JPH07832Y2 - 穀粒乾燥機用の熱風生成装置 - Google Patents

穀粒乾燥機用の熱風生成装置

Info

Publication number
JPH07832Y2
JPH07832Y2 JP1986050373U JP5037386U JPH07832Y2 JP H07832 Y2 JPH07832 Y2 JP H07832Y2 JP 1986050373 U JP1986050373 U JP 1986050373U JP 5037386 U JP5037386 U JP 5037386U JP H07832 Y2 JPH07832 Y2 JP H07832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace body
grain dryer
connection port
hot air
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986050373U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62162551U (ja
Inventor
惣一 山本
政利 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1986050373U priority Critical patent/JPH07832Y2/ja
Publication of JPS62162551U publication Critical patent/JPS62162551U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07832Y2 publication Critical patent/JPH07832Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、穀粒乾燥機に供給する穀粒乾燥用の熱風を生
成するための、灯油バーナーと円筒状の火炉とを組合わ
せた熱風生成装置についての改良に関する。
[従来の技術] 第1図に示している如く、穀粒乾燥機Aの機体1の外面
に、機体1内腔の導風路と連通口11を介して連通する機
筐状の外筐4に装設し、その外筐4内に第2図および第
3図に示している如く、ガンタイプの灯油バーナー2と
円筒状に形成された炉体3とを組合わせて配設すること
で構成する形態の穀粒乾燥機Aの熱風生成装置Bがあ
る。
この形態の熱風生成装置Bは、燃料の燃焼量を大きくし
ても安定した燃焼状態が得られることから開発されたも
ので、穀粒乾燥機Aの機体1の前面に、その機体1内の
導風路と連通口11を介して連通する機筐状の外筐4を装
設し、その外筐4内に、円筒状に形成して軸方向の一端
側を小径の接続口31を具備する鏡板30で閉塞し軸方向の
他端側に吐出口32を開設した炉体3を、それの軸線方向
が横方向となる姿勢として配設し、その炉体3の鏡板30
に設けた小径の接続口31にガンタイプの灯油バーナー2
の吐出筒20の先端部を、その炉体3の軸線方向に沿わせ
て接続することで構成され、灯油バーナー2の吐出筒20
から噴出する燃焼ガスの炎を炉体3の内部に吹き込み、
この炉体3内において完全に燃焼させて、炉体3の軸方
向の他端側に開放せしめた吐出口32から熱風として外筐
4内に吐出させ、連通口11を介し穀粒乾燥機Aの機体1
内に乾燥風として送給するようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] この形態の熱風生成装置は、第2図にあるように、炉体
3の内腔の先端側(吐出口32側)に寄せた部位に、環状
の邪魔板33を設けて、吐出口32をその邪魔板33の中心穴
部33aとなるように小径に絞り、さらに、その邪魔板33
の中心穴部33aの手前の位置にその中心穴部33aに対応す
る径の盲板よりなる円板状の邪魔板34を配設するようよ
するか、または、第3図にあるように、円筒状の炉体3
の先端部3aを、先端に向かい次第に縮径するコーン状に
形成して、灯油バーナー2の吐出筒20から該炉体3内に
吹込まれる燃焼ガスの該炉体3内における燃焼時間が長
くなるようにしても、燃料の燃焼量を多くしたときに燃
焼ガスが炉体3内で燃え切れずに炉体3先端の吐出口32
から炎を吹き出すようになる場合があって、完全燃焼し
た熱風として取出すことがむずかしく、乾燥処理した穀
粒に生ガスの臭を添加させるようになる問題がある。
本考案は、従前手段に生じているこの問題を解消せしめ
るためになされたものであって、灯油バーナーと円筒状
