JPH0788107A - 天井吊りx線診断装置の支柱回転機構 - Google Patents

天井吊りx線診断装置の支柱回転機構

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JPH0788107A
JPH0788107A JP5239441A JP23944193A JPH0788107A JP H0788107 A JPH0788107 A JP H0788107A JP 5239441 A JP5239441 A JP 5239441A JP 23944193 A JP23944193 A JP 23944193A JP H0788107 A JPH0788107 A JP H0788107A
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JP
Japan
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driven shaft
friction roller
high friction
ceiling
ray diagnostic
Prior art date
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Pending
Application number
JP5239441A
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English (en)
Inventor
Koji Noda
浩二 野田
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクリミッタを使用することなく過負荷保
護対策ができ、簡便な構成でガタ量も少なく電動および
手動操作が可能な天井吊りX線診断装置の支柱回転機構
を提供すること。 【構成】 寝台の上に載置された被検者の診断部位にX
線を照射するためのX線管31とこのX線管に対向して
配置され被検者を透過してきたX線を検出しこれを映像
信号に変換するための変換部32とを支持するための支
持部材34と、この支持部材を任意の位置に設定可能に
保持し天井の走行ベース2に取付けられた支柱36と、
この支柱を回転させるための被動軸1と、この被動軸に
対して接離可能で接続したときに回転駆動力を伝達する
高摩擦ローラ3と、被動軸に対して高摩擦ローラを接離
させる手段13と、この高摩擦ローラを回動させるため
の駆動手段9とを具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井吊りX線診断装置の
支柱回転機構に係り、特に支柱を回転させるための被動
軸を簡略な構成で効率よく回転させることができる支柱
回転機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にX線診断装置は、照射線としてX
線を用い、被検者の各部のX線吸収度に応じた分布を透
視画像として得るものである。通常、寝台の上に横たわ
っている被検者を挟んでX線管とイメージ・インテンシ
ファイアが常に対向して配置され、X線管は被検者の撮
像部位にX線を照射する。X線管から発せられたX線は
人体にて一部吸収され、残りが透過X線としてイメージ
・インテンシファイアに到達し、光学系およびカメラを
介して画像化される。これらイメージ・インテンシファ
イア、光学系およびカメラなどは検出したX線を映像信
号に変換するための変換部を形成している。そして、こ
れらX線管と変換部はCアームによって支持されてお
り、被検者の撮像部位にX線を照射するために種々の方
向へ回動できるような機構になっている。
【0003】このようなX線診断装置には、Cアームを
支柱により保持しこの支柱を天井に取付け、その軸のま
わりに支柱を回動させることができる天井吊りX線診断
装置がある。この天井吊りX線診断装置は主に循環器系
の診断に用いられるものであって血管の造影検査に利用
される。その例を図3に示す。図3において、符号31
はX線管であり、このX線管31と対向してイメージ・
インテンシファイア32およびフィルムチェンジャー3
3が配置され、このイメージ・インテンシファイア32
およびフィルムチェンジャー33は切り換え可能となっ
ている。これらX線管31、イメージ・インテンシファ
イア32およびフィルムチェンジャー33はCアーム3
4に支持されており、Cアーム34は寝台の天板35上
に横たわっている被検者の体軸方向への回転やアームの
スライド動作が可能である。そして、このCアーム34
は支柱36に上下動可能に保持されており、この支柱3
6は天井走行ベース37に回転可能に取付けられてい
る。Cアーム34の被検者の体軸方向への回転やアーム
のスライド動作および支柱36の回動動作などにより被
検者の撮像部位にX線管31およびイメージ・インテン
シファイア32を位置決めし設定する。
【0004】このような天井吊りX線診断装置は、従来
図4に示すような機構で支柱を電動により回動させてい
た。図4において、支柱41は天井走行ベース42に取
付けられている。支柱41にはスプロケットを有する軸
43が設けられており、モータ44からの回転駆動力を
チェーン45を介して伝達されるようになっている。モ
ータ44の回転駆動力はベルト46を介してウォーム減
速機47に伝えられ、このウォーム減速機47上のトル
クリミッタ48と軸43のスプロケットの間に掛け回さ
れたチェーン45により支柱41は回転力を与えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の天井吊りX線診断装置の支柱回転機構では、モ
ータから支柱の回転駆動までの伝達系が多段階にわたっ
ており、各系でのガタ(遊び)の累積によりアームのガ
タ量が大きくなり易い構造である。特に、最終減速部で
使用されているチェーン46ではアームの回転トルクを
直に伝達する部分であることから、チェーン46に対す
る負荷も大きく、またチェーンが長くリンク数も多いこ
