JPH0783764B2 - 血液処理器の自動洗浄装置 - Google Patents
血液処理器の自動洗浄装置Info
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- JPH0783764B2 JPH0783764B2 JP62059672A JP5967287A JPH0783764B2 JP H0783764 B2 JPH0783764 B2 JP H0783764B2 JP 62059672 A JP62059672 A JP 62059672A JP 5967287 A JP5967287 A JP 5967287A JP H0783764 B2 JPH0783764 B2 JP H0783764B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は血液透析器、血液過器、人口肺、血漿分離器
などの膜を用いた血液処理器の自動洗浄装置に関するも
のである。
などの膜を用いた血液処理器の自動洗浄装置に関するも
のである。
（従来の技術） 血液処理器には臨床運転で血液を処理する前に、回路を
洗浄し、かつ血液処理器に血液がなじみやすくするため
に生理食塩水（以下生食という）を流して洗浄し、最後
に回路と血液処理器内にヘパリン添加生理食塩水（以下
ヘパ加生食という）を充填する処理を施す洗浄装置が必
要である。
洗浄し、かつ血液処理器に血液がなじみやすくするため
に生理食塩水（以下生食という）を流して洗浄し、最後
に回路と血液処理器内にヘパリン添加生理食塩水（以下
ヘパ加生食という）を充填する処理を施す洗浄装置が必
要である。
従来かかる洗浄操作は、例えば血液透析器では、操作者
が生食の入つた容器にエアー抜き針を刺した後、該容器
に動脈側の血液回路を接続して重力落差あるいはポンプ
で血液回路の端部まで生食を充填し、次に該血液回路に
血液透析器を接続して血液透析器の出口まで生食を充填
し、次いで静脈側の血液回路を血液透析器に接続して生
食を適当な流量で流すことにより血液回路および血液透
析器内の滅菌残留物や気泡を完全に追出し、更にヘパ加
生食により血液回路および血液透析器の内部の生食を置
換していた。
が生食の入つた容器にエアー抜き針を刺した後、該容器
に動脈側の血液回路を接続して重力落差あるいはポンプ
で血液回路の端部まで生食を充填し、次に該血液回路に
血液透析器を接続して血液透析器の出口まで生食を充填
し、次いで静脈側の血液回路を血液透析器に接続して生
食を適当な流量で流すことにより血液回路および血液透
析器内の滅菌残留物や気泡を完全に追出し、更にヘパ加
生食により血液回路および血液透析器の内部の生食を置
換していた。
（発明が解決しようとする問題点） 従来の洗浄操作は、上記したように手作業で血液透析器
と血液回路を順番に洗浄し、最後に血液透析器と血液回
路を一体化し、しかる後血液透析器と回路を装置に装着
するため血液透析器の洗浄操作が面倒で、時間がかかる
とともに、操作が煩雑で操作者の習熟したテクニツクを
必要とするという問題があつた。
と血液回路を順番に洗浄し、最後に血液透析器と血液回
路を一体化し、しかる後血液透析器と回路を装置に装着
するため血液透析器の洗浄操作が面倒で、時間がかかる
とともに、操作が煩雑で操作者の習熟したテクニツクを
必要とするという問題があつた。
この発明は、上記従来の問題を解消するためになされた
もので、血液処理器と血液回路が接続され、しかも装置
に組み込まれた状態で自動的に洗浄できる装置を提供す
ることを目的とする。
もので、血液処理器と血液回路が接続され、しかも装置
に組み込まれた状態で自動的に洗浄できる装置を提供す
ることを目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、上記の目的は、膜を収容した血液処理
器に血液回路を接続して、該血液処理器を血液入口が下
部、血液出口が上部となるように血液処理装置に装着
し、かつ該静脈側血液回路の端部を排液容器内に開口さ
せ、該動脈側血液回路の端部に分岐を設け、該動脈側血
液回路の分岐した各端部にそれぞれ洗浄容器に接続され
た第１の回路と、ヘパリン添加洗浄液容器に接続された
