JPH0787573A - 水防情報収集方法及びシステム - Google Patents

水防情報収集方法及びシステム

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JPH0787573A
JPH0787573A JP23138293A JP23138293A JPH0787573A JP H0787573 A JPH0787573 A JP H0787573A JP 23138293 A JP23138293 A JP 23138293A JP 23138293 A JP23138293 A JP 23138293A JP H0787573 A JPH0787573 A JP H0787573A
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JP
Japan
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flood control
flood
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subordinate
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Application number
JP23138293A
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English (en)
Inventor
Takeo Takasaki
武夫 高崎
Seigo Nagase
誠吾 長瀬
Hiroyuki Ochiai
弘行 落合
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星回線を利用して水防情報を収集する際、
衛星回線の混雑を減少しかつ詳細な水防情報を収集す
る。迂回時の公衆回線の使用料を低減する。水防情報を
安定に収集する。 【構成】 従属水防情報収集局20A〜20Nの水防情
報を制御水防情報収集局10にポーリング方式で順次収
集する。衛星回線40及び地上回線(公衆回線)50の
使用に際し、平常時に比べて降雨時のポーリング頻度を
増加する。また、従属水防情報収集局20A〜20Nと
制御水防情報収集局10との間の迂回路として、地上回
線50を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広域の雨量の情報や河
川の水位の情報を収集し、河川管理を行う水防情報収集
方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】河川管理を行う方式としては、テレメー
タ装置等を用いた方式が知られている。この種の方式で
は、まず、雨量情報や河川の水位情報、すなわち水防情
報を収集すべく、テレメータ装置等として構成される従
属水防情報収集局(子局)を広域に亘って複数箇所に設
置する。さらに、制御水防情報収集局(親局)を設け、
この制御水防情報収集局により、従属水防情報収集局に
収集された個々の水防情報を一括して収集する。制御水
防情報収集局は、通常、各従属水防情報収集局の制御を
も担う。
【0003】制御水防情報収集局と従属水防情報収集局
の間は、通常、専用回線により接続される。すなわち、
従属水防情報収集局により収集された水防情報は、衛星
回線又は自営パケット交換網を利用して、制御水防情報
収集局に収集される。従って、利用回線の使用料を意識
することなく、トラフィックの検討のみで、水防情報収
集システムを構築することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、衛星回線は、
集中豪雨の発生により回線が遮断される等、天候に左右
される可能性が高いので、水防情報を安定に収集できな
い可能性がある。また、自営パケット交換網にも、通信
不能状態が生じる可能性がある。このような事態への対
処としては、一般公衆回線に迂回して、制御水防情報収
集局と従属水防情報収集局の間の通信を行うという方法
もあるが、このような迂回を実施する場合、使用料を意
識せざるを得ない。すなわち、公衆回線を使用する場
合、新たな回線工事を行うことなく広域に亘って情報を
収集できる反面で、この回線を利用している他の利用者
への支障を考慮しなければならなくなる。これは、従属
水防情報収集局の設置数が多数であることや、水防情報