とから伸びの発生は避けられず、起動時および停止時に
おけるチェーンの伸びによるガタ量が大きくなるという
問題があった。また、過負荷保護対策に使われているト
ルクリミッタ49はガタ量も大きく、かつ作動時の音も
大きいという欠点もあった。さらに、緊急時などに電動
ではなく手動ですばやくアームを回動させることができ
ればよいという要請もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、トルクリミッタを使用することなく
過負荷保護対策ができ、簡便な構成でガタ量も少なく電
動および手動操作が可能な天井吊りX線診断装置の支柱
回転機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、天井吊りX線診断装置の支柱回転機構の
構成を以下のようにした。即ち、寝台の上に載置された
被検者の診断部位にX線を照射するためのX線管とこの
X線管に対向して配置され被検者を透過してきたX線を
検出しこれを映像信号に変換するための変換部とを支持
するための支持部材と、この支持部材を任意の位置に設
定可能に保持し天井の走行ベースに取付けられた支柱
と、この支柱を回転させるための被動軸と、この被動軸
に対して接離可能で接続したときに回転駆動力を伝達す
る高摩擦ローラと、被動軸に対して高摩擦ローラを接離
させる手段と、この高摩擦ローラを回動させるための駆
動手段とを具備することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、X線管および変換部とから
なる映像系を支持する部材を上下動および回転可能に保
持する支柱を回転させるためその被動軸に高摩擦ローラ
を接触させてこの高摩擦ローラの摩擦力により電動によ
る回転駆動力を伝達するので、ガタが少なくかつ過負荷
がかかった場合には高摩擦ローラと被動軸の間でスリッ
プする。従って、過負荷対策上において有効であるとと
もに高摩擦ローラを被動軸に対して接離させることがで
きるので、電動操作に加えて手動操作も可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。各図において、同一部材には同じ符号を付して
ある。図1は本発明の天井吊りX線診断装置の支柱回転
機構の一実施例の平面図であり、図2はその正面図であ
る。なお、図2では天井走行ベースの下に存在するアー
ムなどは描かれていない。図1および図2において、符
号1は天井吊りX線診断装置の支柱の被動軸(図3にお
ける支柱の回転軸)であり、この被動軸1は天井走行ベ
ース2に回転可能に取付けられている。また、この被動
軸1には高摩擦ローラ3が接離可能なように配設されて
いる。そして、この高摩擦ローラ3はブラケット4に軸
5により回動できるように設けられており、この軸5に
はスプロケット6が設置されていてスプロケット7との
間に掛け回されたチェーン8によりブレーキ付きギアー
ドモータ9の回転駆動力を高摩擦ローラ3に伝達するよ
うになっている。スプロケット7とブレーキ付きギアー
ドモータ9は取付け部材10に固定されており、この取
付け部材10とブラケット4とは共に固定され一体的構
造になっている。ブラケット4は上下板が凹状に形成さ
れており、この凹状部に高摩擦ローラ3およびスプロケ
ット6を有する軸5を支持している。また、このブラケ
ット4の一方端にはリンク12が設置されており、高摩
擦ローラ3を被動軸1に接離させる手段であるリニアア
クチュエータ13に接続している。そして、ブラケット
4の他方端にはリンク14が設置されており、このリン
ク14は天井走行ベース2に設けられた軸15のまわり
を回動できるように支持されている。従って、リニアア
クチュエータ13の作動によりブラケット4を移動させ
高摩擦ローラ3が被動軸1に接離するとそれに伴ってス
プロケット6、スプロケット7、チェーン8およびブレ
ーキ付きギアードモータ9も取付け部材10とともに一
体的に移動する。リニアアクチュエータ13は天井走行
ベース2に固定して設置されているので、これら一体的
構造物は軸15とリニアアクチュエータ13により保持
されていることになる。
【0010】リニアアクチュエータ13としては電動式
のものでもエアー・油圧力式のものでもよいが、引き
(ON)、押し(OFF)方向とも一定荷重の押し付け
停止機能を有するものを用い、高摩擦ローラ3の被動軸
1に対する押圧力を一定に保つようにする。これによ
り、高摩擦ローラ3の回転駆動の伝達力はこの押圧力と
高摩擦ローラ3の対被動軸表面の摩擦係数により決定さ
れる。そして、例えば図3におけるCアームが回動して
いる際に何か物に接触するなどして過負荷が加わり、高
摩擦ローラ3の回転駆動の伝達力を超える場合には、高
摩擦ローラ3と被動軸1の間でスリップするので、従来
のトルクリミッタと同様な過負荷保護の役割も果たすこ
とができる。そして、高摩擦ローラ3の対被動軸表面の
摩擦係数としては、被動軸1側が通常の鉄製のものとし
て、0.5以上1.0未満のものを用いるとよい。摩擦
係数が0.5より小さくなると高摩擦ローラ3の被動軸
1に対する回転駆動の伝達力が小さくなり、1.0に近
くなると過負荷保護対策として不十分なものとなる。こ
の実施例では、被動軸1側がSS41(メッシュAA4
00処理)でリニアアクチュエータ13による押圧力が
200kgf として、高摩擦ローラ3にアイアンラバーU
801で摩擦係数が0.85のものを使用して、ガタや
騒音が少ない回転駆動の伝達力がよいものが得られた。
【0011】また、リニアアクチュエータ13を押し
(OFF)方向へ動かすことにより、高摩擦ローラ3は
被動軸1から切り離され、被動軸1の回転は全くフリー
となり図3におけるCアームの手動操作が可能となる。
X線診断装置により検査中に被検者に何か変化が生じ、
急ぎCアームを移動させたいときなどには、電動操作で
は回動がゆっくりなので、手動操作により速やかに回転
させることができて都合がよい。この場合、電動と手動
操作の切り換えはアームに設けた手動操作用のハンドル
にスイッチを配設しこのスイッチのON/OFFによっ
