JPH0788512B2 - 粘稠な原料の品質向上法 - Google Patents

粘稠な原料の品質向上法

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JPH0788512B2
JPH0788512B2 JP62311137A JP31113787A JPH0788512B2 JP H0788512 B2 JPH0788512 B2 JP H0788512B2 JP 62311137 A JP62311137 A JP 62311137A JP 31113787 A JP31113787 A JP 31113787A JP H0788512 B2 JPH0788512 B2 JP H0788512B2
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hot filtration
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ルーマス・クレスト・インコーポレーテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビスブレーキングによる生成物の品質を向上
させる方法、さらに詳しくは、ビスブレーキング操作の
シビアリティー(Severity)を増大させる方法に係る。
各種の源の原料をビスブレーキング(熱ビスブレーキン
グ及びハイドロビスブレーキングの両者)して、高沸点
物質を低沸点物質に転化し、原料の品質を向上させるこ
とが行なわれている。一般に、かかる原料は、約454℃
(850゜F)以上で沸騰する物質少なくとも25容量%(各
種の源によって異なる)を含有するものであり、ビスブ
レーキング操作は、かかる重質物質から低沸点物質を生
成するためのものである。ビスブレーキング操作によっ
て原料の品質を向上させるにあたり、一般に、ビスブレ
ーキングのシビアリティーに限度があり、ビスブレーキ
ング操作をより高いシビアリティーで行なおうとして
も、結果的には、不安定な生成物しか得られていない。
さらに、ビスブレーキング操作のシビアリティーに関連
して、ビスブレーキング反応の間に装置のコーキング及
び汚損(fouling)が生じることがあり、ビスブレーキ
ング操作のシビアリティー向上の制限となっている。こ
のように、利用する原料に関し、シビアリティーを高め
ることによって最高の転化を構成することは可能ではあ
るが、このようなシビアリティーの向上は生成物の品質
及び/又はコークスの生成に逆作用を及ぼすことがあ
り、これにより、シビアリティー向上による転化の増大
が制限される。
ビスブレーキング操作のシビアリティーの向上につい
て、各種の方法が提案されている。たとえば、米国特許
第4,454,023号には、ビスブレーキング操作からの重質
生成物を溶媒抽出処理して、分離フラクションとして、
溶媒抽出油、樹脂及びアスファルテンを生成すると共
に、樹脂フラクションをビスブレーキング操作に再循環
することにより、ビスブレーキング操作のシビアリティ
ーを高めることが開示されている。このような方法で
は、実質的にアスファルテンを含有しない生成物フラク
ションとするため、脱アスファルト化溶媒が使用され
る。この場合、脱アスファルト化に供給された物質の約
40%又はそれ以上がアスファルテンとして回収される。
本発明によれば、ビスブレーキングからの生成物を処理
して、アスファルテンのすべてを分離することなく、生
成物の安定性に悪影響を及ぼす成分を分離することを特
徴とするビスブレーキングによる重質で粘稠な物質の品
質向上法が提供される。発明者らは、ビスブレーキング
操作からの生成物の安定性が、該生成物から特定の物質
を分離することにより、アスファルテンのすべてを除去
しなくともビスブレーキング操作のシビアリティーを増
大できるとの知見を得た。
さらに、発明者らはビスブレーキング操作を所望の高い
シビアリティーで行なう際、その間においてコーキング
及び汚損が問題となる場合、処理した生成物の一部をビ
スブレーキング操作に再循環することにより、操作の間
におけるコーキング及び/又は汚損の危険を低減及び/
又は排除できるとの知見を得た。
さらに具体的には、本発明の1態様によれば、ビスブレ
ーキング生成物がシェル・ホット・フィルトレーション
・ナンバー(Shell Hot Filtration number)0.25より
大(好ましくは、少なくとも0.3)を有するようなシビ
アリティーでビスブレーキング操作(熱ビスブレーキン