第２の回路を連結した血液処理器の自動洗浄装置であっ
て、該第１及び第２の回路に取着され、各回路内の気泡
を検知する第１及び第２の気泡検知手段と、該第１及び
第２の回路の第１及び第２の気泡検知手段の下流に取着
された第１及び第２の弁と、外部からのスタート指令を
受けて、上記第１の弁を開放し、第２の弁を閉止し、動
脈側回路に設けられたポンプを駆動して、血液処理器へ
洗浄液を流す洗浄液供給手段と、上記第１の気泡検知器
からの気泡検知信号を受けて、上記第１の弁を閉止し、
第２の弁を開放してヘパリン添加洗浄液を血液処理器へ
流すヘパリン添加洗浄液供給手段と、上記第２の気泡検
知器からの気泡検知信号を受けて、上記第２の弁を閉止
し、ポンプの駆動を停止する洗浄終了手段を備えてなる
血液処理器の自動洗浄装置を提供することによって達成
される。
器に血液回路を接続して、該血液処理器を血液入口が下
部、血液出口が上部となるように血液処理装置に装着
し、かつ該静脈側血液回路の端部を排液容器内に開口さ
せ、該動脈側血液回路の端部に分岐を設け、該動脈側血
液回路の分岐した各端部にそれぞれ洗浄容器に接続され
た第１の回路と、ヘパリン添加洗浄液容器に接続された
第２の回路を連結した血液処理器の自動洗浄装置であっ
て、該第１及び第２の回路に取着され、各回路内の気泡
を検知する第１及び第２の気泡検知手段と、該第１及び
第２の回路の第１及び第２の気泡検知手段の下流に取着
された第１及び第２の弁と、外部からのスタート指令を
受けて、上記第１の弁を開放し、第２の弁を閉止し、動
脈側回路に設けられたポンプを駆動して、血液処理器へ
洗浄液を流す洗浄液供給手段と、上記第１の気泡検知器
からの気泡検知信号を受けて、上記第１の弁を閉止し、
第２の弁を開放してヘパリン添加洗浄液を血液処理器へ
流すヘパリン添加洗浄液供給手段と、上記第２の気泡検
知器からの気泡検知信号を受けて、上記第２の弁を閉止
し、ポンプの駆動を停止する洗浄終了手段を備えてなる
血液処理器の自動洗浄装置を提供することによって達成
される。
（作用） 上記構成によれば、血液処理器に下側から上側へ流れる
洗浄液により、血液回路及び血液処理器内の滅菌残留物
や気泡が静脈側血液回路の端部から円滑に外部に排出さ
れ、充分な洗浄がなされる。そして、その後ヘパリン添
加洗浄液が血液回路と血液処理器内に充填される。かか
る操作は血液処理器と血液回路を装置に装着した状態で
自動的に実施できる。また洗浄後は血液処理器を上下反
転させ、かつ動脈側血液回路を第１及び第２の回路から
取り外して、分岐の一方にACD液供給回路を接続し、他
方を静脈側血液回路とともに患者に接続すると直ちに臨
床に入ることができる。
洗浄液により、血液回路及び血液処理器内の滅菌残留物
や気泡が静脈側血液回路の端部から円滑に外部に排出さ
れ、充分な洗浄がなされる。そして、その後ヘパリン添
加洗浄液が血液回路と血液処理器内に充填される。かか
る操作は血液処理器と血液回路を装置に装着した状態で
自動的に実施できる。また洗浄後は血液処理器を上下反
転させ、かつ動脈側血液回路を第１及び第２の回路から
取り外して、分岐の一方にACD液供給回路を接続し、他
方を静脈側血液回路とともに患者に接続すると直ちに臨
床に入ることができる。
（実施例） 次に本発明装置の一実施例を図面にて説明する。
まず洗浄操作の説明に先立つて血液透析について説明す
る。第１図は血液透析時のフロー図であり、L3は動脈側
血液回路、L4は静脈側血液回路、L5、L6は透析液入口及
び出口回路である。動脈側血液回路L3の端部には分岐が
設けられ、該分岐の一方の端部13には抗血液凝固剤、例
えばACD液を血液へ供給するための回路L7が接続されて
いる。14はACD液供給ポンプ、15はACD液容器である。血
液導入口11から取り出された血液は血液ポンプ４により
昇圧されて、血液透析器５の入口圧力を検出するチヤン
バ８に入り、上下方向に装着された血液透析器に上側か
ら導入され、透析液入口回路L5から血液透析器５内に導
入された透析液と物質交換を行なう。この血液透析器に
は、例えばエチレン−ビニルアルコール系共重体、ポリ
ビニルアルコール、セルローズ系からなる平板状、チユ
