JPH0783629A - 3次元形状測定装置 - Google Patents

3次元形状測定装置

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JPH0783629A
JPH0783629A JP5176507A JP17650793A JPH0783629A JP H0783629 A JPH0783629 A JP H0783629A JP 5176507 A JP5176507 A JP 5176507A JP 17650793 A JP17650793 A JP 17650793A JP H0783629 A JPH0783629 A JP H0783629A
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JP
Japan
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pza
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dimensional
cutting line
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JP5176507A
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Inventor
Yoshinobu Hiyamizu
由信 冷水
Katsutoshi Nishizaki
勝利 西崎
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光切断線の像位置算出のばらつきを小さくし
て、精度向上を可能にし、しかも2次元撮像素子の移動
および画像データの取り込みのための制御回路を簡単に
する。 【構成】 3次元形状測定装置は、直交2軸方向の複数
の画素よりなる画素集合体を有するCCD撮像素子12を
用いて、光切断法により3次元形状測定を行う。微小移
動制御装置4により撮像素子12を所定の微小量ずつ移動
させ、複数の各位置において、撮像素子12を含むテレビ
カメラ3により被測定物の表面の光切断線を撮像し、得
られた画像データにおける各画素に関する光強度のデー
タと、撮像素子12の位置のデータとに基づいて、データ
処理装置5により光切断線の重心位置を算出する。テレ
ビカメラ3からの垂直同期信号に基づいて、撮像素子12
の移動および画像データの取り込みを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光切断法を用いた3
次元形状測定装置に関する。
【0002】光切断法を用いた3次元形状測定装置は、
レーザダイオードなどの適当な光源から被測定物にスリ
ット光を照射し、スリット光が被測定物の表面に当たっ
て形成される光切断線をテレビカメラのCCD撮像素子
などの2次元撮像素子で撮像し、その画像データをフレ
ームメモリに取り込み、適当なデータ処理を施すことに
より、光切断線の2次元画像データを3次元形状データ
に変換するものである。テレビカメラの2次元撮像素子
は、直交2軸方向の複数の画素よりなる画素集合体を有
するものである。
【0003】
【従来の技術】上記のような3次元形状測定装置の場
合、テレビカメラの撮像素子で撮像した光切断線の像位
置を抽出する必要があるが、従来は、光切断線の像位置
を画素単位でしか決められなかったため、精度が撮像素
子の画素数すなわち解像度によって制限されるという問
題があった。
【0004】このため、光切断線像が結像している複数
の画素の位置とそれぞれの画素の光強度とから加重平均
によって光切断線像の重心位置を算出し、これにより光
切断線の像位置を決定することが提案されている(特開
昭63−279110号公報参照)。
【0005】上記のように加重平均によって光切断線像
の重心位置を算出する場合、撮像素子自体の解像度より
ある程度精度を上げることはできるが、レーザ光の出力
分布変化などの影響を受けやすく、比較的ばらつきが大
きいという問題がある。したがって、この方法において
も、解像度に限界があり、せいぜい画素間ピッチの1/
10程度の分解能しか得られない。
【0006】そこで、本発明者らは、2次元撮像素子を
所定の微小量ずつ移動させ、複数の各位置において、光
切断線を撮像し、得られた画像データにおける各画素に
関する光強度のデータと、2次元撮像素子の位置のデー
タとに基づいて、光切断線の重心位置を算出するように
なされた3次元形状測定装置を提案した(特願平4−4
5466号、特願平4−230552号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な3次元形状測定装置では、2次元撮像素子の移動とこ
れからの画像データの取り込みとの同期をとる必要があ
るため、その制御回路が比較的複雑になる。
【0008】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
光切断線の像位置算出のばらつきが小さく、精度向上が
可能であり、しかも2次元撮像素子の移動および画像デ
ータの取り込みのための制御回路が比較的簡単になる3
次元形状測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による3次元形
状測定装置は、直交2軸方向の複数の画素よりなる画素
集合体を有する2次元撮像素子を用いて、光切断法によ
り3次元形状測定を行う3次元形状測定装置において、
2次元撮像素子を所定の微小量ずつ移動させ、複数の各
位置において、被測定物の表面の光切断線を撮像し、得
られた画像データにおける各画素に関する光強度のデー
タと、2次元撮像素子の位置のデータとに基づいて、光
切断線の重心位置を算出するようになされ、2次元撮像
素子を含む2次元撮像手段からの垂直同期信号に基づい
て、2次元撮像素子の移動および画像データの取り込み
を制御するようになされていることを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】2次元撮像素子を所定の微小量ずつ移動させ、
複数の各位置において、被測定物の表面の光切断線を撮
像し、得られた画像データにおける各画素に関する光強
度のデータと、2次元撮像素子の位置のデータとに基づ
いて、光切断線の重心位置を算出するので、レーザ光の
出力分布変化などの影響を受けにくく、したがって、光
切断線の像位置算出のばらつきが小さく、大幅な精度向
上が可能である。また、2次元撮像素子の移動および画
像データの取り込みを制御を、2次元撮像手段からの垂
直同期信号に基づいて行うので、別の同期信号源などが
不要であり、制御回路が比較的簡単になる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0012】図1は3次元形状測定装置の全体概略構成
を示し、図2はその主要部の構成を示している。
【0013】図1に示すように、測定装置は、被測定物
ステージ(1) 、スリット光源(2) 、テレビカメラ(3) 、
微小移動制御装置(4) およびデータ処理装置(5) を備え
ている。
【0014】ステージ(1) は被測定物(6) をのせるため
のものであり、図示しない適当な手段により、互いに直
交する2つの水平方向および垂直方向に移動させられる
とともに、垂直軸を中心に回転させられるようになって
いる。
【0015】スリット光源(2) は、図示しないLD(レ
ーザダイオード)、シリンドリカルレンズなどを用いて
被測定物(6) にスリット光(7) を照射するためのもので
ある。
【0016】テレビカメラ(3) はスリット光(7) が被測
定物(6) の表面に当たって形成される光切断線(8) を撮
像する2次元撮像手段を構成しており、図2に示すよう
に、カメラヘッド(9) 、撮像回路(10)などを備えてい
る。カメラヘッド(9) には、レンズ(11)、2次元撮像素
子であるCCD撮像素子(12)、CCD撮像素子(12)を一
定方向に微小移動するためのPZA(ピエゾアクチュエ
ータ)(13)などが設けられている。図示は省略したが、
撮像素子(12)は、直交2軸方向の複数の画素よりなる画
素集合体を備えている。撮像回路(10)は、内部クロック
に同期させて、微小移動制御装置(4) にFLD(フィー
ルド判別信号)を出力し、データ処理装置(5) に映像信
号と同期信号の混合した複合映像信号を出力する。この
テレビカメラ(3) は、2:1インタレース方式を採用し
ている。図4のタイムチャートに示すように、FLDは
一定周期(約1/60秒)おきにH(High)レベルの状態
とL(Low) レベルの状態を繰り返し、その立ち上がりが
フィールド1の垂直同期信号に同期し、その立ち下がり
がフィールド2の垂直同期信号に同期している。そし
て、FLDがHレベルの間がフィールド1に、Lレベル
の間がフィールド2に相当している。
【0017】微小移動制御装置(4) は、PZA制御回路
(14)、PZA駆動回路(15)およびPZA用電源回路(16)
を備えている。図3に示すように、PZA制御回路(14)
は、F/F(フリップフロップ)(25)、カウンタ(19)、
PLD(Programmable LogicDevice )(20)、DA変換
器(図示略)などを備えている。そして、PZA制御回
路(14)は、後述するデータ処理装置(5) からのSTR
(スタート信号)をNOR回路(26)を介してF/F(25)
で受けると、撮像回路(10)から出力されるFLDをカウ
ンタ(19)でカウントし、そのカウント値に応じた0〜1
0VのDRV(駆動ステップ電圧)をPLD(20)からP
ZA駆動回路(15)に出力する。また、これと同時に、各
ステップごとにFRM(画像取り込み同期信号)をPL
D(20)からデータ処理装置(5) に出力する。さらに、一
連の処理が終了したときに、STP(ストップ信号)を
PLD(20)からNOR回路(26)を介してF/F(25)に出
力する。なお、このような一連の動作シーケンスは、P
LD(20)に予め書き込まれている論理回路によって実現
される。PZA駆動回路(15)は、PZA制御回路(14)よ
り入力されたDRVを増幅し、これに応じた0〜100
VのPZA駆動電圧をPZA(13)に出力する。
【0018】データ処理装置(5) は、ホストコンピュー
タ(17)およびフレームメモリ(18)を備えている。コンピ
ュータ(17)は、パラレルI/Oを介して測定開始のトリ
ガパルスであるSTRをPZA制御回路(14)のF/F(2
5)にNOR回路(26)を介して出力し、一連のシーケンス
にしたがってPZA制御回路(14)のPLD(20)より出力
されるFRMを受けて、フレームメモリ(18)に対して画
像取り込み指示を行う。フレームメモリ(18)は、コンピ
ュータ(17)からの画像取り込み指示を受けると、複合映
像信号の同期信号に応じて複合映像信号のフィールド1
およびフィールド2の1フレームの取り込みを行い、2
次元画像データをコンピュータ(17)に送る。
【0019】上記の3次元形状測定装置において、測定
に先立ち、キャリブレーションが行われて、テレビカメ
ラ(3) の撮像素子(12)の画素集合体上の2次元位置を被
測定物(6) のある空間の3次元位置に変換するための変
換位置データが求められ、これがデータ処理装置(5) に
記憶される。
【0020】被測定物(6) の形状の測定を行う場合、テ
レビカメラ(3) により被測定物(6)の表面の光切断線(8)
が撮像され、その2次元画像データがデータ処理装置
(5)に送られる。データ処理装置(5) は、この画像デー
タから後述する方法で決定した撮像素子(12)の画素集合
体上の光切断線(8) の2次元位置を、変換位置データを
用いて、3次元位置に変換し、光切断線(8) の3次元形
状を求める。そして、ステージ(1) すなわち被測定物
(6) の移動、回転を行いながら、上記のような操作を繰
り返すことにより、被測定物(6) の3次元形状が測定さ
れる。このような3次元形状の測定は公知であるから、
詳細な説明は省略する。
【0021】撮像素子(12)の画素集合体上の光切断線
(8) の2次元位置の決定は、前記の特願平4−4546
6号、特願平4−230552号に記載された方法、そ
の他の方法により行われる。すなわち、微小移動制御装
置(4) によりテレビカメラ(3)の撮像素子(12)を所定の
微小量ずつ移動させ、複数の各位置において、光切断線
(8) を撮像し、得られた2次元画像データにおける各画
素に関する光強度のデータと、撮像素子(12)の位置のデ
ータとに基づいて、光切断線(8) の重心位置を算出し、
これを光切断線(8) の2次元位置とする。
【0022】次に、図4のタイムチャートを参照して、
上記の光切断線(8) の2次元位置決定時の撮像素子(12)
の微小移動制御について説明する。なお、図4におい
て、CLR1はコンピュータ(17)からPZA制御回路(1
4)のF/F(25)へのクリア信号を示している。CNTは
PZA制御回路(14)のカウンタ(19)の出力タイミングを
示し、その枠内の数字はカウント値を表わしている。ま
た、MEMはコンピュータ(17)からフレームメモリ(18)
への画像取り込み指示のタイミング、PZAはPZA(1
3)の移動のタイミングを示し、DRV、FRM、MEM
およびPZAの枠内の数字はPZA(13)の移動のステッ
プ数を表わしている。また、VIDEO OUT は、撮像素子(1
2)の蓄積タイミングを示している。図3のCLR2はF
/F(25)からカウンタ(19)およびPLD(20)への出力で
あるクリア信号を示し、このCLR2はデータ処理装置
(5) のコンピュータ(17)にも入力する。
【0023】CLR1は、何らかの原因で一連の動作が
終了する前に測定が中断したような場合にPZA制御回
路(14)のカウンタ(19)のカウント値およびPLD(20)の
データバッファをクリアして測定を再開するために設け
られている。図4の時点t1においてCLR1がごく短
時間Hレベルになると、F/F(25)の出力であるCLR
2がLレベルになる。CLR2がLレベルになることに
より、PLD(20)のクリア端子がLレベル(アクティ
ブ)になって、出力が一旦全てLレベルになるため、D
RVが0Vになる。また、CLR2がLレベルになるこ
とにより、カウンタ(19)のクリア端子およびイネーブル
端子がLレベルになって、カウント値が0にリセットさ
れるとともに、カウンタ(19)が非カウント状態となる。
そして、CLR1がHレベルになった直後のFLDの立
ち下がりのタイミング(時点t2 )で、DRVが所定の
初期状態になる。このような状態で、コンピュータ(17)
からのSTRがごく短時間Hレベルになると、その立ち
上がりのタイミング(時点t3 )で、CLR2がHレベ
ルになる。CLR2がHレベルになることにより、PL
D(20)のクリア端子がHレベルになって、動作が開始さ
れる。また、CLR2がHレベルになることにより、カ
ウンタ(19)のクリア端子およびイネーブル端子がHレベ
ルになって、カウンタ(19)がカウント状態となり、直後
のFLDの立ち上がりのタイミング(t4 )に同期して
カウンタ(19)がカウント動作を開始し、その後のFLD
の立ち上がりのタイミングに同期してカウント値が1ず
つカウントアップする。
【0024】PLD(20)は、カウンタ(19)のカウント値
が“1”になった直後のFLDの立ち下がりのタイミン
グ(t5 )に同期して、予め決められたステップ数
“1”に対応するDRVをDA変換器を通してPZA駆
動回路(15)に出力する。なお、DRVは、カウンタ(19)
のカウント値が“4”になった直後のFLDの立ち下が
りのタイミング(t8 )まで、ステップ数“1”に対応
する値に保たれる。PZA制御回路(14)からステップ数
“1”に対応するDRVが出力されると、このDRVに
応じてPZA(13)が変位し、これによって撮像素子(12)
が第1ステップ位置に移動させられる。図4において、
PZAはDRVに応じてステップ応答するPZA(13)の
状態を示し、Hレベルは振動状態、Lレベルは定常状態
を表わしている。図4から明らかなように、PZA(13)
は、DRVが変化してから1/20秒以内に確実に定常
状態となる。
【0025】PLD(20)は、DRV出力後、2フレーム
目のFLDの立ち下がりのタイミング(t6 )に同期し
て、コンピュータ(17)へのFRMをHレベルにする。コ
ンピュータ(17)は、FRMの立ち上がりを検出し、フレ
ームメモリ(18)に画像取り込み指示を出す。フレームメ
モリ(18)は、コンピュータ(17)からの画像取り込み指示
を受けた直後のFLDの立ち上がりのタイミング(t7
)に同期して、1フレームの画像の取り込みを行う。
図4のMEMはフレームメモリ(18)の状態を示し、Hレ
ベルはフレーム取り込み中、Lレベルは待機中を表わし
ている。
【0026】PLD(20)は、FRMをHレベルにした後
のFLDの立ち下がりのタイミング(t8 )に同期し
て、ステップ数“2”に対応するDRVを出力する。そ
して、カウンタ(19)のカウント値が4から6まで変化す
るのに対応して、上記同様、撮像素子(12)の第2ステッ
プ位置への移動および画像の取り込みが行われる。
【0027】上記の時点t7 においてはフレームメモリ
(18)はフレーム取り込み中であるが、図4の撮像素子(1
2)の蓄積タイミングからわかるように、フレームメモリ
(18)がフィールド1を取り込み終えた時点で撮像素子(1
2)の蓄積は完了しているので、次の第2ステップにおい
て撮像素子(12)が微小変位しても画像が乱れることはな
い。
【0028】以後、同様に、カウンタ(20)のカウント値
が7から30まで変わるのに対応して、第3〜10ステ
ップ位置への撮像素子(12)の移動および各ステップ位置
における画像の取り込みが行われる。
【0029】PLD(20)は、第10ステップにおけるF
RMをHレベルにした後のFLDの立ち下がりのタイミ
ング(t9 )に同期して、STPをHレベルにする。そ
して、STPの立ち上がりに同期して、F/F(25)の出
力であるCLR2がLレベルになり、これにより、カウ
ンタ(19)のクリア端子およびイネーブル端子がLレベル
になって、カウント値が0にリセットされるとともに、
カウンタ(19)が非カウント状態となり、第10ステップ
位置における画像の取り込みが終わった時点で、一連の
動作が終了する。
【0030】このような動作は、ステージ(1) およびそ
の上の被測定物(6) が移動または回転させられるたびに
行われ、各ステップ位置において取り込まれた画像デー
タを用いて、前記のように撮像素子(12)の画素集合体上
の光切断線(8) の2次元位置が決定される。
【0031】上記の動作の初期において、コンピュータ
(17)からのSTRがHレベルになったときに、ノイズの
影響などによりPZA制御回路(14)がこれを受信できな
い場合がある。このような場合、コンピュータ(17)がそ
のまま次のステップに進んだのでは、PZA制御回路(1
4)のカウンタ(19)およびPLD(20)は動作を開始しない
ので、撮像素子(12)は移動せず、撮像素子(12)が静止し
たままの状態で、画像の取り込みが行われる。このた
め、精度の高い測定ができない。これに対し、上記の装
置では、コンピュータ(17)からのSTRがHレベルにな
ったときに、PZA制御回路(14)のF/F(25)がこれを
正常に受信してその出力であるCLR2が立ち上がった
ことを確認してからコンピュータ(17)が次のステップに
進み、CLR2が立ち上がっていなければ、STRを再
度Hレベルにするようになっているので、装置の信頼性
が向上し、精度の高い測定ができる。
【0032】撮像素子(12)のステップ移動については、
図5〜図9に示すような種々の方法が考えられる。図5
〜図9の横軸は時間あるいはステップ数、縦軸はPZA
(13)の駆動ステップ電圧および変位(のび)を表わして
いる。これらの図面において、PZA(13)の変位を実線
で表わし、駆動ステップ電圧については変位と一致して
いない部分のみを破線で表わしている。
【0033】まず、図5に示すように、PZA(13)の駆
動ステップ電圧が0Vの状態を初期状態とし、順次駆動
ステップ電圧を一定電圧(約1V)ずつ最大変位電圧
(たとえば10V)まで昇圧していく方法が考えられ
る。この場合、被測定物(6) のある状態における光切断
線(8) の2次元位置決定のための一連のPZA(13)の駆
動(撮像素子(12)の移動)が終わったときに、PZA(1
3)の駆動電圧が最大変位電圧から初期状態の0Vに戻る
が、このときに、PZA(13)に残留歪が発生し、駆動電
圧0Vに対する自然長に収束するまでに長い時間を要す
る。このため、通常の3次元形状測定のように、光切断
線(8) の2次元位置決定をたとえば1秒程度の短い間隔
をおいて行う場合には、最初のPZA(13)駆動時と2回
目以降のPZA(13)駆動時とで、同じ駆動ステップ電圧
に対する実際のPZA(13)の変位に差(オフセット)が
生じ、光切断線(8) の2次元位置決定を正確に行うこと
が困難になる。
【0034】図6に示すように、第1ステップで駆動ス
テップ電圧を最大変位電圧まで上げ、順次駆動ステップ
電圧を一定電圧ずつ降圧していき、最後のステップで0
Vではない一定の最小変位電圧である初期状態にする方
法が考えられる。この場合、図5の場合のようなPZA
(13)の変位のオフセットは生じない。しかし、変位の小
さい初期状態から最大変位まで一気に駆動するため、D
A変換器の最上位ビット立ち上がりでタイミングが狂
い、誤動作することがある。
【0035】図7に示すように、最大変位電圧を駆動ス
テップ電圧の初期状態とし、順次駆動ステップ電圧を一
定電圧ずつ最小変位電圧(たとえば0V)まで降圧して
いく方法が考えられる。この場合、初期状態において、
PZA(13)に最大変位を生じさせているため、PZA(1
3)に対して機械的に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0036】図8に示すように、最小変位電圧と最大変
位電圧の中間の一定の電圧(たとえば5V)を駆動ステ
ップ電圧の初期状態とし、第1ステップで駆動ステップ
電圧を最小変位電圧まで下げ、順次駆動ステップ電圧を
一定電圧ずつ最大変位電圧まで昇圧していく方法が考え
られる。また、図9に示すように、最小変位電圧と最大
変位電圧の中間の一定の電圧を駆動ステップ電圧の初期
状態とし、第1ステップで駆動ステップ電圧を最大変位
電圧まで上げ、順次駆動ステップ電圧を一定電圧ずつ最
小変位電圧まで降圧していく方法が考えられる。これら
の場合、上記の図5〜図7の場合のような問題は生じな
い。
【0037】PZA(13)のステップ移動の際の位置の制
御についても、種々の方法が考えられる。
【0038】PZA(13)の駆動電圧と変位の間に一定の
関係があり、しかも予め測定などによりこの関係が求め
られるような場合には、PZA(13)の変位すなわち撮像
素子(12)の位置に応じた駆動ステップ電圧をPZA制御
回路(14)からPZA駆動回路(15)に出力するいわゆるオ
ープンループ制御による方法が考えられる。このように
すれば、PZA(13)の変位を検出するセンサなどを必要
とせず、装置が安価で簡単なものになる。しかしなが
ら、装置ごとにPZA(13)の駆動ステップ電圧と変位の
関係を表わすデータが必要であり、これの準備に工数を
要する。
【0039】図10に示すように、変位センサ(21)を備
えたPZA(13)を用い、変位センサ(21)の出力を増幅器
(22)を介してPZA駆動回路(15)にフィードバックする
方法が考えられる。変位センサ(21)としては、たとえば
歪ゲージのブリッジ回路など適当なものが使用される。
このようにすれば、精度の高い位置制御が可能となり、
測定の高精度化が期待できる。また、上記のオープンル
ープ制御による場合のようなPZA(13)の駆動電圧と変
位の関係を表わすデータを準備する必要がない。しかし
ながら、厳密な制御回路が必要であり、装置が複雑化す
る。また、規定の時間内に所望の変位が得られるよう
に、PZA(13)に高い応答性が要求される。
【0040】図11に示すように、変位センサ(23)を備
えたPZA(13)、および変位センサ(23)の出力からPZ
A(13)の変位を検出してデータ処理装置(5) のコンピュ
ータ(17)に出力する変位検出回路(24)を設け、PZA制
御回路(14)からは順次一定の駆動ステップ電圧を出力し
てPZA(13)を変位させ、PZA(13)を変位させるたび
に、変位検出回路(24)の出力からそのときのPZA(13)
の変位すなわち撮像素子(12)の位置を求め、これを撮像
素子(12)の2次元位置決定のための位置のデータとする
方法が考えられる。このようにすれば、上記のオープン
ループ制御による方法やフィードバック制御による場合
のような問題が生じることがなく、装置が簡単になる。
【0041】
【発明の効果】この発明の3次元形状測定装置によれ
ば、上述のように、光切断線の像位置算出のばらつきが
小さく、大幅な精度向上が可能であり、しかも2次元撮
像素子の移動および画像データの取り込みのための同期
信号源などを別に設ける必要がなく、制御回路が比較的
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す3次元形状測定装置の
概略構成図である。
【図2】3次元形状測定装置の主要部のブロック図であ
る。
【図3】PZA制御回路のブロック図である。
【図4】図2の各部の信号を示すタイムチャートであ
る。
【図5】時間とPZAの駆動ステップ電圧および変位と
の関係の1例を示すグラフである。
【図6】時間とPZAの駆動ステップ電圧および変位と
の関係の他の1例を示すグラフである。
【図7】時間とPZAの駆動ステップ電圧および変位と
の関係のさらに他の1例を示すグラフである。
【図8】時間とPZAの駆動ステップ電圧および変位と
の関係のさらに他の1例を示すグラフである。
【図9】時間とPZAの駆動ステップ電圧および変位と
の関係のさらに他の1例を示すグラフである。
【図10】3次元形状測定装置の主要部の他の1例を示
すブロック図である。
【図11】3次元形状測定装置の主要部のさらに他の1
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
(1) 被測定物ステージ (2) スリット光源 (3) テレビカメラ(2次元撮像手段) (4) 微小移動制御装置 (5) データ処理装置 (6) 被測定物 (7) スリット光 (8) 光切断線 (12) CCD撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/64 325 H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交2軸方向の複数の画素よりなる画素集
    合体を有する2次元撮像素子を用いて、光切断法により
    3次元形状測定を行う3次元形状測定装置において、 2次元撮像素子を所定の微小量ずつ移動させ、複数の各
    位置において、被測定物の表面の光切断線を撮像し、得
    られた画像データにおける各画素に関する光強度のデー
    タと、2次元撮像素子の位置のデータとに基づいて、光
    切断線の重心位置を算出するようになされ、2次元撮像
    素子を含む2次元撮像手段からの垂直同期信号に基づい
    て、2次元撮像素子の移動および画像データの取り込み
    を制御するようになされていることを特徴とする3次元
    形状測定装置。
JP5176507A 1993-04-26 1993-07-16 3次元形状測定装置 Withdrawn JPH0783629A (ja)

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