グ又はハイドロビスブレーキング)を行ない、つづい
て、この生成物について処理を行なって、重質フラクシ
ョンを分離し(この場合、分離する重質フラクションの
量は、処理に供した343℃(650゜F)+物質(希釈剤を
含有しない)の15重量%以下、好ましくは10重量%以下
(好適には5重量%以下)である)、これによりシェル
・ホット・フィルトレーション・ナンバー0.25より小
(好ましくは0.15より小)を有する処理済の生成物又は
残留生成物を得ることによって、重質の粘稠物質の品質
を向上できる。なお、シェル・ホット・フィルトレーシ
ョン・ナンバーは343℃(650゜F)+フラクションに関
するものである。かかるシェル・ホット・フィルトレー
ション・ナンバーの算定法については後述の実施例1に
示す。シェル・ホット・フィルトレーション・ナンバー
は重量%で表示される。
さらに詳しくは、発明者らは、ビスブレーキング生成物
の全部又は一部を処理して、アスファルテンの全部を除
去することなく、特定の物質を分離することによって、
ビスブレーキング操作のシビアリティーを向上できると
の知見を得た。シビアリティーを向上させること、及び
アスファルテンの全量よりもむしろ特定の物質のみを分
離することにより、全体としての収率が上昇する。ビス
ブレーキング操作のシビアリティーが上昇することによ
り、ビスブレーキング生成物はシェル・ホット・フィル
トレーション・ナンバー0.25より大を有し、つづいて、
この生成物の全部又は一部を処理して、重質成分を分離
し(分離される重質成分は処理に供したもの(希釈剤を
含有しない)の15重量%以下である)、これによりシェ
ル・ホット・フィルトレーション・ナンバーを0.25より
小の値に低下させ、このように、アスファルテンのすべ
てを除去する必要はなく、ビスブレーキング生成物から
不安定成分を分離する。ビスブレーキング生成物を処理
して所望のシェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バーを有する生成物とする方式は、ビスブレーキング操
作で生成される生成物に左右され、一部はビスブレーキ
ング操作に供される原料に左右される。この処理では、
反応生成物中において分離相が形成される。該分離相は
主生成物相よりも重質である(大きい比重を有する)。
いくつかの場合には、遠心分離、過、重力沈降等の方
法を利用し、反応生成物から重質の分離相を物理的に分
離することによって生成物を処理して、上述のシェル・
ホット・フィルトレーション・ナンバーとすることがで
きる。特に遠心分離することが好ましい。
他の場合には、上述のシェル・ホット・フィルトレーシ
ョン・ナンバーとするには、生成物の安定性に悪影響を
及ぼす成分の溶解度を低下させるプロモーター液又は反
溶媒を使用し、つづいて、生成物又はその一部から該成
分を物理的に分離することが必要である。
さらに他の場合には、反応生成物において分離相を形成
する成分の溶解度をあまり増大又は低下させない希釈剤
液(該希釈剤液は、所望の操作条件下で不安定成分の物
理的分離が可能となる値まで生成物の粘度を低下させる
よう作用する)を添加することが必要である。
特に好適な具体例によれば、シェル・ホット・フィルト
レーション・ナンバーは、希釈剤及び/又は反溶媒とし
て機能する液を添加して又は添加することなく、ビスブ
レーキング生成物の全部又は一部を遠心分離することに
よって上記値まで低下される。
上述の如く、ビスブレーキング生成物の全部又は一部に
ついて処理を行ない、シェル・ホット・フィルトレーシ
ョン・ナンバーを上記値に低減できる。たとえば、ビス
ブレーカーからの全流出物を処理するか、あるいはビス
ブレーカーからの全流出物をフラッシュ域及び/又は蒸
留域及び/又は結合フラッシュ域−蒸留域に導入して、
軽油及び軽質成分の如き軽質物質を生成物から分離し、
ついで残留する生成物の重質部分を処理して、シェル・
ホット・フィルトレーション・ナンバーを低下させるこ
ともできる。このように、不安定生成物を生成する物質
は初めビスブレーキング生成物の高沸点部分に存在する
ため、低沸点物質の分離前又は分離につづいてビスブレ
ーキング生成物を処理して、シェル・ホット・フィルト
レーション・ナンバーを低下させることができる。
一般に、シェル・ホット・フィルトレーション・ナンバ
ーを低下させるために、ビスブレーキング生成物又はそ
の一部を、温度93ないし371℃(200ないし700゜F)、好
ましくは149ないし371℃(300ないし700゜F)で処理す
る。さらに、処理された生成物又はその一部の粘度は、
