JPH0785042B2 - インジェクタ用リークテスタ - Google Patents

インジェクタ用リークテスタ

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JPH0785042B2
JPH0785042B2 JP25978991A JP25978991A JPH0785042B2 JP H0785042 B2 JPH0785042 B2 JP H0785042B2 JP 25978991 A JP25978991 A JP 25978991A JP 25978991 A JP25978991 A JP 25978991A JP H0785042 B2 JPH0785042 B2 JP H0785042B2
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fuel
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chamber
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僚 福田
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Fukuda Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インジェクタの噴射
孔からのリーク量を検出する際に用いられるリークテス
タに関する。
【0002】
【考案がなされた背景】近年、自動車用のガソリンエン
ジンにおいては、気化器に代えてサイドフィードインジ
ェクタ、あるいはトップフィードインジェクタ等のイン
ジェクタが用いられるようになってきた。
【0003】図7はサイドフィードインジェクタ(以
下、インジェクタと略称する)Iを示すものであり、中
空の円柱状をなす本体1を備えている。本体1の中間部
外周面には、フィルタ2によって覆われた燃料入口(図
示せず)が形成されている。また、本体1の下端面に
は、突起3が形成されており、この突起3の外面には噴
射孔(図示せず)が開口している。一方、本体1の内部
には、弁体(図示せず)が挿入されている。この弁体
は、ばね(図示せず)によって弁座(図示せず)に着座
せしめられる一方、ソレノイド(図示せず)に通電する
とその磁力によって弁座から離間するようになってお
り、弁体が弁座から離間すると、燃料入口から本体1の
内部に導入された燃料が噴射孔から噴射される。なお、
符号4はOリングである。Oリング4は、インジェクタ
Iとそれが設置されるエンジンブロックとの間の油密を
確保するためのものである。
【0004】上記のインジェクタIにおいては、弁体の
着座時に燃料が所定量以上リークするようなことがあっ
てはならない。燃料が所定量以上リークすると、燃料噴
射量に狂いが生じたり、あるいは燃料噴射時期以外の時
期に噴射孔から燃料が滴下したりするからである。この
ようなリークによる不都合を未然に防止するためには、
各インジェクタAについてリーク量が所定量以下である
ことを検査する必要がある。ところが、リーク量を正確
かつ簡単に測定するリークテスタが無かった。そこで、
インジェクタI用のリークテスタの早期開発が要望され
ていた。
【先に開発した技術】
【0005】上記要望に応えるために、この出願の発明
者は、当初、図8に示すリークテスタAを開発した。こ
のリークテスタAを説明することによりこの発明の目的
をより一層明らかにする。
【0006】図8において符号11は支持台であり、そ
の支持板11aには、テスタ本体12が載置固定されて
いる。テスタ本体12の下面には、支持棒13を介して
シリンダ機構14が固定されている。また、テスタ本体
12の中央部には、その上面から下面まで貫通する貫通
孔12aが形成されている。この貫通孔12aの内周面
中央部には、環状突出部12bが形成されている。
【0007】貫通孔12aの上部には、インジェクタI
がそのOリング4を貫通孔の内周面に圧入嵌合させた状
態で挿入される。一方、貫通孔12aの下部には、シリ
ンダ機構14によって上下方向へ移動せしめられるプラ
ンジャ15が摺動自在にかつ油密に嵌合されている。こ
れらインジェクタIのOリング4とプランジャ15とに
より、貫通孔12aの内部が、環状突出部12bより上
側の高圧室16と、環状突出部12bより下側の下室1
7とに区画されている。高圧室16には、インジェクタ
Iの燃料入口が臨んでおり、下室17には噴射孔が臨ん
でいる。また、高圧室16と下室17とは、環状突出部
12bとインジェクタIの外周面との間の隙間を介して
連通している。
【0008】プランジャ15の上端面には、テーパ面1
5aが形成されている。このテーパ面15aは、環状突