ーブ状、または中空糸状の透析膜が収容されている。通
常は中空糸状の透析膜を多数ハウジング内に収容した血
液透析器が用いられる。
る。第１図は血液透析時のフロー図であり、L3は動脈側
血液回路、L4は静脈側血液回路、L5、L6は透析液入口及
び出口回路である。動脈側血液回路L3の端部には分岐が
設けられ、該分岐の一方の端部13には抗血液凝固剤、例
えばACD液を血液へ供給するための回路L7が接続されて
いる。14はACD液供給ポンプ、15はACD液容器である。血
液導入口11から取り出された血液は血液ポンプ４により
昇圧されて、血液透析器５の入口圧力を検出するチヤン
バ８に入り、上下方向に装着された血液透析器に上側か
ら導入され、透析液入口回路L5から血液透析器５内に導
入された透析液と物質交換を行なう。この血液透析器に
は、例えばエチレン−ビニルアルコール系共重体、ポリ
ビニルアルコール、セルローズ系からなる平板状、チユ
ーブ状、または中空糸状の透析膜が収容されている。通
常は中空糸状の透析膜を多数ハウジング内に収容した血
液透析器が用いられる。
該血液透析器で浄化された血液は血液透析器の下側から
静脈側血液回路L4の血液透析器の出口圧力を検出するチ
ヤンバ８′に入り、該チヤンバ８′から血液導出口12を
へて人体に戻される。一方老廃物を含む透析液は透析液
出口回路L6から排出される。
静脈側血液回路L4の血液透析器の出口圧力を検出するチ
ヤンバ８′に入り、該チヤンバ８′から血液導出口12を
へて人体に戻される。一方老廃物を含む透析液は透析液
出口回路L6から排出される。
第２図は洗浄時のフロー図であり、動脈側回路L3の血液
導入口11には洗浄液容器１が接続された第１の回路L1が
連結される。またACD液注入端部13にはヘパリン添加洗
浄液容器２が接続された第２の回路L2が連結される。静
脈側回路L4の端部は排液容器（図示せず）に開口させ
る。そして血液透析器５の血液入口が下側に、血液出口
が上側となるように上下方向を逆転させて装置に装着す
る。
導入口11には洗浄液容器１が接続された第１の回路L1が
連結される。またACD液注入端部13にはヘパリン添加洗
浄液容器２が接続された第２の回路L2が連結される。静
脈側回路L4の端部は排液容器（図示せず）に開口させ
る。そして血液透析器５の血液入口が下側に、血液出口
が上側となるように上下方向を逆転させて装置に装着す
る。
上記第１及び第２図の回路L1、L2には容器内の液切れを
検出する光電管、超音波などによる第１及び第２の気泡
検知出段21、22が取着されている。また該気泡検知出段
21、22の下流には回路を開閉する第１及び第２の弁V1、
V2が取着されている。かかる第１及び第２の弁V1、V2の
代りに三方弁を用いてもよい。
検出する光電管、超音波などによる第１及び第２の気泡
検知出段21、22が取着されている。また該気泡検知出段
21、22の下流には回路を開閉する第１及び第２の弁V1、
V2が取着されている。かかる第１及び第２の弁V1、V2の
代りに三方弁を用いてもよい。
７はマイクロコンピュータからなる制御装置であり、洗
浄液供給手段33、ヘパリン添加洗浄液供給手段34および
洗浄終了手段35を備えている。該洗浄液供給手段33によ
り、外部からのスタート信号を受けて第１の弁を開放
し、第２の弁を閉止し、ポンプ４を駆動して生食を血液
透析器５の下側から上側へ向う方向に流す。またヘパリ
ン添加洗浄液供給手段34により、第１の気泡検知器21か
らの検知信号を受けて、生食の流量が所定量に達したと
き第１の弁V1を閉止し、第２の弁V2を開放してヘパ加生
食を血液透析器５へ流す。また第２の気泡検知器22から
の検知信号を受けて第２の弁V2を閉止し、ポンプ４の駆
動を停止して洗浄を停止する。
浄液供給手段33、ヘパリン添加洗浄液供給手段34および
洗浄終了手段35を備えている。該洗浄液供給手段33によ
り、外部からのスタート信号を受けて第１の弁を開放
し、第２の弁を閉止し、ポンプ４を駆動して生食を血液
透析器５の下側から上側へ向う方向に流す。またヘパリ
ン添加洗浄液供給手段34により、第１の気泡検知器21か
らの検知信号を受けて、生食の流量が所定量に達したと
き第１の弁V1を閉止し、第２の弁V2を開放してヘパ加生
食を血液透析器５へ流す。また第２の気泡検知器22から
の検知信号を受けて第２の弁V2を閉止し、ポンプ４の駆
動を停止して洗浄を停止する。
つぎに上記構成の装置による洗浄操作について第３図に
示すフローチヤート及び第４図〜第７図にて説明する。
示すフローチヤート及び第４図〜第７図にて説明する。
Ｐ−１でスタートするとＰ−２で電源スイツチがONとな
り、Ｐ−３で電源ランプが点灯する。そしてＰ−４でス
テツプＳ−１（第４図）に入り、全タイマがリセツトさ
れ、かつ第１及び第２の弁V1、V2が閉となり、ポンプ４
は停止した状態で洗浄操作の準備を行う。Ｐ−５でスタ
ートボタンが押されたか否かの確認する。スタートボタ
ンが押されていれば、Ｐ−６へ進んでステツプＳ−２
（第５図）に入る。このステツプＳ−２では第２の弁V1
を開き、ポンプを例えば100ml/分で回転させ回路L3、L4
及び血液透析器５内に生食を供給する。そして同時に生
食の供給量を確認するためのタイマがスタートする。
り、Ｐ−３で電源ランプが点灯する。そしてＰ−４でス
テツプＳ−１（第４図）に入り、全タイマがリセツトさ
れ、かつ第１及び第２の弁V1、V2が閉となり、ポンプ４
は停止した状態で洗浄操作の準備を行う。Ｐ−５でスタ
ートボタンが押されたか否かの確認する。スタートボタ
ンが押されていれば、Ｐ−６へ進んでステツプＳ−２
（第５図）に入る。このステツプＳ−２では第２の弁V1
を開き、ポンプを例えば100ml/分で回転させ回路L3、L4
及び血液透析器５内に生食を供給する。そして同時に生
食の供給量を確認するためのタイマがスタートする。
次にＰ−７で上記タイマが８分以上、あるいは第１の気
泡検知手段21が作動すると生食による洗浄が終了したも
のとみなしてＰ−８へ進んでステツプＳ−３（第６図）
に入る。
泡検知手段21が作動すると生食による洗浄が終了したも
のとみなしてＰ−８へ進んでステツプＳ−３（第６図）
に入る。
このステツプＳ−３では第１の弁V1を閉止し、第２の弁
V2を開放し、再度タイマをスタートさせてヘパ加生食を
回路L3、L4及び血液透析器５へ供給して生食と置換させ
る。Ｐ−９でタイマが４分以上、あるいは第２の気泡検
知器22が作動すると回路及び血液透析器内の生食がヘパ
加生食で置換されたものとみなして、Ｐ−10へ進んで第
２の弁V2を閉止し、ポンプ５の駆動を停止させて洗浄操
作を終了する。
V2を開放し、再度タイマをスタートさせてヘパ加生食を
回路L3、L4及び血液透析器５へ供給して生食と置換させ
る。Ｐ−９でタイマが４分以上、あるいは第２の気泡検
知器22が作動すると回路及び血液透析器内の生食がヘパ
加生食で置換されたものとみなして、Ｐ−10へ進んで第
２の弁V2を閉止し、ポンプ５の駆動を停止させて洗浄操
作を終了する。
なお上記実施例に、さらに第７図に示すように静脈側血
液回路L4の端部に開閉弁23を取着し、該開閉弁23の作動
をチヤンバ８′に取り付けた圧力計と連動制御させて、
チヤンバ内の圧力が例えば150〜200mmHgとなると弁を開
ける操作を間欠的に行うか、あるいは開閉弁23の代りに
陰圧ポンプを設けて、チヤンバ内の圧力が、例えば−20
0mmHgとなるとポンプの駆動を停止するポンプの駆動・
停止操作を行つてフラツシングさせると、さらに洗浄効
果を向上できる。上記操作は上述のフローチヤートのス
テツプＰ−８とＰ−９の間で行なう。
液回路L4の端部に開閉弁23を取着し、該開閉弁23の作動
をチヤンバ８′に取り付けた圧力計と連動制御させて、
チヤンバ内の圧力が例えば150〜200mmHgとなると弁を開
ける操作を間欠的に行うか、あるいは開閉弁23の代りに
陰圧ポンプを設けて、チヤンバ内の圧力が、例えば−20
0mmHgとなるとポンプの駆動を停止するポンプの駆動・
停止操作を行つてフラツシングさせると、さらに洗浄効
果を向上できる。上記操作は上述のフローチヤートのス
テツプＰ−８とＰ−９の間で行なう。
上記装置は通常透析装置に組み込まれるが、既設の透析
装置を利用することもできる。この場合には透析装置に
組み込まれた血液ポンプ４から信号を取り出す必要があ
る。
装置を利用することもできる。この場合には透析装置に