分離装置において処理された生成物又はその一部から重
質相が分離されうる程度の値でなければならない。処理
の間、生成物の粘度は、2つの相を物理的に分離するた
めに使用される方法によって決定される。一般に、処理
装置における粘度は処理温度において50ないし0.1セン
チストークス程度である。処理圧力は大気圧ないし14.1
kg/cm2(200psig)程度である。
明らかなように、好適な具体例の如く遠心分離が利用さ
れる場合には、遠心分離に供される生成物の粘度は、処
理温度において、遠心分離操作が適正に行なわれるよう
な値でなければならない。さらに明らかなように、粘度
は処理温度の低下につれて上昇するため、操作の温度に
応じて希釈剤液を添加し、処理温度において粘度を低下
させる必要はない。いくつかの場合には、添加された液
は、粘度の低下に加えて、上述の如き反溶媒として、又
は生成物を燃料油として使用するためのカッターストッ
ク(cutter stock)として機能する。
上述の如く、シェル・ホット・フィルトレーション・ナ
ンバーを上記の値に低下させるためには、反溶媒を使用
して、他の成分の使用しないことが必要である。特に、
反溶媒は生成物の安定性に悪影響を及ぼす成分の溶解度
を低下させ、シェル・ホット・フィルトレーション・ナ
ンバーを低下させる。使用した反溶媒(その量は、処理
に供されるもの(希釈剤又は溶媒を含有しない)の15重
量%以下である)は、処理に供したものから重質成分と
して分離される。
液状炭化水素の場合、反溶媒として使用する液は、該液
が芳香族性よりも脂肪族性であるようなWatson特性ファ
クター(Watson characterizationfactor)(一般に、W
atson特性ファクターは9ないし12である)を有する。
液は、1又はそれ以上の成分で構成されるものでもよ
い。たとえば、プロモーター液はサイクル油又は軽油
(177−343℃(350−650゜F)である。しかし、上述の
物質を不溶化させるものであれば、炭化水素以外の液を
反溶媒として使用することもできる。
明らかな如く、ビスブレーキング生成物又は該生成物の
一部について、シェル・ホット・フィルトレーション・
ナンバー0.25より大を有するビスブレーキング生成物が
生成されるシビアリティーで行なったビスブレーキング
操作の後、シェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バーを上記の値に低下させるように処理を行なう。さら
に、かかる処理は、生成物中に存在するアスファルテン
のすべてを除去することなく行なわれるものであり、発
明者らの知見によれば、アスファルテンの全部を除去し
なくとも、高いシビアリティーで生成される安定なビス
ブレーキング生成物が得られる。
ビスブレーキング操作がコーキング及び/又は汚損を生
じるようなシビアリティーで行なわれる場合、本発明に
よれば、処理後の生成物の一部をビスブレーキング操作
に再循環することにより、不利な汚損及び/又はコーキ
ングを生ずることなく、高いシビアリティーを維持でき
る。生成物又はその一部を上述の如く処理して安定なビ
スブレーキング生成物を生成し、ついで該安定化された
ビスブレーキング生成物の一部をビスブレーキング操作
に再循環して、不利なコーキング及び/又は汚損の発生
を低減及び/又は排除する。
ビスブレーキング操作に供する原料は、重質かつ粘稠な
ものであり、各種の源から得られたもの、たとえば石油
系物質(タールサンドからのビチューメン)、石炭、亜
炭、泥炭の石炭系の源から得られた物質、オイルシエー
ルからの物質、原油の大気圧及び/又は減圧蒸留からの
残油、溶媒抽出法からの重質残査等の如き各種の石油系
の源から得られた物質である。これら物質は、一般に、
炭化水素の混合物でなり、API比重20゜より小であるこ
とにより特徴づけられる。このような原料は一般に当分
野で公知であり、これら物質の詳細については、本発明
を完全に理解することに関しては不必要であると思われ
るため省略する。
本発明によれば、原料を高いシビアリティーでビスブレ
ーキングして、シェル・ホット・フィルトレーション・
ナンバー0.25より大を有する生成物を生成する。一般
に、ビスブレーキング(熱ビスブレーキング又はハイド
ロビスブレーキング)は、温度371ないし538℃(700な
いし1000゜F)及び圧力1.8ないし140.6kg/cm2(25ない
し2000psig)で行なわれる。操作のシビアリティーは、
一般に原料の4ないし25重量%が177℃(350゜F)−物
