JPH05104493A - 発泡合成樹脂成形品の分離装置 - Google Patents

発泡合成樹脂成形品の分離装置

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JPH05104493A
JPH05104493A JP3298365A JP29836591A JPH05104493A JP H05104493 A JPH05104493 A JP H05104493A JP 3298365 A JP3298365 A JP 3298365A JP 29836591 A JP29836591 A JP 29836591A JP H05104493 A JPH05104493 A JP H05104493A
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Kazuoki Takigawa
一興 瀧川
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレイ等の成形品となる被切断成形品を多
数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断
成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被
切断成形品シートを水平状態で積段して、個々の成形品
に分離させる分離装置において、成形品表面にスキン層
の剥離現象が現れるのを少なくするとともに、分離に要
する負荷力を可能な限り小さくすることを目的とする。 【構成】 水平状態で積段した被切断成形品シート(1)
を、これの先端の被切断成形品列(4) から一列手前の被
切断成形品列(4) を押圧手段(16)で上方から押圧して一
時固定するとともに、先端の積段した被切断成形品列
(4) の両側外側に側フレーム(24)の両側に設けた一対の
挟持手段(30)(30)を位置させた状態のまま、一対の挟持
手段(30)(30)又は側フレーム(24)を側方の一方に移動さ
せて、この先端の積段した被切断成形品列(4) を他の積
段した被切断成形品列(4) から分離させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレイ等の成形品とな
る被切断成形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シ
ートに個々の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて
升目状に連成した被切断成形品シートを積段して、個々
の成形品に分離させる発泡合成樹脂成形品の分離装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開昭62−1481
96号で、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多
数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断
成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被
切断成形品シートを積段して、個々の成形品に分離させ
る発泡合成樹脂成形品の分離装置を開示した。この分離
装置では、被切断成形品シートを水平状態で積段して、
その先端の積段した被切断成形品列から一列手前の被切
断成形品列を押圧手段で上方から押圧して一時固定する
とともに、先端の積段した被切断成形品列を一対の挟持
手段で上下から挾持して、この状態のまま、一対の挟持
手段を上方又は下方に移動させて、先端の積段した被切
断成形品列とそれから一列手前の積段した被切断成形品
列の間にある切断対応部分を厚み方向に相対的にずらせ
ることで、切れ目間の連結部分を切断させ、この先端の
積段した被切断成形品列を他の積段した被切断成形品列
から分離させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした分離装置は、
被切断成形品シートを積段して、機械的に一括して個々
の成形品に分離させることができ、トレイ等の成形品の
成形サイクルに見合った後処理が可能となって、工業的
に大きな着目を受けている。ところが、この被切断成形
品シートの表面には連続したスキン層があることから、