の収集が繰り返し連続的に実行されることにより、通信
量が膨大となるからである。また、これに伴い、迂回時
の回線使用料が増大する。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、衛星回線を利用し
て水防情報収集システムを構築する場合に、公衆回線へ
の迂回を可能にして安定な通信路を確保すると共に、衛
星回線及び公衆回線におけるトラフィックの低減を実現
可能にし、さらに公衆回線への迂回時の回線使用料をで
きるだけ低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の水防情報収集方法は、既設の衛星回
線又は自営回線を利用しつつ所定の時間帯においてポー
リングし従属水防情報収集局から制御水防情報収集局に
水防情報を収集するステップと、ポーリングを行う時間
帯の間隔を、いずれかの従属水防情報収集局で降雨が検
知されており又は降雨が所定の水準に達している場合に
は比較的短い時間に、それ以外の場合には比較的長い時
間に、切り替えながら設定するステップと、を備えるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明の水防情報収集システムは、既設の
衛星回線又は自営回線と、この衛星回線又は自営回線に
接続され水防情報を送信する従属水防情報収集局と、こ
の衛星回線又は自営回線を介し所定の時間帯においてポ
ーリングし従属水防情報収集局から水防情報を収集する
制御水防情報収集局と、を有し、制御水防情報収集局
が、ポーリングを行う時間帯の間隔を、いずれかの従属
水防情報収集局で降雨が検知されており又は降雨が所定
の水準に達している場合には比較的短い時間に、それ以
外の場合には比較的長い時間に、切り替えながら設定す
ることを特徴とする。
【0008】本発明の水防情報収集方法及びシステム
は、さらに、衛星回線又は自営回線が遮断された場合
に、既設の公衆回線を利用し、従属水防情報収集局から
制御水防情報収集局に水防情報を収集することを特徴と
する。
【0009】本発明の水防情報収集方法及びシステム
は、従属水防情報収集局が複数であり、各従属水防情報
収集局が、上記時間帯又はこれに先行する時間帯におい
て互いに異なるタイミングで水防情報を収集し、制御水
防情報収集局が、各従属水防情報収集局における水防情
報の収集タイミングの相違に基づき、上記時間帯におい
て各従属水防情報収集局からの水防情報の収集を従属水
防情報収集局毎に選択的に行うことを特徴とする。
【0010】本発明の水防情報収集方法及びシステム
は、制御水防情報収集局が、上記時間帯を比較的長い時
間間隔で設定しているとき、比較的短い時間間隔に設定
しているときであればポーリングが行われたであろう時
間帯についてデータ未収集扱いとすることを特徴とす
る。
【0011】そして、本発明の水防情報収集方法は、既
設の衛星回線を利用しつつ所定周期でポーリングし従属
水防情報収集局から制御水防情報収集局に水防情報を収
集するステップと、衛星回線が遮断された場合に、既設
の公衆回線を利用し、従属水防情報収集局から制御水防
情報収集局に水防情報を収集するステップと、従属水防
情報収集局において無降雨状態が検出された場合に、利
用する回線を公衆回線から衛星回線に自動切り戻しする
ステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の水防情報収集方法及びシステムにおい
ては、水防情報を収集するための回線として、通常時は
既設の衛星回線又は自営回線が使用される。制御水防情
報収集局はこの衛星回線又は自営回線を介してポーリン
グを行い、従属水防情報収集局から水防情報を収集す
る。その際、本発明においては、ポーリングがある限ら
れた時間帯にて行われるのに加え、所定の条件が成立し
ている場合に、ポーリングを行う時間帯の間隔が比較的
長い時間に設定され、これにより衛星回線又は自営回線
の利用頻度が低減される。すなわち、衛星回線又は自営
回線の使用時間が長くなるのが、いずれかの従属水防情
報収集局で降雨が検知されており又は降雨が所定の水準
に達している場合に限られることとなり、衛星回線又は
自営回線の混雑の抑制、地上系に迂回した時の公衆回線
の使用料の低減等が実現される。また、いずれかの従属
水防情報収集局で降雨が検知されており又は降雨が所定
の水準に達している場合にはポーリング時間帯の間隔が
