JPH078851Y2 - ロータリーシリンダ式プランジャポンプ - Google Patents
ロータリーシリンダ式プランジャポンプInfo
- Publication number
- JPH078851Y2 JPH078851Y2 JP1987201326U JP20132687U JPH078851Y2 JP H078851 Y2 JPH078851 Y2 JP H078851Y2 JP 1987201326 U JP1987201326 U JP 1987201326U JP 20132687 U JP20132687 U JP 20132687U JP H078851 Y2 JPH078851 Y2 JP H078851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- coupling
- axial direction
- plunger pump
- rotary cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロータリーシリンダ式プランジヤポンプに係
り、特に、複数のシリンダを有してハウジング内に回転
可能に組付けられるロータをモータの回転軸によりカッ
プリングを介して回転駆動することにより、同ロータの
前記各シリンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記ハウジン
グ内に配設したカム部材に当接するプランジヤを往復動
させてポンプ作動させるようにしたロータリーシリンダ
式プランジヤポンプに関する。
り、特に、複数のシリンダを有してハウジング内に回転
可能に組付けられるロータをモータの回転軸によりカッ
プリングを介して回転駆動することにより、同ロータの
前記各シリンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記ハウジン
グ内に配設したカム部材に当接するプランジヤを往復動
させてポンプ作動させるようにしたロータリーシリンダ
式プランジヤポンプに関する。
〔従来技術とその問題点〕 この種のプランジヤポンプは、従来、特開昭61-61985号
公報にて提案されている。しかして、同公報にて提案さ
れているプランジヤポンプにおいては、モータの回転軸
が板状のカップリングを介してロータに動力伝達可能に
連結されており、カップリングとロータは嵌合に必要な
隙間(ガタ)をもって直接嵌合連結されている。このた
め、当該プランジヤポンプにおいては、ポンプ作動時、
上記したロータとカップリング間の回転方向の隙間(ガ
タ)に起因して騒音・振動が発生するとともに摩耗・損
傷が生じる。
公報にて提案されている。しかして、同公報にて提案さ
れているプランジヤポンプにおいては、モータの回転軸
が板状のカップリングを介してロータに動力伝達可能に
連結されており、カップリングとロータは嵌合に必要な
隙間(ガタ)をもって直接嵌合連結されている。このた
め、当該プランジヤポンプにおいては、ポンプ作動時、
上記したロータとカップリング間の回転方向の隙間(ガ
タ)に起因して騒音・振動が発生するとともに摩耗・損
傷が生じる。
本考案は、かかる問題に着目してなされたものであり、
複数のシリンダを有してハウジング内に回転可能に組付
けられるロータをモータの回転軸によりカップリングを
介して回転駆動することにより、同ロータの前記各シリ
ンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記ハウジング内に配設
したカム部材に当接するプランジヤを往復動させてポン
プ作動させるようにしたロータリーシリンダ式プランジ
ャポンプにおいて、前記カップリングのロータ側連結部
を径方向に延びるI形状としてその両先端部が前記ロー
タに設けた軸方向の一方に向けて開口するカップリング
嵌合凹所に動力伝達可能に嵌合するようにし、また前記
カップリングのロータ側連結部の各先端に前記カップリ
ング嵌合凹所との間に回転方向及び軸方向の隙間を形成
する突起をそれぞれ設け、これら各突起と前記カップリ
ング嵌合凹所間に軸方向の一方に向けて開口する開口を
有してコ字状に形成され前記ロータとカップリング間の
回転方向及び軸方向の衝撃を緩衝する緩衝体が介装され
るようにしたことに特徴がある。
複数のシリンダを有してハウジング内に回転可能に組付
けられるロータをモータの回転軸によりカップリングを
介して回転駆動することにより、同ロータの前記各シリ
ンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記ハウジング内に配設
したカム部材に当接するプランジヤを往復動させてポン
プ作動させるようにしたロータリーシリンダ式プランジ
