JPH0783924A - N−部分置換アミノグリカンを用いた免疫測定用標識試薬 - Google Patents

N−部分置換アミノグリカンを用いた免疫測定用標識試薬

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JPH0783924A
JPH0783924A JP25480993A JP25480993A JPH0783924A JP H0783924 A JPH0783924 A JP H0783924A JP 25480993 A JP25480993 A JP 25480993A JP 25480993 A JP25480993 A JP 25480993A JP H0783924 A JPH0783924 A JP H0783924A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アミノグリカンに置換度が20〜80%になる
ように免疫物質と標識物質とを、直接的にまたはビオチ
ンとアビジンのように相互に反応特異性を有する複数の
化合物を介して、結合せしめたN−部分置換アミノグリ
カンの複合体よりなる免疫測定用標識試薬。 【効果】本発明で用いるN−部分置換アミノグリカン
は、アミノグリカンのアミノ基の置換度を20〜80%
に変換したものであり、水に対する溶解度が高く、高分
子量化したアミノグリカンの適用が可能となり、アミノ
グリカンの反応活性基の増加が可能となる。また、水に
対する溶解度が高くなることから、アミノグリカンの導
入数を増加させることにより反応活性基を増加させるこ
とも可能となった。これらにより免疫測定の感度向上が
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置換度20〜80%の
N−部分置換アミノグリカンを用いた免疫測定用標識試
薬、特に高感度測定を可能とした免疫測定用標識試薬に
関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】本発明者
らは、免疫測定法の高感度化の手段として、1分子当た
り多数の反応活性基を有する化合物として、例えばキト
サン、ポリガラクトサミン、ポリノイラミン酸等のアミ
ノグリカンを用いて、これらに存在する反応活性基の大
部分を多数の標識物質で標識した化合物と免疫物質を結
合させ、免疫物質1分子当たりの標識物質量を増加させ
る方法を先に開発した(WO90/13029号公
報)。特に、反応活性基としてアミノ基を有するキトサ
ンは入手の容易な物質であることから、好適に用いられ
ている。しかし、この方法では例えば、キトサンを用い
た場合、その測定感度は1ng/ml程度であり、極め
て微量に存在する生理活性物質等の免疫測定には、必ず
しも充分とはいえないのが実情である。従って、さらな
る高感度化を図ることが要請されている。この方法とし
て、例えばさらに高分子量のキトサンを用いて反応活性
基の数を増加させる方法や免疫測定用標識試薬中でのキ
トサンの導入数を増加させて反応活性基を増加させる方
法等が考えられる。
【0003】しかしながら、キトサン等のアミノグリカ
ンは容易に分子間水素結合を形成してアグリゲートとな
るため、水に対する溶解度が低く、特に高分子量化によ
り溶解度が低下すること、またアミノグリカンの導入数
を増加させると最終的な標識試薬が水に対して高い溶解
度を有するとはいい難いことなどの問題点を有してい
る。そのため、キトサン等のアミノグリカンの高分子量
化アミノグリカンの導入数の増加により高感度化を図る
としても、適用できるアミノグリカンの分子量、アミノ
グリカンの導入数に制限がある。従って、アミノグリカ
ンを用いた免疫測定の感度の向上にも限界があるのが実
情である。
【0004】従って、本発明の目的は、キトサン等の高
分子量アミノグリカンを用いたり、またアミノグリカン
の導入数を増加させて反応活性基の数を増加させた場合
でも、水に対して高い溶解度を保持させるために、アミ
ノ基の置換の程度が最終的に20〜80%になるように
調製したアミノグリカンを用いる、高感度測定の可能な
免疫測定用標識試薬を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決するために鋭意検討した。その結果、キトサン等の
