JPH078435Y2 - 飾り付コルク栓 - Google Patents

飾り付コルク栓

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JPH078435Y2
JPH078435Y2 JP1987038778U JP3877887U JPH078435Y2 JP H078435 Y2 JPH078435 Y2 JP H078435Y2 JP 1987038778 U JP1987038778 U JP 1987038778U JP 3877887 U JP3877887 U JP 3877887U JP H078435 Y2 JPH078435 Y2 JP H078435Y2
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JP
Japan
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cork
cork stopper
decoration
silicone rubber
hole
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JP1987038778U
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JPS63147457U (ja
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直司 奥村
副武 豊田
勝行 久米田
進 山田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Suntory Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Suntory Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、飾り付コルク栓に関し、更に詳しくは、コル
ク栓本体と飾りとの接合面のシール性に優れ耐久性を有
する飾り付コルク栓に関する。
[従来の技術] 従来、コルク栓に被覆を施した例としては、特開昭51−
24383号公報記載の発明、実開昭59−51748号公報記載の
考案がある。
特開昭51−24383号公報記載の発明は、コルク栓の表面
にシリコーンオイルを塗布,含浸させた構成であり、シ
ール性の向上を図っている。
次に、実開昭59−51748号公報記載の考案にあっては、
コルク栓の少なくとも一部に含フッ素熱可塑性ゴム塗料
を塗布させた構成である。
また、飾り付コルク栓としては、実公昭51−510号公報
記載の考案があり、この考案は、コルク栓の落下防止に
供される合成樹脂製の止めリングからスカート状片平を
一体的に延出させてコルク底部を被覆すべく構成されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの従来例にあっては、夫々、以下
に述べるような問題点を有している。
(1)特開昭51−24383号公報記載の発明にあっては、
シリコンオイルをコルク表面に塗布,含浸させているだ
けであるため、シリコンオイルが滲み出して封入物に混
入することがある。
(2)実開昭59−51748号公報記載の考案にあっては、
含フッ素熱可塑性ゴム被服は、滑り性が良好であるた
め、打栓後、コルク栓が徐々に浮き上ってシール性が不
良となると共に、透明性を有しないため、コルクの外観
を呈示することが出来ず、高級感を示したいコルク栓に
使用が出来ない問題点がある。また、通常、カーボンを
充填剤として配合するため粘性が高くなり、作業性が低
下し、取扱いが困難となると共に、コルク表面から剥離
され易い問題点を有している。
(3)実公昭51−510号公報記載の考案にあっては、止
めリングからスカート状片を一体的に延出させたことに
より、コルク材の微細片などが瓶内に落ち込むのを防止
できるものの、コルクと栓本体(例えばガラスで成る)
とのシール性が良好でない問題点があった。
本考案は、このような従来例における問題点に鑑み案出
されたものであって、コルク栓本体と飾りとの接合面の
シール性に優れ、且つ耐久性を有する飾り付コルク栓を
得んとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、コルク栓本体に回転軸方向に沿って貫通孔が
開設されると共に、該貫通孔に飾りの被支持部が密嵌,
圧入されてなる飾り付コルク栓において、前記コルク栓
本体の貫通孔内壁面及び上端面に、シリコーンゴム被覆
を形成したことを、その構成としている。
[作用] コルク栓本体の貫通孔内壁面及び内端面に形成されたシ
リコーンゴム被覆は、飾りの被支持部と密着し、シール
性を高める。またシリコーンゴム被覆は、コルク内に浸