出部12bと対向しており、互いの対向面間にはOリン
グ18が配置されている。このOリング18は、図示の
自然状態ではインジェクタIの下部外周面に接触してい
ない。したがって、高圧室16と下室17とは連通状態
にある。しかし、プランジャ15が上方へ移動すると、
Oリング18が環状突出部12bとプランジャ15とに
よって押し潰され、その内径が縮径する。この結果、O
リング18の内周面がインジェクタIの外周面に押圧接
触せしめられる。特に、ここではプランジャ15にテー
パ面15aが形成されているので、Oリング18の内径
が大きく縮径し、Oリング18の内周面はインジェクタ
Iの外周面に多大の押圧力をもって接触せしめられる。
これによって、上室16と下室17とが遮断されるよう
になっている。なお、符号19は、プランジャ15を下
方へ押し戻すためのリターンばねである。
【0009】また、上記テスタ本体12には、高圧室1
6に燃料噴射圧と同程度の圧力を有する燃料を導入する
ための圧力ポートP、および高圧室16に供給された燃
料が吐出される吐出ポートQがそれぞれ形成されてお
り、プランジャ15には、下室17に臨むドレンポート
Uが形成されている。
【0010】図9は、上記リークテスタAを用いてイン
ジェクタIのリーク検出を行う検出装置の回路を示すも
のである。この検出装置においては、2つのリークテス
タAが用いられる。一方のリークテスタAには、リーク
量を検出すべきインジェクタI(以下、インジェクタI
wという。)がセットされ、他方のリークテスタAには
リーク量が既知であるインジェクタI若しくはインジェ
クタIと同一の容積を有するダミー(以下、マスターI
mという。)がセットされる。なお、以下においては、
インジェクタIwがセットされるテスタをワークテスタ
Awと称し、マスターImがセットされるテスタをマス
ターテスタAmと称する。
【0011】ワークテスタAwの圧力ポートPは、空圧
開閉弁AV1および電磁開閉弁SV1を介して燃料供給ポ
ンプPoに接続される。同様に、マスターテスタAmの
圧力ポートPは、空圧開閉弁AV2および電磁開閉弁S
1を介して燃料供給ポンプPoに接続される。また、
各テスタAw,Amの吐出ポートQは、それぞれ空圧開
閉弁AV3,AV4を介して燃料タンクTに接続され、各
ドレンポートUは大気に開放される。なお、空圧開閉弁
AV1,AV2の切換は、空圧源Arから電磁方向切換弁
SV2を介して圧送される空圧によって行われ、空圧開
閉弁AV3,AV4の切換は、空圧源Arから電磁方向切
換弁SV3を介して圧送される空圧によって行われるよ
うになっている。
【0012】ワークテスタAwの圧力ポートPとマスタ
ーテスタAmの圧力ポートPとの間には、差圧センサC
eが設置されている。また、ワークテスタAwと空圧開
閉弁AV1との間には、差圧センサCeの感度をチェッ
クするための手動較正器Ch、および内部容積を変える
ための自動較正器Caがそれぞれ設置されている。な
お、自動較正器Caは、空圧源Arから電磁方向切換弁
SV4を介して圧送される空圧によって自動的に作動す
るようになっている。
【0013】上記構成の検出回路を用いてワークテスタ
AwにセットされたインジェクタIwのリーク量を検出
する場合には、プランジャ15を上動させることによ
り、インジェクタIwのOリング18を押し潰してその
内周面をインジェクタImの外周面に押圧接触させ、高
圧室16と下室17との間を遮断しておく。そして、電
磁開閉弁SV1、空圧開閉弁AV1,AV2,AV3,AV
4をそれぞれ開弁させ、燃料供給ポンプPoによって各
テスタAw,Amの高圧室16に燃料を供給する。高圧
室16に燃料を供給すると、その燃料は、高圧室16内
の空気と共に吐出ポートQから吐出され、燃料タンクT
に排出される。なお、供給する燃料の圧力は、インジェ
クタAの噴射圧と同程度の圧力とする。
【0014】次に、空圧開閉弁AV3,AV4を閉弁す
る。その状態で、インジェクタIwのソレノイドに通電
して開弁させる。すると、高圧室16から燃料入口を通
ってインジェクタIw内に入り込んだ燃料が空気と共に
噴射孔から下室17内に噴射される。これを数回繰り返
すことにより、インジェクタIw内の空気を下室17に
排出する(以下、エージングという。)ことができる。
なお、下室17に噴射された燃料は、ドレンポートUを
通って外部に排出される。
【0015】空気の排出が完了したら、空圧開閉弁AV
1,AV2も閉弁する。これにより、空圧開閉弁AV1
ら空圧開閉弁AV3までの間(以下、ワークテスタAw
側という。)、および空圧開閉弁AV2から空圧開閉弁
AV4までの間(以下、マスターテスタAm側とい
う。)を密封する。密封状態においては、ワークテスタ
Aw側とマスターテスタAm側とに同一の供給ポンプP
