JPH0787080A - デコーダ装置及び衛星放送受信システム - Google Patents

デコーダ装置及び衛星放送受信システム

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Publication number
JPH0787080A
JPH0787080A JP5183266A JP18326693A JPH0787080A JP H0787080 A JPH0787080 A JP H0787080A JP 5183266 A JP5183266 A JP 5183266A JP 18326693 A JP18326693 A JP 18326693A JP H0787080 A JPH0787080 A JP H0787080A
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audio
signal
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JP5183266A
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English (en)
Inventor
Fujiyuki Fukamatsu
藤幸 深松
Akira Endo
彰 遠藤
Jun Nakayama
準 中山
Tomoaki Miyasaka
鞆明 宮坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 独立データがビットストリームにより入力さ
れる入力端子32と、入力された独立データのスクラン
ブル解除を行うデコード部33と、デコード部10から
出力される独立データについてデータの誤差の修正を行
う誤り訂正回路34と、ゲーム機器の端子を介して誤り
訂正回路34から出力されるゲーム用の独立データを記
憶保持することのできるプログラムデータROM35を
備えて、独立データ専用のデコーダ装置を構成し、さら
にこのデコーダ装置はゲーム機器のカセット挿入口に取
り付け可能な形態とする。 【効果】 独立データ以外の映像・音声のデコード機能
は省略されることから、比較的安価で小型のデコーダ装
置とすることができ、これによりゲーム機器のカセット
挿入口に取り付け可能な形態とすることもできる。した
がって、独立データによるゲームサービス放送のみを利
用したいユーザにとっては、手頃な価格でありながら、
かつ非常に使いやすいデコーダ装置を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデコーダ装置及びデータ
処理システムに関わり、特に衛星から送信されてくる独
立データについてスクランブル解除等の復調処理をして
出力することのできるデコーダ装置と、このデコーダ装
置で復調された独立データを、例えばコンピュータを利
用したゲーム用機器等の制御に利用するのに好適な衛星
放送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現行の衛星放送(BS放送)により伝送
される音声信号はディジタルのデータによって伝送され
てくる。この音声データは例えば図10に示すように、
2048ビットを1フレームとして、1フレーム/ms
で伝送されてくる。そして、1フレームはフレーム同期
信号等のデータ(64ビット)をはじめとして、4つの
データチャンネルの音声データ(各320ビット)、独
立データ(480ビット)、誤り訂正符合(224ビッ
ト)からなっている。ところで、この音声データに含ま
れる独立データとは、各種データサービスを行うデータ
放送のための領域であり、例えば文字放送やファクシミ
リ放送、スクランブルがかかった有料放送に関連するデ
ータ等に使用することができ、上述の音声データの4つ
の各データチャンネルに対して割り当てられている。
【0003】そして、衛星から伝送される上記した独立
データを含む音声さらに映像等の信号には、例えば有料
放送であれば送信側において撹乱された疑似ランダム符
号列を多重したいわゆるスクランブルが所定の方式に則
って掛けられており、このようなスクランブルが掛けら
れている放送を受信して視聴、あるいは独立データを利
用したデータサービスを受けるような場合には、ユーザ
ーはスクランブルを解除するためのデコーダ装置を含む
衛星放送受信システムを組むこととなる。
【0004】図11(a)はこのようなデコーダ装置を
含む衛星放送受信システムの一例を示す説明図であり、
80は衛星放送を受信するBSアンテナ、81はBSア
ンテナのコンバータから入力されたIF信号を選局して
各種信号処理を行い、映像及び音声信号を出力すること
のできるBSチューナーであるが、スクランブルが施さ
れている信号をデコーダ装置に供給することが可能なよ
うに、IF信号をFM検波した検波信号や、音声のPC
M副搬送波を検波してディジタル符合列(ビッットスト
リーム)を出力することも可能とされている。82はデ
コーダ装置であり、後述する構成により映像及び音声信
号に掛けられているスクランブルをデコードしてアナロ
グの映像信号および音声信号として出力することができ
ると共に、独立データに掛けられたスクランブルをデコ
ードして出力することのできる機能を有している。
【0005】そこで図のように、BSチューナー81と
デコーダ装置82を接続して、例えば検波信号やビット
ストリーム出力が入力可能なようにする。デコーダ装置
82では検波信号からスクランブルが解除された映像及
び音声信号を得て、またビットストリーム出力から独立
データを抽出してスクランブル解除を行う。また、デコ
ーダ装置82とテレビジョン受像機83を接続し、デコ
ーダ装置82からテレビジョン受像機83に映像信号と
音声信号を出力させする。これにより、ユーザーはスク
ランブルがかかっていた有料放送を試聴することができ
るほか、デコーダ装置82とデータ受信機器84を接続
して、スクランブルが解除された独立データをデータ受
信機器84に入力することで何らかのデータサービスを
受けることができる。
【0006】あるいは図11(b)の衛星放送受信シス
テムに示すように、BSチューナー内蔵のテレビジョン
受像機85を含むような場合には、BSアンテナ80か
ら供給されたIF信号をテレビジョン受像機85に内蔵
されたBSチューナーに入力して検波を行い、例えば一
旦デコーダ装置82に検波信号を出力する。そして、デ
コーダ装置82では入力された各信号についてスクラン
ブルをデコードし、映像信号及び音声信号は再びテレビ
ジョン受像機85に入力、独立データは対応するデータ
