JPH078611Y2 - 蛇口用整流器 - Google Patents

蛇口用整流器

Info

Publication number
JPH078611Y2
JPH078611Y2 JP9020992U JP9020992U JPH078611Y2 JP H078611 Y2 JPH078611 Y2 JP H078611Y2 JP 9020992 U JP9020992 U JP 9020992U JP 9020992 U JP9020992 U JP 9020992U JP H078611 Y2 JPH078611 Y2 JP H078611Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
faucet
cylinder
water
piston
water turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9020992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0649566U (ja
Inventor
雅一 北川
Original Assignee
クリタック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリタック株式会社 filed Critical クリタック株式会社
Priority to JP9020992U priority Critical patent/JPH078611Y2/ja
Publication of JPH0649566U publication Critical patent/JPH0649566U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078611Y2 publication Critical patent/JPH078611Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は蛇口に装着し、蛇口か
ら出る水をシャワー状に整流したり、水が跳ねないよう
に整流したりする蛇口用整流器に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は実開平1−105674号各
公報により、蛇口に対する保持部を有し、上記蛇口から
出る水を整流して流下させる中空な整流体と、上記整流
体の中空部に枢着され、前記蛇口から出る水流により回
転させられる水車と、上記整流体の外に隔離して設けら
れた笛と、前記水車により駆動されて笛に鳴音を発生さ
せるピストン、シリンダとからなることを特徴とする蛇
口用整流器を提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記公知の整流器は、
蛇口から水を出した場合に整流体の内部で回転する水車
を動力にしてピストンをシリンダ内で往復動し、シリン
ダ内に給排される空気によって笛に鳴音を発生させるよ
うにしたのであるが、芳香などを発生させることはでき
ない。又、芳香剤を容器に入れ、手洗いなどに置く据置
き型芳香器、芳香剤液を噴霧するスプレー式芳香器、電
動ファンと連動して芳香を発散させる芳香発生器等も公
知であるが、据置き型で芳香、消臭効果を得るには相当
量の芳香剤が必要であり、スプレー式芳香器は人が持
ち、噴霧用の釦を押す操作を人が行わねばならない。更
に、電動ファンと連動する芳香発生器の場合は、香りを
拡散するだけのために電力を消費する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は蛇口に装
着し、水を出した場合に芳香剤や消臭剤を発散すること
ができるようにしたのであって、蛇口に対する保持部を
有し、蛇口から出る水を整流して流下させる中空な整流
体と、上記整流体の中空部に枢着され、前記蛇口から出
る水流により回転させられる水車と、上記整流体の外に
隔離して設けられたシリンダと、前記水車により駆動さ
れて上記シリンダ内で往復動し、シリンダ内に空気を吸
排するピストンと、前記シリンダに連通して設けられ、
上記ピストンの往復動により給排される空気が通気可能
な薬剤入り容器とからなることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、1は中空な整流体、
2はその蛇口に対する保持部、3は水車、4はシリン
ダ、5はピストン、6は前記整流体の整流室1´とシリ
ンダ4を一体に構成するプラスチックで成形した下面開
放の中空殻を示す。中空殻6は断面形状がダルマ形ない
し8字形で、断面積が大きな整流室1´と、それよりも
断面積が小さなシリンダ室4を隔壁7で劃している。
【0006】概要を述べると、水車3は軸8の一端部8
aにクランク9を有し、このクランク9をシリンダ4に
突入させて横方向に整流室1´内に軸受され、蛇口から
出る水で一方向に回転させられる。又、ピストン5はシ
リンダ4内で上下方向に摺動可能であって、連杆10に
よりクランク9と連結し、シリンダ4の上壁には孔11