アミノグリカンの置換度が20〜80%の場合に、特に
好ましくは40〜60%の場合に水溶性が高くなること
を利用し、置換度が20〜80%、好ましくは40〜6
0%のN−部分置換アミノグリカンを免疫測定用標識試
薬として使用することにより前記の課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の要旨は、(1) アミノグ
リカンに置換度が20〜80%になるように免疫物質と
標識物質とを結合せしめたN−部分置換アミノグリカン
の複合体よりなる免疫測定用標識試薬、(2) アミノ
グリカンに置換度が20〜80%になるように免疫物
質、および反応特異性を有する複数の化合物を介して標
識物質とを結合せしめたN−部分置換アミノグリカンの
複合体よりなる免疫測定用標識試薬、(3) N−部分
置換アミノグリカンにおけるN−アセチル基含有量が置
換部分中の0〜50%である前記(1)又は(2)記載
の免疫測定用標識試薬、(4) 反応特異性を有する化
合物がビオチンとアビジンであり、N−部分置換アミノ
グリカンの置換アミノ基にビオチンが結合しており、該
ビオチンには標識物質で標識されたアビジンが結合して
いる前記(2)記載の免疫測定用標識試薬、(5) ア
ミノグリカンに置換度が20〜80%になるように免疫
物質と反応特異性を有する一方の化合物とを結合せしめ
たN−部分置換アミノグリカンの複合体と、該化合物と
の反応特異性を有する他方の化合物が標識物質で標識さ
れた複合体よりなる免疫測定用標識試薬、(6) 反応
特異性を有する化合物がビオチンとアビジンであり、N
−部分置換アミノグリカンの置換アミノ基にビオチンが
結合した複合体と、標識物質で標識されたアビジンより
なる前記(5)記載の免疫測定用標識試薬に関する。
【0007】本明細書において、置換またはN置換と
は、アミノグリカンのアミノ基に免疫物質、標識物質ま
たはアセチル基等が結合していること、もしくはそれら
を結合させることをいう。置換度とはアミノグリカンの
全アミノ基のうち、免疫物質、標識物質あるいはアセチ
ル基等が結合しているアミノ基の割合をいう。N−部分
置換アミノグリカンとはN置換が部分的(20〜80
%、好ましくは40〜60%)であるアミノグリカンを
いう。また、置換アミノ基とは、例えばビオチン等が結
合した部位のアミノ基をいう。本発明に用いられる置換
度20〜80%のN−部分置換アミノグリカンは、アミ
ノグリカンとしてキトサン、ポリガラクトサミンおよび
ポリノイラミン酸よりなる群から選ばれる一種が用いら
れ、それらが有するアミノ基を置換もしくは脱アセチル
化して誘導したものである。本発明のN−部分置換アミ
ノグリカンは、N置換の程度を20〜80%、特に好ま
しくは40〜60%とすることにより、水に対する溶解
性が高まり、高分子量化したアミノグリカンであっても
充分な溶解性を示す。置換度が20%未満では測定感度
が十分でなく、80%を越えると溶解性に劣るため好ま
しくない。このようなN置換部分は、免疫物質と標識物
質で置換されていることが望ましいが、一部のアミノ基
は0〜10%アセチル基で置換されていてもよい。この
ときアセチル基で置換されている割合は、置換部分中の
0〜50%である。本発明においてアミノグリカンは、
特に限定されるものではないが、なかでもキトサンが好
適に使用される。
【0008】本発明に用いられるN−部分置換アミノグ
リカンを調製するには、置換度10%以下のアミノグリ
カンを原料とするのが好ましく、かかるものとしては、
例えば市販のキトサン(置換度は通常、5〜25%)等
を用いることができる。また、置換度100%のアミノ
グリカンを種々の公知の方法により調製して置換度10
%以下にしたものを用いることもできる。例えば、ほぼ
100%アセチル化されているキチンを原料として用い
るときは、これを40〜45%の飽和水酸化ナトリウム
水溶液中に浸漬し、ある程度膨潤したのち100〜12
0℃において3〜4時間加熱処理する。80%以上脱ア
セチル化されると、キトサンの白色沈澱が生ずるので、
これを遠心分離により回収し、水に懸濁・遠心分離し水
により洗浄したのち、さらに一晩流水に対し透析して、
原料キトサンを得る。また、置換度が10%を越えるキ
