JPH078504U - 主蒸気止め弁 - Google Patents

主蒸気止め弁

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Publication number
JPH078504U
JPH078504U JP4222693U JP4222693U JPH078504U JP H078504 U JPH078504 U JP H078504U JP 4222693 U JP4222693 U JP 4222693U JP 4222693 U JP4222693 U JP 4222693U JP H078504 U JPH078504 U JP H078504U
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JP
Japan
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valve
main
small
seated
steam stop
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Withdrawn
Application number
JP4222693U
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English (en)
Inventor
彰三 市川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH078504U publication Critical patent/JPH078504U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主弁及び小弁がともに全閉して弁座に着座し
たことを実際に確認すること。 【構成】 主弁4と小弁5とで構成されている主蒸気止
め弁1において、弁ボデー2の外部に露出している弁軸
3の表面に歪ゲージ21を取り付け、弁全閉動作時の弁
軸歪量を検出して、主弁4が弁座10にまた小弁5が主
弁4内の弁座に着座したことを確認するようにしたも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蒸気タービンの主蒸気止め弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に概要を示すように、蒸気タービンの主蒸気止め弁1は、弁ボデー2の中 央部を延びる弁軸3の一端に主弁4と小弁5とが取り付けられ、また弁ボデー2 の外部に露出している弁軸2の他端が、リンク機構6を介してサーボモータ又は アクチュエータなどの油圧制御機構7の駆動ロッド8に連結されている。そして 、主弁4は、主蒸気管9内に設けられている弁座10と対向して配置されている 。なお、弁ボデー2は複数のボルト11によって主蒸気管9に取り付けられ、ま た油圧制御機構7は弁ボデー2に一体に設けられた金具12によって支持されて いる。
【0003】 次に、図3〜図5は上記した主蒸気止め弁1の異なる動作状態を示し、図3は 全開状態(主弁4および小弁5がともに全開)、図4は小弁全開状態(主弁4は 弁座10に着座して全閉)、図5は全閉状態(主弁4の全閉に加え、小弁5も主 弁4内に設けた弁座13に着座して全閉)である。そして、これらの動作状態は 、弁軸3が図1に示した油圧制御機構7の駆動によりロッド8およびリンク機構 6を介して軸方向に動かされることにより切り替えられる。なお、この主蒸気止 め弁自体の構成および作用は周知であるとともに、本考案の要旨と直接関係がな いので、その詳細な説明は省略する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、以上述べた主蒸気止め弁1において、従来は、油圧制御機構7の駆 動ロッド8のストロークを検出し、図示していないリミットスイッチで弁全開・ 全閉位置をランプ表示している。しかしながら、このような従来の方法では、主 弁および小弁がともに全閉して弁座に着座したことを実際に確認できない問題が あった。
【0005】 すなわち、主蒸気止め弁は、タービン運転中は全開状態であるが、タービント リップ等のタービン停止が必要となった場合には、主蒸気止め弁が瞬時に全閉し て、タービンへの流入蒸気を遮断するものである。そして、この弁動作確認のた め、運転中定期的に弁の開閉テストが行われるが、この時の弁全開・全閉を、従 来は前述した如くリミットスイッチを介してのランプの点灯表示で確認している 。
【0006】 しかし、このような全開・全閉用リミットスイッチを介してのランプ表示の方 法にあっては、検出機構上、弁開度が5%以下の範囲(5〜0%)では、ランプ 表示は全閉表示となる。そして、通常の弁閉動作の場合は、瞬時に弁が全開から 全閉に移行するため、弁開度5〜0%間で、全閉表示ランプが点灯しても、直後 に弁が全閉位置に達するので問題ない。
【0007】 ところが、弁が弁開度5%以下の位置でスチック等の理由で止まると、実際に は弁が全閉していないにもかかわらず、全閉表示ランプが点灯し、弁全閉と錯覚 し易い。したがって、この状態では、主蒸気が下流側に流れ、蒸気加減弁が不調 であれば、タービンのオーバスピードの可能性も生じる。このため、弁が全閉し て弁座に着座したことを実際に確認することはきわめて重要なことであるが、従 来の方法、すなわち全開・全閉用リミットスイッチを介してのランプ表示の方法 では、前述した如く、検出機構上弁開度が5%以下の範囲で全閉表示ランプが点 灯してしまうため、弁が全閉して弁座に着座したことを実際に確認できなかった 。
