JPH0788388A - 立形ローラミル用の減速機 - Google Patents

立形ローラミル用の減速機

Info

Publication number
JPH0788388A
JPH0788388A JP16807594A JP16807594A JPH0788388A JP H0788388 A JPH0788388 A JP H0788388A JP 16807594 A JP16807594 A JP 16807594A JP 16807594 A JP16807594 A JP 16807594A JP H0788388 A JPH0788388 A JP H0788388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller mill
gear
shaft
vertical roller
suspension shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16807594A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Ito
武人 伊東
Katsuhiko Yoshimoto
勝彦 吉本
Tatsuo Yagi
辰夫 八木
Junji Murata
順司 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP16807594A priority Critical patent/JPH0788388A/ja
Publication of JPH0788388A publication Critical patent/JPH0788388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊星枠を支持する吊持軸の曲げによる折損を
なくすることにより、立形ローラミル用の減速機の信頼
性を高める。 【構成】 立形ローラミルの粉砕テーブルを回転させる
減速機1の遊星枠8を、吊持軸12の上側と同様に、下
部側に球面座15を外嵌して、連結カナグ8aを介して
連結・支持すれば、前記粉砕テーブルが固着される出力
フランジ13が負荷のアンバランスによって傾いても、
球面座15による傾きの吸収で吊持軸12に曲げ応力が
生じなくなって吊持軸12の折損が防止されるので、減
速機1の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立形ローラミル用の減
速機の改善に係り、より詳しくは、遊星枠を吊持する吊
持軸の折損を防止して、信頼性を向上させ得るようにし
た立形ローラミル用の減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、被粉砕物を粉砕する粉砕
機には種々の形式のものがあるが、近年これらの粉砕機
の中で、被粉砕物を同時に粉砕・乾燥し得て、しかもエ
ネルギー効率が、例えば、ボールミルに比較して優れて
いる立形ローラミルが益々多用されるようになってきて
いる。
【0003】以下、このような立形ローラミルの概要
を、その断面図の図2と、減速機の断面図の図3とを参
照しながら説明すると、立形ローラミルは、図2に示す
ように、粉砕テーブル20と、油圧シリンダCで水平軸
心回りに揺動されるローラ支持軸22を介して押圧力が
付与されつつ、被粉砕物Wを介して粉砕テーブル20の
上を転動する粉砕ローラ21とを備えている。前記粉砕
テーブル20は、後述する構成になる減速機1によって
垂直軸心回りに回転される垂直な出力軸の上部に設けら
れる出力フランジ13の上に、取付けボルト等の機械的
固着手段で取付けられて回転されるように構成されてい
る。
【0004】減速機としては、例えば、カウンターシャ
フト式のもの、遊星歯車式のものがあるが、以下遊星歯
車式の減速機を例として説明する。この遊星歯車式の減
速機1は、図3に示すように、溶接により一体形成され
たケーシング2に複数の減速部を有するギヤトレーンが
内蔵されている。より詳しくは、このケーシング2には
入力軸3が軸受を介して水平に支持され、この入力軸3
の先端に嵌合される小傘歯車4に噛合する大傘歯車6が
嵌合される垂直な出力軸5と、この出力軸5の上側に設
けられる太陽歯車7に噛合する遊星歯車9を遊星歯車軸
9aを介して支持する遊星枠8と、前記遊星歯車9が噛
合する内歯車10とが内蔵されている。
【0005】また、前記ケーシング2の上部には、スラ
ストパッド11を介して前記出力フランジ13が回転作
動自在に支持されている。そして、前記遊星枠8は、一
端が出力フランジ13の中央部に、球面座15を介して
軸心回りに回転、かつ揺動可能に支持されてなる吊持軸
12の他端に水平ピン16で連結されることにより吊持
されている。なお、前記出力フランジ13は、これと遊
星枠8との間に介装されるギヤカップリング14を介し
て回転されるように構成されている。
