JPH078767A - 中空糸膜の製造方法 - Google Patents

中空糸膜の製造方法

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JPH078767A
JPH078767A JP15888993A JP15888993A JPH078767A JP H078767 A JPH078767 A JP H078767A JP 15888993 A JP15888993 A JP 15888993A JP 15888993 A JP15888993 A JP 15888993A JP H078767 A JPH078767 A JP H078767A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透析法、限外濾過法等による液体又は混合気
体の分離に利用できるセルロースアセテート中空糸膜を
製造する方法を提供する。 【構成】 セルローストリアセテートを、N―メチルピ
ロリドンとヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカルボ
ン酸誘導体とを重量比にして8:1〜5:3で配合した
混合液をセルローストリアセテート濃度が10〜25重
量%で溶解した紡糸原液を、二重管構造のノズルの外管
スリットより押出すとともに内管より芯液を押出し、こ
の糸状吐出物を気体雰囲気中を走行させた後、凝固浴中
に導入して中空糸膜を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浸透法、限外濾過法、
透析法等による液体の分離又は混合気体の分離等の流体
分離に利用することができる中空糸膜の改良された製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浸透法、限外濾過法、透析法等に
よる液体の分離及び混合気体の分離等の流体分離に利用
される中空糸膜に要求される性質として、物質の透過速
度が大きいこと及び物質の選択透過性が高いことが要求
されている。特に、限外濾過法、透析法に利用される中
空糸膜に要求される性質としては、透水性を適度に抑え
つつ、中分子量体(分子量1万〜数万)の物質の透過性
が大きく、かつ中分子量体の分子量分画特性が優れてい
ることが要求されている。
【0003】しかしながら、従来は、中分子量体の物質
の透過性の大きい膜を得ようとすると、透水性も同時に
大きくなるという問題や分子量分画特性が低下するとい
った問題があった。透水性が大きくなると、血液透析時
において、透析液が血液側に逆流入(バックフィルトレ
ーション)し、このとき透析液中のエンドトキシンが血
液を通し体内に流入するといった問題を引き起こす。ま
た、分子量分画特性が低下すると血液中の有害成分であ
るβ2―マイクログロブリン(分子量約1万2千)を除
去する際に、人体に有用なアルブミン(分子量約6万8
千)まで除去されてしまうという問題が生じる。
【0004】これまでに、分子量分画特性の優れた中空
糸膜を製造する方法として、セルロースエステル類、セ
ルロースエステル類の有機溶剤及び膨潤剤(相分離剤)
としてのポリエチレングリコール類からなる紡糸原液
を、紡糸口金から吐出し、凝固させて中空糸膜を製造す
る方法が提案されている。(特開昭54―88881号
公報)。しかし、この特開昭54―88881号公報に
提案されている方法では、中分子量体の透過性を大きく
しようとすると、同時に透水性が大きくなってしまうと
いう問題がある。
【0005】また、セルロースエステル、セルロースエ
ステルの有機溶剤及びヒドロキシカルボン酸からなる紡
糸原液を紡糸口金から吐出し、かつ芯液にセルロースエ
ステルの溶剤及び/又は膨潤剤を用いて中空糸膜を製造
する方法が提案されている(特開昭55―80515号
公報)が、この方法では、芯液に紡糸原液の成分の一部
を含むため、芯液と紡糸原液との相互拡散が生じ、平滑
な膜内面を有する中空糸膜が得られない。そのために、
血液透析時の残血を引き起こしたり、血液中のタンパク
質の沈着による性能低下を引き起こすという問題があ
る。また、上記方法では、中空糸膜製造における水洗工
程において芯液の流出が生じるため、中空糸の中空部の
変形や閉塞が起るといった問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従
来技術に鑑み、適度な透水性を有し、中分子量体の透過
性が大きく、かつ分子量分画特性に優れたセルロースト
リアセテート中空糸膜を製造する方法を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に鑑みて鋭意研究した結果、セルローストリアセテー
トを含む紡糸原液を、二重管構造を有する紡糸ノズルの
外管スリットより押し出すと同時に、該紡糸ノズルの内
管より芯剤として紡糸原液と非相溶性な液体を押し出