透,硬化することにより、コルクへの付着性が強化さ
れ、剥離されにくくしている。
[実施例] 以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図は、本考案に係る飾り付コルク栓を示す断面図、
第2図は、コルク栓本体を示す断面図である。
図中、1はコルク栓本体であって、中央に回転軸方向に
沿って貫通孔1aが開設されている。このコルク栓本体1
の貫通孔1a内壁面及び上,下端面には透明性を有するシ
リコーンゴム被覆2が形成されている。図中、3はガラ
ス製の飾りであって、側面略T字形状をなし、主に把持
部3aと被支持部3bとからなっている。把持部3aは、略直
方体形状をなしていて、打栓及び開栓時の把持に供され
ると共に、飾りとしての機能を有している。また、被支
持部3bは、杆状であって、把持部3a寄りにフランジ部3c
が周回して形成されており、先端寄りには溝3dが周回し
て形成されている。
かかる飾り3は、被支持部3bが、前記貫通孔1aに圧入,
密嵌されており、前記フランジ部3cとコルク栓本体1の
上面のシリコーンゴム被覆2との間に比較的硬質の合成
樹脂板4Aが介装され、さらに、貫通孔1aより突出した被
支持部3bの溝3dにも小径の合成樹脂板4Bが取り付けられ
ていて、両合成樹脂4A,4Bによりコルク栓本体1が挾持
されている。
なお、コルク栓本体1に被覆するシリコーンゴムとして
は、例えば、縮合硬化型,過酸化物硬化型,付加反応硬
化型などを使用することができるが、これらの中でも、
付加反応硬化型が好ましい。付加反応硬化型のシリコー
ンゴムは、一液型及び二液型のしずれであってもよい。
いずれにしても、この付加反応硬化型のシリコーンゴム
は、以下のような特性を有している。
(1)作業性がよく、 (2)二液型及び一液型のいずれにあっても液状である
から、ポンプで供給することができ、低圧で例えば金型
の細部にまでスムーズに流延させることができる。した
がって、ムラの無い確実な被覆を行うことができ、 (3)付加反応の際に副反応が起こらず、有害な低分子
化合物や過酸化物の残留がない。
(4)液状シロキサンを市湯しているので、多孔質のコ
ルクの表面にこれを塗布すると、コルクの内部まで浸透
し、その後にシリコーンゴム被覆2が形成されるので、
コルク表面からシリコーンゴムが剥離することがない。
このような付加反応硬化型のシリコーンゴムは、例え
ば、ビニル基などのような不飽和基を含有するシロキサ
ンと、例えばSiH結合含有シロキサンと硬化触媒との混
合物を硬化させることにより得ることができる。
前記ビニル基を含有するシロキサンは、例えば、次の構
造式で示すことができる。
(但し、前記式中、mおよびnは整数を表わす。) また、前記SiH結合含有シロキサンとしては、例えば、
次の構造式で示すことができる。
(但し、前記式中、mは整数を表す。) 前記硬化触媒としては、例えば、塩化白金酸などの白金
化合物などが挙げられる。
尚一液型及び二液型のいずれにせよ、付加反応硬化型の
シリコーンゴムを形成するための前記混合物にはSiO2
(CH3)3SiO12,(CH3)2CH2=CHSiO12の共重合体シロ
キサンやSiO2,(CH3)2SiO12,(CH3)2HSiO12などの
共重合体のようなシロキサン,アセチレン化合物等のよ
うな制御剤、及び微粉状のシリカ等の通常シリコーンゴ
ム組成物に添加されるその他の添加剤を必要に応じて配
合してもよい。
また、コルク栓本体表面へのこの付加反応型のシリコー
ンゴムの被覆は、例えば、射出成形、押出し成形及び圧
縮成形などの各種の方法により行うことができる。ま
た、前記混合物に所定形状のコルク栓本体1をディッピ
ングしてもよい。もっとも、これら各種の方法の中で
も、例えば第3図に示すような金型を用いた射出成形法
が好適であり、その場合、射出する前記混合物の粘度が
500〜10000poise、好ましくは、2000〜4000poiseである
のが望ましい。シリコーンゴム被覆2の形成のための硬
化温度としては、通常の場合、常温〜180℃であるが、
硬化時間は硬化温度により相違し、通常は、150℃で1
分間程度の硬化時間が好ましい。
なお、第3図に示す金型は、固定側型5と、コルク栓本
体1の位置決めを行う中間プレート6と、可動側型7と
から成り、該可動側型7の所定位置には、前記コルク栓
本体1の貫通孔1Aに嵌挿されるガイドピン8が突設され
ている。
また、コルク栓本体1にシリコーンゴム被覆2を形成す
るに当たり、このコルク栓本体1の貫通孔内壁面、上端
面及び下端面に予めプライマーNo.4(信越化学工業株式
会社製造)などのプライマーを塗布しておくのが好まし
い。なお、第4図は、上記した各処理工程を示す説明図
である。
以上、実施例について説明したが、この他に各種の設計
変更が可能であり、上記実施例にあっては、コルク栓本
