JPH0786114A - 電子線描画装置 - Google Patents

電子線描画装置

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Publication number
JPH0786114A
JPH0786114A JP22444193A JP22444193A JPH0786114A JP H0786114 A JPH0786114 A JP H0786114A JP 22444193 A JP22444193 A JP 22444193A JP 22444193 A JP22444193 A JP 22444193A JP H0786114 A JPH0786114 A JP H0786114A
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JP
Japan
Prior art keywords
stage
mirror
electron beam
reference light
respect
Prior art date
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Pending
Application number
JP22444193A
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English (en)
Inventor
Taisan Goto
泰山 後藤
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP22444193A priority Critical patent/JPH0786114A/ja
Publication of JPH0786114A publication Critical patent/JPH0786114A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、熱変位による描画位置精度の悪化
を防止し、描画パターンの高精度化が図れることを目的
とする。 【構成】この発明は、参照光用ミラー22の取付け位
置、つまり鏡筒部17の下端フランジ付近の熱変位量を
精度良く検出するための参照光用ミラー21を追加して
設置することにより、ステージ19の位置の測定値を補
正するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子線を用いて試料
上に所望のパターンを描画するパターン描画装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、被加工物としての試料に直接的に
パターンを描画するものとして、電子線(電子ビーム)
を利用した電子線描画装置が実用化されている。このパ
ターンを描画する試料は、試料ホルダを介してステージ
上に載置固定される。描画は、ビーム源からの電子ビー
ムをステージをX・Y方向に移動させながら偏向制御す
ることにより行う。また、ステージの位置決めは、干渉
計を用いて行われている。
【0003】このような電子線描画装置では、試料に形
成される描画パターンの位置精度が、種々の要因により
悪化していた。従来の電子線描画装置の一部を図4に示
す。パターンを描画する試料(被描画材)1は、試料ホ
ルダ(図示しない)を介してステージ3上に載置固定さ
れる。描画は、鏡筒部4のビーム源からの電子線をステ
ージ3をX・Y方向に移動させながら偏向制御すること
により行う。また、ステージ3の位置決めは、ステージ
3の端部に固定されたステージミラー5に対してレーザ
発振器6からのレーザ光を入射/反射/干渉することに
よって行う。
【0004】すなわち、レーザ発振器6からのレーザ光
は、干渉計7内のハーフミラー7a、7b、反射ミラー
7c、プレンミラーコンバータ7dを介してステージミ
ラー5に導かれる。このステージミラー5からの反射光
は、プレンミラーコンバータ7d、反射ミラー7c、ハ
ーフミラー7bを介してレシーバ8に導かれる。(図4
に実線で示す。)また、レーザ発振器6からのレーザ光
は、干渉計7内のハーフミラー7a、反射ミラー7e、
ハーフミラー7a、反射ミラー7c、プレンミラーコン
バータ7dを介してハウジング9に設けられている参照
光用(レファレンス)ミラー10に導かれる。この参照
光用ミラー10からの反射光は、プレンミラーコンバー
タ7d、反射ミラー7c、ハーフミラー7aを介してレ
シーバ8に導かれる。(図4に破線で示す。)ステージ
3の位置決め精度は、温度変化による材料の熱伸縮によ
って大きく左右されるため、ステージ3の周辺、鏡筒部
4とハウジング9の接続部等の要所は極小の温度ばらつ
きに管理されている。しかしながら、描画中はステージ
3が高速で移動を繰り返すため、摩擦熱が発生し易く、
ステージ3の周辺の温度管理を困難にしていた。
【0005】パターン位置精度の確保は、ビーム軸に対
するステージミラー5の位置の不変性が重要な条件とな
るため、ステージ3とは独立した位置にステージ3との
相対位置を測定するための参照光用ミラー10を取り付
ける等の工夫がなされてきた。参照光を並用することに
より、ステージ3の位置は、常に参照光用ミラー10の
位置との相対距離により制御することが可能になり、精
度の向上につながる。
【0006】この考えの元に、従来機では、ビーム軸に
近く、温度管理のよい(±0.05℃)鏡筒部4とハウジン
グ9の接続部付近に参照光用ミラー10を取り付けて制
御している。
【0007】しかしながら、この接続部周辺はステンレ
ス等の金属からなっており、たとえ温度が±0.05℃に管
理されたとしても△l=α・△t・lの式より △l=10×10-6・±0.05・100 ×103 (μm) =±0.05μm の参照光用ミラー10の位置誤差(ビーム軸に対する距
離変化)が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、熱変位による描画位置精度の悪化により、描画
