けて渦巻状のばねを製造する渦巻ばねの製造方
    法において、前記硬圧線材の板厚に応じて前記硬圧線材
    の端部焼入長さを調整して前記渦巻状のばねを製造する
    ことを特徴とする渦巻ばねの製造方法。
  2. 【請求項2】 断面略一様の細長い板状の硬圧線材を芯
    金に巻付けて渦巻状のばねを製造する渦巻ばねの製造方
    法において、前記硬圧線材の幅に応じて前記硬圧線材の
    端部焼入長さを調整して前記渦巻状のばねを製造するこ
    とを特徴とする渦巻ばねの製造方法。
  3. 【請求項3】 断面略一様の細長い板状の硬圧線材を芯
    金に巻付けて渦巻状のばねを製造する渦巻ばねの製造方
    法において、前記硬圧線材の板厚及び幅に応じて前記硬
    圧線材の端部焼入長さを調整して前記渦巻状のばねを製
    造することを特徴とする渦巻ばねの製造方法。
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