質に転化される程度である。本発明の精神の範囲内にお
いて、原料に応じて、高いシビアリティー又は低いシビ
アリティーが得られることも理解されるべきである。
ビスブレーキングに使用される装置は、当分野で公知の
種類、たとえばコイル形、又はコイル+ソーキングドラ
ム形のものである。上述の如く、ビスブレーキング操作
は熱的に行なわれてもよく、あるいはハイドロビスブレ
ーキング法に従って行なわれてもよい。後者の場合、原
料物質に水素ガス又は液状ドナーが添加される。
ついで、ビスブレーキングからの生成物について、直接
に処理してシェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バーを低下させるか、あるいは好ましくは上述の如く蒸
留処理して軽質物質を分離し、残った重量物質を上述の
如く処理して不溶性の重質相を分離し、シェル・ホット
・フィルトレーション・ナンバーを低下させるようにし
てもよい。
図面を参照して本発明をさらに詳述する。
図において、ビスブレーキングに供する粘稠な原料(1
0)を、必要であれば再循環物11)と併わされた原料物
質(12)をビスブレーキングユニット13に供給する。
ビスブレーキングユニット13は公知の種類のものであ
り、コイル、好ましくはコイル+ソーキングドラムで構
成される。このビスブレーキングユニットは高いシビア
リティーで作動され、ここから回収される生成物(14)
はシェル・ホット・フィルトレーション・ナンバー0.25
より大、好ましくは0.3より大を有する。シェル・ホッ
ト・フィルトレーション・ナンバーは、生成物中の343
℃(650゜F)+物質に基いて測定される。
ついで、生成物(14)を、1又はそれ以上の塔及び/又
は他の種類の分離装置を包含する分離域15に供給する。
この分離域15では、ビスブレーキング生成物を分離処理
し、分離フラクションとして、好ましくはC4ガス、C5
177℃(350゜F)ガソリンフラクション、及び177℃−34
3℃(350゜F−650゜F)軽油フラクションを回収する。
所望の生成物に応じて分離域15を作動させ、343℃(650
゜F)+フラクションを回収し、これを本発明に従って
処理するか、あるいは343ないし482℃(650ないし900゜
F)で沸騰する重質の軽油フラクション及び重質のフラ
クション(482℃(900゜F)+フラクション)を回収
し、後者を本発明に従って処理する。
上述の如く、分離域15から回収される重質のフラクショ
ン(16)は、343℃(650゜F)+フラクション又は482℃
(900゜F)+フラクションである。しかし、回収される
重質のフラクション(16)は、343℃(650゜F)以上で
沸騰する成分のすべてを含有していてもよく、あるいは
含有していなくともよい。たとえば、ライン16を介し
て、399℃(750゜F)+フラクション及び/又は510℃
(950゜F)+フラクションを回収することができる。
つづいて、重質のフラクション(16)を処理域17に供給
して、ここから重質の成分を分離し、この処理域17にラ
イン16を介して供給した物質の15重量%以上を除去する
ことなく、シェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バー及び好ましくはPテスト・ナンバーを上記の値まで
低下させる。
ライン16の物質の特性(原料(10)及びビスブレーキン
グの条件に左右される)に応じて、上述の如く、重質の
成分を除去し、これにより、アスファルテンの全部を除
去することなくシェル・ホット・フィルトレーション・
ナンバーを低下させるように、処理域17に付加成分を添
加する必要があるか否かが決定される。
たとえば、1具体例では、重質の物質(16)を処理域17
において、他の物質を添加することなく処理して、重質
の成分18を回収すると共に、残留生成物(19)を得てい
る。このような具体例では、残留生成物(19)は公知の
如くカッターストック(21)と混合され、燃料油生成物
(22)を形成する。
他の具体例では、燃料油混合物を形成するカッタースト
ックをライン23を介して処理域17に添加しており、該カ
ッターストックは処理域17での処理に適する値まで粘度
を低下させるための希釈剤として機能する。さらに、カ
ッターストック以外の希釈剤を使用することもできる。
他の具体例では、処理域に供給した原料(希釈剤を含ま
ない)の15重量%を重質の成分としてライン18から分離
することなくシェル・ホット・フィルトレーション・ナ
ンバーを低下させるためには、反溶媒を使用する必要が
