JPH0786939A - 並列型a/dコンバータ - Google Patents
並列型a/dコンバータInfo
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- JPH0786939A JPH0786939A JP25241693A JP25241693A JPH0786939A JP H0786939 A JPH0786939 A JP H0786939A JP 25241693 A JP25241693 A JP 25241693A JP 25241693 A JP25241693 A JP 25241693A JP H0786939 A JPH0786939 A JP H0786939A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 A/D変換処理を並列に行うことが可能な回
路を小規模な回路構成で実現できるようにすることを目
的とする。 【構成】 複数のアナログ入力信号S1〜SNに対応さ
せて、複数のコンパレータC1〜CN、複数のゲート回
路G1〜GN、複数のカウンタ回路B1〜BNをそれぞ
れ設けるとともに、アナログのスィープ電圧発生器1を
設け、スタート信号が与えられたときに上記スィープ電
圧発生器1を起動させ、アナログの電圧Vaを外部供給
のクロック信号に同期して上記複数のコンパレータC1
〜CNに出力し、上記アナログの電圧Vaと各アナログ
入力信号S1〜SNとを比較するとともに、両者が一致
するまでの期間だけ上記複数のゲート回路G1〜GNを
開き、その間に通過したクロック信号を上記複数のカウ
ンタ回路B1〜BNにてカウントし、そのカウント値を
上記アナログ入力信号S1〜SNをそれぞれ並列にA/
D変換処理したディジタルデータとして出力するように
する。
路を小規模な回路構成で実現できるようにすることを目
的とする。 【構成】 複数のアナログ入力信号S1〜SNに対応さ
せて、複数のコンパレータC1〜CN、複数のゲート回
路G1〜GN、複数のカウンタ回路B1〜BNをそれぞ
れ設けるとともに、アナログのスィープ電圧発生器1を
設け、スタート信号が与えられたときに上記スィープ電
圧発生器1を起動させ、アナログの電圧Vaを外部供給
のクロック信号に同期して上記複数のコンパレータC1
〜CNに出力し、上記アナログの電圧Vaと各アナログ
入力信号S1〜SNとを比較するとともに、両者が一致
するまでの期間だけ上記複数のゲート回路G1〜GNを
開き、その間に通過したクロック信号を上記複数のカウ
ンタ回路B1〜BNにてカウントし、そのカウント値を
上記アナログ入力信号S1〜SNをそれぞれ並列にA/
D変換処理したディジタルデータとして出力するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/Dコンバータに係わ
り、例えば、非常に多くの並列の画像信号を取り込むセ
ンサアレイのように、A/D変換するアナログ信号の数
が多数あるために、全体としてはA/D変換処理する信
号の情報が多い場合に用いて好適なものである。
り、例えば、非常に多くの並列の画像信号を取り込むセ
ンサアレイのように、A/D変換するアナログ信号の数
が多数あるために、全体としてはA/D変換処理する信
号の情報が多い場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、例えば、温度、圧力、流量
などの物理量をディジタル機器により計測する場合や、
或いは上記物理量をコンピュータにより計算処理する場
合には、アナログ量をディジタル量に変換する必要があ
り、そのための変換回路として種々の方式のA/Dコン
バータが用いられている。
などの物理量をディジタル機器により計測する場合や、
或いは上記物理量をコンピュータにより計算処理する場
合には、アナログ量をディジタル量に変換する必要があ
り、そのための変換回路として種々の方式のA/Dコン
バータが用いられている。
【0003】ところで、連続的に変化するアナログ量を
A/Dコンバータによりディジタル化するためには、先
ず、標本化を行って信号を適当な時間間隔で取り出すよ
うにしている。次に、上記標本化を行って取り出した信
号を量子化し、適当に四捨五入するようにしている。
