JPH078480B2 - 発泡合成樹脂成形品の分離装置 - Google Patents

発泡合成樹脂成形品の分離装置

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JPH078480B2
JPH078480B2 JP29064591A JP29064591A JPH078480B2 JP H078480 B2 JPH078480 B2 JP H078480B2 JP 29064591 A JP29064591 A JP 29064591A JP 29064591 A JP29064591 A JP 29064591A JP H078480 B2 JPH078480 B2 JP H078480B2
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一興 瀧川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレイ等の成形品とな
る被切断成形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シ
ートに個々の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて
升目状に連成した被切断成形品シートを積段して、個々
の成形品に分離させる発泡合成樹脂成形品の分離装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開昭62−1481
97号で、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多
数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断
成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被
切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離させ
る発泡合成樹脂成形品の分離装置を開示した。この分離
装置では、被切断成形品シートを積段して、その積段し
た被切断成形品シートの移送手段による移送方向と直交
方向の先端の積段した被切断成形品列から一列手前の積
段した被切断成形品列の側面の一方を押圧手段で押圧す
ることで、これを側面の他方にある機体に設けた側板に
圧接させ、結果として両側から挟持した状態で、先端の
積段した被切断成形品列の側面の他方を分離手段で押圧
させて、先端の積段した被切断成形品列とそれから一列
手前の積段した被切断成形品列の間にある切断対応部分
を厚み方向に相対的にずらせることで、切れ目間の連結
部分を切断させ、この先端の積段した被切断成形品列を
他の積段した被切断成形品列から分離させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした分離装置は、
被切断成形品シートを積段して、機械的に一括して個々
の成形品に分離させることができ、トレイ等の成形品の
成形サイクルに見合った後処理が可能となって、工業的
に大きな着目を受けている。ところが、先端の積段した
被切断成形品列とそれから一列手前の積段した被切断成
形品列の間にある切断対応部分の切れ目間の連結部分の
全てを同時に切断させるから、分離に大きな負荷力を必
要する。又、分離に要する負荷力が充分に大きくない場
合、切断対応部分の切れ目間の連結部分にある被切断成
形品シート表面の連続したスキン層が伸びて、確実に切
断されずに、成形品表面にスキン層の剥離現象が現れる
ことがある。こうしたことから、被切断成形品シートに
設ける切れ目間の連結部分を短くすることが考えられる
が、この切れ目を打抜き加工で設けるときには、同時に
周縁をトリミングし、この後成形品の角部を面取りする
ために対応する部分を打抜き、更に積段して分離装置に
移送する一連の工程を考えた場合、工程途中で切れ目間
の連結部分が切断して、成形品が分離するおそれのある
この加工状態は必ずしも好ましいものとは言えない。
【0004】こうした問題点を改良するためになされた
のが本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置で、分
離に要する負荷力を可能な限り小さくするとともに、成
形品表面にスキン層の剥離現象が現れるのを少なくする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明では、トレイ等の成形品となる被切断成
