JPH078409B2 - 金型における砂中子の取付け方法および取付け装置 - Google Patents

金型における砂中子の取付け方法および取付け装置

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JPH078409B2
JPH078409B2 JP25125887A JP25125887A JPH078409B2 JP H078409 B2 JPH078409 B2 JP H078409B2 JP 25125887 A JP25125887 A JP 25125887A JP 25125887 A JP25125887 A JP 25125887A JP H078409 B2 JPH078409 B2 JP H078409B2
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裕昭 池田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、砂中子を金型のキャビティ内の所定の位置に
保持するための方法および装置に関する。
(従来の技術) 砂中子を用いて鋳物を成形する場合、砂中子は、金型内
の所定の位置に正確に取付けなければならない。そのた
め、一般的には、砂中子を複雑の位置決め用巾木によっ
て保持させる方法がとられている。しかし、位置決め巾
木を使用して鋳造すると、鋳造された鋳物に、多くの不
要な孔が成形されてしまうため、孔埋めを行なう必要が
あり、工程数が増えてしまう。
そこで、複数の位置決め巾木を用いずに、砂中子をキャ
ビティ内で吊下げ状態で取付ける方法または取付装置
(保持具)が種々案出されている。
例えば、発明協会公開技報の公技番号86-4173および公
技番号86-5225では、砂中子に形成されている凸部を、
金型のキャビティから外部に突出させ、その突出した凸
部に保持具(皿ばね)を係合させて、砂中子を金型のキ
ャビティ内に吊下げて取付ける装置が開示されている。
また、発明協会公開技報の公技番号86-4174および特開
昭60-102248号公報には、砂中子に形成されている凸部
を、ばねの付勢力を利用して側部から押圧して保持する
装置が開示されている。
さらに、実開昭60-195142号公報では、磁石を利用し、
砂中子に設けた鉄製リングを吸い付けることにより、砂
中子をキャビティ内に吊下げる装置が、また、特開昭60
-102250号公報および特開昭60-102251には、砂中子の凸
部に対応させて金型に凹部を形成し、該凹部内を真空ポ
ンプ等で脱気することにより砂中子の凸部を凹部に吸引
して砂中子をキャビティ内に吊下げる方法がそれぞれ開
示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の取付け方法または取付け装置
では、次のような問題点を有していた。
まず、保持具を砂中子の凸部に係合させて保持するも
の、および、ばねの付勢力を利用し、砂中子の凸部を側
方から押圧して保持するものでは、係合箇所および押圧
箇所に集中的に応力がかかるため、振動等が加わるとそ
の箇所から砂中子の凸部が破損する虞れがあるという問
題点があった。
さらに、これらのものおよび磁石を利用して砂中子を吸
い付けて保持するものでは、金型の動きに伴なう上下方
向の振動を受けると、緩みが生じたり、金型から外れた
りする虞れがあるという問題点があった。
また、真空ポンプ等により砂中子を吸引して保持するも
のでは、真空ポンプ、バルブ、導管等の設備を配設しな
ければならず、設備コストが高く、広い設置スペースが
必要であるという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、確実に、かつ容易に砂中子をキャ
ビティ内に保持できる砂中子の取付け方法および装置を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決し目的を達成するための手段を第1
図および第2図を用いて具体的に説明する。
まず、砂中子の取付け方法としては、砂中子5に形成し
た凸部5bを、金型1に設けた取付け孔1aに挿通してキャ
ビティ4内から外部に突出させ、つづいて、突出した凸
部5bにゴム製の筒状部材6を拡げながら密に外嵌させ、
さらに、該筒状部材6を、前記凸部5bに対して相対的に
前記金型1へ押し付けて軸方向に圧縮させて、前記砂中
子5を保持させるものである。
つぎに、その装置としては、砂中子5に形成された凸部
5bと、金型1に形成され、前記砂中子5の凸部5bがキャ
ビティ4内から外部に挿通可能な取付け孔1aと、該取付
け孔1aから外部に突出させた前記凸部5bの径より小径の
孔6bを有するゴム製の筒状部材6と、から構成したもの
である。
(作用) 上記の方法で砂中子5をキャビティ4内に組付けると、
ゴム製の筒状部材6が砂中子5の凸部5bに面接触して、
締付け保持するため、応力が局部的に集中することがな
く、さらに、振動を受けたときにその振動を筒状部材6
が吸収することができ、確実に砂中子5を保持すること
ができる。
さらに、筒状部材6を、砂中子5の凸部5bに対して相対
的に金型1へ押し付けて圧縮させることにより、その圧
縮が元に戻ろうとするときに生じる反発力が、砂中子5
を上方に引き上げるように働く。そのため、筒状部材6
と砂中子5の上部とが協働して金型1を挟持するように
力が生じるため、砂中子5が強固に保持され、特に上下
方向の振動による砂中子5の緩みおよび外れが確実に防
止される。
つぎに、砂中子5を取付ける上述の装置では、砂中子5
に形成した凸部5bを金型1の取付け孔1aに挿通させて、
キャビティ4から外部に突出させ、その突出させた箇所
に弾性体からなる筒状部材6を外嵌させる。
このようにして、砂中子5を筒状部材6により保持させ
ると、応力が集中することがなく、かつ金型1,2,3の振
動を筒状部材6が吸収して、正確な位置に確実に砂中子
5を保持することができる。なお、筒状部材6を凸部5b
に外嵌させるときに上述した方法と同様に凸部5bに対し
て相対的に金型1へ押し付けて圧縮させると、砂中子5
を強固に保持できるという同様の作用が生じる。
