JPH0783591A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH0783591A
JPH0783591A JP22907493A JP22907493A JPH0783591A JP H0783591 A JPH0783591 A JP H0783591A JP 22907493 A JP22907493 A JP 22907493A JP 22907493 A JP22907493 A JP 22907493A JP H0783591 A JPH0783591 A JP H0783591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fins
fin
heat exchanger
tube
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP22907493A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sanada
良一 真田
Ken Yamamoto
山本  憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP22907493A priority Critical patent/JPH0783591A/ja
Publication of JPH0783591A publication Critical patent/JPH0783591A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網目状のフィンを使用して、性能の向上を図
った熱交換器の提供。 【構成】 チューブ2間に介在されるフィン3は、網目
状のフィン材を波形状に成形したもので、成形された波
形の山3bと谷3cの各稜線が、フィン3の長手方向に
対して傾きを持つように形成されている。具体的には、
フィン3をチューブ2間に介在させた状態で、波形の山
3bおよび谷3cの各稜線が、コアに送風される空気の
流入方向に対して45度の傾きを持つように設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、網目状のフィンを用い
た熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コルゲートフィンを用いた熱
交換器では、図10に示すように、コルゲートフィン1
00に設けられたルーバ110の切れ長さLを長くした
り、ルーバピッチPを細かくすることにより、ルーバ1
10の先端効果を高めて、性能向上を実現している。し
かし、ルーバ110の切れ長さLを長くしたり、ルーバ
ピッチPを細かくすることには限界がある。このため、
特開昭62−186193号公報では、網目状に設けら
れたフィン材を波形状に成形した金網フィンが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示された金網フィンは、図11に示すように、チュー
ブ120の幅方向(コアの前後方向)に山部と谷部とが
交互に繰り返されるように屈曲されているため、空気の
流入方向(図11に矢印で示す方向)に対して金網フィ
ン130の網面が直交することになる。この結果、通風
抵抗が高くなって、空気の流れが悪くなることから、金
網フィン130の性能を発揮することができない。本発
明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的
は、網目状のフィンを使用して、性能の向上を図った熱
交換器の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、内部を被熱交換流体が流れるチューブ
と、このチューブ内を流れる前記被熱交換流体と前記チ
ューブの外側を通過する空気との熱交換を促進するフィ
ンとを備えた熱交換器において、前記フィンは、網目状
に設けられたフィン材を山と谷とが交互に繰り返される
波形状に形成して、前記山および前記谷を前記チューブ
の外壁面に接触させた状態で、前記山と前記谷とを繋ぐ
波形面が、空気の流入方向に対して所定角度の傾きを持
つように設置されたことを技術的手段とする。
【0005】
【作用】本発明の熱交換器に使用されるフィンは、山と
谷とを繋ぐ波形面が空気の流入方向に対して所定角度の
傾きを持つように設置されている。従って、熱交換器に
送風された空気は、フィンの波形面に所定角度の傾きを
持って当たる。このため、本発明の熱交換器では、空気
がフィンの波形面に沿って流れながら、波形面の網目を
縫うように流れることになり、空気の攪乱効果を得るこ
とができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の熱交換器の一実施例を図1な
いし図6を基に説明する。図1はチューブ間に介在され
たフィンの斜視図である。本実施例の熱交換器1は、図
2に示すように、チューブ2とフィン3とを交互に積層
して成るコア、このコアの両側で各チューブ2に接続さ
れた一対のヘッダ4、5、一方のヘッダ4に取り付けら
れた入口パイプ6、および他方のヘッダ5に取り付けら
れた出口パイプ7等より構成され、一体ろう付けによっ
て製造されている。チューブ2は、アルミニウムの押出
成形品で、内部に複数の流体通路2aが形成されて、こ
の流体通路2aを被熱交換流体が流れる。
【0007】フィン3は、チューブ2内を流れる被熱交
換流体とチューブ2の外側を流れる空気との熱交換を促
進するもので、網目状に設けられたアルミニウムのフィ
ン材3aを、図3に示すように、ローラ8により波形状
に成形して得られる。ここで、フィン3は、図4に示す
ように、ローラ8に対してフィン材3aを斜めに挿入す
ることで、成形された波形の山3bおよび谷3cの各稜
線が、フィン3の長手方向(チューブ2の長手方向)に
対して傾きを持つように形成されている。具体的には、
コア組みされた状態で、波形の山3bおよび谷3cの各
稜線が、コアに送風される空気の流入方向(図5に矢印
で示す)に対して45度の傾きを持つように設定されて
いる(図5参照)。つまり、山3bと谷3cとを繋ぐ波
形面3dが空気の流入方向に対して45度の傾きを持つ
ことになる。なお、フィン材3aの網目形状は、図6に