A/Dコンバータによりディジタル化するためには、先
ず、標本化を行って信号を適当な時間間隔で取り出すよ
うにしている。次に、上記標本化を行って取り出した信
号を量子化し、適当に四捨五入するようにしている。
【0004】ところで、A/D変換する方式は、例えば
積分方式と比較方式とに大別される。上記積分方式とし
ては、V−T変換方式とV−F変換方式とが知られてい
る。また、比較方式としては帰還比較方式と無帰還比較
方式とが知られている。
積分方式と比較方式とに大別される。上記積分方式とし
ては、V−T変換方式とV−F変換方式とが知られてい
る。また、比較方式としては帰還比較方式と無帰還比較
方式とが知られている。
【0005】上記V−T変換方式にはシングルスロープ
積分型や2重積分型等があり、V−F変換方式には電荷
平衡型やリセット型がある。そして、この方式の特徴と
しては低速、低消費電力、高精度であること等があげら
れる。
積分型や2重積分型等があり、V−F変換方式には電荷
平衡型やリセット型がある。そして、この方式の特徴と
しては低速、低消費電力、高精度であること等があげら
れる。
【0006】また、上記帰還比較方式には逐次比較型、
追従比較型、計数型等があり、これらの型の特徴として
は中速、および比較的高精度であることなどがある。ま
た、上記無帰還比較方式には並列型、直並列型、縦続型
があり、これらの型の特徴としては高速であるが、精度
が低いこと等がある。
追従比較型、計数型等があり、これらの型の特徴として
は中速、および比較的高精度であることなどがある。ま
た、上記無帰還比較方式には並列型、直並列型、縦続型
があり、これらの型の特徴としては高速であるが、精度
が低いこと等がある。
【0007】このように、従来より種々のA/Dコンバ
ータが知られているが、従来のA/Dコンバータの場合
には構成が複雑であり、したがって、回路を構成する場
合にかなり大きな設置面積が必要であった。このため、
例えば小型化および低コスト化を図るのに限界があっ
た。
ータが知られているが、従来のA/Dコンバータの場合
には構成が複雑であり、したがって、回路を構成する場
合にかなり大きな設置面積が必要であった。このため、
例えば小型化および低コスト化を図るのに限界があっ
た。
【0008】また、最近は複数のアナログ入力を並列に
処理する並列型A/Dコンバータの需要が多くなってき
た。このような場合に、アナログ入力に対応する数だけ
A/Dコンバータを並列に接続して並列型A/Dコンバ
ータを構成すると、回路規模が膨大なものとなってしま
う。したがって、このような構成にすると、例えば、1
チップ上に多数のA/Dコンバータを集積化することが
できない問題があった。
処理する並列型A/Dコンバータの需要が多くなってき
た。このような場合に、アナログ入力に対応する数だけ
A/Dコンバータを並列に接続して並列型A/Dコンバ
ータを構成すると、回路規模が膨大なものとなってしま
う。したがって、このような構成にすると、例えば、1
チップ上に多数のA/Dコンバータを集積化することが
できない問題があった。
【0009】このような問題を解決するために、図3に
示すように、1個のA/Dコンバータを設けただけで複
数のアナログ入力を並列に処理するようにした並列型A
/Dコンバータが実現されるに至った。
示すように、1個のA/Dコンバータを設けただけで複
数のアナログ入力を並列に処理するようにした並列型A
/Dコンバータが実現されるに至った。
【0010】図3の並列型A/Dコンバータ20におい
て、複数のアナログ入力信号S1〜SNは、サンプルホ
ールド回路H1〜HNを介してマルチプレクサMPXに
供給される。そして、上記マルチプレクサMPXによっ
て選択された信号がA/Dコンバータ20に供給される
ようになされていた。
て、複数のアナログ入力信号S1〜SNは、サンプルホ
ールド回路H1〜HNを介してマルチプレクサMPXに
供給される。そして、上記マルチプレクサMPXによっ
て選択された信号がA/Dコンバータ20に供給される
ようになされていた。
【0011】このような構成なので、図3の並列型A/
Dコンバータ20の場合は、上記マルチプレクサMPX
で順次選択することにより、A/Dコンバータ20を1
個設けただけのシンプルな構成にも関わらず多数のアナ