の火炉を組合わせて燃焼量を大きくし得るようにした形
態の穀粒乾燥機用の熱風生成装置において、それの灯油
バーナーから炉体内に吹込む燃焼ガスがその炉体内で完
全に燃焼して、穀粒乾燥機で乾燥処理した穀粒に、生ガ
スの臭を付着させることがないようにする新たな手段を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] しかして、本考案は上述の目的を達成するために種々の
実験と研究を重ねて得られた知見に基づいて完成したも
のである。即ち、前述した種々の問題を解消すべく検討
を重ねたところ、上述の形態の熱風生成装置において、
灯油バーナー2の吐出筒20から炉体3内に吹き込まれる
燃焼ガスが炉体3内で燃え切れずに、炉体3の先端側の
吐出口32から炎を吹出すようになる現象が、灯油バーナ
ー2から炉体3内に吹込まれる燃焼ガスの偏りによる同
じ原因で生じていることが判り、その燃焼ガスの偏りが
燃焼時の熱で上昇勝手になることで炉体3内腔の天井側
に寄るようになることから、炉体3の基端側の鏡板30に
接続口31を装設する際に、その接続口31を鏡板30の中心
位置から下方に偏らせた位置の装設し、その接続口31に
灯油バーナー2の吐出筒20を接続したところ、炉体3内
に吹込まれる燃焼ガスが燃え切れずに炎を炉体3の吐出
口32から吹出すようになる現象が解消されるようになる
結果が得られ、そして、この鏡板30に設ける接続口31の
下方への偏位は、鏡板30の中心位置から、炉体3の直径
Dの15%乃至25%程度の範囲に設定することが、最も効
果的であるという結果を得たことによるものである。
それ故に、本考案においては、上述の目的を達成するた
めの手段として、穀粒乾燥機の機体の前面に、その機体
内の導風路と連通口を介して連通する機筐状の外筐を装
設し、その外筐内に、円筒状に形成して軸方向の一端側
を小径の接続口を具備する鏡板で閉塞し軸方向の他端側
に吐出口を開設した炉体を、それの軸線方向が横方向と
なる姿勢として配設し、その炉体の鏡板に設けた小径の
接続口にガンタイプの灯油バーナーの吐出筒の先端部
を、その炉体の軸線方向に沿わせて接続せしめた穀粒乾
燥機用の熱風生成装置において、前記炉体の基端側を塞
ぐ鏡板に装設する接続口は、炉体の軸芯線に対し該炉体
の直径の略15%〜25%程度下方に偏位せしめた部位に装
設し、その接続口に前記灯油バーナーの吐出筒の先端部
を接続せしめたことを特徴とする穀粒乾燥機用の熱生成
装置を提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符号は従前
手段のものと同効の構成部材については同一の符号を用
いるものとする。
第4図は本考案を実施せる熱風生成装置Bの一部破断し
た側面図で、同図において、10は穀粒乾燥機Aの機体1
の前面側の機壁、4はその機壁10の外面に取付けた熱風
生成装置Bの外筐、11はその外筐4の内腔と機体1の内
腔の導風路とを連通させるよう機壁10に開設した連通
口、2はガンタイプの灯油バーナー、20はその灯油バー
ナー2の吐出筒、3は円筒状に形成した炉体、30はその
炉体3の基端側を塞ぐ鏡板、31はその鏡板30に装設した
接続口、32は炉体3の先端側に装設した吐出口、33はお
よび34は炉体3の内腔の先端側に寄せた部位に装設する
邪魔板を示し、これらは従前手段のものと変わりない。
しかして、前記炉体3の鏡板30に装設せる接続口31は、
第5図に示している如く、炉体3の軸芯線の位置となる
鏡板30の中心位置0に対し、炉体3の直径Dの略15%〜
25%程度の範囲で下方に偏位させた個所に装設してあ
る。そして、灯油バーナー2の吐出筒20の先端は、この
接続口31に装設せる接続筒31aに取付フランジ20aを接合
して閉じ合わせることで接続せしめてある。
次に第6図は別の実施例を示す。この実施例は、炉体3
がそれの先端部3aを先端側に向けて次第に縮径するコー
ン状に形成して、内部の邪魔板33・34を省略した点が前
記第5図の実施例と相異するだけで、他の構成について
は変わりなく、同じ構成部材については同じ符号を付し
て詳しい説明は省略する。
[作用] このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
灯油バーナー2の吐出筒20の先端から吐出される燃焼ガ
スは、円筒状に形成した炉体3の基端側を塞ぐ鏡板30に
設けた接続口31から、その円筒状の炉体3の内腔に吹き
込まれて燃焼し、その円筒状の炉体3の先端側の吐出口
32から吐出するようになるが、円筒状の炉体3の基端側