oから燃料を供給しているので、ワークテスタAw側の
圧力とマスターテスタAm側との間の差圧は零になる。
勿論、一方を所定値だけ高くし、両者の間に予め差圧を
生じさせておくこともある。
【0016】その状態で所定時間放置する。すると、通
常はインジェクタIwのリーク量がマスターImのリー
ク量(零または微量である。)より多いので、ワークテ
スタAw側の圧力がマスターテスタAm側の圧力より低
下する。したがって、ワークテスタAw側とマスターテ
スタAm側との間の差圧に変化が生じる。その差圧の変
化を差圧センサCeで検出し、この検出値からインジェ
クタIwのリーク量を演算する。
【0017】
【先に開発した技術の問題点】上記リークテスタAにお
いては、検出精度が低いという難点があった。すなわ
ち、高圧室16内の空気は、圧力ポートPから高圧室1
6内に供給された燃料と共に吐出ポートQから排出され
るが、吐出ポートQとOリング4との間に存する空気に
ついては排出が困難であり、それが残ることがあった。
高圧室16内に空気が残った状態においては、高圧室1
6内に空気が全くない状態と比較した場合、仮にインジ
ェクタIwから同一量のリークがあったとしても、圧力
低下が異なる値になる。しかも、圧力低下は空気の残在
量によっても異なる。このため、検出精度の低下を来し
ていたのである。
【0018】また、インジェクタIwに用いられている
Oリング4は、リーク試験用のものでないため、リーク
試験中に上下方向に移動したり、あるいは変形したりす
ることがある。そのような場合には、高圧室16内の容
積が変化し、容積変化に伴う圧力変化がリークによる圧
力低下に加味される。このため、検出精度がより一層低
下するという問題があったのである。
【0019】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、インジェクタのリーク量を精度良く検出するこ
とができるインジェクタ用リークテスタを提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、インジェクタの先端部に形成された
噴射孔からの燃料のリークを、インジェクタの先端部を
下側に向けた状態で測定するインジェクタ用リークテス
タであって、前記インジェクタの噴射孔が形成された先
端部に臨む下室と、この下室に対して上側に配置され、
下室と上下に連通した上室と、前記下室と上室との間に
配置され、下室と上室との間を開閉する開閉手段と、前
記下室に前記インジェクタに供給される燃料より低圧の
圧油を供給するための低圧ポートと、前記上室を外部に
開放するためのリターンポートとを備えたことを特徴と
するものである。
【0021】この場合、後述する理由により、前記開閉
手段を、リング状をなし、内側に前記噴射孔が位置した
状態で前記下室と前記上室との間に配置された弾性を有
するシール部材と、前記下室に臨んで上下方向へ移動自
在に配置され、上方へ移動せしめられた際に前記シール
部材を前記インジェクタに押圧密着させて、前記下室と
前記上室との間を遮断する可動部材とから構成すること
が望ましい。また、前記低圧ポートを前記可動部材の前
記下室の下部に臨む上端部に開口させることが望まし
い。また、前記下室の内部に、前記噴射孔から高圧の燃
料が噴射した際にその燃料に衝突して上方へ向かわせる
反射部材を配置することが望ましい。さらに、前記低圧
ポートの開口部には弁座を形成し、前記反射部材を、上
下方向へ移動可能に配置し、かつその下端部に前記弁座
に着座する弁部を形成し、前記弁部を前記弁座からリフ
トした状態で支持し、かつ前記噴射孔から燃料が噴射し
た際には燃料による反射部材に対する押圧力により、反
射部材の弁部が前記弁座に着座するのを許容するばねを
設けるのが望ましい。
【0022】
【作用】インジェクタの燃料入口からその内部に燃料を
供給し、エージングさせる。エージングにより、噴射孔
から下室内に噴出した空気は、それ自体の浮力および下
室に供給される圧油によって上室へ向かい、リターンポ
ートから外部に排出される。エージングの終了後、開閉
手段によって下室と中室との間を遮断する。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例について図1ないし
図6を参照して説明する。図1は、この発明の一実施例
たるリークテスタBを示すものであり、符号21は、支
持台である。この支持台21の支持板21aには、テス
タ本体22が載置固定されている。このテスタ本体22
の下面には、支持板21aの孔21bを貫通する支持軸
23が固定されており、支持軸23にはシリンダ機構2
4が固定されている。
【0024】上記テスタ本体22には、その上面から下