体1の下端面にもシリコーンゴム被覆を形成した構成で
あるが、該下端面にシリコーンゴム被覆2を形成しない
構成とすることも可能である。
また、上記実施例にあっては、ガラス製の飾りを用いた
例を示したが、他の形状,材質の飾りを用いても勿論よ
い。
なお、製造方法は、上記、実施例に示す方法に限られる
ものではない。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案に係る飾り付コ
ルク栓にあっては、コルク栓本体と飾り被支持部とのシ
ール性をシリコーンゴム被覆により著しく向上できると
共に、コルクとしての外観を損わず、高級感を維持する
効果がある。
また、シリコーンゴム被覆は、液状シロキサンをコルク
表面で硬化させるため多孔質のコルク内に十分に浸透し
てコルク表面から剥離しにくくなると共に、短時間で硬
化するので、加硫に際してコルク栓本体の劣化を回避で
きる効果がある。
さらに、コルク栓本体の貫通孔内壁面及び上端面にシリ
コーンゴム被覆を施し、他の表面に被覆を施さない構成
とすればコルク特有の適度なガス透過性を保持すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る飾り付コルク栓の実施例を示す断
面図、第2図はコルク栓本体を示す断面図、第3図は成
形金型を示す断面図、第4図は処理工程の一例を示す説
明図である。 1…コルク栓本体、1a…貫通孔、2…シリコーンゴム被
覆、3…飾り、3b…被支持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 豊田 副武 愛知県新城市川田字本宮道150 日本バル カー工業株式会社新城工場内 (72)考案者 久米田 勝行 愛知県新城市川田字本宮道150 日本バル カー工業株式会社新城工場内 (72)考案者 山田 進 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 信 越化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−24383(JP,A) 特開 昭58−73553(JP,A) 特公 昭62−34618(JP,B2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コルク栓本体に回転軸方向に沿って貫通孔
    が開設されると共に、該貫通孔に飾りの被支持部が密
    嵌,圧入されてなる飾り付コルク栓において、前記コル
    ク栓本体の貫通孔内壁面及び上端面に、シリコーンゴム
    被覆を形成したことを特徴とする飾り付コルク栓。
  2. 【請求項2】前記シリコーンゴムは、付加反応硬化型で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の飾り付コルク
    栓。
  3. 【請求項3】前記シリコーンゴム被覆は、射出成形によ
    り形成された実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の飾り付コルク栓。
JP1987038778U 1987-03-17 1987-03-17 飾り付コルク栓 Expired - Lifetime JPH078435Y2 (ja)

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JP1987038778U JPH078435Y2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 飾り付コルク栓

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JPS63147457U JPS63147457U (ja) 1988-09-28
JPH078435Y2 true JPH078435Y2 (ja) 1995-03-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124383A (ja) * 1974-08-23 1976-02-27 Manzuwain Kk
JPS5873553A (ja) * 1981-10-24 1983-05-02 内山工業株式会社 引き裂き型キヤツプ
JPS6234618A (ja) * 1985-08-09 1987-02-14 Nippon Kokan Kk <Nkk> 鋼材のスケ−ル除去用ブラシ装置

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JPS63147457U (ja) 1988-09-28

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