【0008】 本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、主弁 および小弁がともに全閉して弁座に着座したことを実際に確認することができる 主蒸気止め弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、主弁と小弁とで構成されている主蒸 気止め弁において、弁ボデーの外部に露出している弁軸の表面に歪ゲージを取り 付け、弁全閉動作時の弁軸歪量を検出して、主弁および小弁がともに弁座に着座 したことを確認するようにしたものである。
【0010】
【作用】
主蒸気止め弁にあっては、主弁および小弁がともに全閉して弁座に着座した後 も油圧制御機構からの弁閉方向力が弁軸にかかり続けていることから、上記の手 段によれば、弁軸に取り付けた歪ゲージにより、主弁および小弁がともに弁座に 着座した後に上昇する弁軸歪量(弁開閉作用力)を検出記録することによって、 主弁および小弁がともに全閉して弁座に着座したことを実際に確認することがで きる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例について詳細に説明する。
【0012】 再び図1を参照し、本考案によれば、主弁4と小弁5とで構成されている主蒸 気止め弁1において、弁ボデー2の外部に露出している弁軸3の表面に歪ゲージ 21が取り付けられている。この歪ゲージ21は、図2に示されるように、弁軸 3の両側にすなわち180°の間隔を置いて2個張り付けられ、各歪ゲージ21 からは信号線22が延びてオシロ装置(図示せず)に接続されている。
【0013】 次に、作用について説明する。主蒸気止め弁1にあっては、前述した如く、主 弁4および小弁5がともに全閉して弁座10および弁座13(図5参照)に着座 した後も油圧制御機構7からの弁閉方向力が弁軸3にかかり続けていることから 、弁軸3に取り付けた歪ゲージ21により、主弁および小弁がともに弁座に着座 した後に上昇する弁軸歪量(弁開閉作用力)を検出して、オシロ装置で記録する ことによって、主弁および小弁がともに全閉して弁座に着座したことを実際に確 認することができる。
【0014】 すなわち、主蒸気止め弁1は、弁閉動作により弁軸3が動き、まず主弁4が弁 座10に着座して、歪量(主弁閉作用力)が急増加する。この主弁着座後は、弁 軸3は小弁5を閉方向に動かし、小弁5が主弁4内の弁座13(図5参照)に着 座することにより再度弁軸歪量(小弁閉作用力)が増加する。この小弁着座時の 弁軸歪量は、主弁の時よりも小さい値となり、主弁および小弁の全閉完了を数値 から容易に判別することが可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、主弁と小弁とで構成されている主蒸気止 め弁において、弁ボデーの外部に露出している弁軸の表面に歪ゲージを取り付け ることによって、主蒸気止め弁内部にあって外部からは見えない主弁および小弁 の弁座への完全着座が数値(弁軸歪量および弁作用力)で把握可能となるので、 たとえ弁全閉表示ランプが点灯しても実際の弁開度が5%開度以下で微開してい る状態であっても、弁軸歪量の数値から、容易に弁が着座せず微開していること を確認することができる。
【0016】 なお、本考案は、上記した蒸気タービンの主蒸気止め弁のみならず、インター セプト弁等の如き全開・全閉状態で多用される一般の弁にも広く適用できるもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る主蒸気止め弁の一実施例を示す概
要図である。
【図2】本考案にしたがって弁軸に取り付けられる歪ゲ
ージの配置を示す図である。
【図3】主蒸気止め弁の全開状態(主弁および小弁がと
もに全開)を示す断面図である。
【図4】主蒸気止め弁の小弁全開状態(主弁は全閉)を
示す断面図である。
【図5】主蒸気止め弁の全閉状態(主弁および小弁がと
もに全閉)を示す断面図である。
【符号の説明】
1 主蒸気止め弁 2 弁ボデー 3 弁軸 4 主弁 5 小弁 6 リンク機構 7 油圧制御機構 8 駆動ロッド 9 主蒸気管 10 弁座 21 歪ゲージ 22 信号線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主弁と小弁とで構成されている主蒸気止め
    弁において、弁ボデーの外部に露出している弁軸の表面
    に歪ゲージを取り付け、弁全閉動作時の弁軸歪量を検出
    して、主弁および小弁がともに弁座に着座したことを確
    認するようにしたことを特徴とする主蒸気止め弁。
JP4222693U 1993-07-02 1993-07-02 主蒸気止め弁 Withdrawn JPH078504U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222693U JPH078504U (ja) 1993-07-02 1993-07-02 主蒸気止め弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222693U JPH078504U (ja) 1993-07-02 1993-07-02 主蒸気止め弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH078504U true JPH078504U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12630125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4222693U Withdrawn JPH078504U (ja) 1993-07-02 1993-07-02 主蒸気止め弁

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JP (1) JPH078504U (ja)

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106