JPH078851A - 水系エマルジョンの塗布方法及び装置 - Google Patents
水系エマルジョンの塗布方法及び装置Info
- Publication number
- JPH078851A JPH078851A JP17732893A JP17732893A JPH078851A JP H078851 A JPH078851 A JP H078851A JP 17732893 A JP17732893 A JP 17732893A JP 17732893 A JP17732893 A JP 17732893A JP H078851 A JPH078851 A JP H078851A
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- based emulsion
- spray gun
- humidifier
- coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水系エマルジョン塗布用のスプレ−ガンの先
端部分を被蔽して、高湿度エアを挿入することにより、
吐出口周囲を高湿度に保つことで、皮張りと変質を防止
する。 【構成】 水系エマルジョン1を被着体2に吹付け塗布
するスプレ−ガン3の先端部分4を被蔽し、加湿器
(例、超音波加湿器)からの高湿度エアの吹き出し口7
を被蔽体6内に配置して、吐出口5周囲を高湿度に保つ
装置で、水系エマルジョンの皮張りと変質を防止する塗
布方法。
端部分を被蔽して、高湿度エアを挿入することにより、
吐出口周囲を高湿度に保つことで、皮張りと変質を防止
する。 【構成】 水系エマルジョン1を被着体2に吹付け塗布
するスプレ−ガン3の先端部分4を被蔽し、加湿器
(例、超音波加湿器)からの高湿度エアの吹き出し口7
を被蔽体6内に配置して、吐出口5周囲を高湿度に保つ
装置で、水系エマルジョンの皮張りと変質を防止する塗
布方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着作業や塗装作業に
使用されるスプレ−塗布器のノズル先端部分への水系エ
マルジョンの皮張りと変質を防止する接着剤の塗布方法
と装置に関する。
使用されるスプレ−塗布器のノズル先端部分への水系エ
マルジョンの皮張りと変質を防止する接着剤の塗布方法
と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酢酸ビニルエマルジョン、アクリルエマ
ルジョンやクロロプレンラテックスなどを主成分とする
水系エマルジョンは無公害の水を媒体とするために産業
用や一般用として利用されている。
ルジョンやクロロプレンラテックスなどを主成分とする
水系エマルジョンは無公害の水を媒体とするために産業
用や一般用として利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水系エマルジョンを被
着体に塗布する場合、エアスプレ−やエアレススプレ−
などのスプレ−ガンが広く使用されているが、スプレ−
ガンより吹き出された水系エマルジョンが乾燥して、ス
プレ−ガンのノズル先端部に付着して、吐出口を目詰り
したり、吐出する方向を変更させるなどして、吐出量や
吐出位置などの精度に大きな支障をもたらした。
着体に塗布する場合、エアスプレ−やエアレススプレ−
などのスプレ−ガンが広く使用されているが、スプレ−
ガンより吹き出された水系エマルジョンが乾燥して、ス
プレ−ガンのノズル先端部に付着して、吐出口を目詰り
したり、吐出する方向を変更させるなどして、吐出量や
吐出位置などの精度に大きな支障をもたらした。
【0004】この水系エマルジョンの水分蒸発による粘
度の上昇や皮張りは、気温が高いほど、また、湿度が低
いほど大きくなるものである。また、蒸発残分(樹脂固
形分)が高くて、硬化時間が短い水系エマルジョンほど
粘度上昇による変質や皮張りによる吐出口の詰り現象が
生じ易かった。
度の上昇や皮張りは、気温が高いほど、また、湿度が低
いほど大きくなるものである。また、蒸発残分(樹脂固
形分)が高くて、硬化時間が短い水系エマルジョンほど
粘度上昇による変質や皮張りによる吐出口の詰り現象が
生じ易かった。
【0005】また、吐出口に付着した皮膜は水には溶解
せずに、そのまま付着していたり、粗粒子となって塗布
面に多数の凹凸を生じてしまい、薄い紙を接着する場合
には、この凹凸がそのまま製品の表面に現出し、商品価
値を損なったり、接着不良や塗装仕上り不良の原因にも
なった。
せずに、そのまま付着していたり、粗粒子となって塗布
面に多数の凹凸を生じてしまい、薄い紙を接着する場合
には、この凹凸がそのまま製品の表面に現出し、商品価
値を損なったり、接着不良や塗装仕上り不良の原因にも
なった。
【0006】本発明の目的は、水系エマルジョンを被着
体に吹付け塗布する場合に、スプレ−ガンのノズル先端
の吐出口に目詰り現象を生じさせない塗布方法とその装
置を提供することにある。