ャポンプにおいて、前記カップリングのロータ側連結部
を径方向に延びるI形状としてその両先端部が前記ロー
タに設けた軸方向の一方に向けて開口するカップリング
嵌合凹所に動力伝達可能に嵌合するようにし、また前記
カップリングのロータ側連結部の各先端に前記カップリ
ング嵌合凹所との間に回転方向及び軸方向の隙間を形成
する突起をそれぞれ設け、これら各突起と前記カップリ
ング嵌合凹所間に軸方向の一方に向けて開口する開口を
有してコ字状に形成され前記ロータとカップリング間の
回転方向及び軸方向の衝撃を緩衝する緩衝体が介装され
るようにしたことに特徴がある。
本考案によるプランジヤポンプにおいては、ポンプ作動
時、モータの回転軸からカップリング及び緩衝体を介し
てロータに駆動力が伝達され、緩衝体がロータとカップ
リング間の回転方向及び軸方向の衝撃を緩衝する。した
がって、ロータとカップリング間に回転方向及び軸方向
の隙間(ガタ)があっても、上記衝撃に起因する騒音・
振動並びに摩耗・損傷が緩衝体により効果的に抑制され
る。
時、モータの回転軸からカップリング及び緩衝体を介し
てロータに駆動力が伝達され、緩衝体がロータとカップ
リング間の回転方向及び軸方向の衝撃を緩衝する。した
がって、ロータとカップリング間に回転方向及び軸方向
の隙間(ガタ)があっても、上記衝撃に起因する騒音・
振動並びに摩耗・損傷が緩衝体により効果的に抑制され
る。
本考案は、ロータとカップリング間の回転方向及び軸方
向の衝撃を緩衝する緩衝体を、ロータとカップリングの
嵌合連結部分に介装することにより、ロータとカップリ
ング間の回転方向及び軸方向の隙間に起因する騒音・振
動並びに摩耗・損傷を抑制するようにしたものであるた
め、容易かつ安価に当該プランジヤポンプの静粛化を図
ることができるとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
向の衝撃を緩衝する緩衝体を、ロータとカップリングの
嵌合連結部分に介装することにより、ロータとカップリ
ング間の回転方向及び軸方向の隙間に起因する騒音・振
動並びに摩耗・損傷を抑制するようにしたものであるた
め、容易かつ安価に当該プランジヤポンプの静粛化を図
ることができるとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
また本考案においては、カップリングのI形状ロータ側
連結部の各先端に設けた突起とロータに設けたカップリ
ング嵌合凹所間に形成される回転方向及び軸方向の隙間
に緩衝体がそれぞれ介装されるようにしたため、駆動力
の伝達時に各緩衝体が大きなトルクを受けて大きく変形
することはなく、各緩衝体は長期間その衝撃緩衝機能を
的確に発揮する。また、各緩衝体がコ字状に形成され軸
方向の一方に向けて開口する開口を有しているため、各
緩衝体はカップリングの各突起に予め組付けた状態でロ
ータのカップリング嵌合凹所に組付けることができると
ともにロータのカップリング嵌合凹所に予め組付けた状
態でカップリングのI形状ロータ側連結部を組付けるこ
とも可能であり、組付性が極めてよい。
連結部の各先端に設けた突起とロータに設けたカップリ
ング嵌合凹所間に形成される回転方向及び軸方向の隙間
に緩衝体がそれぞれ介装されるようにしたため、駆動力
の伝達時に各緩衝体が大きなトルクを受けて大きく変形
することはなく、各緩衝体は長期間その衝撃緩衝機能を
的確に発揮する。また、各緩衝体がコ字状に形成され軸
方向の一方に向けて開口する開口を有しているため、各
緩衝体はカップリングの各突起に予め組付けた状態でロ
ータのカップリング嵌合凹所に組付けることができると
ともにロータのカップリング嵌合凹所に予め組付けた状
態でカップリングのI形状ロータ側連結部を組付けるこ
とも可能であり、組付性が極めてよい。
以下に本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案による液圧プランジヤポンプを示してい
て、同プランジヤポンプにおいては、吸入口10aと吐出
口10bを有するハウジング10内にロータ20が回転可能に
組付けられている。ロータ20は、第2図及び第3図にて
示したように、軸心に取付孔20aを有するとともに、こ
れと平行に5個のシリンダ20b〜20bを周方向において等
間隔に有していて、各シリンダ20bに対応してバルブ取
付孔20cが半径方向に設けられるとともに、取付孔20aと
同軸的で軸方向の一方に向けて開口するカップリング嵌
合凹所20d(非円形)が設けられている。
て、同プランジヤポンプにおいては、吸入口10aと吐出
口10bを有するハウジング10内にロータ20が回転可能に
組付けられている。ロータ20は、第2図及び第3図にて
示したように、軸心に取付孔20aを有するとともに、こ