受信機器84に入力されるように各機器間を接続するこ
とによってシステムを構成することが可能である。
【0007】そして上記したデコーダ装置82は、例え
ば図12のブロック回路図に示すような構成とされる。
この図における91は、BSチューナーにてFM検波さ
れた後音声信号と分離された映像信号が入力される映像
入力端子、92はBSチューナーにてFM検波されたI
F信号が入力される検波入力端子である。また、93は
ビットストリーム入力端子で、BSチューナー側で音声
PCM副搬送波を検波して得られるビットストリーム出
力が入力されるものであり、前述の独立データをデコー
ドする際には、例えばこのビットストリーム入力端子9
3を用いることができる。
【0008】94は映像入力端子91から供給された映
像信号の高調波成分を除去するローパスフィルタ、95
は検波入力端子92から供給された検波信号について、
送信側で施されたプリエンファシス処理を元に戻す処理
を行うデエンファシス回路、96はデエンファシス回路
95を介した信号から映像信号を抽出するローパスフィ
ルタである。そして97は映像入力端子91側から供給
された映像信号と検波入力端子92側から供給された映
像信号を択一的に切換える映像スイッチ部である。98
は検波入力端子92から供給される検波信号から音声P
CM副搬送波を抽出するバンドパスフィルタ、99はバ
ンドパスフィルタ98を介した音声PCM副搬送波をP
CM符号列のディジタル信号に復調する4相のPSK復
調部であり、また、100はビットストリーム入力端子
93から入力されてくるディジタル信号列についてビッ
トクロック再生処理を行うPLL(Phase Lock Loop)回
路である。そして、101はPSK復調部92を介した
検波入力端子92側からのPCM信号と、PLL回路を
介して入力されているビットストリーム入力端子93側
からのPCM信号を択一的に切換えるPCM信号スイッ
チ部である。
【0009】102は映像スイッチ部97を介した映像
信号についてスクランブル解除のためのデコード処理を
行う映像デスクランブル回路であり、例えばセキュリテ
ィ回路103にセットされている送信側と同じ疑似ラン
ダム符号列に基づいて処理を行うことで映像信号のスク
ランブルを解除する。そして、スクランブルがデコード
された映像信号は映像出力端子104に供給されること
となる。
【0010】また、106はPCMスイッチ部101を
介した音声PCM信号について、セキュリティ回路10
3の疑似ランダム符号列に基づくスクランブルのデコー
ド処理、また、デインターリーブ、誤り訂正、チャンネ
ル切換、モード切換、補間等の信号処理を行うPCM復
調回路である。そして、PCM復調回路106で上記各
種処理が施された信号はディジタルフィルタ107で不
用な高域成分を除去した後、D/A変換部108でアナ
ログの音声信号に変換されて音声出力端子109に供給
されることとなる。また、音声データに多重されていた
独立データはPCM復調回路106、セキュリティ回路
103を介してスクランブルがデコードされた状態で独
立データ出力端子105に供給されることとなる。
【0011】デコーダ装置82が上記したような構成で
あることから、図11に示したようなシステムでユーザ
が独立データによるデータサービスを利用しようとした
場合、例えば、BSチューナー81あるいはBSチュー
ナー内蔵のテレビジョン受像機85のビットストストリ
ーム出力端子とデコーダ装置82のビットストリーム入
力端子93とを接続し、更にデコーダ装置82の独立デ
ータ出力端子105とデータ受信装置側のデータ入力端
子とを接続すれば、データサービスを受けることができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで現在、具体的
に独立データを利用してゲーム機器のソフトを制御する
ための制御データを伝送するサービスが提案されてい
る。例えばこの場合、このデータサービスは有料であ
り、従ってこの独立データにはスクランブルが掛けられ
た状態で送信されてくることとなる。そこで、ユーザー
側がこのサービスを受けようとした場合、当然図11に
て説明したような受信システムにおいて、少なくともデ
ータ受信機器としてのゲーム用機器と、BSチューナー
あるいはBSチューナー内蔵のテレビジョン受像機に加
え、デコーダ装置が必要となる。
【0013】ところが、図12で説明したように従来の
デコーダ装置は、映像、音声、独立データのそれぞれの
スクランブルの解除や復調処理等が可能なように各機能
回路部が設けられて構成されている。したがってユーザ
ーが通常の映像/音声による有料放送のサービスを聴取
するのに加えて、例えばスクランブル方式が同一のゲー
ム等のデータサービスを受けようとした場合には、図1
2に示したような構成のデコーダ装置を購入すれば、1
台でこれらの放送サービスをまかなうことも可能であっ
て問題はない。しかし、例えばゲームのデータサービス
のみを利用したいとうユーザーにとっては、映像、音声
のデコード機能は不用であるのにこのようなデコーダ装
置を購入しなければならないこととなり割高になって経
済的負担が重くなる。また、デコーダ装置も映像、音声
のスクランブル解除に関わる部品が多数を占めることか
ら、機器のサイズはこれに相応するものにならざるおえ
ないため、デコーダ装置を独立データのスクランブルデ
コードのみに用いるユーザーにとっては大きすぎてしま
う。このように従来のデコーダ装置を含んで独立データ
のみに対応した衛星受信システムを組もうとすると価格
的にも規模的にも大袈裟なものになってしまうという問
題を有している。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
問題を解決するため、衛星放送における独立データの多
重された信号をビットストリーム信号として入力する入
力端子と、入力されたビットストリーム信号より独立デ
ータのスクランブルを解除して出力することができるデ
コード部と、このデコード部からの独立データを出力す
る独立データ出力端子を備えてデコーダ装置を構成する
こととした。また、デコード部に対して前記独立データ
について誤差を修正する誤り訂正回路と、前記誤り訂正
回路にて処理された後の独立データを保持することので
きる記憶手段を備えてデコーダ装置を構成することとし
た。また、このデコーダ装置は特定の独立データ受信装
置に設けられた被装着位置に対して装着可能なように構
成することとし、例えばこの独立データ受信装置はゲー
ム用機器とされ、このゲーム用機器の所定の被装着位置
