JPH0783838A - 外観検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品に対して拡大鏡を一定速度で回転させて外
観検査できるようにする。部品の外径部及び、内径部を
１つの装置で検査できるようにする。 【構成】内径部品４１を載せる内径部品取付け座１８を
回転させるモータ取付け座１４の端部に外形部品取付け
座１２を設置する。拡大鏡１１はモータ取付け座１４に
設置している。内径部品は図１の状態で、モータを回転
させることによって内径部品取付け座１８を回転させて
外観検査する。外形部品の場合は外形部品取付け座１８
の穴に外形部品の軸を挿入し、拡大鏡１１を取付け座１
８ｅに設置して行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、内径及び外径部品の外
観検査装置に係り、装置の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】外径部品及び、内径部品において、作業
者の手持ちによる拡大鏡での検査を行っている。そのた
め、 手ぶれによるモニタ画面のチラつきがある。

【０００３】拡大鏡を回転させながら、モニタ画面を
確認する作業は容易でなく、時間がかかる。

【０００４】のような問題点がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、部品の外径及び、内径に合わせて、拡大鏡を一
定速度に回転させ、安定したモニタ画面の映像を提供す
ることにある。更に、外径部品用と、内径部品用で形状
が違うため、別々な検査装置が必要であるものを、装置
の小型化と高機能化を実現するため一台で装置を構成
し、それぞれの部品への対応を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、モータ取付け
座によって回転自在に取り付けられた内径部品取付け座
の軸端に内径部品取付け部を設け、該内径部品取付け座
の回転軸と同心であって前記内径部品取付け座の他端側
の前記モータ取付け座に外形部品取付け座を設け、前記
モータ取付け座及び前記内径部品取付け座に拡大鏡の取
付け座を設けたこと、を特徴とする。

【０００７】

【作用】内径部品の外観検査では、被外観検査部品の内
径部品を内径部品取付け座に乗せた状態でこれを回転さ
せて行う。また外径部品の外観検査では、外形部品取付
け座を外形部品に取付け座に取付け、拡大鏡を内径部品
取付け座に取り付けた状態で、拡大鏡を回転させて行
う。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１〜図５によって
説明する。図５は、本発明の全体図を示すものである。
拡大鏡を備えた外観検査装置１０と、拡大鏡制御装置３
２、モニタ３３、ビデオプリンタ３４、ビデオ３５及び
装置制御盤３６とを備えた制御ボックス３０とから成
る。外観検査装置１０は制御ボックスに対して信号ケー
ブル等（図示せず）で接続されており、単体で移動させ
ることができる。図２は外観検査装置１０を制御ボック
ス３０の上面の台３９に載せた状態を示している。この
状態は内径部品を検査する状態である。

【０００９】外観検査装置１０の構造を図５に示す。図
５は内径部品を検査する状態である。下方から、外径部
品に取り付けるための座１２、モータ１３の取付け座１
４、内径部品を取り付けるための座１８から成り、一体
に組み立てられている。

【００１０】外形部品取付け座１２の下面は平面状の台
３９に載せるための座に成っている。外形部品取付け座
３９の中心部には被検査物の外形部品の軸を挿入できる
径の穴１２ａを設けている。外形部品の軸と穴１２ａと
は一致している。

【００１１】内径部品取付け座１８の上面の中心部には
被検査物の内径部品４１を挿入するための穴１８ａを設
けている。内径部品取付け座１８の下面には軸１８ｂが
下方に突出しており、モータ取付け座１４に回転自在に
取り付けられている。軸１４ｂにはウォームホィール１
４ｃが設置されており、モータ１３の出力軸のウォーム
１３ａにかみあっている。軸１８ｂ、内径部品の取付け
用の穴１８ａ、及び外形部品取付け用の穴１２ａとは同
心に設置している。外形部品取付け座１２とモータ取付
け座１４とは回転しないように一体に取り付けている。

【００１２】モータ取付け座１４の側面、及び内径部品
取付け座１８の側面にはそれぞれ拡大鏡の１１の取付け
座１４ｅ，１８ｅを設置している。拡大鏡１１はテレビ
カメラであり、支柱１１ａによって取付け座１４ｅに取
り付けられている。支柱１１ａは拡大鏡１１の向きを自
在に変更できる。外形部品を検査する際には想像線のご
とく拡大鏡１１を内径部品取付け座１８の取付け座１８
ｅに取り付ける。穴１２ａ，１８ａの周囲には部品を一
体に取り付けるための部材がある。

【００１３】次に動作を説明する。内径部品１９の外観
検査時においては図３、図５に示すように、まず内径部
品用の穴１８ａに内径部品４１を載せ位置決めする。拡
大鏡１１は取付け座１４ｅに取付けられ、被検査物に向
けている。この状態で駆動モータ１３を作動することに
より、ウォーム１３ａ、ウォームホィール１４ｃを介し
て、内径部品取付け座１８を回転させる。これによっ
て、内径部品４１の外観検査を行なうことができる。ま
た、回転はセンサ２１により、１回転で停止する構造で
ある。

【００１４】拡大鏡１１の映像は、拡大鏡制御装置３２
を介してモニタ３３に映し出され、外観検査を可能とす
る。更に、この映像はビデオ３５への記録や、プリンタ
３４に出力ができる。

【００１５】外径部品４２の外観検査時においては、図
４に示すように、穴１２ａに外径部品４２の軸を挿入す
る。この時、外形部品取付け座１２に設置した取手２２
を回して、外径部品取付け座１２を半径方向に締めつけ
ることにより固定する。外形部品取付け座１２は半割状
であり、取手２２の回転によって穴１２ａの径を縮小す
るようになっている。また、拡大鏡１１をの支柱１１ａ
を内径部品取付け座１８の取付け座１８ｅに取り付け
る。外形部品は大型の車軸であり、回転しないように水
平に設置してある。モータ１３を駆動すると、拡大鏡１
１が回転して検査を行う。以下は内径部品の外観検査と
同様である。

【００１６】例えば、外形部品は軸であり、内径部品は
その軸受である。内径部品及び、外径部品の径の変更に
対しては、部品取付け座１２，１８を交換することによ
り、簡単に対応できる。各部品は着脱自在である。

【００１７】

【発明の効果】本発明によれば、内径部品及び外径部品
の外観検査位置に合わせた拡大鏡を一定速度で回転させ
ることにより、各部品のブレのない外観映像を得られ
る。また、形状の異なる内径及び外径部品を１台の装置
で検査可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の外観検査装置の縦断面図で
ある。

【図２】図１の平面図である。

【図３】内径部品検査時の正面図である。

【図４】外径部品検査時の正面図である。

【図５】図１の外観検査装置を備えた装置の全体正面図
である。

【符号の説明】

１０…外観検査装置、１１…拡大鏡、１１ａ…支柱、１
２…外形部品取付け座、１２ａ…穴、１３ａ…ウォー
ム、１４…モータ取付け座、１４ｅ…支柱取付け座、１
８…外形部品取付け座、１８ａ…穴、１８ｂ…軸、１８
ｃ…ウォームホィール、１８ｅ…支柱取付け座。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】モータ取付け座によって回転自在に取り付
   けられた内径部品取付け座の軸端に内径部品取付け部を
   設け、該内径部品取付け座の回転軸と同心であって前記
   内径部品取付け座の他端側の前記モータ取付け座に外形
   部品取付け座を設け、前記モータ取付け座及び前記内径
   部品取付け座に拡大鏡の取付け座を設けたこと、を特徴
   とする外観検査装置。