れと平行に5個のシリンダ20b〜20bを周方向において等
間隔に有していて、各シリンダ20bに対応してバルブ取
付孔20cが半径方向に設けられるとともに、取付孔20aと
同軸的で軸方向の一方に向けて開口するカップリング嵌
合凹所20d(非円形)が設けられている。
このロータ20は、ハウジング10内の固定シャフト11上に
回転可能に組付けられていて、モータ21の回転軸21aに
カップリング22を介して一体回転可能に連結されてい
る。固定シャフト11は、ブロック12に液密的に圧入嵌合
されていて、ブロック12とともにハウジング10内に液密
的に固着されており、固定シャフト11に設けた吐出ポー
ト11aは固定シャフト11に設けた連通孔11bとブロック12
に設けた連通孔12aを通して吐出口10bに連通している。
回転可能に組付けられていて、モータ21の回転軸21aに
カップリング22を介して一体回転可能に連結されてい
る。固定シャフト11は、ブロック12に液密的に圧入嵌合
されていて、ブロック12とともにハウジング10内に液密
的に固着されており、固定シャフト11に設けた吐出ポー
ト11aは固定シャフト11に設けた連通孔11bとブロック12
に設けた連通孔12aを通して吐出口10bに連通している。
各プランジヤ23は、ロータ20の各シリンダ20b内に軸方
向へ摺動可能に嵌挿されていて、ロータ20間に介装した
圧縮コイルスプリング24によりリテーナ25を介して第1
図右方に付勢されており、右端にて斜板となるスラスト
プレート(カム部材)26に当接している。スラストプレ
ート26はスラスト軸受14を介してベース13により支承さ
れていて、プランジヤ23とともに回転する。なお、ロー
タ20とブロック12間にもスラスト軸受15が介装されてい
る。
向へ摺動可能に嵌挿されていて、ロータ20間に介装した
圧縮コイルスプリング24によりリテーナ25を介して第1
図右方に付勢されており、右端にて斜板となるスラスト
プレート(カム部材)26に当接している。スラストプレ
ート26はスラスト軸受14を介してベース13により支承さ
れていて、プランジヤ23とともに回転する。なお、ロー
タ20とブロック12間にもスラスト軸受15が介装されてい
る。
各バルブ27は、各プランジヤ23に対応してロータ20のバ
ルブ取付孔20c内に設けられていて、吸入チェック弁27a
と吐出チェック弁27bによって構成されている。吸入チ
ェック弁27aは板状弁体を有していて、プランジヤ23が
第1図右方へ摺動するとき作動液のロータ20外周からシ
リンダ20b内への流動を許容し、またプランジヤ23が第
1図左方へ摺動するとき作動液のシリンダ20b内からロ
ータ20の外周への流動を阻止する。吐出チェック弁27b
はボール弁体を有していて、プランジヤ23が第1図左方
へ摺動するとき作動液のシリンダ20bから吐出ポート11a
への流動を許容し、またプランジヤ23が第1図右方へ摺
動するとき作動液の吐出ポート11aからシリンダ20bへの
流動を阻止する。
ルブ取付孔20c内に設けられていて、吸入チェック弁27a
と吐出チェック弁27bによって構成されている。吸入チ
ェック弁27aは板状弁体を有していて、プランジヤ23が
第1図右方へ摺動するとき作動液のロータ20外周からシ
リンダ20b内への流動を許容し、またプランジヤ23が第
1図左方へ摺動するとき作動液のシリンダ20b内からロ
ータ20の外周への流動を阻止する。吐出チェック弁27b
はボール弁体を有していて、プランジヤ23が第1図左方
へ摺動するとき作動液のシリンダ20bから吐出ポート11a
への流動を許容し、またプランジヤ23が第1図右方へ摺
動するとき作動液の吐出ポート11aからシリンダ20bへの
流動を阻止する。
上記のように構成した本実施例においては、モータ21の
回転軸21aによってカップリング22を介してロータ20が
回転されると、各プランジヤ23がスプリング24とスラス
トプレート26の協働作用によりシリンダ20b内を往復動
され、吸入口10aから吸入チェック弁27aを通して吸入さ
れた作動液が吐出チェック弁27b,吐出ポート11a,連通孔
11b,12aを通して吐出口10bに向けて吐出される。
回転軸21aによってカップリング22を介してロータ20が
回転されると、各プランジヤ23がスプリング24とスラス
トプレート26の協働作用によりシリンダ20b内を往復動
され、吸入口10aから吸入チェック弁27aを通して吸入さ
れた作動液が吐出チェック弁27b,吐出ポート11a,連通孔
11b,12aを通して吐出口10bに向けて吐出される。
しかして、本実施例においては、ロータ20の外周に環状
溝20eが設けられるとともに、環状ポンプ羽根28が設け
られていて、これらによってチャージング機構が構成さ