し、この糸状吐出物を気体雰囲気中を走行させた後、凝
固浴中に導入して凝固させることにより中空糸膜を製造
するに当たり、セルロースアセテートをN―メチルピロ
リドンとヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカルボン
酸誘導体とを重量比にして8:1〜5:3で配合した混
合液にセルローストリアセテート濃度が10〜25重量
%となるように均一溶解した紡糸原液を用いることによ
って上記課題が解決されることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、セルローストリアセ
テートを、N―メチルピロリドンとヒドロキシカルボン
酸又はヒドロキシカルボン酸誘導体とを重量比にして
8:1〜5:3で配合した混合液にセルローストリアセ
テート濃度が10〜25重量%となるように均一溶解し
た紡糸原液を、二重管構造を有する紡糸ノズルの外管ス
リットより押し出すと同時に、該紡糸ノズルの内管より
芯剤として紡糸原液と非相溶性な液体を押し出し、この
糸状吐出物を気体雰囲気中を走行させた後、凝固浴中に
導入して凝固させることを特徴とする中空糸膜を製造方
法に係るものである。
【0009】本発明において、適度な透水性を有し、中
分子量体の透過性が大きく、かつ分子量分画特性に優れ
た中空糸膜を製造するためには、セルロースアセテー
ト、N―メチルピロリドン及び膨潤剤(相分離剤)とし
てのヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸誘
導体を、均一に溶解した紡糸原液を用いることが重要で
ある。
【0010】膨潤剤として、ヒドロキシカルボン酸又は
ヒドロキシカルボン酸誘導体以外のもの、例えば、ポリ
エチレングリコール又はポリエチレングリコール誘導体
を用いた場合、適度な透水性を有し中分子量の透過性が
大きくかつ分子量分画特性に優れた中空糸膜を得ること
が困難である。本発明では、上記膨潤剤として、乳酸、
マンデル酸、酒石酸及びこれらの低級アルキルエステル
から選ばれた少くとも1種を用いるのが特に好ましい。
【0011】また、適度な透水性を有し、中分子量体の
透過性が大きく、かつ分子量分画特性に優れた中空糸膜
を製造するには、N―メチルピロリドンとヒドロキシカ
ルボン酸又はヒドロキシカルボン酸誘導体とを重量比に
して8:1から5:3、好ましくは7:1から2:1の
範囲内で配合することが必要である。N―メチルピロリ
ドンの割合がヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカル
ボン酸誘導体に対して8:1をこえると中分子量体の透
過性が低下し、一方、5:3未満では紡糸原液の均一溶
解が困難となり、その結果、紡糸性が悪化し、均質な中
空糸膜を製造することが困難となる。
【0012】更に、紡糸原液のセルローストリアセテー
ト含有量は、10〜25重量%、好ましくは15〜23
重量%であることが必要である。セルローストリアセテ
ート含有量が25重量%をこえると、中分子量体の透過
性の大きい中空糸膜を得るのは困難となり、一方、10
重量%未満では、紡糸が不安定となるため、均質な中空
糸膜を得ることが困難となり、また、中空糸の強度が低
下し、糸リークが発生しやすくなり好ましくない。
【0013】本発明において膨潤剤として用いられるヒ
ドロキシカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸誘導体
は、水及びN―メチルピロリドンへの溶解性を有し、か
つ、沸点が100℃以上、熱分解温度が100℃以上、
化学的凝固価が、0.3〜2.5であるものであればよ
く、特に好ましくは、乳酸、マンデル酸、酒石酸又はこ
れらの低級アルキルエステルが用いられる。これらの膨
潤剤は2種以上併用しても差支えない。
【0014】なお、ここで云う化学的凝固価とは、セル
ローストリアセテート、N―メチルピロリドン、膨潤剤
からなる均一溶解ドープの凝固浴液添加時の相分離のし
易さを示す指標であり、本発明においては、セルロース
トリアセテート1.5g、水溶性有機溶剤としてN―メ
チルピロリドン8.4g、上記膨潤剤3.6gからなる
80℃の均一溶解ドープに、凝固浴液として濃度30
(重量)%のN―メチルピロリドン水溶液を添加したと
きの相分離を生ずる液量(g)で示したものである。化
学的凝固価が0.3未満では、膜の透水性が大きくなり
すぎ、一方、化学的凝固価が2.5を超えると中分子量
体の透過性の大きな膜が得られない。
【0015】また、本発明においては、紡糸原液の粘度
が100〜2000ポイズ、特に好ましくは300〜1
000ポイズとなるように紡糸原液の温度を制御するの
が適当である。粘度が100ポイズ以下では、均一内径
をもつ中空糸膜を得ることが難しく、一方、2000ポ