【0006】従って、前記出力フランジ13は、入力軸
3で回転される小傘歯車4、これに噛合する大傘歯車6
により出力軸5を介して回転される太陽歯車7、これに
噛合すると共に内歯車10に噛合する遊星歯車9、これ
により回転される遊星枠8によりギャカップリング14
を介して回転される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、出力フラン
ジ13には、図2に示すように、被粉砕物Wを粉砕する
粉砕ローラ21が転圧される粉砕テーブル20が固着さ
れている。立形ローラミルの稼働中において、粉砕ロー
ラ21に作用する負荷にアンバランスが生じると、スラ
ストパッド11で支えられてはいるものの出力フランジ
13が傾いてしまう。このような出力フランジ13の傾
きは吊持軸12で吸収する必要があるが、遊星枠8と吊
持軸12の下端とは水平ピン16で連結されていて自由
度が限定されているので、出力フランジ13の傾きで吊
持軸12に曲応力が発生して折損し、遊星枠8が落下す
る恐れがあるという信頼性上の解決すべき課題があっ
た。
【0008】従って、本発明の目的とするところは、遊
星枠を吊持する吊持軸の折損を防止することにより信頼
性を高めることを可能ならしめる立形ローラミル用の減
速機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊持軸の遊星
枠への連結部の自由度をその上部側と同様にすれば、例
え出力フランジが傾いても吊持軸に曲応力が発生しない
と考えてなしたものであって、従って、上記課題を解決
するために、本発明の請求項1に係る立形ローラミル用
の減速機が採用した主たる手段の特徴とするところは、
ケーシングに内設された内歯車に噛合し、駆動軸で回転
される太陽歯車に噛合する遊星歯車を支持する遊星枠
が、上端側が回転、かつ揺動可能に支持されてなる吊持
軸の下端側に連結され、ギヤカップリングを介して伝達
される前記遊星枠の回転で回転されると共に、粉砕ロー
ラとの間で被粉砕物を挟圧して粉砕する粉砕テーブルが
着脱自在に固着される出力フランジを有する立形ローラ
ミル用の減速機において、前記吊持軸の前記遊星枠への
連結部を自在継手にしたところにある。
【0010】本発明の請求項2に係る立形ローラミル用
の減速機が採用した主たる手段の特徴とするところは、
請求項1記載の立形ローラミル用の減速機において、前
記自在継手が、前記吊持軸の下端側に外嵌され、上側に
凸の凸曲面を有する雄型曲面座と、前記遊星枠に嵌合さ
れ、前記吊持軸が遊嵌状態で通される貫通孔を有すると
共に、前記雄型曲面座の凸曲面に摺接する上側に凹の凹
曲面を有する雌型曲面座とからなるところにある。
【0011】本発明の請求項3に係る立形ローラミル用
の減速機が採用した主たる手段の特徴とするところは、
請求項1記載の立形ローラミル用の減速機において、前
記自在継手が、十字軸を備えたを備えてなるところにあ
る。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係る立形ローラミル用の減
速機によれば、上端側が回転、かつ揺動可能に支持され
てなる吊持軸の遊星枠への連結部を自在継手にしたの
で、この吊持軸の下端側で吊持される遊星枠は自在に揺
動することができる。
【0013】本発明の請求項2に係る立形ローラミル用
の減速機によれば、遊星枠に嵌合されている雌型球面座
の凹曲面が吊持軸の下端側に外嵌されている雄型球面座
の凸曲面を自在に摺動するので、この吊持軸の下端側で
吊持される遊星枠は自在に揺動することができる。
【0014】本発明の請求項3に係る立形ローラミル用
の減速機によれば、遊星枠は吊持軸の下側で吊持されて
いるので、この遊星枠は自在に揺動することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る立形ローラミル
用の減速機を、その断面図の図1を参照しながら、従来
と同一のもの並びに同一機能を有するものを同一符号を
以て説明する。但し、立形ローラミル本体については従
来例の項において説明した構成と同様であるため、これ
についての説明は割愛する。即ち、図に示す符号1は、
遊星歯車式の立形ローラミル用の減速機であって、この
減速機1のケーシング2には複数の減速部を有するギヤ
トレーンが内蔵されている。
【0016】詳しくは、このケーシング2には入力軸3
が軸受を介して水平に支持され、この入力軸3の先端に
嵌合される小傘歯車4に噛合する大傘歯車6が嵌合され
る垂直な出力軸5と、この出力軸5の上側に設けられる
太陽歯車7に噛合する遊星歯車9を遊星歯車軸9aを介
して支持する遊星枠8と、前記遊星歯車9が噛合する内
歯車10とがそれぞれ内蔵されている。また、前記ケー
シング2の上部には、スラストパッド11を介して前記
出力フランジ13が回転作動自在に支持されている。な
お、前記出力フランジ13は、これと遊星枠8との間に