ログ入力信号をディジタル信号に変換することができ
る。
Dコンバータ20の場合は、上記マルチプレクサMPX
で順次選択することにより、A/Dコンバータ20を1
個設けただけのシンプルな構成にも関わらず多数のアナ
ログ入力信号をディジタル信号に変換することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合はア
ナログ入力信号を順次的に処理するものであるから、入
力信号の数が増えると、上記A/Dコンバータ20に高
速動作が可能なものを用いても、A/D変換のサイクル
が長くなってしまう問題があった。
ナログ入力信号を順次的に処理するものであるから、入
力信号の数が増えると、上記A/Dコンバータ20に高
速動作が可能なものを用いても、A/D変換のサイクル
が長くなってしまう問題があった。
【0013】また、入力信号の数が増えると、多数の信
号の変換のタイミングを合わせるために用いているサン
プルホールド回路HI〜HNでの入力信号の保持時間が
長くなってしまい、誤差が発生してしまう問題もあっ
た。
号の変換のタイミングを合わせるために用いているサン
プルホールド回路HI〜HNでの入力信号の保持時間が
長くなってしまい、誤差が発生してしまう問題もあっ
た。
【0014】本発明は上述の問題点にかんがみ、複数の
入力アナログ信号を並列にA/D変換処理することが可
能な回路を小規模な回路構成で実現できるようにするこ
とを目的とする。
入力アナログ信号を並列にA/D変換処理することが可
能な回路を小規模な回路構成で実現できるようにするこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の並列型A/Dコ
ンバータは、外部から与えられるスタート信号によって
起動することにより、大きさが連続的に増加するアナロ
グ電圧を外部供給のクロック信号に同期して出力するア
ナログスィープ電圧発生器と、外部から与えられる複数
のアナログ入力信号を内部回路に導入するために設けら
れた複数のアナログ信号入力端子と、上記アナログ入力
信号が与えられる第1の入力端子、およびアナログスィ
ープ電圧発生器から出力されたアナログ電圧が与えられ
る第2の入力端子を有し、上記第1の入力端子および上
記第2の入力端子にそれぞれ供給される信号の大きさが
一致した時に一致検出信号を出力するコンパレータであ
って、上記複数のアナログ信号入力端子に対応させて設
けられている複数のコンパレータと、上記クロック信号
が入力される入力端子、上記スタート信号が入力される
セット端子、上記一致検出信号が入力されるリセット端
子、および上記入力端子に入力されたクロック信号を出
力する出力端子を有し、上記スタート信号が与えられて
から上記一致検出信号与えられる迄の期間において上記
入力端子に与えられるクロック信号を上記出力端子から
出力するゲート回路であって、上記複数のコンパレータ
に対応させて設けられている複数のゲート回路と、上記
ゲート回路から出力されたクロック信号が入力される入
力端子、および上記スタート信号が入力されるリセット
端子を有し、内部に保持されているカウント値を上記ス
タート信号でリセットした後、上記入力端子に供給され
るクロック信号をカウントするカウンタ回路であって、
上記複数のゲート回路に対応させて設けられている複数
のカウンタ回路とを備え、上記各カウンタ回路でのカウ
ントデータを上記複数のアナログ入力信号を並列にA/
D変換した結果として上記各カウンタ回路からそれぞれ
並列に出力するようにしている。
ンバータは、外部から与えられるスタート信号によって
起動することにより、大きさが連続的に増加するアナロ
グ電圧を外部供給のクロック信号に同期して出力するア
ナログスィープ電圧発生器と、外部から与えられる複数
のアナログ入力信号を内部回路に導入するために設けら
れた複数のアナログ信号入力端子と、上記アナログ入力
信号が与えられる第1の入力端子、およびアナログスィ
ープ電圧発生器から出力されたアナログ電圧が与えられ
る第2の入力端子を有し、上記第1の入力端子および上
記第2の入力端子にそれぞれ供給される信号の大きさが
一致した時に一致検出信号を出力するコンパレータであ
って、上記複数のアナログ信号入力端子に対応させて設
けられている複数のコンパレータと、上記クロック信号
