JPH0783804B2 - 液排出用のトラツプ装置 - Google Patents
液排出用のトラツプ装置Info
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- JPH0783804B2 JPH0783804B2 JP62227755A JP22775587A JPH0783804B2 JP H0783804 B2 JPH0783804 B2 JP H0783804B2 JP 62227755 A JP62227755 A JP 62227755A JP 22775587 A JP22775587 A JP 22775587A JP H0783804 B2 JPH0783804 B2 JP H0783804B2
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- B67D7/06—Details or accessories
- B67D7/76—Arrangements of devices for purifying liquids to be transferred, e.g. of filters, of air or water separators
- B67D7/766—Arrangements of devices for purifying liquids to be transferred, e.g. of filters, of air or water separators of water separators
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L13/00—Cleaning or rinsing apparatus
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/56—Labware specially adapted for transferring fluids
- B01L3/561—Tubes; Conduits
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T137/2984—Foam control in gas charged liquids
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- Y10T137/2931—Diverse fluid containing pressure systems
- Y10T137/3109—Liquid filling by evacuating container
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、生化学分析，その他の化学分析等の処理系に
おいて液排出用の配管に用いられるトラップ装置に関
し、例えば免疫分析におけるB/F（バウンド／フリー）
分離装置等で使用される洗浄液等の液排出配管系におい
て、真空により吸気した洗浄液を空気と分離するために
使用されるトラップ装置の構造に関するものである。
おいて液排出用の配管に用いられるトラップ装置に関
し、例えば免疫分析におけるB/F（バウンド／フリー）
分離装置等で使用される洗浄液等の液排出配管系におい
て、真空により吸気した洗浄液を空気と分離するために
使用されるトラップ装置の構造に関するものである。
（従来の技術） 従来、生化学分析あるいはその他の種々の化学分析等に
おいては、例えば反応容器中の試薬等の溶液を洗浄し除
去することが行なわれる。
おいては、例えば反応容器中の試薬等の溶液を洗浄し除
去することが行なわれる。
そしてこのような洗浄のための装置としては、洗浄液供
給用の配管系と共に、洗浄液排出用の配管系が構成され
るのが普通であり、特にこの洗浄液排出用の配管系は、
通常、排出すべき液が充填されている反応容器等に接続
されたノズル管を有する配管と真空（減圧）装置等の真
空源との間に、洗浄液排出用の配管を適宜開閉制御する
ための電磁弁と共にトラップ装置を配置し、上記上記真
空源からの吸気により反応容器等から取出した洗浄液を
上記トラップ装置から抜くようにした構成のものとされ
るのが普通である。
給用の配管系と共に、洗浄液排出用の配管系が構成され
るのが普通であり、特にこの洗浄液排出用の配管系は、
通常、排出すべき液が充填されている反応容器等に接続
されたノズル管を有する配管と真空（減圧）装置等の真
空源との間に、洗浄液排出用の配管を適宜開閉制御する
ための電磁弁と共にトラップ装置を配置し、上記上記真
空源からの吸気により反応容器等から取出した洗浄液を
上記トラップ装置から抜くようにした構成のものとされ
るのが普通である。