短いため、必要な水防情報は十分に得ることが可能にな
る。また、衛星回線を使用した場合、従属水防情報収集
局を広い範囲に亘って配置することが可能になる。
【0013】本発明においては、さらに、既設の公衆回
線を迂回路として使用することができる。すなわち、衛
星回線が激しい降雨等により遮断された場合には地上回
線等を迂回して水防情報を収集すればよい。これによ
り、通信路が安定に確保される。この作用は、自営回線
を使用したシステムにおいても、自営回線遮断時に同様
に生じる。
【0014】本発明においては、各従属水防情報収集局
における情報収集タイミングが互いに異なる場合に、制
御水防情報収集局が、各従属水防情報収集局における水
防情報の収集タイミングの相違に基づき、上記時間帯に
おいて各従属水防情報収集局からの水防情報の収集を従
属水防情報収集局毎に選択的に行う。従って、各従属水
防情報収集局からの水防情報の収集を、当該従属水防情
報収集局が水防情報を送信可能となったであろうタイミ
ングで行うことができ、回線の混雑がより好適に低減さ
れる。
【0015】また、本発明においては、上記時間帯を比
較的長い時間間隔で設定しているとき、比較的短い時間
間隔に設定しているときであればポーリングが行われた
であろう時間帯が間引かれ、データ未収集扱いとされ
る。これにより、水防情報の収集以後の処理が、長い時
間間隔のときと短い時間間隔のときとで同一の処理でよ
くなる。
【0016】そして、本発明においては、衛星回線が遮
断された場合に公衆回線への迂回が行われる。迂回が行
われた後、従属水防情報収集局において無降雨状態が検
出されると、利用する回線が公衆回線から衛星回線に自
動切り戻しされる。従って、使用者の手動操作等の必要
がなく、使用性の高いシステムが得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
に基づき説明する。
【0018】図1には、本発明の一実施例に係る水防情
報収集システムの構成の概略が示されている。この図に
示されるように、本実施例の水防情報収集システムは、
複数の従属水防情報収集局(子局)20A〜20N、制
御水防情報収集局(親局)10、衛星回線40及び地上
回線50から構成されている。従属水防情報収集局20
A〜20Nは、河川管理を行うために広域の複数箇所に
設置されている。また、制御水防情報収集局10は、こ
れらの管理や制御を行う。
【0019】従属水防情報収集局20A〜20Nは、そ
れぞれ、河川管理用のテレメータ装置21、通信プロト
コル変換のための蓄積中継装置22、及び通信衛星30
による衛星回線40との接続のための衛星端局23から
構成されている。衛星端局23は、符号を省略するが、
衛星回線40との接続のための衛星用アンテナを有して
いる。また、この衛星端局23には、衛星回線40とは
独立に、地上回線50が備えられる。従属水防情報収集
局20A〜20Nは、それぞれ、雨量や河川の水位等の
水防情報を収集し、この水防情報を制御水防情報収集局
10に送信する。水防情報は、所定時間帯に行われるポ
ーリングにより、制御水防情報収集局10によって収集
される。
【0020】制御水防情報収集局10は、通信衛星30
を含む衛星回線40及び地上回線50を介し、従属水防
情報収集局20A〜20Nと接続されている。そのた
め、制御水防情報収集局10は、衛星端局11を備えて
いる。制御水防情報収集局10は、さらに、水防情報を
収集し処理する情報処理装置12、処理した情報をグラ
フや表で表示する表示装置13、及び処理した情報を帳
票に印字する記録装置14を備えている。衛星端局11
は、衛星端局23と同様、衛星回線40との接続のため
の衛星用アンテナを有しており、また地上回線50とも
接続されている。制御水防情報収集局10は、従属水防
情報収集局20A〜20Nから水防情報を収集し、この
水防情報を表示若しくは記録するとともに、従属水防情
報収集局20A〜20Nを管理し制御する。
【0021】次に、衛星端局11及び情報処理装置12
の機能について説明する。図2には、制御水防情報収集
局10の衛星端局11及び情報処理装置12の詳細なブ
ロック構成が示されている。
【0022】図2に示されるように、情報処理装置12
は、収集した水防情報に基づき降雨の有無を検出する無
降雨検出回路121、所定時間帯において水防情報を要
求する指令を出力するポーリング回路122、ポーリン
グに対する無応答を検出する無応答検出回路123、及