介装されるギヤカップリング14を介して回転されるよ
うに構成されている。
【0017】即ち、以上に述べた減速機1の構成は、従
来例に係る減速機の構成と同一であって、本発明が従来
例と相違するところは、同図から良く理解されるよう
に、吊持軸12の上端側と同様に、その下端側に自在継
手となる球面座15を介して遊星枠8を吊持する構成に
したところにある。
【0018】より詳しくは、この球面座15は、下側に
凹曲面を有する雌型球面座が、上側に凸曲面を有する雄
型球面座の上に重ねられてなる構成である。そして、こ
の球面座15は吊持軸12に外嵌され、この吊持軸12
の下側に設けた鍔体の上側の座面12aに上側に凸曲面
を有する雄型球面座の反凸曲面側が密接されると共に、
雌型球面座の反凹曲面側の面が遊星枠8の上部中心部に
固着した吊持軸12を連結するフランジ状の連結金具8
aの凹所の底面に密接されることにより、この吊持軸1
2の下端側が遊星枠8に連結されている。
【0019】以下、上記構成になる立形ローラミル用の
減速機1の作用態様を説明すると、出力フランジ13
は、従来と同様に、入力軸3で回転される小傘歯車4、
これに噛合する大傘歯車6により出力軸5を介して回転
される太陽歯車7、これに噛合すると共に前記内歯車1
0に噛合する遊星歯車9、これにより回転される遊星枠
8によりギャカップリング14を介して回転される。そ
して、立形ローラミルの稼働中において、粉砕ローラ2
1に作用する負荷にアンバランスが生じると、必然的に
出力フランジ13が傾く。
【0020】しかしながら、前記吊持軸12の上・下部
側のそれぞれには球面座15,15が介装されていて、
この吊持軸12はこれら球面座15,15部位で揺動自
在であるから出力フランジ13の傾きが吸収される。そ
のため、従来のように、吊持軸12に曲応力が生じるよ
うなことがないので、吊持軸12が曲応力で折損する恐
れがなくなり、従来に比較して、減速機1の信頼性がよ
り一層向上する。
【0021】次に、本発明の他の実施例(図示省略)に
係る立形ローラミル用の減速機を説明すると、本実施例
は吊持軸の下側に、例えば自動車のドライブシャフトに
用いられるクロススパイダと呼ばれる周知の十字軸を設
け、この十字軸の一方の軸の両端で遊星枠を吊持する構
成としたものである。従って、この十字軸の働きで遊星
枠は自在に揺動することができるので、本実施例は上記
実施例と同効である。
【0022】なお、以上では、吊持軸12に遊星枠8へ
の連結部に、自在継手となる球面座15を外嵌して遊星
枠8を吊持する場合や十字軸で遊星枠を吊持する場合を
例として説明したが、従来例のように、吊持軸12の下
端と遊星枠8とが水平ピンで連結されている場合には、
例えば自在継手とするために水平ピンに球面ブッシュを
外嵌しても良く、また吊持軸12の下側に球面部材とし
て球状体を設け、遊星枠8の上側中央部分に前記球状体
の下半分を収容する凹曲面を有する窪みを設ける一方、
連結金具8aに球状体の上半分に冠着される凹曲面を有
する窪みを設けて、この連結金具8aを遊星枠8の上側
に固着して自在継手を構成しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2または3に係る立形ローラミル用の減速機によれ
ば、遊星枠は吊持軸により揺動自在に支持されているの
で、例え出力フランジが傾いてもこの傾きが遊星枠の揺
動により吸収され、従来のように、吊持軸には曲応力が
作用せず、折損の恐れがなくなるので、減速機の信頼性
の向上に対して極めて多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る立形ローラミル用の減速
機の断面図である。
【図2】従来例に係る立形ローラミルの断面図である。
【図3】従来例に係る立形ローラミル用の減速機の断面
図である。
【符号の説明】
1…減速機、2…ケーシング、3…入力軸、4…小傘歯
車、5…出力軸、6…大傘歯車、7…太陽歯車、8…遊
星枠、8a…連結金具、9…遊星歯車、9a…遊星歯車
軸、10…内歯車、11…スラストパッド、12…吊持
軸、12a…座面、13…出力フランジ、14…ギヤカ
ップリング、15…球面座、16…水平ピン。
フロントページの続き (72)発明者 村田 順司 大阪府阪南市尾崎町285の1,21−304

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに内設された内歯車に噛合
    し、駆動軸で回転される太陽歯車に噛合する遊星歯車を
    支持する遊星枠が、上端側が回転、かつ揺動可能に支持
    されてなる吊持軸の下端側に連結され、ギヤカップリン
    グを介して伝達される前記遊星枠の回転で回転されると
    共に、粉砕ローラとの間で被粉砕物を挟圧して粉砕する
    粉砕テーブルが着脱自在に固着される出力フランジを有
    する立形ローラミル用の減速機において、前記吊持軸の
