JPH0787756A - 静電アクチュエータ - Google Patents

静電アクチュエータ

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Publication number
JPH0787756A
JPH0787756A JP25230293A JP25230293A JPH0787756A JP H0787756 A JPH0787756 A JP H0787756A JP 25230293 A JP25230293 A JP 25230293A JP 25230293 A JP25230293 A JP 25230293A JP H0787756 A JPH0787756 A JP H0787756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
piezoelectric element
electrostatic actuator
elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP25230293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Matsuzaki
一成 松崎
Yoshikazu Mikuriya
美和 御厨
Toshihiro Matsuo
智弘 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP25230293A priority Critical patent/JPH0787756A/ja
Publication of JPH0787756A publication Critical patent/JPH0787756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高精度の減速比が得られ、かつ、組立て容易な
ハーモニックドライブ型の静電アクチュエータを得る。 【構成】円筒状のケーシング(1) と、その内周部に絶縁
体を介して一定のピッチで駆動電極が配置された固定子
(2) と、固定子の内径より小さい外径の円柱体または円
筒体とその表面に設けた電極からなる回転子(3) とを備
えた静電アクチュエータの固定子は略円筒状の第1の絶
縁弾性体(21)とその外周部に設けられ略円筒状で円周方
向に変位する圧電素子(22)と内周部に設けた少なくとも
4個の駆動電極(24)と圧電素子の外周部に設けた第2の
絶縁弾性体(23)とを配置した構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動装置に用いら
れる静電力を利用した小型アクチュエータに関し、とく
に減速比の調整ができるハーモニックドライブ型の静電
アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハーモニックドライブ型の静電ア
クチュエータの一例を図3に示す(特開平4-105577
号)。中空円筒状をした固定子2の内部に中空円筒状も
しくは中実円筒状をした回転子3が内挿されている。こ
の固定子2は、中空円筒形状をもつ金属性のケーシング
1の内周面を絶縁接着剤からなる絶縁層5で覆い、絶縁
層5の上に湾曲した複数片の駆動電極6をエアギャップ
(溝)をあけて配置し、絶縁層5によって各駆動電極6
をケーシング1に接着固定させたものであり、駆動電極
6の内周面に回転子3の転がり面が形成されている。一
方、回転子3は、回転子電極31の外周面に絶縁膜32
を形成したものである。この動作は駆動電極6と回転子
電極との間に印加された電圧によって働く静電吸引力に
より絶縁膜32を介して回転子3の外周面と固定子2の
駆動電極6とが接しており、駆動電極6の電圧印加位置
を切り換えると、回転子3は固定子2内で歳差運動を行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,一般的なハ
ーモニックドライブ型の静電アクチュエータでは、固定
子の内面と回転子の外面に互いに噛み合う歯を配置して
いないので、回転子外径をDr 、固定子内径をDs とす
ると減速比Rは式1で決まる。 R=(Ds −Dr )/Ds ・・・(式1) したがって、従来技術のように剛性の高い固定子と回転
子を用いた場合、減速比Rは固定子内径Ds と回転子外
径Dr の加工精度に依存しまうため、加工誤差が生じた
場合には、所望の減速比を得ることができないという問
題点があった。また、減速比の高い構造にするために
は、固定子内径と回転子外径を極めて接近させなければ
ならない。その際、組立てが困難になるといった問題が
あった。そこで、本発明は高精度の減速比が得られ、か
つ、組立て容易なハーモニックドライブ型の静電アクチ
ュエータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は円筒状のケーシングと、その内周部に絶縁
体を介して一定のピッチで駆動電極が配置された固定子
と、固定子の内径より小さい外径の円柱体または円筒体
とその表面に設けた電極からなる回転子とを備えた静電
アクチュエータにおいて、固定子は略円筒状の第一絶縁
弾性体とその外周部に設けられ略円筒状で円周方向に変
位する圧電素子と内周部に設けた少なくとも4個の駆動
電極と圧電素子の外周部に設けた第二の絶縁弾性体とを
配置した構成にしている。
【0005】
【作用】上記手段により、第二絶縁弾性体の外面に設け
た圧電素子に半径方向の電界をかけると圧電素子は円周
方向に伸縮するので、固定子の内径を減少させることが
でる。反対に電界を除くと第二絶縁弾性体のばね力によ
りもとの位置に戻る。したがって、調整電極の印加電圧
の大きさを調整することにより、固定子の内径を任意に
調整することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す静電アクチュエータ