パターンの高精度化が図れないという欠点を除去するも
ので、熱変位による描画位置精度の悪化を防止し、描画
パターンの高精度化が図れる電子線描画装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の電子線描画装
置は、被加工物を載置したステージに対して電子線を照
射することにより描画を行うものにおいて、上記ステー
ジに設けられたステージミラー、上記電子線に近接しか
つ上記電子線に対して熱変位的に対称的な位置に設けら
れた一対の参照光用ミラー、およびこれらの参照光用ミ
ラーの反射面を経由した参照用光路長を上記参照光用ミ
ラーの熱変位に対して不変となるように構成し、この参
照用反射光と上記ステージミラーからの反射光とを干渉
させて干渉状態の移相によってステージと電子線との相
対位置を測定する測定手段とから構成されている。
【0010】
【作用】この発明は、上記のような構成において、被加
工物を載置したステージに対して電子線を照射すること
により描画を行うものにおいて、上記ステージに設けら
れたステージミラーと、上記電子線に近接しかつ上記電
子線に対して熱変位的に対称的な位置に設けられた一対
の参照光用ミラーとを設け、これらの参照光用ミラーの
反射面を経由した参照用光路長を上記参照光用ミラーの
熱変位に対して不変となるように構成し、この参照用反
射光と上記ステージミラーからの反射光とを干渉させて
干渉状態の移相によってステージと電子線との相対位置
を測定するようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1はこの発明の電子線描画装置の構
成を示す図である。この電子線描画装置は、半導体ある
いはディスプレイ製造装置に用いられるものであり、制
御部11と装置本体12とにより構成されている。
【0012】すなわち、制御部11は、CPU13、描
画制御回路14、ステージ制御回路15、およびステー
ジ位置測定部16等によって構成され、装置本体12
は、電子線照射部としての鏡筒部17とこの鏡筒部17
に接続されているハウジング18内に設けられているス
テージ19および干渉計20によって構成されている。
また、装置本体12内の鏡筒部17とハウジング18の
接続点近傍には、図1、図2に示すように、鏡筒部17
の中心軸に対して熱変位的に対称の位置に一対の参照光
用ミラー21、22が設けられている。また、ステージ
19上には、ステージミラー23が設けられている。
【0013】CPU13は全体を制御するものであり、
描画制御回路14、ステージ制御回路15、ステージ位
置測定部16に接続されている。描画制御回路14は、
ホストコンピュータ等の外部機器あるいは磁気ディスク
装置等のメモリからの描画データに応じたビームブラン
キング信号と、ビーム偏向信号を、上記ステージ位置測
定部16からのビーム偏向開始指令とビーム偏向補正信
号に応じて鏡筒部17に出力するものである。
【0014】ステージ駆動回路15は、上記CPU13
からの指示と上記ステージ位置測定部16からのステー
ジ位置補正信号とに応じてステージ19をY方向へ連続
移動させると共に、その移動端においてX方向へ前記ビ
ームの偏向幅ずつステップ移動するものである。
【0015】ステージ位置測定部16は、干渉計20を
用いて鏡筒部17の中心軸に対するステージ19の位置
を測定し、この測定したステージ位置情報をCPU13
へ出力し、ビーム偏向開始指令とビーム偏向補正信号を
描画制御回路14へ出力し、ステージ位置補正信号をス
テージ制御回路15へ出力するものである。ただし、ビ
ーム偏向補正信号とステージ位置補正信号とはいずれか
一方のみが出力される。上記ステージ位置測定部16に
は、図2に示すように、干渉計20にレーザ光を発生す
るレーザ光発振器16aとこのレーザ光発振器16aか
らのレーザ光に対する干渉計20からの2種類の(複数
の)反射光を受け、それらの反射光を電気信号に変換し
て出力するレシーバ16bと、レシーバ16bによる複
数の反射光に対する電気信号により干渉状態を検知する
ことにより、ステージ19の移動量を測定してステージ
9の位置を測定するものであり、その測定結果はCPU
13、描画制御回路14、ステージ制御回路15に出力
されるようになっている。
【0016】鏡筒部17は、描画制御回路14からのビ
ームブランキング信号やビーム偏向信号に応じてステー
ジ19上に載置されている試料PのX、Y方向のそれぞ
れのフレーム単位に偏向した電子線を照射するものであ
る。これにより、試料Pは所望のパターンの露光が行わ
れるようになっている。
【0017】ステージ19は、ステージ制御回路15に
よってX方向およびY方向に移動されることにより、載
置されている試料Pの各フレーム単位に鏡筒部17から
の電子線が偏向照射されるようになっている。
【0018】上記干渉計20は、図2に示すように、4
つのハーフミラー31、32、33、34、3つの反射
ミラー35、36、37、およびプレンミラーコンバー
タ38によって構成されている。
【0019】レーザ発振器16aからのレーザ光は、ハ
ーフミラー31、32、反射ミラー36、プレンミラー
コンバータ38を介してステージミラー19aに導かれ
る。このステージミラー19aの反射光は、プレンミラ
ーコンバータ38、反射ミラー36、ハーフミラー32
を介してレシーバ16bに導かれる。(図2に実線で示
す。)また、レーザ発振器16aからのレーザ光は、ハ
ーフミラー31、反射ミラー35、ハーフミラー31、
ハーフミラー33で反射され、プレンミラーコンバータ
38を介して参照光用ミラー21に導かれる。この参照
光用ミラー21からの反射光は、プレンミラーコンバー
タ38、反射ミラー37、ハーフミラー34を介して参
照光用ミラー22に導かれる。この参照光用ミラー22
からの反射光は、ハーフミラー34、33、31、32
を介してレシーバ16bに導かれる。(図2に破線で示