が入力される入力端子、上記スタート信号が入力される
セット端子、上記一致検出信号が入力されるリセット端
子、および上記入力端子に入力されたクロック信号を出
力する出力端子を有し、上記スタート信号が与えられて
から上記一致検出信号与えられる迄の期間において上記
入力端子に与えられるクロック信号を上記出力端子から
出力するゲート回路であって、上記複数のコンパレータ
に対応させて設けられている複数のゲート回路と、上記
ゲート回路から出力されたクロック信号が入力される入
力端子、および上記スタート信号が入力されるリセット
端子を有し、内部に保持されているカウント値を上記ス
タート信号でリセットした後、上記入力端子に供給され
るクロック信号をカウントするカウンタ回路であって、
上記複数のゲート回路に対応させて設けられている複数
のカウンタ回路とを備え、上記各カウンタ回路でのカウ
ントデータを上記複数のアナログ入力信号を並列にA/
D変換した結果として上記各カウンタ回路からそれぞれ
並列に出力するようにしている。
【0016】
【作用】本発明の並列型A/Dコンバータは上記技術手
段を有するので、スタート信号が与えられてA/D変換
動作が起動してから一致検出が行われる迄の期間に上記
各カウンタ回路でカウントされたカウントデータと、上
記各アナログ信号入力端子に与えられるアナログ入力信
号の大きさとが所定の対応関係となり、上記各アナログ
入力信号をA/D変換処理した結果を示すディジタル値
として、上記各カウンタ回路でそれぞれカウントしたデ
ィジタルデータ値をそのまま用いることができるように
なる。
段を有するので、スタート信号が与えられてA/D変換
動作が起動してから一致検出が行われる迄の期間に上記
各カウンタ回路でカウントされたカウントデータと、上
記各アナログ信号入力端子に与えられるアナログ入力信
号の大きさとが所定の対応関係となり、上記各アナログ
入力信号をA/D変換処理した結果を示すディジタル値
として、上記各カウンタ回路でそれぞれカウントしたデ
ィジタルデータ値をそのまま用いることができるように
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の並列型A/Dコンバータの一
実施例を添付図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、この並列型A/Dコンバータは、複数のアナログ入
力信号S1〜SNを入力するためにN個の入力端子T1
〜TNが設けられている。また、各入力端子T1〜TN
に対応してN個のコンパレータC1〜CNが設けられて
おり、各コンパレータC1〜CNの第1の入力端子Ca
と各入力端子T1〜TNとがそれぞれ接続されている。
実施例を添付図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、この並列型A/Dコンバータは、複数のアナログ入
力信号S1〜SNを入力するためにN個の入力端子T1
〜TNが設けられている。また、各入力端子T1〜TN
に対応してN個のコンパレータC1〜CNが設けられて
おり、各コンパレータC1〜CNの第1の入力端子Ca
と各入力端子T1〜TNとがそれぞれ接続されている。
【0018】これらの複数のコンパレータC1〜CNに
対応して複数のゲート回路G1〜GNが設けられてお
り、各ゲート回路G1〜GNのリセット端子Gaと各コ
ンパレータC1〜CNの出力端とが接続されている。
対応して複数のゲート回路G1〜GNが設けられてお
り、各ゲート回路G1〜GNのリセット端子Gaと各コ
ンパレータC1〜CNの出力端とが接続されている。
【0019】また、各ゲート回路G1〜GNに対応して
複数のカウンタ回路B1〜BNが設けられており、各ゲ
ート回路B1〜BNの出力端と各カウンタ回路B1〜B
Nのクロック信号入力端子Baとがそれぞれ接続されて
いる。
複数のカウンタ回路B1〜BNが設けられており、各ゲ
ート回路B1〜BNの出力端と各カウンタ回路B1〜B
Nのクロック信号入力端子Baとがそれぞれ接続されて
いる。
【0020】また、各カウンタ回路B1〜BNに対応し
て複数の出力端子OUT1〜OUTNが設けられてお
り、各カウンタ回路B1〜BNの出力端と各出力端子O
UT1〜OUTNとがそれぞれ接続されている。