れている。環状溝20eは、バルブ取付孔20cの外端を互い
に連通させるように、換言すれば各シリンダ20bに至る
吸入路を連通させるように設けられていて、この環状溝
20eに対応して環状ポンプ羽根28が設けられている。環
状ポンプ羽根28は、ロータ20の外周に圧入固定されてい
て、ロータ20と一体的に回転してロータ20の外周から環
状溝20eに向けて作動液を吸入するものであり、環状溝2
0eに対応する部分の一部を外周及び回転方向に向けて切
り起こすことにより形成したブレード部28aと開口28b
(図には1個のみ示したが周方向において複数個設けて
ある)を備えている。
溝20eが設けられるとともに、環状ポンプ羽根28が設け
られていて、これらによってチャージング機構が構成さ
れている。環状溝20eは、バルブ取付孔20cの外端を互い
に連通させるように、換言すれば各シリンダ20bに至る
吸入路を連通させるように設けられていて、この環状溝
20eに対応して環状ポンプ羽根28が設けられている。環
状ポンプ羽根28は、ロータ20の外周に圧入固定されてい
て、ロータ20と一体的に回転してロータ20の外周から環
状溝20eに向けて作動液を吸入するものであり、環状溝2
0eに対応する部分の一部を外周及び回転方向に向けて切
り起こすことにより形成したブレード部28aと開口28b
(図には1個のみ示したが周方向において複数個設けて
ある)を備えている。
このため、本実施例においては、ロータ20の回転時、環
状ポンプ羽根28もロータ20と一体的に回転し、この環状
ポンプ羽根28によって作動液がロータ20の外周から環状
溝20eに向けて吸入され、環状溝20eから吸入チェック弁
27aの介装してある各吸入路を通して各シリンダ20b内に
吸入される。したがって、当該プランジヤポンプの吸入
効率が高まり容積効率が向上する。
状ポンプ羽根28もロータ20と一体的に回転し、この環状
ポンプ羽根28によって作動液がロータ20の外周から環状
溝20eに向けて吸入され、環状溝20eから吸入チェック弁
27aの介装してある各吸入路を通して各シリンダ20b内に
吸入される。したがって、当該プランジヤポンプの吸入
効率が高まり容積効率が向上する。
ところで、本実施例においては、チャージング機構がロ
ータ20に外周に設けた環状溝20eとこれに対応して設け
た環状ポンプ羽根28によって構成されているため、構造
簡単で安価に実施できることは勿論のこと、ロータ20の
外周を有効に活用しているため、小さなスペースで実施
できる。また、チャージング機構を環状溝20eとこれに
対応して設けた環状ポンプ羽根28によって構成したもの
であり、環状ポンプ羽根28のロータ20への組付けに際し
て環状ポンプ羽根28の開口28bとバルブ取付孔20cを一致
させる必要がないため、組付性が極めて良い。
ータ20に外周に設けた環状溝20eとこれに対応して設け
た環状ポンプ羽根28によって構成されているため、構造
簡単で安価に実施できることは勿論のこと、ロータ20の
外周を有効に活用しているため、小さなスペースで実施
できる。また、チャージング機構を環状溝20eとこれに
対応して設けた環状ポンプ羽根28によって構成したもの
であり、環状ポンプ羽根28のロータ20への組付けに際し
て環状ポンプ羽根28の開口28bとバルブ取付孔20cを一致
させる必要がないため、組付性が極めて良い。
また、本実施例においては、ロータ20とカップリング22
の嵌合連結部分にロータ20とカップリング22間の回転方
向及び軸方向の衝撃を緩衝する緩衝体29が介装されてい
る。カップリング22は、第1図及び第4図〜第6図にて
示したように、キー溝22a1を有してキー30を介してモー
タ21の回転軸21aに動力伝達可能に連結され外周をシー
ル部材31によってシールされる有底筒状のモータ側連結
部22aと、この連結部22aの有底側端部に一体的に形成さ
れて緩衝体29の取付けられる突起22b1を有するI形状の
ロータ側連結部22bによって構成されていて、突起22b1
に緩衝体29を組付けた状態にてロータ20のカップリング
嵌合凹所20dに嵌合連結されており、ロータ側連結部22b
の両端面22b2,22b2にてロータ20におけるカップリング
嵌合凹所20dの内壁に当接してトルクを伝達する。
の嵌合連結部分にロータ20とカップリング22間の回転方
向及び軸方向の衝撃を緩衝する緩衝体29が介装されてい
る。カップリング22は、第1図及び第4図〜第6図にて
示したように、キー溝22a1を有してキー30を介してモー
タ21の回転軸21aに動力伝達可能に連結され外周をシー
ル部材31によってシールされる有底筒状のモータ側連結
部22aと、この連結部22aの有底側端部に一体的に形成さ
れて緩衝体29の取付けられる突起22b1を有するI形状の