こうした分離装置では、切れ目間の連結部分を切断する
ときに、表面のスキン層が伸びて、確実に切断されず
に、成形品表面にスキン層の剥離現象が現れることがあ
る。又、こうした被切断成形品シートは、打抜き加工で
周縁をトリミングするとともに、個々の被切断成形品間
に不連続な切れ目を設け、更には成形品の角部を面取り
するためにそれに対応する部分を打抜いた後、積段して
分離装置に移送するのであるが、このような一連の工程
を考えた場合、工程途中で切れ目間の連結部分から切断
して、成形品が分離しないためには、この連結部分は所
要の長さを持っているのが好ましいと言える。しかし、
この連結部分を長くした場合、前記した現象がより顕著
になるだけでなく、分離に要する負荷力が大きくなる傾
向にある。
【0004】こうした問題点を改良するためになされた
のが本発明で、成形品表面にスキン層の剥離現象が現れ
るのを少なくするとともに、分離に要する負荷力を可能
な限り小さくすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明では、トレイ等の成形品となる被切断成
形品を多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々
の被切断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連
成した被切断成形品シートを水平状態で積段して、個々
の成形品に分離させる分離装置において、機体には水平
状態で積段した被切断成形品シートを載置可能な大きさ
に形成した載置台を、その幅方向両側に側板を立設させ
るとともに、長さ方向の一端と他端を開放させて設け、
積段した被切断成形品シートを載置台の一端側から他端
側に移送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と他端
間を往復動可能に設け、載置台他端の手前に積段した被
切断成形品シートの移送手段による移送方向と直交方向
の先端の被切断成形品列から一列手前の被切断成形品列
を上方から押圧する押圧手段を設け、載置台他端側には
立起時に載置台他端の手前の押圧手段で押圧する被切断
成形品列と隣接した先端の積段した被切断成形品列の少
なくとも両側との間に間隔をあけてこれを外装可能な位
置関係並びに大きさ関係にした側フレームを、これの下
方又はこれの下方に設けた部材適所を機体に枢着して載
置台他端からこれと反対側に所定角度、回動可能に設け
るとともに、側フレームには両側に先端の積段した被切
断成形品列を両側から挟持並びにそれから側方に退避す
る一対の挟持手段を設け、側フレームの載置台と反対側
には当止手段を側フレームの立起時にはその両側の一対
の挟持手段を先端の積段した被切断成形品列の両側外側
に位置させたとき、この積段した被切断成形品シートの
先端面が当接又は近接する位置関係で、側フレームの回
動時にはこれの回動範囲から退避可能に設け、更には側
フレームの両側に設けた一対の挟持手段を先端の積段し
た被切断成形品列の両側外側に位置させた状態のまま、
一対の挟持手段又は側フレームを側方の一方に移動可能
に構成して、水平状態で積段した被切断成形品シート
を、これの先端の積段した被切断成形品列から一列手前
の被切断成形品列を押圧手段で上方から押圧して一時固
定するとともに、先端の積段した被切断成形品列の両側
外側に側フレームの両側に設けた一対の挟持手段を位置
させた状態のまま、一対の挟持手段又は側フレームを側
方の一方に移動させて、この先端の積段した被切断成形
品列を他の積段した被切断成形品列から分離させる発泡
合成樹脂成形品の分離装置を開示した。
【0006】
【作用】而して、こうした本発明に係る分離装置を用い
て、トレイ等の成形品となる被切断成形品を多数、一枚
の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切断成形品間
に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した被切断成形
品シートを水平状態で積段して、積段した被切断成形品
列に分離させるには、次に示すようにする。先ず、側フ
レームを載置台他端に立起させるとともに、当止手段を
側フレームの載置台と反対側に位置させる。これとは別
に、押圧手段の下を通過可能で、しかも側フレーム両側