形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々
の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連
成した被切断成形品シートを積段して、個々の成形品に
分離させる分離装置において、機体には積段した被切断
成形品シートを載置可能な大きさに形成した載置台を設
け、積段した被切断成形品シートを載置台の一端側から
他端側に移送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と
他端間を往復動可能に設けるとともに、載置台他端側を
その長さ方向の一側側を枢着して他側側を所定角度、回
動可能にした積段した被切断成形品シートの移送手段に
よる移送方向と直交方向の先端の積段した被切断成形品
列を他の積段した被切断成形品列から分離させる分離部
に形成し、載置台他端側の分離部の手前に先端の被切断
成形品列から一列手前の被切断成形品列を上方から押圧
する押圧手段を設け、載置台他端の移送方向前方側に先
端の被切断成形品列から一列手前の被切断成形品列を押
圧手段で上方から押圧したとき、積段した被切断成形品
シートの先端面が当接又は近接する位置関係に当止手段
を設けるとともに、分離部の上に間に先端の積段した被
切断成形品列を位置させて、これと連動して回動可能な
押え手段を設け、更には分離部と押え手段の回動終端位
置の一側側又は他側側の外部にこの間に位置する分離さ
せた被切断成形品列を外部に取出す取出手段を設けた発
泡合成樹脂成形品の分離装置を構成した。
【0006】
【作用】而して、こうした本発明に係る分離装置を用い
て、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多数、一枚
の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断成形品間
に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被切断成形
品シートを積段して、積段した被切断成形品列に分離さ
せるには、次に示すようにする。先ず、押圧手段の下を
通過可能で、しかも分離部と押え手段間に位置できる高
さまで、被切断成形品シートを積段する。そして、移送
手段を載置台の一端側に寄せて、この積段した被切断成
形品シートを載置台上にそれの一端側から載せる。次
に、移送手段を作動させて積段した被切断成形品シート
を載置台の他端側に向け、先端の積段した被切断成形品
列が当止手段に当接又は近接するまで移送する。この
後、積段した被切断成形品シートを、これの先端の被切
断成形品列から一列手前の被切断成形品列を押圧手段で
上方から押圧して一時固定する。そして、この状態のま
ま、分離部を押え手段とともに、その他側側を枢着側と
なる一側側を中心として上方又は下方に所定角度、終端
位置まで回動させることで、先端の積段した被切断成形
品列とそれから一列手前の積段した被切断成形品列の間
にある切れ目間の連結部分を枢着側から離れた部分から
回動角度に応じて順次、時間を追って切断させ、この先
端の積段した被切断成形品列を他の積段した被切断成形
品列から分離させるものである。次に、この状態で、取
出手段を作動させて分離させた被切断成形品列を載置台
の分離部と押え手段の間から取出すものである。
【0007】そして、分離部、押え手段並びに取出手段
を原位置に復帰させた後、更に移送手段を作動させて先
端の積段した被切断成形品列を分離部上に移送し、再度
前記した動作を繰返させることで、積段した被切断成形
品シートから積段した被切断成形品列に順次、分離させ
るものである。
【0008】
【実施例】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置
の詳細を更に添付の図面に基づき説明する。
【0009】この分離装置で用いる被切断成形品シート
1は、例えば加熱された熱可塑性発泡合成樹脂シートを
金型の成形空間内で一回の型締め成形又は真空成形によ
り成形した後、図1に示すように打抜き加工で周縁をト
リミングするとともに、トレイ等の成形品となる被切断
成形品2間に不連続な切れ目3を設け、更には成形品の
角部を面取りするためにそれに対応する部分を打抜いた
ものである。このようにして、被切断成形品2を多数、
図示したものでは横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡
合成樹脂シートに升目状に連成したものである。
【0010】図示した実施例では、こうした被切断成形
品シート1を水平状態で積段して、先ず図中2中10とし
て示す他の分離装置で被切断成形品2が横六列に並んで
積段した被切断成形品列4に分離させた後、同じく図中
50として示す本発明に係る分離装置でこの積段した被切
断成形品列4を更に積段した成形品に分離させる場合に
ついて説明する。
【0011】他の分離装置10の図中11として示す機体に
は、水平状態で積段したこうした被切断成形品シート1
を載置可能な大きさに形成した載置台12を、その幅方向
両側に側板13、13を立設させるとともに、長さ方向の一
端と他端を開放させて設けている。又、14は積段した被
切断成形品シート1をこれの被切断成形品2の載置台12
の長さ方向の長さ分aだけ、間歇的に移送する移送手段
で、これの移送部材15が載置台12の長さ方向の一端から
他端間を往復動可能に機体11に設けられている。そし
て、積段した被切断成形品シート1は載置台12の図中左
側の一端側からこの上に載せられ、移送手段14によって
図中右側の他端側に移送されるのである。次に、図中16
として示すのは載置台12他端の手前に設けた積段した被
切断成形品シート1の移送手段14による移送方向と直交
方向の先端の被切断成形品列4から一列手前の被切断成
形品列4を上方から押圧する押圧手段で、これは載置台
12他端の手前に載置台12を跨ぐ状態で設けたコ字形の取
付フレーム17にシリンダー18を立設させ、これの図示し
ないロッドを取付フレーム17を摺動可能に貫通させて端
部に板状の押圧部材19を取付けたものである。そして、
シリンダー18を作動させることで、押圧部材19で先端の
被切断成形品列4から一列手前の被切断成形品列4を上
方から押圧して、積段した被切断成形品シート1の一時
固定ができるようになっている。尚、20は取付フレーム
17の両側内面に設けた一対のガイト板で、これらは調整
ねじ21で取付フレーム17に取付けられており、内面間隔
を適宜調整可能になっている。又、図中22は押圧部材19
から立設されたガイドピンで、これは取付フレーム17に
設けた長口23を摺動可能に挿通している。
【0012】そして、24は載置台12他端側に設けたロ字
形の側フレームで、これはその下方に二組、設けた一対
の枢着片25、25を機体11から載置台12他端側に突出させ
た被枢着部26に枢着するとともに、下方に向けて延設し
たアーム27下端に機体11に設けたシリンダー28のロッド
29端部を枢着して、載置台12他端からこれと反対側に所
定角度、回動可能になっている。又、この側フレーム24
は立起時には載置台12他端の手前の押圧手段16の押圧部
材19で押圧する被切断成形品列4と隣接した先端の積段
した被切断成形品列4の少なくとも両側との間に間隔を
あけて外装可能な位置関係に枢着されるとともに、これ
に外装可能な大きさ関係に形成されている。更に、側フ
レーム24には両側に先端の積段した被切断成形品列4を
両側から挟持並びにそれから両側方に退避する一対の挟
持手段30が設けられている。この挟持手段30は、側フレ
ーム24の両側外面にシリンダー31を設け、これのロッド
32を側フレーム24を摺動可能に貫通させて端部に板状の
挟持部材33を側フレーム24の両側内面に位置させて取付
けたものである。そして、この一対の挟持手段30には、
図3に示すようにこれの挟持部材33で先端の積段した被
切断成形品列4を両側から挟持した状態のまま、図中左
側又は右側に移動可能にした切断作動機構が設けられて
いる。尚、34は挟持部材33から立設されたガイドピン
で、これは側フレーム24に設けた長口35を摺動可能に挿
通している。又、図中36として示すのは側フレーム24の
載置台12と反対側に設けた当止手段で、これの当止板37
を側フレーム24の立起時にはその両側内面に設けた一対
の挟持手段30の挟持部材33で先端の積段した被切断成形
品列4を挾持したとき、この積段した被切断成形品列4
の先端面が当接又は近接する位置関係で、側フレーム24
の回動時にはこれの回動範囲から退避可能に設けたもの
である。図示した当止板37は、下方に延設したアーム38
を機体11適所に設けた図示しないシリンダーに連結し
て、側フレーム24の側位に上昇したり、側フレーム24の
回動範囲内から外れた位置まで下降できるようになって
いる。
【0013】次に、図4には移送手段14の往復動作動機
構を示している。この往復動作動機構は、機体11に設け
た載置台12の長さ方向にその内部両側に無端回動式のチ