に対して装着可能に構成することとした。そして、アン
テナで受信された衛星放送による電波を選局して所定の
信号処理を行い、少なくとも独立データが多重された信
号を出力することのできる衛星受信装置と、この衛星受
信装置から入力される前記信号から、少なくとも独立デ
ータのスクランブルを解除して出力することができるデ
コード部を備えたデコーダ装置と、このデコーダ装置か
ら入力される独立データに基づいて所定の処理動作を実
行することのできる独立データ受信装置により衛星放送
受信システムを構成することとした。
【0015】
【作用】独立データを入力してスクランブル解除や復調
処理を行って出力することのできるデコーダ装置を構成
して映像及び音声のデコードに係わる機能回路部を省略
することで、独立データによるデータサービス放送のみ
が必要なユーザーはこのデコーダ装置により安価で小規
模の衛星放送受信システムを組むことが可能となる。ま
た、このデコーダ装置に対して誤り訂正回路と、独立デ
ータを保持することのできる記憶手段を設けて構成すれ
ば、各種データサービス放送に対応するデータ受信機器
に適用することができる。さらに、デコーダ装置を特定
のデータ受信装置に設けられた被装着部に対して装着可
能な構造とすればこのデータ受信機器に対応するデコー
ダ装置として使いやすい物にすることが可能である。特
にデータ受信機器をコンピュータゲーム用機器とした際
に、この機器の被装着部に装着可能な構造とすればコン
ピュータゲーム用に使用するのに非常に適したデコーダ
装置を得ることができる。
【0016】
【実施例】図1〜図4を参照して本発明のデコーダ装置
の一実施例について説明することとする。図1(a)は
本実施例のデコーダ装置の外観を示す斜視図であり、デ
コーダ装置1の筐体の前面部に設けられている1aは電
源スイッチ、1bはチャンネル切換キーを示している。
独立データは前述した1〜4のデータチャンネルの音声
データのそれぞれに対して割り当てられているが、この
チャンネル切換スイッチ1bにより必要なデータが多重
されているデータチャンネルを選択することができる。
1cはロックキーでありこのキーを操作することにより
チャンネル切換スイッチ1bの操作で選択されたチャン
ネルが固定(ロック)される。これにより、独立データ
受信中に不用意にチャンネルが切換わってしまうことを
防ぐことができる。なお、2は背面部に接続されている
電源コードであり、3は電源コード2に接続されている
電源アダプタである。
【0017】図1(b)はデコーダ装置1の背面部のパ
ネルを示しており、図に示す4は例えばBSチューナー
からのビットストリーム出力がピンプラグにより接続さ
れて、スクランブルデコード処理やPCM復調処理がな
されていない音声PCM符合列としての独立データが入
力されるビットストリーム入力端子、5はすでにスクラ
ンブルデコード処理やPCM復調処理が成された独立デ
ータが入力可能とされる独立データ入力端子であり、例
えばコネクタ受け端子として設けられている。また6は
ビットストリーム入力端子4と独立データ入力端子5の
信号入力を択一的に切換える入力切換スイッチである。
この、入力切換スイッチ6の利用方法としては、例えば
ユーザーが複数のデータサービスを利用していて、ビッ
トストリーム入力端子4と独立データ入力端子5のそれ
ぞれに対して信号を入力しておいたような場合には、後
述するように独立データ入力端子5から入力された独立
データについては誤り訂正を施してデータの信頼性を上
げて出力させることができる。7、8はスクランブルデ
コード処理やPCM復調処理、さらに後述する誤り訂正
等が施された独立データが出力される独立データ出力端
子であり、独立データ出力端子7側はコネクタ受け端子
とされ、独立データ出力端子8はピンコード等が接続可
能とされている。
【0018】図2のブロック図はデコーダ装置1の主要
部を概念的に示している。この図に示すように入力系と
しては、図1にて説明したビットストリーム入力端子
4、独立データ入力端子5が設けられ、出力系としては
独立データ出力端子7、8が設けられている。また、チ
ャンネル切換キー1bで選択されたチャンネルデータ
や、ロックキー1cで指定されたチャンネル固定のデー
タ等は後述するデコード部10、誤り訂正回路11に出
力される。
【0019】10はデコード部を示し、ビットストリー
ム入力端子4から入力されたPCM信号列についてスク
ランブルの解除を含むPCM復調処理を行い独立データ
として出力するものである。図3はこのデコード部10
の構成を示すブロック図であり、例えばPLL回路10
aとセキュリティ回路10b、及びPCM復調回路10
cからなる。PLL回路10aは、例えばデコード部1
0に入力されたPCM信号列についてジッタの除去を行
うものであり、このPLL回路10aからは入力信号と
同じ信号が出力される。なお、この場合のPLL回路1
0aは省略することも考えられる。PCM復調回路10
bはPLL回路10aを介して伝送されてくるPCM信
号について、例えばチャンネル切換キー1b、ロックキ
ーの入力に基づくチャンネル切換/固定、モードの切
換、デインターリーブ、補間等の信号処理を行う。セキ
ュリティ回路10cはPCM復調回路10bで処理され
たデータを、例えば送信側と同じ疑似ランダム符号列に
基づいて処理を行いスクランブルを解除して独立データ
として出力するものである。
【0020】次に図2においてデコード部10の後段に
接続される6は、ビットストリーム入力端子4側から入
力された信号と独立データ入力端子5側から入力された
信号とを切換える入力切換スイッチであり、図1(b)
にて示したように装置の筐体背面のパネルに設けられて
いる。また11は誤り訂正回路であり、入力切換スイッ
チ6を介して伝送されてくる独立データについて誤差の
修正を行っている。また誤り訂正回路11にはチャンネ
ル切換キー1b、ロックキー1cからの信号が入力され
ており、例えば指定のチャンネルに対応する誤り訂正を
行うこと等ができる。本実施例ではこの誤り訂正回路1
1を設けることで最終的にデコーダ装置1から出力され
る独立データの信頼性を向上させている。これにより、
後述するように比較的高度なデータサービスへの適用も
可能となる。なお、誤り訂正に用いる訂正符合等に関し
ては、実際に利用する独立データの内容に対応して設定
されればよいものとされる。
【0021】12は、例えば誤り訂正回路11からパラ
レルデータとして伝送されてきた信号をシリアルデータ
に変換して出力するP/S変換回路である。このP/S
変換回路12は図に示すように、例えばパラレルインタ