上記真空源を構成する装置は、一般には真空ポンプと真
空タンクの組合せとして構成される。
空タンクの組合せとして構成される。
また上記トラップ装置は、排出洗浄液を溜める縦長中空
の容器の上部に上記真空源からの吸気管が接続され、真
空源からの負圧供給（吸気）を受けることで、該容器内
に洗浄液の吸引を行なって容器の底部に溜め、容器の底
に洗浄液が適当料溜まった時点でこの容器の底から電磁
弁を開閉して抜くように構成されている。
の容器の上部に上記真空源からの吸気管が接続され、真
空源からの負圧供給（吸気）を受けることで、該容器内
に洗浄液の吸引を行なって容器の底部に溜め、容器の底
に洗浄液が適当料溜まった時点でこの容器の底から電磁
弁を開閉して抜くように構成されている。
（解決しようとする問題点） ところで、上記のようなトラップ装置おいては、装置を
連続的に使用する場合において次のような問題がある。
連続的に使用する場合において次のような問題がある。
すなわち上記トラップ装置においては、真空源から吸気
される負圧の作用で洗浄液を吸引するようになってい
て、反応容器等に接続されているノズル管から、洗浄液
とエアがトラップ装置容器内に勢いよく入って該容器内
で発泡を生じ易いという問題である。
される負圧の作用で洗浄液を吸引するようになってい
て、反応容器等に接続されているノズル管から、洗浄液
とエアがトラップ装置容器内に勢いよく入って該容器内
で発泡を生じ易いという問題である。
このような発泡を生ずると、該容器内部に液膜が成長
し、該容器内部は上述の如くその上部から真空源で吸気
されていることからこの液膜は容器内を次第に上昇し、
ついには吸気管を通して液が真空源側に入ってしまうこ
とがある。この真空源側に入った液は真空ポンプ等の故
障原因等の弊害を招くので、適宜外部に排除する必要が
ある。
し、該容器内部は上述の如くその上部から真空源で吸気
されていることからこの液膜は容器内を次第に上昇し、
ついには吸気管を通して液が真空源側に入ってしまうこ
とがある。この真空源側に入った液は真空ポンプ等の故
障原因等の弊害を招くので、適宜外部に排除する必要が
ある。
そこで従来の真空源を構成している装置では、真空タン
クにドレン管を接続し、このドレン管に介設したドレン
抜きバルブを適宜開閉することで、真空タンク内に溜っ
た洗浄液を外部に抜き、真空発生限である真空ポンプに
液が入ることのないように配慮しているのが普通であ
る。
クにドレン管を接続し、このドレン管に介設したドレン
抜きバルブを適宜開閉することで、真空タンク内に溜っ
た洗浄液を外部に抜き、真空発生限である真空ポンプに
液が入ることのないように配慮しているのが普通であ
る。
しかしこのような真空タンクからの液抜き操作を必要と
する方式の真空装置では、真空タンクからドレンを抜く
たび毎に該タンク内が大気圧となってしまうから、装置
を再稼働させる際にこのタンク内を再び所定の負圧状態
に戻す操作を必要とする操作上の繁雑性があると共に、
装置再稼働初期に真空状態を作り出すまでウエイト時間
を要する難がある。
する方式の真空装置では、真空タンクからドレンを抜く
たび毎に該タンク内が大気圧となってしまうから、装置
を再稼働させる際にこのタンク内を再び所定の負圧状態
に戻す操作を必要とする操作上の繁雑性があると共に、
装置再稼働初期に真空状態を作り出すまでウエイト時間
を要する難がある。
このような難を軽減するには、前記トラップ装置の容器
容量を大きくして、ドレン抜き操作の頻度を少なくする
等の対処も考えられるが、この場合には、系内が負圧に
維持される洗浄液排出配管系であることからして容器の
構造強度を十分高くしなければならず、実用的なトラッ
プ装置を構成する場合に不利となるし、一度ドレン抜き
操作を行なうと、所定の負圧状態に戻す再稼働に時間を
要するという問題は解消されない。
容量を大きくして、ドレン抜き操作の頻度を少なくする
等の対処も考えられるが、この場合には、系内が負圧に
維持される洗浄液排出配管系であることからして容器の
構造強度を十分高くしなければならず、実用的なトラッ
プ装置を構成する場合に不利となるし、一度ドレン抜き
操作を行なうと、所定の負圧状態に戻す再稼働に時間を
要するという問題は解消されない。
（発明の目的） 本発明は、以上のような従来のトラップ装置における問
題を解消するためになされたものであり、その目的は、
トラップ装置の容器内部に導入される液表面で該液の泡
消が効果的に行なわれ、これによって、該トラップ装置
の容器内に溜った液が負圧吸気側（真空タンク側）へ入
り込む虞れを大幅に軽減したトラップ装置を提供すると
ころにある。
題を解消するためになされたものであり、その目的は、
トラップ装置の容器内部に導入される液表面で該液の泡