ェーン39、39を並設し、載置台12上長さ方向に二条の開
口条40、40を設けるとともに、この開口条40、40から載
置台12上に突出する取付杆41、41をチェーン39、39間に
横架した連結杆42から立設させ、更にこの取付杆41、41
に移送部材15を取付けたものである。このようにして、
被切断成形品2の載置台12の長さ方向の長さ分aだけ、
間歇的に一対のチェーン39、39を移送部材15が載置台12
の一端側から他端側に移動するように作動させること
で、載置台12上に載せた積段した被切断成形品シート1
を順次、側フレーム24側に移送させることを可能にする
のである。又、この移送部材15は載置台12の一端側に寄
せたとき、その移送面15′が図示したように載置台12上
面とほぼ面一になるようになっている。
【0014】而して、こうした他の分離装置10を用い
て、図1に示すようなトレイ等の成形品となる被切断成
形品2を、横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡合成樹
脂シートに個々の被切断成形品2間に不連続な切れ目3
を設けて升目状に連成した被切断成形品シート1を水平
状態で積段して、被切断成形品2が横六列に並んで積段
した被切断成形品列4に分離させるには、次に示すよう
にする。先ず、側フレーム24をシリンダー28を作動させ
て図2に示すように載置台12他端に立起させるととも
に、当止手段36の当止板37を同じく図示しないシリンダ
ーを作動させて側フレーム24の載置台12と反対側に位置
させる。これとは別に、押圧手段16の押圧部材19の下を
通過可能で、しかも側フレーム24の両側に設けた一対の
挟持手段30の挟持部材33で挟持可能な高さまで、被切断
成形品シート1を水平状態で積段する。そして、移送手
段14の移送部材15を載置台12の側フレーム24と反対側の
一端側に寄せて、この積段した被切断成形品シート1を
載置台12上に被切断成形品シート1の縦方向を載置台12
の長さ方向に向けてそれの一端側から載せる。次に、移
送手段14の移送部材15を一対のチェーン39、39を作動さ
せて移動させることで、積段した被切断成形品シート1
を載置台12の他端側に向け、先端の積段した被切断成形
品列4が当止板37に当接又は近接するまで移送する。こ
の後、積段した被切断成形品シート1をこれの先端の被
切断成形品列4から一列手前の被切断成形品列4を押圧
手段16のシリンダー18を作動させて押圧部材19で上方か
ら押圧して一時固定するとともに、先端の積段した被切
断成形品列4を図3に示すように側フレーム24の両側に
設けた一対の挟持手段30のシリンダー31を作動させて、
その側フレーム24の両側内面に位置させて取付けた挟持
部材33で両側から挟持した状態のまま、切断作動機構を
作動させて図中左側又は右側に移動させて、先端の積段
した被切断成形品列4とそれから一列手前の積段した被
切断成形品列4の間にある切断対応部分を厚み方向と直
交方向に相対的にずらせることで、切れ目3間の連結部
分を切断させ、この先端の積段した被切断成形品列4を
他の積段した被切断成形品列4から分離させるものであ
る。この分離された被切断成形品列4は、当止板37を側
フレーム24の回動範囲内から外れた位置まで下降させた
後、側フレーム24をこれの一対の挟持手段30に設けた挟
持部材33で挟持させたまま、シリンダー28を作動させて
載置台12と反対側に回動させ、本発明に係る分離装置50
の載置台上に移送するものである。
【0015】そして、側フレーム24並びに当止手段36の
当止板37を原位置に復帰させ、再度前記した動作を繰返
させることで、積段した被切断成形品シート1から積段
した被切断成形品列4に順次、分離させるのである。
【0016】この図中50として示す本発明に係る分離装
置の機体51には、前記した分離された被切断成形品列4
を寝かせた状態、即ち被切断成形品2が立起した状態で
載置する載置台55を設けている。この載置台55は図5に
示すようにこの積段した被切断成形品列4を寝かせた状
態で載置可能な大きさに形成した側フレーム24から移送
されるこれらを受ける上下昇降可能な昇降受け部52とそ
の後述する移送手段による移送方向側の側位の固定載置
部53とこの固定載置部53の更に移送方向側の側位のその
移送方向の図中右側に位置する一側側を機体51に枢着し
て他側側を上方に所定角度、回動可能にした積段した被
切断成形品列4の移送方向と直交方向の先端の積段した
被切断成形品2を他の積段した被切断成形品2から分離
させる分離部54から構成されるものである。この載置台