面まで貫通する貫通孔22aが形成されている。この貫
通孔22aの内周面の中央部には、環状突出部22bが
形成されている。この環状突出部22bより上側の貫通
孔22aの内周には、Oリング25が配置されている。
【0025】上記貫通孔22aの上部側には、インジェ
クタIが挿入される。この場合、インジェクタは、その
Oリング4を貫通孔22aの内周面に嵌合させ、かつ噴
射孔が開口する突起3を環状突出部22bより下側に位
置させた状態で貫通孔22aに挿入される。また、イン
ジェクIの外周面のうち、燃料入口(フィルタ2によっ
て覆われている。)より下側の箇所にOリング25が嵌
合する。
【0026】一方、貫通孔22aの下部側には、プラン
ジャ(可動部材)26の上部が摺動自在に挿入されてい
る。このプランジャ26は、シリンダ24のロッド24
aによって上方へ移動せしめられる一方、ばね27によ
って下方へ戻されるようになっている。プランジャ26
の外周面と貫通孔22aの内周面との間には、油密を確
保するためのOリング28が配設されている。
【0027】ここで、上記貫通孔22aの内部空間は、
外部に対して密閉された3つの空間に区画されている。
すなわち、インジェクタIのOリング4とOリング25
とによって高圧室29が区画され、Oリング25と環状
突出部22bとによって上室30が区画され、環状突出
部22bとプランジャ26とによって下室31が区画さ
れている。高圧室29と上室30との間は、Oリング2
5によって常時油密に遮断されている。一方、上室30
と下室31とは、環状突出部22bの内周面とインジェ
クタIの外周面との間の隙間を介して連通している。
【0028】高圧室29には、インジェクタIの噴射圧
と同程度の圧力を有する燃料を導入するための圧力ポー
トPが開口するとともに、導入された燃料を吐出するた
めの吐出ポートQが開口している。また、上室30に
は、内部の燃料を燃料タンク45(図2参照)に戻すた
めのリターンポートRが開口している。さらに、下室3
1には、インジェクタIに供給される燃料より低圧の燃
料(圧油)を供給するための低圧ポートSが開口してい
る。この低圧ポートSについてはさらに後述する。
【0029】上記プランジャ26の上端面は、外側から
内側へ向かうにしたがって下側へ向かうようなテーパ面
26aとされている。このテーパ面26aと環状突出部
22bとの間には、シール部材32が配置されている。
このシール部材32は、ゴム製の弾性を有するOリング
等からなるものであり、その内径はインジェクタIの外
径より大径になっている。したがって、シール部材32
が自然な状態にあるときには、その内周面とインジェク
タIの外周面との間に隙間があり、上室30と下室31
とがシール部材32によって遮断されることはない。し
かし、プランジャ26が上動した場合には、シール部材
32がプランジャ26と環状突出部22bとによって上
下方向に押圧されて潰される。この結果、シール部材3
2の内径が縮径してその内周面がインジェクタIの外周
面に押圧密接する。特に、この実施例においては、テー
パ面26aの作用によってシール部材32全体が縮径さ
れるので、シール部材32はより大きな押圧力をもって
インジェクタIに押圧密接される。そして、シール部材
32がインジェクタIの外周面に押圧密接することによ
り、上室30と下室1との間が遮断される。
【0030】上記プランジャ26の上面中央部には、凹
部26bが形成されている。この凹部26bの内径は、
インジェクタIの下端側の外径より大径になっており、
インジェクタIの下端部が隙間をもって嵌まり込むよう
になっている。また、プランジャ26には、低圧ポート
Sが形成されている。この低圧ポートSの一端はプラン
ジャ26の外面に開口し、他端は凹部26bの底面中央
部に開口している。この底面中央部における低圧ポート
Sの開口部には、弁座33が形成されている。
【0031】上記凹部26b内には、凹部26bの内径
より小径の反射部材34が上下方向へ移動自在に挿入さ
れている。この反射部材34は、戻しばね35を介して
プランジャ26に支持されている。したがって、プラン
ジャ26が上方へ移動すると、プランジャ26と共に上
動することになる。ただし、インジェクタIに突き当た
ることはなく、それとの間には常に隙間がある。
【0032】反射部材34は、インジェクタIから噴射
される燃料および空気を跳ね返して上方へ向かわせるた
めのものであり、上方への反射をより確実にするために
反射部材34の上面はテーパ状の凹面34aとされてい
る。
【0033】また、反射部材34の下端部には、弁部3
4bが形成されている。この弁部34bは、図示する通
常の状態では弁座33からリフトしているが、インジェ
クタIから燃料が噴射されると、噴射された燃料が凹面