て複数の出力端子OUT1〜OUTNが設けられてお
り、各カウンタ回路B1〜BNの出力端と各出力端子O
UT1〜OUTNとがそれぞれ接続されている。
【0021】そして、各コンパレータC1〜CNにおい
て、第1の入力端子Caには入力端子T1〜TNからア
ナログ入力信号S1〜SNがそれぞれ供給される。ま
た、第2の入力端子Cbにはアナログスィープ電圧発生
器1から出力されるアナログのスィープ電圧Vaがそれ
ぞれ共通に供給されるようになっている。
て、第1の入力端子Caには入力端子T1〜TNからア
ナログ入力信号S1〜SNがそれぞれ供給される。ま
た、第2の入力端子Cbにはアナログスィープ電圧発生
器1から出力されるアナログのスィープ電圧Vaがそれ
ぞれ共通に供給されるようになっている。
【0022】これにより、各コンパレータC1〜CN毎
に、第1の入力端子Caおよび第2の入力端子Cbにそ
れぞれ供給される信号の大きさを比較する。すなわち、
図2に示したようにアナログ入力信号SINのレベルとア
ナログスィープ電圧Vaとの大小関係を比較し、両者が
一致したときに各コンパレータC1〜CNから各ゲート
回路G1〜GNのリセット端子Gaに一致検出信号を供
給する。
に、第1の入力端子Caおよび第2の入力端子Cbにそ
れぞれ供給される信号の大きさを比較する。すなわち、
図2に示したようにアナログ入力信号SINのレベルとア
ナログスィープ電圧Vaとの大小関係を比較し、両者が
一致したときに各コンパレータC1〜CNから各ゲート
回路G1〜GNのリセット端子Gaに一致検出信号を供
給する。
【0023】一方、各ゲート回路G1〜GNの信号入力
端子Gbには、クロック信号入力端子CKから入力され
るクロック信号が共通に供給され、各ゲート回路G1〜
GNのセット端子Gcには、スタート信号入力端子ST
から入力されるスタート信号が共通に供給されるように
なされている。
端子Gbには、クロック信号入力端子CKから入力され
るクロック信号が共通に供給され、各ゲート回路G1〜
GNのセット端子Gcには、スタート信号入力端子ST
から入力されるスタート信号が共通に供給されるように
なされている。
【0024】各ゲート回路G1〜GNは、スタート信号
が与えられると信号入力端子Gbに入力されるクロック
信号をカウンタ回路B1〜BNのクロック信号入力端子
Baに出力する。また、コンパレータC1〜CNから一
致検出信号が与えられるとクロック信号をカウンタ回路
B1〜BNのクロック信号入力端子Baに出力するのを
停止する。
が与えられると信号入力端子Gbに入力されるクロック
信号をカウンタ回路B1〜BNのクロック信号入力端子
Baに出力する。また、コンパレータC1〜CNから一
致検出信号が与えられるとクロック信号をカウンタ回路
B1〜BNのクロック信号入力端子Baに出力するのを
停止する。
【0025】また、各カウンタ回路B1〜BNのリセッ
ト端子Bbには、スタート信号入力端子STから入力さ
れるスタート信号が共通に供給されており、スタート信
号の入力によって各カウンタ回路B1〜BNがリセット
され、その後、クロック信号入力端子Baに供給される
クロック信号のカウントを行う。そして、そのカウント
した値を各カウンタ回路B1〜BNに対応して設けられ
ている各出力端子OUT1〜OUTNから出力する。
ト端子Bbには、スタート信号入力端子STから入力さ
れるスタート信号が共通に供給されており、スタート信
号の入力によって各カウンタ回路B1〜BNがリセット
され、その後、クロック信号入力端子Baに供給される
クロック信号のカウントを行う。そして、そのカウント
した値を各カウンタ回路B1〜BNに対応して設けられ
ている各出力端子OUT1〜OUTNから出力する。
【0026】これらのスタート信号およびクロック信号
は、アナログスィープ電圧発生器1にも供給されてい
る。そして、アナログスィープ電圧発生器1はスタート
信号が与えられることにより、クロック信号と同期した
アナログのスィープ電圧VaをコンパレータC1〜CN
の第2の入力端子Cbに供給する。
は、アナログスィープ電圧発生器1にも供給されてい
る。そして、アナログスィープ電圧発生器1はスタート
信号が与えられることにより、クロック信号と同期した
アナログのスィープ電圧VaをコンパレータC1〜CN