が形成してある。従って、蛇口から出る水で水車3が一
方向に回転すると、ピストン5はシリンダ4中で上下動
し、孔11を通じシリンダ内に空気を吸込んだり、吸込
んだ空気を排気する。そして、水車を回転させた水は整
流室の下面から整流されて流下する。
【0007】蛇口に対する保持部2は、前述した先行提
案と同じで、上端部内周から直径をすぼめて折返し、蛇
口を回りから把持する把持筒2´を備えたゴム質の筒形
部材からなり、下端からは外周に環状溝を有する取付筒
12が垂下する。この保持部2は、前記中空殻の整流室
1´の上壁に開設された同心状の円形開口内に上から上
記取付筒12を弾性変形させて通し、該円形開口の周縁
部に環状溝12´を嵌めて該上壁上に取付ける。
【0008】そして、上記保持部2を固定するためと、
蛇口から出る水を水車3に供給し、水車を一方向に回転
させるためと、該水車の軸8の他端部8bを軸受けするた
めに整流室1´内には下からリング13を嵌め、該室1
´の上端部内周に高周波接着などで固定する。このリン
グ13は上面に環状凹部13´を有し、この環状凹部に
保持部2の取付筒12を嵌合して保持部2が整流室上壁
の円形開口から上に抜け外れるのを防止する。又、リン
グ13は上記環状凹部13´で囲まれた内部の底の偏心
位置に、水車3に水を供給する給水口14を有すると共
に、下面からは軸受片15が下向きに突出する。リング
13を整流室の上端部内周に接着する際、上記軸受片1
5を中空殻の隔壁7と対向させる。これによって給水口
14は蛇口から出る水を、水車3を一方向に回転させる
位置になる(第2図参照)。
【0009】16は整流室1´とシリンダ4の下面を塞
ぐダルマ形ないし8字形の板で、整流室1´を塞ぐ部分
16aにはこの実施例では小径の散水孔17…が多数開
設してあるほか、前述のリング13の軸受片15と協同
して水車の軸の他端部8bを枢支する軸受片18が起立す
る。又、シリンダ4を塞ぐ部分16bには通気孔19が
あり、両部分16aと16の境界からはクランク9が連
接した水車の軸8の一端部8aを枢支するための軸受片
20が起立する。軸受片18と20は同形である。そし
て、中空殻の隔壁7には上記軸受片20を嵌合する同形
の切欠き7´が下向きに開放して設けてある。つまり、
板16を中空殻6の下面に接着などで固定する際に、水
車の軸の一端部8aを互いに当接する隔壁7の切欠き7
´の上面と、これに嵌合した軸受片20の上面との間で
回転自在に枢支し、他端部8bは互いに当接するリング1
3の下向きの軸受片15の下面と、前記軸受片18の上
面との間で回転自在に枢支し、クランク9をシリンダ4
内に位置させるのである。尚、上記切欠き7´の上面と
軸受片20の上面、及び軸受片15の下面と軸受片18
の上面の一方又は双方には軸8の円形断面の一端部8a
と、他端部8bを包囲する円形状の凹部を形成してあ
る。
【0010】21は内部に粉状、粒状などの消臭剤や芳
香剤などの薬剤22を入れた薬剤容器であり、容器の底
23に下向きに設けられた取付筒24をシリンダ4の上
端の小径部に上から嵌めて該容器20をシリンダに交換
可能に取付けてある。容器の底23には1つ、又は複数
の小孔25、上面又は周囲にも1つ、又は複数の小孔2
6が開設されている。そして、容器20を取付筒24で
シリンダ4上に取付けたとき、底23の下面と、シリン
ダの上面との間に間隙27が生じ、シリンダ4の内部
と、薬剤容器20の内部は孔11、間隙27、小孔25
を介して連通する。
【0011】従って、前述したように蛇口から出る水で
水車3が一方向に回転し、これに伴いピストン5がシリ
ンダ4中で上下動して孔11を通じシリンダ内に空気を
吸込む際は薬剤容器21の小孔26から外の空気を容器
内部、小孔25、間隙27を経て吸込み、同様に孔11
を通じ吸込んだ空気を排気する際は間隙27、小孔2
5、容器内部を経て小孔26から排気する。そして、小
孔26から排気される空気は芳香剤、消臭剤などを含む
ので、付近に香が強く漂う。容器内の芳香剤や消臭剤が
無くなったら新しい薬剤容器を付け換える。
【0012】図示の実施例では、クランク9を有する水
車の軸8は、水車とは別個にプラスチックで成形し、軸
8の角軸部を水車の中心の角孔に通して組立てゝある
が、勿論、これらは一体にプラスチックで成形してもよ
い。更に板16の部分16aには多数の散水孔17を開
設してシャワー状に水が流下するようにしてあるが、こ
の部分を大きく開放し、多孔質の板やシートで塞ぐこと
により濾過を行うこともできる。又、保持部2は把持筒
2´により直径の太い蛇口にも、細い蛇口にも装着可能
である。この場合、細い蛇口に装着すると、蛇口の下端
がリング13の給水口14からそれた位置で底に当接
し、水の流れを阻害する虞がある。これを防止するため
リング13の底には蛇口の下端を底の上に離す複数の平
行な隆起条28を設けて置くことが好ましい。尚、29
はピストン5を連杆10の上端に枢着するための打込み
ピンを示す。
【0013】
【考案の効果】以上で明らかなように、本考案によれば