トサンを用いる場合も、同様に処理することにより10
%以下の置換度のものを調製することができる。ポリ−
N−アセチルガラクトサミンやシアル酸から置換度10
%以下の原料アミノグリカンを得る場合にも同様の方法
で行うことができる。
【0009】本発明の免疫測定用標識試薬は、免疫物質
の結合したN−部分置換アミノグリカンに直接または間
接的に標識物質が結合された複合体よりなるものであ
る。即ち、免疫物質の結合したN−部分置換アミノグリ
カンの大部分(20〜80%、好ましくは40〜60
%)の反応活性基(アミノ基)に、直接的に標識物質が
結合しているもの、あるいは標識物質で修飾された化合
物が結合して間接的に標識物質が結合しているものであ
る。
【0010】まず、アミノグリカンと標識物質を直接的
に結合させてN−部分置換アミノグリカン−標識物質の
結合体を調製するには、例えば縮合剤として1−エチル
−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド、ジ−p−トレオイルカルボジイミド、1−シクロヘ
キシル−3−(2−モルフォリノエチル)カルボジイミ
ド(CHMC)のような水溶性カルボジイミド、または
ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミ
ド類や、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ブロモス
クシンイミド等の存在下でアミノグリカンと標識物質を
反応させることによって、アミノグリカンと標識物質の
結合したN−部分置換アミノグリカン−標識物質が調製
される。ここで標識物質としては、フルオレセイン、ロ
ーダミン類、クマリン系色素、シアニン系色素等の蛍光
色素類、ペルオキシダーゼ、ホスファターゼ、エステラ
ーゼ等の酵素類等、免疫測定において標識物質として通
常使用されるものが例示され、いずれでもよい。
【0011】次に、N−部分置換アミノグリカン−標識
物質のN−部分置換アミノグリカン部分と免疫物質を結
合させるには、縮合剤として前記と同様のカルボジイミ
ド類、N−ブロモスクシンイミド類の存在下でN−部分
置換アミノグリカン−標識物質と免疫物質を反応させる
ことによって、免疫物質がN−部分置換アミノグリカン
−標識物質のN−部分置換アミノグリカン部分に結合し
た複合体(免疫物質−N−部分置換アミノグリカン−標
識物質)を調製することができる。この縮合反応は免疫
物質分子中のカルボキシル基とN−部分置換アミノグリ
カン分子中のアミノ基が縮合するものと考えられる。
【0012】また、アミノグリカンに免疫物質、および
反応特異性を有する複数の化合物を介して標識物質が結
合したN−部分置換アミノグリカンの複合体よりなる免
疫測定用標識試薬を調製するには、アミノグリカンと標
識物質の間に特異的に結合する通常2種類の化合物(化
合物Aおよび化合物B)を介在させる。即ち、アミノグ
リカンの反応活性基(アミノ基)には化合物Bが結合
し、該化合物Bには標識物質で修飾された化合物Aが結
合した複合体となる(免疫物質−N−部分置換アミノグ
リカン−化合物B−化合物A−標識物質)。このような
化合物Aと化合物Bの組み合わせは、蛋白質と該蛋白質
と特異的に結合する化合物であることが望ましく、具体
的には、アビジンとビオチン、プロテインAと抗体など
が好ましく、特にアビジンとビオチンの組み合わせが最
適である。即ち、例えば免疫物質の結合したN−部分置
換アミノグリカンのアミノ基にビオチンが結合してお
り、該ビオチンには標識物質で標識されたアビジンが結
合した複合体が好適な例として挙げられる。
【0013】また、本発明の免疫測定用標識試薬は、ア
ミノグリカンに置換度が20〜80%になるように免疫
物質と反応特異性を有する一方の化合物とを結合せしめ
たN−部分置換アミノグリカンの複合体と、該化合物と
の反応特異性を有する他方の化合物が標識物質で標識さ
れた複合体よりなるものであってもよく、例えばアミノ
グリカンのアミノ基に免疫物質とビオチンが結合した複
合体と、標識物質で標識されたアビジンを組み合わせた
ものが好適な例として挙げられる。
【0014】本発明において、前記のような化合物Aお
よび化合物Bを介在させた複合体を用いて免疫測定用標