の第2の入力端子Cbに供給する。
【0027】このような、スタート信号とクロック信号
に同期をとったアナログスィープ電圧発生器1は、例え
ば、リセット端子付きのカウンタ回路とD/A変換器と
で実現できる。すなわち、カウンタ回路をスタート信号
でリセットした後、クロック信号のカウントを行い、そ
のカウントしたデータを順次D/A変換して出力するよ
うにすることにより構成可能である。
に同期をとったアナログスィープ電圧発生器1は、例え
ば、リセット端子付きのカウンタ回路とD/A変換器と
で実現できる。すなわち、カウンタ回路をスタート信号
でリセットした後、クロック信号のカウントを行い、そ
のカウントしたデータを順次D/A変換して出力するよ
うにすることにより構成可能である。
【0028】なお、アナログスィープ電圧発生器1をカ
ウンタ回路で構成した場合には、目的とするA/D変換
の分解能に相当するカウンタの段数と、変換速度を満た
すクロック信号の周波数とを選択するようにする。
ウンタ回路で構成した場合には、目的とするA/D変換
の分解能に相当するカウンタの段数と、変換速度を満た
すクロック信号の周波数とを選択するようにする。
【0029】例えば、8ビットの分解能で、変換速度を
1msecとすると、8段のバイナリーカウンタで、1
/28 =3.91μsec以下の周期のクロック信号を
カウントすることで実現することができる。
1msecとすると、8段のバイナリーカウンタで、1
/28 =3.91μsec以下の周期のクロック信号を
カウントすることで実現することができる。
【0030】また、アナログスィープ電圧発生器1は、
スタート信号によって起動される鋸歯発振器で構成する
こともできる。なお、アナログスィープ電圧発生器1の
出力範囲は、A/D変換を行うアナログ入力信号のダイ
ナミックレンジをカバーするようにする。
スタート信号によって起動される鋸歯発振器で構成する
こともできる。なお、アナログスィープ電圧発生器1の
出力範囲は、A/D変換を行うアナログ入力信号のダイ
ナミックレンジをカバーするようにする。
【0031】以上説明したように、この実施例による並
列型A/Dコンバータでは多数のアナログ入力信号S1
〜SNを同時にA/D変換することができるので、高速
の処理が可能である。また、同時に入力される複数のア
ナログ信号をそのまま取り込むことができるので、図3
に示したマルチプレクサMPXなどのような余分な直列
化手段が不要である。
列型A/Dコンバータでは多数のアナログ入力信号S1
〜SNを同時にA/D変換することができるので、高速
の処理が可能である。また、同時に入力される複数のア
ナログ信号をそのまま取り込むことができるので、図3
に示したマルチプレクサMPXなどのような余分な直列
化手段が不要である。
【0032】また、A/D変換した後でディジタルデー
タ出力を並列に読み出すことができるので、後段の回路
で並列処理する場合には、読み出したデータを直接入力
することができ、余分な回路が不要であるとともに、高
速処理が可能となる。
タ出力を並列に読み出すことができるので、後段の回路
で並列処理する場合には、読み出したデータを直接入力
することができ、余分な回路が不要であるとともに、高
速処理が可能となる。
【0033】また、A/D変換を行うための回路とし
て、各入力信号毎にはコンパレータとゲート回路とカウ
ンタ回路としか必要としないので、小さな回路規模で多
数の入力信号を同時に並列処理することができる。した
がって、集積回路化において非常に多くのアナログ信号
をA/D変換する場合でも、チップサイズを小さくする
ことができる。また、消費電力を下げられる利点も得ら
れる。
て、各入力信号毎にはコンパレータとゲート回路とカウ
ンタ回路としか必要としないので、小さな回路規模で多
数の入力信号を同時に並列処理することができる。した
がって、集積回路化において非常に多くのアナログ信号
をA/D変換する場合でも、チップサイズを小さくする
ことができる。また、消費電力を下げられる利点も得ら
れる。
【0034】また、集積回路化において、A/D変換を
行うために、各入力信号毎に備えた回路に共通に印加す
る信号は、アナログスィープ電圧発生器1からのスィー
プ電圧Vaとクロック信号とスタート信号のみでよいた
め集積回路の面積を小さくすることができる。