34aに衝突する際の押圧力により、戻しばね35の付
勢力に抗して下方へ移動せしめられ、弁座33に着座す
るようになっている。なお、反射部材34の下端面に
は、案内軸部34cが形成されており、この案内軸部3
4cが低圧ポートSに挿入されることにより、反射部材
34が上下方向へ安定して移動するようになっている。
【0034】次に、上記構成のリークテスタBを用いて
インジェクタIのリーク試験を行う場合について図1お
よび図2を参照して説明する。図2はリーク試験のため
のリーク検出装置の回路構成を示す図であり、この検出
装置においても、2つのリークテスタBが用いられる。
一方のリークテスタBには、リーク量を検出すべきイン
ジェクタIwがセットされ、他方のリークテスタBには
マスターImがセットされる。なお、以下においては、
インジェクタIwがセットされるテスタをワークテスタ
Bwと称し、マスターImがセットされるテスタをマス
ターテスタBmと称する。
【0035】各テスタBw,Bmの圧力ポートPは、電
磁開閉弁41を介して燃料供給ポンプ42に接続され
る。圧力ポートPに供給される燃料の圧力は、圧力計4
3によって計測される。ワークテスタBwの吐出ポート
Qは、電磁開閉弁44を介して燃料タンク45に接続さ
れ、マスターテスタBmの吐出ポートQは、電磁開閉弁
46を介して燃料タンク45に接続される。各テスタB
w,BmのリターンポートRは、燃料タンク45に接続
される。
【0036】ワークテスタBwの低圧ポートSは、空圧
開閉弁47を介して低圧燃料供給手段48に接続され、
テスタBmの低圧ポートSは、空圧開閉弁49を介して
低圧燃料供給手段48に接続されている。なお、空圧開
閉弁47,49は、空圧供給源50から電磁方向切換弁
51を介して圧送される空圧によって切り替えられるよ
うになっている。
【0037】ここで、低圧燃料供給手段48は、燃料容
器48aと、この燃料容器48aに燃料を供給するため
の燃料供給管48bとを備えており、燃料容器48aの
水位は、燃料供給管48bから供給される燃料によって
常時一定の水位に維持されている。これによって、低圧
ポートSに供給される燃料の圧力が大気圧より若干高い
一定の圧力に維持されている。なお、燃料供給管48b
からの燃料供給量は、燃料容器48aの水位に基づいて
フィードバック制御されている。また、低圧ポートSに
供給する燃料の圧力については、大気圧より高く、かつ
圧力ポートPに供給される燃料の圧力より低い範囲であ
れば任意である。
【0038】また、各テスタBw,Bmの低圧ポート
S,S間には、差圧センサ52が設置され、ワークテス
タBwの低圧ポートSと空圧開閉弁47との間には、手
動較正器53および空圧供給源50から電磁方向切換弁
54を介して圧送される空圧によって自動的に作動する
自動較正器55が設置されている。
【0039】上記構成のリーク検出装置によってインジ
ェクタIwのリーク量を検出する場合には、まず各テス
タBw,Bmの高圧室29および下室31、並びにイン
ジェクタIの空気抜きを行う。高圧室29の空気抜きに
際しては、燃料供給ポンプ42から各圧力ポートP,P
を介して各高圧室29に燃料を供給する。高圧室29に
供給された燃料は、高圧室29内に存する空気を伴って
吐出ポートQから燃料タンク45に排出される。
【0040】また、下室31内の空気抜きに際しては、
下室31と上室30とを連通させておく。その状態にお
いて、燃料供給手段48から低圧ポートSを介して下室
31に低圧燃料を供給する。下室31に供給された燃料
は、下室31内の空気を伴って上室30内に入り込む。
この場合、低圧ポートSが下室31の下端たる凹部26
bの底面に開口し、かつ下室31が上室30と上下に連
通しているので、下室31内の空気は、それ自体の浮力
および下室31から上室30へ向かう低圧燃料の流れに
より、上室30に確実に入り込む。そして、上室30内
に入り込んだ燃料は、下室31の空気および上室30内
の空気を伴いリターンポートRを介して燃料タンク45
に排出される。なお、上室30内には若干量の空気が残
るが、それがリーク検出の障害になることはない。
【0041】さらに、インジェクタIw内部の空気抜き
については、エージングによって行う。この場合、イン
ジェクタIwの噴射孔から噴射された燃料および空気
は、反射部材34に突き当たって反射し、上方へ向か
う。したがって、下室31内に供給される低圧燃料とと
もに、上室31に排出され、さらにリターンポートRを
介して燃料タンク45に排出される。また、インジェク
タIwから燃料を噴出させた場合、噴出した燃料によっ
て反射部材34が弁座33に着座するので、噴出した燃
料に空気が混入していたとしても空気が低圧ポートSか
ら空圧開閉弁47までの間に入り込むことはない。