ロータ側連結部22bによって構成されていて、突起22b1
に緩衝体29を組付けた状態にてロータ20のカップリング
嵌合凹所20dに嵌合連結されており、ロータ側連結部22b
の両端面22b2,22b2にてロータ20におけるカップリング
嵌合凹所20dの内壁に当接してトルクを伝達する。
緩衝体29は、カップリング22のロータ側連結部22bとロ
ータ20のカップリング嵌合凹所20dが回転方向及び軸方
向において当接するまでの間で撓んで当接による衝撃を
緩衝するものであり、第4図〜第8図にて示したよう
に、6-6ナイロン,4フッ化エチレン樹脂等の材料によっ
てコ字状に形成されていて、カップリング22の突起22b1
に密に嵌合する軸方向の開口29aを有するとともに、ロ
ータ20のカップリング嵌合凹所20dに密に嵌合する(嵌
合隙間があってもよい)半円形外周面29bを有してお
り、カップリング22の突起22b1に組付けられてロータ20
のカップリング嵌合凹所20dに嵌合された状態(第1図
の状態)ではカップリング22のロータ側連結部22bとロ
ータ20のカップリング嵌合凹所20d間に回転方向及び軸
方向の僅かな隙間(上記嵌合隙間より大きい)が形成さ
れるようにする。なお、緩衝体29は、軸方向の開口29a
を有しているため、ロータ20のカップリング嵌合凹所20
dに予め嵌合しておいてカップリング22のロータ側連結
部22bをロータ20のカップリング嵌合凹所20dに嵌合連結
することもできる。
ータ20のカップリング嵌合凹所20dが回転方向及び軸方
向において当接するまでの間で撓んで当接による衝撃を
緩衝するものであり、第4図〜第8図にて示したよう
に、6-6ナイロン,4フッ化エチレン樹脂等の材料によっ
てコ字状に形成されていて、カップリング22の突起22b1
に密に嵌合する軸方向の開口29aを有するとともに、ロ
ータ20のカップリング嵌合凹所20dに密に嵌合する(嵌
合隙間があってもよい)半円形外周面29bを有してお
り、カップリング22の突起22b1に組付けられてロータ20
のカップリング嵌合凹所20dに嵌合された状態(第1図
の状態)ではカップリング22のロータ側連結部22bとロ
ータ20のカップリング嵌合凹所20d間に回転方向及び軸
方向の僅かな隙間(上記嵌合隙間より大きい)が形成さ
れるようにする。なお、緩衝体29は、軸方向の開口29a
を有しているため、ロータ20のカップリング嵌合凹所20
dに予め嵌合しておいてカップリング22のロータ側連結
部22bをロータ20のカップリング嵌合凹所20dに嵌合連結
することもできる。
このため、本実施例においては、ポンプ作動時、モータ
21の回転軸21aからカップリング22及び緩衝体29を介し
てロータ20に駆動力が伝達され、緩衝体29がロータ20と
カップリング22間の回転方向及び軸方向の衝撃(カップ
リング22のロータ側連結部22bとロータ20のカップリン
グ嵌合凹所20dが回転方向及び軸方向において当接する
ことによって生じる衝撃)を緩衝する。したがって、上
記衝撃に起因する騒音・振動並びに摩耗・損傷が緩衝体
29により効果的に抑制される。
21の回転軸21aからカップリング22及び緩衝体29を介し
てロータ20に駆動力が伝達され、緩衝体29がロータ20と
カップリング22間の回転方向及び軸方向の衝撃(カップ
リング22のロータ側連結部22bとロータ20のカップリン
グ嵌合凹所20dが回転方向及び軸方向において当接する
ことによって生じる衝撃)を緩衝する。したがって、上
記衝撃に起因する騒音・振動並びに摩耗・損傷が緩衝体
29により効果的に抑制される。
ところで、本実施例においては、上述したようにロータ
20とカップリング22間の回転方向及び軸方向の衝撃を緩
衝する緩衝体29を、ロータ20とカップリング22の嵌合連
結部分に介装することにより、ロータ20とカップリング
22間の回転方向及び軸方向の隙間に起因する騒音・振動
並びに摩耗・損傷を抑制するようにしたものであるた
め、容易かつ安価に当該プランジヤポンプの静粛化を図
ることができるとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
20とカップリング22間の回転方向及び軸方向の衝撃を緩
衝する緩衝体29を、ロータ20とカップリング22の嵌合連
結部分に介装することにより、ロータ20とカップリング
22間の回転方向及び軸方向の隙間に起因する騒音・振動
並びに摩耗・損傷を抑制するようにしたものであるた
め、容易かつ安価に当該プランジヤポンプの静粛化を図
ることができるとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
また本実施例においては、カップリング22のI形状ロー