に設けた一対の挟持手段が両側外側に位置できる高さま
で、被切断成形品シートを水平状態で積段する。そし
て、移送手段を載置台の側フレームと反対側の一端側に
寄せて、この積段した被切断成形品シートを載置台上に
それの一端側から載せる。次に、移送手段を作動させ
て、積段した被切断成形品シートを載置台の他端側に向
け、先端の被切断成形品列が当止手段に当接又は近接す
るまで移送する。この後、積段した被切断成形品シート
を、これの先端の被切断成形品列から一列手前の被切断
成形品列を押圧手段で上方から押圧して一時固定すると
ともに、先端の積段した被切断成形品列の両側外側に側
フレームの両側に設けた一対の挟持手段を位置させた状
態のまま、一対の挟持手段又は側フレームを載置台の移
送手段の移送方向、即ち長さ方向と直交方向である側方
の一方に移動させて、先端の積段した被切断成形品列と
それから一列手前の積段した被切断成形品列の間にある
切断対応部分を厚み方向と直交方向に相対的にずらせる
ことで、切れ目間の連結部分を切断させ、この先端の積
段した被切断成形品列を他の積段した被切断成形品列か
ら分離させるものである。この分離された被切断成形品
列は、当止手段を側フレームの回動範囲から退避させた
後、側フレームをこれに設けた一対の挟持部材で挟持さ
せたまま、載置台と反対側に回動させ、回動終端位置に
おいて一対の挟持手段の挟持力を解除して取出すもので
ある
【0007】そして、側フレーム並びに当止手段を原位
置に復帰させ、再度前記した動作を繰返させることで、
積段した被切断成形品シートから積段した被切断成形品
列に順次、分離させるのである。
【0008】
【実施例】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置
の詳細を更に添付の図面に基づき説明する。
【0009】この分離装置で用いる被切断成形品シート
1は、例えば加熱された熱可塑性発泡合成樹脂シートを
金型の成形空間内で一回の型締め成形又は真空成形によ
り成形した後、図1に示すように打抜き加工で周縁をト
リミングするとともに、トレイ等の成形品となる被切断
成形品2間に不連続な切れ目3を設け、更には成形品の
角部を面取りするためにそれに対応する部分を打抜いた
ものである。このようにして、被切断成形品2を多数、
図示したものでは横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡
合成樹脂シートに升目状に連成したものである。
【0010】次に、こうした被切断成形品シート1を水
平状態で積段して、被切断成形品2が横六列に並んで積
段した被切断成形品列4に分離させる本発明に係る分離
装置を図2中に10として示している。これの図中11とし
て示す機体には、水平状態で積段したこうした被切断成
形品シート1を載置可能な大きさに形成した載置台12
を、その幅方向両側に側板13、13を立設させるととも
に、長さ方向の一端と他端を開放させて設けている。
又、14は積段した被切断成形品シート1をこれの被切断
成形品2の載置台12の長さ方向の長さ分aだけ、間歇的
に移送する移送手段で、これの移送部材15が載置台12の
長さ方向の一端から他端間を往復動可能に機体11に設け
られている。そして、積段した被切断成形品シート1は
載置台12の図中左側の一端側からこの上に載せられ、移
送手段14によって図中右側の他端側に移送されるのであ
る。次に、図中16として示すのは載置台12他端の手前に
設けた積段した被切断成形品シート1の移送手段14によ
る移送方向と直交方向の先端の被切断成形品列4から一
列手前の被切断成形品列4を上方から押圧する押圧手段
で、これは載置台12他端の手前に載置台12を跨ぐ状態で
設けたコ字形の取付フレーム17にシリンダー18を立設さ
せ、これの図示しないロッドを取付フレーム17を摺動可
能に貫通させて端部に板状の押圧部材19を取付けたもの
である。そして、シリンダー18を作動させることで、押
圧部材19で先端の被切断成形品列4から一列手前の被切
断成形品列4を上方から押圧して、一時固定ができるよ
うになっている。尚、20は取付フレーム17の両側内面に
設けた一対のガイト板で、これらは調整ねじ21で取付フ
レーム17に取付けられており、内面間隔を適宜調整可能
になっている。又、図中22は押圧部材19から立設された
ガイドピンで、これは取付フレーム17に設けた長口23を