ある場合もある。このような具体例では、反溶媒(24)
(新たな反溶媒(25)及び再循環される反溶媒(26)で
なる)が、ライン16を介して供給される成分の一部の溶
解度を低下させ、ライン16を介して供給された原料の15
重量%以上を分離することなくシェル・ホット・フィル
トレーション・ナンバーを低下させるよう処理域17に供
給される。この具体例では、残る生成物及び反溶媒の混
合物が処理域17からライン19を介して取出され、かかる
混合物ライン27を介して溶媒回収域28に供給する。溶媒
回収域28では、溶媒がライン26を介して回収され、これ
を再循環すると共に、残りの生成物がライン29を介して
取出され、これをカッターストック(21)で希釈し、ラ
イン22を介して供給し、つづいて燃料油として使用す
る。
処理域は、好ましくは、重質成分の分離を行なう1又は
それ以上の遠心分離器で構成される。しかし、上記の如
く、他の分離装置を使用することもできる。
上述の如く、高いシビアリティーで操作を行なう場合に
は、かかる高いシビアリティーの際に発生する汚損及び
/又はコーキングを低減し及び/又は排除するため、処
理した生成物の一部をビスブレーカーに再循環すること
が必要となることがある。図面に示すように、処理され
た生成物の一部は、ライン11を介してビスブレーカーに
再循環される。明らかな如く、この処理された生成物
は、ライン11を介して再循環されるものであり、反溶媒
を使用し又は使用することなく及び/又は適当な希釈剤
を使用し又は使用することなく行なった処理によって得
られたものである。
好適な具体例によれば、ビスブレーキングから回収され
た重質のフラクション(343℃(650゜F)以上で沸騰
し、かかる温度で沸騰する成分の全部又は一部で構成さ
れる)を、希釈剤を使用し又は使用することなく、又は
反溶媒を使用し又は使用することなく処理して、上述の
如く、アスファルテンの全部を除去することなくシェル
・ホット・フィルトレーション・ナンバーを低下させ
る。特に、シェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バーを低下させるよう処理するにあたつて、処理に供し
た希釈剤を含有しない重質の物質の15重量%以下、好ま
しくは10重量%、さらに好ましくは5重量%を生成物か
ら重質相として分離する。
図面に示した特別な具体例を参照して本発明を詳述した
が、本発明の精神はこれによって限定されない。たとえ
ば、好適な具体例では、処理前に、ビスブレーキング生
成物を各種のフラクションに分離しているが、かかる分
離前に、ビスブレーキング生成物全体を処理することも
できる。しかし、かかる具体例では、より多量の物質を
処理する必要があり、必ずしも好ましいものではない。
さらに、ビスブレーキング生成物が蒸留前のライン及び
/又は部材において不安定であるような場合には、処理
した生成物の一部を、安定性を改善するよう分離処理前
に再循環して、ビスブレーキング生成物と混合させるこ
ともできる。
システムの各部分については詳述していないが、明細書
の記載より当業者によって充分に理解されるものと考え
る。たとえば、ビスブレーキング流出物を、分離前に、
分離域からの重質物質及び又は処理した生成物の一部を
使用する直接冷却操作によって冷却させることもでき
る。
好適な具体例によれば、ビスブレーキング生成物は燃料
油の調製に使用されるが、他の用途も本発明の精神の範
囲内に含まれるものである。
次に実施例によって本発明をさらに詳述するが、本発明
の精神はこれらに限定されない。
実施例1(シェル・ホット・フィルトレーション・テス
ト) このテストはジャーナル・オブ・インスタント・ペトロ
リウム(J.Inst.Petroleum)37巻第334号,第596〜604
頁に報告されており、かかるテストを実施するための装
置も図示されている。
装置 1 圧力フィルター 2 0.3cm(1/8″)の硬質フェルトディスク 3 Whatman No50紙7cm 4 2−1000mlエーレンマイヤー過用フラスコ 5 n−ヘプタン(工業用) 6 1000mm開口端水銀マノメーター 7 流動点テスト用ジャー又は114g(4OZ)油サンプル
瓶 8 20mlメートルグラス 9 250mlメートルグラス 10 油浴 11 10mlピペット 12 25mlメートルグラス 方法 1 流動点テスト用ジャーにサンプル50gを入れ、100℃
(212゜F)に維持した油浴に24時間浸漬する(物質を容
認された(“as−received")基準に基いてテストする