組み込まれた血液ポンプ４から信号を取り出す必要があ
る。
第８図はかかる個人用透析装置を自動洗浄可能に改造し
た例を示す斜視図である。第８図に示すように血液回路
L3、L4及び血液透析器５は透析装置に装着され、血液回
路の血液導入口11、ACD液注入端部13にそれぞれ生食と
ヘパ加生食容器１、２が接続された回路L1、L2が連結さ
れている。７は制御装置であり、この装置には第１及び
第２の気泡検出手段21、22と第１及び第２の弁V1、V2が
一体に組み込まれている。上記装置で洗浄操作が終了す
ると血液透析器５を反転させ、かつ回路端部の血液導入
口11と血液導出口12を患者に接続し、ACD液注入端部13
にACD液回路を接続すると直ちに血液処理操作に入るこ
とができる。
た例を示す斜視図である。第８図に示すように血液回路
L3、L4及び血液透析器５は透析装置に装着され、血液回
路の血液導入口11、ACD液注入端部13にそれぞれ生食と
ヘパ加生食容器１、２が接続された回路L1、L2が連結さ
れている。７は制御装置であり、この装置には第１及び
第２の気泡検出手段21、22と第１及び第２の弁V1、V2が
一体に組み込まれている。上記装置で洗浄操作が終了す
ると血液透析器５を反転させ、かつ回路端部の血液導入
口11と血液導出口12を患者に接続し、ACD液注入端部13
にACD液回路を接続すると直ちに血液処理操作に入るこ
とができる。
（発明の効果） 以上のように本発明によれば血液透析器が血液回路とと
もに装置に組み込まれた状態で自動的に洗浄処理ができ
るので、洗浄操作がきわめて容易である。
もに装置に組み込まれた状態で自動的に洗浄処理ができ
るので、洗浄操作がきわめて容易である。
第１図は血液透析を説明するフロー図であり、第２図は
本発明装置を用いた洗浄時のフロー図であり、第３図は
本発明装置のフローチヤートであり、第４図〜第７図は
各ステツプでの状態を示すフロー図であり、第８図は既
設の透析装置を利用した本発明装置の一例を示す斜視図
である。 １……洗浄液容器 ２……ヘパリン添加洗浄液容器 ４……血液ポンプ ５……血液透析器 ７……制御装置 21……第１の気泡検知手段 22……第２の気泡検知手段 L1……第１の回路 L2……第２の回路 L3……動脈側血液回路 L4……静脈側血液回路 V1……第１の弁 V2……第２の弁
本発明装置を用いた洗浄時のフロー図であり、第３図は
本発明装置のフローチヤートであり、第４図〜第７図は
各ステツプでの状態を示すフロー図であり、第８図は既
設の透析装置を利用した本発明装置の一例を示す斜視図
である。 １……洗浄液容器 ２……ヘパリン添加洗浄液容器 ４……血液ポンプ ５……血液透析器 ７……制御装置 21……第１の気泡検知手段 22……第２の気泡検知手段 L1……第１の回路 L2……第２の回路 L3……動脈側血液回路 L4……静脈側血液回路 V1……第１の弁 V2……第２の弁
Claims (1)
- 【請求項１】膜を収容した血液処理器に血液回路を接続
して、該血液処理器を血液入口が下部、血液出口が上部
となるように血液処理装置に装着し、かつ該静脈側血液
回路の端部を排液容器内に開口させ、該動脈側血液回路
の端部に分岐を設け、該動脈側血液回路の分岐した各端
部にそれぞれ洗浄容器に接続された第１の回路と、ヘパ
リン添加洗浄液容器に接続された第２の回路を連結した
血液処理器の自動洗浄装置であって、 該第１および第２の回路に取着され、各回路内の気泡を
検知する第１および第２の気泡検知手段と、 該第１および第２の回路の第１および第２の気泡検知手
段の下流に取着された第１および第２の弁と、 外部からのスタート指令を受けて、上記第１の弁を開放
し、第２の弁を閉止し、動脈側回路に設けられたポンプ
を駆動して血液処理器へ洗浄液を流す洗浄液供給手段
と、 上記第１の気泡検知手段からの気泡検知信号を受けて、
上記第１の弁を閉止し、第２の弁を開放してヘパリン添
加洗浄液を血液処理器へ流すヘパリン添加洗浄液供給手
段と、 上記第２の気泡検知手段からの気泡検知信号を受けて、
上記第２の弁を閉止し、ポンプの駆動を停止する洗浄終