(実施例) つぎに、本発明の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
1,2,3は鋳造用の金型をであり、それらを型締めするこ
とにより、内部にキャビティ4が形成される。また、金
型1には、キャビティ4と外部とを連通する取付け孔1a
が設けられている。
5は、砂中子であり、中子部5aの上部に、前記金型1の
取付け孔1aに挿通可能な径の円錐状の凸部5bと、円柱状
の台座部5cとが一体に形成されている。
6は、前記砂中子5をキャビティ4内で吊り下げ状態に
取付けるための筒状部材であり、該筒状部材6はゴムか
ら作られており、円柱状の本体6aに、前記砂中子5の凸
部5bが嵌入する貫通孔6bが軸線上に形成された構成とな
っている。
以上の構成の装置による砂中子の取付け方法および作用
を説明する。
まず、砂中子5の凸部5bを金型1,2,3のキャビティ4内
から金型1の取付け孔1aを挿通させ、台座5cが金型1の
内側に当接するまで外部に突出させる。
つづいて、筒状部材6に貫通孔6bを拡げながら前記凸部
5bを嵌入させ、さらに、筒状部材6を砂中子5の凸部5b
に対して相対的に金型1の表面へ押し付ける。
このようにすると、筒状部材6の貫通孔6bに、凸部5bが
嵌入されて拡径された分の弾性力により、凸部5bは保持
されることとなる。さらに、筒状部材6を金型1の表面
へ押し付けて圧縮したので、軸方向に圧縮が戻ろうとす
る力が生じる。そして、この力は砂中子5を引き上げる
ように凸部5bに働くこととなり、筒状部材6が砂中子5
の台座5cと協働して金型1を強固に挟持し、これによ
り、砂中子5が強固に保持されることとなる。
このように、ゴムからなる筒状部材6により凸部5bを面
接触で保持したため、凸部5bに集中的に応力がかかるこ
とがなく破損が防止され、さらに、筒状部材6が、金型
1,2,3の開閉等の作動に伴なって発生される振動を吸収
し、特に、上下方向の振動に対しては強固に保持されて
いるため、緩みや外れを確実に防止する。
つぎに、以上の作用を効果的に生じさせるための筒状部
材6および砂中子5の凸部5bの寸法関係を詳細に説明す
る。
該筒状部材6は、ゴムからなり、硬度をHSA45〜75(JIS
A)の範囲とし、砂中子5の凸部5bに対する最大締め代
を径で1.0〜5.0mmとし、さらに、外径と内径の比(外径
/内径)を1.5以上となるように設定する。
このように設定するのは、筒状部材6を砂中子5の凸部
5bを嵌入させる際、硬度HSA45未満の軟らかいゴムのも
のでは、剛性が不足し、容易に嵌入できず作業性が悪
く、さらに凸部5bの保持力も十分でないためである。ま
た、硬度HSA75以上のものでは、凹部5aに嵌入させる際
に大きな力で押し込まなければならず、そのときに、凹
部5aを破損させる虞れがあるからである。
そして、この範囲の硬度のゴムを用いた場合に、砂中子
5の凸部5bを十分に保持するための凸部5bに対して最大
締め代は、硬度HSA75という硬いものの場合には、径で
1.0mm以上必要であり、硬度HSA45という軟らかいものの
場合には、径で5.0mmが必要である。
また、筒状部材6の肉厚に関しては、上記硬度の範囲お
よび締め代の範囲において、外径と内径の比(外径/内
径)が1.5以上必要であることが実験的に求められてい
る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の取付け方法では、
ゴム製の筒状部材を砂中子の凸部に外嵌し、さらに、筒
状部材を凸部に対して相対的に金型へ押し付けて圧縮さ
せて取付けるため、保持部が面接触となって、集中的に
応力が凸部にかかることがなくなるだけでなく、砂中子
を強固に金型に取付けることができ、振動等を受けて
も、緩みや外れが生じることなく確実にかつ容易に砂中
子を保持することができる。
そのため、品質の安定した鋳物を提供することができ
る。
また、本発明の装置においては、砂中子を確実に保持で
きるとともに、構成が簡単であり、取付けが容易である
ため、作業性の向上およびコストの低減が図れるもので
ある。
さらに、筒状部材の凸部への装着が容易であるため、自
動化が行なえるようになって、砂中子の鋳造型内への取
付けの自動化が図れることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の、砂中子を筒状部材で保持
したときの状態を示す縦断面図、第2図は、第1図に示
した、砂中子、金型、筒状部材の組付け状態を示す分解
斜視図である。 1……金型、1a……取付け孔 4……キャビティ、5……砂中子 5b……凸部、6……筒状部材 6b……貫通孔(筒状部材の孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 裕昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田口 正浩 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 浴野 芳夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 発明協会公開技報公技番号86−4173

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂中子に形成した凸部を、金型に設けた取
    付け孔に挿通してキャビテイ内から外部に突出させ、つ
    づいて、突出した凸部にゴム製の筒状部材を拡げながら
    密に外嵌させ、さらに、該筒状部材を、前記凸部に対し
    て相対的に前記金型へ押し付けて軸方向に圧縮させて、
    前記砂中子を前記金型に保持させたことを特徴とする金
    型における砂中子の取付け方法。
  2. 【請求項2】砂中子に形成した凸部と、金型に形成さ
    れ、前記砂中子の凸部がキャビテイ内から外部に挿通可
    能な取付け孔と、該取付け孔から外部に突出させた凸部
    の径より小径の孔を有するゴム製の筒状部材と、からな
    る金型における砂中子の取付け装置。
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