消が効果的に行なわれ、これによって、該トラップ装置
の容器内に溜った液が負圧吸気側（真空タンク側）へ入
り込む虞れを大幅に軽減したトラップ装置を提供すると
ころにある。
また本発明の他の目的は、上記発泡の抑制によって、容
器容量を比較的小さくした実用に適したトラップ装置の
設計に有利なトラップ装置を提供するところにある。
器容量を比較的小さくした実用に適したトラップ装置の
設計に有利なトラップ装置を提供するところにある。
（課題解決の手段） 上記目的の実現のためになされた本発明よりなる液排出
用のトラップ装置の特徴は、液排出用の配管が胴部に接
続された縦長中空型のトラップ装置本体としての容器を
有し、該容器上部からの負圧吸引により該容器内部を負
圧状態に維持して上記配管に液排出のための吸引力を作
用するようにした負圧中継型のトラップ装置であって、
上記容器胴部に接続した液排出用配管は、該容器の内部
中空への少なくとも管先端部がフッ素樹脂材料からなる
構成としたところにある。
用のトラップ装置の特徴は、液排出用の配管が胴部に接
続された縦長中空型のトラップ装置本体としての容器を
有し、該容器上部からの負圧吸引により該容器内部を負
圧状態に維持して上記配管に液排出のための吸引力を作
用するようにした負圧中継型のトラップ装置であって、
上記容器胴部に接続した液排出用配管は、該容器の内部
中空への少なくとも管先端部がフッ素樹脂材料からなる
構成としたところにある。
本発明において上記液排出管の少なくとも先端部をフッ
素樹脂製の管としたのは、トラップ装置本体の容器内に
おいて発泡の発生を抑制する管の材質を本発明者等が種
々検討したところによると、同管に撥水性材料のものを
使用し、同管と液との間で撥水性を生ずるようにすれば
発生する泡が小さくなり、この結果として容器内部を上
昇する液膜の発生も抑制されるという知見を見い出すに
至ったことによる。すなわち容器内部に入った泡の成長
が大きくなる原因として、液が液排出管の吐出口にまん
べんなく付着し、吐出口の口径，吐出の勢い等が相乗的
に作用すること等が考えられるが、上記管を撥水性材料
のものにより形成させた場合には、液吐出口部分での液
のまんべんない付着が阻害される等々の効果により容器
内部の液表面での泡組効果が得られ、またある程度発泡
する泡を小さくなるために上記目的が都合よく達成され
たのである。
素樹脂製の管としたのは、トラップ装置本体の容器内に
おいて発泡の発生を抑制する管の材質を本発明者等が種
々検討したところによると、同管に撥水性材料のものを
使用し、同管と液との間で撥水性を生ずるようにすれば
発生する泡が小さくなり、この結果として容器内部を上
昇する液膜の発生も抑制されるという知見を見い出すに
至ったことによる。すなわち容器内部に入った泡の成長
が大きくなる原因として、液が液排出管の吐出口にまん
べんなく付着し、吐出口の口径，吐出の勢い等が相乗的
に作用すること等が考えられるが、上記管を撥水性材料
のものにより形成させた場合には、液吐出口部分での液
のまんべんない付着が阻害される等々の効果により容器
内部の液表面での泡組効果が得られ、またある程度発泡
する泡を小さくなるために上記目的が都合よく達成され
たのである。
而して本発明のトラップ装置において、トラップ装置本
体の容器に液を導入させる液排出管の該容器内部に突出
した先端部をなす管の材料としては特にフッ素樹脂がそ
の耐薬品性等の性質を合せ鑑みて好ましく採用され、こ
のようなフッ素樹脂としては例えば４フッ化エチレン,3
フッ化塩化エチレン，（４フッ化エチレン＋６フッ化プ
ロピレン）の共重合体，フッ化ビニリデンの重合体等を
例示することができる。この液排出管の容器への組付け
位置は、該容器内部に貯留される液量の程度によりその
容器内径等と関連して決められるが、通常容器内部の天
井部から1/6〜1/2程度の位置とされるのが普通である。
またこの液排出管の管内径は装置容量等に応じ従来の装
置と同様の寸法程度のものとして決められ一般的には0.
8〜2mm程度とされる場合が多い。
体の容器に液を導入させる液排出管の該容器内部に突出
した先端部をなす管の材料としては特にフッ素樹脂がそ
の耐薬品性等の性質を合せ鑑みて好ましく採用され、こ
のようなフッ素樹脂としては例えば４フッ化エチレン,3
フッ化塩化エチレン，（４フッ化エチレン＋６フッ化プ
ロピレン）の共重合体，フッ化ビニリデンの重合体等を
例示することができる。この液排出管の容器への組付け
位置は、該容器内部に貯留される液量の程度によりその
容器内径等と関連して決められるが、通常容器内部の天
井部から1/6〜1/2程度の位置とされるのが普通である。
またこの液排出管の管内径は装置容量等に応じ従来の装
置と同様の寸法程度のものとして決められ一般的には0.
