JPH0739733A - セルローストリアセテート中空糸膜の製造方法 - Google Patents

セルローストリアセテート中空糸膜の製造方法

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JPH0739733A
JPH0739733A JP19118793A JP19118793A JPH0739733A JP H0739733 A JPH0739733 A JP H0739733A JP 19118793 A JP19118793 A JP 19118793A JP 19118793 A JP19118793 A JP 19118793A JP H0739733 A JPH0739733 A JP H0739733A
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JP
Japan
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hollow fiber
cellulose triacetate
fiber membrane
molecular weight
weight
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Pending
Application number
JP19118793A
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English (en)
Inventor
Susumu Maruo
享 丸尾
Hiroo Matsuda
裕生 松田
Takahiro Omichi
高弘 大道
Takeyuki Kawaguchi
武行 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中分子量物質の透過速度が大きく、かつ分子
量分画特性に優れたセルローストリアセテート中空糸膜
を製造する方法を提供する。 【構成】 セルローストリアセテートの溶剤として1,
3―ジメチル―2―イミダゾリジノンを用い、紡糸原液
中のセルローストリアセテート濃度が10〜25重量
%、相分離剤濃度が50〜10重量%として二重管ノズ
ルから芯剤と共に押出し、気体雰囲気中を走行させた
後、凝固浴中に導入してトリアセテート中空糸膜を製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は限外濾過法、透析法等に
よる液体の分離に利用することができるセルローストリ
アセテート中空糸膜を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、限外濾過法、透析法等による液体
の分離に利用される中空糸膜に要求される性質として、
物質の透過速度が大きいこと及び物質の選択透過性が高
いことが要求されている。近年、特に、中分子量物質
(分子量1万〜数万)の透過速度が大きくかつ分子量分
画特性が優れていることが要求されている。
【0003】中分子量物質の透過速度が大きくかつ分子
量分画特性の優れた膜を得るためには、均一な孔径を有
する中空糸膜としなければならない。なぜなら、孔径の
不均一性が大きいほど、物質の透過速度を大きくした場
合に、分子量分画特性が低下してしまうからである。
【0004】従来、かかる中空糸膜としてセルロースト
リアセテートの中空糸膜が知られており、中空糸膜製造
に用いるセルローストリアセテートの溶剤として、メチ
レンクロライドなどの低級炭化水素の塩化物又はそれを
主成分とする混合物が一般的に知られている。しかし、
これらは、溶解性や低沸点による取り扱い性の面で難点
があった。
【0005】また、100℃以上の高沸点を有し、高温
でセルローストリアセテートの溶解性の良い溶剤とし
て、例えば、ジメチルアセトアミドを用いる方法(特開
昭56―26004号公報)やN―メチルピロリドンを
用いる方法(特開昭54―88881号公報)なども知
られている。しかしながら、いずれの方法によっても、
いまだ十分な物質の透過速度及び優れた分子量分画特性
を併有する中空糸膜が得られているとは言い難い。ま
た、これらの溶剤は、高温でセルローストリアセテート
を溶解させるため、溶剤の熱分解が生じるといった問題
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従
来技術の問題点に鑑み、中分子量物質の透過速度が大き
くかつ分子量分画特性に優れた中空糸膜の製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者ら
は、紡糸原液(ドープ)を調製するに当り、セルロース
トリアセテートの溶解性の高い溶剤を用いることによ
り、ポリマー、相分離剤が均一に溶解・分布し、それに
より、均一な孔径を有する中空糸膜が得られ、その結
果、物質の透過速度が大きくかつ分子量分画特性の優れ
た中空糸膜を製造することができるという技術思想に立
脚し、さらに研究を重ねた結果、セルローストリアセテ
ートの溶剤として1,3―ジメチル―2―イミダゾリジ
ノンを用いることによって、中分子量物質の透過速度が
大きく、しかも分子量分画特性が優れた中空糸膜が得ら
れることを見いだし、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、セルローストリアセ
テートの溶剤として13―ジメチル―2―イミダゾリジ
ノンを用い、セルローストリアセテート及び上記溶剤に
可溶でかつセルローストリアセテートの相分離を誘発で
きる相分離剤を、セルローストリアセテート濃度が10
〜25重量%、相分離剤濃度が50〜10重量%となる
ように均一溶解した紡糸原液を、二重管構造を有する紡
糸ノズルの外管スリットより押し出すと同時に、該紡糸
ノズルの内管より芯剤を押し出し、この糸状吐出物を気
体雰囲気中を走行させた後、凝固浴中に導入して凝固さ
せることを特徴とする中空糸膜の製造方法に関するもの
である。
【0009】本発明において、中分子量物質の透過速度
が大きく、かつ分子量分画特性に優れた中空糸膜を製造
するためには、セルローストリアセテートの溶剤とし
て、1,3―ジメチル―2―イミダゾリジノンを用いる
ことが重要である。
【0010】本発明において、セルローストリアセテー
トの溶剤として、1,3―ジメチル―2―イミダゾリジ
ノン以外の溶剤を用いた場合、例えば、N―メチルピロ
リドンを用いた場合、中分子量物質の透過速度が大きく
かつ分子量分画特性に優れた中空糸膜を得ることは困難
である。また、紡糸原液の粘度が高くなってしまい、粘
度を低下させるために溶解温度を高くすると、N―メチ
ルピロリドンの熱分解が促進されてしまう。
【0011】本発明において、中分子量物質の透過速度
が大きくかつ分子量分画特性に優れた中空糸膜を製造す
るには、紡糸原液中のセルローストリアセテート濃度
は、10〜25重量%、好ましくは15〜23重量%と
することが必要である。セルローストリアセテート濃度
が25重量%を超えると、中分子量物質の透過性の大き
い中空糸膜を得るのは困難となり、一方、10重量%未
満では、紡糸が不安定となるため、均質な中空糸膜を得
ることが困難となり、また、中空糸の強度が低下し、糸
リークが発生しやすくなるため好ましくない。
【0012】また、本発明において用いられる相分離剤
としては、セルローストリアセテートの上記溶液の相分
離を誘発できる水溶性ものが使用できる。具体例として
は、ポリエチレングリコール類、ポリプロピレングリコ
ール類、グリセリン、ヒドロキシカルボン酸等がある。
この相分離剤の紡糸原液中の濃度は、50〜10重量
%、好ましくは40〜20重量%とすることが必要であ
る。相分離剤の濃度が10重量%未満では、中分子量体
の透過性が低下し、相分離剤の濃度が50重量%を超え
ると、紡糸原液の均一溶解が困難となり、その結果、紡
糸性が悪化し、均質な中空糸膜を製造することが困難と
なる。
【0013】本発明において用いられる芯剤としては、
例えば、流動パラフィン、イソプロピルミリステート、
ポリエチレングリコール等の公知の芯剤を使用すること
が可能であるが、紡糸過程での中空糸の形態保持性や中
空糸内面の平滑性の点から、特に流動パラフィンが好ま
しい。
【0014】本発明における凝固浴温度は10〜50℃
が好ましい。凝固浴温度が10℃未満では、透水性及び
中分子量体の透過性の大きい中空糸膜を得るのが困難に
なりやすく、一方、凝固浴温度が50℃を超えると、物
質の透過性が大きいものの、分子量分画特性が低下する
ため、透水速度が大きくかつ分子量分画特性に優れた中
空糸膜を得ることが難しくなる。また、凝固浴として
は、溶剤、相分離剤が可溶な液体であれば使用できる
が、コストや製造管理の面で水を主成分としたものが好
ましい。また、中空糸膜の品質管理の面から、凝固浴と
しては水、溶媒、相分離剤からなり、溶剤と相分離剤と
の比が紡糸原液中のそれと同一比である液体が特に好ま
しい。凝固浴組成は、紡糸原液の組成、温度、紡糸口金
と凝固浴面の距離すなわちエアギャップ長により異なる
ので一義的に規定することはできないが、水の濃度が4
0〜90重量%であることが好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、中分子量物
質の透過速度が大きくかつ分子量分画特性に優れた中空
糸膜を容易に製造することができる。
【0016】
【実施例】以下に、実施例及び比較例により本発明を具
体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例等に
よって限定されるものではない。
【0017】
【実施例1】セルローストリアセテート20重量部、
1,3―ジメチル―2―イミダゾリジノン(DMI)を
62重量部、プロピレングリコール18重量部を混合し
て均一溶解し、これを紡糸原液として、環状オリフィス
ノズルを用い紡糸を行った。外管部より95℃の紡糸原
液を供給し、一方、芯剤として流動パラフィンを内管部
より吐出した。環状オリフィスを出た中空糸状の原液を
15cm空気中に走行させ、その後、水洗浴で水洗し、
40m/min.の速度で巻き取った。
【0018】得られたセルローストリアセテート中空糸
膜の断面形状は真円であり、かつ、中空糸の内面は平滑
であり、内径199μm、膜厚17μmで形状のバラツ
キはほとんどなかった。また、得られたセルローストリ
アセテート中空糸膜の分子量10000のデキストラン
透過性は、54ml/min.・1.5m2 と大きく、
分子量70000のデキストランのふるい係数(SC)
は0.07と極めて小さい中空糸膜であった。すなわ
ち、中分子量体の透過速度が大きく、かつ分子量分画特
性に優れたセルローストリアセテート中空糸膜が得られ
た。なお、本発明に用いる分子量70000のデキスト
ランのふるい係数(SC)は、以下の式で定義されたも
のである。
【0019】
【数1】SC=C2 ÷C1 [式中、C1 は、原液中の分子量70000のデキスト
ラン濃度を表し、C2 は、透過液中の分子量70000
のデキストラン濃度を表す。]
【0020】
【比較例1】1,3―ジメチル―2―イミダゾリジノン
(DMI)の代わりにN―メチルピロリドン(NMP)
を用い、凝固浴を30%NMP水溶液とした以外は実施
例1と同様にして、セルローストリアセテート中空糸膜
を得た。得られたセルローストリアセテート中空糸膜の
分子量10000のデキストラン透過性は、43ml/
min.・1.5m2 、分子量70000のデキストラ
ンふるい係数(SC)は0.07であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 武行 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルローストリアセテートを、溶剤とし
    て1,3―ジメチル―2―イミダゾリジノンを用いてセ
    ルローストリアセテート濃度が10〜25重量%となる
    よう溶解すると共に、上記溶剤に可溶でかつセルロース
    トリアセテートの相分離を誘発できる相分離剤をその濃
    度が50〜10重量%となるように均一溶解した紡糸原
    液を、二重管構造を有する紡糸ノズルの外管スリットよ
    り押し出すと同時に、該紡糸ノズルの内管より芯剤を押
    し出し、この糸状吐出物を気体雰囲気中を走行させた
    後、凝固浴中に導入して凝固させることを特徴とするセ
    ルローストリアセテート中空糸膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 芯剤として流動パラフィンを使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の中空糸膜の製造方法。
JP19118793A 1993-08-02 1993-08-02 セルローストリアセテート中空糸膜の製造方法 Pending JPH0739733A (ja)

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