JPH078691U - 耐摩耗性ベンド管 - Google Patents

耐摩耗性ベンド管

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JPH078691U
JPH078691U JP4266493U JP4266493U JPH078691U JP H078691 U JPH078691 U JP H078691U JP 4266493 U JP4266493 U JP 4266493U JP 4266493 U JP4266493 U JP 4266493U JP H078691 U JPH078691 U JP H078691U
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JP
Japan
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pipe
wear
flange
bend pipe
metal coil
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Application number
JP4266493U
Other languages
English (en)
Inventor
肇 河津
Original Assignee
アイエヌジ商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体等の輸送パイプの曲管部に使用される耐
摩耗性ベンド管の取り付けを容易にする。 【構成】 ベンド管本体10の少なくとも一端側に、金
属コイル22を用いたフレキシブル継手20を連結す
る。輸送パイプとの間に軸心のずれがある場合も、その
フランジ23を輸送パイプのフランジに簡単に合致させ
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に固形物を輸送する輸送パイプの曲管部に使用される耐摩耗性ベ ンド管に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、石炭等の固形物のパイプ輸送が注目されている。これは、空気等の流体 の推力により固形物を輸送するものであるが、その輸送パイプにおいては固形物 が激しく衝突する曲管部の摩耗が著しく、その摩耗対策が要望されている。
【0003】 このような要望に対し、本出願人は湾曲した母材管の少なくとも湾曲部外側の 外面に耐摩耗性金属を肉盛し、その肉盛層を覆うように母材管の周囲全体に強化 プラスチックを被覆した耐摩耗性ベンド管を開発した(特許第1417263号 )。
【0004】 この耐摩耗性ベンド管は、管内を流通する研磨性媒体が直接衝突する湾曲部外 側の内面に耐摩耗性金属を肉盛せず、その外面に耐摩耗性金属を肉盛するため、 内面肉盛が困難な小径管にも適用できる利点がある。しかも、湾曲部外側の母材 内面が摩耗し終わった後は、耐摩耗性金属の肉盛層が内面側に露出し、その肉盛 層が強化プラスチックの被覆層により母材管の外面側に保持され続けるので、以 後の内面摩耗が抑えられる。従って、母材管の外面に耐摩耗性金属を肉盛するに もかかわらず、湾曲部外側の内面摩耗を長期にわたって抑えることができる。
【0005】 図1にこの耐摩耗性ベンド管の一般的な使用状態を示す。耐摩耗性ベンド管1 は、直管状のフランジ継手2,2を介して、輸送パイプの直管部3,3間に介装 されている。フランジ継手2は、先端のフランジ2aを直管部3のフランジ3a に突き合わせて、直管部3に接続される。フランジ継手2の後端は、耐摩耗性ベ ンド管1における母材管に溶接されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本出願人が開発した耐摩耗性ベンド管は、摩耗後の交換を容易にするために、 通常は図1に示したようなフランジ継手によって輸送パイプに連結される。直管 状のフランジ継手は輸送パイプに摩耗が及ぶのを防ぐためにも有効である。しか し、そのフランジ結合においては、ベンド管側のフランジ面が輸送パイプ側のフ ランジ面に合致しないことが多く、しばしばベンド管の取り付けに難儀する。
【0007】 本考案の目的は、輸送パイプに摩耗が及ぶのを防止でき、且つ、輸送パイプと の間に軸心のずれがある場合にも、その輸送パイプに簡単に連結できる耐摩耗性 ベンド管を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の耐摩耗性ベンド管は、湾曲した母材管の少なくとも湾曲部外側の外面 に耐摩耗性材料を被覆し、その被覆管を覆うように母材管の周囲に強化プラスチ ックの被覆層を形成したベンド管本体と、 該ベンド管本体における母材管の少なくとも一端に連結された金属コイルを有 し、該金属コイルの先端にフランジを取り付けると共に、該金属コイルを外面側 から洩れ止め用のスリーブによりカバーした直管状のフレキシブル継手とを具備 することを特徴とする。
【0009】
【作用】
ベンド管本体の一端に直管部が連結されているので、輸送パイプに摩耗が及ぶ のを防止できる。直管部が金属コイルにより構成され、周囲全方向に自由に撓む ので、輸送パイプとの間に軸心のずれがある場合にも、そのフランジ面を輸送パ イプ側のフランジ面に合致させることができる。金属コイルは気密性を有しない が、その気密性は外面側のスリーブにより確保される。金属コイルの摩耗は、そ のスプリングが直管部に位置しているために非常に少ない。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図2に基づいて説明する。
【0011】 耐摩耗性ベンド管は、湾曲した母材管11の湾曲部外側の外面に耐摩耗性材料 の被覆層12を形成し、その被覆層12を覆うように母材管11の周囲全体に強 化プラスチックの被覆層13を形成したベンド管本体10と、その一端に連結さ れた直管状のフレキシブル継手20とからなる。耐摩耗性材料の被覆層12は、 ここでは特許第1417263号に準じて耐摩耗性金属の肉盛層としているが、 その金属の溶射層やセラミックの溶射層、セラミックシート層等でもよく、その 種類を問わない。
