JP4311165B2 - Cアーム形x線装置 - Google Patents

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この発明は、X線による透視や撮影を行うX線撮像装置に関し、とくに外科手術室において手術支援のために使用される、いわゆるCアーム形X線装置に関する。
従来より、外科手術室において手術支援のために使用されるX線透視およびX線撮影可能なX線撮像装置として、C型アームの両端にそれぞれX線発生装置とX線受像装置とが取り付けられたX線撮像装置が知られている。このC型アームを用いたX線撮像装置は、JISではCアーム形X線装置と呼ばれている。
このCアーム形X線装置では、下記の特許文献1に示されるように、台車上にC型アームが各軸方向に移動および回転自在に保持されるとともに、台車が手術室等の床面に自在に移動できるようになっている。そのため、手術を受ける患者に対して、あらゆる位置・方向から、X線画像を取得することが可能となっており、これにより、種々の部位に対してなされる多様な手術を有効に支援することができる。
特開2001−43994公報
このCアーム形X線装置の台車は、キャスタによって床上を自在に移動させることができるようになっている。すなわち、手動で押したり引いたりすることにより任意方向に動かすことができる。そして、ストッパを作動させることによって、所定の位置で固定する。
しかしながら、従来のCアーム形X線装置では、台車を動かす際、全体の重量が200kgを超えるため、いったん移動し始めると、停止させるのが容易ではない、という問題がある。そのため、台車の移動については、手術台や患者に接触・衝突しないように細心の注意を払う必要があるとともに、相当の腕力を必要とする。
移動している台車を停止させるためのブレーキ機構を備えていないものが多く、備えていたとしてもその操作は容易ではなく、患者等に衝突させないようにする気疲れは同じである。
この発明は、上記に鑑み、容易な操作で簡単に台車の移動を停止させることができるように改善した、Cアーム形X線装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明によるCアーム形X線装置においては、X線発生装置と、X線受像装置と、これらX線発生装置とX線受像装置とが対向するようその両端において取り付けられているC型アームと、このC型アームを種々の方向に動かすことができるよう保持する保持装置と、該保持装置が搭載されており、キャスタにより床面上を自在に移動することができる台車と、該台車に備えられた操作ハンドルと、該操作ハンドルの操作方向を検出する操作方向検出器と、上記キャスタの動きから台車の移動方向を検出する移動方向検出器と、上記キャスタにブレーキをかけるブレーキ装置と、上記操作方向検出器からの操作方向検出信号と上記移動方向検出器からの移動方向検出信号を受け、これら移動方向と操作方向とを比較し、これら両方向が反対になっていることを判定して上記ブレーキ装置を作動させるよう制御するブレーキ制御回路とが備えられていることが特徴となっている。
台車がある方向に移動しているとき、その移動方向が移動方向検出器によって検出される。このとき、その方向とは反対方向に操作ハンドルを操作すると、この操作方向が操作方向検出器によって検出され、これらの方向が互いに逆であるとブレーキ制御装置によって判定されて、ブレーキ装置が作動することになる。したがって、台車がある方向に移動しているとき、その方向とは反対方向に操作ハンドルを操作するだけで、非常に重いCアーム形X線装置の移動を停止させることができる。このように、台車の移動操作を、操作者の意思通りにスムーズかつ容易に行い、停止位置のずれなどを少なくすることができる。手術台や患者に衝突することを確実に回避でき、安全性が高まる。
つぎに、この発明を実施したCアーム形X線装置について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施例を示す。この図1において、X線発生装置であるX線管21と、X線受像装置たるイメージインテンシファイア22およびTVカメラ23とが対向配置される。ここでTVカメラ23は撮像管やCCDカメラなどからなる。入射したX線透過像がイメージインテンシファイア22により変換されて光学像として出力され、この光学像がTVカメラ23によって映像信号に変換される。このX線管21とイメージインテンシファイア22との間に、手術を受ける患者が配置されて、そのX線画像が撮像される。
X線管21はC型アーム25の一端に、イメージインテンシファイア22およびTVカメラ23は他端にそれぞれ固定されている。C型アーム25は保持装置26によって保持され、この保持装置26は台車31に取り付けられている。この保持装置26は、C型アーム25を台車31に対して、矢印で示すように種々の方向および位置に移動可能に保持するものである。台車31にはキャスタ32、33等が取り付けられて手術室などの床上で移動可能とされているが、ストッパ34によって床上の所望の位置で固定することも可能である。
台車31内には、X線管21に高電圧電力を供給する電源装置(バッテリおよびX線制御装置など)が納められているともに、TVカメラ23からの映像信号を受ける回路などが収められている。図示しないが、画像モニター装置は別の台車上に搭載され、上記の映像信号が送られ、X線透視像などを表示する。
さらに、この台車31には、操作ハンドル35が設けられており、台車31を移動する場合、この操作ハンドル35を把持して希望の方向に押したり、引いたりする。そして、操作ハンドル35の操作方向を検出する操作方向検出器36と、キャスタ32の向きおよび回転方向から移動方向を検出する移動方向検出器37と、キャスタ32の回転を停止させるブレーキ装置38と、このブレーキ装置38を制御するブレーキ制御装置39とが台車31内に収められている。