識試薬を調製するには、まず、化合物Bをアミノグリカ
ンの大部分の反応活性基と反応させて、N−部分置換ア
ミノグリカン−化合物B複合体(N−部分置換アミノグ
リカン−化合物B)とした後、免疫物質と反応させて複
合体(免疫物質−N−部分置換アミノグリカン−化合
物B)とし、一方化合物Aを標識物質で標識し、複合体
とする。次いで、複合体と複合体を反応させて複
合体(免疫物質−N−部分置換アミノグリカン−化合
物B−化合物A−標識物質)とする。このような方法に
より、本発明の免疫測定用標識試薬である複合体およ
び複合体の組み合わせ、あるいは複合体を調製す
る。本発明においては、このような反応順序が好まし
く、この順序を変えた場合、副反応がおき、収率が低下
する。
【0015】以下に、N−部分置換アミノグリカンとし
てN−部分置換キトサン(以下、s−キトサンと略す)
を、化合物Aとしてアビジンを、化合物Bとしてビオチ
ンを、また標識物質として蛍光色素をそれぞれ用いた免
疫測定用標識試薬の調製例について、具体的に説明す
る。s−キトサンは分子中に多数のアミノ基を有してお
り、s−キトサンとビオチンを塩基性溶液中、水溶性カ
ルボジイミド(CHMC)、N−ヒドロキシスクシンイ
ミドのような縮合剤の存在下で反応させると、大部分の
s−キトサンのアミノ基にビオチンがアミド結合してビ
オチン化s−キトサンが得られる。このビオチン化s−
キトサンに免疫物質である蛋白質を上記と同様の縮合剤
を用いて反応させると、s−キトサンの残余の遊離アミ
ノ基に蛋白質(免疫物質)が結合したビオチン化s−キ
トサンが得られる。
【0016】一方、蛍光色素で修飾したアビジンを、蛍
光色素として、例えばシアニン色素のカルボキシル基と
蛋白質であるアビジンのアミノ基とを上記と同様の方法
で反応させて得ることができる。即ち、シアニン色素の
カルボキシル基は、アビジンのアミノ基と有機溶媒中
で、例えばジシクロヘキシルカルボジイミドのような縮
合剤を用いて、常法により容易に縮合させてアミド結合
させることができる。シアニン色素とアビジンとの反応
終了後、未反応物はなるべく除去することが好ましく、
例えば透析法、遠心分離法、ゲル濾過法又は限外濾過法
などによって除くことができる。
【0017】次に、上記の蛋白質(免疫物質)が結合し
たビオチン化s−キトサンに上記の蛍光色素で修飾した
アビジンを反応させると、アビジンはビオチンと選択的
に非常に高い親和力を持って結合することにより、本発
明の免疫測定用標識試薬を得ることができる。
【0018】次に、前記の調製例についてキトサンを例
にしてさらに具体的に説明する。まず、置換度10%以
下の原料アミノグリカンを用いて置換度20〜80%の
N−部分置換アミノグリカンを得るには、所定の置換度
のアミノグリカンが得られるように原料アミノグリカン
の部分置換反応を行う。
【0019】(1)ビオチンによるN−置換反応 置換度ほぼ0%のキトサン約2mgを2mlの0.0
2N−HClに溶解する。 ビオチン5〜20mgを0.085N−Na2 CO3
水溶液0.5mlに溶かし、上記のキトサン溶液に添加
する。キトサンは再び沈澱する。 1−シクロヘキシル−3−(2−モルフォリノエチ
ル)カルボジイミド(CHMC)20mgを添加し、4
℃に放置する。 白色沈澱が消えた時点で、氷酢酸を数滴加えて反応を
停止する。これによりキトサンのアミノ基の20〜80
%がビオチン化されたビオチン化キトサンが得られる。 蒸留水に対して透析し、さらに20mMリン酸緩衝液
(pH7.0)に対して透析する。
【0020】置換度10%程度のキトサンを原料化合物
とするときは、ビオチンの使用量を減らし、総置換度が
20〜80%になるように調節する。また、ビオチンの
代わりに蛍光色素等の標識物質を用いて、標識物質によ
るN−部分置換も同様にして行うことができる。
【0021】(2)免疫物質(抗体または抗原蛋白質)
とキトサンとの結合反応 上記のようにして得られたビオチン化キトサンとほぼ
等モルの抗体(抗原)を含んだ水溶液を混合し、1−シ
クロヘキシル−3−(2−モルフォリノエチル)カルボ
ジイミド(CHMC)を10mg添加し、4℃において
5時間反応させる。 ゲル濾過カラムクロマトグラフィーにより、未反応抗
体(抗原)、ビオチン化キトサンおよびCHMCを除
き、抗体(抗原)の結合したN−部分ビオチン化キトサ
ンが得られる。
【0022】なお、置換度の測定方法は、次の通りであ
る。 i)N−置換体がN−部分置換アミノグリカン−ビオチ
ンの場合 例えば、分子量100万のキトサンを用いると、該キト
サンには1分子当たりのグルコサミン単位が約6000
個、即ちアミノ基を約6000個を含むことになる。 ビオチン化後、xg/vmlのビオチン化キトサンが
得られたとする。その一部を元素分析にかけ、含まれる
硫黄がa%、窒素がb%だったとすれば、キトサンのア
ミノ基がビオチン化された割合(ビオチン置換度)は、
式(1)により求められる。
【0023】
【数1】
【0024】(ただし、式中、0≦b.s.≦100で
ある。)そこで、ビオチン化キトサンの分子量は、式
(2)から算出する。 M.W. (b-c) =1,000,000+226.3×6000×b.s. (2)
【0025】次に再び、サンプルの一部をとり、1%
ニンヒドリン溶液と1:1で混合し、25分間煮沸反応
を行い、冷却後、570nmの吸光度を測定する。検量
線からサンプル中の遊離のアミノ基量が計算できる。ニ
ンヒドリン法から、xg中の遊離のアミノ基量はymo
lであったとすればキトサン1分子当たりの置換度
(N.s.)は、式(3)により求められる。
【0026】
【数2】
【0027】また、キトサンのアセチル化度(Ac.
s.)は、式(4)で表される。 Ac.s.=N.s.−b.s. (4)
【0028】なお、抗体の結合数はビオチンに比べてず
っと小さいので置換度にはほとんど寄与しない。従っ
て、本発明においては無視する。
【0029】ii)N−置換体がN−部分置換アミノグリ
カン−標識物質(色素)の場合 色素結合キトサンがxg/vml得られたとする。こ
のサンプルの一部をとって色素の吸光度を測定すると、
検量線からサンプル中の色素量wgが算出できる。よっ
て、キトサン量は(x−w)gである。色素の分子量を
L,キトサンの分子量を100万とするとキトサン1分
子当たりの色素結合数Nは、式(5)で表される。
【0030】
【数3】
【0031】次にサンプルを一部とり、1%ニンヒド
リン溶液と1:1で混合し、25分間煮沸反応を行い、
冷却後570nmの吸光度を測定する。検量線からサン
プル中の遊離のアミノ基が計算できる。ニンヒドリン法
からxg中の遊離アミノ基がymolであったとすれ
ば、キトサン1分子に残っているアミノ基は、y×1,
000,000/(x−w)で表されるから、このとき
のキトサン1分子当たりの置換度N.s.は、式(6)
により、またこのときのキトサンのアセチル化度Ac.
s.は、式(7)により、それぞれ表される。
【0032】
【数4】
【0033】
【数5】
【0034】通常のキトサンは反応活性基としてアミノ
基を複数個有する分子量104 〜7×105 程度の化合
物であり、1分子当たりのアミノ基の数は50〜350
0個であるため、仮に置換度が50%の場合、アミノ基
の置換数は25〜1700個程度である。しかし、本発
明におけるように、例えば、106 〜2×106 程度の
高分子量のキトサンを使用すれば、1分子当たりのアミ
ノ基の数は5000〜10000個となるため、アミノ
基の置換数は、2500〜5000個とすることができ
る。従って、N−部分置換した高分子量のキトサンを用
いることにより、免疫測定の感度は1.5〜3倍上昇す
る。
【0035】また、高感度化を図る方法として、キトサ
ンの導入部位を増加させる方法が挙げられる。例えば、
免疫物質と結合したs−キトサンに間接的に標識物質を
結合させる場合、アビジンと標識物質の間にさらにs−
キトサンを介してもよい。即ち、免疫物質−s−キトサ
ン−ビオチン−アビジン−s−キトサン−標識物質であ
ってもよい。アビジンとs−キトサンとの結合は、前記
と同様の縮合剤の存在下で反応させることにより容易に
行うことができる。このようにすることにより免疫測定
の感度を約100倍程度高めた免疫測定用標識試薬を調
製することができる。このような本発明の免疫測定用標
識試薬は、蛍光免疫測定、酵素免疫測定等の公知の免疫
測定方法において使用できる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例等によりなんら限定
されるものではない。
【0037】実施例1 (1)65mlの水に35gの水酸化ナトリウムを溶か
し、この水溶液に分子量約2×106 のキチン(一丸フ
ァルコス社製)0.5gを加え、一晩撹拌した。 (2)キチンは、膨潤した状態になっているので、その
まま100℃,4時間加熱処理により脱アセチル化を行
った。 (3)生じた沈澱を遠心回収し、水に懸濁後、流水にて
一晩透析した。またこのとき一部を希酢酸に溶解し、粘
度法にて分子量を測定したところ、約106 であった。 (4)透析後、白色沈澱(キトサン)を遠心回収し、そ
こから20mgをとり、20mlの0.02N−HCl
に溶解した。
【0038】(5)0.085N−Na2 CO3 水溶液
5mlにビオチン0.1gを溶かし、上記キトサン溶液
に加えた。しばらく撹拌していると、キトサンの白色沈
澱が再び生じるので、ここへ1−シクロヘキシル−3−
(2−モルフォリノエチル)カルボジイミド(CHM
C)0.2gを加えて、4℃で撹拌しながら放置した。
【0039】(6)白色沈澱が消えた時点で、氷酢酸を
約200μl加え、反応を停止し、蒸留水に対して透析
し、さらに20mMリン酸緩衝液(pH7)に対して透
析することによって、ビオチン化キトサン(b−c)溶
液を得た。
【0040】(7)前記(6)で得られたb−c溶液か
ら一部をとり、元素分析を行ったところ、S=5.3
%,N=10.1%であった。従って、式(1)より
b.s.は、42%であった。また、b−cの分子量は
式(2)より1.57×106 であった。また、前記
(6)で得られたb−c溶液から一部をとり、ニンヒド
リン法によって遊離のアミノ基量を測定したところ、b
−c2mg中には4.1μmolのアミノ基が存在して
いた。従って、式(3)より(6)で得られたb−cの
置換度は46%であった。また、このときのアセチル化
度は4%であった。
【0041】(8)b−cとほぼ等モルのヤギ由来抗ヒ
トIg抗体を含んだ水溶液と混合し、1−シクロヘキシ
ル−3−(2−モルフォリノエチル)カルボジイミド
(CHMC)10mgを加え、4℃で5時間反応させ
た。 (9)ゲル濾過によって未反応抗体,b−c,及びCH
MCを除去し、ヤギ由来抗ヒトIg抗体の結合したb−
c(Ab−b−c)を得た。
【0042】(10)アビジン1mg及びトリエチルア
ミン0.2mlを1mlのエタノールに溶解させた。次
いで、蛍光色素として2mgのシアニン系色素NK11
60(日本感光色素研究所製)を加えて充分に溶解さ
せ、溶液を作成した。さらに前記溶液にジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)14mgを加えて、室温で
4時間反応させた。反応終了後、エバポレータでエタノ
ールとトリエチルアミンを減圧除去した。残留物を、
0.01M酢酸緩衝液(pH=6.5)2mlに懸濁し
た後、遠心分離機を用いて5000rpmで10分間遠
心分離を行って、上澄みを採取し、再度遠心分離にかけ
てNK1160で修飾されたアビジンの溶液を得た。 (11)前記(9)で得られたAb−b−cと前記(1
0)で得られたNK1160で修飾されたアビジンを混
合し、Ab−b−c−a−NK1160を得た。
【0043】(12)ポリメタクリル酸メチル製の樹脂
製光ファイバー(三菱レイヨン(株)製)を3cmに切
り、両端面をエタノールを潤滑剤としてポリシングフィ
ルムで研磨した。 (13)0.5mlの水に10mgの硫酸ニッケルを溶
かし、次いで2.5mlのエタノールを加えた。この際
に生じる沈澱を遠心分離にて除去し、採取した上澄みを
ニッケル−エタノール溶液とした。次にエタノール溶媒
の20mM水酸化カリウム溶液0.4mlにニッケル−
エタノール溶液0.1mlと50%グルタルアルデヒド
50μlを添加し混合して、処理溶液とした。
【0044】(14)前記(12)の光ファイバーの片
面を前記(13)の処理溶液中に、50℃で10分間浸
漬した後、20mM塩酸、次にPBSで洗浄した。次に
この光ファイバーを2mg/mlのヒト膵アミラーゼ溶
液に浸漬し、4℃で一晩放置した。 (15)光ファイバーを溶液から取り出し、1%水素化
ホウ素ナトリウム水溶液に15分間浸漬した後、PBS
で洗浄して、ヒト膵アミラーゼ固定化センサーとし、こ
れを検出部とした。
【0045】(16)濃度既知のヒト膵アミラーゼ抗体
溶液の中に、前記(15)の検出部を20分間浸漬し、
前記(11)で調製したAb−b−c−a−NK116
0の溶液中に20分間浸漬した。次いで、0.05%ト
ゥイーン20含有PBS(Tween PBS)で洗浄
後、1個のレーザを使用する蛍光測定系である図1に示
す装置を用いて、ヘリウム−ネオンレーザ系で測定した
ところ、0.3ng/mlまで測定できた。
【0046】実施例2 (1)実施例1の(1)〜(4)と同様の方法でキトサ
ン溶液を調製し、ここへメタノール0.8mlとトリエ
チルアミン0.2mlに5mgのNK1160を溶解し
た液を添加し、キトサンの沈澱が再び生じたら、1−シ
クロヘキシル−3−(2−モルフォリノエチル)カルボ
ジイミド(CHMC)0.2gを加え、4℃に放置し
た。
【0047】(2)白色沈澱が消えた時点で、ただちに
蒸留水に対して透析することによってNK1160−キ
トサン(f−c)溶液(33mg/26ml)を得た。 (3)前記(2)で得たf−c溶液を30mlにフィル
アップし、NK1160量を吸光度から測定したとこ
ろ、f−c溶液中には13.1mg/30mlのNK1
160が存在していた。従って、式(5)より、キトサ
ン1分子当たりの色素結合数Nは、約1370であっ
た。
【0048】(4)次に、前記(2)で得られたf−c
から一部をとり、ニンヒドリン法でアミノ基を測定した
ところ、2mg中のf−cには5.52μmolのアミ
ノ基が存在していた。従って、式(6)よりf−cの置
換度は24%であった。またこのときのアセチル化度は
1.3%であった。
【0049】(5)実施例1の(8)〜(9)と同様の
方法でヤギ由来抗ヒトIg抗体の結合したNK1160
−キトサン(Ab−c−NK1160)を得た。 (6)実施例1の(12)から(15)と同様の方法
で、ヒト膵アミラーゼ固定化センサーとし、これを検出
部とした。 (7)Ab−b−c−a−NK1160の代わりにAb
−c−NK1160を用いた以外は、実施例1の(1
6)と同様の方法でヒト膵アミラーゼ抗体を測定したと
ころ、0.3ng/mlまで測定できた。
【0050】実施例3 (1)実施例1の(1)〜(9)と同様の方法でヤギ由
来抗ヒトIg抗体の結合したb−c(Ab−b−c)を
得た。 (2)大過剰の2.5mgのシアニン系色素NK368
2(日本感光色素研究所製)を0.01Mトリエチルア
ミン塩酸緩衝液(pH8.0)10mlに懸濁した(実
際に溶けている量は360μg/10mlである)。 (3)アビジン1mgを500μlの水に溶かして、前
記(1)の懸濁液に加え、撹拌し、さらにN−シクロヘ
キシル−N’−(2−モルフォリノエチル)カルボジイ
ミド メト−p−トルエンスルホン酸塩(CHMC)
0.1gを加えて一晩放置した。 (4)前記(2)の溶液を限外濾過を用いて、エタノー
ルで3〜4回洗浄して未反応色素を除去した。 (5)得た沈澱をpH8.0に調整したKOH溶液に懸
濁し、「NK3682修飾アビジン液」(以下、F1
ビジンと略す)とした。
【0051】(6)前記(5)で得られたF1 アビジン
を、前記(1)で得られたAb−b−cと混合し、Ab
−b−c−a−F1 を得た。 (7)ヘリウム−ネオンレーザの代わりに780nm半
導体レーザ(30mW)を用いた以外は、実施例1の
(14)〜(16)と同様の方法で測定したところ、
0.3ng/mlまで測定できた。
【0052】実施例4 実施例2においてNK1160の代わりに、NK368
2を用いる以外はすべて同様の方法で行ったところ、ヒ
ト膵アミラーゼ抗体を0.3ng/mlまで測定でき
た。
【0053】比較例1 (1)実施例1(6)において、白色沈澱が消え始めた
時点で反応を停止した以外は、同様の方法で行ったとこ
ろ、置換度13%のb−cを得た。 (2)以後、実施例1の(8)〜(16)と同様の方法
でヒト膵アミラーゼ抗体を測定したところ、Ab−b−
c−a−NK1160は一部不溶化してしまい、80μ
g/mlまでしか測定できなかった。
【0054】比較例2 (1)実施例1の(6)において白色沈澱が消えてから
さらに10時間反応を続けた以外は同様の方法で行った
ところ、再びb−cの白色沈澱が生じてきた。そのとき
の置換度は89%であった。このb−cは再び水に溶け
なかったので使用不能となった。
【0055】
【発明の効果】本発明で用いるN−部分置換アミノグリ
カンは、アミノグリカンのアミノ基の置換度を20〜8
0%に変換したものであり、水に対する溶解度が高く、
高分子量化したアミノグリカンの適用が可能となり、ア
ミノグリカンの反応活性基の増加が可能となる。また、
水に対する溶解度が高くなることから、アミノグリカン
の導入数を増加させることにより反応活性基を増加させ
ることも可能となった。これらにより免疫測定の感度向
上が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は1個のレーザを使用する蛍光測定系の概
略図である。
【符号の説明】 1 光ファイバー 2 レーザ 3 光軸合わせのためのガイドレール 4 検出部 5 フィルター 6 蛍光検出器 7 ハーフミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 秀樹 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1−1 イビデ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノグリカンに置換度が20〜80%
    になるように免疫物質と標識物質とを結合せしめたN−
    部分置換アミノグリカンの複合体よりなる免疫測定用標
    識試薬。
  2. 【請求項2】 アミノグリカンに置換度が20〜80%
    になるように免疫物質、および反応特異性を有する複数
    の化合物を介して標識物質とを結合せしめたN−部分置
    換アミノグリカンの複合体よりなる免疫測定用標識試
    薬。
  3. 【請求項3】 N−部分置換アミノグリカンにおけるN
    −アセチル基含有量が置換部分中の0〜50%である請
    求項1又は2記載の免疫測定用標識試薬。
  4. 【請求項4】 反応特異性を有する化合物がビオチンと
    アビジンであり、N−部分置換アミノグリカンの置換ア
    ミノ基にビオチンが結合しており、該ビオチンには標識
    物質で標識されたアビジンが結合している請求項2記載
    の免疫測定用標識試薬。
  5. 【請求項5】 アミノグリカンに置換度が20〜80%
    になるように免疫物質と反応特異性を有する一方の化合
    物とを結合せしめたN−部分置換アミノグリカンの複合
    体と、該化合物との反応特異性を有する他方の化合物が
    標識物質で標識された複合体よりなる免疫測定用標識試
    薬。
  6. 【請求項6】 反応特異性を有する化合物がビオチンと
    アビジンであり、N−部分置換アミノグリカンの置換ア
    ミノ基にビオチンが結合した複合体と、標識物質で標識
    されたアビジンよりなる請求項5記載の免疫測定用標識
    試薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6027709A (en) * 1997-01-10 2000-02-22 Li-Cor Inc. Fluorescent cyanine dyes
JP2008538382A (ja) * 2005-04-22 2008-10-23 ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド 反応性蛍光標識試薬としての水溶性フルオロ置換シアニン色素

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US6027709A (en) * 1997-01-10 2000-02-22 Li-Cor Inc. Fluorescent cyanine dyes
JP2008538382A (ja) * 2005-04-22 2008-10-23 ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド 反応性蛍光標識試薬としての水溶性フルオロ置換シアニン色素

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