了手段 を備えてなる血液処理器の自動洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62059672A JPH0783764B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | 血液処理器の自動洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62059672A JPH0783764B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | 血液処理器の自動洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63315061A JPS63315061A (ja) | 1988-12-22 |
| JPH0783764B2 true JPH0783764B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=13119915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62059672A Expired - Fee Related JPH0783764B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | 血液処理器の自動洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783764B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5041215A (en) * | 1989-11-22 | 1991-08-20 | Cobe Laboratories, Inc. | Dialysis unit priming |
| JPH074032Y2 (ja) * | 1990-12-14 | 1995-02-01 | 株式会社三陽電機製作所 | 体外循環治療装置の気泡除去装置 |
| JP2005193011A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-07-21 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | 血液浄化装置のプライミング方法 |
| US7842001B2 (en) | 2005-01-07 | 2010-11-30 | Jms Co. | Automatic priming method |
| EP1837046A4 (en) * | 2005-01-07 | 2012-07-25 | Jms Co | AUTOMATIC STARTING PROCESS |
| JP5496725B2 (ja) * | 2010-03-23 | 2014-05-21 | 旭化成メディカル株式会社 | 血液浄化装置 |
| JP5698010B2 (ja) * | 2011-01-24 | 2015-04-08 | 旭化成メディカル株式会社 | 血液浄化装置及び血液浄化装置の作動方法 |
| CN102657903B (zh) * | 2012-05-18 | 2015-07-29 | 重庆山外山科技有限公司 | 一种血液净化用气泡监测系统 |
| JP6171455B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2017-08-02 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 透析液供給装置 |
| CN114344596B (zh) * | 2021-12-27 | 2023-07-25 | 健帆生物科技集团股份有限公司 | 血液灌流器的排气控制系统 |
-
1987
- 1987-03-13 JP JP62059672A patent/JPH0783764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63315061A (ja) | 1988-12-22 |
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