    前記遊星枠への連結部を自在継手にしたことを特徴とす
    る立形ローラミル用の減速機。
  2. 【請求項2】 前記自在継手が、前記吊持軸の下端側に
    外嵌され、上側に凸の凸曲面を有する雄型球面座と、前
    記遊星枠に嵌合され、前記吊持軸が遊嵌状態で通される
    貫通孔を有すると共に、前記雄型球面座の凸曲面に摺接
    する上側に凹の凹曲面を有する雌型球面座とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の立形ローラミル用の減速
    機。
  3. 【請求項3】 前記自在継手が、十字軸を備えたを備え
    てなることを特徴とする請求項1記載の立形ローラミル
    用の減速機。
JP16807594A 1993-07-29 1994-07-20 立形ローラミル用の減速機 Pending JPH0788388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16807594A JPH0788388A (ja) 1993-07-29 1994-07-20 立形ローラミル用の減速機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18822693 1993-07-29
JP5-188226 1993-07-29
JP16807594A JPH0788388A (ja) 1993-07-29 1994-07-20 立形ローラミル用の減速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0788388A true JPH0788388A (ja) 1995-04-04

Family

ID=26491920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16807594A Pending JPH0788388A (ja) 1993-07-29 1994-07-20 立形ローラミル用の減速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0788388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705467A (zh) * 2012-05-18 2012-10-03 宝钢苏冶重工有限公司 大功率立式辊磨机齿轮箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705467A (zh) * 2012-05-18 2012-10-03 宝钢苏冶重工有限公司 大功率立式辊磨机齿轮箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2467800C2 (ru) Валковая мельница для измельчения твердого материала
JP3309585B2 (ja) ミル用減速機及びこの減速機を備えたミル
JP2003534511A (ja) 回転管状体を傾斜可能に支持するためのローラー支持システム
JP2000302383A (ja) パンタグラフ式ジャッキ及びその製造方法
JPS5995946A (ja) ロ−ラ式ボウルミル
JPH0788388A (ja) 立形ローラミル用の減速機
JPS6078137A (ja) ロ−ル胴駆動用平歯車装置
SU940638A3 (ru) Ступица колеса
JP3533036B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH07114979B2 (ja) ジャイレートリー・クラッシャー
JPS6145882Y2 (ja)
US3981171A (en) Twin drive for rolling mills
JPH09291997A (ja) トロイダル型無段変速機
JPH10235178A (ja) 混合装置
CN221145062U (zh) 一种轴承轴与轴承座卸荷结构
JPS58131141A (ja) 垂直型ローラ製粉機
CN213315333U (zh) 一种新型实验用双辊立磨
JP3226590B2 (ja) ケーンミルのトップロール圧搾駆動装置
US3314265A (en) Spindle-supporting means for rolling mills
JPH0123551Y2 (ja)
SU1468624A1 (ru) Шпиндель прокатного стана
JP4061016B2 (ja) 大容量竪型ボールミル
JPH02245246A (ja) 立形粉砕機用減速機
SU854432A1 (ru) Межвалковый механизм двухвальцевой мельницы
JPS5817631Y2 (ja) 慣性円錐破砕機の不釣合ユニツト