の鏡板30に設けた接続口31が、炉体3の直径Dの略15%
〜25%程度の範囲で、鏡板30の中心Oから下方に偏位さ
せて設けてあることから、この接続口31から円筒状の炉
体3内に吹き込まれるときに、炉体3の軸芯線に対し前
記15%〜25%程度下方に偏る位置に吹き込まれることに
なる。
そして、この位置において燃焼し、その燃焼による熱
で、上昇勝手となって円筒状の炉体3の先端側の吐出口
32に向けて吹き流れるようになることで、円筒状の炉体
3内の略軸芯部位を先端側の吐出口32に向け流れていく
ようになる。
そして、これにより、円筒状の炉体3内における燃焼ガ
スの燃焼作動が、その円筒状の炉体3内の軸芯部位にお
いて炎の四周が略均等に加熱される状態となって行なわ
れて、完全燃焼するようになり、円筒状の炉体3の先端
側の吐出口32から、炎が吹き出るような不完全燃焼の状
態が解消され、同時に、円筒状の炉体3の周壁が局所的
に高温に加熱されるような問題もなくなってくる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による穀粒乾燥機用の熱風
生成装置は、穀粒乾燥機Aの機体1の前面に、その機体
1内の導風路と連通口11を介して連通する機筐状の外筐
4を装設し、その外筐4内に、円筒状に形成して軸方向
の一端側を小径の接続口31を具備する鏡板30で閉塞し軸
方向の他端側に吐出口32を開設した炉体3を、それの軸
線方向が横方向となる姿勢として配設し、その炉体3の
鏡板30に設けた小径の接続口31にガンタイプの灯油バー
ナー2の吐出筒20の先端部を、その炉体3の軸線方向に
沿わせて接続せしめた穀粒乾燥機用の熱風生成装置Bに
おいて、前記炉体3の基端側を塞ぐ鏡板30に装設する接
続口31は、炉体3の軸芯線に対し該炉体3の直径Dの略
15%〜25%程度下方に偏位せしめた部位に装設し、その
接続口31に前記灯油バーナー2の吐出筒20の先端部を接
続せしめて構成してあることから、灯油バーナー2の吐
出筒20から円筒状の炉体3の軸方向の一端側の小径の接
続口31を介しその炉体3の内腔に吹き込まれて、その炉
体3の軸方向の他端側に開放した吐出口32から吐出する
よう該炉体3内を流過して、その間に燃焼するようにな
る燃焼ガスが、円筒状の炉体3内の軸芯部位よりも、15
%〜25%程度下方に偏る位置に吹き込まれて、燃焼によ
る熱によって上昇勝手となって炉体3の先端側の吐出口
32に向け吹き流れることにより、この燃焼ガスが円筒状
の炉体3の軸芯部位に位置して、その軸芯部位を炉体3
の先端側の吐出口32に向け吹き流れながら燃焼作動を行
なうようになるので、それの燃焼作動が炎の四周を略均
等に加熱して行なわれ、完全燃焼の状態に燃えつきて、
先端側の吐出口32から吐出されるようになって、吐出口
32から炎を吹き出す不完全な燃焼状態が解消でき、従っ
て、不完全燃焼により、穀粒乾燥機で乾燥処理する穀粒
に、生ガスの悪臭を付与する問題が効果的に解決できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は穀粒乾燥機に組付けた状態の熱風生成装置の概
要図、第2図および第3図は同上熱風生成装置の一部破
断した側面図、第4図は本考案を実施せる熱風生成装置
の一部破断した側面図、第5図は同上の説明図、第6図
は別の実施例の一部破断した側面図である。 図面符号の説明 A……穀粒乾燥機、B……熱風生成装置 D……直径、O……中心位置 1……機体、10……機壁 11……連通口、2……灯油バーナー 20……吐出筒、20a……取付フランジ 3……炉体、3a……先端部 30……鏡板、31……接続口 31a……接続筒、32……吐出口 33・34……邪魔板、4……外筐

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀粒乾燥機Aの機体1の前面に、その機体
    1内の導風路と連通口11を介して連通する機筐状の外筐
    4を装設し、その外筐4内に、円筒状に形成して軸方向
    の一端側を小径の接続口31を具備する鏡板30で閉塞し軸
    方向の他端側に吐出口32を開設した炉体3を、それの軸
    線方向が横方向となる姿勢として配設し、その炉体3の
    鏡板30に設けた小径の接続口31にガンタイプの灯油バー
    ナー2の吐出筒20の先端部を、その炉体3の軸線方向に
    沿わせて接続せしめた穀粒乾燥機用の熱風生成装置Bに
    おいて、前記炉体3の基端側を塞ぐ鏡板30に装設する接
    続口31は、炉体3の軸芯線に対し該炉体3の直径Dの略
    15%〜25%程度下方に偏位せしめた部位に装設し、その
    接続口31に前記灯油バーナー2の吐出筒20の先端部を接
    続せしめたことを特徴とする穀粒乾燥機用の熱風生成装
    置。
JP1986050373U 1986-04-03 1986-04-03 穀粒乾燥機用の熱風生成装置 Expired - Lifetime JPH07832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050373U JPH07832Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03 穀粒乾燥機用の熱風生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050373U JPH07832Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03 穀粒乾燥機用の熱風生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162551U JPS62162551U (ja) 1987-10-15
JPH07832Y2 true JPH07832Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=30873678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986050373U Expired - Lifetime JPH07832Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03 穀粒乾燥機用の熱風生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07832Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945150U (ja) * 1972-07-24 1974-04-20
JPS513578U (ja) * 1974-06-27 1976-01-12
JPS606959U (ja) * 1983-06-24 1985-01-18 サンデン株式会社 燃焼室構造
JPS6158512U (ja) * 1984-09-19 1986-04-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62162551U (ja) 1987-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2518364A (en) Direct fired air heater
US4231735A (en) Radiant heater
JPH07832Y2 (ja) 穀粒乾燥機用の熱風生成装置
US2119952A (en) Oil burner
US9234659B2 (en) Perforated flame tube for liquid fuel burner
US3124193A (en) Oil burner assembly
KR200394941Y1 (ko) 열풍기용 버너
JPS6346311A (ja) ガンタイプバ−ナの短炎化方法およびその装置
US4280806A (en) Prevaporizing oil burner and method
US4097227A (en) Air moving device with oil fired heating apparatus
US3352345A (en) Combustion device construction
US3364967A (en) Forced draft burner
JPS6314177Y2 (ja)
JPH0120506Y2 (ja)
JPH0225116Y2 (ja)
JPS6238094Y2 (ja)
JPS6023642Y2 (ja) 熱風発生装置
JPH0810731Y2 (ja) 穀粒乾燥機の熱風生成装置用の火炉
JPS61223417A (ja) 加熱用燃焼装置
JPS6034894Y2 (ja) 多孔オイルバ−ナ
JPS6030579Y2 (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS5827229Y2 (ja) 燃焼装置
JPS6030574Y2 (ja) 石油燃焼バ−ナ
JPH06331274A (ja) エアヒートバーナの補助燃焼筒
JP3100362B2 (ja) 噴霧燃焼式バーナ