8〜2mm程度とされる場合が多い。
本発明においてトラップ装置本体の容器に接続される液
排出管先端のフッ素樹脂材料からなる管部分は、該管か
ら液が吐出する部分において液の接する内面を提供する
ものであればよく、したがって別の材料からなる管（例
えばステンレス管等）の先端に上記フッ素樹脂材料のス
リーブを嵌着させる構造のものであってもよいし、容器
に接続される管の全体の同フッ素樹脂材料で形成したも
のを用いても勿論よい。
排出管先端のフッ素樹脂材料からなる管部分は、該管か
ら液が吐出する部分において液の接する内面を提供する
ものであればよく、したがって別の材料からなる管（例
えばステンレス管等）の先端に上記フッ素樹脂材料のス
リーブを嵌着させる構造のものであってもよいし、容器
に接続される管の全体の同フッ素樹脂材料で形成したも
のを用いても勿論よい。
なお液排出管の材料を上記の如くに特定したトラップ装
置の他の構成部分には、既知の構成をそのまま採用する
ことができるが、更に次のような構成を採用することも
特に好ましい。すなわち本内容器の内壁において上記管
から排出された液が当る部分（一般的には液排出管の液
吐出開口が５〜30mm程度離間して対向される容器内壁
部）に上記フッ素樹脂材料を用いる、液膜が上昇するこ
とを防止するために容器中空の上下方向の途中に、水平
断面積が急変する（小さく絞る）シキリ板等を設ける、
容器上部に接続する真空装置からの空気管の下端をＵ字
状に湾曲させる等々の構成の採用である。
置の他の構成部分には、既知の構成をそのまま採用する
ことができるが、更に次のような構成を採用することも
特に好ましい。すなわち本内容器の内壁において上記管
から排出された液が当る部分（一般的には液排出管の液
吐出開口が５〜30mm程度離間して対向される容器内壁
部）に上記フッ素樹脂材料を用いる、液膜が上昇するこ
とを防止するために容器中空の上下方向の途中に、水平
断面積が急変する（小さく絞る）シキリ板等を設ける、
容器上部に接続する真空装置からの空気管の下端をＵ字
状に湾曲させる等々の構成の採用である。
上記装置本体の容器は、一般的には円筒形のものが採用
されるが特にこれに限定されるものではない。
されるが特にこれに限定されるものではない。
（発明の実施例） 以下本発明を図面に示す実施態様に基づいて説明する。
第１図は本発明のトラップ装置を適用した洗浄液排出配
管系の構成概要一例を示す図、第２図はその本体容器の
拡大図を示した図である。
管系の構成概要一例を示す図、第２図はその本体容器の
拡大図を示した図である。
この図において、洗浄対象物である試験管２に対して適
用されるノズル1aが先端に接続されている排出管１に
は、途中に排出制御バルブ３が介設され、その後端がト
ラップ装置の本体をなす容器20の洗浄液導入管21の外部
端21bに接続されている。この容器は例えばアクリル樹
脂等により構成される。
用されるノズル1aが先端に接続されている排出管１に
は、途中に排出制御バルブ３が介設され、その後端がト
ラップ装置の本体をなす容器20の洗浄液導入管21の外部
端21bに接続されている。この容器は例えばアクリル樹
脂等により構成される。
また前記容器20に負圧を供給する真空タンク６は、真空
ポンプ７によって所定の負圧状態に維持され、途中に吸
気制御バルブ５を介設した吸気管４を介し、前記容器20
の上部吸気管23に接続されて該容器20の内部を負圧に保
つようになっている。26は上部吸気管23を容器に組付け
固定させる栓である。
ポンプ７によって所定の負圧状態に維持され、途中に吸
気制御バルブ５を介設した吸気管４を介し、前記容器20
の上部吸気管23に接続されて該容器20の内部を負圧に保
つようになっている。26は上部吸気管23を容器に組付け
固定させる栓である。
前記容器20の底部には、内部に溜った洗浄液を抜くため
のドレン管接続部22が設けられ、途中ドレン抜きバルブ
10を介設したドレン管９が接続されている。
のドレン管接続部22が設けられ、途中ドレン抜きバルブ
10を介設したドレン管９が接続されている。
以上の洗浄液排出配管系において、第１図に示した本例
のトラップ装置は次のような構成を有している。
のトラップ装置は次のような構成を有している。
すなわち、本例のトラップ装置本体をなす容器20は、洗
浄液導入管21の該容器20の内部への嵌挿先端21aが、洗
浄液の一時貯留上限レベルの上側でその先端開口が容器
の内壁面24に近接対向するよう設けられている。
浄液導入管21の該容器20の内部への嵌挿先端21aが、洗
浄液の一時貯留上限レベルの上側でその先端開口が容器
の内壁面24に近接対向するよう設けられている。
また前記した上限レベルと容器頂部の吸気管23の上下方
向の間に、容器内部空間の水平断面積を急変させて狭く