【0042】上記のようにして空気抜きが完了したら、
電磁開閉弁44,46を閉弁させる。これによって、イ
ンジェクタIwおよびマスターImに所定の一定圧(通
常はインジェクタIの噴射圧)を付与する。勿論、電磁
開閉弁41については開弁させておく。
【0043】次に、プランジャ26を上方へ移動させ、
シール部材32を押し潰してその内周面をインジェクタ
Iwの外周面に押圧密接させることにより、下室31と
上室30との間を遮断する。遮断後、空圧開閉弁47,
49を閉弁させる。これにより、空圧開閉弁47からテ
スタBwの下室31までの間を密封するとともに、空圧
開閉弁49からテスタBmの下室31までの間を密封す
る。密封した直後は、差圧センサ52の検出差圧が零で
ある。勿論、密封直後から一定の差圧を生じさせておい
てもよい。
【0044】その状態で所定時間放置する。すると、通
常はインジェクタIwのリーク量がマスターImのリー
ク量(零または微量である。)より多いので、インジェ
クタIwの噴射孔から下室31内にリークする燃料によ
ってワークテスタBw側の圧力が上昇せしめられる。こ
の結果、ワークテスタBw側とマスターテスタBm側と
の間に差圧が生じる。その差圧を差圧センサ52で検出
し、この検出値からインジェクタIwのリーク量を演算
する。リーク量が所定の許容範囲内であれば、そのイン
ジェクタIwは製品とされ、許容範囲外であれば不良品
として廃棄若しくは手直しされる。
【0045】ここで、上記のリークテスタBにおいて
は、下室31の上部を上室30に連通させ、かつ下室3
1から上室30に向かって低圧の燃料を流すようにして
いるので、下室31から空気を確実に排出することがで
きる。特に、この実施例のように、低圧ポートSを下室
31の下面たる凹部26bの底面に開口させた場合に
は、低圧ポートSから下室31内に流入した燃料が上方
へ向かって流れるので、下室31内の空気をより一層確
実に排出することができる。
【0046】また、リーク試験に用いられる下室31に
ついては、シール部材32によって上室30との間を遮
断するようにしており、インジェクタIwのOリング4
を用いていない。しかも、シール部材32については、
環状突出部22bとプランジャ26とによって押し潰す
ようにしているので、リーク試験中に変形したり、ある
いは位置ずれして下室31の内部容積を変えることがな
い。したがって、リーク検出を正確に行うことができ
る。
【0047】さらに、この実施例においては、エージン
グの際にインジェクタIwから噴出する燃料に空気が混
入していたとしても、噴出する燃料によって反射部材3
4が弁座33に着座せしめられるから、空気がリーク検
出のための配管内に入り込むのを確実に防止することが
できる。したがって、検出精度を高精度に維持すること
ができる。
【0048】次に、この発明の他の実施例について説明
する。なお、以下の実施例においては、上記実施例と異
なる構成についてのみ説明することとし、上記実施例と
同様な部分については同一符号を付してその説明を省略
する。また、以下の実施例においてもこの発明の効果が
得られるのは勿論である。
【0049】図3に示すリークテスタCにおいては、プ
ランジャ(可動部材)61がプランジャ本体62と弁座
板63とから構成されている。プランジャ本体62の上
面中央部には、収納孔62aが形成されている。この収
納孔62aの上端部には、弁座板63が螺合固定されて
いる。
【0050】弁座板63は、その上面中央部に凹部63
aが形成されている。この凹部63aの底面は、インジ
ェクタIwの噴射孔と対向する部分がテーパ状をなす反
射面63bとされている。この反射面63bにインジェ
クタIwから噴射された燃料および空気が衝突して上方
へ向かうようになっている。この点から明らかなよう
に、弁座板63は、上記実施例における反射部材34と
しての機能をも有している。したがって、この実施例の
リークテスタCは、プランジャと反射部材とを一体化し
たものであるともいえる。また、凹部63aの底面中央
部には、下面まで貫通する透孔63cが形成されてい
る。この透孔63cが開口する弁座板63の下面中央部
には、透孔63cを囲む突出部63dが形成されてい
る。この突出部63dの下面が弁座63eになってい
る。
【0051】一方、プランジャ本体62の収納孔62a
には、遮蔽部材64が上下方向へ移動自在に収納されて
いる。この遮蔽部材64は、ばね65によって下方へ付
勢される一方、ソレノイド66の磁力により、ロッド6
4aを介して上方へ押圧されるようになっている。ま
た、遮蔽部材64の上端面中央部には、ゴム等の樹脂か
らなるシール部材64bが固定されている。このシール
部材64bが上記弁座63eに着座することにより、透
孔63cを遮蔽するようになっている。