摺動可能に挿通している。
【0011】そして、24は載置台12他端側に設けたロ字
形の側フレームで、これはその下方に二組、設けた一対
の枢着片25、25を機体11から載置台12他端側に突出させ
た被枢着部26に枢着するとともに、下方に向けて延設し
たアーム27下端に機体11に設けたシリンダー28のロッド
29端部を枢着して、載置台12他端からこれと反対側に所
定角度、回動可能になっている。又、この側フレーム24
は立起時には載置台12他端の手前の押圧手段16の押圧部
材19で押圧する被切断成形品列4と隣接した先端の積段
した被切断成形品列4の少なくとも両側との間に間隔を
あけて外装可能な位置関係に枢着されるとともに、これ
に外装可能な大きさ関係に形成されている。更に、側フ
レーム24には両側に先端の積段した被切断成形品列4を
両側から挟持並びにそれから側方に退避する一対の挟持
手段30が設けられている。この挟持手段30は、側フレー
ム24の両側外面にシリンダー31を設け、これのロッド32
を側フレーム24を摺動可能に貫通させて端部に板状の挟
持部材33を側フレーム24の両側内面に位置させて取付け
たものである。そして、この一対の挟持手段30には、図
3に示すようにこれの挟持部材33を先端の積段した被切
断成形品列4の両側外側に位置させた状態のまま、図中
左側又は右側に移動可能にした切断作動機構が設けられ
ている。この切断作動機構は、一対の挟持手段30の挟持
部材33で先端の積段した被切断成形品列4を両側から挟
持した状態のまま、又は挟持部材33の一方又は双方がこ
れらの両側外側に間隔をあけて位置した状態のまま、一
対の挟持手段30の挟持部材33がこれらの間隔をほぼ保持
して側方の一方に移動可能とするものである。即ち、こ
こで言う一対の挟持手段30の挟持部材33を先端の積段し
た被切断成形品列4の両側外側に位置させるとは、一対
の挟持手段30の挟持部材33でこれらを挾持した状態、一
対の挟持手段30の挟持部材33の一方がこれらに当接した
状態で、且つ他方がこれらの外側に間隔をあけて位置し
た状態、又は一対の挟持手段30の挟持部材33の双方がこ
れらの両側外側に間隔をあけて位置した状態を包括する
概念である。そして、この一対の挟持手段30の挟持部材
33は、後述するように先端の積段した被切断成形品列4
を他の積段した被切断成形品列4から分離させる直前か
ら直後の間に、この先端の積段した被切断成形品列4を
両側から挟持できる構成になっている。尚、34は挟持部
材33から立設されたガイドピンで、これは側フレーム24
に設けた長口35を摺動可能に挿通している。又、図中36
として示すのは側フレーム24の載置台12と反対側に設け
た当止手段で、これの当止板37を側フレーム24の立起時
にはその両側内面に設けた一対の挟持手段30の挟持部材
33を先端の積段した被切断成形品列4の両側外側に位置
させたときには、この積段した被切断成形品シート1の
先端面が当接又は近接する位置関係で、側フレーム24の
回動時にはこれの回動範囲から退避可能に設けたもので
ある。図示した当止板37は、下方に延設したアーム38を
機体11適所に設けた図示しないシリンダーに連結して、
側フレーム24の側位に上昇したり、側フレーム24の回動
範囲内から外れた位置まで下降できるようになってい
る。
【0012】次に、図4には移送手段14の往復動作動機
構を示している。この往復動作動機構は、機体11に設け
た載置台12の長さ方向にその内部両側に無端回動式のチ
ェーン39、39を並設し、載置台12上長さ方向に二条の開
口条40、40を設けるとともに、この開口条40、40から載
置台12上に突出する取付杆41、41をチェーン39、39間に
横架した連結杆42から立設させ、更にこの取付杆41、41
に移送部材15を取付けたものである。このようにして、
被切断成形品2の載置台12の長さ方向の長さ分aだけ、
間歇的に一対のチェーン39、39を移送部材15が載置台12
の一端側から他端側に移動するように作動させること
で、載置台12上に載せた積段した被切断成形品シート1
を順次、側フレーム24側に移送させることを可能にする
のである。又、この移送部材15は載置台12の一端側に寄
せたとき、その移送面15′が図示したように載置台12上
面とほぼ面一になるようになっている。
【0013】而して、こうした本発明に係る分離装置10
