JPH078637U - 変速機の同期装置 - Google Patents

変速機の同期装置

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Publication number
JPH078637U
JPH078637U JP3793793U JP3793793U JPH078637U JP H078637 U JPH078637 U JP H078637U JP 3793793 U JP3793793 U JP 3793793U JP 3793793 U JP3793793 U JP 3793793U JP H078637 U JPH078637 U JP H078637U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
gear
lubricating oil
end surface
synchronizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3793793U
Other languages
English (en)
Inventor
精三 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP3793793U priority Critical patent/JPH078637U/ja
Publication of JPH078637U publication Critical patent/JPH078637U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0478Synchromesh devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ダブルシンクロ機構におけるインナリングとギ
ヤの両端面間の潤滑油切れを防止することを目的とす
る。 【構成】インナリング8のアウタリング9との連結側端
部に、連結用凹溝11を形成し、アウタリング9のインナ
リング8との連結側端部に、連結用凹溝11に挿入される
連結用爪部12を形成して両リング8,9を連結するダブ
ルシンクロ機構において、インナリング8のギヤ側端面
8Aに、螺旋状の油溝14を複数設ける。この油溝14によ
って、シフト動作以前に供給された潤滑油が保持される
ため、同期作用中のインナリング8の端面8Aとギヤ
6,7の端面との摺接部で潤滑油が切れることを防止で
き、両端面間のかじりを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、変速機の同期装置に関し、特に、インナリングとアウタリングとを 連結してなるダブルシンクロ機構のインナリングギヤ側端面の潤滑構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、変速機の同期装置として、インナリングとアウタリングとを連結してな るダブルシンクロ機構を有するものがある(NDU8848?、実開平4−12 7427号公報等参照)。 かかるインナリングとアウタリングとは、該インナリングの一方の端部の複数 位置に形成された連結用凹溝と、アウタリングの一方の端部内周面の複数位置に 形成された連結用爪部とを、係合させることによって連結するようにしている。
【0003】 そして、同期作用時に、互いに連結するインナリングとアウタリングとで、両 者の間に位置したダブルコーンを挟持することにより、ギヤスプラインとクラッ チハブとを同期させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来のダブルシンクロ機構にあっては、特に、高 負荷でシフト操作が行われた場合、互いに接触するギヤスプライン端面とインナ リングのギヤ側端面との摺接面において潤滑油切れが発生し易く、かじり(ひど い場合は焼き付きに至る)が発生する可能性があった。
【0005】 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、ダブルシンクロ機構にお けるインナリング側とギヤ側との摺接面における潤滑油切れを防止することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、インナリングの一方の端部の複数位置に形成された連結 用凹溝に、アウタリングの一方の端部内周面の複数位置に形成された連結用爪部 を挿通して、両リングを連結してなるダブルシンクロ機構を有する変速機の同期 装置において、前記インナリングのギヤ側端面に、螺旋状の油溝を形成する構成 とした。
【0007】
【作用】
かかる構成において、同期作用中において、インナリング端面とギヤスプライ ン側端面とが摺接するが、インナリング端面に螺旋状の油溝を設けることによっ て、この螺旋状の油溝内で、同期作用以前に供給された潤滑油が保持されるため に、両者の摺接動作に起因する潤滑油切れを防止できるようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る変速機の同期装置の一実施例を示す図で、シャフト1には クラッチハブ2が結合されており、該クラッチハブ2にスプライン嵌合されて軸 方向にスライド可能なハブスリーブ3と前記シャフト1に遊嵌されたギヤ4,5 に固設されたギヤスプライン6,7とが設けられている。
【0009】 又、前記クラッチハブ2側部に設けられて外周面に係合面を備えたインナリン グ8と、前記ギヤスプライン6,7と一体的に回転する中間コーンであるダブル コーン10と、前記インナリング8に連結され、前記ハブスリーブ3のスライド 操作時にインナリング8との間で前記ダブルコーン10を挟持することにより、 前記ギヤスプライン6,7とクラッチハブ2とを同期させるアウタリング9とが 設けられている。
【0010】 前記インナリング8のアウタリング9との連結側端部には、連結用凹溝11が 形成されている。この連結用凹溝11は周方向に120°ずつの角度離間した3 個所に形成される。 一方、前記アウタリング9のインナリング8との連結側端部には、連結用爪部 12が形成されている。即ち、アウタリング9の連結側端部の内周面の図示しな いディテント部が位置する部分を除いてフランジ部13が形成され、このフラン ジ部13の内周面から中心方向に突出して形成され、周方向に120°ずつの角 度離間した3個所に形成される。
【0011】 そして、本実施例のインナリング8のギヤ側端面8Aには、図2に示すように 、複数の螺旋状の油溝14が形成されている。 次に、かかる構成の同期装置の作用について説明する。 ダブルシンクロ機構の潤滑は、外周面側からの潤滑油の飛沫による潤滑と、内 周面側からギヤ4,5のスラスト側端面から導かれる潤滑油による潤滑とが期待 できる。
【0012】 そして、キヤスプライン6,7のスラスト側端面やインナリング8のギヤ側端 面8Aには、同期作用以前に上述のような潤滑油が供給されている。このため、 同期作用時に、インナリング8のギヤ側端面8Aが、ギヤスプライン6,7に接 触して互いに摺接状態となったとき、両端面表面の潤滑油は押し退けられるが、 潤滑油の一部は、インナリング8のギヤ側端面8Aに設けられた螺旋状の油溝1 4内に保持される。また、外側からも螺旋状の油溝14内に潤滑油が入り込んで くる。
【0013】 従って、同期作用中に、インナリング8のギヤ側端面8Aとギヤスプライン6 ,7の端面との摺接面において、従来のように潤滑油切れが発生することはなく 、潤滑油切れに起因するインナリング8とギヤスプライン6,7とのかじりを防 止でき、耐かじり性が向上する。勿論、焼き付きの発生も防止できるようになる 。
【0014】
【考案の効果】 以上説明したように本考案の変速機の同期装置によれば、ダブルシンクロ機構 におけるインナリングのギヤ側端面に、螺旋状の油溝を形成する構成としたので 、同期作用中にインナリグの端面とギヤ端面とが摺接した時に同期作用以前に供 給された潤滑油を螺旋状油溝内に保持することができ、両端面間における潤滑油 切れをなくせ、かじりの発生を効果的に防止でき、耐かじり性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る変速機の同期装置の一実施例を示
す断面図
【図2】インナリングの構造を示す概略図で、(A)は
(B)図のA−A線矢視断面図、(B)は側面図
【符号の説明】
8 インナリング 8A ギヤ側端面 9 アウタリング 11 連結用凹溝 12 連結用爪部 14 螺旋状油溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナリングの一方の端部の複数位置に形
    成された連結用凹溝に、アウタリングの一方の端部内周
    面の複数位置に形成された連結用爪部を挿通して、両リ
    ングを連結してなるダブルシンクロ機構を有する変速機
    の同期装置において、前記インナリングのギヤ側端面
    に、螺旋状の油溝を形成したことを特徴とする変速機の
    同期装置。
JP3793793U 1993-07-12 1993-07-12 変速機の同期装置 Pending JPH078637U (ja)

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JP3793793U JPH078637U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 変速機の同期装置

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JP3793793U JPH078637U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 変速機の同期装置

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JPH078637U true JPH078637U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12511478

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JP3793793U Pending JPH078637U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 変速機の同期装置

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JP (1) JPH078637U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089586A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Honda Motor Co Ltd 変速機の同期装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089586A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Honda Motor Co Ltd 変速機の同期装置

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