【0052】なお、低圧ポートSに供給される低圧燃料
は、収納孔62aおよび透孔63cを介して下室31に
流入するのであり、収納孔62aおよび透孔63cは、
低圧ポートSの一部をなしている。
【0053】上記構成のリークテスタCを用いてリーク
検査を行う場合において、エージングを行うには、遮蔽
部材64を弁座63eに着座させ、透孔63cを遮蔽し
ておく。十分にエージングしたら遮蔽部材64を弁座6
3eからリフトさせ、透孔63cを開放する。そして、
低圧ポートSから低圧燃料を下室31内に流入させ、下
室31内の空気を上室30を通って燃料タンクに排出す
る。その他の、検査要領は上記実施例と同様である。
【0054】なお、遮蔽部材64は、エージングの際に
インジェクタIから噴射された空気が透孔63cを通っ
て収納孔62a側に入り込むのを確実に防止するための
ものであるが、インジェクタIの噴射孔は、反射面63
bと対向しており、透孔63cと対向していない。した
がって、噴射孔から噴出した空気が透孔63cから収納
孔62aに入り込むことはほとんどない。よって、遮蔽
部材64については必ずしも設ける必要はない。また仮
に、インジェクタIの噴射孔が下方を向いている場合に
は、透孔63cの位置を弁座板63の周縁側にずらせば
よい。
【0055】図4に示すリークテスタDは、反射部材7
1をプランジャ26の凹部26bの底部に嵌合固定した
ものであり、反射部材71にはその周縁部に上面から下
面まで貫通する切欠き71aが形成されている。この切
欠き71aは、低圧ポートSの一部をなすものであり、
低圧ポートSに流入した低圧燃料が切欠き71aを介し
て下室31に流入するようになっている。なお、反射部
材71の上面が単なる平面とされているが、図1または
図3に示す実施例と同様にテーパ面としてもよく、ある
いはそれに代えて凹湾曲面としてもよい。テーパ面に代
えて凹湾曲面とする点については、図1または図3に示
すものに適用してもよい。
【0056】図5に示すリークテスタEにおいては、プ
ランジャ81が、プランジャ本体82と下室形成部材8
3とから構成されている。すなわち、プランジャ本体8
2の上端面中央部には、ねじ孔82aが形成されてお
り、ねじ孔82aには下室形成部材83が螺合固定され
ている。この下室形成部材83には、その上端面から下
端面まで貫通し、下端部が低圧ポートSに連通した貫通
孔83aが形成されている。この貫通孔83aの中間部
には、反射部材84が挿入固定されている。この反射部
材84から上側の貫通孔83aの内部空間が下室31に
なっている。
【0057】上記反射部材84の上端面には、テーパ状
の凹面84aが形成されている。この凹面84aによ
り、インジェクタIから噴射した燃料を上方へ跳ね返す
ようになっている。なお、この実施例の検出対象たるイ
ンジェクタIは、燃料を真下に噴射するようになってい
る。また、反射部材84の外周面には、その上端から下
端まで延びる溝84bが形成されており、低圧ポートS
に流入した低圧燃料が、貫通孔83aの下部および溝8
4bを通って下室31に流入する。これから明らかなよ
うに、貫通孔83aの下部および溝84bは、低圧ポー
トSの一部を構成している。
【0058】また、上記下室形成部材83の上端面に
は、Oリング等からなるシール部材85が貫通孔83a
を囲むようにして装着されている。このシール部材84
は、プランジャ81が上動した場合に、インジェクタI
の下端面に突き当たることにより、下室31と上室30
とを遮断するものである。
【0059】図6に示すリークテスタFは、トップフィ
ードインジェクタI′のリーク検出に用いられるもので
ある。このリークテスタFにおいては、トップフィード
インジェクタI′の上端面に形成された燃料入口(図示
せず)から高圧燃料を直接供給するようになっており、
そのために上記各実施例における高圧室29およびそれ
に関連する高圧ポートPおよび吐出ポートQが形成され
ていない。その他の構成は、図1に示すリークテスタB
と同様に構成されている。なお、このリークテスタFを
用いてトップフィードインジェクタI′のリーク検出を
行う場合には、図2に示す装置において、ポンプPをト
ップフィードインジェクタI′に直接接続するようにす
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のインジ
ェクタ用リークテスタによれば、インジェクタの噴射孔
に臨む下室、およびこの下室に対して上側に連通する上
室とを備え、エージングによって下室に噴出した空気を
上室に排出するようにし、排出後開閉手段によって下室
と上室との間を遮断するようにしているから、インジェ
クタのリーク量を正確に測定することができるという効
果が得られる。特に、下室に反射部材を設置した場合に