す。)すなわち、従来例でも示されている参照光用ミラ
ー22に、新たに参照光用ミラー21を追加したもので
ある。この新たに追加する参照光用ミラー21は、鏡筒
部17の中心軸(電子線)に対して熱変位的に参照光用
ミラー22と対称の位置に取り付けられている。ステー
ジ19の位置測定は、参照光用ミラー22が不変(位置
が)であることが前提であるが、実際にはミラー位置に
熱変位を生じている。そこで、新たに追加した参照光用
ミラー21の位置変位(鏡筒部17の中心軸に対して参
照光用ミラー22の位置と同様の熱変位を生じていると
考えられる。)と参照光用ミラー22の位置変位とが互
いにキャンセルされるように参照用光路を設けることに
よりあたかも参照光用ミラーの位置が不変であるかのよ
うにすることができ、結果として、鏡筒部17の中心軸
に対するステージ19の位置の高精度測定が可能とな
る。
【0020】この様子を図3に拡大して示す。図3の実
線に対し、破線は熱膨脹によりビーム軸に対して広がっ
た場合を示しており、光路長は参照光用ミラー21側で
△l1 変化し、参照光用ミラー22側で△l2 変化する
が、両方の変化が相殺されて(+△l1 ×2−△l2 ×
2)となり、変化は0となる。
【0021】上記したように、ビーム軸に対して対称的
に変位する参照光用ミラーを追加して設置することによ
り、ビーム軸の変位を精度良く検出することができ、こ
れによりステージ位置の測定値を補正し、結果として、
鏡筒部の中心軸に対するステージ位置の高精度測定が可
能となる。これにより、ビーム軸とステージミラーの相
対位置ずれのより正確な測定が可能となり、描画パター
ンの精度向上につながる。
【0022】この結果、参照光用ミラーのレファレンス
機能が強化され、したがって、熱変位により描画位置精
度が悪化するという欠点が除去されるものであり、描画
パターンの高精度化が図れる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
熱変位による描画位置精度の悪化を防止し、描画パター
ンの高精度化が図れる電子線描画装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における電子線描画装置の
全体の構成を示すブロック図。
【図2】図1の電子線描画装置の本体要部の概略構成を
説明するための図。
【図3】図2の2つの参照光用ミラーの光路長が熱膨張
により変化した状態を説明するための図。
【図4】従来の電子線描画装置の本体要部の概略構成を
説明するための図。
【符号の説明】
11…制御部 12…本体 13…CPU 14…描画制御回路 15…ステージ制御回路 16…ステージ位置測定部 16a…レーザ発振器 16b…レシーバ 17…鏡筒部 18…ハウジング 19…ステージ 20…干渉計 P…試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を載置したステージに対して電
    子線を照射することにより描画を行う電子線描画装置に
    おいて、 上記ステージに設けられたステージミラーと、 上記電子線に近接しかつ上記電子線に対して熱変位的に
    対称的な位置に設けられた一対の参照光用ミラーと、 これらの参照光用ミラーの反射面を経由した参照用光路
    長を上記参照光用ミラーの熱変位に対して不変となるよ
    うに構成し、この参照用反射光と上記ステージミラーか
    らの反射光とを干渉させて干渉状態の移相によってステ
    ージと電子線との相対位置を測定する測定手段と、 を具備したことを特徴とする電子線描画装置。
JP22444193A 1993-09-09 1993-09-09 電子線描画装置 Pending JPH0786114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22444193A JPH0786114A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 電子線描画装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP22444193A JPH0786114A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 電子線描画装置

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Publication Number Publication Date
JPH0786114A true JPH0786114A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16813825

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22444193A Pending JPH0786114A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 電子線描画装置

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JP (1) JPH0786114A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014033075A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置及びパターン検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014033075A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置及びパターン検査装置

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