イズ以上では、えい糸性が悪くなるため、均質でしかも
膜厚の薄い中空糸膜を得ることが困難となる。
【0016】本発明において、芯液として紡糸原液と非
相溶性もしくは難相溶性液体を用いることが好ましく、
例えば、イソプロピルミリステート、オレイン酸、硫酸
パラフィン等が好ましく、特に流動パラフィンが好まし
い。芯液として、ポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール誘導体、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキ
シカルボン酸誘導体等の水溶性液体を使用した場合、紡
糸は可能であるが、中空糸膜の真円性が損なわれたり、
中空糸内面の平滑性が損なわれるため、好ましくない。
【0017】本発明における凝固浴温度は10〜50℃
であることが重要であり、凝固浴温度が10℃未満で
は、中分子量体の透過性の大きい中空糸膜を得るのが困
難であり、一方、凝固浴温度が50℃をこえると、中分
子量体の透過性の大きいものの、透水性も同時に大きく
なり、更に分子量分画特性も低下するため、適度な透水
性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ分子量分
画特性に優れた中空糸膜を得ることができない。
【0018】また、凝固浴液は、溶媒、膨潤剤が可溶な
液体であれば使用できるが、コストや製造管理の面で水
を主成分としたものが好ましい。中空糸膜の品質管理の
面から、凝固浴液としては水、溶媒及び膨潤剤からな
り、溶媒と膨潤剤との比が紡糸原液中のそれと同一比で
ある液体が特に好ましい。凝固浴組成は、紡糸原液の組
成、温度、紡糸口金と凝固浴面との距離(エアギャップ
長)により異なるので一義的に規定することはできない
が、水の濃度が40〜90重量%であることが好まし
い。凝固浴としては、水の濃度40〜90重量%のN―
メチルピロリドン水溶液が特に好適である。
【0019】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、適度な透水
性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ分子量分
画特性に優れたセルローストリアセテート中空糸膜を容
易に製造することができる。
【0020】
【実施例】以下に、実施例により本発明の実施の態様を
説明する。ただし、本発明はこれらの実施例によって限
定されるものではない。
【0021】なお、本発明で言う分子量70000のデ
キストラン透過率SCは、以下の式で定義されたもので
ある。
【0022】SC=C2 ÷C1 (上式において、C1 は原液中の分子量70000のデ
キストラン濃度を表し、C2 は透過液中の分子量700
00のデキストラン濃度を表す。)
【0023】
【実施例1】セルローストリアセテート20重量部、N
―メチルピロリドン(NMP)62重量部、マンデル酸
(化学的凝固価0.4)18重量部を混合して均一溶解
し、これを紡糸原液とし、環状オリフィスノズルを用い
て紡糸を行った。外管部より115℃の紡糸原液を吐出
し、一方、芯液として流動パラフィンを内管部より吐出
した。環状オリフィスを出た中空糸状の原液を15cm
空気中に走行させ、その後、45℃に保った30%NM
P水溶液の凝固浴中に1.1秒間導入し、凝固させ、そ
の後、水洗浴で水洗し、40m/min.の速度で巻き
取った。得られたセルローストリアセテート中空糸膜の
断面形状は真円であり、かつ中空糸の内面は平滑であ
り、内径192μm、膜厚18μmで形状のバラツキは
ほとんどなかった。
【0024】また、得られたセルローストリアセテート
中空糸膜の限外濾過率UFRは、172ml/hr・m
mHg・1.5m2 、分子量10000のデキストラン
透過率DAは、42ml/min.・1.5m2 と大き
く、分子量70000のデキストラン透過率SCは0.
060と極めて小さい中空糸膜であった。かくして、適
度な透水性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ
分子量分画特性に優れたセルローストリアセテート中空
糸膜が得られた。
【0025】
【実施例2】マンデル酸の代わりに乳酸(化学的凝固価
0.4)を用いて、凝固浴温度を25℃とした以外は実
施例1と同様にして、セルローストリアセテート中空糸
膜を得た。得られたセルローストリアセテート中空糸膜
の断面形状は真円であり、かつ、中空糸の内面は平滑で
あり、内径193μm、膜厚17μmで形状のバラツキ
はほとんどなかった。
【0026】また、得られたセルローストリアセテート
中空糸膜の限外濾過率UFRは、160ml/hr・m
mHg・1.5m2 、分子量10000のデキストラン
透過率DAは、41ml/min.・1.5m2 と大き
く、分子量70000のデキストラン透過率SCは0.