【0012】 フレキシブル継手20は、母材管11の一端に連結管21を介して接続された 金属コイル22を有する。金属コイル22は、金属線材をコイル状に隙間なく巻 いて形成されており、その先端には主フランジ23が取り付けられている。連結 管21および金属コイル22は、母材管11と同材質の例えば軟鋼や、耐摩耗性 に優れたステンレス炭素鋼等の易溶接鋼からなり、金属コイル22にはバネ鋼を 使用することもできる。母材管11、連結管21、金属コイル22およびフラン ジ23は、溶接によって相互連結されている。
【0013】 金属コイル22の外面側には、若干の間隙をあけて洩れ止め用のスリーブ24 が設けられている。スリーブ24は易溶接鋼からなる薄肉管であり、その一端は 主フランジ23の背面に溶接され、他端には副フランジ25が溶接によって取り 付けられている。副フランジ25は、連結管21の外面に溶接された副フランジ 26に若干の間隙をあけて対向し、ボルト27によって副フランジ26と連結さ れる。副フランジ26に設けられた複数のボルト孔26aは、副フランジ26の 半径方向に延びた長孔とされている。副フランジ25,26間には必要に応じて 弾性パッキンが挿入される。
【0014】 ベンド管本体10の他端側は、その母材管11に主フランジを直接溶接した構 成になっている。
【0015】 このような構成の耐摩耗性ベンド管は、次のようにして輸送パイプの直管部3 ,3(図1参照)間に介装される。
【0016】 フレキシブル継手20のボルト27を緩めた状態で、一方の直管部3の先端に 取り付けられたフランジ3aに、フレキシブル継手20の主フランジ23をボル トにより連結し、他方の直管部3の先端に取り付けられたフランジ3aに、ベン ド管本体10の他端側に溶接された主フランジをボルトにより連結する。
【0017】 このとき、フレキシブル継手20ではボルト27が緩められ、且つ、副フラン ジ26のボルト孔26aが長孔とされているので、金属コイル22が周囲全方向 に自由に撓む。そのため、耐摩耗性ベンド管と直管部3,3の軸心がずれている 場合にも、主フランジ23を相手側のフランジに容易に合致させることができ、 他方の主フランジも相手側のフランジに容易に合致させることができる。
【0018】 直管部3,3間に耐摩耗性ベンド管が固定されると、ボルト27を締める。こ れにより、スリーブ24等が変形し、副フランジ25,26が密着することによ り、金属コイル22の外面側がシールされる。副フランジ25,26が密着しな い場合は、この間に弾性パッキンを挿入すればよい。
【0019】 耐摩耗性ベンド管内に粉体等の固形物が流体輸送されると、ベンド管本体10 における母材管11の主に湾曲部外側の内面が、固形物との衝突により摩耗する 。その摩耗が終わるとここに耐摩耗性材料の被覆層12が露出し、以後の摩耗が 抑制される。
【0020】 固形物との衝突により金属コイル22も摩耗するが、金属コイル23は直管状 態のため、その摩耗は少なく、金属コイル22が摩耗することにより、輸送パイ プ側の摩耗は防止される。
【0021】 金属コイル22の外面側には輸送用流体が漏れるが、その外面側はスリーブ2 4によってシールされているので、耐摩耗性ベンド管の外に輸送用流体が漏出す るおそれはない。
【0022】 なお、上記実施例では、フレキシブル継手20をベンド管本体10の一端側に 設けているが、その両側に設けることもできる。
【0023】 フレキシブル継手20におけるスリーブ24は、上記実施例では鋼製の薄肉管 としているが、金属コイル22の外面側をシールでき、且つその可撓性を阻害し ないものであれば、その具体的構成は問わない。簡単には例えばゴムスリーブ、 FRR管、金属ベローズ等を使用することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の耐摩耗性ベンド管は、ベンド管本体 の少なくとも一端側に、金属コイルを用いた直管状のフレキシブル継手を配設し たので、輸送パイプに摩耗が及ぶのを防止でき、且つ、輸送パイプとの間に軸心 のずれがある場合にも、その輸送パイプに簡単に連結できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願人が開発した耐摩耗性ベンド管の使用状
態を示す模式図である。
【図2】本考案の耐摩耗性ベンド管の一例を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
10 ベンド管本体 11 母材管 12 耐摩耗性材料の被覆層 13 強化プラスチックの被覆層 20 フレキシブル継手 22 金属コイル 23 主フランジ 24 スリーブ 25,26 副フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲した母材管の少なくとも湾曲部外側
    の外面に耐摩耗性材料を被覆し、その被覆管を覆うよう
    に母材管の周囲に強化プラスチックの被覆層を形成した
    ベンド管本体と、 該ベンド管本体における母材管の少なくとも一端に連結
    された金属コイルを有し、該金属コイルの先端にフラン
    ジを取り付けると共に、該金属コイルを外面側から洩れ
    止め用のスリーブによりカバーした直管状のフレキシブ
    ル継手とを具備することを特徴とする耐摩耗性ベンド
    管。
JP4266493U 1993-07-06 1993-07-06 耐摩耗性ベンド管 Pending JPH078691U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584326U (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 菊星企画株式会社 美顔用マッサージ器
CN114309127A (zh) * 2020-09-29 2022-04-12 郑州万达重工股份有限公司 内壁堆焊小弯曲半径弯管以及其成型方法

Cited By (3)

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JPH0584326U (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 菊星企画株式会社 美顔用マッサージ器
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