行うために、各入力信号毎に備えた回路に共通に印加す
る信号は、アナログスィープ電圧発生器1からのスィー
プ電圧Vaとクロック信号とスタート信号のみでよいた
め集積回路の面積を小さくすることができる。
【0035】また、センサアレイやプロセッサアレイと
1対1に結合したものを1つのLSIチップの中に実現
することも可能となり、例えば、視覚センサ装置のLS
Iを実現する際に、グレイスケールの画像信号を超高速
に処理することを可能にすることができる。
1対1に結合したものを1つのLSIチップの中に実現
することも可能となり、例えば、視覚センサ装置のLS
Iを実現する際に、グレイスケールの画像信号を超高速
に処理することを可能にすることができる。
【0036】また、各コンパレータC1〜CNにおいて
第1の入力端子Caおよび第2の入力端子Cbに供給さ
れる信号の大きさが一致した時に、各ゲート回路G1〜
GNを閉じて、各カウンタ回路B1〜BNの動作を停止
させるだけでA/D変換が行われるので、集積回路化に
おいて回路規模が大きくなり、チップ上での信号の遅延
時間が問題になっても、誤った変換データを出力するこ
とがないという利点がある。
第1の入力端子Caおよび第2の入力端子Cbに供給さ
れる信号の大きさが一致した時に、各ゲート回路G1〜
GNを閉じて、各カウンタ回路B1〜BNの動作を停止
させるだけでA/D変換が行われるので、集積回路化に
おいて回路規模が大きくなり、チップ上での信号の遅延
時間が問題になっても、誤った変換データを出力するこ
とがないという利点がある。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述したように、複数のアナロ
グ入力信号を並列にA/D変換処理する回路を、上記複
数のアナログ入力信号毎にコンパレータ、ゲート回路、
カウンタ回路を設けるだけで構成することができるの
で、複数の入力アナログ信号を並列にA/D変換処理す
ることが可能な回路を小規模な回路構成で実現すること
ができる。
グ入力信号を並列にA/D変換処理する回路を、上記複
数のアナログ入力信号毎にコンパレータ、ゲート回路、
カウンタ回路を設けるだけで構成することができるの
で、複数の入力アナログ信号を並列にA/D変換処理す
ることが可能な回路を小規模な回路構成で実現すること
ができる。
【0038】また、同時に同時に入力される複数のアナ
ログ信号をそのまま取り込むことができ、マルチプレク
サのような余分な直列化手段を不要にできる。さらに、
A/D変換したディジタルデータを並列に出力すること
ができるので、後段の回路においてディジタルデータを
並列に処理する場合にはA/D変換した結果を直接入力
することができ、並列化手段を不要にできるとともに、
高速処理を行うようににすることができる。
ログ信号をそのまま取り込むことができ、マルチプレク
サのような余分な直列化手段を不要にできる。さらに、
A/D変換したディジタルデータを並列に出力すること
ができるので、後段の回路においてディジタルデータを
並列に処理する場合にはA/D変換した結果を直接入力
することができ、並列化手段を不要にできるとともに、
高速処理を行うようににすることができる。
【図1】本発明の並列型A/Dコンバータの一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】アナログ入力信号とアナログスィープ電圧との
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図3】従来の並列型A/Dコンバータの一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 アナログスィープ電圧発生器 C1〜CN コンパレータ Ca 第1の入力端子 Cb 第2の入力端子 G1〜GN ゲート回路 Ga リセット端子 Gb 信号入力端子 Gc セット端子 B1〜BN カウンタ回路 Ba クロック信号入力端子 Bb リセット端子 T1〜TN 外部入力端子 S1〜SN アナログ入力信号 Va スィープ電圧 CK クロック信号入力端子 ST スタート信号入力端子
Claims (1)
- 【請求項1】 外部から与えられるスタート信号によっ
て起動することにより、大きさが連続的に増加するアナ