体に吹付け塗布する場合に、スプレ−ガンのノズル先端
の吐出口に目詰り現象を生じさせない塗布方法とその装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水系エマルジ
ョンを被着体に吹付け塗布する場合において、スプレ−
ガンの先端部分の周囲を被蔽し、該先端部分を加湿器に
より常温で加湿することにより、スプレ−ガンの先端部
分に付着する水系エマルジョンの皮張りと変質を防止す
る水系エマルジョンの塗布方法である。
ョンを被着体に吹付け塗布する場合において、スプレ−
ガンの先端部分の周囲を被蔽し、該先端部分を加湿器に
より常温で加湿することにより、スプレ−ガンの先端部
分に付着する水系エマルジョンの皮張りと変質を防止す
る水系エマルジョンの塗布方法である。
【0008】また、水系エマルジョンの吹付け塗布する
ためのスプレ−ガンの先端部分の周囲をポリエチレンシ
−ト等の風を通さない材料よりなる被蔽体で被蔽し、外
部に備えた加湿器からの高湿度エアの吹き出し口を上記
被蔽体内のスプレ−ガンの先端部分に配置してなる水系
エマルジョンの塗布装置である。
ためのスプレ−ガンの先端部分の周囲をポリエチレンシ
−ト等の風を通さない材料よりなる被蔽体で被蔽し、外
部に備えた加湿器からの高湿度エアの吹き出し口を上記
被蔽体内のスプレ−ガンの先端部分に配置してなる水系
エマルジョンの塗布装置である。
【0009】次に、本発明において使用する装置の一例
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の塗布装置
の要部断面図を示すが、タンクなどの容器よりエアスプ
レ−装置に送られてきた水系エマルジョン1を、被着体
2に吹付け塗布するためのスプレ−ガン3の先端部分4
の周囲を、ポリエチレン製シ−トからなる被蔽体6で被
蔽して、外部に備えた超音波加湿器からの高湿度エアの
吐き出し口7を、被蔽体6内に配置して、吐出口5の周
囲は常温で高湿度の状態にある塗装装置である。
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の塗布装置
の要部断面図を示すが、タンクなどの容器よりエアスプ
レ−装置に送られてきた水系エマルジョン1を、被着体
2に吹付け塗布するためのスプレ−ガン3の先端部分4
の周囲を、ポリエチレン製シ−トからなる被蔽体6で被
蔽して、外部に備えた超音波加湿器からの高湿度エアの
吐き出し口7を、被蔽体6内に配置して、吐出口5の周
囲は常温で高湿度の状態にある塗装装置である。
【0010】本発明で適用される水系エマルジョンとし
ては、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合エマルジョン、アクリル酸エステル樹脂エマ
ルジョン等の合成樹脂エマルジョン、及び、クロロプレ
ンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合ラテック
ス、アクリルニトリル−ブタジエン共重合ラテックスな
どの合成ゴムラテックスなどを主成分とし、必要に応じ
てアルキルフェノ−ル樹脂、クマロンインデン樹脂、石
油樹脂などの粘着付与剤、更に、金属塩、エポキシ化合
物、ポリイソシアネ−ト、酸、アルカリ等の架橋剤ない
し硬化剤を配合した市販の水系エマルジョン型またはラ
テックス型の接着剤または塗料をいう。
ては、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合エマルジョン、アクリル酸エステル樹脂エマ
ルジョン等の合成樹脂エマルジョン、及び、クロロプレ
ンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合ラテック
ス、アクリルニトリル−ブタジエン共重合ラテックスな
どの合成ゴムラテックスなどを主成分とし、必要に応じ
てアルキルフェノ−ル樹脂、クマロンインデン樹脂、石
油樹脂などの粘着付与剤、更に、金属塩、エポキシ化合
物、ポリイソシアネ−ト、酸、アルカリ等の架橋剤ない
し硬化剤を配合した市販の水系エマルジョン型またはラ
テックス型の接着剤または塗料をいう。
【0011】また、スプレ−装置としては、エアスプレ
−やエアレススプレ−などの市販の空気圧を利用したス
プレ−装置が適用される。
−やエアレススプレ−などの市販の空気圧を利用したス
プレ−装置が適用される。
【0012】また、加湿器としては超音波式、気化式、
その他種々の形式があるが、被蔽体内部のスプレ−ガン
吐出口周囲の湿度を上昇させない形式のものであればよ
い。
その他種々の形式があるが、被蔽体内部のスプレ−ガン
吐出口周囲の湿度を上昇させない形式のものであればよ
い。
【0013】超音波式加湿器と呼ばれる加湿器は、水中
で超音波振動子を振動させ、水面上に発生した非常に細
かい霧状の水滴を送風器からの風で送って吹き出し口か
ら吹き出す形式のものである。
で超音波振動子を振動させ、水面上に発生した非常に細
かい霧状の水滴を送風器からの風で送って吹き出し口か
ら吹き出す形式のものである。
【0014】また、気化式加湿器あるいはフィルタ−式
加湿器と呼ばれる加湿器は、水を浸み込ませたフィルタ
−に風を送り、その湿った風を吹き出すことにより湿度
を高めるものである。
加湿器と呼ばれる加湿器は、水を浸み込ませたフィルタ
−に風を送り、その湿った風を吹き出すことにより湿度
を高めるものである。
【0015】ノズル先端部分の被蔽法としては、ポリエ
チレン製やステンレス製のカップ、すなわち、円柱状容
器の底面または上面を、スプレ−ガンの先端部分を被蔽
できるようにはめ込み、更に、加湿器の吹き出し口を付
加すればよい。
チレン製やステンレス製のカップ、すなわち、円柱状容
器の底面または上面を、スプレ−ガンの先端部分を被蔽
できるようにはめ込み、更に、加湿器の吹き出し口を付
加すればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のような簡単な方法と装
置で水系エマルジョンの皮張りと変質を防止し、スプレ
−塗布機能の低下を来すことなく、作業性も良好である
ので、水系エマルジョンを主成分とする接着剤や塗料の
塗布作業の向上に有効である。
置で水系エマルジョンの皮張りと変質を防止し、スプレ
−塗布機能の低下を来すことなく、作業性も良好である
ので、水系エマルジョンを主成分とする接着剤や塗料の
塗布作業の向上に有効である。
【図1】本発明の塗布装置の要部断面図を示す。
1 水系エマルジョン 2 被着体 3 スプレ−ガン 4 スプレ−ガンの先端部分 5 吐出口 6 被蔽体 7 高湿度エアの吹き出し口 8 スプレ−用空気
Claims (2)
- 【請求項1】 水系エマルジョンを被着体に吹付け塗布
する場合において、スプレ−ガンの先端部分の周囲を被
蔽し、該先端部分を加湿器により常温で加湿することに
より、スプレ−ガンの先端部分に付着する水系エマルジ
ョンの皮張りと変質を防止することを特徴とする水系エ
マルジョンの塗布方法。 - 【請求項2】 水系エマルジョンを吹付け塗布するため
のスプレ−ガンの先端部周囲をポリエチレンシ−ト等の
風を通さない材料よりなる被蔽体で被蔽し、外部に備え
た加湿器からの高湿度エアの吹き出し口を上記被蔽体内
のスプレ−ガンの先端部分に配置してなることを特徴と
する水系エマルジョンの塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17732893A JPH078851A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 水系エマルジョンの塗布方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17732893A JPH078851A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 水系エマルジョンの塗布方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078851A true JPH078851A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16029057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17732893A Pending JPH078851A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 水系エマルジョンの塗布方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078851A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071374A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-11 | Dainippon Toryo Co Ltd | ノズル詰まりの防止方法 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP17732893A patent/JPH078851A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071374A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-11 | Dainippon Toryo Co Ltd | ノズル詰まりの防止方法 |
JP4582612B2 (ja) * | 2001-09-06 | 2010-11-17 | 大日本塗料株式会社 | ノズル詰まりの防止方法 |
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