の正断面図、図2は図1A−A’線の側断面図である。
図において、1は円筒形状のケーシング、2はケーシン
グ1内に配置した固定子、3は固定子2の内径に対して
小さい外径を持つ回転子で、回転子電極31の表面に絶
縁膜32をコーティングしている。4は可撓性の出力軸
である。固定子2は略円筒形状のゴム材からなる第1の
絶縁弾性体21の外周部に略円筒形状をしたもので、肉
厚方向と直角方向(d31方向)に収縮する圧電素子2
2を設け、内周部には4個の駆動電極24を等間隔に配
置している。なお、圧電素子22の外周部には固定子2
の変形を吸収・支持する第2の絶縁弾性体23を設けて
いる。つぎに、動作原理を説明する。固定子2の駆動電
極241と回転子電極31間に電圧を印加すると、駆動
電極241と回転子電極31間に静電吸引力が発生し、
回転子3は固定子2の内面と接する。印加電圧を駆動電
極241→242→243→244→241と順次切り
換えていくこと、回転子3は固定子2の内面を転動す
る。したがって、回転子3の自転を可撓性の出力軸4に
取り出すことにより、減速機として使用することができ
る。いま、減速比Rを調整する。固定子2の圧電素子2
2は半径方向の電界を印加することにより、円周方向に
収縮する。圧電素子22と第1の絶縁弾性体21とは密
着しているので、第1の絶縁弾性体21も変形し、駆動
電極24の内径を減少させる。圧電素子22の変形量は
印加する電圧に比例するので、この電圧を変えることに
より、固定子2の内径をある範囲内で自由に調整するこ
とができる。所望の減速比を得るため、固定子2の内径
はつぎのように調整する。式1より固定子2の内径およ
び回転子3の外径の設計値をそれぞれDs 、Dr とした
場合、固定子内径の加工誤差をΔDs 、回転子外径の加
工誤差をΔDr 、固定子内径の調整代をΔDs とすれ
ば、実際の減速比R’は式2によって表される。 R’=(Ds +ΔDs +ΔDs ’−Dr i r )/(Dr +ΔDr ) ・・・(式2) 式1と式2よりR=R’とすると、ΔDs ’=(Ds Δ
r −Dr ΔDs )/Dr となる。したがって、圧電素
子22の電極に電圧を印加することによりΔDs ’分の
内径調整を行えば、所望の減速比を得ることができる。
また、固定子の内径と回転子の外径と差を任意に大きく
とることにより回転子3を挿入しやすくし、回転子3を
挿入した後に圧電素子22の電圧を印加することにより
減速比を調整することができるので、加工や組立が容易
になる。さらに、組立て後に減速比は電圧調整だけで任
意に変更することができるといった使用も可能である。
なお、圧電素子22は薄膜にしてもよく、この場合さ
らに小型化できる。また、本実施例では固定子2の電極
数を4個としたが、それ以上の個数を配置してもよい。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
定子の外周部に圧電素子をもうけ、固定子の内径を調整
できるようにしたので、設計時の減速比に対して誤差が
なく、しかも、組立てが容易なハーモニックドライブ型
の静電アクチュエータを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す静電アクチュエータの正
断面図である。
【図2】図1A−A’線における側断面図である。
【図3】従来の静電アクチュエータの正断面図である。
【符号の説明】
1:ケーシング 2:固定子 21:第2の絶縁弾性体 22:圧電素子 23:第2の絶縁弾性体 24:駆動電極 241、242、243、244:個々の駆動電極 3:回転子 31:回転子電極 32:絶縁膜 4:出力軸 5:絶縁層 6:駆動電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のケーシングと、その内周部に絶縁
    体を介して一定のピッチで駆動電極が配置された固定子
    と、前記固定子の内径より小さい外径の円柱体または円
    筒体とその表面に設けた電極からなる回転子とを備えた
    静電アクチュエータにおいて、 前記固定子は略円筒状の第1の絶縁弾性体とその外周部
    に設けられ略円筒状で円周方向に変位する圧電素子と内
    周部に設けた少なくとも4個の駆動電極と前記圧電素子
    の外周部に設けた第2の絶縁弾性体とを配置したことを
    特徴とする静電アクチュエータ。
JP25230293A 1993-09-13 1993-09-13 静電アクチュエータ Pending JPH0787756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25230293A JPH0787756A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 静電アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25230293A JPH0787756A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 静電アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787756A true JPH0787756A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17235363

Family Applications (1)

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JP25230293A Pending JPH0787756A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 静電アクチュエータ

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