ーフェイス13、CPU14、ROM15、RAM1
6、シリアルインターフェイス17からなり、パラレル
インターフェイス13に入力されたパラレルデータとし
ての信号はCPU14の処理動作とROM15、RAM
16に保持されたデータに基づいてシリアルインターフ
ェイス17を介してシリアルデータに変換されて出力さ
れることとなる。そして、P/S変換回路12から出力
された独立データの信号はアンプ18、19を介してそ
れぞれ独立データ出力端子8、7に出力されることとな
る。なお、誤り訂正回路11における訂正符合やP/S
変換回路12の構成は、デコーダ装置が対応すべきとさ
れる独立データのサービス内容に応じて各種変更される
ものである。
【0022】上記のようにして構成されたデコーダ装置
1を、例えば送信側が音声データにおける256Kbp
sの独立データにエリアに4チャンネルのそれぞれ異な
るサービス内容の非同期シリアルデータを多重した運用
に対応させた場合には、1チャンネルごとに最大960
0bpsのシリアルデータを外部のデータ受信機器に供
給することが可能である。
【0023】図4はこのデコーダ装置1を用いたデータ
サービスへの適用例を概念的に示す説明図である。図に
示す21は衛星放送波を受信しコンバータでIF信号に
変換するBSアンテナで、22はBSアンテナ21から
供給されるIF信号について選局、検波等の信号処理を
行うBSチューナーである。そして例えばBSチューナ
ー22のビットストリーム出力とデコーダ装置1のビッ
トストリーム入力端子4が接続されて独立データが多重
された音声PCM符号列が入力される。また、デコーダ
装置1の独立データ入力端子5は他のデコーダ装置のデ
ータ出力端子と接続されてデコード処理された何らかの
独立データが入力可能とされる。そして、デコーダ装置
1の独立データ出力端子7、8(便宜上一括して示す)
は、例えばデータ受信機器としてのゲーム用機器G、フ
ァクシミリF、コンピュータ機器C等のデータ入力用の
端子と接続することが可能とされる。
【0024】このようなシステムでは、デコーダ装置1
はビットストリーム入力端子4から入力された音声PC
M符号列については、図2で説明したデスクランブルや
誤り訂正等の処理を行って独立データを出力することが
できるが、前述のように誤り訂正回路11等が設けられ
ていることからより正確なデータを供給することが可能
である。このため図に示すようにコンピュータによるゲ
ーム機器Gへのデータの供給をはじめとし、ファクシミ
リFへのデータサービスやコンピュータ機器Cへのデー
タサービス等の比較的高度なデータ利用にも適用するこ
とができる。また、独立データ入力端子5から入力され
るデコード処理後の独立データについては、これを誤り
訂正回路11に供給して誤り訂正し、データを更に正確
なものにしてデータ受信機器に供給するという使い方が
できる。なお、このとき図1及び図2に示す入力切換ス
イッチ6は、独立データ入力端子5側の信号が誤り訂正
回路11に供給されるように切換えられている。
【0025】次に図5、図6を参照して本発明のデコー
ダ装置の他の実施例について説明する。この実施例にお
けるデコーダ装置は特定のゲーム機器に対応するものと
して構成される。図5の斜視図は本実施例におけるデコ
ーダ装置及びデータ受信機器としてのゲーム用機器を示
す斜視図であり、ゲーム機器Gの筐体上面部に設けられ
ている23はカセット挿入口で、通常はこのカセット挿
入口23に対してゲームのプログラムのデータが保持さ
れたカセットが挿入される。そして、カセット側の端子
とカセット挿入口23の内部に配置された端子とが接触
することで、カセットのデータがゲーム機器G側で読み
出されてゲームのプログラムが実行されるようになって
いる。また、ゲーム機器Gには例えば2つのコントロー
ラCRが設けられており、ユーザーはこのコントローラ
CRを操作してゲームを行うことができる。なお、24
は電源コード、25は電源アダプタである。また、図示
しないが、実際には同軸やピンプラグ等の端子によりテ
レビジョン受像機等に対してゲーム映像/音声を出力す
ることが可能なようになっている。
【0026】30はこのゲーム機器Gに対応するデコー
ダ装置であり、このデコーダ装置30には、例えばピン
プラグのビットストリーム入力端子32がケーブル31
により接続されている。本実施例におけるデコーダ装置
30は図に示すようにカセット挿入口23に対して挿入
可能な形状とされており、図示しないが筐体下面部はカ
セット挿入口23の内部の端子と接続可能な端子が設け
られている。
【0027】図6はデコーダ装置30の回路構成の一例
を示すブロック図で、32はビットストリーム入力端
子、33はデコーダ部で例えば図3に示したと同様の構
成とされる。34は誤り訂正回路であり例えば図2に示
した誤り訂正回路と同様とされる。35はゲームソフト
を制御する独立データ(以下プログラムデータとする)
を入力して保持することのできるプログラムデータRO
Mで、例えばフラッシュメモリやEEP・ROM(不揮
発性メモリ)等の書き換え可能なROMからなる。36
はデコーダ装置30側とゲーム機器G側のデータの入出
力を制御するためのプログラムが記憶保持されているブ
ートROMである。
【0028】37〜41は、ゲーム機器Gのカセット挿
入口23内部の端子と接続される端子であり、37はゲ
ーム機器G側からデコーダ装置30の各機能回路部の動
作に必要な電源が供給される電源供給端子、38はゲー
ム機器G側からのチャンネル指定データが入力されるチ
ャンネルデータ端子、39は誤り訂正回路を介した独立
データ(プログラムデータ)をゲーム機器Gに供給する
ための独立データ端子、40はプログラムデータROM
とゲーム機器G間のデータの入出力を介するプログラム
データROM端子、41はブートROMとゲーム機器G
間のデータの入出力を介するブートROM端子である。
【0029】上記構成のデコーダ装置30を使用する場
合には、先ずゲーム機器Gの電源を入れた状態で、デコ
ーダ装置30をゲーム機器Gのカセット挿入口23に図
5の矢印に示す方向から挿入してセットする。これによ
りデコーダ装置30側の各端子37〜41とゲーム機器
G側の端子が接続される。れにより電源供給端子37を
介してゲーム機器Gからデコーダ装置30の各機能回路
部に対して電源が供給されて、デコーダ装置30の動作
が可能となる。次に、例えばBSチューナーのビットス
トリーム出力端子とビットストリーム入力端子32とを
接続することとなる。
【0030】上記のようにシステムをセットしてデコー
ダ装置30に電源が供給された状態では、例えばブート