は、エージングの際にインジェクタから噴出した空気が
低圧ポート側に入り込むのを防止することができ、リー
ク検出をより正確に行うことができる。この場合、反射
部材を低圧ポートの弁座に着座させるようにすれば、空
気の低圧ポート側への侵入をより一層確実に防止するこ
とができ、検出精度をより一層向上させることができる
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すリークテスタを用いてサイドフィー
ドインジェクタのリークを検出するための検出装置の回
路の一例を示す図である。
【図3】この発明の他の実施例の要部を示す縦断面図で
ある。
【図4】この発明の他の実施例の要部を示す縦断面図で
ある。
【図5】この発明の他の実施例の要部を示す縦断面図で
ある。
【図6】この発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】サイドフィードインジェクタの一例を示す正面
図である。
【図8】この発明をなすに至る過程で開発したリークテ
スタを示す縦断面図である。
【図9】図7に示すリークテスタを用いてサイドフィー
ドインジェクタのリークを検出するための検出装置の回
路の一例を示す図である。
【符号の説明】
I サイドフィードインジェクタ B リークテスタ C リークテスタ D リークテスタ E リークテスタ F リークテスタ R リターンポート S 低圧ポート 30 上室 31 下室 26 プランジャ(開閉手段) 32 シール部材(開閉手段) 33 弁座 34 反射部材 34b 弁部 61 プランジャ(開閉手段) 62 プランジャ本体 63 弁座板(反射部材) 63a 凹部 71 反射部材 81 プランジャ(開閉部材) 82 プランジャ本体 83 下室形成部材 84 反射部材 85 シール部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタの先端部に形成された噴射
    孔からの燃料のリークを、インジェクタの先端部を下側
    に向けた状態で測定するインジェクタ用リークテスタで
    あって、前記インジェクタの噴射孔が形成された先端部
    に臨む下室と、この下室に対して上側に配置され、下室
    と上下に連通した上室と、前記下室と上室との間に配置
    され、下室と上室との間を開閉する開閉手段と、前記下
    室に前記インジェクタに供給される燃料より低圧の圧油
    を供給するための低圧ポートと、前記上室を外部に開放
    するためのリターンポートとを備えたことを特徴とする
    インジェクタ用リークテスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインジェクタ用リーク
    テスタにおいて、前記開閉手段を、リング状をなし、内
    側に前記噴射孔が位置した状態で前記下室と前記上室と
    の間に配置された弾性を有するシール部材と、前記下室
    に臨んで上下方向へ移動自在に配置され、上方へ移動せ
    しめられた際に前記シール部材を前記インジェクタに押
    圧密着させて、前記下室と前記上室との間を遮断する可
    動部材とから構成したことを特徴とするインジェクタ用
    リークテスタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインジェクタ用リーク
    テスタにおいて、前記低圧ポートを前記可動部材の前記
    下室の下部に臨む上端部に開口させたことを特徴とする
    インジェクタ用リークテスタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインジェクタ用リーク
    テスタにおいて、前記下室の内部に、前記噴射孔から高
    圧の燃料が噴射した際にその燃料に衝突して上方へ向か
    わせる反射部材を配置したことを特徴とするインジェク
    タ用リークテスタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインジェクタ用リーク
    テスタにおいて、前記低圧ポートの開口部には弁座を形
    成し、前記反射部材を、上下方向へ移動可能に配置し、
    かつその下端部に前記弁座に着座する弁部を形成し、前
    記弁部を前記弁座からリフトした状態で支持し、かつ前
    記噴射孔から燃料が噴射した際には燃料による反射部材
    に対する押圧力により、反射部材の弁部が前記弁座に着
    座するのを許容するばねを設けたことを特徴とするイン
    ジェクタ用リークテスタ。
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