タ側連結部22bの各先端に設けた突起22b1とロータ20に
設けたカップリング嵌合凹所20d間に形成される回転方
向及び軸方向の隙間に緩衝体29がそれぞれ介装されるよ
うにしたため、駆動力の伝達時に各緩衝体29が大きなト
ルクを受けて大きく変形することはなく、各緩衝体29は
長期間その衝撃緩衝機能を的確に発揮する。また、各緩
衝体29がコ字状に形成され軸方向の一方に向けて開口す
る開口29aを有しているため、各緩衝体29はカップリン
グ22の各突起22b1に予め組付けた状態でロータ20のカッ
プリング嵌合凹所22dに組付けることができるとともに
ロータ20のカップリング嵌合凹所20dに予め組付けた状
態でカップリング22のI形状ロータ側連結部22bを組付
けることも可能であり、組付性が極めてよい。
タ側連結部22bの各先端に設けた突起22b1とロータ20に
設けたカップリング嵌合凹所20d間に形成される回転方
向及び軸方向の隙間に緩衝体29がそれぞれ介装されるよ
うにしたため、駆動力の伝達時に各緩衝体29が大きなト
ルクを受けて大きく変形することはなく、各緩衝体29は
長期間その衝撃緩衝機能を的確に発揮する。また、各緩
衝体29がコ字状に形成され軸方向の一方に向けて開口す
る開口29aを有しているため、各緩衝体29はカップリン
グ22の各突起22b1に予め組付けた状態でロータ20のカッ
プリング嵌合凹所22dに組付けることができるとともに
ロータ20のカップリング嵌合凹所20dに予め組付けた状
態でカップリング22のI形状ロータ側連結部22bを組付
けることも可能であり、組付性が極めてよい。
第1図は本考案によるプランジヤポンプの一実施例を示
す断面図、第2図は第1図に示したロータ単体の正面
図、第3図は第2図のIII-III線に沿う断面図、第4図
は第1図に示したカップリングに緩衝体を組付けた状態
の一部破断正面図、第5図は同側面図、第6図は同平面
図、第7図は緩衝体単体の拡大正面図、第8図は同拡大
側面図である。 符号の説明 10……ハウジング、20……ロータ、20b……シリンダ、2
0d……カップリング嵌合凹所、21……モータ、21a……
回転軸、22……カップリング、22b……ロータ側連結
部、22b1……突起、23……プランジャ、26……スラスト
プレート(カム部材)、29……緩衝体、29a……開口。
す断面図、第2図は第1図に示したロータ単体の正面
図、第3図は第2図のIII-III線に沿う断面図、第4図
は第1図に示したカップリングに緩衝体を組付けた状態
の一部破断正面図、第5図は同側面図、第6図は同平面
図、第7図は緩衝体単体の拡大正面図、第8図は同拡大
側面図である。 符号の説明 10……ハウジング、20……ロータ、20b……シリンダ、2
0d……カップリング嵌合凹所、21……モータ、21a……
回転軸、22……カップリング、22b……ロータ側連結
部、22b1……突起、23……プランジャ、26……スラスト
プレート(カム部材)、29……緩衝体、29a……開口。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のシリンダを有してハウジング内に回
転可能に組付けられるロータをモータの回転軸によりカ
ップリングを介して回転駆動することにより、同ロータ
の前記各シリンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記ハウジ
ング内に配設したカム部材に当接するプランジャを往復
動させてポンプ作動させるようにしたロータリーシリン
ダ式プランジャポンプにおいて、前記カップリングのロ
ータ側連結部を径方向に延びるI形状としてその両先端
部が前記ロータに設けた軸方向の一方に向けて開口する
カップリング嵌合凹所に動力伝達可能に嵌合するように
し、また前記カップリングのロータ側連結部の各先端に
前記カップリング嵌合凹所との間に回転方向及び軸方向
の隙間を形成する突起をそれぞれ設け、これら各突起と
前記カップリング嵌合凹所間に軸方向の一方に向けて開
口する開口を有してコ字状に形成され前記ロータとカッ
プリング間の回転方向及び軸方向の衝撃を緩衝する緩衝
体が介装されるようにしたことを特徴とするロータリー
シリンダ式プランジャポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987201326U JPH078851Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ロータリーシリンダ式プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987201326U JPH078851Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ロータリーシリンダ式プランジャポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103777U JPH01103777U (ja) | 1989-07-13 |