ROM36の動作によりプログラムデータのロード/ス
タートのモードとなる。ここでユーザーが、例えばゲー
ム機器GのコントローラCRを操作して利用するサービ
スに対応するデータチャンネルを指定し、次にプログラ
ムデータのロードを指示する。これにより、デコーダ装
置30は入力された音声PCM符号列に多重された独立
データについてデコーダ部33でスクランブルのデコー
ドやPCM復調処理等を行い、次に誤り訂正回路34で
誤り訂正を行ってデータの誤差を修正する。この誤り訂
正回路34にはチャンネルデータ端子38からコントロ
ーラCRで操作されたチャンネル切換データが入力され
るので、このデータに応じた処理が行われる。あるいは
チャンネル切換データはあらかじめゲーム機器G側でセ
ットされていることも考えられる。
【0031】誤り訂正回路34で誤差の修正が行われた
独立データは独立データ端子39を介してゲーム機器G
側に供給されてこのデータに基づく動作をすることがで
きるが、同時にこのデータはゲーム機器Gの端子を介し
てデコーダ装置30のプログラムデータROM端子40
に供給されることで、プログラムデータROM35に書
き込まれていくこととなる。そして、必要なデータがす
べてプログラムデータROM35に記憶されるとプログ
ラムデータのロードは終了する。
【0032】そこで次に、コントローラによりプログラ
ムデータのスタートを指示すると、ゲーム機器Gのコン
ピュータはプログラムデータROM35からデータを読
み出して、このデータに基づいてゲームソフトを制御し
ていくこととなり、これによりユーザーは独立データを
利用したデータサービスによるゲームをすることができ
る。
【0033】なお、ゲームが終了してデコーダ装置30
をゲーム機器Gから外したり、ゲーム機器Gの電源を落
としたような場合も、前述のようにプログラムデータR
OM35はフラッシュメモリやEEP・ROM(不揮発
性メモリ)からなるため、プログラムデータは保持され
たままであり、再び利用することができる。また、ユー
ザが他のプログラムデータを利用したゲームを行いたい
ような場合には、上記したと同様の手順でプログラムデ
ータのロードを行って、ゲームをスタートさせればよ
く、この場合のプログラムデータのロードの際には、以
前プログラムデータROM35に記憶されているプログ
ラムデータは、例えば一旦消去されて新たなデータに書
き換える処理が行われることとなる。
【0034】このように特定のゲーム機器専用のデコー
ダ装置を構成することで、ゲーム機器を所有していて、
かつこのゲーム機器に対応するゲームのデータサービス
のみを受けたいユーザーにとっては小型で安価、かつゲ
ーム機器に装着できることなど非常に使い勝手のよいデ
コーダ装置となる。
【0035】次にさらに他の実施例について説明する。
この実施例の場合にはBSチューナーと、特定のゲーム
機器に対応する有料データサービスのスクランブル機能
を有するデコーダ装置が搭載されているテレビジョン受
像機と、この有料データサービスに対応するコンピュー
タゲーム機器とのシステムによりなる。
【0036】図7は本実施例のテレビジョン受像機およ
びゲーム機器Gの主要部を示すブロック回路図であり、
テレビジョン受像機50における51はBSチューナー
でこの場合にはBSアンテナ21で受信してIF信号に
変換された信号を選局して、FM検波、映像/音声分離
を行い、映像信号および音声PCM符号列を出力するこ
とができる。52はビデオプロセッサでBSチューナー
51から入力される映像信号について各種処理を行う。
53は映像信号スイッチ部で、ビデオプロセッサ52か
ら入力される映像信号と、後述する映像入力端子65か
らの映像信号を択一的に切換える。54は映像信号スイ
ッチ部53から入力された映像信号を増幅されたRGB
信号として出力する映像出力回路で、ここから出力され
るRGB信号がCRT55に供給されることで画像表示
が行われる。
【0037】56はBSチューナー51から入力される
音声PCM符号列について信号処理を行い、最終的に音
声PCM信号とデスクランブルされた独立データをそれ
ぞれ出力することのできるデコード回路である。57は
PCM復調・D/A変換回路で、デコード回路56から
入力された音声PCM信号についてPCM復調処理を行
い、アナログの音声信号に変換して出力する。58はP
CM復調・D/A変換回路57から入力される音声信号
に対して、後述するゲーム機器Gから入力される音声信
号を混合することのできる音声信号スイッチ部である。
そして、この音声信号スイッチ部58を介した音声信号
は音声出力回路で増幅されてスピーカ60に入力される
ことで音声として出力される。また、61はマイクロコ
ンピュータ等からなる制御部であり、各機能回路部に対
して制御信号を出力してその動作をコントロールする。
【0038】また、テレビジョン受像機50にはゲーム
機器Gとの接続が可能な端子群62〜65が設けられて
おり、これらの端子群において62はデコード回路56
から出力される独立データが供給される独立データ出力
端子、63はゲーム機器からのゲームモードデータが入
力されるゲームモードデータ入力端子で、ここから入力
されたゲームモードデータは制御部61に供給される。
64は音声端子で、ゲーム機器Gからの音声信号が入力
され、これを音声信号スイッチ部58に供給する。また
65はゲーム機器からの映像信号が入力される映像端子
で、映像スイッチ部53と接続されている。
【0039】そして、このテレビジョン受像機50に対
して図のゲーム機器Gが接続される。このゲーム機器G
は前述したようにテレビジョン受像機50に内蔵される
デコード回路56から出力されるデスクランブルされた
独立データの利用に対応する機器とされる。また、外観
は例えば図5に示したと同様なものでよく、通常はゲー
ムデータの記憶されたROMカセット等をセットしてコ
ントローラCRの操作によりゲームを行うことができ、
ゲームの映像信号及び音声信号の出力ができるようなタ
イプとされる。そしてこの場合、ゲーム機器Gにはテレ
ビジョン受像機50との接続がケーブル等により接続可
能な端子群66〜69が設けられており、これらの端子
群において66は独立データが入力される独立データ入
力端子、67はゲームモードデータを出力するゲームモ
ードデータ出力端子、68はゲーム機器Gからのゲーム
音声が出力される音声出力端子、69はゲーム機器Gか
らのゲーム映像が出力される映像出力端子である。
【0040】上記システムでは、テレビジョン受像機5
0にゲームを利用するためのゲームモードを設定し、ゲ
ーム機器Gから入力されるゲームモードデータに基づい
て、ゲーム映像側への入力映像の切換え、受信チャンネ
ルの切換え、音声モードの選択、そして副音声とゲーム
音声の混合等の制御動作を行うように構成される。特に
副音声とゲーム音声の混合機能を設けることで、独立デ
ータに加えて音声における副音声も利用して行うゲーム
データサービス放送が提案されているためこのサービス
に対応することができる。そしてこれらの機能をテレビ
ジョン受像機側で一括して制御することができるので、
機器数が少なくても充実したシステムを組むことができ
るものである。
【0041】図7に示したシステムで衛星データサービ
スを利用したゲームを行う場合には、例えばユーザーは
先ずゲーム機器のコントローラCRを操作してゲームモ
ードデータを入力する。このゲームモードデータは端子
67→端子63を介してテレビジョン受像機の制御部6
1に入力される。制御部61は入力されたゲームモード
データに基づきゲームモードを設定し、BSチューナー
51に制御信号を出力してゲーム放送が行われている受
信チャンネルを選局させる。なお、ゲーム放送用の受信
チャンネルのデータは例えばテレビジョン受像機50側
であらかじめセットされていればよい。これにより、B
Sチューナー51からデコード回路56には独立データ
が多重された音声PCM副搬送波を検波した信号がビッ
トストリームで入力されることとなる。そしてデコード
部56では、入力された信号について独立データと音声
PCM信号に分離して、それぞれについてスクランブル
解除とうのデコード処理を行う。そしてデコード処理後
の独立データは独立データ出力端子62に供給され、更
に独立データ入力端子66を介してゲーム機器G側の所
要の回路部に入力されることとなる。また、スクランブ
ル解除された音声PCM信号はPCM復調・D/A変換
回路57に供給されることとなる。
【0042】そして、PCM復調・D/A変換回路57
では入力された音声PCM信号についてPCM復調処理
を行い、D/A変換してアナログの音声信号として出力
される。また、例えばここで主/副音声の選択が行われ
るので、ゲームモードの際には制御部61により副音声
の音声信号が選択されて出力されることとなる。
【0043】次に制御部61は映像信号スイッチ部53
においてゲーム映像信号が入力されている側の端子に切
換えるための制御を行い、これによりCRT55にはゲ
ーム映像が表示されることとなる。さらに制御部61は
音声信号スイッチ部58に対して制御を行って、PCM
復調・D/A変換回路と音声出力回路59を中継する端
子とゲーム音声信号が入力された端子とを接続する。こ
れにより副音声信号とゲーム音声信号が混合されること
となり、音声出力回路59を介してスピーカ60から副
音声とゲーム音声の両方の音声を聞くことができるよう
になる。
【0044】このように、本実施例ではいったんユーザ
ーがゲーム機器Gからゲームモードのデータを入力すれ
ば、テレビジョン受像機50側で上記した各機能回路部
の動作や信号経路の形成が行われるので、ユーザーは手
軽にデータサービスを利用したゲームを楽しむことがで
きる。
【0045】なお、本実施例ではゲームモードデータは
ゲーム機器Gから出力可能とされたが、例えばテレビジ
ョン受像機50側にゲームモード切換えのためのスイッ
チを設け、このスイッチの操作に基づいて上記してきた
動作が行われるように構成しても良い。
【0046】図8は他のゲーム用データ受信システムの
実施例を概念的に示す図であり、この場合はBSチュー
ナー内蔵のテレビジョン受像機70と、映像・音声のデ
コード機能を有する映像・音声デコーダ71と、ゲーム
機器Gからなるシステムにおける場合の一例を示してい
る。
【0047】この図に示す70はBSチューナー内蔵の
テレビジョン受像機であり、このテレビジョン受像機7
0はBSアンテナ21から供給される信号を内蔵のBS
チューナーに入力して選局してFM検波を行い、検波信
号を検波信号出力端子70aに供給することができる。
また70bは外部の映像信号が入力可能な映像入力端
子、70cは音声入力端子である。71は映像・音声デ
コーダであり、この映像・音声デコーダ71において7
1aは検波入力端子、71bは映像出力端子、71cは
音声出力端子、71dはゲームモードデータ入力端子、
71eは映像入力端子、71fは音声入力端子、71g
は独立データ出力端子を示している。72は映像・音声
デコード部であり、例えば検波入力端子71aから供給
された検波信号について映像と音声を分離してそれぞれ
についてスクランブルのデコードを行い、最終的にアナ
ログの映像信号と音声信号を得る。更に音声からは独立
データを抽出して独立データについてもスクランブルの
デコードを行う。なお、例えば主/副音声の切換えはこ
こで行われるものとされる。73は映像信号スイッチ
で、入力される映像・音声デコード部72からの映像信
号、あるいは映像入力端子71eから入力される映像信
号を択一的に選択して映像出力端子71bに出力するこ
とができる。74は音声信号スイッチで切換え動作によ
り、映像・音声デコード部72から入力される音声信号
に対して音声信号入力端子を介する音声信号を混合して
音声出力端子71cに出力することができる。75は制
御部で映像・音声デコーダ71の各機能回路部及びスイ
ッチ部の動作をコントロールする。また、ゲーム機器か
らゲームモードデータ入力端子71dを介して入力され
るゲームモードデータに基づいて制御動作を行うがこれ
については後述する。なお、ゲーム機器Gは図7に示し
たと同様とされるので各端子においても同一符合を付し
て説明を省略する。
【0048】そして、これらの機器を例えばケーブル等
を利用して図に示すように接続する。すなわち、テレビ
ジョン受像機70と映像・音声デコーダ71間において
は検波信号出力端子70aと検波信号入力端子71a、
映像入力端子70bと映像出力端子71b、音声入力端
子70cと音声出力端子71cをそれぞれ接続する。ま
た、映像・音声デコーダ71とゲーム機器G間において
は、ゲームモードデータ入力端子71dとゲームモード
出力端子67、映像入力端子71eとゲーム映像出力端
子69、音声信号入力端子71fとゲーム音声出力端子
68、独立データ出力端子71gと独立データ入力端子
66をそれぞれ接続する。
【0049】このようにシステムを構成することでスク
ランブルがデコードされた独立データがゲーム機器Gに
供給されてデータサービスによるゲームの実行が可能な
状態とされるが、さらに本実施例のシステムでは映像・
音声デコーダ71において、ゲーム機器Gから入力され
るゲームモードデータに基づいて動作が行われるように
構成される。例えば、テレビジョン受像機70側の受信
チャンネルについて目的のゲームサービスのチャンネル
を選局させた状態で、ユーザーがコントローラCRを操
作してゲームモードデータをゲーム機器Gから映像・音
声デコーダ71の制御部75に対して入力する。制御部
75はこのゲームモードデータに基づいてゲームモード
を設定し、例えば映像・音声デコード部72で副音声に
切換えて、音声信号スイッチ74に副音声が供給される
ようにする。また映像信号スイッチ73をゲーム映像信
号側に切換える。また、音声信号スイッチ74において
映像・音声デコード部72からの副音声とゲーム機器G
からのゲーム音声を混合するように切換える。そして、
映像信号スイッチ73を介したゲーム映像と音声信号ス
イッチ74を介した副音声とゲーム音声の混合された音
声信号は、前述のように接続されたそれぞれの端子を介
してテレビジョン受像機70に供給される。これによ
り、ゲーム映像が表示されると共に、副音声とゲーム音
声が混合してスピーカから出力されることとなる。
【0050】このように本実施例では映像・音声デコー
ダ71においてゲームモードを設定することで、ユーザ
ーはゲーム機器Gから映像・音声デコーダ71にゲーム
モードデータを入力すれば映像及び音声がゲーム用に対
応することとなるので、手軽にデータサービスによるゲ
ームをすることができる。
【0051】図9は、ゲーム用データ受信システムにお
けるさらに他の実施例を概念的に示しており、図8と同
一部分は同一符合を付して説明を省略する。この場合は
BSチューナー内蔵のテレビジョン受像機70と、音声
専用のデコード機能を有する映像・音声デコーダ71
と、ゲーム機器Gからなるシステムにおいてゲームモー
ドに対応させるためのシステムとされる。
【0052】この図において、76は音声専用デコーダ
であり、例えば本来音楽専用の有料放送に対応している
機器とされる。この音声専用デコーダ76において76
a〜76eは端子であり、これらの端子において76a
は検波信号入力端子、76bは音声信号出力端子、76
cはゲームモードデータ入力端子、76dは音声信号入
力端子、76eは独立データ出力端子である。77は音
声デコード部であり、例えばテレビジョン受像機70に
内蔵のBSチューナーから供給される検波信号について
スクランブル等のデコード処理を行い最終的にアナログ
の音声信号を出力する。またここで音声の主/副音声の
切換えが行われる。また、音声データに多重されていた
独立データを分離してスクランブル等のデコード処理を
施して出力することができる。そして、音声デコード部
77から出力された音声信号は次に述べる音声信号スイ
ッチ78に、独立データは76eは独立データ出力端子
に供給される。78は音声信号スイッチ部で、音声デコ
ード部77から出力された音声信号のみを、あるいはこ
の信号に対して音声信号入力端子76dから供給される
音声信号を混合して音声出力端子76bに供給すること
ができる。79は制御部で、この場合には音声デコード
部77における信号処理動作及び音声信号スイッチ部7
8の切換え制御等を行うものとされ、またゲーム機器G
より入力されるサービスモードデータに基づいて制御動
作を行う。
【0053】そして、図に示すようにテレビジョン受像
機70と音声専用デコーダ76間においては検波信号出
力端子70aと検波信号入力端子76a、音声入力端子
70cと音声出力端子76bがそれぞれケーブル等によ
り接続される。また、映像・音声デコーダ71とゲーム
機器G間においては、ゲームモードデータ入力端子76
dとゲームモード出力端子67、音声信号入力端子76
fとゲーム音声出力端子68、独立データ出力端子76
eと独立データ入力端子66をそれぞれ接続する。さら
に、ゲーム機器Gのゲーム映像出力端子69とテレビジ
ョン受像機70の映像入力端子70bとが接続され、こ
のようにして本実施例のシステムが組まれることとな
る。
【0054】従って、独立データは端子76e→66を
介してゲーム機器Gに出力され、これによりゲーム機器
G側では独立データを受信可能な状態となる。また、ゲ
ームモードデータは端子67→76cを介して音声専用
デコーダ76の制御部79に対して入力される。さらに
ゲーム機器Gからのゲーム音声信号は端子68→76d
を介して音声専用デコーダ76の音声信号スイッチ部7
8に入力された状態となり、両者の音声信号はこの音声
信号スイッチ部78から端子76b→70cを介してテ
レビジョン受像機70に入力されることとなる。またゲ
ーム映像信号は直接テレビジョン受像機70(端子69
→70c)に供給されることとなる。
【0055】そしてユーザーがゲームを行う場合には、
テレビジョン受像機70を操作して内蔵のBSチューナ
ーにてゲームサービスが行われているチャンネルが選局
されている状態とする。また、テレビジョン受像機70
の映像入力モードを外部入力端子モードに切換えて、ゲ
ーム機器Gから供給されるゲーム映像が表示可能な状態
とする。上記の状態から例えばコントローラCRを操作
してゲームモードデータをゲーム機器Gから出力する。
これによりゲームモードデータは音声専用デコーダ76
の制御部79に入力されることとなり、制御部79はゲ
ームモードデータに基づいて、音声デコード部77から
出力される音声を副音声に切換える。また、音声信号ス
イッチ部78をコントロールしてこの副音声信号とゲー
ム音声信号を混合するように切換える。ここで混合され
た音声信号は前述のようにして接続された端子を介して
テレビジョン受像機70に入力される。これによりテレ
ビジョン受像機70から副音声とゲーム音声を同時に聞
くことができる。
【0056】このように、本実施例においても音声専用
デコーダ76においてゲームモードを設定することで、
ユーザーはゲーム機器Gから音声専用デコーダ76にゲ
ームモードデータを入力すれば、この場合には音声の信
号経路が自動的にゲームに対応することとなり、比較的
手軽にデータサービスによるゲームをすることができ
る。
【0057】なお、上記実施例においては音声信号スイ
ッチを音声専用デコーダ76に設けたがこれをゲーム機
器G側に設けることとし、いったん副音声を音声専用デ
コーダ76からゲーム機器Gの音声信号スイッチに入力
し、ゲームモード時にはゲーム機器Gから副音声とゲー
ム音声を出力可能なように構成することも考えられる。
また上記各実施例において、例えばデコーダ装置および
他の機器の回路構成等は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、そのデータ受信システム及びデコーダが対応
するデータサービス(ゲーム以外を含む)の種類等に伴
い変更可能とされる。また、データ受信システムの形態
も上記各実施例に限定されるものではなく、例えばBS
チューナー/デコーダー内蔵のVTR機器、あるいはデ
コーダ内蔵のBSチューナー等を含んで構成されるシス
テムにも応用が可能であり、さらにはCS(通信衛星)
放送やMUSE方式によるハイビジョン放送においてデ
ータサービスが行われるような場合にも応用が可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、独立デー
タについてスクランブル等のデコード処理を行って出力
することのできる機能回路部のみを備えたデコード装置
を構成することで、小型で安価なデコード装置を得るこ
とができる。これにより、独立データによる有料サービ
スのみを受けたいユーザーは低価格のデコーダ装置を購
入することができるようになる。また小型化をはかるこ
とができるためにスペースを取ることがない。更に、こ
のデコーダ装置に誤り訂正回路や独立データを保持する
ことのできるメモリを設けて構成すればより高度なデー
タサービスのアプリケーションにも対応することが可能
となる。そして、このようなデコーダ装置を特定のゲー
ム機器に対応させて、例えばゲーム機器のROMカセッ
トと同様に挿入口に挿入可能な形状に構成すれば、特定
のゲームのデータサービスのみを受けたいユーザーに取
っては非常に使いやすいデコーダ装置となる。
【0059】また、BSチューナーとゲーム用データデ
コーダを内蔵したテレビジョン受像機側にゲームモード
を設定し、例えばゲーム機器から入力されるゲームモー
ドに基づいて、ゲーム映像の表示、副音声とゲーム音声
の混合、受信チャンネル等の選択が行われるように構成
することで、非常に使いやすいデータ受信システムを構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデコーダ装置の一実施例を示す斜視図
及び背面図である。
【図2】本実施例のデコーダ装置を示すブロック図であ
る。
【図3】本実施例のデコーダ装置のデコード部を示すブ
ロック図である。
【図4】本実施例のデータ受信システムの構成を概念的
に示す説明図である。
【図5】他の実施例におけるデコーダ装置とゲーム機器
を示す斜視図である。
【図6】他の実施例のデコーダ装置を示すブロック図で
ある。
【図7】データ受信システムにおける実施例を示すブロ
ック図である。
【図8】データ受信システムにおける他の実施例を示す
ブロック図である。
【図9】データ受信システムにおけるさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図10】衛星放送における音声データの内容を示す説
明図である。
【図11】従来の衛星放送受信システムの一例を示す説
明図である。
【図12】従来のデコーダ装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1、30 デコーダ装置 10、33、56 デコード部 11 誤り訂正回路 21 BSアンテナ 50、70 テレビジョン受像機 71 映像・音声デコーダ 76 音声専用デコーダ G ゲーム機器 CR コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/14 H04N 7/167 (72)発明者 宮坂 鞆明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星放送における独立データの多重され
    た信号をビットストリーム信号として入力する入力端子
    と、前記ビットストリーム信号より独立データのスクラ
    ンブルを解除して出力することができるデコード部と、
    前記デコード部からの前記独立データを出力する独立デ
    ータ出力端子を備えていることを特徴とするデコーダ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記デコード部は、前記独立データにつ
    いて誤差を修正する誤り訂正回路と、前記誤り訂正回路
    にて処理された後の独立データを保持することのできる
    記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のデコーダ装置。
  3. 【請求項3】 特定の独立データ受信装置に設けられた
    被装着位置に対して装着可能に構成されたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のデコーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記独立データ受信装置はゲーム用機器
    とされ、該ゲーム用機器の所定の被装着位置に対して装
    着可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2又は請求項3に記載のデコーダ装置。
  5. 【請求項5】 アンテナで受信された衛星放送による電
    波を選局して所定の信号処理を行い、少なくとも独立デ
    ータが多重された信号を出力することのできる衛星受信
    装置と、 前記衛星受信装置から入力される前記信号から、少なく
    とも独立データのスクランブルを解除して出力すること
    ができるデコード部を備えたデコーダ装置と、 前記デコーダ装置から入力される前記独立データに基づ
    いて所定の処理動作を実行することのできる独立データ
    受信装置により構成されることを特徴とする衛星放送受
    信システム。
JP5183266A 1993-06-30 1993-06-30 デコーダ装置及び衛星放送受信システム Pending JPH0787080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728878B2 (en) 1994-11-14 2004-04-27 Hughes Electronics Corporation Deferred billing, broadcast, electronic document distribution system and method
JP2008543149A (ja) * 2005-05-24 2008-11-27 エヌエックスピー ビー ヴィ オーディオービデオ処理システム用機器

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