55上の積段した被切断成形品列4は、これの長さ方向に
一端側の昇降受け部52から固定載置部53を通じて他端側
の分離部54にこの間を往復動可能に設けた移送手段56
で、これの被切断成形品2の図5に示す載置台55の長さ
方向の長さ分bだけ、間歇的に移送される。そして、こ
の移送手段56は機体51に設けた横送りギヤードモーター
57に接続したロッド58の載置台55側に向いた端部に板状
の移送部材59を取付けたものである。
【0017】又、この分離部54と固定載置部53の移送手
段56による移送方向の長さは図示したようにそれぞれ被
切断成形品2のこの移送方向の長さbとほぼ同じに形成
されて、先端の積段した被切断成形品2が分離部54上
に、又それから一列手前の積段した被切断成形品2が固
定載置部53上に載るように構成されている。尚、60は載
置台55の両側に分離部54の枢着側である一側側を除いて
機体51に立設させた側板である。この側板60を設けない
分離部54の一側側は、分離させた成形品の取出部61とし
て利用されるものである。そして、この載置台55は分離
させた被切断成形品列4を一対の挟持手段30の挟持部材
33で挾持したまま、回動する側フレーム24からこの上に
移送する関係上、他の分離装置10側が反対側より下位に
なった傾斜状に機体51に設けられている。又、昇降受け
部52は図6に示すようにその上面が側板60上端面位置近
傍まで上昇可能並びに側板60下端面位置近傍まで下降可
能に設けられている。尚、図中62は側板60下端間に設け
た昇降受け部52の底板63に取付けたシリンダーである。
そして、このシリンダー62のロッド64の端部を昇降受け
部52下面に取付けることで、昇降受け部52が上下昇降可
能になるのである。又、65は昇降受け部52に下設したガ
イド杆で、これは底板63を摺動可能に貫通している。こ
うした昇降受け部52は下降したときに、その上面が側位
の固定載置部53上面とほぼ面一になるようになってい
る。又、分離部54は前記したように移送手段56による移
送方向の図5、図7中右側に位置する一側側を機体51に
枢着して左側に位置する他側側を上方に所定角度、回動
可能に枢着したものであるが、この分離部54は他側側が
上方に回動していないとき、その上面が側位の固定載置
部53上面とほぼ面一になるようになっている。尚、図中
66は機体51に設けたシリンダーで、これのロッド67端部
を分離部54下面に枢着して、分離部54が回動可能になっ
ている。又、68は載置台55他端側の分離部54の移送方向
前方側に設けた当止手段で、これは分離部54の前方側の
側端側を屈曲させて設けた当止部69から構成されてい
る。この当止手段68は、積段した被切断成形品列4の先
端の被切断成形品2から一列手前の被切断成形品2を後
述する押圧手段で上方から押圧したとき、積段した被切
断成形品列4の先端面が当接又は近接する位置関係に設
けられている。更に、図中70は載置台55他端側の先端の
被切断成形品2から一列手前の被切断成形品2、即ち固
定載置部53上の被切断成形品2を上方から押圧する押圧
手段で、これは固定載置部53を跨ぐ状態で設けたコ字形
の取付フレーム71にシリンダー72を立設させ、これの図
示しないロッドを取付フレーム71を摺動可能に貫通させ
て端部に板状の押圧部材73を取付けたものである。又、
74は分離部54の上にこれとの間に先端の積段した被切断
成形品2を位置させて、移送手段56による移送方向の一
側側を機体51に枢着して他側側を上方に分離部54とほぼ
同じ角度、回動可能にした押え手段である。これは、図
7に示すように分離部54の他側側が上方に回動するとき
には、これに連動して他側側が上方に回動するが、分離
部54の他側側が下方に回動するときには、図8に示すよ
うにこれは独自に回動できるような構成になっている。
そして、この押え手段74は分離部54の上方に設けられる
板状の押え部材75の移送方向前方側の側端から垂下され
た取付部材76に押え部材75と平行に設けられた枢着部材
77の一側側を機体51に枢着して回動可能な構成としたも
のである。又、この押え手段74の押え部材75は先端の積
段した被切断成形品2の上面に当接又は近接するように
枢着されている。次に、図中78は分離部54と押え手段74
の回動終端位置のこれらの枢着側と反対側の他側側の外
部に設けた分離させた成形品の取出手段で、これは機体
51から上方に延設した部材又は外部の構造体に設けたシ
リンダー78のロッド79を分離部54と押え手段74の押え部
材75間を横断的に往復動可能にしたものである。