場合には、この工程は省略される)。
2 紙をオーブンにおいて104℃(220゜F)で1/2時間
乾燥させる。乾燥剤を収容していないデシケーター内に
紙を1時間保存する。4桁まで秤量する。
3 フィルターからスチームジャケットを取りはずし、
フェルトデイスクを孔あきプレート上に置く。プレート
の平な部分がさがる。このフェルト上に秤量した紙を
置き、減圧手段と接続する。充分な減圧度(約30mmHg)
を与え、紙を押え付ける。スチームジャケットを取付
け、頂部に装着する。
4 減圧手段を閉止し、ジャケットにスチームを循環さ
せてジャケットを加熱する。空の30mlビーカーを秤量
し、サンプル約10.3gを導入する。これがグロスの重量
である。0.3gは、フイルターパッド上にサンプルを注い
だ後、ビーカー内に付着するものを考慮したものであ
る。
5 紙上にサンプル(約99℃(210゜F)に維持したも
の)10.0±0.1gを注ぎ、サンプルがフイルターのシエル
壁から流出しないように注意する。
6 フイルタートップを取付け、該トップをナット4個
で締付け、フイルターシエルに窒素を供給し、圧力を0.
14kg/cm2(21b)に上昇させ、つづいて、過が始まる
まで圧力を徐々に1.1−1.4−2.1−2.8kg/cm2(15−20−
30−40psig)に上昇させる。必要な圧力値はサンプルの
密度に左右される。サンプルが完全にフイルターを通過
するには5−10分を要する。
7 ビーカー+付着物を再度秤量してタールの重量を求
める。先に求めたグロス重量からこのタール重量を差引
いて、過テストに使用したサンプルのネット重量を求
める。
8 過が完了したところで(窒素がフイルター及び減
圧コントロール・ブリード・ラインを通過することによ
って示される)、N2の量を増減して1.4kg/cm2(20psi
g)に調節して、さらに5分間維持し、紙及びフエル
トパッドから無視できる量のサンプルを滴下させる。N2
を除去し、減圧を解放し、フイルタートップを取りはず
す。
9 ケーキ及び紙が乾燥している場合には、スチーム
インレットを閉止し、取りはずし、冷却水に10分間接続
する。水の導入は頂部又は底部で行なう。
10 フィルターが冷却したところで、10mlピペットを使
用してn−ヘプタン2−10mlで壁及びケーキを洗浄し、
ついで25mlメートルグラスを使用してn−ヘプタン 9
−20mlで洗浄し(その間、安定して滴下が行なわれるよ
うに充分な減圧度(約80−100mmHg)に維持する)、又
は液が透明なものとなるまで洗浄を行なう。フエルト
パッドを20mlずつのn−ヘプタンで洗浄した後にフエル
トパッドに保有されている残留n−ヘプタンを吸引する
ためには、約300mmHgの減圧度とするか、又は減圧ブリ
ード・ラインを10秒間閉止することが好適である。比重
の小さい物質では洗浄に最少量200mlのn−ヘプタンが
必要であり、比重の大きい物質では最多量300mlのn−
ヘプタンが必要である。最後にn−ヘプタン20mlで洗浄
した後、最大減圧度に約1分間維持する。
11 減圧を解放し、スチームジャケットを取りはずす。
ジャケットリムが置かれていた紙上に存在するすべて
の油をn−ヘプタンで洗浄、除去する。パッド上の紙
を最大減圧度で取はずし、アイ−ドロッパーを使用して
紙の外縁をn−ヘプタン10mlで洗浄する。紙の縁の
洗浄にあっては、n−ヘプタンが紙の溝に向って流れ
るように注意する。
12 紙を取出し、オーブンにおいて104℃(220゜F)
で1/2時間乾燥させ、デシケーター(乾燥剤を収容して
いない)内で1時間冷却させる。
算 定 サンプルのシェル・ホット・フィルトレーション・ナン
バーは次式に従って求められる。
A=乾燥スラッジの重量(g) W=サンプルの重量(g) 精 度 再現性 同一オペレーターにより求められた2つの結果は、相互
に0.03重量%(絶体)の差異がないかぎり、疑わしいも
のとは見なされない。
本発明は、ビスブレーカーが高いシビアリティーで作動
され、当分野においてこれまで見られた欠点(たとえ
ば、不安定な重質生成物が生成されること及び/又は装
置の汚損及びコーキングが発生すること)がない点で特
に有利である。より高いシビアリティーで作動できるこ
とにより、軽質生成物の収率が高くなる。
さらに、本発明に従って生成物の重質な部分を処理する
場合、従来の脱アスファルテ法と比べて、所望の安定性
が得られると共に、343℃(650゜F)+物質(たとえ
ば、安定な燃料油として使用される)の収率が増大す
る。
上記の利点及び他の利点は当業者によって理解されるで
あろう。