びポーリングに対して返送される水防情報を受信する受
信回路124を備えている。また、衛星端局11は、衛
星回線40、地上回線(ISDN)50のいずれかを選
択する機能を有するパケット交換機(P S.W)11
1を備えている。
【0023】この実施例においては、次のようにして、
水防情報が収集される。
【0024】まず、図1に示される従属水防情報収集局
20A〜20Nにおいては、テレメータ装置21により
周辺地域の雨量、河川水位等の検出が行われる。この検
出には、数秒間乃至数分間程度の時間が必要である。検
出の時間間隔は、後述する図3(A)の場合には1時
間、図3(B)の場合には10分であり、この切り替え
は、後述するポーリング時間帯の間隔の切り替えと同
様、ポーリング回路122により行う。検出結果は、テ
レメータ装置21から水防情報とし出力され、蓄積中継
装置22に順次蓄積される。
【0025】図2に示されるポーリング回路122は、
各収集対象毎に定めたポーリング時間帯において、該当
時刻の水防情報を要求するポーリングを行う。ポーリン
グ時間帯は、平常時、つまり、従属水防情報収集局20
A〜20Nいずれかにおいて降雨を検出していない時又
は降雨が発生しても所定の水準に雨量が達していない時
には、図3(A)に示すように、1時間毎に数分間に設
定される。このように、始終連続してポーリングを行っ
てはおらず、その結果トラフィックが緩和される。逆
に、降雨が検出された時又は所定の水準に雨量が達して
いる時には、10分毎に数分間に設定される。この場合
も、始終連続してポーリングを行ってはいないからトラ
フィックが緩和され、同時に必要な水防情報を好適に得
ることができる。
【0026】また、ポーリング時間帯においては、各従
属水防情報収集局20A〜20Nに対するポーリング
が、従属水防情報収集局20A〜20N毎に一般に複数
回(例えば3〜4回)繰り返し、各従属水防情報収集局
20A〜20Nそれぞれについて水防情報が収集される
まで実行される。各従属水防情報収集局20A〜20N
から水防情報を収集可能になる時間帯は、10分間隔の
場合について図4(A)〜(N)に示されているよう
に、従属水防情報収集局20A〜20N毎に異なるよう
設定されており、制御水防情報収集局10は、この相違
を勘案してポーリングを行う。このような処理により、
各従属水防情報収集局20A〜20Nそれぞれに付いて
みれば、1個のポーリング時間帯当たり3回程度の少な
いポーリング回数で、水防情報を制御水防情報収集局1
0に収集可能になる。
【0027】水防情報の要求は、衛星回線40を利用
し、衛星端局11からポーリング方式で図1に示される
衛星端局23に順次伝送され、各衛星端局23から蓄積
中継装置22に水防情報の要求が伝送される。この水防
情報の要求に対して、蓄積中継装置22は、該当時刻の
水防情報が収集されていれば該当する「水防情報」を伝
送し、水防情報が収集されていなければ「水防情報な
し」の返答を行う。この「水防情報」、「水防情報な
し」の返答は、衛星回線40を利用し、図2に示される
受信回路124に伝送され、この後に、水防情報は、表
示装置13で表示され、記録装置14で記録される。
【0028】従属水防情報収集局20A〜20Nのうち
いずれかで降雨の発生又はその雨量の所定の水準への到
達が検出され、この情報が図2の無降雨検出回路121
で検知されると、ポーリング回路122は、ポーリング
時間帯の間隔を短縮する。例えば、図3(B)に示すよ
うに、ポーリング時間帯の間隔及び水防情報の収集時間
の間隔が10分間隔となるよう、設定を修正する。そし
て、この修正された(初期値から短縮された)ポーリン
グ時間帯間隔により、同様に水防情報の収集を行う。
【0029】このように、本実施例によれば、降雨が発
生していない時は衛星回線40等のの利用頻度を低減さ
せることができ、その混雑を緩和できる。また、降雨が
発生している時はポーリング回数(時間帯)を増加し、
詳細な水防情報を得ることができる。例えば、3回のポ
ーリングで水防情報の応答が得られると仮定し試算する
と、従来に比べて、ポーリング頻度は、平常時で約1/
17、降雨時で約1/3に減少できる。また、迂回した
時の地上回線(公衆回線)50等の利用頻度を減少でき
るので、その使用料を低減できる。
【0030】さらに、集中豪雨等の悪天候に起因し、衛
星回線40が遮断され、ポーリングに対する応答が無く
なったことが図2の無応答検出回路123で検出される
と、無応答検出回路123は、衛星端局11のパケット
交換機111に対して再発呼命令を発し、衛星回線4
0から地上回線50への切り換えを行う。つまり、従属
水防情報収集局20A〜20Nと制御水防情報収集局1
0の間の通信路は、地上回線50により確保されるた
め、水防情報を確実に収集できる。
【0031】天候が回復し降雨が検知されなくなると、
無降雨検出回路121は、衛星端局11のパケット交換
機111に対して再発呼命令を発し、衛星回線40が
回復していれば、地上回線50から衛星回線40への切
り換えを行う。同時に、無降雨検出回路121は、ポー
リング回路122を制御し、ポーリング時間帯の間隔及
び従属水防情報収集局20A〜20Nにおける計測間隔
をもとの設定に切り換えさせる。
【0032】従って、集中豪雨等、天候により衛星回線
40が遮断された場合、地上回線50に切り換え、水防
情報を収集できるので、常時、水防情報の通信回線を安
定に確保できる。なお、ポーリング時間帯の修正及び衛
星回線40と地上回線50との間の切り換えは、概ね自
動的に行われる。無論、衛星回線40と地上回線50と
の間の切り換えを操作員の判断による人為的な手動切り
換えとしてもよい。
【0033】また、図3(A)のようにポーリング時間
帯を1時間毎に設定している時の水防情報のうち、図3
(B)のポーリング時間帯に対応する以外のポーリング
時間帯、すなわち00分以外の10分、20分、30
分、40分及び50分の各時刻の水防情報は、以後の表
示、記録等の処理に支障がないように、ポーリング回路
122から「情報未収集」とする旨の強制的な処理命令
を発する。従って、水防情報の収集以後の処理に支障が
生じない。
【0034】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更できる。例えば、本発明は、衛星回線に代えて、
有料の地上パケット交換回線を利用する場合にも適用で
きる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水防情報を収集するための回線として衛星回線又は自営
回線を使用すると共に、制御水防情報収集局によるポー
リング時間帯の間隔を降雨状況に応じて変更設定するよ
うにしたため、使用する回線の混雑の抑制、迂回時に使
用する地上回線等の公衆回線の使用料の低減等を実現で
きる。また、いずれかの従属水防情報収集局で降雨が検
知されており又は降雨が所定の水準に達している場合に
は短い間隔の時間帯でポーリングを行っているため、必
要な水防情報は十分に得ることができる。
【0036】また、本発明によれば、比較的短い間隔設
定の場合にポーリングが行われる時間帯について、比較
的長い間隔設定の際にデータ未収集扱いとしているた
め、水防情報の収集以後の処理を、間隔の長短にかかわ
らず同一の処理とすることができる。
【0037】さらに、本発明によれば、衛星回線を使用
することにより従属水防情報収集局を広い範囲に亘って
配置することが可能になり、また、既設の公衆回線を迂
回路として使用することができる。すなわち、衛星回線
が激しい降雨等により遮断された場合等には地上回線を
迂回して水防情報を収集すればよいため、通信路を安定
に確保できる。
【0038】加えて、本発明によれば、各従属水防情報
収集局における水防情報の収集タイミングの相違に基づ
き、各従属水防情報収集局からの水防情報の収集を従属
水防情報収集局毎に選択的に行うようにしたため、各従
属水防情報収集局のうち水防情報を制御水防情報収集局
に送信可能になったものについて各従属水防情報収集局
からの水防情報の収集を行うことが可能になり、回線の
混雑を更に抑制できる。
【0039】そして、本発明によれば、従属水防情報収
集局において無降雨状態が検出された場合に、利用する
回線を公衆回線から衛星回線に自動切り戻しするように
したため、使用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る水防情報収集システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】この水防情報収集システムの要部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】この水防情報収集システムにおけるポーリング
時間帯の変更設定を示す図である。
【図4】この水防情報収集システムにおける各テレメー
タ装置の情報収集タイミングの差を示す図である。
【符号の説明】 10 制御水防情報収集局 11 衛星端局 111 パケット交換機 12 情報処理装置 121 無降雨検出回路 122 ポーリング回路 123 無応答検出回路 124 受信回路 20A〜20N 従属水防情報収集局 21 テレメータ装置 22 蓄積中継装置 23 衛星端局 40 衛星回線 50 地上回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の衛星回線又は自営回線を利用しつ
    つ所定の時間帯においてポーリングし従属水防情報収集
    局から制御水防情報収集局に水防情報を収集するステッ
    プと、 ポーリングを行う時間帯の間隔を、いずれかの従属水防
    情報収集局で降雨が検知されており又は降雨が所定の水
    準に達している場合には比較的短い時間に、それ以外の
    場合には比較的長い時間に、切り替えながら設定するス
    テップと、 を備えることを特徴とする水防情報収集方法。
  2. 【請求項2】 既設の衛星回線又は自営回線と、 この衛星回線又は自営回線に接続され水防情報を送信す
    る従属水防情報収集局と、 この衛星回線又は自営回線を介し所定の時間帯において
    ポーリングし従属水防情報収集局から水防情報を収集す
    る制御水防情報収集局と、 を有し、 制御水防情報収集局が、ポーリングを行う時間帯の間隔
    を、いずれかの従属水防情報収集局で降雨が検知されて
    おり又は降雨が所定の水準に達している場合には比較的
    短い時間に、それ以外の場合には比較的長い時間に、切
    り替えながら設定することを特徴とする水防情報収集シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水防情報収集方法
    又はシステムにおいて、 衛星回線又は自営回線が遮断された場合に、既設の公衆
    回線を利用し、従属水防情報収集局から制御水防情報収
    集局に水防情報を収集することを特徴とする水防情報収
    集方法又はシステム。
  4. 【請求項4】 従属水防情報収集局が複数である請求項
    1乃至3記載の水防情報収集方法又はシステムにおい
    て、 各従属水防情報収集局が、上記時間帯又はこれに先行す
    る時間帯において互いに異なるタイミングで水防情報を
    収集し、 制御水防情報収集局が、各従属水防情報収集局における
    水防情報の収集タイミングの相違に基づき、上記時間帯
    において各従属水防情報収集局からの水防情報の収集を
    従属水防情報収集局毎に選択的に行うことを特徴とする
    水防情報収集方法又はシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の水防情報収集方法
    又はシステムにおいて、 制御水防情報収集局が、上記時間帯を比較的長い時間間
    隔で設定しているとき、比較的短い時間間隔に設定して
    いるときであればポーリングが行われたであろう時間帯
    についてデータ未収集扱いとすることを特徴とする水防
    情報収集方法又はシステム。
  6. 【請求項6】 既設の衛星回線を利用しつつ所定周期で
    ポーリングし従属水防情報収集局から制御水防情報収集
    局に水防情報を収集するステップと、 衛星回線が遮断された場合に、既設の公衆回線を利用
    し、従属水防情報収集局から制御水防情報収集局に水防
    情報を収集するステップと、 従属水防情報収集局において無降雨状態が検出された場
    合に、利用する回線を公衆回線から衛星回線に自動切り
    戻しするステップと、 を備えることを特徴とする水防情報収集方法。
JP23138293A 1993-09-17 1993-09-17 水防情報収集方法及びシステム Pending JPH0787573A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012221438A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Osakasokkikisyokijigyo Co Ltd 水防情報配信システム及びその配信方法

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