【0018】而して、こうした本発明に係る分離装置50
を用いて、前記した他の分離装置10で分離させて横六列
に並んで積段した被切断成形品列4を更に積段した成形
品に分離させるには、次に示すようにする。先ず、移送
手段56の横送りギヤードモーター57を作動させて移送部
材59を載置台55の一端側に寄せた後、載置台55の昇降受
け部52をシリンダー62を作動させて図6に示すように上
昇させる。そして、側フレーム24を前記したように分離
させた被切断成形品列4を挟持させたまま、この昇降受
け部52に向けて回動させる。この側フレーム24が昇降受
け部52又は側板60に当接又は近接すれば回動を停止さ
せ、積段した被切断成形品列4に対する挟持手段30の挟
持部材33の挟持力を解除させるとほぼ同時に、昇降受け
部52をシリンダー62を作動させて下降させる。このよう
にして、積段した被切断成形品列4を載置台55の昇降受
け部52上に寝かせた状態、即ち被切断成形品2が立起し
た状態で移送させた後、移送手段56の横送りギヤードモ
ーター57を作動させて移送部材59で図5中下側から上側
に先端の積段した被切断成形品2が当止手段68となる当
止部69に当接又は近接するまで移送する。この後、積段
した被切断成形品列4をこれの先端の被切断成形品2か
ら一列手前の被切断成形品2を押圧手段70のシリンダー
72を作動させて押圧部材73で上方から押圧して一時固定
する。そして、この状態のまま、分離部54をシリンダー
68を作動させて押え手段74の押え部材75とともに、その
図5、図7中左側の他側側を枢着側となる図中右側の一
側側を中心として上方に回動させることで、先端の積段
した被切断成形品2とそれから一列手前の積段した被切
断成形品2の間にある切れ目3間の連結部分を枢着側か
ら離れた部分から回動角度に応じて順次、時間を追って
切断させ、この先端の積段した被切断成形品2を他の積
段した被切断成形品2から分離させるものである。次
に、この状態で、取出手段78のシリンダー79を作動させ
てそのロッド80で分離させた成形品を、側板60を除いて
形成した取出部61を通じて取出すものである。
【0019】そして、分離部54並びに取出手段78のシリ
ンダー79のロッド80を原位置に復帰させた状態で、更に
移送手段56の移送部材59を前進させて先端の積段した被
切断成形品2を分離部54上に移送するとともに、押え手
段74の押え部材75も又原位置に復帰させ、再度前記した
動作を繰返させることで、積段した被切断成形品列4か
ら積段した成形品に順次、分離させるものである。
【0020】図示した実施例にかかわらず、移送手段56
を載置台55上面の側方から積段した被切断成形品列4を
移送可能な態様に形成したときには、載置台55に昇降受
け部52は必ずしも設ける必要はない。又、こうした場
合、機体51に載置台55を傾斜状に設けることなく、水平
状に設けることもできる。更に、押え手段74は押圧力を
負荷できる押圧手段70と同態様なものを採用することも
可能である。
【0021】又、本発明に係る分離装置で、被切断成形
品2を横方向と縦方向に多数、例えば図1に示すように
横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに
升目状に連成した被切断成形品シート1を積段して、こ
れから、例えば被切断成形品2が横六列に並んだような
積段した被切断成形品列4に分離させることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上のような本発明に係る発泡合成樹脂
成形品の分離装置では、前記した本出願人の先願と同
様、積段した被切断成形品シートを機械的に一括して積
段した被切断成形品列又は成形品に分離させることがで
き、トレイ等の成形品の成形サイクルに見合った後処理
が可能となるとともに、刃物を用いないから、保守が容
易で、しかも取出手段を備えているから、これらの取出
しも容易で、更には取出したこれらは積段した状態にな
って包装作業も簡単に行える。
【0023】加えて、積段した被切断成形品シート又は
被切断成形品列を載置台上に載せて、これらの移送手段
による移送方向と直交方向の先端の積段した被切断成形
品列又は被切断成形品を他の積段した被切断成形品列又
は被切断成形品から分離させるときには、載置台の他端
側に形成した分離部とこの上に設けた押え手段の間に先
端のこれらを位置させるとともに、分離部と押え手段を
連動させて、それらの他側側を枢着側となる一側側を中
心として上方又は下方に回動させることで、先端の積段