を用いて、図1に示すようなトレイ等の成形品となる被
切断成形品2を、横六列、縦九列、一枚の熱可塑性発泡
合成樹脂シートに個々の被切断成形品2間に不連続な切
れ目3を設けて升目状に連成した被切断成形品シート1
を水平状態で積段して、被切断成形品2が横六列に並ん
で積段した被切断成形品列4に分離させるには、次に示
すようにする。先ず、側フレーム24をシリンダー28を作
動させて図2に示すように載置台12他端に立起させると
ともに、当止手段36の当止板37を同じく図示しないシリ
ンダーを作動させて側フレーム24の載置台12と反対側に
位置させる。これとは別に、押圧手段16の押圧部材19の
下を通過可能で、しかも側フレーム24の両側に設けた一
対の挟持手段30の挟持部材33が両側外側に位置できる高
さまで、被切断成形品シート1を水平状態で積段する。
そして、移送手段14の移送部材15を載置台12の側フレー
ム24と反対側の一端側に寄せて、この積段した被切断成
形品シート1を載置台12上に被切断成形品シート1の縦
方向を載置台12の長さ方向に向けてそれの一端側から載
せる。次に、移送手段14の移送部材15を一対のチェーン
39、39を作動させて移動させることで、積段した被切断
成形品シート1を載置台12の他端側に向け、先端の積段
した被切断成形品列4が当止板37に当接又は近接するま
で移送する。この後、積段した被切断成形品シート1を
これの先端の被切断成形品列4から一列手前の被切断成
形品列4を押圧手段16のシリンダー18を作動させて押圧
部材19で上方から押圧して一時固定するとともに、先端
の積段した被切断成形品列4の両側外側に図3に示すよ
うに側フレーム24の両側に設けた一対の挟持手段30のシ
リンダー31を作動させて、その側フレーム24の両側内面
に位置させて取付けた挟持部材33を位置させた状態のま
ま、切断作動機構を作動させて図中左側又は右側に移動
させて、先端の積段した被切断成形品列4とそれから一
列手前の積段した被切断成形品列4の間にある切断対応
部分を厚み方向と直交方向に相対的にずらせることで、
切れ目3間の連結部分を切断させ、この先端の積段した
被切断成形品列4を他の積段した被切断成形品列4から
分離させるものである。この先端の積段した被切断成形
品2は、他の積段した被切断成形品列4から分離される
直前から直後の間に、一対の挟持手段30の挟持部材33で
両側から挟持される。そして、この分離させた被切断成
形品列4は、当止板37を側フレーム24の回動範囲内から
外れた位置まで下降させた後、側フレーム24をこれの一
対の挟持手段30に設けた挟持部材33で挟持させたまま、
シリンダー28を作動させて載置台12と反対側に回動さ
せ、後述する積段した被切断成形品列4を積段した成形
品に分離させる図2中、50として示す他の分離装置の載
置台上に移送するものである。
【0014】そして、側フレーム24並びに当止手段36の
当止板37を原位置に復帰させ、再度前記した動作を繰返
させることで、積段した被切断成形品シート1から積段
した被切断成形品列4に順次、分離させるのである。
【0015】次に、他の分離装置50の詳細を添付の図
面に基づき説明する。これの図中51として示す機体に
は、前記した分離させた被切断成形品列4を寝かせた状
態、即ち被切断成形品2が立起した状態で載置可能な大
きさに形成した上下昇降可能な昇降受け部52とその後述
する移送手段による移送方向側の側位の固定載置部53と
この固定載置部53の更に移送方向側の側位のその移送方
向の一側側を機体51に他側側を上方に回動可能に枢着し
た分離部54から構成される載置台55を設けている。この
載置台55上の積段した被切断成形品列4は、昇降受け部
52から固定載置部53を通じて分離部54に載置台55上の昇
降受け部52側の一端側から分離部54側の他端側にこの間
を往復動可能に設けた移送手段56でこれの被切断成形品
2の図5に示す載置台55の長さ方向の長さ分bだけ、間
歇的に移送される。そして、この移送手段56は機体51に
設けた横送りギヤードモーター57に接続したロッド58の
載置台55側に向いた端部に板状の移送部材59を取付けた
ものである。
【0016】又、この固定載置部53と分離部54の移送手
段56による移送方向の長さは図示したように被切断成形
品2のこの移送方向の長さbとほぼ同じに形成されてい
る。即ち、これら固定載置部53と分離部54は図示したよ