ログ電圧を外部供給のクロック信号に同期して出力する
アナログスィープ電圧発生器と、 外部から与えられる複数のアナログ入力信号を内部回路
に導入するために設けられた複数のアナログ信号入力端
子と、 上記アナログ入力信号が与えられる第1の入力端子、お
よびアナログスィープ電圧発生器から出力されたアナロ
グ電圧が与えられる第2の入力端子を有し、上記第1の
入力端子および上記第2の入力端子にそれぞれ供給され
る信号の大きさが一致した時に一致検出信号を出力する
コンパレータであって、上記複数のアナログ信号入力端
子に対応させて設けられている複数のコンパレータと、 上記クロック信号が入力される入力端子、上記スタート
信号が入力されるセット端子、上記一致検出信号が入力
されるリセット端子、および上記入力端子に入力された
クロック信号を出力する出力端子を有し、上記スタート
信号が与えられてから上記一致検出信号与えられる迄の
期間において上記入力端子に与えられるクロック信号を
上記出力端子から出力するゲート回路であって、上記複
数のコンパレータに対応させて設けられている複数のゲ
ート回路と、 上記ゲート回路から出力されたクロック信号が入力され
る入力端子、および上記スタート信号が入力されるリセ
ット端子を有し、内部に保持されているカウント値を上
記スタート信号でリセットした後、上記入力端子に供給
されるクロック信号をカウントするカウンタ回路であっ
て、上記複数のゲート回路に対応させて設けられている
複数のカウンタ回路とを備え、 上記各カウンタ回路でのカウントデータを上記複数のア
ナログ入力信号を並列にA/D変換した結果として上記
各カウンタ回路からそれぞれ並列に出力するようにした
ことを特徴とする並列型A/Dコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25241693A JPH0786939A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 並列型a/dコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25241693A JPH0786939A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 並列型a/dコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786939A true JPH0786939A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17237055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25241693A Withdrawn JPH0786939A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 並列型a/dコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020079539A1 (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP25241693A patent/JPH0786939A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020079539A1 (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
JPWO2020079539A1 (ja) * | 2018-10-18 | 2021-12-09 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
US11476862B2 (en) | 2018-10-18 | 2022-10-18 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device including signal holding circuit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |