JPH0783903B2 - 孔開けパンチ - Google Patents

孔開けパンチ

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JPH0783903B2
JPH0783903B2 JP32386691A JP32386691A JPH0783903B2 JP H0783903 B2 JPH0783903 B2 JP H0783903B2 JP 32386691 A JP32386691 A JP 32386691A JP 32386691 A JP32386691 A JP 32386691A JP H0783903 B2 JPH0783903 B2 JP H0783903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
cut
pipe
arc
insertion hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP32386691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06254630A (ja
Inventor
繁広 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば比較的小径の
パイプに孔開け加工する孔開けパンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両のステアリングコラム
に付設されるライトコントロールスイッチレバーの心材
に使用されて配線を挿通配設する比較的小径のパイプに
配線の挿入孔を貫設する場合に、同パイプを水平に保持
して所定の位置に垂直方向よりパンチを打ち込んで挿入
孔を貫設していたが、この垂直方向からパンチにより貫
設した場合、打ち抜き材がパイプ内に落ち込み、これを
取出すのに極めて手数を要するとともに、この打ち抜き
孔の縁部にパイプ内径側にかえりが生じ配線し接触して
短絡を生ずる問題点があり、このため打ち抜き材を排除
する工程を省略するため図9に示すパンチ21が開発さ
れ、これにより挿入孔Hが貫設されている。
【0003】このパンチ21は水平に保持したパイプP
に対し、孔開け位置に向けてパイプPの軸線を含む垂直
面のほぼ45度の角度よりプレス機により打ち込まれる
もので、このパンチ21の断面形状は略U字形状の断面
を有し、その刃先の形状は図に示すように円弧部側より
ほぼ45度の角度で斜状に形成される。この傾斜面22
の円弧部は突切り刃23に、また、この突切り刃23に
連続する左右には切り刃24がそれぞれ形成される。こ
の傾斜面22にはその中央の所定の幅において傾斜面2
2に対して所定の角度で突出状に押え面25が形成さ
れ、この押え面25と円弧部の先端の所定の位置から傾
斜基部に向かって傾斜する折曲げ面26が形成されて略
三角形状に突出する押え凸部27が形成されている。ま
た、左右の切り刃24にはすくい面28が付されてい
る。
【0004】このように形成されたパンチ21をプレス
機に取付けてパイプPに対し45度角度方向から打ち込
むと、先ず、突切り刃23により円弧状に切断され、さ
らに、この突切り刃23に連続する切り刃24により切
断されて、図示略U字形状に切起し状に切断されるとと
もに、この切起し片29は押え凸部27によりパイプP
内に押え面25と折曲げ面26とにより略くの字形状に
押し込まれて、円弧状縁Haとこの円弧状縁Haの両端
より平行に長縁Hbを有する挿入孔Hが貫設される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時車
両の電化が進みこのため同パイプP内に挿通する配線の
本数が増える傾向にあり、パイプPの内径は実質的には
本数の増えた配線をハーネス状にして挿通可能である
が、挿入孔Hを貫設した部分において切起し片29が内
径部に略くの字形状に押し込まれて、同切起し片29の
先端部分30が内径面積を減少し、このため挿通が面倒
となり、また、挿通し得たとしても、この先端部分30
と配線が接触して短絡を生ずる虞のある問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、従来のパイプにおいて挿入孔を貫設
する際に成形される切起し片の屈曲される先端部分を切
除し得る孔開け用パンチを提供することを目的とする。
【0007】本発明は上記技術的課題を解決するため、
略U字形状の孔を開けるパンチであって、円弧面部と側
面と底面とによって断面略U字形状に形成された切れ刃
部の先端を、円弧面部から底面に向かって所定の角度で
切断した、底面に対して傾斜する傾斜面の、円弧面部
側面との境界部分から該傾斜面に対して所定の角度で
弧面部に向かって切断することにより、ほぼ半円状の突
切り面と方形状の押さえ面と該両面の交線によって形成
される突切り刃とで形成して、ほぼ半円状の切片を切り
落とすとともに方形状の切片を押さえ込んで略U字形状
に孔開け可能にした孔開けパンチを、その手段とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、突っ切り刃の前方に突っ切
り面を設けたことで、挿入孔を開口させる切片の前方を
切り落としして広い内径面積を得ることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。なお、この実施例のパンチ1は上記従来の円
弧状縁Haとこの円弧状縁Haの両端より平行に長縁H
bを有する挿入孔Hを対象とし、このパンチ1は水平に
保持したパイプPに対し、孔開け位置に向けてパイプP
の軸線を含む垂直面のほぼ45度の角度よりプレス機に
より打ち込まれるものである。
【0010】このパンチ1はプレス側に取付けられる植
込部2と切れ刃部3とからなり、この切れ刃部3は従来
と同様の断面を有するもので、パイプPの内径より若干
小径の円弧部4とこの円弧部4の左右に所定の高さの側
面5と底面6とにより断面略U字形状に形成され、同先
端側には刃先部7が形成されている。
【0011】この刃先部7はその円弧部4側より底部6
に向って所定の角度X例えば45〜50度で切断されて
傾斜面Cが形成されるとともに、この傾斜面Cの円弧部
4と左右の側面5との接合部分より傾斜面Cに対し所定
の角度Y、例えば80〜90度で後退角状に切断されて
円弧状の突切り面8が形成され、傾斜面Cは押え面9を
形成している。また、この押え面9と突切り面8となす
刃先は突切り刃10を構成し、また、突切り面8と円弧
部4となす円弧状の縁部には挿入孔Hの円弧状縁Haを
切断する円弧切断刃11が形成されている。
【0012】また、押え面8の左右の側面5側は押え面
9より同左右の側面5に向って所定の角度例えば13〜
18度で後退角状に幅1mm以下程度の逃し面12が形成
され、この逃し面12と側面5となす縁部には挿入孔H
の左右に長縁Hbを切断する長縁切断刃13が形成され
ている。
【0013】さて、図4には本例のパンチ1がパイプP
に対してセットされた状態が示されている。すなわち、
図示されないプレス機に取り付けられたパンチ1は、パ
イプPに対してその突切り刃10を進交状にし、かつ押
さえ面9を対設状にして、パイプPに対して約45°方
向より打ち込むように設けられている。次に、図5に示
されるように、プレス機によりパンチ1がパイプPに打
ち込まれ、先ず、突切り刃10によりパイプPに図6に
示される切れ目aが入れられ、この切れ目aの両端より
円弧状切断刃11及び長縁切断刃13により同様に図6
に示される切れ目b及びcが入れられていく。
【0014】さらに、図7に示されるように、円弧状切
断刃11が完全にパイプP内に進入した時点で、切れ目
a及び切れ目bによる切断切片15がパイプP内に打ち
落とされる。一方、切れ目a及び切れ目cによって形成
された切片14が押さえ面9と底面6によってパイプP
内に略くの字状に押さえこまれていく。このとき、押さ
え面9の左右の逃がし面12によって、パイプP内を傷
つけることなくパンチ1を奥まで進入させることでき
て、効果的に切片14を押さえ込むことができる。この
ようにして、略U字状のコード挿入孔Hの孔開けが完了
される。
【0015】しかる後、パンチ1をパイプPから引い
て、切片15を取り除く。この切片14は小さいので、
簡単にコード挿入孔HあるいはパイプPの開口部から取
り出すことができる。
【0016】上記したように、パンチ1の刃先部7は突
切り刃10と円弧切断刃11とにより対象とする挿入孔
Hの円弧状縁Haをパンチ状に打ち抜き、また突切り刃
10と長縁切断刃13とにより切片14を切り起こし状
に切断するものであるから、図8に示されるように、挿
入孔Hは従来のものに比較して内径面積が広く、しかも
挿入孔Hの奥に先鋭な円弧状の切片がない。
【0017】以上述べたように、本発明によれば押さえ
面と突切り面とにより、挿入孔を形成する際に発生する
切片の一部を押さえ込むとともに、一部を切り落としが
できて、挿入孔の内径面積を大きく取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンチの切れ刃部の斜視図である。
【図2】切れ刃部の側面図である。
【図3】切れ刃部の押さえ面側及び底面側の図である。
【図4】パイプにパンチをセットした状態図である。
【図5】プレス機によりパイプにパンチが打ち込まれた
断面状態図である。
【図6】パイプに開口される挿入孔の上面図である。
【図7】挿入孔の打ち抜きが終了した断面状態図であ
る。
【図8】挿入孔に配線を挿入する断面状態図である。
【図9】従来のパンチの傾斜面の斜視図である。
【図10】従来のパンチによる挿入孔の上面図である。
【図11】従来のパンチによる挿入孔に配線を挿入する
断面状態図である。
【符号の説明】
1 パンチ 3 切れ刃部 4 円弧部 5 側面 6 底面 8 突切り面 9 押さえ面 10 突切り刃 14 切片 15 切片 C 傾斜面 P パイプ X 円弧部と傾斜面とのなす角度 Y 傾斜面と突切り面とのなす角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字形状の孔を開けるパンチであっ
    て、円弧面部と側面と底面とによって断面略U字形状に
    形成された切れ刃部の先端を、円弧面部から底面に向か
    って所定の角度で切断した、底面に対して傾斜する傾斜
    面の、円弧面部と側面との境界部分から該傾斜面に対し
    て所定の角度で円弧面部に向かって切断することによ
    り、ほぼ半円状の突切り面と方形状の押さえ面と該両面
    の交線によって形成される突切り刃とで形成して、ほぼ
    半円状の切片を切り落とすとともに方形状の切片を押さ
    え込んで略U字形状に孔開け可能にした孔開けパンチ。
JP32386691A 1991-11-11 1991-11-11 孔開けパンチ Expired - Lifetime JPH0783903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32386691A JPH0783903B2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 孔開けパンチ

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JP32386691A JPH0783903B2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 孔開けパンチ

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Publication Number Publication Date
JPH06254630A JPH06254630A (ja) 1994-09-13
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CN102500681B (zh) * 2011-09-30 2014-03-12 重庆建设·雅马哈摩托车有限公司 一种摩托车车架管件连接端头加工成形方法
CN105478572A (zh) * 2016-01-21 2016-04-13 绵阳历泰机械制造有限公司 一种管材冲缺模具

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