操作ハンドル35を押したり引いたりして操作すると、その操作方向が操作方向検出器36によって検出される。操作ハンドル35の基部にかかる圧力を検出する圧力検出器を各方向に配置するなどして、操作方向検出器36を構成する。
キャスタ32、33は、取り付け軸(鉛直方向の軸)の周りに自在に回転することによって移動の方向を自在とすることができ、その方向でキャスタ32、33が正回転すればその方向の前方に進み、逆回転すればその方向の後方に進む。移動方向検出器37は、メインのキャスタ32の正回転か逆回転かを検出する検出器と、キャスタ32の向きを検出する検出器とからなる。これらの検出器はそれぞれポテンショメータなどの回転検出器により構成することができる。
ブレーキ装置38は、電磁的な機構によりブレーキパッドをキャスタ32に押し付ける構成のものなどからなり、ブレーキ制御回路39からの制御信号に応じて、ブレーキの作動がなされる。
ブレーキ制御回路39には、操作方向検出器36からの検出信号と、移動方向検出器37からの検出信号とが送られてきている。これら両検出信号の比較を行い、その比較結果として操作方向と移動方向とが反対方向であると判定したときにブレーキ作動の制御信号を生じる。
停止している台車31を前方(図では左方向)に移動させて、その後停止させる場合を説明すると、まず、医師等がストッパ34を解除し、手で操作ハンドル35を握り、これを前方に押す。すると、その左方向の圧力により、操作方向検出器36が操作方向が左方向であることを検出する。移動する前では移動方向検出器37は移動方向を検出できない。そのため、ブレーキ制御装置39は操作方向と移動方向とが反対であると判定せず、ブレーキを作動させない(ブレーキを解除する)。そのため、操作ハンドル35にかかる力で、キャスタ32,33が前方に向き、正回転して前方に移動し始める。このとき移動方向検出器37が前方に移動していることを検出するので、ブレーキ制御装置39は操作方向と移動方向とが反対であると判定することはなく、ブレーキの解除状態が続く。
こうして所望の距離だけ前方に移動したとき、操作ハンドル35を手前に引いて台車31を止めようとする。操作ハンドル35が手前に引かれたことを操作方向検出器36が検出する。つまり操作方向が後方であることが検出される。このとき、まだ台車31は前方に移動しており、移動方向検出器37は移動方向が前方であることを検出しているため、ブレーキ制御回路39は操作方向と移動方向とが反対であると判定し、ブレーキ作動の制御信号をブレーキ装置38に送る。
したがって、前方に動いている台車31を停止させるときは、操作ハンドル35をその方向とは逆の後方に操作するだけで、ブレーキ装置38が作動して台車31が停止することになり、200kg以上もあるCアーム形X線装置の全体がその慣性で移動し続けるのを停止させるのに、大きな力を要することなく、簡単にこれを実現できる。そのため、移動しているCアーム形X線装置が患者等にぶつかりそうになったときの対応が容易である。こうして停止したとき、ストッパ34を作動させ、完全に固定する。
ブレーキ装置38は、停止したときに解除されるようにしてもよいが、そのままブレーキ作動状態に保つようにしてもよい。ブレーキ作動状態が保たれる場合は、移動開始時の操作ハンドル35の操作に応じてブレーキを解除するよう構成する。
操作ハンドル35を引いて後方(図の右方向)に移動させる場合や、操作ハンドル35を左または右(図の紙面に直角な方向)に押してその方向に移動させる場合も、移動方向とは反対方向に操作ハンドル35を操作するだけで、ブレーキ装置38が作動し、速やかに停止することも同様である。さらに、斜め方向(左前方、左後方など)への移動・停止も同様である。
なお、上記の構成はひとつの例であって、この発明がこれに限定される趣旨ではないことはもちろんである。たとえば、操作方向検出器36は、操作ハンドル35にかかる力(の方向)を検出しているので、操作者が誤って操作ハンドル35から手を離してしまった場合にその力がなくなったことが検出できる。そこで、ブレーキ制御装置39が、この場合にもブレーキ装置38を作動させるように構成できる。このように構成すれば、操作者の誤動作に対して安全側に働き、より安全性を高めることができる。その他、イメージインテンシファイア22およびTVカメラ23の代わりにいわゆるFPD(フラットパネルディテクタ)と呼ばれる2次元半導体X線検出器をX線受像装置として用いることなど、具体的な構成などは種々に変更可能である。
この発明によれば、台車の移動操作を、操作者の意思通りにスムーズかつ容易に行い、停止位置のずれなどを少なくすることができ、手術台や患者に衝突することを確実に回避でき、安全性を高めたCアーム形X線装置が得られる。
この発明の一実施例を概略的に示す側面図。
符号の説明
21 X線管
22 イメージインテンシファイア
23 TVカメラ
25 C型アーム
26 保持装置
31 台車
32、33 キャスタ
35 操作ハンドル
36 操作方向検出器
37 移動方向検出器
38 ブレーキ装置
39 ブレーキ制御回路

Claims (1)

  1. X線発生装置と、X線受像装置と、これらX線発生装置とX線受像装置とが対向するようその両端において取り付けられているC型アームと、このC型アームを種々の方向に動かすことができるよう保持する保持装置と、該保持装置が搭載されており、キャスタにより床面上を自在に移動することができる台車と、該台車に備えられた操作ハンドルと、該操作ハンドルの操作方向を検出する操作方向検出器と、上記キャスタの動きから台車の移動方向を検出する移動方向検出器と、上記キャスタにブレーキをかけるブレーキ装置と、上記操作方向検出器からの操作方向検出信号と上記移動方向検出器からの移動方向検出信号を受け、これら移動方向と操作方向とを比較し、これら両方向が反対になっていることを判定して上記ブレーキ装置を作動させるよう制御するブレーキ制御回路とを備えることを特徴とするCアーム形X線装置。
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