うに積段した被切断成形品2が一列だけ載る大きさに形
成されている。尚、60は載置台55の両側に分離部54の枢
着側である一側側を除いて機体51に立設させた側板であ
る。この側板60を設けない分離部54の一側側は、分離さ
せた成形品の取出部61として利用されるものである。そ
して、この載置台55は分離させた被切断成形品列4を一
対の挟持手段30の挟持部材33で挾持したまま、回動する
側フレーム24からこの上に移送する関係上、分離装置10
側が反対側より下位になった傾斜状に機体51に設けられ
ている。又、昇降受け部52は図6に示すようにその上面
が側板60上端面位置近傍まで上昇可能並びに側板60下端
面位置近傍まで下降可能に設けられている。図中62は側
板60下端間に設けた昇降受け部52の底板63に取付けたシ
リンダーである。そして、このシリンダー62のロッド64
の端部を昇降受け部52下面に取付けることで、昇降受け
部52が上下昇降可能になるのである。又、65は昇降受け
部52に下設したガイド杆で、これは底板63を摺動可能に
貫通している。こうした昇降受け部52は下降したとき
に、その上面が側位の固定載置部53上面とほぼ面一にな
るようになっている。又、分離部54は移送手段56による
移送方向の図5、図7中右側に位置する一側側を機体51
に左側に位置する他側側を上方に所定角度、回動可能に
枢着したものである。この分離部54は他側側が上方に回
動していないとき、その上面が側位の固定載置部53上面
とほぼ面一になるようになっている。尚、図中66は機体
51に設けたシリンダーで、これのロッド67端部を分離部
54下面に枢着して、分離部54が回動可能になっている。
又、68は分離部54の移送方向前方側に設けた当止手段
で、これは分離部54の前方側の側端を屈曲させて設けた
当止部69から構成されている。この当止手段68は、積段
した被切断成形品列4を移送手段56で移送したとき、先
端の被切断成形品2が当接又は近接する位置関係に設け
られている。更に、図中70は載置台55の他端の一列手前
の被切断成形品2、即ち固定載置部53上の被切断成形品
2を上方から押圧する押圧手段で、これは固定載置部53
を跨ぐ状態で設けたコ字形の取付フレーム71にシリンダ
ー72を立設させ、これの図示しないロッドを取付フレー
ム71を摺動可能に貫通させて端部に板状の押圧部材73を
取付けたものである。又、74は分離部54の上にこれとの
間に先端の被切断成形品2をはさんで移送手段56による
移送方向の一側側を機体51に他側側を上方に分離部54と
ほぼ同じ角度、回動可能に枢着した押え手段である。こ
れは、分離部54の他側側が上方に回動するときには、こ
れに連動して他側側が上方に回動するが、分離部54の他
側側が下方に回動するときには、これとは独自に回動で
きるような構成になっている。そして、この押え手段74
は分離部54の上方に設けられる板状の押え部材75の移送
方向前方側の側端から垂下された取付部材76又はこれに
設けられた他の部材を機体51に枢着して回動可能な構成
としたものである。次に、図中77は分離部54の他側側に
設けた分離させた成形品の取出手段で、これは機体51か
ら上方に延設した部材又は外部の構造体に設けたシリン
ダー78のロッド79を分離部54と押え手段74の押え部材75
間を往復動可能にしたものである。
【0017】而して、こうした他の分離装置50を用い
て、本発明に係る分離装置10で分離させて横六列に並ん
で積段した被切断成形品列4を更に積段した成形品に分
離させるには、次に示すようにする。先ず、移送手段56
の横送りギヤードモーター57を作動させて移送部材59を
載置台55の一端側に寄せた後、載置台55の昇降受け部52
をシリンダー64を作動させて図6に示すように上昇させ
る。そして、側フレーム24を前記したように分離させた
被切断成形品列4を挟持させたまま、この昇降受け部52
に向けて回動させる。この側フレーム24が昇降受け部52
又は側板60に当接又は近接すれば回動を停止させ、分離
させた被切断成形品列4に対する挟持手段30の挟持部材
33の挟持力を解除させるとほぼ同時に、昇降受け部52を
シリンダー62を作動させて下降させる。このようにし
て、積段した被切断成形品列4を載置台55の昇降受け部
52上に寝かせた状態、即ち被切断成形品2が立起した状
態で移送させた後、移送手段56の横送りギヤードモータ