絞る制限部を形成させており、本例におけるこの断面積
急変部は、容器20の概ね上下方向中間位置に配置した上
記シキリ板25（第３図参照）により与えられている。25
aは該シキリ板25に設けた開口である。
向の間に、容器内部空間の水平断面積を急変させて狭く
絞る制限部を形成させており、本例におけるこの断面積
急変部は、容器20の概ね上下方向中間位置に配置した上
記シキリ板25（第３図参照）により与えられている。25
aは該シキリ板25に設けた開口である。
上記構成をなす本例におけるトラップ装置の特徴は、上
記排出管３に接続された洗浄液導入管21が栓27により容
器本体の胴部に開口した穴に組付け固定されていると共
に、この洗浄液導入管21がフッ素樹脂製の管として形成
されているところにあり、本例のこの洗浄液導入管21
は、容器の反対側の内壁近傍までその先端が容器内部に
突出されて対向されている。
記排出管３に接続された洗浄液導入管21が栓27により容
器本体の胴部に開口した穴に組付け固定されていると共
に、この洗浄液導入管21がフッ素樹脂製の管として形成
されているところにあり、本例のこの洗浄液導入管21
は、容器の反対側の内壁近傍までその先端が容器内部に
突出されて対向されている。
以上のような構成を有するトラップ装置によれば、排出
管１から容器20に導入される洗浄液は導入管21の嵌挿先
端から吐出する際に容器内壁面24に当り、かつこの内壁
面24を伝って該容器20の底部側に静かに落ち、既に溜っ
ている洗浄液の泡立ちを抑制する効果がある。
管１から容器20に導入される洗浄液は導入管21の嵌挿先
端から吐出する際に容器内壁面24に当り、かつこの内壁
面24を伝って該容器20の底部側に静かに落ち、既に溜っ
ている洗浄液の泡立ちを抑制する効果がある。
しかも以下の実施例により明瞭とされる如く発生する泡
は、洗浄液導入管21にフッ素樹脂製の管を使用していな
い従来のトラップ装置に比べて、その泡粒が小さくなる
ことが確認されていて、この泡粒が小いことは該泡に附
随する液膜の発生を抑制して従来の容器内部における液
膜上昇の問題に対する有効な防止が図られる効果が得ら
れる。
は、洗浄液導入管21にフッ素樹脂製の管を使用していな
い従来のトラップ装置に比べて、その泡粒が小さくなる
ことが確認されていて、この泡粒が小いことは該泡に附
随する液膜の発生を抑制して従来の容器内部における液
膜上昇の問題に対する有効な防止が図られる効果が得ら
れる。
また従来例に比べて相当程度少ないにしても本来の場合
にも液膜を生ずることがある。しかしこの場合において
も、本例では前記シキリ板25が容器内部に設けられてい
るため、該液膜が容器内部を上昇してゆく途中で該シキ
リ板25による破壊され、したがって液膜が容器上部の吸
気管23開口にまで至ることはない。
にも液膜を生ずることがある。しかしこの場合において
も、本例では前記シキリ板25が容器内部に設けられてい
るため、該液膜が容器内部を上昇してゆく途中で該シキ
リ板25による破壊され、したがって液膜が容器上部の吸
気管23開口にまで至ることはない。
本例のトラップ装置を有する洗浄液排出配管系の操作自
体は従来例と同様にして行なうことができる。
体は従来例と同様にして行なうことができる。
実施例1,2 本発明のトラップ装置を上記図面で説明した構成として
形成させ洗浄液の排出試験を行なった。使用したトラッ
プ装置の本体容器の各部の寸法、材質は下記の通りであ
り、また使用した洗浄液は非イオン性界面活性剤：ポリ
オキシエチレン（10）オクチルフェニル エーテル：の
濃度0.1％,0.01％,0.001％とした。
形成させ洗浄液の排出試験を行なった。使用したトラッ
プ装置の本体容器の各部の寸法、材質は下記の通りであ
り、また使用した洗浄液は非イオン性界面活性剤：ポリ
オキシエチレン（10）オクチルフェニル エーテル：の
濃度0.1％,0.01％,0.001％とした。
容器本体：円筒形状 内径 40 mm 高さ 125 mm 容器内部の負圧 0.5 気圧 洗浄液導入管21の組付け高さ 下から 65 mm 洗浄液導入管21 実施例１ 四フッ化エチレン樹脂 （フロン工業株式会社社製） 実施例２ 三フッ化塩化エチレン樹脂 （フロン工業株式会社社製） 管内径 1mm 管長 10mm 対向壁面との離間距離 約20mm シキリ板組付け高さ（傾斜上端まで） 上から 20 mm 40 mm 傾斜角度 15 ゜ 以上の試験を行なって容器内に発生した泡の高さを測定
してその結果を下記表１に示した。
してその結果を下記表１に示した。
比較例１ 上記実施例1,2の洗浄液導入管21をステンレスパイプ
（内径1mm）に変更した以外は全く同様にして試験を行
ないその結果を実施例と共に下記表１に示した。
（内径1mm）に変更した以外は全く同様にして試験を行