示すように、菱形を成し、その対角線長さが、a=0.
7mm、b=1.3mmに設けられている。
【0008】ヘッダ4、5は、断面円形の筒体で、その
両端開口部にはキャップ4a、5aが被せられる。ま
た、ヘッダ4、5の内部は、それぞれ仕切壁(図示しな
い)によって上下方向に適宜区画されている。従って、
入口パイプ6より一方のヘッダ4に流入した被熱交換流
体は、一方のヘッダ4と他方のヘッダ5との間を迂回し
ながら流れた後、他方のヘッダ5に取り付けられた出口
パイプ7より流出する。
【0009】次に、本実施例の作動を説明する。コアの
各チューブ2を流れる被熱交換流体は、フィン3を介し
てコアに送風される空気と熱交換される。ここで、フィ
ン3は、波形面3dがコアに送風される空気の流入方向
に対して45度の傾きを持つことから、コアに送風され
た空気は、波形面3dに沿ってフィンピッチ間(波形面
3dと波形面3dとの間の空間)を流れながら、波形面
3dの網目を通ってフィン3を通過することになる。こ
の結果、送風空気がフィン3の網目を通過することで大
きな先端効果が得られるため、熱交換効率が向上して、
熱交換器1の性能向上を実現することができる。
【0010】〔変形例〕上記の実施例では、フィン3の
波形面3dが空気の流入方向に対して45度の傾きを持
つように説明したが、この空気の流入方向に対する波形
面3dの傾きは、フィン3を空気が通過する時の通風抵
抗が大きく成り過ぎない角度(例えば60度・図7参
照)より小さく、送風空気がフィン3の網目を通過する
ことなくフィンピッチ間を通り抜けてしまう角度(例え
ば30度・図8参照)より大きい範囲で設定することが
良い。
【0011】また、フィン3の波形面3dに傾きを持た
せるために、ローラ8にフィン材3aを斜めに挿入する
例を示したが、図9に示すように、ローラ8に角度を持
たせることで、本実施例と同様のフィン3を成形するこ
とも可能である。なお、本実施例のようにローラ8によ
ってフィン3を波形状に成形する方法以外に、プレス加
工によって成形しても良い。
【0012】フィン材3aは、予めろう材がクラッドさ
れたものを使用しても良い。チューブ2は、押出成形品
としたが、アルミニウム板を偏平な環状に折り曲げて、
両端部を溶接により接合して形成しても良い。または、
内面に多数のリブを有する一対のプレートを、向かい合
わせに接合して形成しても良い。
【発明の効果】本発明の熱交換器は、フィンの波形面が
空気の流入方向に対して所定の傾きを持つことから、通
風抵抗が大きく成り過ぎることはなく、送風空気が効果
的にフィンの網目を通過することができる。このため、
フィンの性能を有効に発揮して先端効果を高めることが
できることから、熱交換効率が向上し、熱交換器の性能
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブ間に介在されたフィンの斜視図であ
る。
【図2】本実施例に係る熱交換器の正面図である。
【図3】ローラによってフィンを成形する時の成形過程
を示す図である。
【図4】ローラにフィン材を挿入する時の挿入方向を示
す平面図である。
【図5】フィンの波形面の傾きを示す平面図である。
【図6】フィン材の網目形状を示す平面図である。
【図7】フィンの波形面の傾きを示す平面図である(変
形例)。
【図8】フィンの波形面の傾きを示す平面図である(変
形例)。
【図9】ローラにフィン材を挿入する時の挿入方向を示
す平面図である(変形例)。
【図10】コルゲートフィンの斜視図である。
【図11】従来の金網フィンを使用した熱交換器の送風
方向を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 チューブ 3 フィン 3a フィン材 3d 波形面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を被熱交換流体が流れるチューブと、 このチューブ内を流れる前記被熱交換流体と前記チュー
    ブの外側を通過する空気との熱交換を促進するフィンと
    を備えた熱交換器において、 前記フィンは、網目状に設けられたフィン材を山と谷と
    が交互に繰り返される波形状に形成して、前記山および
    前記谷を前記チューブの外壁面に接触させた状態で、前
    記山と前記谷とを繋ぐ波形面が、空気の流入方向に対し
    て所定角度の傾きを持つように設置されたことを特徴と
    する熱交換器。
JP22907493A 1993-09-14 1993-09-14 熱交換器 Pending JPH0783591A (ja)

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JP22907493A JPH0783591A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 熱交換器

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JP22907493A JPH0783591A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 熱交換器

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JPH0783591A true JPH0783591A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16886337

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010503818A (ja) * 2006-09-19 2010-02-04 ヴァレオ システム テルミク 熱交換器、およびこの熱交換器における熱交換用部材の製造方法
CN103245247A (zh) * 2013-05-24 2013-08-14 南京北大工道软件技术有限公司 一种后掠型波纹翅片
WO2019012619A1 (ja) * 2017-07-12 2019-01-17 三菱電機株式会社 熱源ユニット

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