ー57を作動させて移送部材59で図5中下側から上側に先
端の被切断成形品2が当止手段68となる当止部69に当接
又は近接するまで移送する。この後、積段した被切断成
形品列4をこれの先端の被切断成形品2から一列手前の
被切断成形品2を押圧手段70のシリンダー72を作動させ
て押圧部材73で上方から押圧して一時固定する。そし
て、この状態のまま、分離部54をシリンダー66を作動さ
せて押え手段74の押え部材75とともに、その図5、図7
中左側の他側側を枢着側となる図中右側の一側側を中心
として上方に回動させることで、先端の積段した被切断
成形品2とそれから一列手前の積段した被切断成形品2
の間にある切れ目3間の連結部分を枢着側から離れた部
分から回動角度に対応させて順次、時間を追って切断さ
せ、この先端の積段した被切断成形品2を他の積段した
被切断成形品2から分離させるものである。次に、この
状態で、取出手段77のシリンダー78を作動させてそのロ
ッド79で分離させた成形品を、側板60を除いて形成した
取出部61を通じて取出すものである。
【0018】そして、分離部54並びに取出手段77のロッ
ド79を原位置に復帰させた状態で、更に移送手段56の移
送部材59を前進させて先端の積段した被切断成形品2を
分離部54上に移送するとともに、押え手段74の押え部材
75も又原位置に復帰させ、再度前記した動作を繰返させ
ることで、積段した被切断成形品列4から積段した成形
品に順次、分離させるものである。
【0019】図示した実施例の他、側フレーム24の一対
の挟持手段30を先端の積段した被切断成形品列4の両側
外側に位置させたまま、これを他の積段した被切断成形
品列4から切断させるには、図8に示すようにロ字形の
側フレーム24をレール部材43に対して滑動可能に設け、
側フレーム24の一対の挟持手段30を先端の積段した被切
断成形品列4の両側外側に位置させたまま、側フレーム
24をレール部材43に対して図中右側又は左側に滑動させ
て切断させる切断作動機構を適用させることも可能であ
る。この場合、レール部材43に機体11に対する枢着片、
又下方に向けたアームを設けるものである。
【0020】又、切断作動機構は、図9に示すように一
対の挟持手段30の一方を図3、図8に示す態様に形成す
るとともに、他方は挟持部材33と側フレーム24内面間に
ばね等の付勢手段44を設けて、図中左側のシリンダー31
を作動させてこれの挟持部材33を図中右側に移動させる
ように構成したものを利用することもできる。
【0021】更に、本発明に係る分離装置に、被切断成
形品2が横一列に形成されている被切断成形品シート1
を用いれば、直接、積段した成形品に分離させることが
可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上のような本発明に係る発泡合成樹脂
成形品の分離装置では、前記した本出願人の先願と同
様、積段した被切断成形品シートを機械的に一括して積
段した被切断成形品列又は成形品に分離させることがで
き、トレイ等の成形品の成形サイクルに見合った後処理
が可能となるとともに、刃物を用いないから、保守が容
易で、しかも側フレームは先端の積段した被切断成形品
列又は成形品を挟持したまま回動可能であるから、これ
らの取出しも容易で、更には取出したこれらは積段した
状態になって包装作業も簡単に行える。
【0023】加えて、先端の積段した被切断成形品列又
は被切断成形品を他から切断させるときには、先端の積
段した被切断成形品列又は被切断成形品とそれから一列
手前のものの間にある切れ目間の連結部分を厚み方向と
直交方向、即ち切れ目の並んだ方向に相対的にずらせる
ものであるから、連結部分に剪断力が有効に及んで、表
面のスキン層が伸びることが少なく、切断が良好に行
え、分離後の成形品表面にスキン層の剥離現象が現れ
ず、表面状態が美麗で、しかも分離に要する負荷力も小
さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の分離装置で
用いる被切断成形品シートの一部を示す平面図
【図2】本発明に係る分離装置と他の分離装置を示す斜
視図
【図3】側フレームの切断作動機構を説明する正面図
【図4】移送手段の往復動作動機構を示す斜視図
【図5】他の分離装置を示す平面図
【図6】本発明に係る分離装置から他の分離装置への移