ないその結果を実施例と共に下記表１に示した。
実施例3,4 実施例1,2における洗浄液を非イオン性界面活性剤：ポ
リオキシエチレン ソルビタン モノラウレートの濃度
0.025％、0.05％、0.1％に変更した以外は同様の試験を
行ない、その結果を下記表２に示した。なお実施例３は
四フッ化エチレン樹脂、実施例４は三フッ化塩化エチレ
ン樹脂の導入管21とした。
リオキシエチレン ソルビタン モノラウレートの濃度
0.025％、0.05％、0.1％に変更した以外は同様の試験を
行ない、その結果を下記表２に示した。なお実施例３は
四フッ化エチレン樹脂、実施例４は三フッ化塩化エチレ
ン樹脂の導入管21とした。
比較例２ 実施例2,3の洗浄液導入管21をステンレスパイプ（内径3
mm）に変更した以外は全く同様にして試験を行ないその
結果を実施例2,3と共に表２に示した。
mm）に変更した以外は全く同様にして試験を行ないその
結果を実施例2,3と共に表２に示した。
以上の結果より、本発明実施例の場合には容器内での泡
の発生度合が少なく、長時間連続的に使用した場合にお
いても吸気管23側への洗浄液の入り込みの虞れは殆どな
かった。
の発生度合が少なく、長時間連続的に使用した場合にお
いても吸気管23側への洗浄液の入り込みの虞れは殆どな
かった。
（発明の効果） 以上述べた如く、本発明よりなる液排出用のトラップ装
置においては、容器内部に導入された洗浄液等の液表面
で泡消効果が有効に作用し、これによって該トラップ容
器内の洗浄液が吸気径路側（真空タンク側）へ入り込む
虞れが大幅に低減されると共に、仮りに前記容器内にお
いて洗浄液の発泡が生じても、容器内部において設けら
れている水平断面の絞り制限部の構成により、洗浄液が
吸気径路側（真空タンク側）へ入り込む原因となる液膜
を破壊し、これにより洗浄液の吸気側への入り込みを効
果的に防止することができるという効果があり、また本
発明のトラップ装置を用いた場合には、従来のトラップ
装置を用いた場合に比べドレン抜きの必要がなくなり長
期に亘つて連続的に生化学反応分析装置等を運転できる
効果が得られ、その有用性は極めて大なるものがある。
置においては、容器内部に導入された洗浄液等の液表面
で泡消効果が有効に作用し、これによって該トラップ容
器内の洗浄液が吸気径路側（真空タンク側）へ入り込む
虞れが大幅に低減されると共に、仮りに前記容器内にお
いて洗浄液の発泡が生じても、容器内部において設けら
れている水平断面の絞り制限部の構成により、洗浄液が
吸気径路側（真空タンク側）へ入り込む原因となる液膜
を破壊し、これにより洗浄液の吸気側への入り込みを効
果的に防止することができるという効果があり、また本
発明のトラップ装置を用いた場合には、従来のトラップ
装置を用いた場合に比べドレン抜きの必要がなくなり長
期に亘つて連続的に生化学反応分析装置等を運転できる
効果が得られ、その有用性は極めて大なるものがある。
図面第１図は本発明よりなる洗浄液排出用トラップ装置
を用いた洗浄液排出配管系の全体構成概要一例を示す
図、第２図はトラップ装置の本体容器を拡大して示した
図であり、同（ａ）図はその縦断正面図、同（ｂ）図は
（ａ）図Ａ−Ａ線断面図を示している。 第３図はトラップ装置の内部に配置したシキリ板を示し
たものであり、同（ａ）図はその正面図、同（ｂ）図は
平面図を示している。 １……排出管、1a……ノズル管 ２……洗浄対象試験管、３……排出制御用バルブ ４……吸気管、５……吸気制御バルブ ６……真空タンク、７……真空ポンプ ９……ドレン管、10……ドレン制御バルブ 20……本体容器、21……洗浄液導入管 21a……導入管嵌挿先端、21b……導入管外部端 22……ドレン管接続部、23……吸気管接続部 24……容器内壁面、25……シキリ板 26,27……栓
を用いた洗浄液排出配管系の全体構成概要一例を示す
図、第２図はトラップ装置の本体容器を拡大して示した
図であり、同（ａ）図はその縦断正面図、同（ｂ）図は
（ａ）図Ａ−Ａ線断面図を示している。 第３図はトラップ装置の内部に配置したシキリ板を示し
たものであり、同（ａ）図はその正面図、同（ｂ）図は
平面図を示している。 １……排出管、1a……ノズル管 ２……洗浄対象試験管、３……排出制御用バルブ ４……吸気管、５……吸気制御バルブ ６……真空タンク、７……真空ポンプ ９……ドレン管、10……ドレン制御バルブ 20……本体容器、21……洗浄液導入管 21a……導入管嵌挿先端、21b……導入管外部端 22……ドレン管接続部、23……吸気管接続部 24……容器内壁面、25……シキリ板 26,27……栓
Claims (1)
- 【請求項１】液排出用の配管が胴部に接続された縦長中
空の容器を有し、該容器上部からの負圧吸引により該容
器内部を負圧状態に維持して上記配管に液排出のための
吸引力を作用するようにした負圧中継型のトラップ装置
であって、 上記容器胴部に接続した液排出用配管は、該容器の内部
中空への少なくとも管先端部がフッ素樹脂材料からなる
ことを特徴とする液排出用のトラップ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62227755A JPH0783804B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 液排出用のトラツプ装置 |
| US07/243,347 US5085833A (en) | 1987-09-11 | 1988-09-12 | Liquid drain trap device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62227755A JPH0783804B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 液排出用のトラツプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6470109A JPS6470109A (en) | 1989-03-15 |
| JPH0783804B2 true JPH0783804B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=16865867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62227755A Expired - Fee Related JPH0783804B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 液排出用のトラツプ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5085833A (ja) |
| JP (1) | JPH0783804B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110300895B (zh) * | 2017-02-24 | 2022-12-13 | 株式会社日立高新技术 | 自动分析装置 |
| CN107561254B (zh) * | 2017-08-09 | 2022-11-04 | 利多(香港)有限公司 | 血球分析仪 |
| WO2019028940A1 (zh) * | 2017-08-09 | 2019-02-14 | 利多(香港)有限公司 | 鞘流阻抗计数装置及包括该装置的流式细胞分析仪 |
| CN117531796A (zh) * | 2017-08-09 | 2024-02-09 | 利多(香港)有限公司 | 用于鞘流后池清洗装置的隔离池、鞘流后池清洗装置和血球分析仪 |
| WO2019127560A1 (zh) * | 2017-12-30 | 2019-07-04 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 废液池、废液处理装置以及样本分析仪 |
| CN112624323B (zh) * | 2020-12-29 | 2021-09-14 | 兰州理工大学 | Mbr膜生物反应器的消泡装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1151429A (en) * | 1965-12-04 | 1969-05-07 | Hyde Agricultural Implements L | Traps for Removing Entrained Liquid from Gas Streams |
| FR2360331A1 (fr) * | 1976-08-06 | 1978-03-03 | Elf Aquitaine | Destructeur de mousses |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP62227755A patent/JPH0783804B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-09-12 US US07/243,347 patent/US5085833A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6470109A (en) | 1989-03-15 |
| US5085833A (en) | 1992-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |