JPH078363Y2 - 作業車輌における走行伝動装置 - Google Patents
作業車輌における走行伝動装置Info
- Publication number
- JPH078363Y2 JPH078363Y2 JP6648188U JP6648188U JPH078363Y2 JP H078363 Y2 JPH078363 Y2 JP H078363Y2 JP 6648188 U JP6648188 U JP 6648188U JP 6648188 U JP6648188 U JP 6648188U JP H078363 Y2 JPH078363 Y2 JP H078363Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- side clutch
- slide
- gears
- clutch shaft
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- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、作業車輌の走行伝動装置に関するものであ
る。
る。
(ロ)従来技術 作業車輌において、左右車軸への伝動経路に差動装置伝
動機構と左右一対のサイドクラッチ伝動機構とを設け、
これら両伝動機構を択一的に使用して操向するようにし
た操向伝動装置は既に知られるところである(例えば実
公昭46-35125号公報参照)。
動機構と左右一対のサイドクラッチ伝動機構とを設け、
これら両伝動機構を択一的に使用して操向するようにし
た操向伝動装置は既に知られるところである(例えば実
公昭46-35125号公報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上述した従来の走行伝動装置では、サイドクラッチ軸に
スプライン嵌着された左右サイドクラッチギヤの内一方
のギヤに連設ギヤを設け、差動装置で左右車軸を駆動す
る場合は、上記一方サイドクラッチギヤによる動力伝達
を断って連設ギヤを作動装置の受動ギヤに噛み合わさ
せ、その操作に伴ってさらに他方のサイドクラッチギヤ
をも動力遮断する構造になっているので、一方のサイド
クラッチギヤ並びにそれに関連する伝動ギヤ等が他方の
それらに対して特殊構造になって左右間の互換性がなく
なるばかりか、一方サイドクラッチギヤの連設ギヤを差
動装置に噛み合わせる場合に他方のサイドクラッチギヤ
をも遮断操作しなければならず、その操作がし忘れられ
たりすると装置の破損に繋がるといった難点があるにも
かかわらず、差動装置で左右車軸が駆動されてもそれら
車軸が逆転駆動されることはないから信地旋回不可能で
狭小地での回向が不利になる問題があり、さらに左右車
軸を緊急制動するためにはブレーキ装置を別途必要とし
ていた。
スプライン嵌着された左右サイドクラッチギヤの内一方
のギヤに連設ギヤを設け、差動装置で左右車軸を駆動す
る場合は、上記一方サイドクラッチギヤによる動力伝達
を断って連設ギヤを作動装置の受動ギヤに噛み合わさ
せ、その操作に伴ってさらに他方のサイドクラッチギヤ
をも動力遮断する構造になっているので、一方のサイド
クラッチギヤ並びにそれに関連する伝動ギヤ等が他方の
それらに対して特殊構造になって左右間の互換性がなく
なるばかりか、一方サイドクラッチギヤの連設ギヤを差
動装置に噛み合わせる場合に他方のサイドクラッチギヤ
をも遮断操作しなければならず、その操作がし忘れられ
たりすると装置の破損に繋がるといった難点があるにも
かかわらず、差動装置で左右車軸が駆動されてもそれら
車軸が逆転駆動されることはないから信地旋回不可能で
狭小地での回向が不利になる問題があり、さらに左右車
軸を緊急制動するためにはブレーキ装置を別途必要とし
ていた。
本考案は、従来技術の有する上記の諸々の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、サイ
ドクラッチギヤ及びその関連部が左右共通構造になると
ともに、回向側のサイドクラッチの動力切断操作のみで
左右車軸を逆転させ信地旋回することができて誤操作の
心配がなくなり、さらに左右車軸を同時制動することも
できるようにした作業車輌の走行伝動装置を提供しよう
とするものである。
てなされたものであり、その目的とするところは、サイ
ドクラッチギヤ及びその関連部が左右共通構造になると
ともに、回向側のサイドクラッチの動力切断操作のみで
左右車軸を逆転させ信地旋回することができて誤操作の
心配がなくなり、さらに左右車軸を同時制動することも
できるようにした作業車輌の走行伝動装置を提供しよう
とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案における走行伝動
装置は、 走行伝動系(8)中のサイドクラッチ軸(13)に左右受
動ギヤ(14)(14)を遊転嵌着し、各受動ギヤ(14)
(14)の左右両側部に左右スライドギヤ(15)(15)を
サイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で且つ軸方向
に摺動できるよう通常のサイドクラッチフォークにより
軸装し、各スライドギヤ(15)(15)とそれぞれに対応
する受動ギヤ(14)(14)との間に係脱自在のクラッチ
(16)(16)を設けるとともに、各スライドギヤ(15)
(15)と外方の固定壁(17)(17)との間にそれぞれ操
向ブレーキ(18)(18)を設置し、前記サイドクラッチ
フォークの作動により前記各スライドギヤ(15)(15)
を左右摺動自在で左右車軸(12)(12)の大径ギヤ(1
9)(19)に常時噛み合わせ、上記車軸(12)(12)の
内端部間に跨がって差動機構(20)を介装させ、該差動
機構(20)の基幹ギヤ(22)を、前記サイドクラッチ軸
(13)に固着した制動ギヤ(23)と常時噛み合わせると
ともに、前記サイドクラッチ軸(13)の、前記スライド
ギヤ(15)(15)のうち一方をクラッチ(16)切り作動
させるとともに操向ブレーキ(18)入り状態とし、前記
差動機構(20)の駆動により信地旋回可能に構成したも
のである。
装置は、 走行伝動系(8)中のサイドクラッチ軸(13)に左右受
動ギヤ(14)(14)を遊転嵌着し、各受動ギヤ(14)
(14)の左右両側部に左右スライドギヤ(15)(15)を
サイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で且つ軸方向
に摺動できるよう通常のサイドクラッチフォークにより
軸装し、各スライドギヤ(15)(15)とそれぞれに対応
する受動ギヤ(14)(14)との間に係脱自在のクラッチ
(16)(16)を設けるとともに、各スライドギヤ(15)
(15)と外方の固定壁(17)(17)との間にそれぞれ操
向ブレーキ(18)(18)を設置し、前記サイドクラッチ
フォークの作動により前記各スライドギヤ(15)(15)
を左右摺動自在で左右車軸(12)(12)の大径ギヤ(1
9)(19)に常時噛み合わせ、上記車軸(12)(12)の
内端部間に跨がって差動機構(20)を介装させ、該差動
機構(20)の基幹ギヤ(22)を、前記サイドクラッチ軸
(13)に固着した制動ギヤ(23)と常時噛み合わせると
ともに、前記サイドクラッチ軸(13)の、前記スライド
ギヤ(15)(15)のうち一方をクラッチ(16)切り作動
させるとともに操向ブレーキ(18)入り状態とし、前記
差動機構(20)の駆動により信地旋回可能に構成したも
のである。
(ホ)作用 本考案による走行伝動装置にあっては、例えば車体を左
旋回する場合には、左スライドギヤ(15)をサイドクラ
ッチ軸(13)の軸心方向に摺動移動させれば、その左ス
ライドギヤ(15)と左受動ギヤ(14)とのクラッチ(1
6)係合が外れて、左スライドギヤ(15)から左大径ギ
ヤ(19)を経て左車軸(12)に伝達される動力が遮断さ
れ車体は左側にサイドクラッチ操向するのであり、この
時、左スライドギヤ(15)がクラッチ切断位置から更に
摺動移動されると、左スライドギヤ(15)により左操向
ブレーキ(18)が制動状態に作動され、サイドクラッチ
軸(13)が制動固定される。
旋回する場合には、左スライドギヤ(15)をサイドクラ
ッチ軸(13)の軸心方向に摺動移動させれば、その左ス
ライドギヤ(15)と左受動ギヤ(14)とのクラッチ(1
6)係合が外れて、左スライドギヤ(15)から左大径ギ
ヤ(19)を経て左車軸(12)に伝達される動力が遮断さ
れ車体は左側にサイドクラッチ操向するのであり、この
時、左スライドギヤ(15)がクラッチ切断位置から更に
摺動移動されると、左スライドギヤ(15)により左操向
ブレーキ(18)が制動状態に作動され、サイドクラッチ
軸(13)が制動固定される。
サイドクラッチ軸(13)が固定されれば、その軸(13)
の制動ギヤ(23)に常時かみ合いしている基幹ギヤ(2
2)が固定され、差動機構(20)は右受動ギヤ(14)右
大径ギヤ(19)を経て入力される動力で差動開始され、
左右車軸(12)(12)を互いに逆転させる差動をするこ
とになって、車体は左側に信地旋回するのである。
の制動ギヤ(23)に常時かみ合いしている基幹ギヤ(2
2)が固定され、差動機構(20)は右受動ギヤ(14)右
大径ギヤ(19)を経て入力される動力で差動開始され、
左右車軸(12)(12)を互いに逆転させる差動をするこ
とになって、車体は左側に信地旋回するのである。
なお、車体を右旋回する場合は、左側旋回の場合と同じ
ように差動させることで、右側サイドクラッチ操向、右
側信地旋回ができるのであり、さらに、左右両スライド
ギヤ(15)(15)を同時に制動状態にすることで、車体
を制動停止させることができるのである。
ように差動させることで、右側サイドクラッチ操向、右
側信地旋回ができるのであり、さらに、左右両スライド
ギヤ(15)(15)を同時に制動状態にすることで、車体
を制動停止させることができるのである。
(ヘ)実施例 実施例について、図面を参照して説明する。
第1図は、右側車軸の一部を切除して示した本考案伝動
装置の第1実施例の要部断面図、第2図は本考案装置が
適用された作業車輌(コンバイン)の側面概略図であ
る。
装置の第1実施例の要部断面図、第2図は本考案装置が
適用された作業車輌(コンバイン)の側面概略図であ
る。
第1図と第2図において、(1)は作業車輌の車体で、
その上部には脱穀機(2)やエンジン(3)及び運転部
(4)等が装設されるとともに、車体(1)の前部には
刈取搬送部(5)が設けられ、車体(1)の下部に配設
される左右一対のクローラ走行装置(6)の駆動輪
(7)を、上記エンジン(3)に連動連結した走行伝動
系(8)で駆動して走行するように構成されている。
その上部には脱穀機(2)やエンジン(3)及び運転部
(4)等が装設されるとともに、車体(1)の前部には
刈取搬送部(5)が設けられ、車体(1)の下部に配設
される左右一対のクローラ走行装置(6)の駆動輪
(7)を、上記エンジン(3)に連動連結した走行伝動
系(8)で駆動して走行するように構成されている。
走行伝動系(8)における中間軸(10)よりも後位の伝
動系列が本考案にあっては次に述べる構造になされてい
るのである。
動系列が本考案にあっては次に述べる構造になされてい
るのである。
中間軸(10)の次位部分にはサイドクラッチ軸(13)が
平行に支承され、そのサイドクラッチ軸(13)には左右
の受動ギヤ(14)(14)が遊転嵌着され、各受動ギヤ
(14)(14)が上記中間軸(10)のギヤ(11)に常時噛
み合いされている。
平行に支承され、そのサイドクラッチ軸(13)には左右
の受動ギヤ(14)(14)が遊転嵌着され、各受動ギヤ
(14)(14)が上記中間軸(10)のギヤ(11)に常時噛
み合いされている。
左右受動ギヤ(14)(14)の左右両側部におけるサイド
クラッチ軸(13)には、左右のスライドギア(15)(1
5)がサイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で且つ
軸心方向に摺動移動できるように嵌着され、各スライド
ギヤ(15)(15)とそれぞれに対向する受動ギヤ(14)
(14)との間にはクラッチ(16)(16)が形設されてい
る。
クラッチ軸(13)には、左右のスライドギア(15)(1
5)がサイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で且つ
軸心方向に摺動移動できるように嵌着され、各スライド
ギヤ(15)(15)とそれぞれに対向する受動ギヤ(14)
(14)との間にはクラッチ(16)(16)が形設されてい
る。
また、各スライドギヤ(15)(15)と、それらの外方に
位置する固定壁(17)(17)との間だには、左右の操向
ブレーキ(18)(18)が設けられている。
位置する固定壁(17)(17)との間だには、左右の操向
ブレーキ(18)(18)が設けられている。
さらに、左右のスライドギヤ(15)(15)は、上述した
左右車軸(12)(12)の内端部寄り部位にそれぞれ嵌着
されている大径ギヤ(19)(19)に常時噛み合いさせら
れ、左右車軸(12)(12)の内端部間には、その内端部
に跨がって作動機構(20)が介装されている。
左右車軸(12)(12)の内端部寄り部位にそれぞれ嵌着
されている大径ギヤ(19)(19)に常時噛み合いさせら
れ、左右車軸(12)(12)の内端部間には、その内端部
に跨がって作動機構(20)が介装されている。
第1図にみられる作動機構(20)は、ケース(21)と、
そのケース内部において左右車軸(12)(12)に嵌着固
定されるベベルギヤ及び車軸に対して直交する枢軸によ
り支持されるベベルギヤ、上記ケース(21)に固定され
る基幹ギヤ(22)等からなり、その基幹ギヤ(22)が、
前述サイドクラッチ軸(13)の中央部に固着された制動
ギヤ(23)に常時噛み合わされた構造になっているので
ある。
そのケース内部において左右車軸(12)(12)に嵌着固
定されるベベルギヤ及び車軸に対して直交する枢軸によ
り支持されるベベルギヤ、上記ケース(21)に固定され
る基幹ギヤ(22)等からなり、その基幹ギヤ(22)が、
前述サイドクラッチ軸(13)の中央部に固着された制動
ギヤ(23)に常時噛み合わされた構造になっているので
ある。
なお第3図は、作動機構(20)の変形例を示すものであ
って、該例における作動機構は(20)は、左右車軸(1
2)(12)間に別の枢軸(24)を跨装してその枢軸に基
幹ギヤ(サンギヤ25)を設け、該サンギヤ(25)に一体
的に取り付けた固定ギヤ(26)をサイドクラッチ軸(1
3)及び同軸(13)に仕組まれる受動ギヤ(14)(1
4)、左右操向ブレーキ(18)(18)等については第1
実施例の場合と相違がないものである。
って、該例における作動機構は(20)は、左右車軸(1
2)(12)間に別の枢軸(24)を跨装してその枢軸に基
幹ギヤ(サンギヤ25)を設け、該サンギヤ(25)に一体
的に取り付けた固定ギヤ(26)をサイドクラッチ軸(1
3)及び同軸(13)に仕組まれる受動ギヤ(14)(1
4)、左右操向ブレーキ(18)(18)等については第1
実施例の場合と相違がないものである。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案装置は、 走行伝動系(8)中のサイドクラッチ軸(13)に左右受
動ギヤ(14)(14)を遊嵌し、各左右受動ギヤ(14)
(14)の左右両側部に左右スライドギヤ(15)(15)を
サイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で軸方向に摺
動出来るようサイドクラッチフォークにより軸装し、各
スライドギヤ(15)(15)とそのが外方の固定壁(17)
(17)との間にそれぞれ操向ブレーキ(18)(18)を設
置し、前記でもって結束紐(M)をニードル(5)にま
で紐通しする紐通し装置において、前記サイドクラッチ
フォークの作動により前記各スライドギヤ(15)(15)
を左右摺動自在で車軸(12)(12)の大径ギヤ(19)
(19)に常時噛合わせ、上記左右車軸(12)(12)の内
端部間で前記サイドクラッチ軸(13)に固着した制動ギ
ヤ(23)と常時噛合基幹ギヤ(22)を備えた作動機構
(20)を前記スライドギヤ(15)(15)の中、一方のス
ライドギヤ(15)を固定壁側へ摺動させ、操向ブレーキ
(18)を制動状態にするとともに前記作動機構(20)に
より信地旋回化膿に構成したことを特徴とするものであ
るから、サイドクラッチ軸(13)に部に装設されるサイ
ドクラッチ・操向ブレーキとそれらに関連する部材が左
右共通構造でよくなるとともに、旋回側のスライドギヤ
を摺動する操作のみで左右車軸を逆転させて信地旋回す
ることができて誤操作の起こる心配がなくなり、さらに
左右操向ブレーキを同時制動することで車体を停止する
こともでき、全体としてきわめて好都合な車体走行が行
える利点がある。
動ギヤ(14)(14)を遊嵌し、各左右受動ギヤ(14)
(14)の左右両側部に左右スライドギヤ(15)(15)を
サイドクラッチ軸(13)に対して回転自由で軸方向に摺
動出来るようサイドクラッチフォークにより軸装し、各
スライドギヤ(15)(15)とそのが外方の固定壁(17)
(17)との間にそれぞれ操向ブレーキ(18)(18)を設
置し、前記でもって結束紐(M)をニードル(5)にま
で紐通しする紐通し装置において、前記サイドクラッチ
フォークの作動により前記各スライドギヤ(15)(15)
を左右摺動自在で車軸(12)(12)の大径ギヤ(19)
(19)に常時噛合わせ、上記左右車軸(12)(12)の内
端部間で前記サイドクラッチ軸(13)に固着した制動ギ
ヤ(23)と常時噛合基幹ギヤ(22)を備えた作動機構
(20)を前記スライドギヤ(15)(15)の中、一方のス
ライドギヤ(15)を固定壁側へ摺動させ、操向ブレーキ
(18)を制動状態にするとともに前記作動機構(20)に
より信地旋回化膿に構成したことを特徴とするものであ
るから、サイドクラッチ軸(13)に部に装設されるサイ
ドクラッチ・操向ブレーキとそれらに関連する部材が左
右共通構造でよくなるとともに、旋回側のスライドギヤ
を摺動する操作のみで左右車軸を逆転させて信地旋回す
ることができて誤操作の起こる心配がなくなり、さらに
左右操向ブレーキを同時制動することで車体を停止する
こともでき、全体としてきわめて好都合な車体走行が行
える利点がある。
第1図は、右側車軸の一部を切除して示した本考案の第
1実施例の要部断面図、第2図は第1図の本考案装置が
適用された作業車輌の側面概略図、第3図は本考案装置
の変形例を示す要部断面図である。 (8)……走行伝動系、(12)……左右車軸 (13)……サイドクラッチ軸、(14)……受動ギヤ (15)……スライドギヤ、(16)……クラッチ (17)……固定壁、(18)……操向ブレーキ (19)……大径ギヤ、(20)……作動機構 (22)……基幹ギヤ、(23)……制動ギヤ
1実施例の要部断面図、第2図は第1図の本考案装置が
適用された作業車輌の側面概略図、第3図は本考案装置
の変形例を示す要部断面図である。 (8)……走行伝動系、(12)……左右車軸 (13)……サイドクラッチ軸、(14)……受動ギヤ (15)……スライドギヤ、(16)……クラッチ (17)……固定壁、(18)……操向ブレーキ (19)……大径ギヤ、(20)……作動機構 (22)……基幹ギヤ、(23)……制動ギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】走行伝動系(8)中のサイドクラッチ軸
(13)に左右受動ギヤ(14)(14)を遊転嵌着し、各受
動ギヤ(14)(14)の左右両側部に左右スライドギヤ
(15)(15)をサイドクラッチ軸(13)に対して回転自
由で且つ軸方向に摺動できるよう通常のサイドクラッチ
フォークにより軸装し、各スライドギヤ(15)(15)と
それぞれに対応する受動ギヤ(14)(14)との間に係脱
自在のクラッチ(16)(16)を設けるとともに、各スラ
イドギヤ(15)(15)と外方の固定壁(17)(17)との
間にそれぞれ操向ブレーキ(18)(18)を設置し、前記
サイドクラッチフォークの作動により前記各スライドギ
ヤ(15)(15)を左右摺動自在で左右車軸(12)(12)
の大径ギヤ(19)(19)に常時噛み合わせ、上記車軸
(12)(12)の内端部間に跨がって差動機構(20)を介
装させ、該差動機構(20)の基幹ギヤ(22)を、前記サ
イドクラッチ軸(13)に固着した制動ギヤ(23)と常時
噛み合わせるとともに、前記サイドクラッチ軸(13)
の、前記スライドギヤ(15)(15)のうち一方をクラッ
チ(16)切り作動させるとともに操向ブレーキ(18)入
り状態とし、前記差動機構(20)の駆動により信地旋回
可能に構成したことを特徴とする作業車輛における走行
伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6648188U JPH078363Y2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 作業車輌における走行伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6648188U JPH078363Y2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 作業車輌における走行伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01168368U JPH01168368U (ja) | 1989-11-28 |
JPH078363Y2 true JPH078363Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31291887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6648188U Expired - Lifetime JPH078363Y2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 作業車輌における走行伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078363Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-19 JP JP6648188U patent/JPH078363Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01168368U (ja) | 1989-11-28 |
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