蛇口を開いて水を流すと、ピストンがシリンダ中で上下
動し、ピストンがシリンダ中の空気を排気する際に芳香
剤や消臭剤などの薬剤も空気に混ざって排出し、広く拡
散する。このため少量の芳香剤、消臭剤で充分な芳香、
消臭効果が電力を消費することなく得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蛇口用整流器の一実施例の縦断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線での断面図である。
【図3】一部を欠截した分解斜視図である。
【符号の説明】
1 整流体 3 水車 4 シリンダ 5 ピストン 21 薬剤容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇口に対する保持部を有し、蛇口から出
    る水を整流して流下させる中空な整流体と、上記整流体
    の中空部に枢着され、前記蛇口から出る水流により回転
    させられる水車と、上記整流体の外に隔離して設けられ
    たシリンダと、前記水車により駆動されて上記シリンダ
    内で往復動し、シリンダ内に空気を吸排するピストン
    と、前記シリンダに連通して設けられ、上記ピストンの
    往復動により給排される空気が通気可能な薬剤入り容器
    とからなることを特徴とする蛇口用整流器。
JP9020992U 1992-12-09 1992-12-09 蛇口用整流器 Expired - Lifetime JPH078611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020992U JPH078611Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 蛇口用整流器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020992U JPH078611Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 蛇口用整流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0649566U JPH0649566U (ja) 1994-07-08
JPH078611Y2 true JPH078611Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=13992100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9020992U Expired - Lifetime JPH078611Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 蛇口用整流器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078611Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101387765B1 (ko) * 2012-08-17 2014-04-21 전병욱 수도꼭지 연결용 급수 보조장치
KR200482750Y1 (ko) * 2015-02-12 2017-03-13 강주영 수도꼭지 보조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0649566U (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102711848A (zh) 可穿戴化学品分配器
JPH078611Y2 (ja) 蛇口用整流器
KR960018034A (ko) 회전분사부를 구비한 세제용해장치
US5588175A (en) Foot vacuum
JP3089427U (ja) 自動噴霧脱臭機
JPH057340Y2 (ja)
CN210331204U (zh) 一种感染科用移动式消毒喷雾器
JPH0340764Y2 (ja)
JPS6335809Y2 (ja)
JPS6319069Y2 (ja)
CN213078856U (zh) 一种喷雾器
KR200182538Y1 (ko) 자동 분무기
CN216877334U (zh) 一种便于精油散发的香薰装置
JPH04104820U (ja) 排泄処理装置
JPH03529U (ja)
KR200331850Y1 (ko) 도자기형 가습기
KR880002363Y1 (ko) 배부식 분무기의 약제분무장치
JP3015624U (ja) 香気発生装置を備える自動給水鉢
JP3011573U (ja) 蛇口用整流器
JPH0714879U (ja) 薬効成分発散装置
CN204050420U (zh) 香氛喷雾装置
JPH10305090A (ja) 消臭装置
JPH0131230Y2 (ja)
JP2602917Y2 (ja) 芳香剤容器
JPS5811387Y2 (ja) 連続噴霧器