て行う(ONでリニアアクチュエータ13は引き方向に
なり回転駆動の伝達側へ、OFFで押し方向となり伝達
切り離し側へと動く)。
【0012】既述のように、本発明によれば簡便な構成
でガタ量が少ない支柱回転機構が得られる。即ち、被動
軸1への回転駆動の伝達が高摩擦ローラ3の摩擦接触に
より行われるので、ガタがない。かつ高摩擦ローラ3へ
の回転駆動の伝達もスプロケット6とスプロケット7と
の間に掛け回された短いチェーン8により行われるの
で、この系でのガタも少なく全体としてのガタ量を相当
に軽減している。そして、過負荷が加わったりした場合
も被動軸1と高摩擦ローラ3との間でスリップするの
で、従来のようにトルクリミッタを用いる必要がなく騒
音も少なくてよい。
【0013】なお、実施例においてはモータ9から高摩
擦ローラ3への回転駆動力の伝達をスプロケット6とス
プロケット7との間に掛け回したチェーン8により行っ
ているが、これに限定されるものではない。例えば、回
転駆動力の伝達手段としてギアーやベルトを組み合わせ
ることによって行ってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
終減速部での回転駆動の伝達が高摩擦ローラにより行わ
れ完全面接触となるので、この伝達系でのガタはなくな
り、支柱回転におけるガタ量は軽減される。また、高摩
擦ローラの支柱被動軸への接触はリニアアクチュエータ
による押圧力により行われるので、高摩擦ローラの回転
駆動の伝達可能トルクを上回る過負荷が加わった場合、
ローラと被動軸の間はスリップし駆動力は伝達されず過
負荷保護対策上でも有効である。さらに、リニアアクチ
ュエータの切り換えにより電動操作および手動操作を行
うことができるので、オペレータにとって操作性がよく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井吊りX線診断装置の支柱回転機構
の一実施例の平面図である。
【図2】本発明の天井吊りX線診断装置の支柱回転機構
の一実施例の正面図である。
【図3】天井吊りX線診断装置の全体斜視図である。
【図4】従来の天井吊りX線診断装置の支柱回転機構の
一実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 被動軸 2 天井走行ベース 3 高摩擦ローラ 4 ブラケット 5 軸 6 スプロケット 7 スプロケット 8 チェーン 9 ブレーキ付きギアーモータ 10 取付け部材 11 リンク 13 リニアアクチュエータ 14 リンク 15 軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台の上に載置された被検者の診断部位
    にX線を照射するためのX線管とこのX線管に対向して
    配置され被検者を透過してきたX線を検出しこれを映像
    信号に変換するための変換部とを支持するための支持部
    材と、この支持部材を任意の位置に設定可能に保持し天
    井の走行ベースに取付けられた支柱と、この支柱を回転
    させるための被動軸と、この被動軸に対して接離可能で
    接続したときに回転駆動力を伝達する高摩擦ローラと、
    被動軸に対して高摩擦ローラを接離させる手段と、この
    高摩擦ローラを回動させるための駆動手段とを具備する
    ことを特徴とする天井吊りX線診断装置の支柱回転機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、被動軸に対して高摩
    擦ローラを接離させる手段の作動操作により高摩擦ロー
    ラおよびこれを回動させるための駆動手段を一体的に移
    動させることを特徴とする天井吊りX線診断装置の支柱
    回転機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、高摩擦ロー
    ラの被動軸と接する面の摩擦係数が0.5以上1.0未
    満であることを特徴とする天井吊りX線診断装置の支柱
    回転機構。
JP5239441A 1993-09-27 1993-09-27 天井吊りx線診断装置の支柱回転機構 Pending JPH0788107A (ja)

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JPH0788107A true JPH0788107A (ja) 1995-04-04

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ID=17044823

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JP5239441A Pending JPH0788107A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 天井吊りx線診断装置の支柱回転機構

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JP (1) JPH0788107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102214A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Hitachi Medical Corp 移動型x線装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102214A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Hitachi Medical Corp 移動型x線装置
JP4731666B2 (ja) * 2000-09-29 2011-07-27 株式会社日立メディコ 移動型x線装置

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