062と極めて小さい中空糸膜であった。かくして、適
度な透水性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ
分子量分画特性に優れたセルローストリアセテート中空
糸膜が得られた。
【0027】
【実施例3】乳酸の代わりに酒石酸ジメチル(化学的凝
固価0.7)を用いた以外は、実施例2と同様にして、
セルローストリアセテート中空糸膜を得た。得られたセ
ルローストリアセテート中空糸膜の断面形状は真円であ
り、かつ、中空糸の内面は平滑であり、内径214μ
m、膜厚16μmで形状のバラツキはほとんどなかっ
た。
【0028】また、得られたセルローストリアセテート
中空糸膜の限外濾過率UFRは、172ml/hr・m
mHg・1.5m2 、分子量10000のデキストラン
透過率DAは、45ml/min.・1.5m2 と大き
く、分子量70000のデキストラン透過率SCは0.
073と極めて小さい中空糸膜であった。かくして、適
度な透水性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ
分子量分画特性に優れたセルローストリアセテート中空
糸膜が得られた。
【0029】
【実施例4】乳酸の代わりに乳酸エチル(化学的凝固価
1.9)を用い、紡糸原液の温度を110℃とした以外
は、実施例2と同様にして、セルローストリアセテート
中空糸膜を得た。得られたセルローストリアセテート中
空糸膜の断面形状は真円であり、かつ、中空糸の内面は
平滑であり、内径221μm、膜厚14μmで形状のバ
ラツキはほとんどなかった。
【0030】また、得られたセルローストリアセテート
中空糸膜の限外濾過率UFRは、80ml/hr・mm
Hg・1.5m2 、分子量10000のデキストラン透
過率DAは、29ml/min.・1.5m2 と大き
く、分子量70000のデキストラン透過率SCは0.
063と極めて小さい中空糸膜であった。かくして、適
度な透水性を有し、中分子量体の透過性が大きく、かつ
分子量分画特性に優れたセルローストリアセテート中空
糸膜が得られた。
【0031】
【比較例1】乳酸の代わりにトリエチレングリコールを
用い、紡糸原液の温度を100℃とした以外は実施例2
と同様にして、セルローストリアセテート中空糸膜を得
た。得られたセルローストリアセテート中空糸膜の断面
形状は真円であり、内径221μm、膜厚18μmで形
状のバラツキはほとんどなかった。
【0032】また、得られたセルローストリアセテート
中空糸膜の限外濾過率UFRは、250ml/hr・m
mHg・1.5m2 、分子量10000のデキストラン
透過率DAは、45ml/min.・1.5m2 と大き
く、分子量70000のデキストラン透過率SCは0.
092であった。すなわち、この中空糸膜は中分子量体
の透過性は大きいものの、同時に透水性も大きな膜であ
った。
フロントページの続き (72)発明者 川口 武行 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルローストリアセテートを、N―メチ
    ルピロリドンとヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカ
    ルボン酸誘導体とを重量比にして8:1〜5:3で配合
    した混合液に、セルローストリアセトート濃度が10〜
    25重量%となるように均一溶解した紡糸原液を、二重
    管構造を有する紡糸ノズルの外管スリットより押し出す
    と同時に、該紡糸ノズルの内管より芯剤として紡糸原液
    と非相溶な液体を押し出し、この糸状吐出物を気体雰囲
    気中を走行させた後、凝固浴中に導入して凝固させるこ
    とを特徴とするセルローストリアセテートからなる中空
    糸膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシカルボン酸又はヒドロキシカ
    ルボン酸誘導体が、乳酸、マンデル酸、酒石酸及びこれ
    らの低級アルキルエステルから選ばれたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の中空糸膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 芯液として流動パラフィンを用いること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中空糸膜の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 凝固浴の温度を10〜50℃とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の中空糸膜の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100687620B1 (ko) * 2005-07-29 2007-03-02 주식회사 우진 스테인리스강의 시료응착 방지용 프로브

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