JPH078851Y2 true JPH078851Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31491694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987201326U Expired - Lifetime JPH078851Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ロータリーシリンダ式プランジャポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078851Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10055753B4 (de) * | 1999-11-30 | 2013-11-28 | Linde Hydraulics Gmbh & Co. Kg | Hydrostatische Axialkolbenmaschine in Schrägscheibenbauweise mit Gleitschuhgelenken innerhalb der Bohrungen im Zylinderblock |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5194002U (ja) * | 1975-01-28 | 1976-07-28 | ||
DE3431158A1 (de) * | 1984-08-24 | 1986-03-06 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Radialkolbenmaschine, insbesondere kugelkolbenpumpe |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP1987201326U patent/JPH078851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01103777U (ja) | 1989-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4884952A (en) | Variable displacement compressor | |
KR100297208B1 (ko) | 유체압력발생장치 | |
US4400144A (en) | Air compressor | |
JPH078851Y2 (ja) | ロータリーシリンダ式プランジャポンプ | |
CN1018374B (zh) | 流体压缩机 | |
JPH0640940Y2 (ja) | 斜板式ピストンポンプ・モータ | |
JP4035866B2 (ja) | Abs用アクチュエータ | |
KR100540431B1 (ko) | 다중 압축기 | |
JPH10281052A (ja) | ポンプ | |
KR101444784B1 (ko) | 왕복동식 압축기 | |
KR100404446B1 (ko) | 토러스 크랭크 기구 | |
CN216198742U (zh) | 柱塞泵 | |
JP2609835B2 (ja) | 流体圧縮機 | |
JP3892094B2 (ja) | 往復ピストン圧縮機 | |
KR200293348Y1 (ko) | 밀폐형 왕복동식 압축기 | |
KR101452501B1 (ko) | 압축기 | |
JP2807247B2 (ja) | 流体圧縮機 | |
JP3906428B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
KR100959462B1 (ko) | 축류피스톤식 유체기계 | |
KR100924389B1 (ko) | 다중 압축기 | |
JPS606631Y2 (ja) | 偏心形回転ポンプ | |
JPH0566276U (ja) | 液圧ポンプ装置 | |
KR100230584B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 진동저감 장치 | |
KR200224997Y1 (ko) | 밀폐형 압축기의 압축기구부 | |
JPH10318128A (ja) | ポンプ |