本明細書において、処理前に行なうビスブレーキング生
成物の特性及び処理した生成物の特性をシェル・ホット
・フィルトレーション・ナンバーに基づいて記載してい
るが、処理ファクターの一部であるシェル・ホット・フ
ィルトレーション・ナンバーを実際に求める方法は本発
明の精神の範囲内に含める必要はないものと理解してい
る。
以上本発明をその具体例について詳述したが、本発明は
この特定の実施例に限定されるものではなく、本発明の
精神を逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはも
ちろんである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法の実施に好適な1具体例のフローダ
イアグラムである。 13……ビスブレーキングユニット、15……分離域、17…
…処理域、28……溶媒回収域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・フランクリン・ピュジオ アメリカ合衆国ニュージャージー州パート リッジ市ウィールドコート 28 (72)発明者 ビンセント・アンソニー・ストランジオ アメリカ合衆国ニュージャージー州グレン リッジ市サミットストリート 12 (56)参考文献 特開 昭59−179695(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘稠な原料をシェル・ホット・フィルトレ
    ーション・ナンバー0.25より大を有するビスブレーキン
    グ生成物を生成するシビアリティーでビスブレーキング
    し、前記ビスブレーキング生成物からアスファルテンを
    含有する343℃(650゜F)+重質フラクションを分離す
    ることからなる粘稠な原料の品質を向上させる方法にお
    いて、分離された343℃(650゜F)+重質フラクション
    をさらに分離処理に供し、この分離処理に供した343℃
    (650゜F)+重質フラクションの15重量%以下の重質相
    を分離して、0.25より小のシェル・ホット・フィルトレ
    ーション・ナンバーを有しかつ残りのアスファルテンを
    含有する残留生成物とし、この残留生成物の一部をコー
    キング及び汚損を低減させるためにビスブレーキングに
    再循環することを特徴とする、粘稠な原料の品質向上
    法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法におい
    て、前記分離処理を遠心分離によって行い、重質相を分
    離して残留生成物を生成する、粘稠な原料の品質向上
    法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    方法において、前記重質相を、分離処理に供した343℃
    (650゜F)+重質フラクションに基づいて5重量%以下
    の量で分離する、粘稠な原料の品質向上法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れか1項記載の方法において、前記分離処理にあたり反
    応剤を添加する、粘稠な原料の品質向上法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れか1項記載の方法において、前記分離処理にあたり希
    釈剤を添加する、粘稠な原料の品質向上法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れか1項記載の方法において、残留生成物がシェル・ホ
    ット・フィルトレーション・ナンバー0.15より小を有す
    る、粘稠な原料の品質向上法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れか1項記載の方法において、前記分離処理を温度93な
    いし371℃(200ないし700゜F)で行う、粘稠な原料の品
    質向上法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項ないし第7項のいず
    れか1項記載の方法において、ビスブレーキングを、前
    記粘稠な原料の4ないし25重量%を177℃(350゜F)−
    物質に転化させるシビアリティーで行う、粘稠な原料の
    品質向上法。
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