した被切断成形品列又は被切断成形品とそれから一列手
前の積段した被切断成形品列又は被切断成形品の間にあ
る切れ目間の連結部分を枢着側から離れた部分から回動
角度に応じて順次、時間を追って切断させるから、分離
に要する負荷力を可能な限り小さくすることができる。
又、切れ目の端部を通じて切れ目間の連結部分の端部に
有効に剪断力を作用させることができるから、成形品表
面にスキン層の剥離現象が現れることも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置で
用いる被切断成形品シートの一部を示す平面図
【図2】本発明に係る分離装置と他の分離装置を示す斜
視図
【図3】側フレームの切断作動機構を説明する正面図
【図4】移送手段の往復動作動機構を示す斜視図
【図5】本発明に係る分離装置を示す平面図
【図6】他の分離装置から本発明に係る分離装置への移
送状態を示す縦断面図
【図7】分離部と押え手段の作動状態を示す縦断面図
【図8】分離部と押え手段の作動状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 被切断成形品シート 2 被切断成形品 3 切れ目 4 被切断成形品列 10 他の分離装置 11 機体 12 載置台 13 側板 14 移送手段 15 移送部材 16 押圧手段 17 取付フレーム 18 シリンダー 19 押圧部材 20 ガイド板 21 調節ねじ 22 ガイドピン 23 長口 24 側フレーム 25 枢着片 26 被枢着部 27 アーム 28 シリンダー 29 ロッド 30 挟持手段 31 シリンダー 32 ロッド 33 挟持部材 34 ガイドピン 35 長口 36 当止手段 37 当止板 38 アーム 39 チェーン 40 開口条 41 取付杆 42 連結杆 50 発泡合成樹脂成形品の分離装置 51 機体 52 昇降受け部 53 固定載置部 54 分離部 55 載置台 56 移送手段 57 横送りギヤードモーター 58 ロッド 59 移送部材 60 側板 61 取出部 62 シリンダー 63 底板 64 ロッド 65 ガイド杆 66 シリンダー 67 ロッド 68 当止手段 69 当止部 70 押圧手段 71 取付フレーム 72 シリンダー 73 押圧部材 74 押え手段 75 押え部材 76 取付部材 77 枢着部材 78 取出手段 79 シリンダー 80 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ等の成形品となる被切断成形品を
    多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切
    断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した
    被切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離さ
    せる分離装置において、機体には積段した被切断成形品
    シートを載置可能な大きさに形成した載置台を設け、積
    段した被切断成形品シートを載置台の一端側から他端側
    に移送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と他端間
    を往復動可能に設けるとともに、載置台他端側をその長
    さ方向の一側側を枢着して他側側を所定角度、回動可能
    にした積段した被切断成形品シートの移送手段による移
    送方向と直交方向の先端の積段した被切断成形品列を他
    の積段した被切断成形品列から分離させる分離部に形成
    し、載置台他端側の分離部の手前に先端の被切断成形品
    列から一列手前の被切断成形品列を上方から押圧する押
    圧手段を設け、載置台他端の移送方向前方側に先端の被
    切断成形品列から一列手前の被切断成形品列を押圧手段
    で上方から押圧したとき、積段した被切断成形品シート
    の先端面が当接又は近接する位置関係に当止手段を設け
    るとともに、分離部の上に間に先端の積段した被切断成
    形品列を位置させて、これと連動して回動可能な押え手
    段を設け、更には分離部と押え手段の回動終端位置の一
    側側又は他側側の外部にこの間に位置する分離させた被
    切断成形品列を外部に取出す取出手段を設けた発泡合成
    樹脂成形品の分離装置。
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