送状態を示す縦断面図
【図7】分離部と押え手段の作動状態を示す縦断面図
【図8】側フレームの他の切断作動機構を説明する正面
【図9】側フレームの更に他の切断作動機構を説明する
正面図
【符号の説明】
1 被切断成形品シート 2 被切断成形品 3 切れ目 4 被切断成形品列 10 発泡合成樹脂成形品の分離装置 11 機体 12 載置台 13 側板 14 移送手段 15 移送部材 16 押圧手段 17 取付フレーム 18 シリンダー 19 押圧部材 20 ガイド板 21 調節ねじ 22 ガイドピン 23 長口 24 側フレーム 25 枢着片 26 被枢着部 27 アーム 28 シリンダー 29 ロッド 30 挟持手段 31 シリンダー 32 ロッド 33 挟持部材 34 ガイドピン 35 長口 36 当止手段 37 当止板 38 アーム 39 チェーン 40 開口条 41 取付杆 42 連結杆 43 レール部材 44 付勢手段 50 他の分離装置 51 機体 52 昇降受け部 53 固定載置部 54 分離部 55 載置台 56 移送手段 57 横送りギヤードモーター 58 ロッド 59 移送部材 60 側板 61 取付部 62 シリンダー 63 底板 64 ロッド 65 ガイド杆 66 シリンダー 67 ロッド 68 当止手段 69 当止部 70 押圧手段 71 取付フレーム 72 シリンダー 73 押圧部材 74 押え手段 75 押え部材 76 取付部材 77 取出手段 78 シリンダー 79 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ等の成形品となる被切断成形品を
    多数、一枚の熱可塑性発泡合成樹脂シートに個々の被切
    断成形品間に不連続な切れ目を設けて升目状に連成した
    被切断成形品シートを水平状態で積段して、個々の成形
    品に分離させる分離装置において、機体には水平状態で
    積段した被切断成形品シートを載置可能な大きさに形成
    した載置台を、その幅方向両側に側板を立設させるとと
    もに、長さ方向の一端と他端を開放させて設け、積段し
    た被切断成形品シートを載置台の一端側から他端側に移
    送する移送手段を載置台の長さ方向の一端と他端間を往
    復動可能に設け、載置台他端の手前に積段した被切断成
    形品シートの移送手段による移送方向と直交方向の先端
    の被切断成形品列から一列手前の被切断成形品列を上方
    から押圧する押圧手段を設け、載置台他端側には立起時
    に載置台他端の手前の押圧手段で押圧する被切断成形品
    列と隣接した先端の積段した被切断成形品列の少なくと
    も両側との間に間隔をあけてこれを外装可能な位置関係
    並びに大きさ関係にした側フレームを、これの下方又は
    これの下方に設けた部材適所を機体に枢着して載置台他
    端からこれと反対側に所定角度、回動可能に設けるとと
    もに、側フレームには両側に先端の積段した被切断成形
    品列を両側から挟持並びにそれから側方に退避する一対
    の挟持手段を設け、側フレームの載置台と反対側には当
    止手段を側フレームの立起時にはその両側の一対の挟持
    手段を先端の積段した被切断成形品列の両側外側に位置
    させたとき、この積段した被切断成形品シートの先端面
    が当接又は近接する位置関係で、側フレームの回動時に
    はこれの回動範囲から退避可能に設け、更には側フレー
    ムの両側に設けた一対の挟持手段を先端の積段した被切
    断成形品列の両側外側に位置させた状態のまま、一対の
    挟持手段又は側フレームを側方の一方に移動可能に構成
    して、水平状態で積段した被切断成形品シートを、これ
    の先端の積段した被切断成形品列から一列手前の被切断
    成形品列を押圧手段で上方から押圧して一時固定すると
    ともに、先端の積段した被切断成形品列の両側外側に側
    フレームの両側に設けた一対の挟持手段を位置させた状
    態のまま、一対の挟持手段又は側フレームを側方の一方
    に移動させて、この先端の積段した被切断成形品列を他
    の積段した被切断成形品列から分離させる発泡合成樹脂
    成形品の分離装置。
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